JPH01194665A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH01194665A
JPH01194665A JP63018866A JP1886688A JPH01194665A JP H01194665 A JPH01194665 A JP H01194665A JP 63018866 A JP63018866 A JP 63018866A JP 1886688 A JP1886688 A JP 1886688A JP H01194665 A JPH01194665 A JP H01194665A
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JP
Japan
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data
image
signal
color
circuit
Prior art date
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JP63018866A
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English (en)
Inventor
Masahiko Matsunawa
松縄 正彦
Yasuhiko Yamaguchi
恭彦 山口
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、画像情報を複数の色に分解して画像処理を
行ったのち、モノクロの画像として記録するようにした
簡易形の電子写真式複写機などに適用して好適な画像処
理装置、特に変倍機能と中抜・き処理機能を有した画像
処理装置に関する。
[発明の背景] 簡易型の電子写真式複写機においては、原稿が白黒であ
ろうと、カラーであろうと、つまり多色原稿の有無に拘
らず、最初からモノクロの処理を行った上で、コピーす
るようにしている。
多色原稿をカラーコピーする複写機としては、第112
図に示すように構成された画像処理装置が知られている
同図において、カラー画像情報は白色とシアン色に色分
解され、その夫々がCCDなとのイメージセンサ104
 + 105に投影されて、光電変換される。
白及びシアンの各色信号は減算器2に供給されて、これ
より赤信号が色分離され、これらの各色信号が夫々AG
C回!l@3,1.E5でゲイン調整されたのち、2値
化回路6,7.8において2値化される。2値化出力は
演算回路9で例えば、赤及び黒の各色信号に再変換され
、これがカラー複写用の装置(回転ドラムを有する出力
装置)に画像信号として供給されることにより、カラー
画像が再現される。
[発明が解決しようとする課題] ところで、第112図に示すような画像処理装置におい
ては、画像信号を2値化してから色分離するようにして
いるため、色分離後の各種画像処理は、この2値化後の
信号を使用せざるを得ない。
そのため、モノクロ撮像信号に比べて、画像処理の内容
が乏しい。
また、2値情報であるために画質的にも劣化してしまう
。例えば、2値情報に基づいて拡大処理を実行すると、
斜線の凹凸が目立ってしまう。
また、各色ごとに独立したチャンネルを持つために、回
路規模が増大し、装置のコストアップを招来していた。
従って、望ましい画像処理装置としては、このような問
題点を取り除き、モノクロ画像を再現しながらも、 ・多色の色に対して色ごとに適切な画像処理が行えるこ
と。
・色消しなどの処理が可能であること。
・多値記録などが使えて、高画質化が図れること。
・低価格であること。
などの要求を満たす画像処理装置が早急に開発されるこ
とが望まれている。
上述した処理のうち、色消しなどの処理が可能になると
、例えば白黒の原稿の所々に、色文字での書き込みや、
色インクのシミなどを、これらをそのままにした状態で
コピーしても、消すことがでとるようになるから、非常
に便利である。
しかし、上述したような従来の装置ではこのような要求
を満たすことができなかった。
また、このようなモノクロ記録が可能な装置において、
画像を変倍できるように構成した場合で、かつ特定の画
像領域のみを抽出して記録できれば頗る便利である。
そして、このような種々の画像処理が可能な装置におい
て、ざらに文字などの特定の画像情報に対して中抜き処
理ができるように構成したときには、特定領域を示す信
号などは画像情報と共に変倍処理したのちに、中抜き処
理を施した方が好ましい。
それは、特定領域での変倍された画像情報に対して中抜
き処理をした方が、中抜き処理が簡単であるためである
そこで、この発明では、このような従来の問題点を構成
簡単に解決したものであって、所定の画像処理を容易に
実行でき、かつ特定領域の変倍処理及び中抜き処理が可
能なモノクロ記録用の画像処理装置を提案するものであ
る。
[課題を解決するための手段] 画像情報を拡大・縮小する機能をもつ画像処理装置にお
いて、 画像領域指定信号と、濃度データの夫々を変倍し、 変倍した画像領域指定信号と濃度データが領域指定信号
で指示された領域に存在する画、像での輪郭部を抽出す
るようにしたことを特徴とするものである。
[作 用] 光学的に撮像された原稿の画像情報は複数の色に分解さ
れる。色分解された画像情報がCCDなとの読み取り手
段によって光電変換される。
光電変換された画像信号が、その画像の色情報と濃度情
報とに分離される。色情報に対してカラーゴースト補正
などの画像処理が施きれる。
その濃度情報に対して拡大・縮小処理、解像度処理、特
定領域の内/外の処理(抽出、消去など)、画像の輪郭
部のみを抽出する中抜き処理などの各種画像処理が行な
われると共に、全ての色に対して白黒像にコピーするの
か、特定の色の画像について白黒像のコピーを行うかに
付いての処置指定かなされる。
一方、カラーゴースト補正された画像データに対して属
性指定信号Pの検出処理が行なわれる。
属性指定信号Pとは、原稿内容を判別して線画である場
合と、写真画である場合とに応じた信号をいう。この信
号Pを利用して解像度補正(MTF補正)用のフィルタ
係数や、多値化処理のための閾値が変更される。
これは、原稿が線画である場合と、写真画である場合と
では、解像度補正(MTF補正)用のフィルタ係数や、
多値化処理のための閾値を変更した方が、より適切な画
像処理を行なうことができるからである。
特定領域を抽出するため、原稿には色マーカが付され、
これを自動的に検出して得た領域信号によって色マーカ
で囲まれた領域内若しくは領域外の画像データの抽出が
行なわれる。
領域信号と上述した属性指定信号を併せて画像に対する
制御信号という。
この制御信号は拡大・縮小処理においても、画像データ
と同じ拡大・縮小処理が施される。これによって、拡大
・縮小処理モードでも、特定領域の画像処理を行なうこ
とができる。
拡大・縮小処理が終了した段階で、中抜き処理が実行き
れる。
中抜き処理とは、画像特に文字画像の輪郭部の(エツジ
部)を抽出する処理をいい、この中抜き処理によって、
画像の輪郭部のみが記録される。
各種の画像処理が終了したのち、多値化処理が実行され
る。多値化処理された信号に基づいて顕像化される。
従って、色分解手段の色数よりも少ない色数で顕像化さ
れ、これが現像されるものである。
どのような色の画像を有効とするかは、外部より指定き
れるため、特定の色のみを消去した状態で画像をコピー
することが可能である。
画像処理は多値化される前で行なわれるから、拡大・縮
小処理などを施しても画質が劣化するおそれはない。
[実 施 例] 以下、この発明に係る画像処理装置の一例を、第1図以
下を参照して詳細に説明する。
第1図はこの発明に係る画像処理装置の概略構成を示す
原稿52のカラー画像情報(光学像)はダイクロイック
ミラー55において2つの色分解像に分離される。この
例では、赤Rの色分解像とシアンCyの色分解像とに分
IIIすれる。そのため、ダイクロイックミラー55の
カットオフは540〜600nm程度のものが使用され
る。これによって、赤成分が透過光となり、シアン成分
が反射光となる。
赤R及びシアンCyの各色分解像は画像読み取り手段、
例えばCCD104,105に供給されて、夫々から赤
成分R及びシアン成分Cyのみの画像信号が出力される
画像信号R,CYは対応するA/D変換器60A、60
Bに供給されることにより、所定ビット数、この例では
6ビツトのデジタル信号に変換される。A/D変換と同
時にシエーデング補正される。15A、15Bはシエー
デング補正データ作成回路を示す。
シエーデング補正されたデジタル画像信号は領域抽出回
路30において最大原稿サイズ幅の信号分のみ抽出され
る。取り扱う最大原稿幅が84サイズであるときには、
ゲート信号としてはシステムのタイミング信号形成手段
(図示せず)で生成された最大サイズ信号B4が利用さ
れ歪。
ここで、シエーデング補正されたデジタル画像信号を夫
々VR,VCとすれば、これら画像信号VR。
VCが色弁別回路35に供給きれて複数の色信号に弁別
される。
この例では、赤、青及び黒の3つの色信号に弁別(分離
)するように構成された場合を例示する。
すなわち、原稿がどのような色であっても、1画素ごと
にこれを赤、青、黒の何れか1色に帰属きせる。この処
理を行なうと、原稿の各部分は赤7゜青、黒何れかの色
の部分としてN”fJ aされる。
なお、この赤、青、黒を他の色とすること、ざらには4
色以上とすることも、この色弁別処理に含まれるもので
ある。
弁別された各色信号は、夫々その色情報を示すカラーコ
ードデータk(3とットデータ)と、その濃度データd
 (6ピツトデータ)とで構成される。これらの各色信
号のデータは、例えばROM構成の色弁別マツプに格納
されたものが使用きれる。
色弁別された画像データはカラー画像処理工程に移る。
まず、次段のカラーゴースト補正手段300に供給され
て、主走査方向(水平走査方向)及び副走査方向(ドラ
ム°回転方向)でのカラーゴーストが補正される。
色弁別時、特に黒の文字のエツジ部分に、赤若しくは青
などの不要な色ゴースト(カラーゴースト)が発生する
ことがあるからである。
これらのカラーゴーストを除去することによって画質が
改善される。カラーゴースト処理はカラーコードデータ
のみ対象となる。
モノクロで複写する場合にも、例えば着色部を消去して
複写するという機能を有するときには、本例のようにカ
ラーゴースト補正回路が必要となる。
300Aは主走査方向のカラーゴースト補正回路を示し
、300Bが副走査方向のカラーゴースト補正@路を示
す。
水平方向7ビツト、垂直方向7ライ、部分の画像データ
を使用してカラーゴースト補正を行うときには、夫々図
示のように7ビツトのシフトレジスタ301と、7ライ
ン若しくは8ライン分のメモIJ 310とが夫々使用
されることになる。
カラーゴースト補正された画像データはバッファ用のラ
インメモリ、この例では3ラインメモリ799を経たの
ち、各種の画像処理が実行される。
画像処理としてはカラーゴースト補正の他に、解像度補
正手段(MTF補正手段)450.特定領域の抽出/消
去/塗り潰し手段420、拡大・縮小処理手段(変倍手
段)1、網かけ処理手段440、反転手段460、多値
化のための多値化手段600などの各種画像処理が考え
られる。
これらの画像処理のうち、MTF補正手段450では、
そのフィルタ係数を画像内容に応じて変更した方が、よ
り鮮鋭な画像となって得られる。
同様に、多値化手段600でも、画像内容に応じてその
多値化用閾値を変更した方が好ましい。
フィルタ係数を変更したり、多値化用閾値を変更するに
は、現在読み込み中の画像が線画であるか、写真画であ
るかを認識する必要がある。
そのため、このような画像の属性を検出するための属性
検出手段800が3ラインメモリ799の後段に設けら
れ、これより得られた属性指定信号Pに応じてフィルタ
係数や閾値が変更される。
一方、濃度データ及びカラーゴースト補正されたカラー
コードデータは、まず解像度補正手段450に供給きれ
て、M像度補正(MTF補正)処理が実施される。
MTF補正を行なう理由は、レンズなどの伝送系での鮮
鋭度の劣化を始めとして、CCD104゜105のアパ
ーチャサイズが副走査方向で大きくなっている場合があ
ること、副走査方向は光信号の積分て信号を得るために
主走査方向に比べて副走査方向でのMTF劣化が著しい
ことなどがあるため、これらを補正する必要があるため
である。
MTF補正処理を施すことによって、文字の飛びと潰れ
を補正することができる。
MTF補正は、3×3のコンボリューションフィルタを
使用して行なわれる。
MTF補正された画像データは、処理手段420におい
て、特定領域に対する抽出/消去/塗り潰し処理が実行
きれる。
これらの処理は、何れも特定の領域内若しくは領域外に
ついて実行されるものであるから、これらの処理を行な
うためには、特定領域を検出する必要がある。
特定領域の検出は原稿に書かれたマーカを基準にして行
なわれる。
原稿などに色マーカによってマークされた原画領域を検
出するため、領域抽出回路500が設けられる。
領域抽出口f8500からは色マーカで囲まれた領域を
示す信号(領域信号)が出力され、この信号が抽出/消
去/塗り潰しを行なう信号処理手段420に入る。
ここでは、領域抽出された信号にしたがって、抽出・消
去・塗り潰しを行う信号が作成される。
このとき、マーカ領域の内/外の指示あるいは全面か部
分処理かなどの指定などに従い、領域信号の作成が行な
われる。
色消しなどを行なうときにも、カラーコードデータより
領域信号が作成される。
次に、この信号が入力バッファ400を経て、変倍処理
である拡大・縮小回路1に供給されて、必要に応じた拡
大/縮小処理を受ける。
拡大・縮小処理に必要なデータは処理手段420から出
力された濃度データの他に、領域(8号S及び属性指定
信号Pがある。
濃度データの他に領域信号Sなども拡大・縮小処理する
ようにしたのは、以下のような理由による。
つまり、領域信号Sや属性指定信号Pなどは拡大・縮小
処理後においても、網かけ処理や中抜き処理などにおい
て使用されるので、その場合、領域信号Sなどの制御信
号も濃度データとの倍率に応じて拡大・縮小をして、そ
のデータ数を予め合わせておく必要があるためである。
拡大・縮小回路lにはCPUより倍率指示の設定がなさ
れる。
拡大・縮小処理は主走査方向に対しては電気的な処理に
よって行ない、副走査方向に対しては光学系の走査速度
を制御することによって行なわれる。
これらの処理を必要領域に対して施した後、画像データ
は網かけ@路440に入力される。ここにおいて必要領
域に網かけが施きれる。
拡大・縮小処理を終了した段階で、網かけを行うのは、
拡大・縮小処理後においても、指定した網のピッチを不
変にしたいためである。
網かけされた画像データは次に、多値化処理手段600
に供給されて多値化処理される。
多値化する際に使用きれる閾値は、手動若しくは自動的
に設定される。
入力した画像データ(濃度データ)に基づいて自動的に
閾値を決定するに際し、実施例では、文字用(ls画用
)の閾値と、写真画用の閾値とが別々のROM600B
、600Cに格納されている場合を示す。
600Bが文字用のROMであり、600Cが写真画を
デイザ化するためののROMである。
また、多値化処理として白、黒及び灰(薄い灰と濃い灰
)の4段階のレベルに多値化するようにした場合には、
夫々の多値化用閾値Ti(t=1〜3)が選択される。
夫々の閾値はデータセレクタ600D、600Eにおい
て、その何れかが選択される。
そのため、拡大・縮小処理手段1より出力された属性指
定4=号Pが制御回路600Fに供給きれる。
制御回路600Fでは処理内容が外部で指定されたとき
以外は、属性指定信号Pに基づいてセレクタ600D、
600Eが選択される。
外部指定において、文字画仰が指定されたときには閾値
ROM600Bが、写真画像が指定きれたときには、閾
値ROM600Cが選択きれる。
選択された閾値に基づき、多値化手段600Aにおいて
濃度データが多値化処理される。多値としては、2〜4
値が適当であり、本例では4値の場合を示す。
多値化手段600Aによって多値化された画像データは
遅延手段である9ラインメモリ459を介して中抜き処
理回路470に供給される。
中抜き処理とは、画像の輪郭データを抽出する処理であ
って、この例では外部指定によって、画像のエツジの4
ドツト幅のデータのみを、主走査方向及び副走査方向の
夫々に対して抽出する処理を行なっている。
中抜き処理された画像データは、次に反転回路460に
入力されて、反転指令によって必要領域のみ、ネガ・ポ
ジの反転が行なわれる。
その後、インターフェース回路40を介して出力装置7
0に供給される。
インターフェース回路40は、第1及び第2のインター
フェースを有する。そのうち、第2のインターフェース
回路はトナー濃度コシトロールを行なうために使用する
バッチ画像データなどを受入れるためのものである。
出力装置70としては、レーザ記録装置(レーザプリン
タ)などを使用することができ、レーザ記録装置を使用
する場合には、多値化された画像が所定の光信号に変換
されると共に、これが多値データに基づいて変調される
現像装置としては、電子写真式複写機が使用される。こ
の例では、2成分現像で、かつ反転現像が採用される。
そして、実施例では、装置の小型化を図るため、画像形
成用のOPC感光体(ドラム)上に、黒偉をトラム1回
転で現像し、現体後転写を1回行なって、普通紙などの
記録紙にモノクロ像として転写するようにしている。
従って、第1図に示す画像処理装置によれば、・多色の
色に対して色ごとに適切な画像処理が行える ・色消しなどの処理が可能で、モノクロで記録できる ・多値記録などが使えて、高画質化が図れる・低価格で
ある などの特徴をもった装置を実現できる。
続いて、このように構成きれたこの発明における画像処
理装置の各部の構成を詳細に説明する。
まず、この発明に適用して好適な簡易形の複写機につい
て第2図以下を参照して説明しよう。
簡易形の複写機は色情報を3種類程度の色情報に分解し
たのち、これをモノクロ画像として記録しようとするも
のである。
分離すべき3種類の色情報として、この例では、黒BK
、赤R及び青Bを例示する。
装置のコピー釦をオンすることによって原稿読み取部A
が駆動される。
まず、原稿台81の原稿が光学系により光走査される。
この光学系は、光源85及び反射ミラー86が設けられ
たキャリッジ84.■ミラー89及び89、°で構成さ
れる。
光源としてはハロゲンランプが使用される。ただし、市
販の温白色系の蛍光灯を使用することも。
可能であり、この場合、ちらつき防止のため蛍光灯は、
約40 k Hz程度の高周波電源で点灯、駆動される
。また、管壁の定温保持あるいは、ウオームアツプ促進
