JPH01190760A - ファーネスカーボンブラックの製造方法 - Google Patents

ファーネスカーボンブラックの製造方法

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JPH01190760A
JPH01190760A JP63310261A JP31026188A JPH01190760A JP H01190760 A JPH01190760 A JP H01190760A JP 63310261 A JP63310261 A JP 63310261A JP 31026188 A JP31026188 A JP 31026188A JP H01190760 A JPH01190760 A JP H01190760A
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    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • C09C1/00Treatment of specific inorganic materials other than fibrous fillers; Preparation of carbon black
    • C09C1/44Carbon
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C09C1/50Furnace black ; Preparation thereof

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カーボンブラックに関し、特に、広い凝集物
粒径分布をもつファーネス カーボンブラックに関する
〔従来の技術〕
カーボンブラックは、石油、天然ガス及び他のよく知ら
れた材料の如き炭化水素を高温で不完全燃焼することに
より製造される。反応ガスから分離された時、生成物は
フラッフイー(fluffy)なカーボンブラック粉末
である。
カーボンブラックを製造するための典型的なファーネス
法では、燃料と空気の如き酸化剤を反応させて熱い燃焼
ガスの流れを与える。炭化水素供給原料は、熱い燃焼ガ
ス流中へ注入され、カーボンブラックの形成をもたらす
。次にガス流を含むカーボンブラックの温度を、水スプ
レーの如き慣用的手段で急冷することによって低下させ
る。
カーボンブラックは、サイクロン及びフィルターの如き
既知の方法で、それが懸濁されていたガスの流れから分
離し、次にペレツ1−化し、乾燥する。
カーボンブラックは、ゴム配合物に補強性を与えるため
、そのゴム配合物へ配合される。ゴム工業にとって重要
なカーボンブラックの多くの性質の中で、カーボンブラ
ックの凝集物粒径分布がある。ゴム工業では、成る目的
に対し、広い凝集物粒径分布をもつカーボンブラックが
極めて望ましいことが判明している。
従って、本発明の目的は、カーボンブラックのΔD50
値の増加によって測定される一層広い凝集物粒径分布を
有するカーボンブラックを製造方法を与えることである
〔本発明の要約〕
本発明の方法は、非噴霧化線状流(non−preat
vAized coberent stream )又
は予め噴霧した流れの形で液体供給原料を、二つの別々
になった位置で段階的に〔モジュール式(modula
r):]カーボンブラック形成過程へ注入することを含
んでいる。
供給原料の一部は、燃焼ガス流が最大速度に到達する前
の点で、その点より上流では、燃焼ガス流が最大速度に
到達する点より前に熱い燃焼ガス流中へ供給原料を注入
することによって惹き起こされるカーボンブラックの破
砕DBPストラクチャ−(3jructure )の増
加がもはや観察されず、カーボンブラックの凝集物粒径
分布の幅の増加が達成される点で注入される。供給原料
の残りは、燃焼ガス流が最大速度に達する点に注入され
る。
1984年%月2日に出願された米国特許出願5eri
al N o、626,704には、カーボンブラック
の破砕されたDBPストラクチャーを、燃焼ガス流の最
大速度に到達する点と、燃焼ガス流の最大速度が得られ
る点より前の点に燃焼ガス流中へ液体供給原料を注入す
ることにより増大できることを教示しているが、そこに
は、この方法によって製造されるカーボンブラックの破
砕されたDBPス1ヘラクヂャーが、供給原料注入点の
間の距離が増大するに従って、無制限には増大しないと
言うことば示唆されていない。
