JPH01199657A

JPH01199657A - 廃棄物の破砕装置

Info

Publication number: JPH01199657A
Application number: JP2491188A
Authority: JP
Inventors: Yoitsu Obara; 小原　洋逸
Original assignee: MEDICAL INSTR JAPAN KK
Current assignee: MEDICAL INSTR JAPAN KK
Priority date: 1988-02-04
Filing date: 1988-02-04
Publication date: 1989-08-11

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は病院などの医療関連施設、医薬品工業関連施設
、微生物工業関連施設等において発生する多種多様な廃
棄物による環境汚染を未然に防止し、廃棄物による感染
を防止するために、洗浄しながら殺菌を行って無害な細
粒状体とし、処理バックに秤量・充填するようにした廃
棄物の破砕装置に関する。

［従来の技術］病院などの医療施設や臨床検査施設などから発生する廃
棄物は、医療施設、臨床検査施設の機能の多様化と近代
化に対応して、多種多様な廃棄物か発生し廃棄物の量も
年々増加している。また、医療施設や臨床検査施設で使
用される注射器、注射針、検体容器などは使い捨てタイ
プの用具が増え、廃棄物の性状もプラスチック、ガラス
類の割合が次第に増加している。しかし現状では、この
ような廃棄物の自己処理装置の開発は容易でなく、未だ
性能のよい装置は現われていない。

［発明が解決しようとする課題］しかしながら、上記医療関連施設等から発生する廃棄物
には注射器、注射針、ゴム類、点滴容器、プラスチック
容器、メス・刃物類、硬質の汚染物、硝子管、陶磁器、
ギフス用石・ａ等か含まれており、さらにこれらには血
液、病原菌、ウィルス、薬品類等が付着しており、感染
（エイズ、肝炎等）を防止する為にも、これらを安全に
処理する設備の開発か待たれている。

［課題を解決するための手段］そこで、本発明者は上記の問題点に鑑み鋭意研究を重ね
た結果、本発明に到達した。

即ち本発明によれば、廃棄物を第一ホッパーに投入する
廃棄物投入口と、投入された廃棄物を水洗浄および殺菌
・消毒しつつ破砕する破砕手段と、破砕した細粒状廃棄
物を移送し第二ホッパーに投入する移送手段と、第二ホ
ッパーに投入された細粒状廃棄物を処理バックに充填す
る充填手段とからなることを特徴とする廃棄物の破砕装
置、が提供される。

また、破砕手段は、廃棄物を水洗浄しつつ粗破砕を行な
う粗破砕手段と、粗破砕した廃棄物を殺菌液により殺菌
・消毒しつつ更に細かく破砕する精密破砕手段とから構
成されることが好ましい。

本発明は上記の構成を有するのて、多種・多様な医療関
連施設等の廃棄物を、コンパクトな設備で、速やかに且
つ安全に破砕し、包装処理できるという優れた性能を有
している。

［作用］廃棄物を第一ホッパーから破砕部に投入すると、破砕手
段により廃棄物か破砕されるか、その除水が導入される
とともに、殺菌液が導入されて廃棄物の洗浄、殺菌、消
毒が行なわれる。

次いて、破砕された廃棄物はベルトコンベア等の移送手
段により第二ホッパーまで移送され、処理パックに充填
され、廃棄される。

［実施例］以下、本発明を図示の一実施例に基いて更に詳しく説明
するが、本発明がこれら実施例に限定されないことは明
らかであろう。

第１図は本発明に係る廃棄物の破砕装置の一実施例を示
す横断面図、第２図は第１図に示す破砕装置の縦断面図
、第３図は第１図に示す破砕装置の斜視図、第４図は本
発明の廃棄物の破砕装置に使用する処理パックの斜視図
て、（ａ）は未使用の処理パウダ、（ｂ）は廃棄物を充
填した処理パックを示す。

医療関連施設等から出た廃棄物は廃棄物処理装置用の丈
夫なビニール袋に入れ、封印して回収し、廃棄物投入口
１に投入する。廃棄物投入口ｌに投入された廃棄物はエ
レベータ−２に載り、Ａ点からＢ点に上昇し第一ホッパ
ー３に投入される。

第一ホッパー３に投入された廃棄物が粗破砕部４に入る
と同時に第一ホッパー３の下方に設けられた水噴射ノズ
ル５から水か噴射される。この噴射水によって廃棄物に
付着した血液、注射液、薬品類などのよごれは洗浄され
、蛋白質は分解される。粗破砕部４において、廃棄物は
上記のように洗浄されながら電動機６によって駆動され
る粗破砕機７によって粗破砕される。破砕・洗浄された
廃棄物は水分離シュート８に移動し、水は水受ホッパー
９に落下し、廃棄物は更に精密破砕部ｉ。

に移動する。精密破砕部ｌＯにおいて、廃棄物は精密破
砕部１０の上方に設けられた殺菌液噴射ノズル１１から
吹き出す殺菌液によって殺菌されながら電動Ｉａ、（図
示せず）により駆動される破砕機１３によって更に細か
く破砕されて顆粒状になり、水受用のコンベアカバー１
４を設けたベルトコンベア１５上に落下する。ベルトコ
ンベア１５上の顆粒状廃棄物は、ベルトコンベア１５に
よって０点からＤ点に運ばれ第二ホッパー１６に投入さ
れる。なお、上記ベルトコンベア１５による廃棄物の移
動の間に、廃棄物に付着した殺菌液は廃液タンク１７に
落下し水分が除かれる。

