JPH0119109B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0119109B2
JPH0119109B2 JP55173059A JP17305980A JPH0119109B2 JP H0119109 B2 JPH0119109 B2 JP H0119109B2 JP 55173059 A JP55173059 A JP 55173059A JP 17305980 A JP17305980 A JP 17305980A JP H0119109 B2 JPH0119109 B2 JP H0119109B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
distance
time
phase difference
frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP55173059A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56124072A (en
Inventor
Shii Butsuku Deen
Ii Waaren Richaado
Ii Sumisu Deebitsudo
Rusuteitsuchi Deebitsudo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hewlett Packard Japan Inc
Original Assignee
Yokogawa Hewlett Packard Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Hewlett Packard Ltd filed Critical Yokogawa Hewlett Packard Ltd
Publication of JPS56124072A publication Critical patent/JPS56124072A/ja
Publication of JPH0119109B2 publication Critical patent/JPH0119109B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S17/00Systems using the reflection or reradiation of electromagnetic waves other than radio waves, e.g. lidar systems
    • G01S17/02Systems using the reflection of electromagnetic waves other than radio waves
    • G01S17/50Systems of measurement based on relative movement of target
    • G01S17/58Velocity or trajectory determination systems; Sense-of-movement determination systems
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S17/00Systems using the reflection or reradiation of electromagnetic waves other than radio waves, e.g. lidar systems
    • G01S17/02Systems using the reflection of electromagnetic waves other than radio waves
    • G01S17/06Systems determining position data of a target
    • G01S17/08Systems determining position data of a target for measuring distance only
    • G01S17/32Systems determining position data of a target for measuring distance only using transmission of continuous waves, whether amplitude-, frequency-, or phase-modulated, or unmodulated
    • G01S17/36Systems determining position data of a target for measuring distance only using transmission of continuous waves, whether amplitude-, frequency-, or phase-modulated, or unmodulated with phase comparison between the received signal and the contemporaneously transmitted signal

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は静止目的物までの距離、移動目的物ま
での距離および移動目的物の速度を測定する光波
測距儀に関する。 光波を用い電気的に距離を測定する従来の測距
儀は静止目的物(ターゲツト)までの距離を測定
するものであつた。目的物は静止しており、目的
物までの距離は一定であるので、目的物が得られ
た距離(または位置)に何時いたかという情報を
得る必要はない。 移動中の目的物(以下移動目的物という)まで
の距離を測定する測距儀は、“ある時刻において、
目的物までの距離はいくらである(あつた)”と
いう形の情報を発生せねばならない。本発明によ
れば、移動目的物が測定された位置にあるときに
タイムマーク信号を発生することにより正確な距
離情報が発生される。ここで測定信号を内部処理
するときの遅延(遅延時間)が、前記タイムマー
ク信号を発生するタイミングに対して考慮されね
ばならない。 位置検出信号をろ波する場合に発生する遅延は
2種類の誤差を発生させる。第1に、フイルタに
よる位相遅延または伝播遅延は、目的物が測定さ
れた位置に実際にいた時刻と、ろ波された信号の
位相差測定により前記位置が示される時刻との間
にタイムオフセツトを発生させる。さらにこのオ
フセツト量はドプラー効果により、目的物の移動
速度の関数となる。第2に、ドプラー効果による
周波数変動が存在すると、フイルタは位相が比較
される2個の信号に対して異なる位相シフトを発
生させる。このことは測定された距離に誤差を発
生させる。もし距離の誤差が、目的物がその誤差
量だけ進行するのに要する時間に変換され、そし
てそれが伝播遅延時間に付加されるならば、その
和は一定となる。そしてタイムマーク信号のタイ
ミングにこの一定値を考慮することにより、正確
な距離―タイムマーク信号対が発生される。 測定と測定との間の時間々隔情報と、距離情報
とがあれば、移動目的物に応答しうる測距儀によ
り目的物の速度を決定できる。測定された時間々
隔は連続した距離測定に対する時間軸を形成する
ために蓄積されうる。しかしながら、もし測距儀
が外部事象と同期して敏速に測定を開始すること
ができないならば、蓄積された時間軸と外部事象
との間にオフセツトが存在する。そのオフセツト
は測定されそして後に除去されうるけれども、こ
の方法は、外部事象とそれに続いて行なわれた距
離測定との間の時間々隔に等しい初期時間々隔を
発生することによつて、蓄積された時間軸からそ
のオフセツトをまず最初に除去する方法に比べれ
ばやつかいな方法である。このような初期時間々
隔は時間々隔タイマを非同期でリセツトする手段
を用いることにより得られる。 制御システムによる各種の決定を容易にするた
めに、測距儀は、目的物までの光路の完全性等種
種の状態に関するコード化された情報を発生す
る。 本発明の主たる目的は、移動目的物に対する測
定によつて得られる距離データに正しく対応する
タイムマーク信号を発生しうる測距儀を提供する
ことである。 本発明の他の目的は連続した距離測定に対する
時間々隔測定を行いうる測距儀を提供することで
ある。 本発明のさらに他の目的は目的物までの光路の
完全性や、距離測定を行うのに障害となる他の種
種の状態を表わすコード化された情報を発生する
