JPH01190888A - 引戸のクローザ - Google Patents

引戸のクローザ

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JPH01190888A
JPH01190888A JP1613888A JP1613888A JPH01190888A JP H01190888 A JPH01190888 A JP H01190888A JP 1613888 A JP1613888 A JP 1613888A JP 1613888 A JP1613888 A JP 1613888A JP H01190888 A JPH01190888 A JP H01190888A
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sliding door
spring
drum
door
motor
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Hiroshi Hasegawa
浩史 長谷川
Takao Iida
岳雄 飯田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、引戸のクローザに係り、特に、構造が簡単で
コンパクトであり、また、作動が確実な引戸のクローザ
に関する。
〔従来の技術および課題〕
蝶番を介して扉枠に支持される回転扉のクローザはずっ
と以前から実用されており、いわゆるドアクローザとい
う普通名称はこの回転扉用のクローザを指称する、と言
っても過言ではない。
一方、レールおよび戸車等によって案内され、扉面に平
行な平面に沿って移動する引戸は、回転扉以上に多用さ
れているが、少なくとも現在のところ引戸用のクローザ
は実用されていない、と言っても言い過ぎではない。
と言うのは、本発明者等は、引張りコイルばねと空気ダ
ンパーを組合せた引戸用のクローザが市販されていた事
実を知っており、また、実際に購入して使用してみたが
、ばねが弱くて確実に引戸を閉鎖することができず作動
が不確実であり、反対にばねを強くすれば、引戸閉鎖時
の衝撃が大きくなることが容易に予想できたので、結局
購入はしてみたものの、引戸から取り外してしまった経
験がある。
また、回転扉用のドアクローザのリンク機構を引戸用に
改造して直線動可能にした引戸のクローザが提案されて
いる。しかしながら、この引戸のクローザは、作動の確
実性は期待できるけれども、重量及び寸法とも大き過ぎ
、一般的には簡便な引戸には不釣合である。
さらにまた、引戸の内側又は戸枠に重錘を鉛直方向に移
動可能に案内し、重力を利用して引戸を閉めるクローザ
も提案されている。しかしながら、このクローザは引戸
の製造時引戸又は戸枠に重錘等を組み込む必要があり、
既設の引戸には適用し難い、という不都合がある。
〔発明の目的〕
そこで、本発明の目的は、構造が簡単でコンパクトであ
り、また作動が確実で既設の引戸にも適用可能な引戸の
クローザを提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本発明は、自然接触形渦巻
ばねよりなり、一端が引戸又は引戸の前框に対向する側
の戸枠に連結されるテープ状の駆動ばねと、引戸の前框
に対向する側の戸枠又は引戸に装着された基板に回動自
在に支承され、外周部に駆動ばねをその他端部から巻装
した駆動ドラムと、一端が引戸又は引戸の後框に対向す
る側の戸枠に連結されるテープ状の自然接触形渦巻ばね
で、引張り力が上記駆動ばねのそれより小さく、かつ両
者の差が引戸の摩擦抵抗より大きくなるように設定され
た調速ばねと、引戸の後框側に対向する側の戸枠、又は
引戸に装着された基板に回動自在に支承され、外周部に
調速ばねをその他端部から巻装した調速ドラムと、直流
モータと、この直流モータの出力軸および調速ドラムを
相互に連結し、調速ドラムの回転角速度を増幅して直流