のため、ポジスタ使用のヒーターで保温する必要がある
プラテンガラス81の左端部上面側には標準白色板97
が設けられている。これは、標準白色板97を光走査す
ることにより画像信号を白色信号に正規化するためであ
る。
キャリッジ84及び■ミラー89.89’はステッピン
グモーター90により、スライドレール(図示せず)上
をそれぞれ所定の速度をもって所定の方向に走行せしめ
られる。
光′fA85により原稿を照射して得られた光学情報(
画像情報)が反射ミラー87、■ミラー89゜89°を
介して、光学情報変換ユニット100に導かれる。
光学情報変換ユニット100はレンズ801、プリズム
802、ダイクロイックミラー55及び赤の色分解像が
結像するCCD 104と、シアン色の色分解像が結像
するCCD105とで構成される。
光学系より得られる光信号はレンズ801により集光さ
れ、上述したプリズム802内に設けられたダイクロイ
ックミラー55により赤色光学情報と、シアン色光学情
報とに色分解される。
それぞれの色分解像は各CCD104.105の受光面
で結像されることにより、電気信号(画像信号)に変換
される。画像信号は信号処理系で上述した各種の信号処
理が施された後、書き込み部Bへと出力される。
書き込み部BLt偏向器935を有する。偏向器935
としては、ガルバノミラ−や回転多面鏡などの他、水晶
等を使用した光偏向子からなる偏向器を使用してもよい
。画像信号により変調されたレーザビームはこの偏向器
935によって偏向走査される。
偏向走査が開始されると、レーザビームインデックスセ
ンサ(図示せず)によりビーム走査が検出されて、画信
号によるビーム変調が開始される。
変調きれたビームは帯電器121によって、−様な帯電
が付与された像形成体(感光体ドラム)110上を走査
するようになされる。
ここで、レーザビームによる主走査と、像形成体110
の回転による副走査とにより、像形成体110上には画
信号に対応する静電像が形成される。
この静電像は、黒トナーを収容する現像器123によっ
て現像される。現像器123には高電圧源からの所定の
バイアス電圧が印加されている。
現像により白黒像が形成される。
現像器123のトナー補給はシステムコントロール用の
CPU (図示せず)からの指令信号に基づいて、トナ
ー補給手段(図示せず)が制御きれ、これによって、必
要時トナーが補給きれる。
一方、給紙装置141から送り出しロール142及びタ
イミングロール143を介して送給きれた記録紙は、像
形成体110の回転とタイミングをあわせられた状態で
、像形成体110の表面上に搬送される。そして、高圧
電源から高圧電圧が印加された転写極130により、多
色トナー像が記録紙上に転写され、かつ分11tti1
31により分離される。
分離された記録紙は定着装置132へと搬送されること
により定着処理がなきれてカラー画像が得られる。
転写終了した像形成体110はクリーニング装f112
6により清掃され、次の像形成プロセスに備えられる。
クリーニング装置126においては、ブレード127に
より清掃されたトナーの回収をしやすくするため、ブレ
ード127に設けられた金属ロール128に所定の直流
電圧が印加される。この金属ロール128が像形成体1
10の表面に非接触状態に配置される。
ブレード127はクリーニング終了後、圧着を解除きれ
るが、解除時、取り残される不要トナーを除去するため
、更に補助クリーニングローラ129が設けられ、この
ローラ129を像形成体110と反対方向に回転、圧着
することにより、不要トナーが十分に清掃、除去される
上述したダイクロイックミラー55の透過率特性を第3
図に、光源と赤外線(IR)カットフィルタの組合せの
発光スペクトルを第4図に、そしてCCD104,10
5の分光感度特性を第5図に夫々示す。
A/D変換された画像データに対しては、シエーデング
補正が行なわれるが、シェーデング補正を必要とするの
は次のような理由に基づく。
1つは光学系に、2つには、CCDのPRNU(Pho
to Re5Ponse Non Unirormit
y)補正が必要だからである。
第2の問題であるCCDは、通常2048〜5000画
素程度までの画素数が一列に配列された構造となってい
る。これだけの数の各画素の特性を均一にすることは一
般に困難である。通常はPRNUとして±10%あり、
高画質化を図るためにはこの感度ムラを補正する必要が
あるからである。
シェーデングがあると、同じ白の原稿を撮像しても、そ
の出力は第6図Aのようにその周辺で出力レベルが低下
した白信号しか得られない。
そこで、シェーデング補正を行なうため、まず光学系が
動作し、本走査に入る前に白基準板97を走査して白信
号(第6図B)を得、これをA/D変換時のリファレン
ス信号として使用すれば、A/D変換時の量子化ステッ
プがこのリファレンス信号によって変調される。つまり
、第6図へに示すように、量子化ステップは画像端部で
はその刻みが小ざく、中央では大きくなるように制御さ
れる。
その結果、このようにリファレンス信号を変調しながら
A/D変換すると、その出力(アナログ出力)は第6図
Cに示すように一定の出力レベルとなってシェーデング
歪みが補正されることになる。このように、本走査前に
撮像された白信号はシェーデング補正用の基準信号とし
て利用きれる。
シェーデング補正データ作成回路15Aの一例を第7図
に示す。
この例では、2ラインにわたり白基準板97を撮像して
、これをリファレンス信号として利用するようにした場
合であって、第1のバッファ16はこの2ラインの期間
のみ、これに供給きれる切り換え信号(第8図B)によ
って能動状態に制御され、その結果A/D変換された白
信号がこの第1のバッファ16を介してメモリ19に格
納される。
通常の画像読み取り動作モードになると、第8図Aに示
す画像信号が出力きれ、これがA/D変換器60Aでデ
ジタル化される。画像読み取り動作モードに至ると、メ
モリ19は読出しモードに制御11されると共に、第2
のバッファ17が能動状態に制御され、メモリ19から
読み出された基準信号(白信号)はD/A変換器20に
おいてアナログ信号に変換され、これがA/D変換器6
0Aに対するリファレンス信号として使用される。
A/D変換器60Aは第9図に示すような並列型のA/
D変換器が使用され、並列構成の比較器61の夫々に上
述のリファレンス信号が印加される。なお、このA/D
変換器60Aにおいて、62は複数のブリーダ抵抗器で
構成された基準信号形成手段、63はエンコーダ、64
はラッチ回路である。
第2のバッファ17を動作期間のみ能動状態に制御する
ため、オア回路21を介して切り換え信号と画像有効信
号のオア出力0RI(第8図E)が供給される。
この例では、第3のバッファ18が設けられ、水平ブラ
ンキング期間中、所定レベル(ハイレベル)の基準信号
でA/D変換するようにしている。
そのため、水平ブランキング期間(画像非有効期間)の
み能動状態となるように、インバータ22でオア出力O
RIを位相反転した出力0R2(同図F)が供給される
従って、同図Gに示すリファレンス信号で比較器61に
対する基準信号が変調されるため、A/D変換された画
像データをアナログ化すると、同図Hに示すようになる
なお、CCDの全画素の白信号をメモリ19に格納すれ
ば、PRNUの補正も同時にできる。
シエーデング補正は赤及びシアンの各チャンネルに対し
て独立に行なわれる。これは、例えば光測の白信号を用
いてシアン側の信号を補正使用とした場合には、光測の
CCDのPRNUとシアン側のそれとが相違するために
、補正後のシアン側の白信号出力のバラツキが大きくな
るという問題が生ずるおそれがあるからである。
第8図では、水平ブランキング期間HBLKにも所定の
基準レベルをもった基準信号でA/D変換されるように
なされているが、これは次のような理由に基づく。
シエーデング補正時、特に画像有効期間外のA/D変換
動作は、1ラインメモリに記憶きれたシェーデング補正
データをそのままA/D変換器60Aの基準端子62a
(第9図)に印加した場合、A/D変換器60Aとして
は、そのA/D変換の変換範囲がほぼOとなり、ざらに
入力信号とシエーデング補正用の基準信号が同電位とな
る。
ざらには、この人カイ8号にはすくなからずノイズNが
混入している(第10口A)。
A/D変換器60Aは入力画像信号、基準信号夫々の電
圧変動により判定を順次実行する関係上、変換範囲がほ
ぼOであるために、その判定結果は出力の最大値(ハイ
レベル)か、最小値(ローレベル)のいずれかに決定さ
れる。
この出力値の変動がノイズなどの影響により、比較的短
かい期間に行なわれると、A/D変換器の比較器などが
ほぼ同時にオン、オフを繰り返し、A/D変換器として
大きな電流の変化が発生する。
この電流の変化は、比較的周波数が高く、信号波形には
存在しないものであるため、入力信号へノイズとして影
響を及ぼす可能性が大とい。ざらには、発生源には比較
的多く電流が流れているため、インピーダンスが小さく
、電源ラインや接地ラインに通常の場合よりもおおきな
ノイズとなって混入する可能性が大とい。
A/D変換器の入力信号及びシエーデング補正用リファ
レンス信号(第10図B)の値が原因となって発生する
ノイズは入力信号黒レベルに混入し、これによって黒レ
ベルが大きく変動してしまう(同図C)。
そこで、この例では、少なくとも画像非有効期間外の黒
レベルの期間は、変換範囲がOにはならないようにして
、ノイズの混入を防止したものである。
画像の有効期間以外に設定する電圧値は、実施例では、
A/Dのフルスケール値とし、変化範囲かOVとなるこ
とや、被シェーデング補正信号とシエーデング補正信号
が同一電圧になることを防いでいる。
以上の処理によりA/D変換とシェーデング補正は同時
に行えることとなる。このような補正方式においては、
白人力信号がA/Dのフルスケールの30〜40%以上
であればほぼ補正が可能である(第11図A)。
ただし、この限界を越える低い白信号がくると(例えば
、黒化や長時間点灯による光量低下)−応は補正が可能
であるが、画像信号は、非常にノイズが重畳した形とな
り、そのままの形で使用することは実用上困難である(
第11図B)。
以上のようにシエーデング補正きれた赤、シアン出力信
号を用いて次に色弁別つまり色分離(複数ピットの画像
データ)が行なわれる。ここでは、黒、赤、青の3色に
ついて例を示す。
従来例のように画像信号を2値化した後に色分離する方
式を採用すると、色分離後のデータは2値化信号であり
、各種の処理を施すことを考えろと不適当である。
ここでは2値化される前に色分離される。色分離のため
に第12図Aに示すようなマツプが用意される。色分離
マツプはROM (バイポーラROM)が使用されるも
のとする。
この場合には、中間調レベルを有する6ビツトの画像デ
ータVRとVCで与えられるアドレス先に3ビツト構成
のカラーコード(赤、青、黒、赤マーカ、青マーカの5
色を指定)と濃度情報が格納されている。つまり、 1画像情報=カラーコード+濃度情報 である。
例えば、16進数表示で濃度値が30レベル(XXXO
I 1110) の画素は 青色=OO1011110=05E 黒色=000011110=OIE 白色=011011110=ODE 青マーカー101011110=15E白についてはD
EでもCOでもよいが濃度の連続性よりDEとする。
以上のデータが第12図Aのように各アドレスに格納さ
れている。
同図のマツプに、Rマーカ及びBマーカの各領域をも含
めたのは、特定領域での画像処理を施す関係上、原稿に
書かれた色マーカを他の画像データと区別して検出する
必要があるからである。
勿論、第12図Bに示すように、色マーカを他のカラー
データと区別しないでマツプ化することも可能である。
ここで、カラーコードの一例を第14図に示す。
カラーコードは白も含めて赤、青、黒、白、赤マーカ、
黒マーカの6色であるので3ビツトとしたが、色数が増
えるとそれに従ってビット数を増加すればよいことは明
らかである。又、濃度情報もここでは6ビツトとしたが
、文字のみでは4ピツトでも実用上は充分である。従っ
て、対象画像によりビット数を変えれば良いことも明ら
かである。
第12図に示すマツプのうち、色分離の境界線は、線部
のエツジ部の出力変動も考慮して決定する必要がある。
きもないと、黒文字等のエツジで色誤りの一種であるカ
ラーゴーストと呼ばれる不要色が発生してしまうからで
ある。
色分離境界は一般に固定であるために境界線の設定によ
り分離されるべき色が大きく変動する場合がある。この
変動は、特に、色分け(マルチカラー)を行う場合にそ
の影響が大きい。色分は結果のバラツキを防止するため
には、 (イ)光源の発光スペクトル変動の防止(ロ)レンズの
色収差等のバラツキ防止(ハ)ダイクロイックプリズム
のカットオフ波長のバラツキの防止 が特に必要となる。
(イ)はハロゲンランプでは大きな問題とならないが、
蛍光灯の場合には低温で+Arのスペクトルが出現する
場合があり、これを防ぐことが重要である。
(ロ)については後述する。
(ハ)は通常膜のバラツキ管理の問題に帰着するが、設
定されたカットオフ波長に対して、±15n++以内好
ましくは±10nm以内にすることが良い。このように
しないと、原画の中で赤と黒または青と黒の境界色はプ
リズムのカットオフ波長のバラツキによって大きく異な
ってしまうためである。
色分離方式として本例では、VR,VCの2つの4、W
号を用いて行なっているが、このような方式ではなく別
の色分離軸f + (VR,VC) 、 f 2 (V
R。
VC)を用いてもよい。色分離軸を演算等で用いる場合
には演算式によってはVR,VCにノイズが重畳した場
合には、ノイズがない場合に比べてアドレスが相違し、
色の異なる孤立ノイズが発生し易くなるので注意が必要
である。
一方、実用上は特定の色を取り出したい、または赤、冑
、魚具外の色を抽出したいという場合である。これらに
対しては、色分離マツプを本例と異なるものを用意して
おき、要望に応じて複数の色分離マツプの中から1つを
選択する。または色分1!!tROMを着脱可能として
おき、必要なROM(実際はROMバックの形)を交換
する形にしてもよい。
3色の場合のマツプを第13図A、Bに、4色の場合の
マツプを第13図Cに示す。
次に、以上のようにして色分#された画像データにおい
てカラーゴーストを除去するカラーゴースト補正手段3
00について説明する。
カラーゴースト発生原因は多種あるが、主なものとして
は 1.2つのCCDの画素ズレ(取り付は精度、経時変化
) 2、シアン、赤像倍率不一致 3、レンズ色収差に起因するシアン、赤出力レベル差 4、ノイズ がある。以下説明する。
カラーゴーストの出現例を第15図に示す。
同図は、夫々のCCDを172ベルだけずらした状態で
、黒文字の「性」という漢字を撮像したとき、その色分
離後に出現しているカラーゴーストを示したものである
この例をみても分るように、カラーゴーストとしては、
第16図A−Cに示すように、黒の線のエツジ部では赤
と青が、青線のエツジ部では黒が、赤線のエツジ部では
黒が出現している。
他の色の組合せではカラーゴーストの出現の仕方が異な
っているのは明らかである。
このような現象を発生する原因を上記の例をとって示す
つつの   の百−し く第17図、18図参照) 第17図に示すように、CCDの位置合わせが厳密に行
なわれていないと、色分離時には第18図のように、黒
のエツジでは赤と青、赤のエツジで黒、冑のエツジで黒
のゴーストが出現することとなる。
従って、これを防ぐためには2つのCCDの位置合わせ
を厳密に行なう必要がある。通常は1画素以内、好まし
くは1/4画素以内で位置合わせを行なう必要がある。
本例では、これを実現するために2つのCODを治具上
で一致させ、次に接着剤で固定する方式を採用し実現し
ている。
第19図以下にその一例を示す。
第19図及び第20図に示すように、レンズ鏡胴801
は、保持部材801aの上方に向けて直角に開いた7字
状の受は部に収められて締め金具801cによって固定
された上で装置基板810の所定位置に取り付けられる
ようになっている。
保持部材801aの後側面にプリズム802の前面部8
02bを落とし込める取り付は面を設けていて、該取り
付は面に対し取り付は部材802aによって抱持した前
記プリズム802をネジ止めにより圧接して固定するこ
とが出来るようになっている。
取り付は面は単純なm械加工工程によって形成されるも
のであるからレンズ鏡胴801との距離やその光軸に対
する垂直度の精度が極めて高く、それに取゛り付けられ
るプリズム802を通じて前述したCCD104.CC
D]、05の受光面に所定の光像を正しく結像すること
が出来るようになっている。
レンズ鏡胴801の光軸への直角な平面801bとプリ
ズム802のレンズに相対する面8021)との平面の
直角度のずれ量(レンズ光軸に対するダイクロイック面
の直角度の傾き量)のきき方は、白地に対する白線部と
黒線部の信号出力より求められる解像度MTF MTF= (y−x/y+x)X100%で与えられ、
通常で30%以上の値に対して傾き量が角度に対して1
0分で3割前後(9%)の低下となり、更に角度30分
で5割(15%)以上゛ の低下をきたしてしまい、白
黒判別信号取出に支障をきたしてしまうので、この間の
面精度保持は重要である(この場合レンズ鏡胴端にプリ
ズム面を接する構造としても良い)。
プリズム802に対するCCD104,1.05は取り
付は部材804及び806を介して接着剤によって固設
きれる。
第21図はその要部断面を示す実施例で、プリズム80
2の両側部に対称的に接着剤で固設した取り付は部材8
04a、804b (806a、806b)を介して結
作部にCCD104..105が接着剤で固設される。
取り付は部材の材質としては、2つの理由から線膨張係
数の小ざい材質のものが望まれる。1つは1昌度変動に
よって画素ズレが生じないようにするためと、他の1つ
はプリズムに接着した取り付は部材が両者の線膨張係数
の相違によって内部歪が生じ、プリズムにヒビ割れ等の
発生するのを防止するためである。
温度変動による画素ズレの問題は各CODの取り付は部
材との固設条件を全く同じにすることで、CCD相互間
の画素ズレは減じることができるが、更に線膨張係数が
小さい必要がある。
通常、プリズムの線膨張係数は?、4X10−6(光学
ガラスBK−7)程度小ざいことから、取り付は部材と
してはガラス、セラミック材(7゜0〜8.4X10−
6)や低熱膨張合金(例えばインバー合金(1〜3X1
0−6)、ニジレスト鋳鉄(4〜10X ] 0−6)
 )等が適当で、アルミニウム材(25x 10−6)
はあまり適当でない。
上述の実施例ではプリズムと取り付は部材、取り付は部
材とCCDとの固設には接着剤を用し)、分割された光