測距儀を提供することである。以下図面を用いて
本発明を詳細に説明する。 第1図は本発明による測距儀の外観図、外部制
御装置との接続図、測距儀の表面パネル図、移動
目的物の移動状態図である。図において、1は光
路3に沿つて移動する目的物2までの変化する距
離を測定しうる測距儀本体(以下単に測距儀とも
いう)である。測距儀1はその表面パネルから手
動で、またはリモートで動作される。リモートで
動作させる場合、測距儀1はインターフエイスユ
ニツト4を介してコントローラ(例えばプログラ
マブル計算器)5により制御される。コントロー
ラ5は測距儀1の種々の動作モードの選択、距離
レンジ設定等を行う。測距儀1はビツト・シリア
ルの時間々隔データおよびアナンシエータ情報を
インターフエイスユニツト4に供給する。インタ
ーフエイスユニツト4は該データ、情報をコント
ローラ5によつて使用可能なフオーマツトに変換
する。 第1図に測距儀1の表面パネルが図示されてい
る。手動で動作される場合、フアンクシヨンスイ
ツチ6はモードスイツチ7と協動して以下に述べ
るような種々の機能を達成する。 スイツチ6がON位置に設定されるとき、スイ
ツチ7は3個のモードを選択しうる。第1に、ス
イツチ7がACC位置に設定されるとき、正確な
距離測定値が表示器13に表示される。この測定
値は外部環境に対して補正された目的物までの正
確な距離を示す。測定の分解能は約8Kmの最大レ
ンジの場合を除いて1mmである。第2に、スイツ
チ7が小文字のシグマで表わされている位置に設
定されると、以前の測定値に対する標準偏差が表
示される。この標準偏差は測定値を求めるために
平均された一連の値から計算される。第3に、ス
イツチ7がTRACK位置に設定されると、表示器
13の表示を急速に更新しながら(下位数桁の表
示が変化する)目的物までの距離を表示する。こ
のモードにおいては、測距儀は上位数桁の情報を
連続的に測定するのではなく、下位数桁の情報の
変化にしたがつて該上位桁の情報を調整する。 スイツチ6がPPM/SIG位置に設定されると、
表示器13は2個の位置に別かれて2個の情報を
表示する。一方の表示部はPPMと名付けたつま
み12によつて設定される外部環境に対する測距
儀の補正状態を表示する。他の表示部は伝播され
た赤外光線信号の帰還強度を示す。スイツチ6が
888位置に設定されると、測距儀の内部の自己診
断が行なわれる。 標準偏差を表示する場合を除いて、前述したフ
アンクシヨンおよびモードに対応する各測定は押
しボタン8を押すことにより開始される。 スイツチ9は距離測定値をメータ、フイートの
どちらの単位で表示するかを選択する。スイツチ
10は手動、リモートのどちらで動作させるかを
選択する。押しボタン11を押すと、表示器13
中の情報、モード、レンジおよびステータスを表
わす種々のアナンシエータ情報が外部装置によつ
て受信される。これらの情報の出力をフオーマツ
ト化すると、これら情報が選択的に受信されるよ
うにすることができる。押しボタン11は手動動
作の期間中のみ有効であり、リモート動作の場合
は無視される。しかしながらリモート動作の期間
中は、インターフエイス4を介して電気的にデー
タの授受が行なわれる。つまみ12はその回転位
置により、周囲環境(例えば気圧や気温)に対し
て補正されるべき(測定値が)量を決定する。こ
の量は測距儀自体の内部処理により考慮される。 表示器13中には光源14が含まれている。目
的物からの反射帰還信号の強度が許容値内にある
とき光源14は点灯する。もし光ビームが遮断さ
れ、または光ビームの帰還強度が許容限界をはず
れたならば、測定は中断されそして光源14は消
灯する。このような状態が30秒以上続かないとき
には測定が再び開始される。30秒以上続くなら
ば、測定は中止される。 リモートと手動々作の相違は以下の如くであ
る。手動々作においては、表面パネルのすべての
スイツチ等は前述のように動作する。リモート動
作においては、スイツチ6,7およびボタン11
のそのときの設定状態は無視される。その代わり
にそれらの機能はユニツト4を介してコントロー
ラ5により設定される。コントローラ5はユニツ
ト4によつて認識されるコマンドシーケンスを発
生する。そしてユニツト4は新しいモードやフア
ンクシヨンが特定されるまで必要な制御線路を付
勢する。ボタン8の機能もリモートで行なわれ
る。しかしリモート動作でもこの機能をボタン8
に持たせてもよい。測定単位はスイツチ9には無
関係にメータとされる。ボタン12は前述したと
同様の機能を発揮する。リモートと手動の選択は
スイツチ10により行なわれる。 前述した手動とリモート動作可能な測距儀は静
止目的物までの距離測定(距離測定モード)が可
能であり、静止目的物までの距離を非常に高精度
で測定しうる。測定期間中に収集された距離デー
タは、使用者にそれが表示される以前に種々の形
で多数回処理される。光ビームの遮断や不都合な
周囲環境状態は1回の測定に数分間を要するよう
にする。このような処理、状態は移動目的物まで
の距離を測定するのには明らかに適していない。 本発明による測距儀は距離トランスジユーサモ
ードでも動作する。距離トランスジユーサモード
において、あるレンジでは最大1800m/s、他の
レンジでは最大45m/sの速度で移動中の目的物
と測距儀との間の距離を正確に測定することがで
きる。内部マイクロプロセツサによるデータ処理
は最小化される。この動作モード期間中に得られ
た出力情報は後述するようなフオーマツトにコー
ド化される。このフオーマツトは距離、時間、信
号強度データや種々のアナンシエータを含んでい
る。このモードはリモート動作でのみ行なわれ
る。 第2図は本発明による測距儀1の全体ブロツク
図である。測距儀1は距離測定回路15を含み、
回路15は送受信回路23、バランス回路22お
よび位相差検出器24を含んでいる。距離測定回
路15はデータバス16を介してマイクロプロセ
ツサ17に距離データを供給する。 入力マルチプレクサ19はデータバス16を介
してマイクロプロセツサ17に接続される。マル
チプレクサ19は表面パネルの制御に基づいて手
動指示信号25を、インターフエイス4を介して
リモート指示信号26を受信する。マルチプレク
サ19はスイツチ10の設定に応答して信号2
5,26を選択する。 レンジ選択・バランス制御線路27はマイクロ
プロセツサ17と距離測定回路15に接続され、
選択されたフアンクシヨンとモードに従つたデー
タを伝送する。距離測定回路15の基本的動作原
理は登録新案第1227048号および特開昭52年第
139406号に詳述されている。光路監視回路20は
送受信回路23から信号振幅情報を受信する。信
号振幅情報はくり返し行なわれる測定期間中の信
号状態を表わしている。1回の測定(測定対)は
外部の目的物に向つて光線が伝送される外部光路
測定と、内部の基準光路に沿つて光線が伝送され
る基準光路測定とより成る。各測定対は111msで
ある。光路監視回路20は信号振幅情報に応答
し、目的物と測距儀間の光路の異常遮断や、デー
タの品質に影響を及びす信号振幅の大きな変化を
検出する。信号振幅の大きな変化は目的物の位置
変化や不都合な周囲環境の存在によつて起きる。 タイムマーク発生器21は位相差検出器24の
出力に応答し、タイムマーク信号30を発生す
る。信号30の前縁は、現在行なわれている測定
により後に出力される距離(位置)に移動目的物
が実際にいる(いた)ときに発生する。信号30
はまた以下に述べる経過時間発生器18に送られ
る。信号30は測距儀が距離トランスジユーサモ
ードで動作している場合にのみ意味をもつ。 経過時間発生器18は、連続したタイムマーク
信号30によつて示される連続した測定間の時間
間隔を測定する。この経過時間データもデータバ
ス16に与えられる。距離トランスジユーサモー
ドで動作しているとき、マイクロプロセツサ17
はこの時間データを受信し、これをインターフエ
イスユニツト4を介してコントローラ5に送る。
そしてコントローラ5は2個の連続して測定され
た距離の差を、その測定間の時間々隔で割算する
ことにより目的物の速度を決定する。経過時間発
生器18は経過時間リセツト信号28によつて任
意にリセツトされる。ある外部の非同期事象に一
致して発生するこのリセツト信号は、不完全な初
期経過時間信号を発生させる。このリセツト信号
に続いて、一連の経過時間測定値が蓄積され、前
記非同期の外部事象でもつて始まる時間軸が形成
される。 第3図は本発明による測距儀の出力信号のフオ
ーマツトを示した図である。この出力信号はシリ
アルデータであり、インターフエイスユニツト4