第二ホッパー１６に入った顆粒状廃棄物は更に充填部１
８に入り、計量機１９の上に載置された処理パック２０
に充填される。処理バック２０内の顆粒状廃棄物が一定
量に達すると、計量機１９に連動したバックチェンジラ
ンプ２１が点灯する。処理バック交換口２３を開け、処
理パック２０を外に出し、続いて新しい処理パック２０
を装入し、処理バック交換口２３を閉め、処理バックセ
ットランプ２４の点灯を確認し、次いでダンパー２２を
開いて運転を再開する。なお：処理パツク２０の交換時
、新しい処理パックを装填するまての間、装置は稼働し
ないようにセットしておく。

上記の廃棄物の破砕装置において使用する殺菌液は、図
示しない殺菌液ポンプによって殺菌液噴射ノズル１１か
ら噴射される。殺菌液タンク２５内の貯液量は外部から
確認できるので、随時補充する。なおここで使用する殺
菌液は、例えば非塩素系のステリハイド（２％クルチル
アルデヒド液）のような金属を腐食しないものを使用す
る。

また、廃液タンク１７内には濾過層を設けて廃棄液を濾
過することが好ましい。また、廃液タンク１７の貯蔵量
は廃棄液タンク点検口２７を開いてチエツクし、一定量
を超えた時には外部に排出する。

上記の実施例では、薬液の噴射から薬液の補給に至るラ
イン、顆粒状廃棄物の充填操作、廃液の抜き出しライン
等は総てマニュアル方式としたか、必要に応じて、セン
サーや調節弁等を使用して自動化することもできる。

なお、本実施例で使用するクラッシャーとしては１例え
ば、２個の水平円筒型ロールが平行に、ある間隙をおい
て設置され、互いに反対方向に回転し、その間に砕料を
咬み込んで強力な圧力によって粉砕作用を行うダブルロ
ールクラッシャーか使用できる。

また、本実施例で使用する処理パックの一例を第４図に
示す。第４図（ａ）は未使用の処理パックの概要図であ
る。新しい処理パックの使用時には、まずＭ２Ｓを外し
、処理パック２０を計量機１９の上に載置する。また、
顆粒状廃棄物の充填を終った処理パック２０は、蓋２８
を取り付け、第４図（ｂ）のように折り畳み、要部をテ
ープて密封して搬出する。

さらに、本実施例では、破砕工程を粗破砕〜精密破砕と
２工程にしたか、廃棄物の種類および処理量により破砕
工程を１工程とすることもてきる。

また、上記の実施例においては、医療関連施設の廃棄物
の処理を主体として記載したか、微生物関連、医薬品関
連、生物化学関連等の各施設の廃棄物の破砕処理にも利
用することがてきる。

［発明の効果］以上説明したように、本発明の廃棄物の破砕装置によれ
ば、処理を行う廃棄物の投入から洗浄・殺菌しなからの
破砕、破砕廃棄物の移送、処理パックへの充填という各
工程をコンパクトな装置にまとめたので、その取り扱い
は、ワンタッチで、速やかに、簡単に操作できるという
利点を有する。また、廃棄物は殺菌液で殺菌処理するの
で病原菌による感染の予防になり、衛生的に安全に処理
でき、しかも廃棄物に一切手を触れることなく破砕処理
できるのて、特に注射液、注射針、検体容器等による感
染を防止することがてきる。

また、破砕手段を、廃棄物を水洗浄しつつ粗破砕を行な
う粗破砕手段と、粗破砕した廃棄物を殺菌液により殺菌
・消毒しつつ更に細かく破砕する精密破砕手段との２段
から構成すると、プラスチック及びガラス等各種の医療
廃棄物に対しても充分に細かく破砕できる。

又、処理パックに自動的に充填することにより、−切手
を触れず衛生的に処理出来る。さらに処理パックに密封
することにより、完全殺菌かなされるという効果を有す
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る廃棄物の破砕装置の一実施例を示
す横断面図、第２図は第１図に示す破砕装置の縦断面図
、第３図は第１図に示す破砕装置の斜視図、第４図は本
発明の廃棄物の破砕装置に使用する処理パックの斜視図
て、（ａ）は未使用の処理パック、（ｂ）は廃棄物を充
填した処理パックを示す。ｌ・・・廃棄物投入口、２・・・エレベータ−１３・・
・ホッパー、４・・・粗破砕部、５・・・水噴射ノズル
、６・・・電動機、７・・・粗破砕機、８・・・水分離
シュート、９・・・水受ホッパー、１０・・・破砕部、
１１・・・殺菌液噴射ノズル、１３・・・破砕機、１４
・・・コンベアカバー、１５・・・ベルトコンベアー、
１６・・・ホッパー、１７・・・廃液タンク、１８・・
・充填部、１９・・・計量機、２０・・・処理パック、
２１・・・バックチェンジランブ、２２・・・タンバー
、２３・・・処理パック交換口、２４・・・処理パック
セットランプ、２５・・・殺菌液タンク、２７・・・廃
液タンク点検口、２８・・・処理パックの蓋。

Claims

【特許請求の範囲】１、廃棄物を第一ホッパーに投入する廃棄物投入口と、
投入された廃棄物を水洗浄および殺菌・消毒しつつ破砕
する破砕手段と、破砕した細粒状廃棄物を移送し第二ホ
ッパーに投入する移送手段と、第二ホッパーに投入され
た細粒状廃棄物を処理パックに充填する充填手段とから
なることを特徴とする廃棄物の破砕装置。２、破砕手段が、廃棄物を水洗浄しつつ粗破砕を行なう
粗破砕手段と、粗破砕した廃棄物を殺菌液により殺菌・
消毒しつつ更に細かく破砕する精密破砕手段とから構成
される請求項１記載の廃棄物の破砕装置。