モータの出力軸に伝達する増速機と、調速ドラムが調速
ばねを巻きほぐす方向に回動するときにのみ調速ドラム
を直流モータに連結する一方向クラッチと、直流モータ
の入力端を短絡する電気抵抗とを有することを特徴とす
る。
〔実施例〕
以下本発明の〜実施例を図面を参照して説明する。
第1図および第2図において符号1は駆動ばねを示し、
この駆動ばね1は、いわゆる自然接触形渦巻ばねと称せ
られるテープ状の板ばねである。
かかる自然接触形渦巻ばねは、例えば放送局におけるテ
レビカメラ支持台のカメラ吊持ばねなどに用いられてい
て公知であるが、その特性は本発明の特質と密接な関係
にあるので、次に簡単にその説明をする。
自然接触形渦巻ばねは、テープ状のばね板を、その長さ
方向における各部分が一定の曲率を有するように曲げ成
形したばねであって、自然状態においては、第3図の左
側に示すように、ばね板が相互に接触するように巻き縮
まっている。しかして、第3図に示すようにこのばねの
一端に力Pを加えて外方に引き出すと、自然接触形渦巻
ばねはほぼ直線状に巻くほぐれていく。このとき、反力
として引張り力Pを外部に呈するが、この引張り力は次
の(1)式のようにあられされる。
P=Ebh  /24 (1−1/ゴ)ρ2(1)但し
、E=縦弾性係数 b=ばね板の幅 h=ばね板の厚さ m−ポアソン数 ρ=巻きほぐされる点における板ばねの曲率半径、とす
る。
ところで、(1)式の右辺において変化するものはρだ
けであって、しかもこのρはばね板が極端に厚く巻き重
ねられない限りほぼ一定であまり変化しないから、上記
引張り力Pは、巻きほぐされて直線になった部分の長さ
Slすなわち引張りコイルばねにおける伸びに相当する
ものの値にかかわらずほぼ一定である。すなわち、自然
接触形渦巻ばねのばね定数はほぼ0である。
また、上記引張り力Pは、ばね板が曲率半径(3)から
ρに戻るときに解放される弾性エネルギによるものであ
るから、比較的コンパクトなばねでがなり強大なものと
なる。例えば、b−20mm、h=0.33m+n、、
c+=50mmとして、P愈1kg重となる。
上記駆動ばね1の一端には、第1図および第2図に示す
ように、例えば断面がコ字形で、だるま形の連結孔2a
を開口させた連結体2が加締め付けられている。そして
、駆動ばね1の一端は、上記連結体2を介して、引戸ま
たは戸枠の一方に連結される。第4図示の実施例におい
ては、連結体の上記連結孔2aは戸枠3側に固設された
フランジ付の係止ピン4と係合しており、これら連結体
2および係止ピン4を介して、駆動ばね1の一端は戸枠
3に係止されている。なお、上記係止ピン4のフランジ
の外径は、連結孔2a(第1図)の大径部の開口より小
さいが小径部のそれよりは大きく設定されており、また
、駆動ばね1の張力を利用して連結孔2aの小径部と係
止ピン4の軸部とを相互に係合させているので、連結体
2か係止ピン4から抜は外れることはない。さらにまた
、連結体2の一方(第1図および第2図で左側)の端部
に一体に形成された折曲部は操作片2bとなっており、
この操作片2bに手指等を引掛けて駆動ばね1をケース
5から引き出すように操作する。
また、連結体2の他端の折曲部はストッパ片2cとなっ
ていて、連結体2がケース5中に引き込まれることを防
止している。
一方、駆動ばね1の他端部は、第1図および第2図に示
すように、フランジおよび中筒付カップ状の駆動ドラム
6の外周部に巻装されている。なお、駆動ばね1の他端
と駆動ドラム6とを相互に拘束するため、駆動ばね1の
他端は内側に直角に折り曲げられ、この折曲部は駆動ド
ラム6の外周面においてその母線に沿って開口した係止
スリット(図示せず)に挿入されている。なお、上記折
曲部の駆動ばね1の長さ方向における寸法は、駆動ドラ
ム6の外周部の厚さより若干小さめに設定する。また、
駆動ばね1に予め付与された曲率半径r(第3図参照)
は駆動ドラム6の外径より小さ目に設定するものとする
