JPH01193992A - カップ式飲料自動販売機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は清涼飲料、コーヒー等の各種飲料を販売する
カップ式飲料自動販売機に関する。

〔従来の技術］ 頭記のカップ式飲料自動販売機はよく知られているとこ
ろであり、コインの投入によって制御部から販売指令が
出力され、この販売指令に基づいてカップ機構から飲料
カップがベンドステージに搬出され、続いて機内の飲料
ラインを通じてカップへ飲料が供給される。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで従来の自動販売機では、カップ機構。

飲料タンク、原料箱等にはそれぞれ売切検知機構が装備
されており、これら売切検知機構で売切検知がなされる
と、その出力信号により販売を停止するとともに以降の
コインの受付が停止される。

しかして販売動作の途中で機械の故障など何等かのトラ
ブルにより正常な販売が行われない場合の異常状態に対
しては何等の対策が講じられてないのが現状である。こ
のために利用者が投入したコインを受付た状態で機内ト
ラブルにより飲料が正常に販売されないと、コインは返
却されないことになる。

このために従来では、コインを正常に投入したにもかか
わらず機内の故障等による販売トラブルのために商品を
受は取ることが出来ない場合に、利用者はその旨を自動
販売機の管理者に連絡して金銭の返却を受けるようにし
ているが、特に自動販売機が無人の場所に設置されてい
たり、あるいは深夜等に販売トラブルが生じた場合には
、管理者への連絡が不可能であるために利用者は一方的
に被害を被ることになる。

この発明は上記の点にかんがみなされたものであり、前
記した販売トラブルの発生による異常販売を検知し、こ
れにより利用者へ投入コインを返却する等の適切な処置
が講じられるようにした力、ツブ式飲料自動販売機を提
供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、この発明は販売動作の最終
段で商品を利用者へ受は渡す場所であるベンドステージ
に、カップの搬出有無を検知するカップセンサと、カッ
プへの飲料供給有無を検知する飲料センサとを組合せた
異常販売検知装置を設置したものである。

（作用〕 上記の手段により、この発明はベンドステージへのカッ
プの搬出および飲料の供給が正常になされたか否かを判
別し、もし販売トラブルが生じた場合には、直ちにコイ
ン機構へ信号を発して投入コインを返却するとともに以
降の販売を停止する等の適切の処置が行えるようにした
ものである。

〔実施例〕

第１図ないし第３図はこの発明の実施例を示すものであ
り、まず第１図、第２図において、１は商品取出口に臨
んで機内に設置したベンドステージであり、このベンド
ステージ１とカップ機構２との間を結んでカップシュー
タ３が設置され、さらにベンドステージの上方には飲料
ライン４から引き出した飲料機構パイプ５が開口してい
る。またベンドステージ１の前方にはキャビネットの商
品取出口に商品取出扉６が設置されている。ここまでの
構成は従来の自動販売機と同様であり、コインの投入に
より図示されてない制御部から販売指令が出力されると
、この販売指令によりカップ機構２から１個のカップ７
が搬出されてベンドステージ上の所定位置に着地する。

続いて飲料ライン４よりパイプ５を通じて選択された種
類の飲料がカップ７に供給される。

かかる構成に対して、この発明によりベンドステージ１
には新たに符号８で示すカップセンサと、符号９の飲料
センサとを組合せた異常販売検知装置が設置されている
。この内カップセンサ８は、カップ７の着地位置を挟ん
でその両側に配備された発光素子８ａと受光素子８ｂと
を対としてなる光学的な検知センサとしてなり、販売に
際してベンドステージ上にカップ７が搬出されたか否か
を検知してその信号を後述する制御部へ出力する。一方
の飲料センサ９は、ベンドステージ１の底面に設置して
カップおよびカップ内に注がれた飲料の重量を検知する
圧力センサとしてなり、販売に際して所定量の飲料がカ
ップ内に供給されたか否かを検知してその信号を制御部
へ出力する。