に送られる。各出力信号は直列56ビツト信号であ
り、詳しくは4ビツトよりなる14桁BCD信号で
ある。測距儀が距離測定モードで動作している期
間中は、フオーマツトは選択されたフアンクシヨ
ンにより決定される。このモードにおいて、伝送
される情報は表示器にて与えられる情報、種種の
リモートおよび手動制御状態を表わすアナンシエ
ータ情報を含んでいる。アナンシエータ情報は0
〜4桁目の桁情報として、距離情報は5〜12桁目
の情報としてそれぞれ伝送される。 測距儀が距離トランスジユーサモードで動作し
ている期間中は、9〜13桁目は経過時間発生器1
8からの時間データを表わす。5〜8桁目は距離
測定回路15からの距離情報または光ビーム強度
情報を表わす。第4桁目は距離トランスジユーサ
として動作する場合の4個のモードのうちの1個
を示す。4個のモードは以下に説明するが、リモ
ート指示信号26によつて決定される。2桁目は
光路監視回路20によつて決定される光路の状態
を示す。これも4個の状態が示される。各状態の
意味は第5図と関連して後述する。 第4桁目が1のとき、信号強度検出モードが選
択されたことを示す。このモードにおいて、5〜
8桁目は目的物からの帰還信号強度がスケール化
されて示される。残りの3個のモードにおいて
は、5〜8桁目は移動中の目的物までの距離情報
を示す。測距儀と目的物との間の最大測定相対速
度はこれら残りの3個のモードのうちどのモード
が選択されたかに依存する。4桁目が2のとき、
測距儀は低域変調周波モードで動作し、理論的に
は最大40Kmまで測定できる。しかしながら実際に
は、測距儀それ自身の特性と周囲環境により8Km
が限界である。40Kmレンジにおいて、5〜8桁目
は高位桁(複数)情報の読み取り値を表わす。即
ちこれら高位桁の情報は測定される距離の粗の値
を表わす。4桁目が4のとき、測距儀は中域変調
周波モードで動作し、このモードでは最大400m
まで測定できる。400mレンジにおいて、5〜8
桁目は中位桁(複数)情報の読み取り値を表わ
す。4桁目が8のとき、測距儀は高域変調周波モ
ードで動作し、最大10mまで測定できる。10mレ
ンジでは、5〜8桁目は低位桁(複数)情報の読
み取り値を表わす。即ち微測定が行なわれる。 コントローラ5は上述した3個の情報を数学的
に結合し、完全な距離情報を発生する。また距離
データは経過時間データと数学的に結合され、目
的物の速度情報が得られる。低域変調周波モード
において、測距儀に対する目的物の理論的最大測
定可能速度は400×1609Km/時であり、この値は
従来装置の能力をはるかに超えるものである。中
域変調周波モードにおいては、最大測定速度は
1800m/秒である。この速度においては、目的物
が測距儀の絶対レンジを超えて移動する以前に複
数回の測定を行うことが可能である。高域変調周
波モードにおいては、最大測定速度は45m/秒で
ある。これらの測定速度限界は、距離測定レンジ
の1/2を、1/9秒即ち連続した測定間隔(111ms)
で割算することにより得られる。上述のように1/
2に制限すると、ある係数を有する別の距離測定
が相互に関連してもよいようにする。 第4A図および第4B図は第2図に示した距離
測定回路15の詳細ブロツク図である。距離測定
回路15は送受信回路23、バランス回路22お
よび位相差検出器24を含んでいる。送受信回路
23は光(赤外線)ビームを3個の変調周波数信
号のうちの1個で振幅変調する。この変調周波数
信号がそれぞれ距離測定レンジを定める。これら
の変調周波数信号は発振器97、分周器98,9
9およびレンジ選択器40により発生される。発
振器97は理想的には正確な15MHzの信号を発生
する。分周器98の出力は375KHz、分周器99
の出力は3.75KHzとなる。これらの周波数値は、
種々の周囲媒体を通る光線の速度が3×108m/
秒で一定として、説明の簡単化のために示したも
のである。この場合には、距離測定レンジは40
Km、400m、10mとなる。位相差検出器24は、
どのレンジが選択されても該検出器中で発生され
るデジタル計数値がメータまたはミリメータの単
位を有する(余分な変換動作なしで)ように構成
される。なお実際には測距儀は地球上の雰囲気中
で使用され、光速度は3×108m/秒よりも幾分
遅いので、発振器97の出力周波数は15MHzより
もわずかに低い。 送受信回路23の一つの機能は変調された光ビ
ーム(単に光ビームともいう)を目的物2へ伝送
することである。目的物2で反射した帰還光ビー
ムは低周波数にヘテロダインされ(40Kmレンジの
場合を除く)、増幅されそしてろ波される。 第4A図において、チヨツパモータ32はチヨ
ツパ輪33を回転させる。チヨツパ輪33は光ビ
ームが目的物に向つて進行する外部光路と、光ビ
ームが内部を進行する内部基準光路とを交互に選
択する。距離測定は目的物までの外部光路を通つ
た帰還光ビームと内部基準光路を通つた基準光ビ
ームとの位相を比較することにより行なわれる。
光ビームが外部光路を通る期間をターゲツト期
間、内部基準光路を通る期間を基準期間という。
これら2個の期間は等しく、9Hzの割合で交互に
発生する。これらの期間を表わすチヨツパクロツ
ク37を発生するために、発光素子34がチヨツ
パ輪33を介して光検出器35に光学的に結合さ
れる。光検出器35はシユミツトトリガ36を駆
動し、その出力はチヨツパクロツク37となる。 ターゲツト期間中、レーザダイオード38から
の振幅変調された光ビーム94は目的物2に送ら
れ、そして目的物2で反射して戻つてくる。帰還
光ビーム95はアバランシエ受光ダイオード39
上に集束される。ダイオード38から目的物2に
送られる光ビーム94はレンジ選択器40によつ
て選択された周波数信号で振幅変調される。 基準期間においては、レーザダイオード38か
ら目的物2までの光路はチヨツパ輪33によつて
遮断される。同時にそれまで遮断されていたレー
ザダイオード38から光パイプ41に至る光路が
選択される。よつてレーザダイオード38からの
振幅変調された光ビームは光パイプ41を介して
光強度可変バランス減衰器42に送られる。減衰
器42はモータ45により駆動される。モータ4
5は後述するバランス回路22中の他の回路に応
答する。減衰器42を通過した光ビーム100も
また受光ダイオード39上に集束される。基準期
間中に受光ダイオード39に到達する光ビーム1
00は、目的物2に送られる光ビームを変調する
のに使用したと同一信号で振幅変調される。した
がつて、受光ダイオード39は振幅変調された光
ビームを交互に受光し、その2個の光ビーム(信
号)の位相は目的物2に送られる信号の位相と目
的物からの帰還信号の位相とをそれぞれ表わして
いる。 受光ダイオード39はミキサとして動作し、そ
の出力信号は3.75KHz成分を含んでいる。何故な
らば、ダイオード39は非直線特性を有し、それ
は光ビーム95(100)を受光すると共に、レン
ジ選択器40に応答するフエーズロツク回路
(PLL)52の出力局部発振信号を受信するから
である。受光ダイオード39のヘテロダイン動作
については前述の特開昭52年第139406号に詳述さ
れている。ターゲツト期間中の3.75KHzの帰還信
号と基準期間中の3.75KHzの基準信号とは増幅器
43によつて増幅され、そしてバンドパスフイル
タ(BPF)44によりろ波される。BPF44の
出力信号は正弦波である。それら信号の位相差は
目的物2までの距離に応じて変化する。基準期間
とターゲツト期間とは交互に起るので、それら信
号の位相差を直接求めることはできない。その代
わりに、帰還信号と基準内部信号(3.75KHzの)
53との位相差、基準信号と基準内部信号53と
の位相差がそれぞれ求められる。これらの位相差
はマイクロプロセツサ17で結合され、所望の位
相差が求められる。 ターゲツト期間中に受光ダイオード39に到達
する光ビームの強度は、目的物2までの距離に大
きく依存する。このことは増幅器43に送られる
信号強度に直接影響する。一方、基準期間中にお
いては目的物2までの距離は受光ダイオード39
に到達する光ビーム強度に影響しない。もし上記
2つのことを考慮しないとすると、増幅器43へ
の入力信号振幅が突然に変化することがある。タ
ーゲツト期間と基準期間にわたつて、増幅器43
を一定利得で動作させることが望ましい。これを
達成するために、増幅器43の利得はターゲツト
期間の一部期間中にセツトされ、そして次の基準
期間および次のターゲツト期間の初期部分(残り
部分)中一定に維持される。各基準期間におい
て、バランス回路22は減衰器42を調整して光