像について各CCDの関係位置調整を行なったところで
第21図の例のように接着剤による密着固設を行なうよ
うにした。
特に、第21図においては取付部材として線膨張係数の
大きい鉄(12X10−6)を用いても実用上はC方向
の寸法が短かいため熱による延びはあまり影響されず、
又d方向はラインセンサの並びの方向であり、かつプリ
ズム材質とラインセンサのパッケージ材質がセラミック
材であるため、その線膨張係数が同じとなり、このよう
な構成では、画素ズレは発生しなかった。
接着剤は、2液性タイプ接着剤及び光硬化形接着剤で特
に紫外線硬化型接着剤が最も好ましい。
特に、光硬化型接着剤は単に光の強度により接着剤の硬
化時間を速めることができ、作業性の向上とコスト低減
、製品の安定化を図ることができる。光硬化型接着剤の
中でも特に紫外線硬化型のものは紫外線照射によっても
熱変化か殆どなく、安定した硬化が得られる。
光硬化型接着剤としてスリーボンドTB3060B(商
品名)、電化1045K (商品名)、ノーランド65
(商品名)等を用い、高圧水銀灯による紫外線照射を行
なったところ、後に述べる環境テスト等に対しても良好
な結果を得ることができた。
同じく紫外線硬化型のウレタン系スリーボンド3062
B (商品名) 、LT350 (商品名)等を用いた
ところ耐湿性にも一段と効果があり、且つ強度補償を有
する接着を得ることができた。
以上の方法でCCDの全体としての位置ずれは、1画素
を7μとした場合?/4=1.75μ以内に抑えること
が可能になった。
シ  λ   71.fL− 色原稿を対象とする場合、レンズの色収差等の影響があ
る。これは、シアンと赤に光の波長域を2つに分けた場
合、例えば第22図に示すように、シアン側の結像位置
Fと光測の結像位置Eが異なるために、特に像高の高い
所で顕著に現れる現象である。レンズによっては1画素
程度のズレ量を発生する場合がある。
ぐ  ゝ  i    の  ベ レンズ色収差改善への設計を行なわないと、レンズの色
収差のためにMTF値がシアン、赤で大ぎく異なること
がある。これはCCDの出力としてはレベルの差に起因
している。
黒線を撮像した時に、線の中央またはエツジ部でシアン
、赤の出力信号レベルが、6ビツトで量子化したとして IVr−Vcl≦10(レベル) 好ましくは、 1Vr−Vat≦ 6(レベル) となるようにCCD取り付は時に配慮することが好まし
い。
以上のような対応により、カラーゴーストはある程度軽
減することが可能であるが、量産時のレンズ性能バラツ
キ、CCD取り付は精度のバラツキを考えると、実用上
は完全に除去することは困丁什である。
このような理由により、色分R?Cのカーラコードを用
いて電気的にもカラーゴースト補正を行なうようにして
いる。
カラーゴースト除去はカラーパターン法による。
これは、 オリジナル黒→赤、青のゴースト オリジナル赤、青→黒のゴースト のように、オリジナルの色に対して、出現するカラーゴ
ースト色が決まっているからである。カラーパターン法
による場合、着目画素の色を決めるのに着目画素と、そ
の周囲の画素の色の出方(パターン)を調べれば、原画
の色を識別できる。
例として、第23図に着目画素と周囲のカラーパターン
と、その時に決定される着目画素の色についての決定を
示す。
第1の例では、着目画素の両側は白と黒であるので着目
画素の青色は黒のエツジで出現したカラーゴーストと判
断される。第3の例の赤も黒のカラーゴーストと判断き
れる。従って、第1、第3の例はともに、着目画素は黒
色に変更される。
これに対して、第2、第4の例ではカラーゴーストが出
現しているとは判断されず、着目画素・の色がそのまま
出力される。
このような処理はなかなか演算回路では実現し難<、本
例ではROM化してLUT (ルックアップテーブル)
形式で利用している。カラーパターンとしては、1次元
、2次元の方式が考えられるが、色数をN、着目画素を
含む周辺画素数をMとするとカラーパターンの数は NM個 となる。従って、2次元のパターンを用いるとMの数が
急に増え、実用に耐えなくなってしまう。
つまり2次元のパターンでは各次元方向の(主走査方向
/副走査方向)周辺画素数が多く取れない割に、パター
ン数のみ多くなるのである。第24図にサイズとカラー
パターン数の関係を示す。
本例では、1次元で1×7の大きざのサイズ(つまりN
=4.M=7)のカラーパターンを用いており、主走査
方向、副走査方向独立にカラーゴースト除去を行なって
いる。
ここで、色マーカも含めると色数は6種つまりN=6と
なるが、マーカ色はカラーゴースト補正を行なうとき、
赤マーカは赤色、青マーカは青色と同じプロセスで補正
するようにする。従って、N=4である。
この目的で赤及び青マーカのカラーコードの下位2ビツ
トは赤及び青色のカラーコードの下位2ビツトと共通と
なるように設定している。
このとき、主走査方向と副走査方向では画(1中のカラ
ーゴーストの出方に差がないために、本例では主走査方
向、副走査方向で同一のカラーパターンを用いている。
カラーパターンサイズとしては、l×7の大きざを選定
しているが、カラーゴースト出現の程度が少なければ1
×5のように、より小きいサイズのカラーパターンを用
いることも可能である。1×5のサイズのカラーパター
ンでは1画素の、1×7のカラーパターンでは2画素ま
でのカラーゴーストを夫々除去できる。
1×7のサイズのカラーパターンを用いた場合、カラー
コードの下位2ビツトがROMのアドレスとして入力さ
れる。例えば、下記のカラーパターンでは カラーコード下位2ビツトのパターンとしては白:白:
青:青:黒:黒:黒 11:11:01:01:OO:00:OOとなりアド
レスは、 D40 またこのアドレス先に4よ、第23図に示すように黒の
カラーコード下位2ビツト OO が格納されている。以上の方式によりLUTを実行する
実際にば1×7のパターンでは、14ビツトのアドレス
線が必要であり、バイポーラROMとしては、アドレス
14ビツト入力、カラーコード2ビツト出力のものがあ
ればよいが、これだけの大容量の高速ROMは余り市場
に出回っておらず、かつ高価である。
実施例では、先頭の1画素によりROMをノ巽択し、残
りの6画素のコードでLUTを行なうようにしている。
つまり、ROMを2つ用いる形態であり、第1のROM
は先頭が黒、青の場合、第2のROMは先頭が赤、白の
場合である。
Cの      −“− 先頭コード 黒(OO)、青(01) アドレス内容 00000000000000(黒黒黒黒黒黒黒)00
1111111111.11(黒白白白白白白)010
00000000000(冑黒黒黒黒黒黒)01111
111111111(青白自白白白白)・   の  
     ・ −冑」(ユL琶J−先頭コード 赤(1
0)、白(11) アドレス内容 10000000000000(赤黒黒黒黒黒黒)10
111111111111(赤白白白白白白)1100
0000000000(白黒黒黒黒黒黒)111111
11111111(白白白白白白白)第23図のカラー
パターンでは、先頭が白であるので第2のROMが選択
される。
もし、高速のROM (大容量)があれば全カラーパタ
ーンを同−ROMに格納でとる。ROMを4個用いて先
頭画素のカラーによりROMを切り換えてLUTを行な
ってもよい。
大容量高速のバイポーラROMとしては、例えば富士遊
装MB7143/7144などがある。
低速、大容量のE P ROMを使用する場合、動作前
に複数のSRAM等にデータを転送し、このSRAMを
用いてカラーゴースト補正を行なうこともできる。
第25図はカラーゴースト補正手段300の一例を示す
。カラーゴースト処理は、主走査方向(水平走査方向)
と副走査方向(垂直走査方向)に対して行なわれる。
この例では、水平方向に7画素、垂直方向に7ライン分
の画像データを利用して水平及び垂直方向のゴーストを
除去するようにした場合である。
カラーゴースト処理は画像データのうち、カラーコード
の下位2ビツトのみが対象となる。
そのため、色分llROMから読み出きれたカラーコー
ドはまず、主走査方向のゴースト補正回路300Aに供
給される。そのため、カラーコードデー・タは順次7ピ
ツト構成のシフトレジスタ301に供給されて並列化さ
れる。この7画素分の並列カラーコードデータは水平方
向のゴースト除去用ROM302に供給されて各画素ご
とにゴースト除去処理がなされる。ROM302の使用
例は上述した通りである。ゴースト処理が終了するとラ
ッチ回路303でラッチされる。
これに対して、色分離ROMから出力された濃度データ
はタイミング調整用のシフトレジスタ305(7ビツト
構成)を介してラッチ回路306に供給されて、カラー
コードデータに続いて濃度データがシリアル転送される
ようにデータの転送条件が定められる。
シリアル処理されたカラーコードデータと濃度データと
がカラーゴースト補正回路300Bに設けられたライン
メモリ部310に供給される。
ラインメモリ部310は7ラインの画像データを使用し
て垂直方向のカラーゴーストを除去するために設けられ
たものである。
なお、ラインメモリは合計8ライン分使用されているが
、これはリアルタイム処理の一手段を示すもので、勿論
7ライン分でもリアルタイム処理は可能である。
8ライン分のカラーコードデータと濃度データは後段の
ゲート回路群320において夫々分離される。ゲート回
路群320は夫々のラインメモリ311〜318に対応
して夫々ゲート回路321〜328か設けられている。
ラインメモリ部310において同時化された8ラインメ
モリの出力データはゲート回路8¥320において、カ
ラーコードデータと濃度データとに分離され、分離され
たカラーコードデータは選択回路330に供給されて合
計8本のラインメモリのうり、カラーゴースト処理に必
要な7本のラインメモリのカラーコードデータが選択さ
れる。この場合、ラインメモリ311〜317が選択さ
れたときには、次の処理タイミングでは、ラインメモリ
312〜318が選択されるごとく、選択されるライン
メモリが順次シフトする。
選択され、かつ同時化された7ラインメモリ分のカラー
コードデータは、次段の垂直方向のゴースト除去ROM
335に供給されて垂直方向のカラーゴーストが除去さ
れる。
その後、ラッチ回路336でラッチされる。
これに対して、ゲート回路群320で分ihれた濃度デ
ータは直接ラッチ回路337に供給きれて、カラーコー
ドデータとタイミング調整された上で出力されることに
なる。またカラーコードの上位1ピツトもメモリ319
に記憶きれた後に、下位2ビツトとタイミング調整され
た上で同様に出力され、これらのデータを合成して完全
な1画像情報を作成する。
カラーゴーストの補正処理が終了した画像データは、バ
ッファ用の3ラインメモリ799に供給される。
その出力画像データのうち、濃度データは属性検出回路
800と、解像度補正手段450とに供給されて、この
例では、属性指定信号Pに基づいて解像度(MTF)補
正がなされる。
説明の都合上、属性検出回路800から説明する。
属性指定信号Pとは、原稿内容を判別して線画つまり文
字画である場合と、写真画である場合とを識別するため
の信号をいう。この信号Pを利用して解像度補正(MT
F補正)用のフィルタ係数や、多値化処理のための閾値
が変更される。
これは、原稿が文字画である場合と、写真画である場合
とでは、解像度補正(MTF補正)用のフィルタ係数や
、多値化処理のための閾値を変更した方が、より適切な
画像処理を行なうことができるからである。
そのため、カラーゴースト補正後の濃度データを用いて
注目画素が文字画であるか、写真画であるかの判別が行
なわれる。
その判別は上下及び左右の隣接画素と、注[1画素との
濃度レベル差の情報を用いて行なう。
第26図に示すように、X、Y、Zを画素(++j) 
、 (i−1,j) + (Lj−1)の濃度であると
したとき、次のような式で濃度レベル差tを算出する。
t = l X−Y l −! X−Z Iそして、t
>qのとき、線画、t<qのとき、写真画のように判定
する。ここで、q=3〜10レベルであって、q=5程
度が好適である。それは、以下のような理由に基づく。
すなわち、入力画像が写真画、文字画、網点画である場
合の濃度レベル差tを算出してみると、第27図のよう
になる。
同図の横軸はt、W軸は頻度数(度数)であって、写真
画は同図曲線L1のようになり、文字画は曲線L2のよ
うになる。そのあいだか網点画である。
従って、このような度数分布から明らかなように、Lが
小ざいときには、濃度変化の少ない写真画、tが大きい
とぎには濃度変化の大きな文字画や網点画が主体となっ
ている。
そして、写真画と全体度数との関係は第28図のように
なるから、これらを総合すると、(1=3〜10レベル に選定することによって、写真画とそれ以外の画像の峻
別を行なうことができる。特に、第28図の度数分布か
ら、q=5程度が適切な値といえる。
なお、qの値は、画像データが6ピツトで構成されてい
るときの値として示しである。
t>qのとき、線画と判定し、そのとき、属性指定信号
Pを、 P=0 とする。従って、t<qのときには写真画と判定して、
属性指定信号Pは、 P=1 とする。
属性指定信号PはMTFのフィルタ係数や多値化のため
の閾値切り換え信号として使用される。
きて、MTF補正は上述したように、色分離後に処理す
るようにしている。まず、これについて説明する。
従来では、上述したように画像データを2値化した後に
色分離を行なう処理工程が一般的であるから、解像度補
正は2値化処理の前段階で実行する必要があった。その
ため、複数のCODを使用して原稿の色分解像を操体す
るものでは、各CCD出力に対応して解像度補正を実行
しなければならない。つまり、解像度のための回路を複
数個用意する必要があった。
しかも、複数の色分離ごとに光学レンズのMTFが相違
するため、MTF補正用のパラメータが夫々の解像度補
正回路によって異なってしまうという欠点もある。
この発明のように色分離後で多値化処理前に解像度補正
処理を施すようにすれば、取り扱う情報が1つであるた
めに、回路規模の縮小、補正パラメータの決定の簡略化
などの実用上のメリットを有することになる。
さて、一般に画像を記録再生するまでのMTF劣化の要
因としては、以下に示すように、1、光学系 2、光学走行系 3、処理回路 4、記録系 の問題がある。
1については、レンズのMTF (波長域別、像高に対
する変化、結像位置の許容幅、加工精度)、プリズム面
の精度、CCDの取り付は精度、CCDチップのそり、
光源のスペクトル変動などによって、光学系の性能が変
動するからである。
2の光学走行系では、光学ミラーなどの振動や移動速度
の変動が挙げられる。
3の処理回路に関しては、アナログ回路での容量成分に
よる信号波形の歪み、特に伝送線などを通過することに
よって生ずる(i号歪みがある。
4の記録系の問題としては、以下のような点を列挙でき
る。
・レーザビームのビーム径、ビーム形状・感光体ドラム
へのトナーの現像特性(トナー付着策、トナー濃度、ト
ナー粒径、トナー色など)・転写特性(転写率、転写紙
への転写特性など)・定着特性(トナーの定着前後のト
ナー径の変動など) このような要因のなかで、解像度の劣化に直接影響を及
ぼずのは、光学系とその走行系である。
第29図に光学系を駆動したときの主走査方向と副走査
方向のMTF値(補正前)を示す。この特性は2〜16
dots/mmまでの空間周波数をもつ白黒のパターン
を走査したときの計測値である。
この場合のMTFは MTF= (W−BK)/ (W+BK)(%)として
定義して使用した。ここに、Wは白信号、BKは黒信号
である。
第29図からも明らかなように、MTFの劣化は副走査
方向の方が著しい。同程度に補正するには、主走査方向
に対して副走査方向の補正量を2〜4倍に設定すればよ
い。
画像の細線部の再現性を向上きせるには、MTF値とし
て、30%以上必要であると言われている。
そこで、着目画素とその周辺画素の重み付は加算処理に
よって解像度補正手段を構成した場合において、上述し
た主及び副走査方向を同程度に補正し、しかも細線部の
再現性を劣化きせないようにするには、解像度補正手段
としては、3×3の画素の画像データを使用するコンボ
リューションフィルタを採用すればよい。
フィルタの要素を左側に、そのときの対応する画素の位
置(i、j)を右側に書くと、下記のようになる。
(i、j)の画素の濃度I (ij)に対してその周り
の8個の画素に着目する。このとき、(i−1,j−1
)〜(i+1.j+1)に対して新しい濃度値をI(i
j)’とすると、 I (ij)=H(I (i+Δ、j+Δ)XC(i+
Δ、j+△)) ここに、C(ij)はフィルタ係数であって、C(ij
)=a、b、c、・・・iである。
上述した補正内容を実現するためのフィルタ係数の一例
を以下に示す。
補正量を強くしたいときは、それに応じてフィルタ係数
を適宜設定すればよい。
上式の補正係数を使用したコンボリューションフィルタ
による補正結果を第30図に示す。
第31図はこのコンボリューションフィルタを使用した
解像度補正手段450の一例を示す回路構成図である。
3×3のマトリックスを使用する関係上、2個のライン
メモリ451,452と、7個のラッチ回路453〜4
59が使用され、第1の加算器430において1行2列
と3行2列目の画像データの加算処理が行われ、その後
乗算器(ピッ計シフト回路)431において所定係数の
掛算処理が実行きれる。
第2の加算器433では2行1列と2行3列目の画像デ
ータの加算が実行され、その後乗算器434で所定係数
の乗算が行なわれる。この乗算出力と乗算器431から
の乗算出力が加算器435で加算される。
一方、2行2列目の画像データが乗算器432で乗算さ
れ、これと加算器435からの加算出力とが減算器43
6で減算処理がなされる。その後、除算器437にて1
/2にレベルダウンされて正規化される。
解像度補正手段450の変形例を列挙すると以下のよう
になる。
乗算や加減算処理の代りにROMなどを使用してもよい
カラーゴースト処理後に解像度補正を実行しているが、
色分離後身値化処理の前であれば、その処理位置は問わ
ない。
ラインメモリはカラーゴースト補正用に使用されるライ
ンメモリを共通に使用にするように構成してもよい。
解像度補正と同時に画像記録用のレーザビームのパワー
を制御してもよい。これによって、特に細線部の再現性
が向上する。
解像度補正された画像データのうちカラーコードデータ
は領域抽出処理回路500に供給される。
領域抽出処理とは、色マーカで指定された任意の領域内
若しくは領域外の画像(黒画像)に対して、各種の画像
処理が可能となるように、その指定領域を抽出するため
の処理である。
従来では、デジタイザなどで位置指定を行ない、その後
原画を載せて走査処理が開始きれると共に、位置指定の