〔本発明の詳細な記述〕
第1図に関し、そこには、本発明の方法を用いたカーボ
ンブラック製造に用いられる炉の例である炉(1)が示
されている。炉(1)は一般に四つの領域、即ち混合室
(3)、燃焼領域(10)、転移領域(13)及び反応
領域(31)からなる。
混合室(3)は、壁(4)、内部分離板(9)の外側及
び上流壁(6)によって定められる。分離板(9)の内
側の分離板の上流端の所に炎維持器(11)が取り付け
られている。燃焼室(10)は分離板(9)の内側、炎
維持器(11)の下流側によって定められ、下流の点(
12)で終わっている。
壁(6)を通って導管〈8)が挿入され、それを通って
燃料が混合室(3)中へ導入される。側壁(4)を通っ
て導管(5)が挿入され、それを通って酸化剤が室(3
)中へ導入される。導管(8)を通って内部プローブ(
probe) (19)が挿入され、それを通って供給
原料が、熱い燃焼ガス流が最大速度に到達する点より前
の所で、熱い燃焼ガス流が最大速度に到達する点より前
に熱い燃焼ガス流中へ供給原料を注入することによって
惹き起こされる生成カーボンブラックのCDBPDBP
ストラフチャーがもはや観察されない所て炉中へ注入さ
れる。注入用のプローブク19)は、軸方向に並んなプ
ローンであり、それは液体て冷却されてもよく、端部キ
ャップ(27)で終わっている。端部キャップ(27)
は、その周囲に径方向に向いた複数の孔(29)を有す
る。燃焼室(10)から下流の所に転移領域(13)が
あり、それは壁(17)によって定められている。壁(
17)の周りに、複数の実質的に横切るように配向した
孔(21)が周囲にあけられており、それを通って供給
原料が領域(13)中へ注入されてもよい。
転移領域(13)から下流に反応領域(31)があり、
それは壁(37)によって定められている。領域(31
)は、希望の反応条件により、長さ及び断面を変えるこ
とができる。この例ては、反応領域(31)は36in
の内径を有する。急冷管(41)が壁(37)を通って
反応領域(31)中へ挿入されている。水が急冷管(4
1)を通って反応領域(31)へ注入され、カーボンブ
ラック形成反応を終わらせる。
一般に、広い凝集物粒径分布を有するカーボンブラック
を製造するための本発明の方法は、次の如く行われる。
炉の混合室中へ燃料導管を通って適切な燃料が導入され
、酸化剤導管を通って空気、酸素、空気と酸素の混合物
等の如き適当な酸化剤が導入される。燃焼室で酸化剤流
と反応させ、熱い燃焼ガスを発生させるのに適した燃料
には、ガス状、蒸気状或は液状でも、水素、−酸化炭素
、メタン、アセチレン、アルコール、クロセン、液体炭
化水素燃料等の如き容易に燃焼できる材料が含まれる。
ここで言及する一次燃焼とは、モジュール法で第一段階
の酸素の量を、その方法の第一段階で存在する燃料を完
全に燃焼し、二酸化炭素と水を形成するのに理論的に必
要な酸化剤の量で割り、100を掛けて%にした量に相
当する。−次燃焼は100〜500%の範囲にあっても
よいが、好ましい−次即ち第−段階燃焼は、約120〜
約300%の範囲で変わってもよい。このようにして高
い線速度で流れる熱い燃焼ガス流が発生する。燃焼室と
反応室との間の圧力差は、望ましくは少なくとも6.9
kPa(1,0psi ) 、好ましくは約10.3 
kPa (+、5psi) 〜69 kP a (10
psi )であることが更に判明している。
これらの条件下で、カーボンブラック生成液体炭化水素
供給原料を希望のカーボンブラック生成物へ転化するの
に充分なエネルギーを有するガス状燃焼生成物の流れが
生ずる。燃焼段階から生ずる生成燃焼ガスは、少なくと
も約1350℃(2400°F)の温度を得、最も好ま
しい温度は少なくとも約1650℃(約3’0006F
 )である。
熱い燃焼ガスは、下流方向へ推進され、燃焼室の下流端
から大きな線速度で排出され、その速度は小さな直径の
囲まれた転移領域中へ燃焼ガスを送ることによって加速
され、その転移領域は、もし望むならば、テーパー状即
ち次第に狭くなっていってもよい。炉中の転移領域のほ
ぼ中間点で燃焼ガス流は最大速度に達する。
本発明の方法によれば、必要な液体炭化水素供給原料の
全量の約20〜約80%%、好ましくは約25〜約75
%の範囲の量の液体供給原料か、非噴霧化線状流又は予
め噴霧した流れ、好ましくは非噴霧化線状流の形で、燃
焼ガス流中へその周囲から実質的に横切るように、外向
き又は内向きに、燃焼ガス流が最大速度に到達する点よ