。上記のように構成することにより、駆動ばね1を駆動
ドラム6から全部巻きほどかぬ限り、駆動ばね1の他端
は駆動ドラム6の外周部にしっかりと保持される。
他方、第1図および第2図に示すように、前記ケース5
は、例えば細長い矩形の基板5aと一面が開口した箱の
ような蓋体5bとを有している。
そして、基板5aの内面一端部(第1図で上面左側)に
は、支軸7が垂設されており、この支軸7に、例えばニ
ードルベアリングよりなる第1軸受8を介して、上記駆
動ドラム6が回動自在に支承されている。
また、基板5aの内面他端部には、減速機9付の直流モ
ータ11か装着されている。図示の実施例における直流
モータ11は、これに一体に結合された取付板12を、
基板内面に植設された4本のボルトおよびナツトによっ
て基板5aに締結することにより、減速機9の出力軸9
aを基板5aに垂直に保つ関係角度で基板5aに装着さ
れている。
上記減速機の出力軸9aには、一方向クラッチを組み込
んだ第2軸受13を介して、フランジ付カップ状の調速
ドラム14が同軸に支承されている。ちなみに、この第
2軸受13として一方向クラッチを組み込んだ超小型の
ニードルベアリングが好適であり、このようなニードル
ベアリングは一般に市販されている。
上記調速ドラム14の外周部には、前記駆動ばね1と同
様の自然接触形渦巻ばねよりなる調速ばね15か、駆動
ドラム6における駆動ばね1と同様にして巻装されてお
り、ケースの蓋体に開口したスリットからケース外に導
出されたその一端部には、前記連結体2が結合されてい
る。
そして、この調速ばね15の幅や厚さ等の諸元は、調速
ばね15の引張り力P(第3図参照)が駆動ばね1のそ
れより小さく、かつ両者の差が後述する引戸の摩擦抵抗
値より大きくなるように設定されている。
また、ケース5内における駆動ばね1および調速ばね1
5の相互の関係位置は、図示の実施例のようにそれぞれ
の回動軸に関する巻方向が相互に逆方向になる場合にも
、あるいは図示はしないが同方向になる場合でも、両者
を巻きほぐして行くとき、連結体2を装着したそれぞれ
の一端(外端)部が、ケース5に関して相互に反対方向
に引き出されるように設定されている。
さらにまた、前記第2軸受13に組み込まれた一方向ク
ラッチは、調速ドラム14から調速ばね15が引き出さ
れるとき、すなわち調速ドラム14が第2図において時
計方向に回動するときにのみ、調速ドラム14を減速機
の出力軸9aに連結するように作動する。換言すれば、
調速ドラム14が第2図で反時計方向に回動して調速ば
ね15を巻き取っていく場合には、調速ばね14は出力
軸9aに対し相対的に回転可能となる。
なお、前記直流モータ11の入力端子は、図示しない固
定抵抗あるいは可変抵抗を介して相互に短絡されている
〔作 用〕
上記のように構成された本発明の一実施例による引戸の
クローザは、第4図に示すように、ケース5を例えばね
し止めによって引戸]6に装着する。このとき、前記駆
動ばね1が引戸16の前框側、すなわち引戸が閉止方向
に移動するとき前方になる側(第4図で左側)に出るよ
うにケース5を引戸16に装着する。すると、前記した
ように、調速ばね15は駆動ばね1とは反対側、すなわ
ち後框側に出る。
そこで、第4図に示すように、駆動ばね1をケース5か
ら引き出して、その連結体2を引戸の前框に対向する側
の一方の戸枠3に設けられた前記係止ピン4に引掛ける
。同様にして、調速ばね15の一端を駆動ばね1とは反
対方向に引き出し、その連結体2を他方の戸枠3に設け
られた係止ピン4に引掛ける。なお、第4図において符
号17はケース5が装着された引戸16とは引違いとな
る他の引戸を示すものとする。
上記のように引戸16にケース5を装着し、駆動ばね1
および調速ばね15を前後の戸枠に掛渡した結果、引戸
16は、これらのばねの張力により、前後から引張られ
ることになる。しかしながら、駆動ばね1の引張り力を
Pl、調速ばね15のそれをP2、引戸の摩擦抵抗をF