都度位置データ入力用のスイッチを操作していた。また
、位置指定は正方形若しくは長方形などの矩形状であり
、任意の領域を指定することかできなかった。
以下説明するマーカ領域抽出処理では、マーカで書かれ
た任意の領域を検出し、そのマーカの指定領域内/外で
画像処理後コピーできるようになされている。
例えば、第32図に示すように青マーカで領域a内を指
定すると、この領域aが自動的に検出され、この領域a
内がコピーされる。領域a外はコピーされない。色マー
カとしては、赤マーカでもよい。
このように特定された領域a内/外の画像をコピーする
には、第33図に示すように色マーカの領域を示すマー
カ信号BP、RPと、領域aを示す領域45号QB”、
 QR”を夫々検出する必要がある。
これらの領域検出は、基本的には、第34図〜第37図
に示すように、前ラインの領域信号Qに共通なマーカ信
号Pの立上りから立下りまでを求めて、この信号とマー
カ信号Pのオアを取ることによって、現ラインにおける
領域を算出する。
現ラインが第34図の場合と、第36図の場合とを夫々
第35図と第37図に例示する。
領域抽出回路500の具体例を第:38図以下に示す。
まず、第38図において、色マーカを走査することによ
って得られるカラーコードデータの各ビットデータが色
マーカ検出回路501に供給きれて、特定の色マーカの
有無が検出される。実施例では、赤及び冑マーカの2種
類について適用した場合であるから、2つのマーカ信号
BP、r(Pが検出きれることになる。
各マーカ信号RP、BPは夫々前処理回路502.50
3に供給きれて、指定領域に忠実なマーカ信号となるよ
うに前処理される。
前処理とは、一種の信号波形の整形処理であって、実施
例ではカスレ補正回路504,507、ノイズ補正回路
505,508 (いづれも主走査方向)及び副走査方
向におけるマーカ切れ補正回路506.509で前処理
回路502,503が構成されている。色マーカのカス
レ補正は、16dots/mm以内のカスレが補正され
、ノイズ補正は8 dots/mm以内のデータ欠如が
補正される。
マーカの太ざや、濃ざによりこれらの前処理を省略する
ことも可能である。
波形整形されたマーカ信号RP、BPはカラーコードデ
ータと共に、領域抽出部520に供給されて、指定領域
a内を示す領域信号に基づいて形成された濃度データ抽
出用のゲート信号が各走査ラインごとに出力される。
これらのより具体的な構成を以下に説明する。
第:39図は色マーカ検出回路501の一例である。色
マーカを走査することによって、マーカ自身の色を検出
できる。
このように、領域抽出部520は領域の頭出しを行なう
機能の他に、前ラインの領域信号に共通なマーカ信号よ
り現ラインの変換領域を求める機能を有する。
ここで、青のカラーコードデータのうち下位2ビツトは
°“01°°であり、赤のカラーコードデータの下位2
ビツトは°” 10 ”である。
そこで、図示するように、下位1ビツトのデータと、中
位1ビツトをインバータ511で位相反転したものがア
ンド回路513に供給される。
同様に、下位1ビツトをインバータ512で位相反転し
たものと、中位1ビツトそのものがアンド回路514に
供給される。
そして、アンド回路515から得られる垂直有効域信号
V−VALIDとサイズ信号B4のアンド出力とが、ア
ンド回路518にカラーコードの上位1ビツトと共に供
給されて色マーカが判定される。
その判定データがゲート信号として各アンド回路513
 + 514に供給される。
その結果、色マーカが青であるときには、そのマーカの
輪郭の太ざに対応したパルス幅を有する青マーカ信号B
Pが端子516より出力される。
同様に、色マーカが赤であるときは他方の端子517に
赤マーカ信号RPが出力されることになる。マーカ信号
の一例を第33図に示した。
領域抽出部520の一例を第40図に示す。
領域抽出部520は第1及び第2の領域抽出部520A
、520Bで構成され、夫々はデータ保存回路521A
及び領域演算回路522Aとデータ保存回路521B及
び領域演算回路522Bとを有する。第1及び第2の領
域抽出部520A。
520Bは共に、青マーカの領域を抽出する機能の他に
、赤マーカの領域抽出機能も有する。説明の便宜上、青
マーカの領域抽出を説明する。
青の領域信号を形成する場合、直前に走査して得られた
領域信号と、現走査ラインを走査することによって得ら
れるマーカ(=号から、現走査ラインの領域信号が演算
されて形成される。
そのためには、少なくとも3ラインの期間を利用して演
算処理する必要がある。それ故、第1のデータ保存回路
521Aでは、直前の走査ラインの最終データである領
域信号を1ラインにわたりメモリする機能と、この領域
信号と現走査ラインを走査することによって得られるマ
ーカ信号BPから形成きれた第1及び第2の領域信号(
実際はナンド出力)をメモリする機能と、ざらにこれら
領域信号を演算処理して得られた現走査ラインの領域信
号をメモリする機能を持たせなければならない。
また、実施例においては第2の領域信号はメモリを逆方
向から読み出して形成するようにしているので、これら
のメモリ機能を実現するために要するメモリの個数は、
合計16個となる。ざらに、赤マーカを検出する必要が
あるため、トータル的には32個のラインメモリが必要
である。
そのため、第1のデータ保存回路521Aには、夫々8
個のラインメモリで構成された一対のメモリ525,5
26を有する。そして、これらをラインごとに切り換え
使用するため、一対のシュミットトリガ回路523,5
24、一対のデータセレクタ527,528及びラッチ
回路529が設けられている。
第1のデータ保存回路521Aには入力信号として冑マ
ーカ信号BPの他に、青用の第1の領域演算回路530
Bで得られた3つの信号が供給される。
第1の領域演算回路530Bでは、直前の領域信号QB
と現走査ライン上のマーカ信号BPとから、現走査ライ
ンn上の青マーカの領域信号QB′が形成される。
説明の便宜上、第33図に示す走査ラインnを考えると
、領域信号QB (これは走査ライン(n−1)の領域
信号である)と、マーカ信号BPとの関係は第41図B
、Cに示すようになる。これらの信号がメモリ525に
ライン単位で格納される。
次の走査ライン(n+1)では、これらの信号がデータ
セレクタ527及びラッチ回路529を介して読み出さ
れる(同図り、E)。
一対の信号QB、BPはナンド回路531に供給され、
そのナンド出力FBI(同図F)がD型フリップフロッ
プ532のプリセット端子PRに供給され、直前領域信
号QBがそのクリヤ端子CLに供給される。その結果、
同図Gに示すような第1のナンド出力(第1の輪郭信号
)BNOか得られる。
第1のナンド出力BNO及びマーカ信号BPは逐次メモ
リ526に保存きれる。そのため、走査ライン(n+1
)ではシュミットトリガ回路524が能動状態となるよ
うに制御される。
第2の領域抽出部520Bでも同様な処理動作が同タイ
ミングに実行される。ただし、これに設けられたメモリ
はいずれも、順方向書き込みで、逆方向の読み出しとな
るようにアドレス制御される。
従って、マーカ信号BP及び直前領域43号QBの出力
タイミングは、nラインではWlであるのに対し、(n
+1)ラインではW2となり、若干速く読み出されるこ
とになる(同図H,I)。その結果、第2のナンド出力
BNIは同図にのようになる。マーカ信号BP及び第2
のナンド出力BN1は再び、データ保存回路521Bで
保存される。
次の走査ライン(n+2)では、第1のナンド出力B 
No、マーカ信号BP及び第2のナンド出力BN1が読
み出される(同図L〜0)。
ここで、第2の領域抽出部520Bに設けられたメモリ
は上述したように、順方向書き込み、逆方向の読み出し
であるから、この例では第1のナンド出力BNIと第2
のナンド出力BN2の読み出しタイミングW3.W4は
一致する。
両者はアンド回路533に供給され、アンド出力ABと
マーカ18号BP(同図N、0)がオア回路534に供
給されることによって、同図Pに示ずようなオア出力Q
I3’が得られる。
このオア出力QB“は取りも直ざず現走査ラインn上に
描かれた青マーカの輪郭内を示す信号に他ならない。つ
まり、このオア出力は現走査ラインの領域信号QB’と
なる。
領域信号QB’は次の走査ライン上における直前の領域
信号QBとして使用するため、データ保存口1i852
1A、521Bにフィードバックされることは容易に理
解できよう。
、このように、メモリの読み出し方向を逆転することに
よって得られる一対のナンド出力BNO。
BNIを利用することによって、マーカ領域を正確に検
出することができる。
赤マーカの検出も全く同様であるので、領域演算回路5
30Rの説明は省略する。ただし、535はナンド回路
、536はD形フリップフロップ、537はアンド回路
、538はオア回路である。
そして、QR′は赤マーカの領域信号を示す。
シュミットトリガ回路523,524、メモリ525 
+ 526及びデータセレクタ527,528を夫々一
対用意したのは、冑マーカと赤マーカが同時に存在する
ときでも、指定領域を同時に検出できるように配慮した
ためである。
それ故、端子A、Bに供給された2ライン周期の切り換
え信号によって、これらはラインごとに交互に切り換え
使用される。
出力端子に夫々得られた領域信号QB′、 QR′は第
42図に示す領域判定回路540に供給される。。
領域判定回路540は、外部より指定された画像領域の
処理指定、すなわち全画面についての処理か、部分的な
画面についての処理なのか、あるいは色マーカの内部を
処理するのか、外部を処理するのかに応じて、領域48
号QB”、 QR”の送出を制(卸するためのものであ
る。
領域判定回路540は4個のフリップフロップ541〜
544を有し、前段のフリップフロップ541.542
でラッチされた領域信号QB−,QR′は対応するナン
ド回路545〜548に供給され、後段のフリップフロ
ップ543,544でラッチされた領域信号QB”、 
QR′が対応するナンド回路545〜548に供給され
る。
ざて、第43図Aに示される走査ラインn上の信号関係
について考察すると、第44図及び第45図のようにな
る。
第44図は領域信号BP、RP (同図A−D)の入力
によってどのようなFF出力、Ql、Q2(同図H,L
)が得られかを示すものである。
従って、第45図A、Bに示す信号によって第1のナン
ド回路545からは同図Cに示す第1のナンド出力M1
が得られる。同様に、第2のナンド回路546には同図
り、Eに示す入力信号に基づいて同図Fに示す第2のナ
ンド出力M2が得られる。その結果、第1のアンド回路
551からは同図Gに示す区間II+に関連したゲート
信号S1が出力される。
同様にして、同図H,Iの入力信号から同図Jの第3の
ナンド出力M3が、同図に、Lの入力信号から同図Mの
第4のナンド出力M4が得られる。
その結果、第2のアンド回路552からは区間II及び
IVに関連したゲート信号S2(同図N)が出力きれる
。ゲート信号St、S2は第3のアンド回V8553で
ざらに論理積されて、第3のゲート・信号S3が出力さ
れる。
従って、冑マーカ使用時にはゲート信号S1が選択され
、これによって冑マーカで領域信号が形成きれる。
以下同様に、赤マーカ使用時にあるとぎにはゲート信号
S2が、そして赤マーカと青マーカの双方を使用してい
るときには、Sl、S2の夫々が選択される。
ゲート信号S3は領域信号Sとして使用される。
領域信号Sの内側を利用するのか、外側を利用するのか
は、第42図の端子559に供給されるマーカ内/外指
定信号によって選択される。
そのため、領域信号Sはゲート手段555を構成するエ
クスクルージプルオア回路556に供給されてマーカ内
/外指定信号に応じた出力が得られる(第45図0〜Q
)。
領域信号Sはざらに全画面/部分画面指定信号によって
制御される。そのため、図のように一対のナンド回路5
57,558で構成きれたゲート回路が設けられ、端子
561に供給された指定48号によって、そのゲート状
態が制(卸される。
つまり、今画面か指定されると、領域信号Sは°“1゛
°となる。
領域抽出処理の他の例を以下に示す。
色マーカごとに処理内容を予め決めておき、予め予約さ
れた処理を検出された領域に対して施すことが可能であ
る。
原稿の地色は白色であるが、その他の色であってもよい
色マーカとしては、蛍光ペン、特に、赤系統の色(橙、
ピンク)や青系統の色が好適である。
色マーカを直接原稿に記入できないときは、透明シート
上にマークしても同じことである。
なお、第46図に示すように必要な領域を塗り潰しても
、指定領域の検出は可能である。
解作度補正された濃度データと領域信号Sは夫々、信号
処理手段420に供給きれ、外部より指定された処理指
定13号に応じた処理(抽出/消去/塗り潰し/色消去
処理)が選択される。
第47図はこの処理手段420の一例である。
この処理手段420にはMTF補正手段450を経た画
像データの他に、領域抽出回路500において作成され
た領域信号Sが夫々対応する入力端子651,652に
供給される。
原稿がカラーであったとき、どの色の画像情報に対して
抽出、消去などの処理を行なうかは、外部より指定され
る。
そのためまず一致回路655が設けられ、これにカラー
コード(下位2ビツト)と共に、色消し指定データが供
給される。従って、色消し指定データとカラーコードが
一致したとき、入力画像データがゲート回路656で阻
止される。
カラーコードと一致しても、領域信号S外であるときに
も、ゲート回路656によって阻止されるようにするた
め、ナンド回路653が設けられている。
色消しを指定することによって最終的にとのような処理
が実行されるかを第48図に示す。
ここに、色消し指定コードが°’ o o o ”であ
ったときには、色消し処理がなされず、原稿の画像情報
の全てが白黒画像として記録きれることになる。同様に
、“001°°の指定によって青画像のみが消去され、
その他の入力画像に対して記録処理が行なわれることに
なる。
このような処理を行なうため、一致回路655からは第
49図に示すような出力Uが得られるようになされてい
る。第49図は一部の色消しモードについてのみ出力I
Iとの関係を例示した。
ゲート回路656でゲートされた画像データはセレクタ
657に供給されて処理指定48号に対応した画像デー
タに変換される。
そのため、このセレクタ657に関連して制御信号形成
回路660が設けられる。
制御信号形成回路660は図示するように、3個のナン
ド回路661〜663と、その出力が供給されるナンド
回路664で構成され、入力側のナンド回路661〜6
63には夫々対応する処理指定信号のほかに、領域信号
Sが共通に供給される。
そして、塗り潰しつまり、全黒処理指定用のナンド回路
661の出力がセレクタ657の入力側に画像データと
共に供給され、ナンド回路664の出力である制御信号
によってセレクタ657が制御される。
図では、制御信号が°H°゛のときb側に入力が選択き
れる。
処理指定信号として“°抽出°°処理が指定きれた場合
には、これが得られている間だけ画像データが出力され
ることになり、以下同様に、゛′消去“処理ではその間
だけ画像データの出力が阻止され、”°金塗り潰し°°
の処理指定においては、入力画像データに代えて°°1
°°の信号(所定のDC電圧)が画像データとして出力
きれる。
抽出、消去などの変換処理が終了した画像データは、次
に変倍手段(拡大・縮小手段)1に供給されて、指定さ
れた倍率に応じた変倍処理が実行きれることになる。
この例では、0.5倍から2.0倍までの間を1.0%
きざみで拡大・縮小することができるようにした場合で
ある。
ここで、この発明でも原理的には、拡大処理は画像デー
タを増加し、縮小処理は画像データを間引くような補間
処理である。
そして、第50図に示す主走査方向の拡大・縮小は電気
的な信号処理で行い、副走査方向(像形成体の回転方向
)の拡大・縮小処理は、画像読み取り装置に設けられた
光電変換素子の露光時間を一定にした状態で光電変換素
子または副走査方向への移動速度を変えて行なうように
している。
副走査方向の移動速度を遅くすると原画像が拡大され、
速くすると縮小されることになる。
この処理は走査線の本数の増減を制御していることにな
る。
第51図は拡大・縮小回路1の具体例である。
同図において、夕、イミング信号発生回路10は拡大・
縮小回路1全体の処理タイミングを制御するタイミング
信号などを得るためのものであって、これにはCCD1
04,105に対すると同様に、同期クロックCLKI
、水平有効域信号H−VALID。
垂直有効域信号V−VALID及び水平同期信号H−S
YNCが供給される。
そして、このタイミング信号発生回路10からは、まず
水平有効域信号H−VALIDの期間だけ出力される同
期クロックCLK2が出力される。その周波数は同期ク
ロックCLKIと同一周波数である。
ざらに、入力バッファ400及び出力バッファ350に
夫々設けられたメモリに対するメモリコントロール信号
lN5EL、 0UTSELが出力される。
64階調レベルを有する画像データDは入力バッファ4
00に供給される。
入力バッファ400は次のような理由に基づいて設けら
れたものである。
すなわち、第1に拡大処理時には使用される画像データ
の数が処理前よりも増加するため、基本クロックの周波
数を高くすることなく、データ増加後の処理速度を実効
的に高めることができるようにするためである。
第2に、拡大処理時における拡大画像が中央を基準にし
て記録されるようにするためである。
それ故、拡大処理時は第1の条件を満たすため、この人
力バッファ400に供給される読み出しクロックRDC
LKの周波数が通常時の周波数よりも低下せしめられる
。そして、第2の条件を満たすため、読み出し開始アド
レスが倍率に応じて設定される。その詳細は後述する。
拡大・縮小の指定倍率に応じて出力された画像データD
は縦続接続された2つのラッチ回路11゜12に供給さ
れて、6ビツト構成の画像データ、従って中間調レベル
をもって出力された画像データDのうち隣接した2つの
画素の画像データDI。
DOがラッチクロックDLCKのタイミングでラッチさ
れる。ラッチクロックDLCKは同期クロックCLKI
と同一周波数である。
ラッチ回路11.12でラッチされた画像データDo、
DIは補間データ用のメモリ(ROM使用、以下補間R
OMという)13に対するアドレスデータとして使用さ
れる。
補間ROM13は隣接する2つの画像データから参照さ
れる新たな中間調レベルを有する画像データ(以下この
画像データを補間データSSという)が記憶されている
補間データテーブルである。
補間ROM13のアドレスデータとしては、上述した一
対のラッチデータDo、DIの他に、補間選択データS