ビーム100の強度を減少させ、受光ダイオード
39によつて両期間中に受光される光ビーム強度
がほぼ等しくなるように制御する。 増幅器43の利得は以下のようにしてセツトさ
れる。AGCサンプルホールド回路75はAGC付
勢信号77および増幅器43の出力信号に応答
し、増幅器43の利得を決定するAGC信号76
を発生する。AGC付勢信号77が1である期間
中、AGCサンプルホールド回路75はAGC信号
76を発生し、増幅器43の出力信号が所定値に
なるように調整する。AGC付勢信号77が0に
なつても、AGC信号76の値は信号77が再び
1になるまで保持される。AGC付勢信号77は、
ターゲツト期間の始まり後31ms後にスタートと
して24.5msの間1となる。アンドゲート78は
信号37、信号62およびワンシヨツト回路56
の出力信号を受信する。信号62および該出力信
号については第4B図と共に説明する。これら信
号のタイミングは第12図に示されている。第1
2図より明らかなように、アンドゲート78の役
目はターゲツト期間の最後の24.5msの期間(位
相比較後の残りの期間)中にAGC付勢信号77
を発生させることである。 第4A図および第5図を参照する。第5図は第
2図に示した光路監視回路の詳細ブロツク図であ
る。バランス回路22は次のように動作する。
BPF44の出力信号は振幅検出器46に印加さ
れる。振幅検出器46はBPF44の出力信号の
ピーク・ピーク値に比例する直流電圧を発生す
る。加算器47はこの直流信号と基準電圧49と
を結合し、その出力50のモータ駆動回路48に
供給する。駆動回路48はバランスロジツク51
により選択的に付勢され、付勢されるときにモー
タ45を駆動する。 第4B図を参照する。第4B図は第2図に示し
た位相差検出器24の詳細ブロツク図である。零
検出器54はBPF44の出力正弦波信号を方形
波信号55に変換する。方形波信号55は一般的
には3.75KHzである。即ち基準期間中は3.75KHz
であり、ターゲツト期間中は目的物2の移動速度
に応じてドプラーシフトを受ける。 18msの遅延を発生させるワンシヨツト回路5
6はチヨツパクロツク37の各遷移状態に応答し
てトリガされる。この18msはターゲツト期間か
ら基準期間への遷移(またはこの逆)後の安定状
態期間を得るために定めたものである。ワンシヨ
ツト回路56の出力が発生した後、方形波信号5
5の次の立上りでDフリツプフロツプ(FF)6
7がセツトされる。DFF67がセツトされると、
ラツチ60がセツトされる。その出力はデータウ
インド信号62を発生させる。1/5分周器80は
1/10分周器61により駆動され、分周器61は方
形波信号55を受信する。方形波信号55の50サ
イクルの後、分周器80の出力はラツチ60をリ
セツトし、データウインド信号62を終了させ
る。なお、ワンシヨツト回路56の出力信号はそ
れ以前に安定状態に復帰しており、よつてDFF
67は復帰後の方形波信号55の次のサイクルで
リセツトされている。 データウインド信号62の役目は、位相比較が
行なわれる期間を定めることである。位相差検出
器24は、基準内部信号53と基準信号との位相
比較、基準内部信号53と帰還信号との位相比較
を交互に行う。即ち、基準期間中においては前者
の位相比較が、ターゲツト期間中には後者の位相
比較が行なわれる。よつて、2個の位相比較の差
が目的物2までの距離を表わすことになる。 データウインド信号62が存在している期間
中、カウンタ58と59は15MHz発振器57から
のパルスを蓄積する。データウインド信号62の
時間々隔は位相比較が行なわれる信号の50サイク
ル分である。この50サイクルの期間中カウンタ5
8,59は発振器57からのパルスを蓄積するか
ら、その計数値は50サイクルの間の平均の位相差
を表わすことになる。位相比較が行なわれる信号
の前縁がこれらカウンタをスタートおよびストツ
プするために使用される。カウンタ58をスター
トさせるための信号はカウンタ59をストツプさ
せる。カウンタ58をストツプさせる信号はカウ
ンタ59をスタートさせる。したがつてカウンタ
58,59によつて蓄積された位相差は180゜の位
相差だけ互に異なつている。 位相一致検出器(カウンタ)63は、カウンタ
58,59による位相差測定値のどちらをマルチ
プレクサ64を介してデータバス16に送るかを
決定する。検出器63は次のように動作する。カ
ウンタ58,59を制御するスタート、ストツプ
信号はアンドゲート65によつて結合される。ア
ンドゲート65はデユーテイフアクタがスター
ト、ストツプ信号間の位相差の大きさに関連する
信号を発生する。カウンタ58,59に対するス
タート、ストツプ信号は相補的である。もしそれ
ら信号が同相であるとすれば、位相一致状態が検
出される。この状態の下では、アンドゲート65
の出力信号はデユーテイフアクタが0.5の方形波
であり、カウンタ63は50%の期間中発振器57
の出力パルスを計数する。この計数値は最大計数
値である。もしカウンタ58,59に対するスタ
ート信号とストツプ信号とが真反対(180゜の位相
差をもつ)ならば、アンドゲート65の出力は零
であり、カウンタ63は全く計数しない。したが
つて、カウンタ63の計数値は零の最小値から、
カウンタ58,59の最大可能計数値の1/2であ
る最大値の範囲で変化する。カウンタ63の計数
値はカウンタ58,59を制御するスタート信号
とストツプ信号間の位相差に従つてこれら最小値
と最大値間を直線的に変化する。カウンタ63は
BCDカウンタである。出力信号66はカウンタ
63の5桁目の最小桁ビツトの信号状態を表わ
す。カウンタ63の計数値が最大値の1/2に等し
いかそれ以下のとき、出力信号66は常に零とな
る。また最大値の1/2より大きいとき常に1とな
る。出力信号66はマルチプレクサ64に印加さ
れ、カウンタ58,59の計数値のうちどちらが
マイクロプロセツサ17に送られるかを選択す
る。出力信号66は、マイクロプロセツサ17に
送られるデータが特定されるように、また必要な
らばカウンタ58と59間の180゜の位相差に対し
て数学的に調整されるようにそれ自身マイクロプ
ロセツサ17に送られる。 再び第5図を参照する。振幅検出器46は
BPF44の出力信号のピーク・ピーク値に比例
した直流電圧を発生する。この直流電圧は光ビー
ム遮断検出器91と加算器47に送られる。検出
器91は光ビーム遮断フラグ信号92を発生し、
この信号92はマイクロプロセツサ17に送られ
る。加算器47の出力信号はバランス回路22お
よびバランスフラグ信号発生器90に送られる。
信号発生器90はフラグ信号93を発生し、これ
はまたマイクロプロセツサ17に送られる。 光路監視回路20は次のように動作する。光ビ
ーム遮断検出器91はBPF44の出力信号レベ
ルと、帰還信号に対する許容範囲を表わす上限、
下限値とを比較する。前述したように、AGCサ
ンプルホールド回路75はターゲツト期間の一部
期間において増幅器43の利得を設定する。これ
により増幅器43およびBPF44の出力振幅は
通常レベルに設定される。上記上限値は前記通常
レベルの3.5倍に設定される。下限値は1/4であ
る。遮断フラグ信号92はBPF44の出力レベ
ルが上下限値内にあるときは1を表わす電圧に、
上下限値外にあるときには0にそれぞれセツトさ
れる。0のときになされた位相差測定は無効にさ
れる。 バランスフラグ信号発生器90は、BPF44
の出力振幅が通常レベルの±10%以内にあるか否
かを示す。もし±10%以内にないならば、基準期
間中にマイクロプロセツサ17はバランスロジツ
ク51を付勢する。そして駆動回路48が加算器
47からの信号50に応答する。そしてモータ4
5はバランス状態が得られるまで減衰器42を回
転させる。 フラグ信号92,93およびチヨツパクロツク
37によつて、マイクロプロセツサ17は距離ト
ランスジユーサモードにおけるアナンシエータ情
報の2桁目の値を決定する(第3図参照)。次の
表は2桁目の値を決定するための条件を示した表
である。
【表】 ここで値0は測距儀は正常に動作し、目的物ま
での光路は正常であることを示す。値1は目的物
までの光路にある異常が起り測距儀は許容限界近
傍で動作していることを示す。このような状態は
光学系が汚れている、目的物が汚れている、外部
環境(外気)状態が悪い、帰還信号強度が突然に
変化した等の条件によつて起る。値2は、目的物
までの光路が実際に遮断され、または帰還信号強
度が突然に極度に変化したため測距儀は正常に動
作し得ないことを示す。値4は伝送光学系の外部