としたとき、前記したようにP、−’P2>Fであるか
ら、引戸に外力が加わらないときには、引戸16の前框
が前方の戸枠3に弾圧されるようにして、引戸16は閉
止状態に安定に保持されている。
しかして、第4図示の戸口閉止状態から引戸16を開け
る場合には、引戸16は第4図で右方に移動するので、
相対的に駆動ばね1がケース5から引き出され、また、
調速ばね15は調速ドラム14に巻き取られていく。こ
のときには、調速ドラム14は第2図で反時計方向に回
動するので、−  12 〜 第2軸受13に組み込まれた前記一方向クラッチは作動
せず、調速系においては調速ドラム14のみが第2軸受
13に支承されて調速ばね15を巻き取りつつ回動する
。したがって、引戸を開ける手指等に印加される負荷は
、駆動ばね1および調速ばね15の引張り力の差に引戸
の摩擦抵抗を加えたものになる。
敷居あるいは引戸の戸車のレールを跨いだ後引戸を放す
と、調速ばね15の反対方向への引張り力にもかかわら
ず、駆動ばね1は駆動ドラム6および基板5aを介して
引戸16に引張り力を及ぼし、これを第4図で左方に移
動させ始める。すると、調速ばね15を巻きほぐしつつ
調速ドラム14が第2図で時計方向に回動し、前記第2
軸受13に内蔵された一方向クラッチが作動して、調速
ドラム14と減速機の出力軸9aとが一体的に連結され
る。
したがって、調速ドラム14の回動は減速機9を介して
直流モータ11の回転子に伝達され、回転子は調速ドラ
ム14によって回転駆動される。
すなわち、直流モーター1は発電機となる。この場合、
直流モーター1の回転子側からみると、減速機9は増速
機として機能し、調速ドラム14の回転角速度か増幅さ
れて回転子に伝達される。
周知のように、発電機はこれを駆動する側からみるとブ
レーキになる。したがって、引戸には調速テープ15を
介して後方(第4図で右方)の戸枠3から制動がかかる
ことになる。
そして、調速ドラム14側からみた発電機の制動トルク
Tは、ωを回転子の角速度、Nを減速機9の減速比、R
を入力端子を短絡している電気抵抗の値、Kを定数とし
て次の(2)式のようにあられすことができる。
ω T=K −N・−(2) (2)式から明らかなように、制動トルクTは回転子の
角速度ωに比例するから、つまり駆動系に負のフィード
バックがかかるから、この直流モーター1による発電機
は調速機として機能する。
そして、かかる調速機を本発明における駆動ばね1およ
び調速ばね15のほぼ一定の引張り力の差(pl−P2
)で駆動する場合、調速ドラム14は走行始めの過渡期
を経過すればただちに等角速度で回動するようになる。
駆動ドラム]4が等角速度、すなわち加速変容で回動す
るときには、調速ドラム14を駆動するトルクと上記制
動トルクTとは等しいから、次の(3)式が成立つ。
・・・(3) 但しFは引戸の摩擦抵抗とする。
(3)式から、 一方、引戸の速度をVとすると、 ・・・(5) (5)式から明らかなように、引戸の速度Vは、引戸の
抵抗Fが一定であると仮定すると、ρ(調速ばね14の
捲き縮む点における曲率半径)の関=  15 − 数となり、前記したようにρはほとんど一定であるから
、■もほとんど一定である。
もっとも引戸の摩擦抵抗Fが走行中変化するような場合
には上記(3)乃至(5)式は成立たないが、例えばF
が急激に減少して引戸が軽く動くようになった場合には
、その分直流モータ11の回転子の角速度ωが増大して
制動トルクTが増大するので、いわゆる負のフィードバ
ックがかかつて調速が行われるのは明らかである。
したがって、引戸16はほぼ等速度で閉止方向に進行し
、引戸の前框が戸枠3に当接するに至って引戸16は衝
撃なく停止する。引戸16を小気味よくビシヤリと閉め
るか、あるいは静かにコトリと開めるかの選択は、引戸
の摩擦抵抗Fに応じて、前記(5)式の右辺における諸
パラメータの値を適切に設定することにより可能である