Dが利用きれる。
700は、補間選択データSDなどを格納した補間デー
タ選択手段である。詳細は後述するとして、補間選択デ
ータSDは、一対のラッチデータDo、Diによって選
択されたデータテーブル群のうち、どのデータを補間デ
ータとして使用するかを決定するためのアドレスデータ
として利用される。
補間選択データSDは、後述するように拡大・縮小のた
めの設定倍率により決定される。
第52図は、ラッチデータDO,DIと補間選択データ
SDによって選択される補間データSSの一例を示すも
のである。実施例では、Do、DIのデータを直線補間
したものを補間データとしている。
第52図において、SSは64階調レベルでもって出力
きれる補間データ(6ビツト)で、ラッチデータとして
使用される画像データDo、DIはそれぞれ64階調レ
ベルをもつことから、補間データSSとしては、64X
64=4096通りのデータブロックが含まれている。
図は、DO=O,D1=Fであるときの、各ステップに
おける直線補間による理論値(小数点5桁)と、実際に
メモリきれている補間データSSの値を、正傾斜と負傾
斜の夫々の場合について示す。
さて、補間ROM13より出力された補間データSSは
ラッチ回路14でラッチされたのち、出力バッファ35
0に供給される。
出力バッファ350は画像縮小時にお゛いて画像データ
が減少することにより生じる無効データを処理するため
に設けられる。ざらに、画像縮小時、縮小画像が記録紙
の中央を基準にして記録できるようにするためである。
第53図は入力バッファ400の一例を示す。
入力バッファ400には一対のラインメモリ401.4
02が設けられ、夫々には1ライン分の画像データDが
供給される。一対のラインメモリ401.402を設け
たのは1ライン分の画像データを交互に供給して、画像
データの書込み及び読み出しをリアルタイムで処理でと
るようにするためである。
ラインメモリ401,402は4096X8ビツトの容
量をもつものが使用される。この容量は、解像度を16
dots/mmとしたときで、しかも最大原稿サイズが
84サイズ(横の長ざが:256mn+)であるときの
値である。
ラインメモリ401.402へのデータ書込み時は、書
込みクロックCLK2が使用され、読み出し時は読み出
しクロックRDCI、にが使用されるので、これらクロ
ックはクロック選択用の第1及び第2のスイッチ403
.404を介して夫々のアドレスカウンタ405,40
6に供給される。
読み出しクロックRDCLKは拡大倍率指定時に通常時
とは異なる周波数に設定される。どのような周波数に設
定するかは指定倍率によって相違する。
第1及び第2のスイッチ403,404は一方のライン
メモリが書込みモードにあるとき、他方のラインメモリ
が読み出しモードとなるように相補的に制御される。そ
のためのスイッチコントロール信号としてはタイミング
信号発生回路10で生成されたコントロール信号lN5
ELが利用される。
この場合、一方はインバータ409によって位相反転さ
れて供給される。コントロール信号lN5Eしは2水平
周期を1周期とする矩形波信号である(第68図参照)
ここで、画像拡大時においてもその拡大画像が記録紙の
中央を基準にして記録きれるようにするため、拡大処理
時にはその拡大倍率に応じて、書き込み開始タイミング
が制御される。そのため、クロックCL K2はゲート
回路などで構成されたクロック出力制御回路410を介
して第1及び第2のスイッチ403,404に供給され
る。
制御回路410には書き込み開始タイミングを制御する
ためのプリセットデータPOが供給される。
この制御回路410では、クロックCLK2をカウント
してその値がプリセットデータPoに一致したととから
、クロックCLK2が出力されるようになされている。
これによって入力バッファ400へのデータ書き込み量
が制限されるが、その詳細な説明は後述することにする
ラインメモリ401,402からの出力は第3のスイッ
チ407でその何れかが選択されたのちラッチ回路11
に供給きれる。そのスイッチング信号としては上述した
コントロール信号IHSELが使用されるものである。
第54図は出力バッファ350の一例である。
その構成は入力バッファ400とほぼ同一であるが、拡
大・縮小後の画像データが記憶きれるため、ラインメモ
リ351,352は、4096X8ビツトのものが使用
されている。
また、353+ 354,357は第1〜第3のスイッ
チ、355,356はアドレスカウンタ、359はイン
バータである。
スイッチ選択のためのコントロール信号はタイミング信
号発生回路10で生成された信号0UTSEL(第68
図参照)が使用される。
クロックL CK2は縮小倍率指定時のみ、その周波数
が変更される。クロックPCLKは出力装置70の同期
クロックである。
アドレスカウンタ355,356にはその初期アドレス
を設定するためのアドレス指定データが供給される。そ
のため、図示するように、書き込み開始アドレスデータ
と読み出し開始アドレスデータとが第4及び第5のスイ
ッチ361,362を介して夫々のカウンタ355,3
56に供給される。
この場合、スイッチコントロール信号0(ITsELに
よって書キ込み開始アドレスデータと読み出し開始アド
レスデータとが1ラインごとに交互に供給されるように
制御される。読み出し開始アドレスは常に0アドレスが
指定され、書き込み開始アドレスは縮小画像が常に中央
を基準にして記録きれるようにするため、倍率に応じて
自動的に変更きれる。詳細は後述する。
書き込み開始アドレスデータ及び読み出し開始アドレス
データは、いづれもシステムコントロール回路(図示せ
ず)より供給される。
ここで、入力バッファ400と出力バッファ350の処
理動作を第55図〜第73図を参照して説明する。
第55図■ば等倍量の処理動作であって、同図Aの同期
クロックCLKIに対して入力バッファ400に供給さ
れる読み出しクロックRDCLKの周波数は同期クロッ
クCLKIの周波数と同一である(同図B)。
これによって、入力バッファ400からは同図Cに示す
画像データDが読み出され、これが補間ROM13のア
ドレスデータとして供給される。
その結果、同図りのような補間データSSが得られる。
この補間データSSが最終的には、出力バッファ350
に供給されて一時的に記憶される。
この場合、出力バッファ350に供給される書き込みク
ロックLCK2の周波数は同期クロックCLK1の周波
数と同一である。
これに対して、第55図IIは倍率を2倍に設定したと
きの処理動作である。
1倍以上の倍率を設定したときには、入力バッファ40
0への読み出しクロックRDCLKのみ、その周波数が
設定倍率に応じて変更される。
倍率を2倍に設定したときには、同図Aの同期クロック
CLKIに対して入力バッファ400に供給される読み
出しクロックRDCLにの周波数は1/2に落とされる
(同図B)。
これによって、入力バッファ400からは同図Cに示す
画像データDが読み出され、これが補間ROM13のア
ドレスデータとして供給される。
その結果、同図りのように同期クロックCLK1の1ザ
イクルに対して1個の補間データSSが得られる。この
補間データSSが出力バッファ350に供給されて一時
的に記憶される。
この場合、出力バッファ350に供給される書き込みク
ロックLCK2の周波数は同期クロックCLKIの周波
数と同一である(同図E)、。
このように、1倍以上の倍率が選択きれた場合でも、読
出しクロックRDCLKの周波数を下げることによって
拡大処理を行うようにしたから、入力バッファ400に
供給するクロックRDCLK以外は、基本クロックのま
まで処理動作が実行される。
従って、拡大・縮小回路1としては動作速度の速い回路
素子を使用しないでもよい。
勿論、入力バッファ400できえも、そのクロツり周波
数は等倍量のクロック周波数より低いものであるから、
全ての回路素子は高速動作のものを使用する必要がない
縮小時、例えば画像を0.5倍に縮小する場合には、第
56図に示すように、入力バッファ400への読み出し
クロックRDCLKは同期クロックCLKIと同一であ
る代わりに、出力バッファ350に供給される書き込み
クロックLCK2の周波数が1/2に落とされる。
これによって補間データSSの書き込みタイミングが2
サイクルに1回となるので、余分な画像データが間引か
れて出力バッファ350に記憶されることになる。
なお、拡大・縮小処理動作の詳細は後述することにする
さて、第51図に示す補間データ選択手段700はデー
タ選択信号の書込み回路710と、データ選択メモリ7
20とで構成される。
データ選択信号の書込み回路710には、倍率により定
まる補間選択データSDと倍率に応じたタイミングでこ
の補間選択データSDが出力されるような制御を行なう
ための処理タイミング信号TDとがブロックごとに格納
されている。
補間選択データSDはその容量が多いことから、その書
込み回路710は大容量のROMが使用される。この場
合、専用のROMを使用することもできるが、システム
コントロール回路に具備された制御プログラム用のRO
Mを使用してもよい。
データ選択メモリ?20は補間選択データの書込み回路
710に格納された補間選択データSD。
処理タイミング信号TDのうち、倍率指定に応じたデー
タSD及びTDを書込むために使用される。
従って、実際の画像処理時における補間選択データSD
はこのデータ選択メモリ720に書込まれた補間選択デ
ータが使用される。
このようなことから、データ選択メモリ720としては
、高速で書込み及び読み出しすることができるスタテッ
クRAMなどが使用される。
倍率指定データと倍率セットパルスDSとは夫々書込み
回路710に供給される。
一方、データ選択メモリ720への補間選択データSD
、処理タイミング信号TDの書込み時は、書込み回路7
10側のクロック5ETCLKが利用される。そのため
、第51図に示すように、データ選択メモリ?20側に
はクロック選択回路730が設けられて、同期クロック
CL K2と書込み回路710からの書込みクロック5
ETCLKとが選択きれる。
選択されたクロックはカウンタ740でカウントされ、
その出力がアドレスデータとしてデータ選択メモリ72
0における12ピツトのアドレス端子AO〜AI’lに
供給きれる。
ここで、カウンタ740では、4096クロツク(従っ
て、4096画素分のデータ)をカウントしたときにキ
ャリーパルスが発生するように構成される。
キャリーパルスは転送終了信号(書込み終了信号)C8
として使用される(第58図B)。
第57図は書込み回路710の一例を示す。
同図において、711はデータROMであり、これには
第59図、第60図に示すような補間選択データSDと
処理タイミング信号TDが格納されている。
ここで、画像読み取りに先立って、書込み回路710に
格納きれた補間選択データSDなどは、外部より倍率が
指定された後においてデータセットパルス(倍率セット
パルス)DS(第58図A)に基づとデータROM71
1のデータがデータ選択メモリ720に転送される。
データセットパルスDSは第57図に示すコントロール
回路712に供給きれて、第58図Cに示す書込みイネ
ーブル用のコントロール信号ESが生成きれる。
コントロール信号ESはカウンタ713に供給されて、
これに供給される発振回路714からのクロック5ET
CLKのカウント状態が制御される(第58図り、E)
コントロール信号ESが°゛0°゛の期間はカウンタ7
13によるアドレスAO〜へ〇及び指定倍率によるアド
レスA7〜A13に対応する補間選択データSDと、処
理タイミング信号TDがブロック単位(第59図及び第
60図−点鎖線領域)で繰り返して、1ラインに相当す
る4096個のデータがデータ選択メモリに書き込まれ
る。
ここで、第58図参照Hに示すように倍率が160%で
あるときには、160クロツク(160画素分のデータ
)、倍率が80%であるときには、100クロツク(1
00画素分のデータ)が繰り返されることになる。
また、データROM711は、アクセスタイムが遅いの
で、通常の読み取り速度より低い周波数のクロックで読
み出される。その書込みタイミングはデータ転送りロッ
ク5ETCLKに同期している。
なお、バッファ@路715は画像読み取り状態において
、データROM711からの信号がデータ選択メモリ7
20及び後述する同期回路750側に悪影響を及ぼさな
いようにするために設けられたものであり、コントロー
ル信号ESが°°O″の期間のみ能動状態となる。
コントロール信号ESは、またデータ選択メモリ720
に対する書込み用のイネーブル信号としても利用される
(第51図参照)。
データ選択メモリ720へのデータ(4096個のデー
タ)の書込みが終了すると、カウンタ740からの転送
終了信号C8が出力され、これによってデータ書込み期
間が終了する(第58図参照)。
その後、通常の画像処理モードとなりデータ選択メモリ
720から補間選択データSDと処理タイミング信号T
Dとが読み出されて、後段の同期回路750に供給され
る。
カウンタ713はクリヤ信号CLR(同[ZIF)によ
ってクリヤされるが、このクリヤタイミングは倍率によ
って相違する。
なお、縮小倍率のときには第58図参照Hに示すように
なる。同図G、Hは、倍率が80%のときのカウンタ7
13のアドレスデータと、これに供給されるクリヤ信号
CLRとの関係を示す。
処理タイミング43号TDは、上述のように補間データ
SSが存在するとぎには1°”、存在しないとき及びデ
ータを間引くときには°°0°°のように選定されてい
る。
第61図は第51図における同期回路750の一例を示
す。
同期回路750は図示するように、複数のラッチ回路7
51〜755と複数のアンドゲート761〜764とで
構成され、補間選択データSDはラッチ回路751.7
52及び755で順次ラッチされる。
一方、処理タイミング信号TDのうちビット1のデータ
はラッチ回路751〜754で順次ラッチきれる。これ
に対し、ビット0のデータはラッチ回路751と752
とでラッチされる。
ラッチ回路751〜754には同期クロックCLK2が
、残りのラッチ回路755及びアンドゲート761〜7
64には位相反転された同期クロックCLK2がラッチ
クロックとして供給される。
一方、複数のアンドゲート761〜764にはラッチさ
れた処理タイミング信号TDが供給される。−cして、
アンドゲート761の出力が入力バッファ400の読み
出しクロックRDCLKとして供給されると共に、アン
ドゲート762の出力がラッチ回路11.12のラッチ
クロックDLCにとして供給される。
同様に、アンドゲート764の出力が出力バッファ35
0の書き込みクロックLCK2として供給されると共に
、アンドゲート763の出力がラッチ回路14のラッチ
クロックLCKIとして供給される。
ここで、処理タイミング信号TDが′°1°°のときア
ンドゲート761〜764は開となり、” o ”のと
き閉となる。
同期回路750をこのように構成すると、指定倍率に応
じた周波数をもつ読み出し及び書き込みクロックを生成
することができる。その具体例を次に説明する。
第62図は160%の倍率に選定したときのタイミング
チャートを示す。
まず、データj巽択メモリ720から出力されるデータ
は第64図に示すように、全データのうち−の4ビツト
は補間選択データSDであり、残り4ビツトのうち、ビ
ット0は入力バッファ400に対する読み出しクロック
RDCLK及びラッチ回路11.12に対するラッチク
ロックDLCK用のデータとして使用される。
また、ビット1は出力バッファ350への書き込みクロ
ックLCK2とラッチ回路14に対するラッチクロック
LCKIとして使用される。ビット2はデータROM7
11への繰り返し48号とカウンタ714に対するクリ
ヤ信号CLRとして使用される。ビット3は、この例で
は未使用ビットとなっている。
さて、倍率が160%であるときには、データ選択メモ
リ720から第62図Bに示す補間選択データSDが出
力され、処理タイミング信号TDのビット0及びビット
1としては同図り、Eに示すデータが出力される。
同図B、Cは共に補間選択データSDであって、同図B
はラッチ回路751でラッチする前のタイミングを、同
図Cはラッチ後のタイミングを示す。
従って、次段のラッチ回路752からは同図F〜Hに示
すように夫々が1サイクルだけ遅延された状態で出力さ
れる。
補間選択データSDはざらにラッチ回路755でラッチ
処理されるので、ざらに1サイクル分だけ遅れるから、
同図■のようになる。この同図Iに示す補間選択データ
SDが補間ROM13にアドレスデータとして供給され
る。
アンドゲート761,762には同図り、Gに示される
ビットOの処理タイミング信号TDが供給されるので、
これらと逆相の同期クロックCLK2とのアンドをとれ
ば、同図J及びKに示す読み出しクロックRDCLK及
びラッチクロックD i−CKが得られる。
また、ラッチ回路753,754ではビット1の処理タ
イミング48号TDがラッチきれるものであるから(同
図り、M) 、アンドゲート763゜764からは同図
N、Oに示すようなりロックLCKI、LCK2が出力
される。これらのクロックLCKI、LCK2は互いに
逆用のクロックであるが、その周波数は同期クロックC
LKIと同一である。
このように、拡大倍率が選択されたときには、入力バッ
ファ400に供給きれる読み出しクロックRDCLKの
みその周波数が変更きれるものである。
第63図は80%に縮小するときのタイミングチャート
である。
この場合には、データ選択メモリ720から同図Bに示
す補間選択データSDが出力され、処理タイミング信号
TDのビット0及びビット1としては同図り、Eに示す
データが出力される。
入力バッファ400に供給される読み出しクロックRD
CLK及びラッチ回路11.12へのラッチクロックD
LCKは同図J、にのようになる。すなオ)I5、これ
らの周波数は変化がない。
これに対して、ラッチ回路753+ 754からは同図
り、Mに示すラッチクロックが出力されるので、アンド
ゲート763から同図Nに示すラッチクロックLCKI
が得られることになる。そして、他方のアンドゲート7
64からは同図Oに示す書き込みクロックLCK2が得
られる。
このように、画像縮小時は出力バッファ350に対する
書き込みクロックの周波数のみその設定倍率に応じて変
更されることになる。
きて、冒頭でも述べたように拡大・縮小処理された画像
を記録紙の中心線aを基準にして記録するには、入力バ
ッファ400の書き込み開始タイミングあるいは出力バ
ッファ350の読み出し開始タイミングを制御すればよ
い。その理由を次に説明する。
上述したように、CCD104,105の最大画像読み
取りサイズが84判で、その解像度が16dots/I
IImであるものとした場合、1ライン分のメモリ容量