り前の所で、その所より上流では、燃焼ガス流が最大速
度に到達する点より前に熱い燃焼ガス流中へ供給原料の
一部を注入することにより、惹き起こされる破砕DBP
ストラクチャーの増大がもはや観察されず、それによっ
て一層広い凝集物粒径分布が得られる所で注入される。
液体供給原料を、流れが最大速度に達する前に熱い燃焼
ガス流中へ横切るよう外向きに注入する場合、供給原料
は供給原料注入プローブを通して注入されるのが好まし
い。燃焼ガス流が最大速度に達した点で、全炭化水素供
給原料の約20〜約80%の範囲、好ましくは全供給原
料の約25〜約75%の範囲の残りの量の液体炭化水素
供給原料を注入する。この点で、液体供給原料は、複数
の非噴霧化線状流又は予め噴霧した流れの形で、好まし
くは非噴霧化の形で、熱い燃焼ガス流中へ燃焼ガス流の
流れに対し実質的に横切るような方向即ち径方向に、燃
焼ガス流の外側又は内側周辺から注入される。本方法の
好ましい態様として、供給原料は燃焼ガス流が最大速度
に達した点で、炉の転移領域の壁にあけた複数の横切る
方向に向けられた孔を通して燃焼ガス流の流れに対し径
方向に内向きに注入する。ここで炭化水素供給原料とし
て用いるのに適したものは、アセチレンの如き不飽和炭
化水素、エチレン、プロピレン、ブヂレンの如きオレフ
ィン、ベンゼン、トルエン、キシレンの如き芳香族、成
る飽和炭化水素及びケロセン、ナフタレン、テルペン、
エチレンクール、芳香族環状物等の如き気化した炭化水
素がある。
規定された位置で供給原料を上述の如く注入することに
関し、供給原料は、同じでも異なっていてもよい。
ここで用いられる供給原料、燃料及び(又は)酸化剤の
量は、約15〜約60%、好ましくは約15〜約40%
の範囲の全燃焼%をもたらすように調節されるであろう
。全燃焼とは、炭素形成工程で用いられる酸化剤の全量
を、その炭素形成工程で存在する燃料及び供給原料の全
量を完全に燃焼し、二酸化炭素を生ずるのに必要な酸化
剤の量で割り、100を掛けて%で表したものに相当す
る。
急冷によって反応を停止させる前に、カーボンブラック
形成反応を起こさせるのに充分な滞留時間が与えられる
。急冷の仕方の一例は、急冷ノズルを通して水を注入す
ることにより達成される。
しかし、カーボンブラック形成過程を急冷するために当
分野で知られている多くの他の方法が存在する。カーボ
ンブラック生成物を懸濁して中に含む熱い流出ガスを、
次にカーボンブラックの冷却、分離及び収集の慣用的工
程にかける。ガス流がらのカーボンブラックの分離は、
沈澱器、サイクロン分離器、袋フィルター又はそれらの
組合せの如き慣用的手段によって容易に達成される。
本発明に従って二つの位置で供給原料を注入することに
より、広い凝集物粒径分布をもつカーボンブラックが製
造されることが見いだされている。
本発明によって製造されるカーボンブラックの分析的性
質を決定するため次の試験方法が用いられる。
l免l坂着1 カーボンブラック試料のヨウ素吸着数をASTM D−
1,5]0−81に従って決定する。
1色法 カーボンブラック試料の着色力を、ASTMD−326
5−76aに従って工業的着色用カーボンブラックに関
して決定する。
ジブールフタレ−1・DBP カーボンブラックのDBP吸収数を ASTMD−24
14−84に従って決定する。報告された結果はカーボ
ンブラックがフラッフイー状か又はペレット状であるこ
とを示している。
破)」□Wヱ4し文数ユ逅1上ヱ↓ カーホンノラック ペレッ1〜の破砕CDBP吸収数を
A S T M D−3493−84に従って決定する
゛ 物粒′蚤 布(ΔD50) カーボンブラックの試料の凝集物粒径分布(ΔD50)
を次の方法によって決定する。カーボンブラック試料の
凝集物のストークス直径対与えられた試料中の相対的発
生頻度のヒストクラムを作る。
第2図に示したように、ヒストクラムのピーク(A)か
ら線(B)を、Y軸に平行にX軸まで引き、ヒスl−グ
ラムのX軸の点(C)で終わらせる。得られた線(B)
の中点(F)を決定し、その中点(F)を通りX軸に平
行に線(G)を引く。線(G)はヒストクラムの分布曲
線と2点り及びEで交わる。
カーボンブラック粒子の2点り及びEの所の二つのスト
ークス直径対 ヒストグラムを描くのに用いられるデーターは、英国フ
ィン アンド・ウェアのジョイスレープル社(Toyc
e Loebl Co、 Ltd、)によって製造され
た円盤遠心機の如きものを用いて決定される。次の手順
は、1985年2月1日に刊行されたジョイスレーベル
