JPH01186699A - 複合電子部品モジュール - Google Patents

複合電子部品モジュール

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JPH01186699A
JPH01186699A JP634588A JP634588A JPH01186699A JP H01186699 A JPH01186699 A JP H01186699A JP 634588 A JP634588 A JP 634588A JP 634588 A JP634588 A JP 634588A JP H01186699 A JPH01186699 A JP H01186699A
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JP
Japan
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protrusion
resin
case
region
substrate
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JP634588A
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Nariyuki Kawazu
河津 成之
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は基板上に受動部品や能動部品が実装された複
合電子部品に関するものであり、特に湿度センサ、ガス
センサ、フォトダイオード、圧力センサ等のセンサ素子
や発光ダイオード等の7クチユエータ素子、すなわち外
部に露呈させる必要のある素子と、その素子に対する信
号処理部とを備え、しかも全体がケースに収納されて樹
脂封止された複合電子部品モジュール(ハイブリッド・
マイクロエレクトロニクスφモジュール)に関するもの
である。
従来の技術 一股に自動車等に搭載される電子回路としては、湿度セ
ンサ、ガスセンサ、フォトダイオード、圧力センサ等の
センサ素子からの入力信号を演算・制御して他に指令を
出力したり、逆に演算結果により制御のための電気信号
を発光ダイオード(LED)等のアクチュエータ素子に
よって光や電波、機械的運動等に変換して出力したりす
ることが必要となる場合が多い。このような電子回路の
一例として、センサからの入力信号を演算・制御してア
クチュエータに出力信号を出す系の従来の一般的な例を
第9図に示す。第9図に示すシステムにおいては、セン
サ素子1からの入力信号は入力信@線2を経てECU 
(エレクトロニック・コントロール・ユニット)3内の
入力信号処理部4へ送られ、同じ<ECLIa内の演算
・制錘部5で処理された信号は、同じ<ECUa内の出
力信号処理部6から出力信号線7を経てアクチュエータ
素子8へ送られる。しかしながら第9図に示すようなシ
ステムでは、入力信号II2を通る入力信号は、センサ
素子1の特性に依存して、通常は信号電圧が低くまた信
号形態がアナログであるなどの理由により、外来ノイズ
の影響を受けやすく、そのため正確に入力信号を伝達す
ること゛は難しく、また出力信号線7を通る出力信号に
ついても同様である。ざらに149図のようなシステム
では、センサ素子や7クチユエータ素子の数だけ入力信
号線、出力信号線を用意しなければならず、配線や取り
廻し上の問題がある。
そこで最近では第10図に示すようなシステムが使用さ
れることが多くなっている。すなわち第10図に示すシ
ステムは、従来E CtJfI!Jにありた入力信号処
理部4、出力信号処理部6をECU3から切離して、入
力信号処理部4をセンサ素子1と一体化し、また出力信
号処理部6をアクチュエータ素子8と一体化し、それぞ
れ複合電子部品モジュール9.10を構成するものであ
る。このようなシステムでは、信号線11.12を通る
信号をデジタル化できることは勿論、外来ノイズに対す
る耐性を高めるために信号レベルを高くすることも容易
であり、さらに信号を多重化あるいは時分割化すること
により、1本の信号線で複数のセンサ素子やアクチュエ
ータ素子に対する信号の伝送を行なうことも可能となる
ところで第10図に示すようなシステムを車両において
展開する場合、ECLIは車室内に設置すれば良いが、
センサ素子やアクチュエータ素子を備えた複合電子部品
モジュールは、車室内のみならず、エンジンルーム内や
車両外面に設置する必要があることが多い。そのため複
合電子部品モジュールについては、熱、振動、水分、応
力等が加わる厳しい条件下でも完全に作動することが求
められる。そこで一般にこのような複合電子部品モジュ
ールは、各部品を実装した基板をケース内に収納して、
樹脂により完全に封止した構成、すなわち所謂ケースボ
ッティング法により封止した構成とすることが多い。
一方、このような複合電子部品モジュールにおいては、
センサ素子やアクチュエータ素子を樹脂やケースが覆っ
ていてはその鍬能が充分に得られないものがある。すな
わち、センサ素子として湿度センサやガスセンサ、光セ
ンサや圧力センサを用いている場合、あるいはアクチュ
エータ素子としてLEDを用いている場合などにおいて
は、それらの素子の表面を直接外部に曝す必要がある。
このような場合にケースボッティング法で複合電子部品