に別に減衰キヤツプを置かないと正常に動作し得
ないことを示す。このことは、目的物からの帰還
信号があまりにも強く、減衰器42によつて基準
信号を調整しても該帰還信号とバランスできない
ことを示す。または帰還信号があまりにも弱い場
合である。またはバランス回路がバランス条件を
達成するための時間がない場合を示す。 第6図から第10図はタイムマーク信号30の
位置が如何にして選ばれるか(求められるか)を
示した図である。測距儀1によつて移動中の目的
物2までの距離を測定する場合には、“目的物が
そこにいたのはそのときであつた”という形式の
正確なデータを得ることが必要で、そのためには
いくつかの要素(フアクタ)を考慮せねばならな
い。 第6図は一対の赤外線光ビーム信号110と1
11と一対の電気信号112と113との対応関
係を示した図である。信号111は目的物2に送
られる振幅変調された赤外線ビーム(基準光ビー
ムと同等)であり、これは第4A図の光ビーム9
4に対応する。その周波数は15MHz、375KHzま
たは3.75KHzである。信号110は一定速度で移
動中の目的物2から反射された帰還光ビームを表
わしており、光ビーム95に対応する。図示の例
においては、目的物2は測距儀から離れつつあ
り、φ1〜φoの値は単調に増加している。これは
目的物の移動によつて帰還光ビームにドプラー効
果が発生したためである。図面では識別しにくい
が光ビーム110の周波数が光ビーム111の周
波数よりも低下したためである。 目的物2までの距離は測定レンジ内にあると仮
定し、種々のφiのそれぞれを測定することを考え
てみる。これは信号111と110の対応する前
縁間の時間々隔をそれぞれ測定することにより達
成できる。このような測定は一般に瞬時的な測定
ではなく、各測定は2個の前縁間の時間々隔を必
要とする。この期間中でも目的物は移動しており
そして光線も目的物までの光路に沿つて伝播して
いる。各φiの測定は達成されるけれども、その測
定されたφiに対応する距離(位置)に目的物は何
時いたかが必要である。ここで伝播された光ビー
ム111の一部が目的物に衝突しそして反射され
る瞬間には、目的物は静止していると考えること
ができる。したがつて、その瞬間には、測距儀か
ら目的物までの伝播光路長と目的物から測距儀ま
での伝播光路長とは等しい。したがつて対応する
距離はφiを測定するために要した前記時間々隔の
中点で発生していることになる。これらの中点が
M1からMoで示されている。 実際の位相差測定は信号110と111につい
ては行なわれない。その代わり、これらの信号は
受光ダイオード39によつてヘテロダインされ、
信号112,113にそれぞれ変換される。ヘテ
ロダインされた基準信号113は基準期間中に増
幅器43に入力する信号で、信号96の一部分で
あり、これは基準光路を通過した光ビームにより
発生される。帰還信号112はターゲツト期間中
に増幅器43に入力する信号で、信号96の他の
部分であり、目的物2から反射した光ビームによ
り発生される。前述したようにターゲツト期間と
基準期間とは交互に発生し、位相差は各信号をそ
れぞれ基準内部信号53と比較し、2つの比較結
果を結合して求められる。図面には共通時間軸に
対し信号112と113が同時に生ずる信号とし
て図示されているが、これは説明を簡単化するた
めになしたものである。しかし原理上は同じこと
である。 基準信号113の周波数は、信号111に対し
て選択される周波数には無関係に、理想的には
3.75KHzである。このことはレンジ選択器40に
よつてレーザダイオード38に印加される信号と
3.75KHzの基準内部信号53とをフエーズロツク
ループ52に供給し、該ループ52の出力信号を
受光ダイオード39に供給することにより達成さ
れる。レーザダイオード38の駆動信号の周波数
fがすでに3.75KHzの場合を除いて、ループ52
はf+3.75KHzの周波数の信号を発生する。この
信号が交互に生ずる光ビーム95,100と混合
されて信号112,113が発生する。(f+
3.75KHz)とfKHzとが混合されるから、3.75KHz
成分が発生し、これは3.75KHzフイルタにより後
に抽出される。BPF44はこのような特性をも
つフイルタである。しかし信号112,113は
BPF44に印加される以前の信号である。 第6図においては、信号112の前縁は信号1
10のn番目のサイクルの前縁と同時に発生して
いる。この状態は可能性はあるけれども一般的な
場合を表わしてはいない。信号112の前縁は、
フエーズロツクループ52の出力信号の位相に従
つて、信号110のn番目のサイクル内のどこで
でも生じうる。もし2個の前縁が一致していない
とすれば、それが意味することは、φiは信号11
1上の前縁ではないある点から信号110上の対
応点までと考えられるということである。従つて
中点Moは移動しTMaと一致するとする。 ヘテロダインされた基準信号113は常に
3.75KHzであるけれども、ヘテロダインされた帰
還信号112の周波数はドプラー効果によつて生
ずる分だけ3.75KHzからプラスまたはマイナス方
向に変化する。帰還信号112に生ずる最大許容
ドプラーシフトは±5Hzである。 ミキサの理論より、信号112と113間の瞬
時位相差は信号110と111間の直線的に変化
する瞬時位相差に絶えず等しくなる。従つて、測
定される位相差φoは測定される位相差φに対応
する。また位相差φが最終的に得られるとき、そ
の位相差は時刻Moにおける目的物までの距離を
表わしている。それと同一距離は、タイムマーク
TMaによつて表わされる時刻に存在している。 タイムマークTMaないしTMe(所望のタイムマ
ーク)は第6図から第10図までの後述する分析
によつて導かれる。このような各タイムマーク
は、位相情報を有する信号が後続する回路によつ
て処理される場合、タイムマーク信号30に対す
るほぼ正しい位置を提供する。TMeに先行する
いくつかのタイムマークは実際には得ることがで
きない仮定的なものである。にもかかわらず、そ
れらは後述する分析において有益なる概念であ
る。 時刻TMaで遷移状態を有するタイムマーク信
号を発生するのは困難である。このようなタイム
マーク信号をうるには、信号112の前縁の時刻
を予想しなければならない。その代わりに、信号
112の前縁を、測距儀の分解能程度の最大誤差
範囲内でタイムマークTMbとして得ることがで
きる。例えば、10mレンジで最も高い分解能によ
る測定が行なわれる場合、信号110と112と
の信号の数の比は4000対1である。この状態にお
いては、信号110の周波数は15MHzであり、そ
の周期は66.67nsである。この周期の1/2
(33.33ns)がTMa後にTMbが遅延されうる最大
可能誤差である(目的物までの距離が10m以内で
あるとする)。これは連続した2回の距離測定間
の間隔111msに比べれば非常に小さい。そして
45m/sの最大速度(目的物の)において1.5×
10-6mの距離に相当する。これは測距儀の1mm分
解能より十分に小さい。もし目的物までの距離が
10mを超えるならば、その場合には目的物までの
距離中に含まれる各10m間隔毎に66.667nsの誤差
が導入される。距離が8Kmで、操作者が10mレン
ジで測定された増分変化を蓄積していると仮定し
ても、45m/sの速度における最悪可能蓄積誤差
はたつた2.4mmである。結局、8Kmの距離でも、
2個の連続測定間の絶対誤差は1.5×10-6m以下
であり、このことは増分変化の非常に正確な測定
をなしうることを保証する。 よつてTMbにおけるタイムマークは1個の位
相差測定に対する理想的なタイムマークの位置に
ほぼ等しい。しかしながら、このことは、連続し
た複数回の位相差測定の平均を求めない場合や、
位相差を求める信号をろ波しない場合にのみ正し
いことである。雑音を除去するために複数回の測
定値を平均することが望ましいし、またミキサの
出力信号中に存在する3.75KHz成分と他の成分と
を分離するためにフイルタを使用する必要があ
る。これら2個の要素について以下に別けて説明
する。 第7図は目的物までの実際の距離(位置)と時
間との関係を示したもので、50回の位相差測定に
よる平均距離は何か、そしてその平均距離は何時
起るかを示したものである。この図は前述した
TMaとTMbに関する無視しうる程度の誤差を無
視し、TMbをTMaと考えている。測距儀は第6
図に示した50個のφiを平均する。目的物までの距
離が時刻TMbiにおいてXiと仮定する。50個のそ
のような時刻と50個のそれに対応する距離とが存