円盤遠心機の書類番号D CF 4,008の取り扱い
説明書に記載されている手順を修正したものであり、そ
の教示は参考のなめここに入れてあり、データーを決定
するのに用いられた。
トー鳳 ]Omgのカーボンブラック試料を秤量容器で秤量する
。登録商標名ノニデット(NON I DET)p−4
0としてシェル・ケミカル社により製造及び販売されて
いる表面活性剤3滴をカーボンブラックへ添加し、得ら
れた混合物を撹拌して均一なペーストを生成させる。2
0%の無水アルコールと80%の蒸留水との溶液50c
cをそのペーストへ添加し、ニューヨーク州ファーミン
グダールのヒート・システムズ・ウルトラソニックス社
(Heat SystemsUltrasonic I
nc、)によって製造されたW385型超音波機を用い
て15分間超音波エネルギーによって分散させる。
実験に先立って、次のデーターを、円盤遠心機からのデ
ーターを記録するコンピューターへ入れた。
1) カーボンブラックの比重、この場合には1.86
g/ccとしてとった。
2) 水とエタノールとの上記溶液に分散させたカーボ
ンブラックの溶液の体積、この場合には0.5cc。
3) 回転流体の体積、この場合には水14cc。
4) 回転流体の粘度、この場合には23℃で0゜93
3センチポアズである。
5) 回転流体の密度、この場合には23℃で0゜99
75g/ccである。
6) 円盤速度、この場合には8,000rpm。
7) データー サンプリング間隔、この場合には1秒
円盤遠心機が、ストロボスコープを操作しながら、80
00rpmで操作される。14ccの蒸留水を回転流体
として回転円盤中へ注入する。懸濁度(turbidi
ty 1evel)をOに設定し、無水エタノール20
%と蒸留水80%からなる溶液1ccを緩衝液として注
入する。円盤遠心機のカット及び推進ボタンを次に操作
して、回転液体と緩衝液との間に滑らかな濃度勾配を生
じさせ、その勾配を目で観察する。
二つの液体の間に区別できる境界がなくなるように勾配
が滑らかになったとき、水性エタノール溶液中に分散さ
せたカーボンブラック0.5ccを回転円盤中に注入し
、直ちにデーターの収集を開始する。流線が生じたなら
ば、実験を中断する。水性エタノール溶液中に分散させ
たカーボンブラックを注入した後、円盤を20分間回転
する。20分間の回転に続き、円盤を停止すし、回転流
体の温度を測定し実験の始めに測定した回転流体の温度
と、実験の終わりに測定した回転流体の温度との平均を
、円盤遠心機からのデーターを記録するコンピューター
へ入れる。データーを標準ストークスの式に従って分析
し、第2図に示したようなヒストグラムして表す。
広い凝集物粒径分布を有するカーボンブラックを製造す
る為の本発明の方法は、次の実施例を参照することによ
り一層容易に理解されるであろう。
勿論、本発明の他の多くの態様が、−度び本発明が完全
に開示されたならば、当業者には明らかになるであろう
。従って、次の実施例は例示のために与えられるもので
あり、本発明の範囲をなんら限定するものと解釈すべき
ではないことは認められるであろう。
第1図に描いた炉は、次の実施例の各々で用いいられた
炉を例示している。実施例1〜3では、同じ液体炭化水
素を燃料として用いた。更に実施例1〜3では、燃料と
して用いられたものとは異なった液体炭化水素が、供給
原料として全体を通して用いられた。
実施例1 第1図に示されている炉を用いて、混合室(3)中へ6
70°C(1238°F)の温度で予熱した空気を3,
933Nm3/秒(500m5c f h )の速度で
、液体炭化水素燃料を900 N/時(238ガロン/
時)の速度で導入した。高い線速度で下流方向へ流れる
 154%−次燃焼の熱い燃焼ガスの流れがそこから発
生した。
カリウムを水溶液の形で、用いられた供給原料の全量に
対し84ppmのカリウムが添加されるように、燃焼ガ
スへ添加した。
次に全供給原料の25%を、燃焼ガス流が最大速度に達
する点より前にプローブ(19)を通して熱い燃焼ガス
流中へ径方向に外側へ非噴霧化線状液体液の形で導入し
た。プローブ(19)は5.1cz (2in)の外径
をもち、その周囲の回りに等角度間隔の位置にで垂直に
配向された6つの1.78xi (0,070in)直
径の孔を有する1/4inNPT端部キャップ(27)
が取り付けてあった。この実施例ではプローブ(19)
は、端部キャップ(27)が孔(21)の上流30cx
 (11,8im)の所に来るように配置した。