は4096ビツトとなる。従って、ラインメモリ401
,402及び351.352としては、4096ビツト
の容量があればよい。
等倍量は4096ビツトの容量のラインデータがその”
まま出力バッファ350側に供給されたのち、出力装置
70に供給きれることになる。
これに対して、画像拡大時は入カバッファ400の画像
データ量がその倍率に応じて増加し、増加した画像デー
タが出力バッファ350に供給されることになるから、
そのままでは画像データがオーバフローして、必要とす
る画像データを漏れなく出力バッファ350に格納する
ことができないばかりか、中央を基準にして画像を記録
することができない。
原画像を2倍に拡大すると、補間処理によって画像デー
タ量は原画像データの2倍となる。そのため、入力バッ
ファ400に書き込むデータ量を予め1/2に制限する
一方、画像データのうち2048ビツト目はB4サイズ
における有効水平ライン(有効長)の容量(4096ピ
ツト)の172に当り、これは丁度記録画像の中心党に
対応する。
このようなことから、入力画像データのう?31024
ビット目から3072ビツト目までの合計2048ビツ
トを、第65図Aに示すように、入力バッファ400の
Oアドレスから順次書き込むようにすれば、これを補間
処理してそのデータ量を2倍に増やしても、その全ての
画像データを出力バッファ350に書き込むことができ
る(同図B)。
この場合、補間処理後の画像データは第65図Bに示す
ように、画像の中心用を中心として拡大処理されたデー
タであるので、必要とする画像の一部が欠如して記録さ
れるようなことはない。
このようなことから、拡大時は入力バッファ400の書
き込み開始アドレスを設定倍率に応じて制御すれば、第
66図Bに示すように、画像の中心を中心として記録紙
上に記録することができる。
従って、拡大時のプリセットデータPoは、次のように
設定されるものである。
プリセットデータP。
= (4096X拡大倍率−4096) / 2なお、
第66図Cは等倍量の記録例を示す。
縮小処理時は第65図Cに示すように、入力バッファ4
00へのデータ書き込み及び読み出しは等倍量と同様で
あって、0アドレスから書と込み、0アドレスから読み
出される。
そして、0.5倍に画像を縮小した場合には、補間処理
によって1ライン分の画像データは1/2に減少され、
この画像データが出力バッファ350に書き込まれる。
ここで、読み出された画像テ゛−夕をそのまま出力バッ
ファ350に書き込んでしまうと、同図Eに示すように
出力バッファ350の0アドレスから画像データが書き
込まれ、かつこの0アドレスからの画像データで記録紙
の片側から順次記録されること゛になるから、画像はオ
リジナルの左上の部分しか記録されないことになる。
これを避けるには、書き込み開始アドレスを1024ア
ドレス目に設定すればよい(同図D)。
そして、読み出し開始アドレスをOアドレスに設定する
と、1024ビツト目までは空のデータ(白に相当する
)で記録されていることになるから、記録画像は第66
図Aに示すように記録紙の中心用を中心として縮小画像
が記録されることになる。読み出し開始アドレスはプリ
セットデータPoによって設定される。
従って、出力バッファ350の書き込み開始アドレスは
、 書き込み開始アドレス = (409(i−4096X縮小倍率)/2のように
設定されるものである。
このようなことから、拡大・縮小倍率に応じて、入力バ
ッファ400の書き込み開始タイミング(プリセットデ
ータPo)及び出力バッファ350の書き込み開始アド
レスを適宜選定すれば、1ライン分の容量をもつライン
メモリを使用しても中央基準の記録処理を実現すること
ができる。
第67図に書き込み開始アドレスデータとプリセットデ
ータPoの設定例を示す。
第68図に上述した処理動作の一例を示す。
同図D−Gに示すように、プリセットデータPO及び書
き込み開始アドレスはいづれも、水平同期信号H−SY
NCに同期してセットされる。
入力バッファ400に対する書き込み及び読み 。
出しタイミしグを同図り、Eに示す。同様に、出力バッ
ファ350に対する書き込み及び読み出しタイミングを
同図F、Gに示す。
コントロール信号lN5EL、 0UTSELは、上述
したように、2水平周期を1周期とする矩形波信号であ
る。
補間処理時の各部における信号のタイミングチャートは
第69図に示すようになる。
CCD104,105から得られるオリジナル画像デー
タを、Do(0) 、 DI(F) 、 D2(F) 
、 D3(0) 、 D4(0)  (カッコ内は各画
像データの階調レベルを示す)とする。
入力バッファ400に読み出しクロックRDCLKが供
給されると、アクセスタイムtl後に画像データDが出
力され(第69図A、B) 、これがラッチクロックD
LCKでラッチされる(同図C)。
ラッチクロックに同期してラッチ回路11からDI(F
)が出力されたときには、ラッチ回路12からはD O
(0)が出力される(同図り、E)。
なお、ラッチクロックDLCKは同期クロックCLKI
より1サイクルだけ遅れている。
一方、外部で設定した倍率信号によって、補間選択デー
タSDとしTO;28;10i38;・・・ (同図F
)が出力される。
その結果、補間ROM13からは、画像データDo、D
iと、補間選択データSDとによって、補間データテー
ブルが参照されて、必要な補間データSS(同図G)が
出力される。従って、補間データSSは、 0(So)、9(SL)、F (S2)、F (S3)
8 (S4) 、 0 (Ss) 、  ・・・となる
読み出された補間データSSはラッチ回′fs 14に
順次送出される(同図H,I)。2値化された補間デー
タSSは書と込みクロックLCK2によって出力バッフ
ァ350に書き込まれる(同図、)。
K)。
なお、第69図において、t2は補間ROM 13のア
クセスタイム、t3は出力バッファ350のアクセスタ
イムである。
次に、縮小処理について説明するが、第70図は縮小率
が80%のときの信号のタイミングチャートを示す。
画像データの階調レベルは上述した拡大処理の場合と同
じとする。
そして、ラッチ回路11.12から隣接する2つの画像
データ(例えば、画像データDi、 Do)がアドレス
信号として補間ROM13に供給され、外部で設定した
縮小用の倍率(80%)がデータ選JR信号書き込み回
路710に供給されることも、上述した拡大処理の場合
と同じである。
縮小処理の場合には、読み出しクロックRDCLKもラ
ッチクロックDLCKも、同期クロックCLKlと同一
周波数であり、入力バッファ400から補間ROM13
までの信号の関係は第70図A〜Fのようになる。
これに対して、ラッチクロックLCKIは同図Gとなる
ため、ラッチ出力は同図14のようになる。
ここで、書キ込みクロックLCK’2もラッチクロッ”
 りLCKIと同一周波数であるから、出力バッファ3
50には同図Iに示すようなデータが書き込まれること
になる。
上述の実施例において、拡大、縮小の倍率を変更すれば
、補間データ用の選択メモリ720がら出力きれる補間
選択データSDが変り、補間R○M13がそれに応じて
アドレスされて対応する補間データSSが出力されるこ
とは明らかであろう。
ところで、上述では原稿の中央を基準にして画像を読み
取り、記録紙の中央を基準にして画像が記録されるよう
な画像処理装置に適用したが、この発明はこれ以外の画
像処理装置にも適用することがでとる。
第1に、画像読み取りも、画像記録もともに原稿(記録
紙)の片側を基準にして処理される乙のであるときは、
CCD104,105の画像読み取り開始位置と、記録
開始位置(光走査の開始位置、レーザープリンタでは、
レーザービームの記録ビーム開始位置)とが同じである
ので、問題なくこの発明を適用できる。
第2に、画像読み取りが原稿の中央線を基r暫にして行
なわれ、画像記録は記録紙の片側を基準にして処理きれ
るタイプの画像処理装置では、入力バッファ400の読
み出し開始アドレスは次のようになる。
この場合、出力バッファ350のプリセットデータPo
は常にOである。これに対して、読み出し開始アドレス
は倍率48号だけでは決定することができない。原稿の
サイズによって相違する。
そのため、この種画像処理装置においては、原稿サイズ
を示す指定倍率から読み出し開始アドレスが決定きれる
第71図へに示すように、読み取るべき原稿52のサイ
ズがA4判であるときを以下に示す。
上述のように、16dots/mmであるときには、A
4判の横幅のビット数は、 210mm X 16ots/mm = 3360ビツ
トであるから、最大読み取り原稿サイズが84判である
と、第71図の輻Yに対して倍率を乗じた値が、入力バ
ッファ400に対する読み出し開始アドレスとなる。
従って、読み出し開始アドレスは、 (409[5−3360) /2=368ビットとなる
任意の倍率における書き込み開始アドレス及びプリセッ
トデータPoの各位を第72図に示ず。
たtiシ、原稿サイズはA4判の場合である。
このように書き込み開始アドレス及びプリセットデータ
Poが倍率に拘らず一定であるのは、片側を基準にして
画像が記録されるからである。
第3に、画像読み取りが第71図已に示すように、片側
を基準にして行なわれ、画像記録は記録紙の中央線aを
基準にして処理されるタイプの画像処理装置でCよ、入
力バッファ400のプリセットデータPo及び出力バッ
ファ350の書き込み開始アドレスは以下のように定め
られる。
すなわち、4096>3360X倍率の場合には、書き
込み開始アドルレスが設定され、その逆においては、プ
リセットデータPoが設定される。
従って、4.096 > 3360 X倍率のとき、書
き込み開始アドレスは、 書き込み開始アドレス = (4096−3360X倍率)/2このとき、入力
バッファ400のプリセットデータPOはOに設定され
る。
これに対して、4096<3360X倍率のとき、プリ
セットデータPoは、 プリセットデータPO = (33(50−4096/倍率)/2である。この
ときの出力バッファ350の書き込み開始アドレスはO
となる。
その結果1.任意の倍率における書き込み開始アドレス
及びプリセットデータPOは第73図に示したような値
となる。
このように、書き込み開始アドレスあるいはプリセット
データPOは原稿の読み取りあるいは書き込み基準に応
じて変更することもできる。
拡大・縮小回路1には、上述した画像データの他に、領
域信号S及び属性指定信号Pの夫々が供給されるように
なっている。
これによって、領域信号Sも属性指定信号Pも、共に画
像データと同様な拡大・縮小処理が施されここで、領域
信号Sも属性指定信号Pも、1ビツトの信号であるから
、拡大・縮小処理手段としては次の2つの手段が考えら
れる。
第1には、1ビツトの信号(「○11」)のうり、「O
」は0〜63レベルの「0」に対応させ、「1」は「6
3」に対応きせる。すなわち、「0」及び「63」の6
ビツト信号として取り扱う。
こうすることによって、濃度データと同一の信号形態と
なり、濃度データの変倍回路2と同一の回路で拡大・縮
小処理することができる。
第2には、1ビツトの信号であることから、2値画像の
変倍処理方法として周知の最隣接法(S2O法)や、9
分割法などの手段を利用することができる。
このうち、S2O法は、周知のように等倍格子とX倍格
子(Xは外部より指定)との関係で、最も近い格子が変
倍後の格子として使用する処理手段をいう。
こうすることによって、指定倍率に応じて領域信号Sや
属性指定信号Pが拡大・縮小処理きれ、色マーカで指定
した領域を、指定した倍率で画像処理することができる
拡大・縮小処理された画像データは、次に網かけ処理が
施きれる。
網かけの具体例は後述するとして、この網かけ処理口′
#5440は第74図に示すように構成きれている。
網かけ処理回路440は網かけ用のパターンROM44
1を有し、その列アドレス及び行アドレスを参照するこ
とによって、必要な網かけ処理のためのデータが読み出
される。
そのため、列カウンタ442及び行カウンタ443が設
けられ、B4サイズに対応した信号によってインクリメ
ント・すれたカウンタ出力によってROM441の列ア
ドレスが指定され、同様に1ベルに同期したクロックC
Kでインクリメントされたカウンタ出力によってROM
441の行アドレスが指定される。
アドレス指定によって得られた網パターンデータは演算
回路(アンド回路)444において画像データと演算さ
れる。処理後の画データは網がかかったデータとなる。
領域信号Sと網かけ指定信号はアンド回路445に供給
され、その出力でROM441のチップセレクトが制御
される。
その結果、第75図に示すように、網かけ指定信号が得
られたときには、その指定領域の間はROM441が選
択され、網かけ用の画像データが選択的に出力されて、
網かけ画像が記録されることになる。
ROM441に対するアドレス指定の繰り返しは網パタ
ーンの繰り返し周期で決定される。
この例では第76図に示すような8X8の網パターンを
使用した場合であるので、これに対応したアドレス指定
の縁り返しとなる。従って、カウンタ442,443も
8進のカウンタが使用される。
第77図Aは網かけ処理前の原画の波形を示j′。
これが網かけ処理されることによって、同図13に示す
ような波形となる。
網パターンは第76図の例に限定きれるものではなく、
また複数のROMを用意して、これを選択するような構
成とすることもできる。
網かけ処理された画像データは、次の処理工程で多値化
きれる。
従来において、記録画像の閾値を設定するには、操作部
上に設けられたレベル選択釦を操作して閾値を決定して
いた。
ところが、これらのレベル決定はある程度複写装置の操
作に慣れた者でなければ、適正なレベルを1回の操作で
設定することが困難である場合が多い。つまり、従来で
は無駄な試し焼とをすることが多かった。
このような欠点を解消するものとして、自動濃度方式が
案出きれている。これは、原稿に対する本走査の前段階
として、ブリスキャンを実行して、濃度情報を得、この
濃度情報に基づき、原稿の閾値を決定するようにしてい
る。
この方式の欠点は、ブリスキャンによって原稿の濃度情
報を検出する点にある。これによって、複写を行なう場
合の最初のコピー時間が長くなり、。
複写の生産性がそれ程改善されない点にある。そのため
、リアルタイムで設定する方式を開発する必要がある。
リアルタイムで原稿の濃度を設定しようとする場合、原
稿の濃度ヒストグラムを作成することが考えられる。
今、濃度情報から第78図に示すような濃度ヒストグラ
ムが得られたとき、この濃度ヒストグラムにおけるピー
ク度数を与えるレベルより多値化の閾値を算出している
。そのため、この手段を採用する場合には、?!r’b
%度レベルでの度数をカウントしなければならないから
、回路規模が増大する嫌いがあった。
以下説明する内容は、ブリスキャンなしにリアルタイム
で最適な原稿濃度を、回路規模を大きくすることなく設
定でざるようにした自動閾値決定手段600Bを例示す
る。この自動閾値決定手段600Bは多値化回路600
Aに関連して設けられる。
そのポイントは、各走査ラインにおける濃度データのう
ち、最大値DHと最小値DLの各データがらライン単位
て閾値を決定するようにしたものである。カラー原稿で
は、青、赤、黒の3色分離を行なう関係上、現在記録す
る色に相当する画素の濃度データをサンプリングして、
各色ごとにその最大、最小値が算出される。
閾値下の算出式の一例を示す。
TI=ki (D)I−DL)+DL ここに、i=青、赤、黒 j;多値のレベル に=0.1〜0.8までの係数で 好ましくは0.2〜0.6 にの値は色ごとに相違する。
ただし、上述した色分離用のマツプに格納される濃度デ
ータの値によっても相違することは明らかである。
例えば、2値の場合、kは黒色で1/2〜1/3、赤及
び青色で1/2程度である。従って、多値閾値はDH−
DLやDLの値に応じて多値レベル毎に変えて求められ
る。
最大あるいは最小値を算出する過程で、ノイズなどが混
入することが考えられるが、そのようなときの対策とし
て、濃度データが急変する場合にはサンプリングしない
で館の濃度データをそのまま使用したり、または前後の
濃度データの平均値を使用したりすることが考えられる
。また、算出された閾値の急変を避けるために、すでに
決定された複数ラインの閾値の平均値を、現ラインの閾
値として使用しても上い。
多値化する場合も、係数kを各々の閾値に対応して選択
すればよいことも明らかであろう。
以上のようにして求めるのは、以下の理由による。
単色で原画を複写する場合には、係数kが色ごとに異な
る。つまり、原画には黒土体の文字が存在し、これに比
べて少ない頻度で色文字などが存在している。従って、
黒文字に合わせて閾値を決定すると、赤あるいは冑に対
しては再現画像中の色文字が飛び気味になってしまう。
色文字に合わ・せたときには、黒文字がつぶれ気味にな
ってしまう。
自動閾値決定手段600Bの具体例を次に説明しよう。
第79図の例は、上述した閾値算出式より求められる複
数の閾値Tiが格納されたROM611を用意し、その
閾値データをそのラインの最大及び最小値から選択する
ようにした場合である。
同図において、3個の閾値T1〜T3を使用する場合に
は、3個のROM621〜623が使用される。濃度デ
ータは最大値算出回路612と最小値算出回路616と
に同時に供給される。
これらは内容的に同一であるので、最大値算出回路61
2の構成について説明する。
現画素の濃度データと、ラッチ回路614でラッチきれ
た1画素前の濃度データがスイッチング回路613に供
給される。そして、現画素の濃度データと1画素前の濃
度データがその大小を比較するための比較器615に供
給されてレベルが比較され、その比較出力で現画素と1
1i17i素前の各濃度データの何れかが選択される。
原画素の濃度データの方が大きいときは、図示のように
その比較出力で現画素の濃度データが選択きれる。
このような大小の比較動作が、そのラインのすべての画
素に対して実行きれて、そのラインの最大値DHが検出
される。
同様にして、最小値算出回路616においても、比較器
619で得られた最小値を示す比較出力でそのラインの
最小値DLが検出される。
1ライン終了した時点で得られた最大及び最小値DH,
DLによってどの閾値を選択するかが決定される。
上述した算出式そのままをリアルタイムで、逐次演算し
て閾値を算出してもよい。
ROM611の内容は、画像データをどのように多値化
するかによっても相違するが、例えば白、黒、薄い灰及
び濃い灰の4値のデータに変換する場合、出力閾値とし
ては、以下のように定めることがでとる。
閾値T1・・・・・・低閾値・・・・・・白1.灰1/
3閾値T2・・・・・・中間位・・・・・・灰1/3.