在する。目的物の速度は一定であり、また50回の
位相差測定は等しい間隔で行なわれるので、50個
のXiはある一定距離Δだけ互に等しく離れてい
る。目的物までの平均距離は50個のXiの和を50で
割つた値に等しく、X25とX26との距離間隔の中
点に等しい。これは次式で表わされる。 Xi+1−Xi=Δ =1/5050 〓 〓i=1 Xi=1/50{X1+(X1+Δ)+(X1+2Δ)+……+(
X1+49Δ)} =1/50(50X1+Δ49R=1 R=X1+Δ/50・49・50/2=X1+24.5Δ =X25+Δ/2=2X25/2+(X26−X25)/
2=(X25+X26)/2 線114に対するの位置は115によつて表
わしてある。目的物の速度は一定であるから、距
離に目的物がいた時刻116は時刻TM25
TM26との中間点である。この時刻をTMcとす
る。したがつて、時刻TMcと距離とは時刻一
距離対のデータを提供し、これは目的物のある時
刻における位置を正確に表わしている。この点
が、“その時その距離(その位置)に”という形
のデータに対して続いて測定される誤差に対する
基準点として用いられる。 TMcを示す信号を発生する方法は、信号11
2の前縁がそれぞれTMbで生ずること、目的物
の速度が一定ならば信号112は対称であること
を注目することにより発生できる。したがつて、
信号112の後縁は各TMbの中間点で発生する。
したがつて、TMcを示す信号は、信号112の
完全な25サイクルを計数し、そして信号112の
次の後縁で信号を発生することにより発生でき
る。信号112の周波数は目的物の速度に関連し
て変化するので、この方法は個々のφiを測定する
のに要した時間長の変化を正確に反映するという
利点を有する。 しかしながら、前述したようにTMcはろ波さ
れていない信号112,113に関連したもので
ある。前述したように、所望の成分のみを抽出す
るためにミキサの出力信号をろ波する必要があ
る。ろ波動作は目的物の速度の関数として変化す
るある量の位相遅延を発生させる。遅延量の変化
は2個の別個な誤差を導入し、これらそれぞれの
誤差が考慮されねばならない。しかしながら、フ
イルタにより導入された誤差の影響が後述するよ
うに考慮されるならば、ろ波後の信号に対しても
第7図に関連して前述したTMcの発生方法は使
用できる。ろ波後の信号に対してこの発生方法を
適用することにより得られるタイムマークを
TMdとする。 第8図はバンドパスフイルタ(BPF)44の
位相遅れφ(ω)対周波数ω特性を示した図であ
る。この特性は3.75KHzの中心角周波数ωOの近傍
に直線領域118を有する。直線領域118は角
周波数ωO±ドプラー角周波数ωDの周波数範囲を
含んでいる。ωDの大きさは0≦ωD≦5Hz(周波
数として)とする。直線領域118は方程式、φ
(ω)=mω+bによつて近似できる。ここでmは
直線領域118の傾斜の大きさであり、bは縦軸
との交点である。本実施例において、m=−
0.00147ラジアン/ラジアン/秒であり、−1.47ms
である。この値は分析によりまたは実際の測定に
よる経験上から得られる。bは零でない。 良く知られているように、フイルタによる位相
遅延T(秒)はT(ω)=−φ(ω)/ωで与えられ
る。したがつて、中心角周波数ωOに対する線1
20の傾斜は位相遅延T(ωO)である。同様に、
線路121は目的物が遠ざかる場合のドプラー効
果により生ずる位相遅延T(ωO−ωD)を、線路1
22は目的物が近づく場合のドプラー効果により
生ずる位相遅延T(ωO+ωD)を表わす。本実施例
において、mは負であり、b≠0であるから、T
(ωO−ωD)≠T(ωO)≠T(ωO+ωD)である。な
お、b=0でも、各位相遅延が等しくても、また
mが正であつてもよい。 第9A図から第9C図は目的物が近づく場合、
静止している場合、遠ざかる場合について、第8
図に示したフイルタ特性の影響を示したものであ
る。まず第9B図を参照する。この図は目的物が
静止している場合の図である。信号124は第6
図の信号113の25番目のサイクルを示し、これ
はろ波される以前の基準信号である。同様に、信
号123は第6図の信号112の25番目のサイク
ルを示し、これはろ波される以前の帰還信号であ
る。信号125,126はろ波後の信号123,
124を表わす。目的物は静止しているので、
ωOに対するドプラー効果はなく、信号123,
124に対する位相遅延は等しい(T(ωO))。よ
つて、ろ波する以前のそれらの位相差φUはろ波
後の位相差φFに等しい。そして目的物は静止し
ているので、位相遅延に基づくTMdの誤差T
(ωO)は無視してよい。したがつて、目的物が静
止している場合には、測定期間中に発生されたあ
らゆるタイムマークが有効である。 第9A図は目的物が近づく場合を示している。
ドプラー効果はろ波前の帰還信号127の周波数
を増大させる。信号127がフイルタ44を通過
すると、第9B図の信号123よりもより多く位
相遅延が生ずる。その結果、ろ波後の2個の信号
128,126間の位相差φFはろ波前の位相差
φUよりも大きくなる。したがつて見かけ上距離
が長くなる。さらに、TMdとTMcとの差は増大
する。 第9C図は目的物が遠ざかる場合を示してい
る。ドプラー効果によりろ波前の信号129の周
波数は低下する。信号129がフイルタ44を通
過すると、第9B図の信号123よりも少ない位
相遅延を受ける。その結果、ろ波後の信号130
と126間の位相差φFはろ波前の位相差φUより
も小さくなる。その結果見かけ上の距離は短かく
なる。さらにTMdとTMcとの差は減少する。 以前に述べたように、移動中の目的物までの距
離を測定する場合には、測距儀は測定された“そ
の時”に対するデータと“そこに”に対するデー
タとの両方に誤差を発生する。“その時”に対す
る誤差は時刻TMc116に対して生じ、“そこ
に”対する誤差は距離115に対して生ずる。
両誤差はフイルタの特性とドプラー効果に基づく
帰還信号の位相遅延の変化によつて発生する。
“その時”に対する誤差は位相遅延そのものであ
る。“そこに”に対する誤差は帰還信号と基準信
号に対する位相遅延の違いにより生ずる。即ち
φFとφUが等しくならないことより発生する。両
誤差は変化しそして位相遅延の大きさに依存す
る。そして目的物の移動方向と速度に依存する。 もし目的物がその距離(位置)に実際にいたと
きにタイムマークTMeが発生されるとすれば、
“そこに”に対する誤差は時間―距離対データの
距離部分として考えられる。この考察は、以下に
示すように、測定された“そこに”に対する誤差
距離だけ目的物が進行するのに要する時間を考
え、この時間を“その時”に対する時間誤差に加
えることによつてなされる。そして以下に示すよ
うに、これら2個の時間の和はTMdとTMeとの
差になる。そしてこの和は一定値となり、第8図
の直線領域118の傾斜mの大きさに等しい(目
的物が近づく場合も、遠ざかる場合も)。 次に上記のことを数式を用いて考察する。中心
角周波数ωOに対する位相遅延は(1)式で表わされ
る。 T(ωO)=−(m+b/ωO) (1) 同様に角周波数ωO±ωDに対する位相遅延は(2)
式で表わされる。 T(ωO±ωD)=−(m+b/ωO±ωD) (2) 2個の信号の前縁間の時間々隔を測定すること
によつて位相差を測定する場合、T(ωO)とT
(ωO±ωD)との差は測定された位相差に対して比
例的な変化を発生させる。この変化が測定された
距離の誤差(Xe)を明らかにする。即ちXeは(3)
式で表わされる。 Xe=Xg(測定された距離)−Xa(所望距離) =λ/2ωO/2π・{T(ωO±ωD)−T(ωO)}(3) ここでλは帰還信号の波長(単位はm/サイク
ル)、ωOはその角周波数である(単位はラジア
ン/秒)。 目的物の速度Vが一定であるので、目的物が距
離Xeだけ進行するのに要する時間Txeは(4)式で表
わされる。 Txe=|Xe/V| V=〓λ/2ωD/2π (4) Txeは、目的物が測定された距離に実際にいた
時刻を示すために、TMeがTMcから調整されね
ばならない時間量である。この調整は以下に説明
するように常に同一方向になされる。 まず目的物が近づく場合を考える。帰還信号の
周波数は高くなる。そして第8図に示したよう
に、フイルタを通つた信号の位相遅延は大きくな
る。そのためフイルタを通つた2個の信号間の位
相差φFは増大し、目的物の位置は“より離れて
いる”と認識される。目的物は近づいているので
あるから、“より離れている”ということは測定
された距離(位置)にはTxeだけ時間的に以前に