供給原料の残りの75%を、非噴霧化線状流の形で12
個の孔(21)を通して熱い燃焼ガス流中へ径方向に内
側へ、燃焼ガスか最大速度に達する点で、即ち転移領域
〈13)の中点で注入した。転移領域(13)は279
0肩(11in)の長さ及び315c肩(12,4in
)の内径をもっていた。孔(21)は横断するように配
向され、それぞれ]、99au+ (0,078in)
の直径をもち、転移領域(13)の壁(17)の周囲の
周りに単一平面内で等角度間隔で開けられていた。供給
原料の全量か54391/時(L’437ガロン/時)
の合計速度で注入された。
全燃焼が20.5%になるようにこの方法が行われた。
反応室(31)は直径が91cm (36in)であっ
た。
急冷ノズル(41)は孔(21)より約2.45m (
10f t )下流の点に位置していた。カーボンブラ
ックの分析された性質は後の表に報告しである。
実施例2 実施例1の装置、供給原料及び方法を用いてカーボンブ
ラックを製造した。但し次の点が異なっていた。プロー
ブ(19)は、端部キャップ(27)が転移領域(13
)内で孔(21)の上流50cm(19,7in)の所
に来るように配置し、用いられた供給原料の全量に対し
123ppmのカリウムを水溶液の形で熱い燃焼ガス流
へ添加した。カーボンブラックの分析された性質を後の
表に報告する。
実施例3 実施例1の装置、供給原料及び方法を用いてカーボンブ
ラックを製造した。但し次の点が異なっていた。内部パ
イプ(19)は、端部キャップ(27)が孔(21)の
上流60cm(23,6in )の所に来るように配置
され、用いられた供給原料の全量に対し123ppmの
カリウムを水溶液の形で熱い燃焼ガス流へ添加した。カ
ーボンブラックの分析された性質を後の表に報告する。
宍 供給原料の量に対 する添加カリウム 0遣」」PQ84   123   123供給原料注
入点間 の距離30 c m   50 c m   60 c
 mヨウ素吸着数(■、/ カーボンブラック) m          80   60   59DB
P吸収数 ペレッ1− cc 100  109   106  
 107CD B P (24M4) 。。100       90   88   90表
中のチーターは、本発明の方法が、カーボンブラックの
スl〜ラクチャー及び表面積については実質的に同じ値
を維持しながら、増加したΔD50値を有するカーボン
ブラックの生成をもたらことを示している。更に、デー
ター及び実施例から、カーボンブラックのΔD50値は
、本発明の二つの供給原料注入点の間の距離が増大する
に従って更に増大することを結論することが出来るであ
ろう。
実施例1〜3ではカーボンブラックの与えられた水準の
ストラフチャーを達成するため、異なった量のカリウム
が添加された。そうすることによって、本発明の効果は
、カーボンブラックの与えられた水準のストラフチャー
を達成するため、実施例2及び3では同し量のカリウム
が要求され、その両方とも実施例1で要求された量を越
えていることに注意することにより、間接的に示されて
いる。実施例2及び3で用いられたカリウムの量が、実
施例1で用いられた量に比較して増大していることは、
実施例1の間隔では、供給原料注入点の間の距離を増大
することに関し、スI・ラフチャーは依然として増大し
て行くことを示してb)る。供給原料注入点の間の分離
間隔を更に増大すると、実施例2及び3で用いられたカ
リウムの量が一定なことは、実施例2及び3で供給原料
注入点間の距離を増大して熱い燃焼ガス中へ最大速度に
達成する前に供給原料の一部を注入することによって、
CDBPの増大はもはや惹き起こされないことを示して
いる。
本発明を成る態様に関して記述してきたが、本発明の範
囲から離れることなく当業者には明らかな多くの変更及
び修正行えることは理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の全ての実施例で用いられた典型的な
カーボンブラック製造炉の概略的長手方向の断面図であ
る。 第2図は、カーボンブラックの試料の凝集物粒径分布の
ΔD50を例示するカーボンブラック凝集物の粒径分布
曲線を示すヒストグラムである。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)燃料と酸化剤を反応させて、カーボンブラック生
    成用液体炭化水素供給原料をカーボンブラックへ転化す
    るのに充分なエネルギーを有する熱い一次燃焼ガスの流