次に第３図に示した前記の異常販売検知装置を含む自動
販売機の制御方式のブロック図を基に正常な販売動作、
および異常販売検知の場合の処置に付いて説明する。ま
ず機内に何等の故障もない場合には、コイン機構へコイ
ンの投入がなされると、コインを受は入れるとともに、
コイン機構からの信号で制御部は商品選択ボタンへ販売
可能な表示を行う。ここで利用者が所望の商品選択ボタ
ンを押せばその信号を基にカップ機構、飲料ラインへ搬
出信号を出力し、この信号によりカップの搬出および飲
料の供給環一連の販売動作が進行する。一方、カップ機
構の故障、カップ充填時の取扱によるカップの不当な変
形、カップの形状不良等に起因して、カップ機構に搬出
指令が与えられたにもかかわらず正常にカップがベンド
ステージに搬出されなかった場合、あるいは飲料ライン
に原因があって正常に飲料がカップへ供給されなかった
場合等により、販売動作の過程で販売トラブルが発生す
ると、この異常販売状態が前記したカップセンサ８．飲
料センサ９によって検知され、その異常検知信号が制御
部に与えられる。これにより制御部はコイン機構に対し
てそのコイン返却機構へ信号を発して投入コインの全額
を払出して返却するとともに、販売停止の表示を行う等
以降の販売を停止する。したがって利用者は金銭の損害
を被ることがな（、かつ以降の連続した販売トラブルを
未然に防止できることになる。

なお販売が正常に行われている際に、悪戯によりベンド
ステージへ外部から手を差し入れてカップを抜き取った
りすると、異常販売でないのにカップセンサ、飲料セン
サは異常と誤認して異常信号を出力するおそれがある。

このような悪戯防止対策として、図示実施例では第２図
のように商品取出扉６に対して販売動作終了時点を除き
、販売動作中、販売待機中に扉６を閉位置に鎖錠する扉
ロック機構１０が設置されている。この扉ロック機構１
０は例えば電磁ソレノイドで作動するロック棒で扉６を
閉位置に係止拘束するようにしたものである。また扉６
には扉の開閉状態を検知する検知スイッチ１１が対向設
置されており、このスイッチの検知信号を受けて制御部
からロック指令が前記のソレノイドに与えられるように
される。

〔発明の効果〕

以上述べたようにこの考案によれば、商品取出口に臨む
ベンドステージにカップの搬出有無を検知するカップセ
ンサと、カップへの飲料供給有無を検知する飲料センサ
とを組合せた異常販売検知装置を設置したことにより、
正規にコインを投入したにもかかわらず機内の故障など
により販売が正常に行われず、利用者が商品を受は取れ
ない販売トラブルの発生した場合にこの異常販売を検知
することができ、この異常販売検知信号に基づいて投入
コインを返却し以降の販売を停止する等の適切な処置を
講じることが可能である。またこのような処置を行うこ
とにより、利用者との間での金銭トラブルも無くなる等
、信頼性の高い自動販売機を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図はこの発明の実施例を示すものであ
り、第１図はベンドステージ部分の縦断正面図、第２図
は第１図の平面図、第３図は制御方式のブロンク図であ
る。 １・・・ベンドステージ、２・・・カップ機構、４・・
・飲料ライン、６・・・商品取出扉、７・・・カップ、
８・・・カップセンサ、９・・・飲料センサ、１０・・
・扉ロック機構。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）コインの投入によって出力される販売指令に基づい
   てカップ機構からベンドステージへ飲料カップを搬出す
   るとともに、このカップへ飲料ラインを通じて飲料を供
   給して販売に供するカップ式飲料自動販売機において、
   ベンドステージにカップの搬出有無を検知するカップセ
   ンサと、カップへの飲料供給有無を検知する飲料センサ
   とを組合せた異常販売検知装置を設置したことを特徴と
   するカップ式飲料自動販売機。 ２）特許請求の範囲第１項記載のカップ式飲料自動販売
   機において、異常販売検知装置で得た異常検知信号に基
   づいてコイン機構のコイン返却機構に信号を発して投入
   されたコインを返却するとともに、以降の販売停止を行
   うことを特徴とするカップ式飲料自動販売機。 ３）特許請求の範囲第１項記載のカップ式飲料自動販売
   機において、ベンドステージの商品取出口に配備の商品
   取出扉に、販売動作の終了時を除いて商品取出扉を閉位
   置に鎖錠する扉ロック機構を装備したことを特徴とする
   カップ式飲料自動販売機。