灰2/3閾値T3・・・・・・高閾値・・・・・・灰2
/3.黒1なお、ノイズ対策として、濃度データに対す
る平均化回路などの前処理回路を設けることもできる。
算出された閾値′「iに対して平均化する後処理回路を
設けてもよい。
この装置の場合、閾値は全て自動的に算出するようにし
ている。線部の濃さは現像バイアス電圧によって制御で
きる。そのため、このバイアス電圧を制御するスイッチ
(図示せず)が設けられている。
写真画像を多値化するとぎには、専用の閾値が選択され
る。そのため、専用の閾値ROM600Cが設けられる
閾値ROM600CとL4Lt、例えば4×4゜8×8
などのデイザマトリックスなどを使用できる。その場合
、閾値ROM600Cのアドレス制御としては、行、列
を指定するカウンタ出力を用いればよい。本例では8×
8のマトリクスを3つ用いて4値化している。
第80図に4値化用のデイザマトリックスの例を示す。
Ti(i=1〜3)は使用する閾値を示す。
文字画像用の閾値と写真画像用の閾値とは外部指定に応
じて選択きれる。
そのため、第1及び第2のセレクタ600D。
600Eが設けられると共に、これらに対する制i卸回
路600 Fが設けられる。
第81図はこの制御回路600Fの具体例であって、外
部指定モード、すなわち、文字画像や写真画像が選択さ
れたときには属性指定信号Pによらず、指定されたモー
ドM (Ml、 M2)に関連した閾値が選択されるこ
とになる。
制御回路600Fはエンコーダ625とその出力Yiと
の論理回路630とで構成され、外部指定モードMと論
理回路630からの出力EOCとDOCとの関係は第8
2図のように規定されている。
そして、外部より文字画像が選択されたときには、選択
出力EOCによって第1のセレクタ60ODが選択され
、写真画像が選択されたときには、選択出力DOCによ
って第2のセレクタ600Eが選択される。
混在画像が選択されたときには、属性指定信号Pの値に
よって第1又は第2のセレクタ600D。
600 Eの何れかが、入力画像の内容に応じて自動的
に対応する閾値が選択されることになる。、選択された
閾値によって、多値化される。
なお、論理回路630は4個のナンド回路631〜63
4と、2個のインバータ635+ 636か図示のよう
に接続されて構成きれる。
選択された閾値データと網かけ処理回路440より出力
きれた画像データ(濃度データ)は多値化回路600A
に供給されて多値化きれる。
多値化回路600Aは第83図に示すように、データ比
較器640とエンコーダ641とで構成され、画像デー
タが選択閾値データT1〜T3と比較される。
この場合、閾値データT1〜T3のレベルを第84図の
ように設定した場合、入力画像データと、比較出力C1
〜C3及びエンコーダ出力JO,,J1との関係は第8
5図のように設定きれる。
従って、このエンコーダ出力JO,Jlによってレーザ
ビームを変調(PWM変調)すれば、そのときの記録濃
度は白〜黒までの4段階の濃度変化となる。
多値化処理された画像データは第86図に示す中抜き処
理回路470に供給きれる。
中抜き処理は4ビツト/4ライン分のエツジデータを利
用して中抜とされた画像(文字)を作成するようにして
いる。
そのため、多値化処理された画像データは9ラインメモ
リ459に供給されて、これにより1ライン、5ライン
及び9ライン分だけ夫々遅延される。
遅延された各ラインに関連する画像データが第86図に
示す中抜き処理回路470に供給される。
ここで、画像データとしては4値化されたデータを例示
する。
そのため、各ラインの4値データ(2ピットデ−タ)は
シフトレジスタなどで構成きれた遅延素子471〜47
6にて所定ビット数だけ遅延される。
そして、4ライン分だけ遅延きれた4値データを着目ラ
インの着目画素の画像データとすると、遅延素子471
〜476の各遅延出力が着目ラインにおける副走査方向
と主走査方向のエツジ検出回路480.490に供給さ
れる。
検出回路480,490はいずれも同一に構成され、そ
れは4値データの上位1ビツトに関するエツジ検出用の
論理回路481,482,491゜492の他に、下位
1ビツトに関するエツジ検出用論理回路483,484
,493,4.94を有する。
上位1ビツトの処理について述べれば、ナンド回路48
1には各ラインにおける4ビツト遅延された上位1ビツ
トのデータa + b + C(その波形を第87図A
−Cに示す。以下同様)が供給され、そのナンド出力d
(同図D)と着目ラインにおける4ビツト遅延出力すと
がエクスクルージプルオア回路482において排他的な
論理和がとられる。
その出力をe(第87図E)とすると、この出力eは副
走査方向のエツジ出力となる。
同様に、着目ラインである5ラインの副走査方向におけ
る4ビツト間隔の3つの4値データf。
b、 h (第87図F −H)がナンド回路491に
供給され、そのナンド出力i (同図I)と着目画素の
4値データbとがエクスクルージプルオア回路492に
供給されて、排他的論理和の演算が行なわれる。
従って、その出力j (同図J)は主走査方向における
エツジ出力となる。
この主及び副走査方向におけるエツジ出力e。
jが着目画素に関するエツジ検出回路495を構成する
一方のナンド回路496に供給されることによって、上
位1ビツトについてのエツジ検出出力k(第87図K)
が得られる。
さて、先に説明した第87図は輪郭(例えば文字)の開
始点でのエツジ検出を説明するための波形である。どれ
に対し、第88図は輪郭の中間部でのエツジ検出を説明
するための図であって、このようにある程度の幅のある
輪郭のところでは、同図にのようにエツジの部分に対応
して4ビツト幅の検出出力kが得られることになる。
画像データの下位1ビツトについても同様なエツジ検出
処理となる。そのためナンド回路483゜493.49
7及びエクスクルージプルオア回路484.494が設
けられている。
ざて、エツジ検出出力と着目ラインにおける着目画素(
4とットデータ)の画像データはセレクタ498におい
て、中抜き処理指定の有無によって選択される。
そのため、領域信号Sと中抜き信号のアンド出力である
選択信号C8が得られたとき、エツジ検出出力、つまり
中抜き信号(セレクタ498のP入力)が選択きれ、そ
れ以外は入力gである通常の画像データが選択されるこ
とになる。
なお、485は4ビツトの遅延素子、486はアンド・
ゲートである。
中抜き処理回路470の出力は反転回路460において
反転処理される。
多値記録が4値記録(一般に偶数値記録)である場合に
は、多値データとしては2ビツトあればよい。従って、 00     白            11   
  黒01  4?灰  反転  10  濃灰10 
 fA灰  −)   01   rjJ、灰11  
  黒          OO白のように反転処理さ
れる。
そのため、反転回路460は一対のエクスクルージプル
オア回路461.462で構成され、また、領域信号S
と反転信号のアンドゲート463が設けられ、反転信号
が得られたときのみ、中抜き処理され、若しくは無処理
の画像データのビットが反転される。
なお、以上のような説明した各種の外部指定信号や画処
理信号は第89図に示すように、その全体が24ビツト
で構成きれ、夫々のビットに各種の処理信号が割当てら
れている。
以上の処理が施きれた信号はインターフェース回路40
側に供給きれる。
続いて、このインターフェース回路40の構成及び動作
を第90図を参照して説明する。
インターフェース回路40は4値データを受ける第1の
インターフェース41と、これより送出された4値デー
タを受ける第2のインターフェース42とで構成される
第1のインターフェース41には、タイミング回路43
から水平及び垂直有効域信号H−VALID。
V−VALIDが供給されると共に、カウンタクロック
回路44から所定周波数(この例では、6MH,L)の
クロックが供給される。
これによって、水平及び垂直有効域信号が生成された期
間のみ、CCD駆動クロックに同期して4値データが第
2のインターフェース42に送出されることになる。
カウンタクロック回路44は光学インデックス信号に同
期した主走査側のタイミングクロックを生成している。
第2のインターフェース42は第1のインターフェース
41より送出された4値データと、その他の画像データ
とを選択して出力装置70側に送出するようにするため
のインターフェースである。
その他の画像データとは次のような画像データをいう。
第1に、テストパターン発生回路46から得られるテス
トパターン画像データであり、第2に、バッチ回路47
から得られるバッチ画像データであり、第3に、プリン
タコントロール回路45から得られるコントロールデー
タである。
テストパターン画像データは画像処理の点検時に使用す
るものであり、トナー濃度検出用のパッチ画像データは
パッチ処理時に使用するものである。
テストパターン発生回路46及びバッチ回路47はいづ
れもカウンタクロック回路44のクロックに基づいて駆
動きれ、これによって第1のインターフェース41から
送出された4値データとのタイミング合わせを行なうよ
うにしている。
第2のインターフェース42から出力された4値データ
は出力装置70に対し、レーザビームの変調信号として
使用きれることになる。
第91図は第1のインターフェース41の具体例であっ
て、これには一対のラインメモリ901゜902が使用
される。これはリアルタイムで4値データを処理するた
めである。
一対のラインメモリ901,902には2ラインを1周
期とするイネーブル信号が供給されると共に、夫々アド
レスカウンタ903.904から所定のアドレスデータ
が供給される。CKはアドレスカウンタに対するクロッ
クを示す(第92図B)。
イネーブル信号形成回路910は図示するように第1の
アンド回路911が設けられ、これには上述のクロック
CKとこの装置の取り扱うことのできるサイズ信号B4
(この例では、最大サイズを84判とした。ff192
図八)が供へきれて、第1のアンド出力AI (同図C
)が形成される。
一方、D型フリップフロップ912が設けられ、そのク
ロックとして出力装置70に設けられた偏向器935の
偏向タイミングに同期した1ラインに1回の割合で出力
されるライン信号SH(同図D)が印加される。その結
果、Q及びΩ端子からは、同図E、Fに示す極性の出力
(Q、Ωとして示す)が得られるものとする。
σ出力と第1のアンド出力A1が第1のナンド回路91
3に供給され、Q出力と第1のアンド出力A1とが第2
のナンド回路914に供給され、夫々より出力された第
1及び第2のナンド出力N1、N2(同図G、H)がラ
インメモリ901,902に対するイネーブル信号とし
て供給される。
従って、各ラインメモリ901,902は1ラインごと
に交互に書き込みイネーブル状態となる。
各ラインメモリ901,902の出力は3ステート構成
のゲート回路905,906によってその出力状態が規
制される。そのためのゲート信号形成回路920が設け
られる。
この形成回路920は一対のアンド回路921゜922
とナンド回路923,924とで構成され、Q及びσ出
力と水平有効域信号H−VALID (同図1)とが第
2及び第3のアンド回路921,922に供給されて、
同図J、Kに示すアンド出力A2゜A3が形成される。
そして、次段に設けられた第3及び第4のナンド回路9
23,924にはこれらアンド出力A2.A3の他に、
垂直有効域信号V−VALID (同図L)が共通に供
給され、第3のナンド出力N3 (同図M)がゲート回
路905に、第4のナンド出力N4 (同図N)が他方
のゲート回路906に供給される。
その結果、この場合も、1ラインごとに交互にグー1〜
状態が制御きれ、第1のインターフェース41からは各
ラインの4値画像データが順次交互に読み出されること
になる。
水平有効域信号II−VALIDと垂直有効域信号V−
VALIDとによって、水平方向及び垂直方向の有効幅
が決定される。クロックCK、水平有効域18号1(−
V ALID及び垂直有効域信号V−VALIDはいづ
れも、出力装置70側から供給される。
第93図は出力装置70の周辺回路を示すもので、半導
体レーザ931にはその駆動図#j932が設けられ、
この駆動回路932に上述した4値データが変調信号と
して供給されて、この変調信号によりレーザビームが内
部変調される。レーザ駆動回路932は水平及び垂直有
効域区間のみ駆動状態となるように、タイミング回路9
33からの@御信号で制#きれる。i・た、このレーザ
駆動回路932にはレーザビームの光量を示す信号が帰
還され、ビームの光量が一定となるようにレーザの駆動
が制御される。
8面体のポリゴン935によって偏向されたレーザビー
ムはその走査開始点がインデックスセンサ936によっ
て検出きれ、これがI/Vアンプ937によって、イン
デックス信号が電圧信号に変換きれたのち、このインデ
ックス信号がカウンタクロック回路44などに供給され
て、ライン(g号S Hが形成されると共に、光学主走
査のタイミングが調節される。
なお、934はポリゴンモータの駆動回路であり、その
オン、オフ信号はタイミング回路933から供給される
第94図に示す像露光手段はレーザビームスキャナ(光
走査装置)を使用した場合である。
レーザビームスキャナ940は、半導体レーザなとのレ
ーザ931を有し、レーザ931は色分解像(4値デー
タ)に基づいてオン・オフ制allきれる。レーザ93
1から出射きれたレーザビームはミラー942,943
を介して八面体の回転多面鏡からなるポリゴン935に
入射する。このポリゴン935によってレーザビームが
偏向され、これが結像用のf−eレンズ944を通して
像形成体110の表面に照射される。
945.946は倒れ角補正用のシリンドリカルレンズ
である。
ポリゴン935によってレーザビームは像形成体110
の表面を一定速度で所定の方向aに走査されることにな
り、このような走査により色分解像に対応した像露光が
なされることになる。
なお、f−θレンズ944は、像形成体110上でのビ
ーム直径を所定の径にするために使用されるものである
ポリゴン935としては、回転多面鏡に代えてガルバノ
ミラ−1光水晶偏向子などを使用することができる。
以上のようにして作成きれた潜像に対して通常のネガ・
ポジで反転現像により一次画像が感光体上に形成される
。この様子を第95図に示す。
像形成体110上に付着した現像剤によって、この像形
成体110に形成きれた静電潜像が現像される。
なお、現像時には現像バイアス信号が、TA像ススリー
ブ図示せず)に印加される。現像バイアス信号は像形成
体110の非露光部の電位とほぼ同電位に選定された直
流成分よりなる。
その結果、現像スリーブ上の現像剤のトナーのみが選択
的に潜像化きれた像形成体110の表面に移行すること
によってその表面上に付着されて、現像処理が行なわれ
ることになる。
第95図は像形成体110の表面電位の変化を示したも
のであり、帯電極性が正の場合を例にと−)ている。P
Hは像形成対の露光部、DΔは像形成対の非露光部、D
UPは露光部PHに第1の現像で正帯電トナーT1が付
着したため生じた電位の上昇分を示す。
像形成体110は帯電器により一様な帯電が施きれて、
一定の正の表面電位Eとなる。
レーザを露光源とする像露光が与えられ、露光部P H
の電位はその光量に応じて低下する。
このようにして形成された静電潜像を、未露光部の表面
電位Eにほぼ等しい正のバイアスを印加された現像装置
が現像する。その結果、正帯電トナーが相対的に電位の
低い露光部PHに付着し、第1のトナー像が形成される
このトナー像が形成された領域は、正帯電トナーT1が
付着したことにより電位がDUPだけ上昇するが、通常
は未露光部DAと同電位にはならない。
次に転写紙に転写し、ざらにこれを加熱または加圧して
定着することにより記録画像データが得られる。この場
合には像形成体の表面に残留するトナー及び電荷をクリ
ーニングして次の像形成体に用いられる。
像形成のためのWi像の形成方法としては、電子写真法
のほかに多針電極などにより直接像形成体上に電荷を注
入して静電潜像を形成する方法や、磁気ヘッドにより磁
気潜像を形成する方法などを用いることができる。
本装置においては、トナーのl!J擦帯電の制御が容易
で現像性が優れ、かつトナーに任意の色を付与できると
いう特徴があることから、非磁性トナーと磁性キャリヤ
とからなる2成分現像剤が好ま゛しく用いられる。
上述した各種の装置あるいは回路は、第96図に示すよ
うに、第1及び第2の#胛部200,250によって全
てコントロールされる。第2の制御部250から説明す
る。
第2の制御部250は主として画像読み取り系の制御及
びその周辺機器の制御を司るものであって、251は光
学駆動制御用のマイクロコンピュータ(第2のマイクロ
コンピュータ)であり、本体制御用のマイクロコンピュ
ータ(第1のマイクロコンピュータ)201との間の各
種情報信号の授受はシリアル通信である。また、第1の
マイクロコンピュータ201から送出された光学走査開
始信号は第2のマイクロコンピュータ251の割込端子
に直接供給される。
第2のマイクロコンピュータ251は、基準クロック発
生器254から得られる所定の周波数(12Mllz)
のクロックに同期して各種の指令信号が生成される。
第2のマイクロコンピュータ251からは、カラー処理
に際しての色指定信号等が出力される。
第2のマイクロコンピュータ251からはざらに次のよ
うな制御信号が出力される。
第1に、CCD104.105の駆動回路をオン、オフ
する制御信号がその電源#IJ御回路(図示せず)に供
給される。第2に、原稿52に必要な光を照射するため
の光源85に対する点灯制御回路253に対し、所定の
制御(g号が供給される。
第3に、画像読み取り部A側に設けられたキャリッジ8
4及びVミラーユニットsb、89−を移動させるため
のステッピングモータ90を駆動する駆動回路252に