    れを与え、液体炭化水素供給原料を複数の非噴霧化線状
    流又は予め噴霧した流れの形でガス状燃焼生成物の前記
    流れの中へ、周囲から、前記燃焼ガスの流れの流動方向
    を実質的に横切る方向に、前記燃焼ガス流が最大速度に
    達した点で、供給原料の適切な剪断及び混合に必要な浸
    透度を達成するのに充分な圧力で注入し、供給原料を分
    解し、炭化水素へ転化し、然る後、急冷によって炭素形
    成反応を終わらせ、次に冷却し、分離し、得られたカー
    ボンブラックを回収するファーネスカーボンブラックを
    製造するためのモジュール法において、全量の液体炭化
    水素供給原料の充分な部分を前記燃焼ガス流中へ、該燃
    焼ガス流が最大速度に達する点より前の所で、その所よ
    り上流では、前記燃焼ガス流が最大速度に到達する点よ
    り前にその熱い燃焼ガス流へ供給原料を注入することに
    よって惹き起こされる生成カーボンブラックのCDBP
    の増大がもはや観察されない所で注入し、それによって
    一層広い凝集粒径分布を有するカーボンブラックを生成
    させることからなるファーネスカーボンブラックの製造
    方法。
  2. (2)液体供給原料の全量の約20〜約80%の量を燃
    焼ガス流中へ、該燃焼ガス流が最大速度に達する点より
    前の所で、その所より上流では、燃焼ガス流が最大速度
    に達する点より前にその熱い燃焼ガス流へ供給原料を注
    入することによって惹き起こされる生成カーボンブラッ
    クのCDBPの増大がもはや観察されない所で注入し、
    供給原料の残りを、前記燃焼ガス流が最大速度に達した
    点で添加する請求項1に記載の方法。
  3. (3)液体供給原料の全量の約25〜約75%の量を燃
    焼ガス流中へ、該燃焼ガス流の最大速度に達する点より
    前の所で、その所より上流では、前記燃焼ガス流が最大
    速度に達する点より前にその熱い燃焼ガス流へ供給原料
    を注入することによって惹き起こされる生成カーボンブ
    ラックのCDBPの増大がもはや観察されない所で注入
    し、供給原料の残りを、燃焼ガス流が最大速度に達した
    点で添加する請求項1に記載の方法。
  4. (4)熱い燃焼ガス流が最大速度に達した点で前記熱い
    燃焼ガス流へ注入される供給原料が、非噴霧化線状流の
    形になっている請求項1に記載の方法。
  5. (5)熱い燃焼ガス流の中へ、該燃焼ガス流が最大速度
    に達する点より前の所で、その所より上流では、前記燃
    焼ガス流が最大速度に達する点より前に前記熱い燃焼ガ
    ス流へ供給原料を注入することによって惹き起こされる
    生成カーボンブラックのCDBPの増大がもはや観察さ
    れない所で注入される液体炭化水素供給原料が、前記熱
    い燃焼ガス流の流れを実質的に横切る方向に注入され、
    然も、前記供給原料が非噴霧化線状流の形をしている請
    求項1に記載の方法。
  6. (6)熱い燃焼ガス流中へ、該燃焼ガス流の最大速度に
    達する点より前の所で、その所より上流では、燃焼ガス
    流が最大速度に達する点より前に前記熱い燃焼ガス流へ
    供給原料を注入することによって惹き起こされる生成カ
    ーボンブラックのCDBPの増大がもはや観察さない所
    で注入される液体炭化水素供給原料を、前記熱い燃焼ガ
    ス流の内側周辺から外側へ注入する請求項5に記載の方
    法。
  7. (7)燃焼ガス流が最大速度に達する点より前の所で、
    その所より上流では、燃焼ガス流が最大速度に達する点
    より前に前記熱い燃焼ガス流中へ供給原料を注入するこ
    とによって惹き起こされる生成カーボンブラックのCD
    BPの増大がもはや観察されない所では、液体炭化水素
    供給原料を前記燃焼ガス流中へ、その燃焼ガス流の内側
    周辺から外側へ実質的に横切る方向に非噴霧化線状流の
    形で注入し、前記燃焼ガス流が最大速度に到達した点で
    は、前記燃焼ガス流中へその熱い燃焼ガス流の外側周辺
    から内側へ実質的に横切る方向に非噴霧化線状流の形で
    液体炭化水素供給原料を注入する請求項1に記載の方法
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