。具体的には、駆動ばね1と調速ばね15と引張り力の
の差(Pl−P2)、直流モータ11の容量、減速機9
の減速比N1直流モータ11の入力端子を短絡する電気
抵抗の値Rを適切に設定する。なお、引戸16の種類や
個体差による摩擦抵抗Fの変化に対しては、上記電気抵
抗を可変抵抗としておき、クローザを引戸に装着すると
き電気抵抗値Rを任意に調節できるようにしておけば、
現場で速度調節ができるので便利である。
引戸閉止状態においては、引戸16は前框を戸枠3に弾
圧させるように付勢されるので、引戸の閉止状態が安定
に保たれることは前記したとおりである。
なお、都合により引戸を開放状態に保つ必要があるとき
には、駆動ばね1および調速ばね15の一端に結合され
た前記連結体2をそれぞれ係止ピンから外せばよい。
〔他の実施例〕
なお、本発明を実施するにあたっては、図示の実施例に
限定されることなく、種々に変形して実施することがで
きる。
例えば、図示の実施例では駆動ドラム6および調速ドラ
ム14を1個のケース5内に収納するものとしたが、こ
の場合にはケース5外に引出された駆動ばね1および調
速ばね15の長さの和が常時前後の戸枠3,3の間隔に
ほぼ等しくなければならない(第4図参照)。そこで、
駆動ドラム6および調速ドラム14をそれぞれ別個のケ
ースに収納しく図示せず)、前者を引戸16の前框付近
に、後者を後框付近にそれぞれ装着すれば、駆動ばね1
および調速ばね15の長さをそれぞれ引戸の幅の約半分
程度短くすることができ、しかもクローザとしての作動
は変らない。
また、上記のように駆動ドラムおよび調速ドラム14を
分離する場合には、これらをそれぞれ戸枠3側ら設け、
係止ピン4(第4図)を引戸側に設けてもよい。
さらにまた、以上の説明ではケース5を引戸の外面又は
戸枠に突設するものとしたか、ケースを略して基板を引
戸に内蔵し、駆動ばね1あるいは調速ばね15の一端を
引戸の戸枠との接合端縁から引出すようにしてもよいこ
とは勿論で、この場合には、連結体2と係合する係止ピ
ン4は戸枠に掘り込まれた凹陥部に収納する。
〔効 果〕
以上の説明から明らかなように、本発明は、自然接触形
渦巻ばねよりなる駆動ばねの力により、同じく自然接触
形渦巻ばねで駆動ばねより引張り力の小さい調速ばねを
巻きほぐしつつ引戸を閉止方向に引き、このとき調速ば
ねの巻きほぐしにより生じる調速ドラムの回転を利用し
て発電機により引戸に制動をかけるようにしたので、引
戸のクローザを提供する、という本発明の基本的な目的
を達成しているのは勿論のこと、クローザの作動が確実
であり、また、駆動ばねおよび調速ばね共巻き縮むと自
然にコイル形になるので、クローザかコンパクトで軽量
となる。
さらにまた、調速ばねが巻きほぐされあるいは巻き縮む
とき調速ドラムに自然に回転運動が生じるので、引戸の
直線運動を発電機の回転運動に変換する機構を必要とせ
ず、したがってクローザの構造が簡単になり安価に製造
できる。
また、制動力を発生させる発電機の電磁力は温度によっ
て変化しないので、従来のオイルダンパを用いるクロー
ザのように作動油が通過するオリフィス開口を調節する
機構を原理的に必要とせす、保守管理が容易になるばか
りでなく、構造も簡単になる。
加えて、不要のときは駆動ばねおよび調速ばねの一端の
連結体と係止ピンとの係合を解くことにより何時でもク
ローザを不作動状態とすることができる、引戸の移動行
程が如何なる量であっても適用できる、あるいは既設の
引戸への付設が容易である、など種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による引戸のクローザの断面
図、第2図はその一部断面平面図、第3図は自然接触形
渦巻ばねを説明するための線図、第4図はクローザを装
着した引戸の一部正面図である。 1・・・駆動ばね、5a・・・基板、6・・・駆動ドラ
ム、9・・・減速機、11・・・直流モータ、13・・
第2軸受、14・・・調速ドラム、15・・・調速ばね