いたことになる。よつてTMe=TMc−Txeとな
る。 次に目的物が遠ざかる場合を考える。帰還信号
の周波数は低下する。第8図に示したように、フ
イルタを通つた信号の位相遅延は減少する。その
ためフイルタを通つた2個の信号間の位相差φF
は減少し、目的物の位置は“より近くにある”と
認識される。目的物は遠ざかつているのであるか
ら、“より近くにある”ということは測定された
距離(位置)にはTxeだけ時間的に以前にいたこ
とになる。よつてTMe=TMc−Txeとなる。この
ことは前述の目的物が近づいている場合と同じで
ある。 しかしながら、帰還信号と基準信号とを別個の
成分として得るために、これら信号をまず最初に
別個にろ波する必要があるから、TMcを簡単に
求めることはできない。容易に求めることができ
るのはTMdである。したがつて移動中の目的物
に対して次式が成立する。 TMe=TMc−Txe=TMd−T(ωO±ωD)−Txe =TMd−{T(ωO±ωD)+Txe} (5) TMd−TMe=T(ωO±ωD)+Txe (6) ここで方程式(6)の右項は以下に示すように一定
となり、その大きさはmに等しくなる。方程式(6)
は誤差量を表わしている。正しい結果をうるため
にTMdとTMeとの差の負が得られうるもの(例
えばTMd)に加えられる。なおフイルタの傾斜
が負ならば、(6)式の右項は常に正である。 式(1)〜(6)より(7)式が導出できる。 TMd−TMe=−m−b/ωO±ωD+|λ/2ωO/2π{
m+b/ωO−m−b/ωO±ωD}〓ωo・λ/2/2π
|=−m(7) TMe=TMd+m 第10図は移動目的物に対する時間と実際のお
よび見かけ上の位置との関係を示したグラフであ
る。すなわち、目的物が近づく場合と遠ざかる場
合についてTMdの補正特性を示したものである。
線131は遠ざかる目的物の時刻(または時間)
に対する連続した実際の位置を示している。線1
32は近づく目的物の時刻に対する連続した実際
の位置を示している。線133,134はろ波後
の信号による連続した見かけ上の位置を示してい
る。 線131と133上の対応する2点(例えば
25.5)間の垂直長は、φUとφFの差に基づく距離誤
差を示している。そして水平長は位相遅延T(ωO
−ωD)を示している。同様なことは線132と
134に対しても言える。但し位相遅延はT(ωO
+ωD)である。 前述したように、目的物の実際の位置は時刻
TMcにおいて平均値として求められる(ろ波
前について)。前の説明より明らかなように、遠
ざかる目的物に対するTMdは近づく目的物に対
するTMdよりもより早く生ずるけれども、それ
ぞれの場合に対するTMeは各TMdを一定量mだ
け調整することにより求めることができる。この
ことによりいずれの場合に対しても、この調整に
より有効な時刻(時間)―距離対データを得るこ
とができる。 本実施例において、mの値は−1.47msである。
ここで1.466…msは3.75KHzの帰還信号の5.5サイ
クルに相当する。ドプラー効果による帰還信号周
波数の変化を無視すれば、位相比較が行なわれる
完全な20サイクル後に発生される信号(TMc
求める場合は25.5サイクルと考えていた)は、
TMd(25.5サイクルの位置にある)よりも必要と
される1.47msだけ異なつていることになる。 第4B図を再び参照する。タイムマーク発生器
21が上記のことを達成する。1/10分周器61の
出力信号は1/2分周器81に印加される。そして
1/10分周器61は零検出器54の出力信号55に
よつて駆動される。これら分周器はワンシヨツト
回路56の出力信号でリセツトされる。したがつ
て、分周器81は、ターゲツト期間と基準期間に
対する各位相差測定の20番目のサイクルの始めに
出力信号を発生する。所望のタイムマーク信号3
0は分周器81の出力信号とチヨツパクロツク信
号との論理積をとるアンドゲート82によつて発
生される。 なおBPF44の傾斜mが正であれば、TMe
対して必要な調整はTMdに加える(TMdよりも
後)形でなされることは勿論である。この場合に
はTMdによつてトリガされるワンシヨツト回路
を用いてタイムマーク信号を容易に得ることがで
きる。遅延量はこの場合でもmである。タイムマ
ーク信号はワンシヨツト回路56の出力信号の後
縁でトリガされる別のワンシヨツト回路によつて
発生しうる。またカウンタを用いてTMd後の必
要とされる遅延量を発生するようにしてもよい。 第11図は経過時間発生器18の詳細ブロツク
図である。パルス発生器70はタイムマーク信号
30によつてトリガされる。パルス発生器70の
出力信号はオアゲート71によつて経過時間リセ
ツト信号28と結合される。オアゲート71の出
力信号はカウンタ72をリセツトする。カウンタ
72は1/100分周器74の出力パルスを計数する。
分周器74は発振器73の出力信号を受信する。
カウンタ72の計数値はデータバス16を介して
マイクロプロセツサ17に送られる。 経過時間発生器18は次のように動作する。パ
ルス発生器70はタイムマーク信号30の前縁で
トリガされて狭いパルス信号を発生する(第12
図参照)。このパルス信号はカウンタ72をリセ
ツトする。カウンタ72は分周器74を介して
10MHz発振器73の出力パルスを計数する。カウ
ンタ72がリセツトされる直前では、カウンタ7
2はその前の完全な測定サイクルの時間々隔を示
す計数値を保有している。カウンタ72の計数値
はデータバス16を介してマイクロプロセツサ1
7に送られる。マイクロプロセツサ17は距離ト
ランスジユーサモードの期間中、コントローラ5
に経過時間データを送る。 経過時間リセツト信号28はカウンタ72を任
意にリセツトすることができる。したがつて、経
過時間を連続的に蓄積することにより発生される
時間軸は、非同期事象に一致して始まるようにす
ることができる。これは次のようにして達成され
る。非同期外部事象はリセツト信号28を発生す
るために用いられる。カウンタ72はオアゲート
71の出力信号によりリセツトされる。したがつ
て、最初の経過時間表示は、リセツトを起こさせ
た非同期外部事象と現在進行中の測定サイクルの
端部との間の時間々隔を表わす。これは一般には
通常の経過時間値の一部で該値より小さい。その
最初の経過時間が連続した経過時間によつて増大
されると、結果としての和は外部非同期事象と同
期してスタートする時間軸を発生する。和の連続
した値は、目的物2が測定された種々の距離(位
置)にいた時間軸上の点を示している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による測距儀の外観図、外部制
御装置との接続図、測距儀の表面パネル図、移動
目的物の移動状態図、第2図は本発明による測距
儀の全体ブロツク図、第3図は本発明による測距
儀の出力信号のフオーマツトを示した図、第4A
図および第4B図は第2図に示した距離測定回路
の詳細ブロツク図、第5図は第2図に示した光路
監視回路の詳細ブロツク図、第6図は一対の赤外
線光ビーム信号と一対の電気信号との対応関係を
示した図、第7図は目的物までの実際の距離と時
間との関係を示した図、第8図は第4A図に示し
たバンドパスフイルタの特性線図、第9A〜第9
C図は目的物が近づく場合、静止している場合、
遠ざかる場合について第8図に示したフイルタ特
性の影響を示した図、第10図は移動目的物に対
する時間と実際のおよび見かけ上の位置との関係
を示した図、第11図は第2図に示した経過時間
発生器の詳細ブロツク図、第12図は第2図に示
した各種回路中で発生される各種信号のタイムチ
ヤートである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (イ) 基準周波数を有する基準信号を発生する
    手段 (ロ) 基準信号でキヤリア信号を変調し、変調した
    信号を移動する目的物に伝送する手段 (ハ) 前記目的物で反射した変調帰還信号を受信し
    復調し、前記目的物までの距離に関連した前記
    基準信号に対してある位相差を有し、且つ前記
    目的物の相対運動に関連したドプラーシフトに
    よる前記基準周波数とは異なつた周波数を有す
    る帰還信号を発生する手段 (ニ) 前記帰還信号を受信し前記基準周波数成分を
    もつ信号を通過させると共に、前記ドプラーシ
    フトに比例して位相シフトされたろ波帰還信号
    を発生する手段 (ホ) 前記ろ波帰還信号を受信し測定間隔を定める
    測定間隔信号を発生する手段 (ヘ) 前記測定間隔信号、基準信号およびろ波帰還
