JPH01195832A - 食器洗い機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は種々の食器を洗浄する自動食器洗い機の軟水化
装置に関するものである。

従来の技術 従来の自動食器洗い機の溝成を第２図によシ説明する。

図において食器洗い機の洗浄槽１内には、洗浄する各種
食器を整理配列する食器かと２が設けられており、その
下方には食器へ洗浄水を噴射する洗浄ノズル３が配設さ
れている。この洗浄ノズル３に洗浄槽１内の洗浄水を圧
送する洗浄ポンプ４が洗浄槽１の下に配されておシ、ま
た洗浄槽１底部には洗浄水を加熱するヒーター５と、洗
浄ポンプ４の吸い込み口となる開口部に食品の残菜を捕
集する残菜フイルタ−６が配されている。

この自動食器洗い機に供給される水道水は、水源により
軟水から硬水まで幅広く存在し、日本国内においては、
給水人口の約１％程度は、全硬度が２００　ｐｐｍ−３
０ｏ　ｐｐｍの硬水地域がある。

一方、食器洗い機専用洗剤には洗浄ｐｊ、Ｉｆ　Ｉ内の
洗浄水中に含まれる硬水成分（カルシウムイオン。

マグネシウムイオン）を水溶性の状態に保持して、洗浄
力の低下を防止すると共に洗剤中に含まれる炭酸塩と硬
水成分が反応して不溶性の炭酸カルシウムや炭酸マグネ
シウムが生成して食器や洗浄槽１に付着しないように、
金属イオン封鎖剤が配合されているが、この金属イオン
封鎖剤自身が洗浄力増強作用を有するため、前記のよう
な硬水地域で自動食器洗い機を使用した場合には、前記
金属イオン封鎖剤が硬水の軟水化に消費されて、充分な
洗浄力増強作用が発揮できず、油脂類の洗浄不良が発生
することがあった。更に、硬水スケールが食器や洗浄槽
１を汚染するという問題があった。

また、外国の自動食器洗い機の場合は、大陸のため硬水
地域が多く、イオン交換器を内蔵して軟水を供給するも
のもあるが、日本のように比較的限られた地域で硬水を
使用される場合、イオン交換器を内蔵させることは非常
に高価な商品となり、更にイオン交換樹脂の再生操作が
必要なため、実現が困難であった。

発明が解決しようとする課題 このような従来の構成では、全硬度が２００ｐｐｍ以上
の硬水を自動食器洗い機に使用された場合、食器洗い機
専用洗剤に配合された金属イオン封鎖剤が硬水成分に消
費されて、洗浄力増強作用が発揮できず、油脂類の洗浄
不良が発生したシ、投入された洗剤の金属イオン封鎖能
力を越え、洗剤中に含まれる炭酸塩と硬水成分であるカ
ルシウムイオンやマグネシウムイオンと反応し、炭酸カ
ルシウムや炭酸マグネシウムが生成されそれがスケール
となり、食器や洗浄槽を汚染するという問題があった。

更に、水道管中に生成した鉄サビが自動食器洗い機の洗
浄槽内に流入して、食器や洗浄槽を汚染するという問題
もあった。本発明はこのような問題点を解決するもので
、洗浄水中に含まれる硬水成分を除去し、食器洗い機専
用洗剤の洗浄能力を最大限に発揮させて良好な洗浄を得
ると共に、硬水成分によるスケール付着を防止する装置
を安価に提供することを目的とするものである。

課題を解決するための手段 この課題を解決するために本発明は、自動食器洗い機の
給水経路途中に、硬水成分の吸着作用と、陽イオン交換
作用を有する焼結体を設けたものである。

作用 この構成によシ、自動食器洗い機に供給された洗浄水中
に含まれる硬水成分は次に示すように陽イオン交換され
て洗浄水は軟水化される。

例Ｎａ２Ｚ　＋　Ｏ＆”　−＊　ＣＩＬＺ　＋　２ＮＩ
Ｌ＋２：アルミノケイ酸塩 また、多孔質の焼結体であることによる吸着能により、
水道水中に含まれる鉄サビ（酸化鉄）の微粒子を吸着す
るものである。

実施例 以下本発明の実施例について、第１図を参照して説明す
る。図において、７は圧力ホース８を介して水道蛇口（
図示せず）に連結された電磁給水弁で、前記電磁給水弁
７と、洗浄槽１の壁に設けられた給水口９との間の給水
経路に、前記電磁給水弁に対向する位置にアルミノケイ
酸ンーダを主成分としてなる多孔質の円筒フィルター状
焼結体１０の側壁に設けた貫通孔が位置するように収納
ケース１１内に配している。

上記の構成において、給水される水道水中に含まれる硬
水成分が焼結体１０を通過する時、Ｈａ”とイオン交換
され軟水化されるので、洗剤中に含まれる金属イオン封
鎖剤の硬水成分による消耗が移載され、洗浄力を充分に
発揮できることとなる。

また、水道水中に含まれる鉄サビの微粒子も焼結体１ｏ
の吸着により除去できることとなシ、良好な洗浄が得ら
れるものである。尚、吸着作用を有する焼結体は種々あ
るが併せ陽イオン交換作用を有する安価なアルミノケイ
酸塩が、本目的に最適である。また、焼結体の形状は、
水道水の通過を著しく防害するものでなければ板状で広
い面積に複数個の貫通孔を設け、前記貫通孔に通水させ
ても同様の効果が得られることは言うまでもない。

発明の効果 以上の様に本発明によれば、水道水の給水経路に、吸着
作用と陽イオン交換作用を有する焼結体を配したもので
あるので、自動食器洗い機に、硬水を供給されても、陽
イオン交換作用を有する焼結体のため、硬水が軟水化さ
れ、洗剤中に配合されている金属イオン封鎖剤の消耗が
少なく、洗浄力増強作用が充分に得られ、軟水を使用し
た時と同様の極めて良好な洗浄効果が得られると共に、
水道水中に含まれる鉄サビの微粒子を吸着除去でき、鉄
サビによる食器や洗浄槽の汚染も防止できるものである
。尚、定期的に焼結体を交換することで、常に前記の効
果が得られ、イオン交換器の再収操作のように複雑な作
業も必要とせず、安価に提供できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の自動食器洗い機の縦断面図、
第２図は従来の食器洗い機を示す縦断面図である。 １・・・・・・洗浄槽、３・・・・・・洗浄ノズル、４
・・・・・・洗浄ポンプ、６・・・・・・残菜フイルタ
−，７・・・・・・電磁給水弁、８・・・・・・圧力ホ
ース、９・・・・・・給水口、１０・・・・・・焼結体
、１１・・・・・・収納ケース。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名ノー
洗浄１ ７−　　電磁粉本弁 ９−藉杖口 第、図　　　　　　１０−誂籟体

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）食器類を収容する洗浄槽に設けられた給水口と、
   水道蛇口と連結された圧力ホースをジョイントで螺合し
   た電磁給水弁との給水経路途中に配した硬水成分の吸着
   作用と、陽イオン交換作用を有する焼結体を備えてなる
   食器洗い機。
2. （２）焼結体がアルミノケイ酸塩よりなる請求項１記載
   の食器洗い機。