、16・・・引戸。 −20= 手続補正書 1.事件の表示 昭和63年特許願第16138号 2、発明の名称 引戸のクローザ 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 4、補正命令の日付  自発補正 5、補正により増加する発明の数 0 6、補正の対象 明細書の特許請求の範囲の欄および発明の詳細な説明の
欄7、補正の内容 (1)「特許請求の範囲」を次のように補正する。 [2、特許請求の範囲 自然接触形渦巻ばねよりなり、一端が引戸又は引戸の前
框に対向する側の戸枠に連結されるテープ状の駆動ばね
と、引戸の前框に対向する側の戸枠又は引戸に装着され
た基板に回動自在に支承され、外周部に駆動ばねをその
他端部から巻装した駆動ドラムと、一端が引戸又は引戸
の後框に対向する側の戸枠に連結されるテープ状の自然
接触形渦巻ばねで、引張り力が上記駆動ばねのそれより
小さく、かつ両者の差が引戸の摩擦抵抗より大きくなる
ように設定された調速ばねと、引戸の後框に対向する側
の戸枠、又は引戸に装着された基板に回動自在に支承さ
れ、外周部に調速ばねをその他端部から巻装した調速ド
ラムと、電動機と、この電動機の出力軸および調速ドラ
ムを相互に連結し、調速ドラムの回転角速度を増幅して
電動機の出力軸に伝達する増速機と、調速ドラムが駆動
ばねを巻きほくす方向に回動するときにのみ調速ドラム
を電動機に連結する一方向クラッチと、電動欅の入力端
を短絡する電気抵抗とを有することを特徴とする引戸の
クローザ。」 (2〉  明細書第19頁第20行の次に、行を改めて
次の文章を挿入する。 「また、これまでの説明では、ブレーキトルクを発生さ
せる調速機として直流モータを組み込むものとしたが、
直流モータに限らず交流モータ等あらゆる電動機は、そ
の出力軸に機械的な回転力を加えれば発電機となること
は周知の事実である。 したがって、調速機としてあらゆる電動機を採用するこ
とができる。」 一以 上−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 自然接触形渦巻ばねよりなり、一端が引戸又は引戸の前
    框に対向する側の戸枠に連結されるテープ状の駆動ばね
    と、引戸の前框に対向する側の戸枠又は引戸に装着され
    た基板に回動自在に支承され、外周部に駆動ばねをその
    他端部から巻装した駆動ドラムと、一端が引戸又は引戸
    の後框に対向する側の戸枠に連結されるテープ状の自然
    接触形渦巻ばねで、引張り力が上記駆動ばねのそれより
    小さく、かつ両者の差が引戸の摩擦抵抗より大きくなる
    ように設定された調速ばねと、引戸の後框側に対向する
    側の戸枠、又は引戸に装着された基板に回動自在に支承
    され、外周部に調速ばねをその他端部から巻装した調速
    ドラムと、直流モータと、この直流モータの出力軸およ
    び調速ドラムを相互に連結し、調速ドラムの回転角速度
    を増幅して直流モータの出力軸に伝達する増速機と、調
    速ドラムが調速ばねを巻きほぐす方向に回動するときに
    のみ調速ドラムを直流モータに連結する一方向クラッチ
    と、直流モータの入力端を短絡する電気抵抗とを有する
    ことを特徴とする引戸のクローザ。
JP1613888A 1988-01-27 1988-01-27 引戸のクローザ Pending JPH01190888A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000047855A1 (en) * 1999-02-10 2000-08-17 Howa Corporation Speed controller for self-closing sliding door

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