    信号に応答し、前記測定間隔中に、前記基準信
    号と前記ろ波帰還信号との位相差を測定して位
    相差に従つた前記目的物までの距離を表わす信
    号を発生する手段であつて、前記信号は前記測
    定間隔中の前記目的物までの平均距離を示す第
    1成分と、前記ドプラーシフトに基づく前記帰
    還信号の位相シフトに対応した誤差成分を含ん
    でいる信号発生手段 (ト) 前記誤差成分を補償するために、前記測定間
    隔信号を受信し、前記測定間隔の中点から、前
    記ろ波帰還信号の位相変化の割合に比例した量
    だけオフセツトしたタイムマーカ信号を発生す
    る手段 とより成り、移動する前記目的物までの距離を測
    定し、且つ前記目的物が測定された距離にある時
    刻を求めるようにした光波測距儀。
JP17305980A 1979-12-07 1980-12-08 Optical wave distance measurement instrument Granted JPS56124072A (en)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10137679A 1979-12-07 1979-12-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56124072A JPS56124072A (en) 1981-09-29
JPH0119109B2 true JPH0119109B2 (ja) 1989-04-10

Family

ID=22284339

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17305980A Granted JPS56124072A (en) 1979-12-07 1980-12-08 Optical wave distance measurement instrument

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP0030369B1 (ja)
JP (1) JPS56124072A (ja)
AU (1) AU6455880A (ja)
DE (1) DE3071655D1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3132069A1 (de) * 1981-08-13 1983-03-03 Anatolij Prokopevic Bykov Phasenmesseinrichtung
US5260682A (en) * 1991-03-12 1993-11-09 Stanley Electric Co., Ltd. Light-wave distance measuring apparatus for vehicle
JPH04283683A (ja) * 1991-03-12 1992-10-08 Stanley Electric Co Ltd 光波測距装置
EP1794620B1 (en) * 2004-09-30 2014-01-01 Faro Technologies Inc. Absolute distance meter that measures a moving retroreflector
JP5350328B2 (ja) * 2010-06-10 2013-11-27 株式会社京三製作所 距離センサ及び制御方法
JP5350331B2 (ja) * 2010-06-15 2013-11-27 株式会社京三製作所 距離センサ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50158374A (ja) * 1974-06-10 1975-12-22

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3365717A (en) * 1965-09-03 1968-01-23 South African Inventions Method of and apparatus for providing a measure of the distance between two spaced points
FR1583266A (ja) * 1968-07-12 1969-10-24
US3832056A (en) * 1972-03-13 1974-08-27 Aga Corp Distance measuring device using electro-optical techniques
DE2346183A1 (de) * 1972-09-13 1974-03-28 Rank Organisation Ltd Verfahren und vorrichtung zur distanzmessung
US3900259A (en) * 1973-05-09 1975-08-19 Hewlett Packard Co Time interval phase detection in distance measuring apparatus

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50158374A (ja) * 1974-06-10 1975-12-22

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56124072A (en) 1981-09-29
DE3071655D1 (de) 1986-07-31
EP0030369B1 (en) 1986-06-25
EP0030369A1 (en) 1981-06-17
AU6455880A (en) 1981-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4453825A (en) Distance transducer
US5742379A (en) Device and method for electronically measuring distances
US4268167A (en) Distance measuring system
US4846571A (en) AM-FM laser
US4509049A (en) FMCW system for providing search-while-track functions and altitude rate determination
US4812035A (en) AM-FM laser radar
US5737068A (en) Electronic distance measuring device using a phase difference detection method
JPS593288A (ja) 電気パルス信号の遅延時間測定装置
US9134406B2 (en) Method and device for measuring a change in distance
JPH06258432A (ja) 距離測定装置
JPH0119109B2 (ja)
WO1992002912A1 (en) Sensing apparatus
US4494213A (en) Dedicated correlator
US4905009A (en) Distance measuring device
US5914683A (en) Ultra high resolution ranging unit
US20060132754A1 (en) Hand-held laser distance measuring device with a pulse reflection mixing method
US4319245A (en) Doppler signal processing apparatus
KR100780525B1 (ko) 레이저 광파기
JPS6023739Y2 (ja) 光波距離計
JPH04307387A (ja) 測距装置
JP2930740B2 (ja) サーボスロープ式fm−cwレーダ
SU1377794A1 (ru) Устройство измерени скорости движени землеройно-транспортных и сельскохоз йственных машин
JPS5812539B2 (ja) 光フアイバ装置
JPS5811881A (ja) Fm−cwレ−ダ
JPS5811565B2 (ja) 光ファイバ装置