も制御信号が供給きれる。
第2のマイクロコンピュータ251には、ホームポジシ
ョンを示すデータが入力きれる。
第1のマイクロコンピュータ201は主として複写機を
制御するためのものである。
第97図は複写機からの入力系及び出力系の一例を示す
操作・表示部202は、倍率指定、記録位置の指定、記
録色の指定などの各種の入力データがインプットされた
り、その内容などが表示される。
表示手段はLEDなどの素子が使用される。
紙サイズ検知回路203は、トレーに装填きれたカセッ
ト用紙のサイズを検知して、これを表示したり、原稿の
サイズに応じて自動的に紙ナイノを選択するような場合
に使用される。
カセットゼロ枚検知センサ220では、カセット内の用
紙が零かどうかが検知される。手差しゼロ枚検知センサ
222は同様に手差しモードにおける手差し用の用紙の
有無が検出きれる。
トナー濃度検知センサ221では、ドラム110上ある
いは定着後のトナーの濃度が検出される。
また、トナー残量検知センサー223によって、現像器
のトナー残量が夫々個別に検出され、トナー補給が必要
なときには操作部上に設けられたトナー補給用の表示素
子が点灯するように制御される。
−時停止センサ224は複写機の使用中においてカセッ
トより第2給紙a−ラ(図示せず)側に用紙が正しく給
紙されたかどうかを検出するためのものである。
排紙センサ225は上述とは逆に、定着後の用紙が正し
く外部に排紙されたか否を知るためのものである。
手差しセンサ226は手差し皿がセットされたかどうか
の検出に使用される。セットきれていれば自動的に手差
しモードとなる。
以上のような各センサから得られるセンサ出力は第1の
マイクロコンピュータ201に取り込まれて、操作・表
示部202上に必要なデータが表示されたり、複写機の
駆動状態が所望のごとく制御される。
複写の場合、現性用のモータ227が設けられ、これら
はいづれも第1のマイクロコンピュータ201からの指
令信号によって制御される。同様に、主モータ(ドラム
モータ)204はPLL構成の駆動回路205でその駆
動状態が制御きれるが、この駆動回路205もまた第1
のマイクロコンピュータ201からの制御信号によって
その駆動状態が制御されることになる。
現像時には現像中の現像器などに対し、所定の高圧電圧
を印加する必要がある。
そのため、帯電用の高圧電源228、現像用の高圧電源
229、転写及び分離用の高圧電源2301ざらにはト
ナー受は用の高圧電源231が夫々設けられ、必要時に
それらに対して、所定の高圧電圧が印加きれることにな
る。
なお、233はクリーニングローラ駆動部、234は第
1給紙用ローラの駆動部、235は第2給紙用ローラの
駆動部であり、また23とはクリーニング圧着解除用の
モータである。ざらに、236は分離爪の駆動部である
第2給紙ローラは、第1給紙ローラより搬送きれた用紙
をドラム110上に形成された静電潜像のもとへ搬送す
るために使用される。
定着ヒータ208は定着ヒータオン、オフ回路207に
より、第1のマイクロコンピュータ2010制郊信号に
したがってコントロールされる。
定着温度はサーミスタ209によって読み取られ、常時
は適正温度になるように第1のマイクロコンピュータ2
01により制御される。
206はクロック回ffa (12MHz程度)である
第1のマイクロコンピュータ201に付随して設けられ
た不揮発性のメモリ210は電源を切っても保存してお
きたいデータを格納しておくのに用いられる。例えば、
トータルカウンタのデータや初期設定値などである。
このように、第1及び第2のマイクロコンピュータ20
1.251では、画像形成に必要な各種のコントロール
が所定のシーケンスに則って実行きれる。
第98図は画像を記録するときの概略を示すタイミング
チャートである。
次に本装置の操作・表示部202について第99図を参
照して説明する。
(イ)はコピースイッチであり、このスイッチを押下す
ることにより上述したシーケンスで複写動作が行なわれ
る。またこのスイッチの下にはLEDがあり、赤LED
が点灯中にはウオーミングアツプ時を示し、緑LEDの
点灯によって始めてレディー状態をとなる。
(ロ)は複写枚数や自己診断モードの表示上たは異常状
態やその部位を示す表示部である。7セグメントのり、
EDから構成されており数字でその内容が表示される。
(ハ)はコピー枚数等の設定、自己診断モード動作指示
、複写動作の中断、枚数セットのクリヤー等を行なうキ
ー群である。
例えば、数字キーの4と7を押して電源スイッチをオン
すると自己診断モードに入ることか可能であり、かつこ
の時特定の数字をインプットすることにより、例えば現
像器のモータ等を独立して回転することが可能である。
このモードからは特定の数字のインプット、または電源
オフ後キーを押さないで電源オンとすることで通常モー
ドに復帰することが可能となる。
通常モードでは通常の複写動作が可能であるが、数字キ
ーとPボクンを組合せることにより、データのプリント
アウト、テストパターンのプリントアウト等の動作が可
能となっている。
例えば、第2のインターフェース42にプリントコント
ローラを結線して°+ 53 p ++とすることによ
りメモリ内のテストパターンのプリントアウトが可能と
なる。またコピー動作中にストップ/クリヤーキーが押
されると、後回転プロセス動作に移り、この動作終了後
初期状態に復帰する。多数枚複写時でも同様である。
(ニ)のキーは文字画処理(多値固定閾値を選択)、写
真画処理(多値デイザ閾値)と、文字画と写真画の混在
画処理(属性指定信号Pによる処理選択)を選択するキ
ーである。
(ヂ)は全画面若しくは部分的に領域検出を行なうこと
を指示するキーで、このキーが押きれることにより原稿
上のマーカ領域が検出される。
マーカ領域内/外及び全画面の指定は、(チ)のキーを
押すたびに指定が変更される。
一方、(ル)のキー群は処理の指定を行なうキーである
ざて、前述したような機能を用いて、以下述べるような
各種の画像処理を行うことができる。
−モー′ 全画面で行なう場合には、「全画面」の指定をした後「
反転」キーを押しコピーする(第100図参照)。
部分的に行なう場合には、マーカ内/外の指定をした後
、「反転」キーを押しコピーする(第101図参照)。
一′モー゛ 例えば、マーカ「内」キーを押しコピーする(第102
図参照)。
弓   モード 「全画面」指定した後、「網かけ」キーを押してからコ
ピーする(第103図参照)。
マーカで「内」調指定後、キーを押して「網かけ」キー
を押してからコピーする(第104図参照)。
モード 「全面」指定した後、「輪郭(中抜き)」キーを押し、
その後コピーキーを押す(第105図参照)。
マーカ外の指定後、「中ヌキ」キーを押しその後コピー
キーを押す(第106図参照)。
5ゴ立     ・  ハ     モー ′「全面」
指定後、「変倍」キーを押し、倍率をセットした後にそ
の後コピーキーを押す(第107図及び第108図参照
)。
マーカ内指定後、「拡大」キーを押してコピーする(第
109図参照)。
且那五星亙二上 マーカ内指定後、「抽出」キーを押した後にコピーする
(第110図参照)。
h去処ユエニエ 機能としては、抽出処理モードの逆となる。
S  、、   モー゛ 「全面」指定後、「赤消去」のキーを押してコピーする
(第111図参照)。
(オ)は色消しを指定するキーで、赤、青、黒のうちの
1.2色を指定することが可能である。
また、このキーは(チ)、(ル)のキーを組合せること
により、色マーカで指定きれた領域内部/外部の色を消
すことが可能である。
(ワ)は固定及び縦横ズーム倍率のセットを行なうキー
でありこのキーを押すことによりLEDがオン、オフし
て、指定倍率の処理がセットされる。
任意の倍率にセットしてズーム変倍を行なうときには、
(ワ)のキーを押し、「ズーム」を選択し、(力)のキ
ーにより樅柳独立に倍率を選択する。
また、(ワ)で固定倍率をセットし、(力)のキーによ
ってB5サイズからB4サイズまでの倍率を選択するこ
とにより、樅櫂同−倍率の固定倍。
率セットが可能となる。
一方、この状態で(ワ)を押してタテを選び、(力)の
キーで倍率を選択すると、横は最初の倍率で樅はその後
にセットした倍率となり、樅/措独立変倍が実現できる
逆にタテではなくヨコのキーを押しても同じである。
またこれとは異なった方式で最初、「タテ」キーを押し
樅の倍率をセットした後に「ヨコ」のキーを押して倍率
をセットするようにしてもよい。
また、(ハ)のキースイッチ群を使用すれば、動作確認
のための各種動作の指示を行なうことができる。例えば
、 (I)6XP:スキャナチエツク 60P+コピー;光i(ハロゲンランプ)オンし、スキ
ャナ光学系は停止、 この状態で 1+コピー;ハロゲンオンのまま、副走査方向に正規ス
ピードより遅 い速度で光学系のみ移動。
ただし、コピースイッチをオ フするとハロゲンオンのまま その位置で光学系は停止 2+コピー;1+コピーと同様の機能で光学系の移動は
逆方向 3+コピー;ハロゲンオンのまま正規のスキャンを連続
的に行なう 61P+コピー;ハロゲンはオフのまま、スキャナは光
学系停止状態のま ま、この状態で1〜6+コピー を押すと上記と同様の動作と なる。
この操作はストップ/クリヤキーを押すことにより解除
される。また各々の動作時には画像データは各々の回路
から出力され信号レベルの確認を行なうことが可能とな
る。
(II)7XP:プリンタ部チエツク 70P+コピー;ポリゴンモータのみ回転しレーザはオ
ンとなる。イン デックスの信号確認が可能、 この状態で 1+コピー;プリンタコントローラデータの出力 2+コピー;テストパターンデータの出力 3+コピー;パッチデータの出力が可能71P+コピー
;記録部関係のチエツクモード、この状態で 1+コピー;帯電機オン 2+コピー;黒現像器モータオン、現像バイアスオン 5+コピー;転写極オン 6+コピー;クリーニングブレード圧着7+コピー;ク
リーニングブレード解除8+コピー;クリーニングロー
ラ印加 (電圧) 9+コピー;分m極オン 10+コピー;第1給紙モータオン 11+コピー;第2給紙モータオン 等が行なわれる。この場合上述と同様にストップ/クリ
ヤキーを押すことによりこのモードは解除される。
この例に限らずこのような自己診断チエツクを行なうこ
とが可能であり、市場でのサービスマンの保守の容易化
、または保守に行く前にユーザで簡単なチャックを行な
ってもらうことにより、故障への対応がすみやかになる
また、(ホ)はインターフェース回路のモード設定表示
で、プリントパターンモードか、コピーモードかのどち
らかをきめるスイッチであり、このモードではホストマ
シン若しくはホストコンピュータからの接続が、第2の
インターフに−スを通すことにより可能になる。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば、画像情報を拡
大・縮小する機能をもつ画像処理装置において、画像領
域指定信号と、濃度データの夫々を変倍し、変倍した画
像領域指定信号と濃度データが領域指定信号で指示され
た領域に存在する画像での輪郭部を抽出するようにした
ことを特徴とするものである。
これによれば、中抜き処理されるデータは、画像処理指
定された領域に存在する画像データのみである。
そのため、中抜き処理は画像データに対してのみ実行す
ればよく、その処理が非常に簡単になる実益を有する。
ま−た、この発明においては、色分離後であってしかも
多値化処理する前の段階で諸種の画像処理を行なうよう
にしている。
これによれば、従来のように回路規模が増大して、装置
のコストアップを招来していた弊害を一掃できると共に
、多値化する前の画像データに対してカラーゴースト補
正、解像度補正などの画像処理を施すことができるから
、画質を劣化きせることなく、目的の画像処理を遂行で
きる。そのため、高品質の記録を達成できる実益を有す
る。
従って、この発明に係る画像処理装置によれば、・多色
の色に対して色ごとに適切な画像処理が行える ・モノクロ記録であるが、色消しなどの処理が可能であ
る ・多値記録などが使えて、高画質化が図れる・低価格で
ある などの特徴をもった装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る画像処理装置の一例を示す要部
の系統図、第2図はこの発明に適用できる電子写真式複
写装置の概略構成図、第3図はグイクロイックミラーの
透過率特性図、第4図は発光スペクトル曲線図、第5図
は分光感度特性図、第6図はシェーディング補正の特性
図、第7図はシェーディング回路の系統図、第8図はそ
の波形図、第9図はA/D変換器の系統図、第10図及
び第11図はその動作説明に供する図、第12図及び第
13図は夫々色分離マツプの一例を示す図、第14図は
カラーコードの真理値表、第15図及び第16図は夫々
カラーゴーストの説明図、第17図及び第18図は夫々
カラーゴースト発生の説明図、第19図はCCD取り付
は装置の構成図、第20図はその要部の構成図、第21
図はその一部断面図、第22図はカラーゴースト発生の
説明図、第23図及び第24図はカラーゴースト補正の
説明図、第25図はカラーゴースト補正手段の系統図、
第26図〜第28図は線画と写真画との説明に供する図
、第29図及び第30図はカラーゴーストによるMTF
劣化の説明図、第31図はMTFの一例であるコンボリ
ューションフィルタの系統図、第32図は領域抽出部の
系統図、第33図〜第37図はその動作説明に供する波
形図、第38図は領域抽出回路の系統図、第39図は色
マーカ検出回路の接続図、第40図は領域抽出部の接続
図、第41図は領域抽出の動作説明に供する波形図、第
42図は領域判定回路の系統図、第43図〜第45図は
その動作説明図、第46図は領域指定の他の例を示す図
、第47図は処理手段の系統図、第48図及び第49図
は色消し指定コードとその処理内容を示す図、第50図
は拡大・縮小処理の説明図、第51図は拡大・縮小回路
の具体例を示す系統図、第52図は拡大・縮小処理時に
使用される補間データの一例を示す図、第53図は入力
バッファの系統図、第54図は出力バッファの系統図、
第55図、第56図は拡大・縮小処理の動作説明図、第
57図はデータ選択信号書き込み回路の系統図、第58
図は拡大・縮小処理動作の波形図、第59図及び第60
図は夫々拡大・縮小処理に使用される補間データの数値
を示す図、第61図は同期回路の系統図、第62(2)
及び第63図は夫々その動作説明に供する波形図、第6
4図はデータROMの内容を示す図、第65図は人出力
バッファのデータ入出力状態を示す図、第66図は中央
基準の拡大・縮小処理の説明図、第67図は中央基準の
記録を行うときの書き込み開始アドレスのデータの一例
を示す図、第68図はそのととの処理動作の説明に供す
る波形図、第69図は画像拡大処理時の動作説明に供す
る波形図、第70図は画像縮小処理時の動作説明に供す
る波形図、第7r図は画体読み取り及び画像記録の他の
例を示す図、第72図及び第73図はそのときに使用す
る書き込み開始アドレスとプリセットデータの関係を示
す図、第74図は網かけ手段の系統図、第75図はその
動作波形図、第76図は網かけパターンデータの一例を
示す図、第77図は網かけの前後の波形図を示す図、第
78図は濃度ヒストグラムの図、第79図は自動域値決
定手段の系統図、第80図はデイザマトリックスの具体
例を示す図、第81図はセレクタ制御回路の系統図、第
82図はその論理表を示す図、第83図は多値化回路の
系統図、第84図は閾値レベルを示す図、第85図は多
値化のための論理を示す図、第86図は中抜き処理回路
の系統図、第87図及び第88図はその動作説明のため
の波形図、第89図はデータの割当てを示す図、第90
図はインターフェース回路の系統図、第91図は第1の
インターフェースの系統図、第92図はその動作波形図
、第93図は出力装置の系統図、第94図はレーザビー
ムスキャナの構成図、第95図は現偉プロセスの説明図
、第96図は第2の制御部の構成図、第97図は第1の
制御部の構成図、第98図はその動作説明に供する波形
図、第99図は操作・表示部のキー配列状態を示す図、
第100図〜第111図は夫々キー操作処理の説明図、
第112図は従来の説明に供する装置系統図である。 1・・・拡大・縮小処理手段 15A、15B・・・シエーデング補正回路35・・・
色弁別回路 40・・・インターフェ・−ス回路 60A、60B・・・A/D変換器 300・・・カラーゴースト補正手段 420・・・抽出などの処理手段 440・・・網かけ手段 450・・・解像度補正手段 460・・・反転手段 500・・・領域抽出手段 600A・・・多値化手段 600B・・・自動域値設定手段 800・・・属性検出回路 特許出願人   コ ニカ 株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)画像情報を拡大・縮小する機能をもつ画像処理装
    置において、 画像領域指定信号と、画像データの夫々を変倍し、 変倍した画像領域指定信号と濃度データが領域指定信号
    で指示された領域に存在する画像データの輪郭部を抽出
    するようにしたことを特徴とする画像処理装置。
  2. (2)上記領域指定信号は色情報を含む信号により決定
    されるようになされたことを特徴とする請求項1の画像
    処理装置。
JP63018866A 1988-01-29 1988-01-29 画像処理装置 Pending JPH01194665A (ja)

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JP63018866A JPH01194665A (ja) 1988-01-29 1988-01-29 画像処理装置

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