を封止するためには、例えばLEDについて特開昭61
〜88594号公報の第1図に示されているように、ケ
ースに予め開口部を形成しておき、その開口部の内側に
LEDを臨むように基板を配して、ケース内に封止用樹
脂を注入することが行なわれている。
発明が解決すべき問題点 萌述の特開昭61−88594号公報に示されるように
、LED等のアクチュエータ素子やセンサ素子を備えた
複合電子部品をケースボッティング法で封止した場合、
前記素子はケースの開口部に臨ませてはいるが、実際の
ボッティング過程では注入した樹脂が素子の表面側まで
覆ってしまって、素子の機能を充分に発揮させ得なくな
ることが多く、したがってこの方法は実際には適用困難
であった。すなわち、従来のケースボッティング法によ
り封止した複合電子部品モジュールでは、ボッナイング
樹脂が侵入すべき領域と侵入するべきではない領域とを
完全に分離することが困難であるか、または可能であっ
てもコスト高を招いたりして、実際上は適用困難であっ
たO この発明は以上の事情を背景としてなされたもので、外
部に露呈させる必要のあるセンサ素子もしくはアクチュ
エータ素子を備えた複合電子部品をケースボッティング
法により樹脂封止した複合電子部品モジュールとして、
前記センサ素子もしくはアクチュエータ素子がボッティ
ング樹脂によって覆われてしまうことを確実に防止し、
しかも耐振性や耐衝撃性も優れた複合電子部品モジュー
ルを提供することを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 この発明は、少なくとも表面を外部9間に露呈もしくは
連通させる必要のあるセンサ素子もしくはアクチュエー
タ素子とそのセンサ素子もしくはアクチュエータ素子に
電気的に接続された信号処理部とを備えた複合電子部品
がケース内に収納されるとともに、ケースに形成された
開口部に前記センサ素子もしくはアクチュエータ素子の
表面が臨むように前記複合電子部品が配置されている複
合電子部品モジュールにおいて、前記複合電子部品の基
板に突起部が形成されるとともに前記ケースの内面に基
板の突起部と係合する突起部が形成され、かつこれらの
突起部は、ケース内の空間を、前記センサ素子もしくは
アクチュエータ素子が位置しない側の第1領域と、セン
サ素子もしくはアクチュエータ素子が位置する側の第2
領域とに分断するように形成されており、しかも前記基
板の突起部はケースの突起部よりも軟質に作られており
、さらに前記第1領域が樹脂によって封止されているこ
とを特徴とするものである。
作   用 この発明の複合電子部品モジュールにおいては、ケース
内の樹脂封止前の空間、すなわち基板に各種電子部品を
実装した複合電子部品とケース内面との間の空間が、基
板に形成された突起部とこれに儒合するケース内面の突
起部とによって、センサ素子やアクチュエータ素子が位
置しない側の第1領域と、センサ素子やアクチュエータ
素子が位置する側の第2領域とに7間的に分断されてい
る。
そして第1領域には封止樹脂(ボッティング樹脂)が注
入されてその第1領域における基板上の厚膜回路や実装
された部品が樹脂封止されており、したがって第1領域
においては、部品や回路について湿度や熱、ガス、応力
、衝撃、振動等に対する保護の機能が通常のケースボッ
ティングによる樹脂封止の場合と同様に発揮される。一
方センサ素子やアクチュエータ素子が位置する第2領域
は前述のように第1領域に対して9間的に分断されてい
るから、第1領域に対する封止樹脂の注入に際してその
樹脂が第2領域に流入せず、そのためセンサ素子やアク
チュエータ素子の少なくとも表面が樹脂によって覆われ
ないようにすることができるから、外部信号や外部の湿
度等の外部条件を検出するセンサ素子あるいは外部に光
等の信号を出力するアクチュエータ素子の機能を充分に
発揮させることができる。このように、樹脂封止による
保護を行なう必要のある回路や部品については第1領域
でその目的を達成することができると同時に、センサ素
子やアクチュエータ素子の機能を充分に発揮させること
ができる。
ここで、基板に形成された突起部はケースに形成された
突起部に係合しているから、ケースに外部から加わった
衝撃や振動は、ケースからケースに形成された突起部、
基板に形成された突起部を経て基板に伝達されることに
なるが、基板に形成された突起部はケースに形成された
突起部よりも軟質に作られているから、その突起部がM
WI作用を果たして、基板に加えられる衝撃や振動を小
さくし、基板が割れたりすることを有効に防止すること
ができる。
また上述のように基板に形成された突起部が、ケースに
形成された突起部よりも軟質に作られているため、両者
を係合させる際にはその係合部で基板の突起部が変形す
る結果、それらの突起部により区分される第1領域と第
2領域との間が緻密に遮断され、そのため前述のように
第1領域に注入した封止樹脂が第2領域に流入すること
を有効に防止できるのである。
実施例 第1図〜第5図にこの発明の第1の実施例を示す。ここ
で第1図および第2図は、第1実施例の複合電子部品モ
ジュールにおける樹脂封止前の状況を示し、第3図は同
じく第1実施例の複合電子部品モジュールにおける樹脂
封止後の状況を示し、さらに第4図は第1実施例におけ
る基板に形成された突起部の状況を、第5図は第1実施
例における基板側の突起部とケニス側の突起部との係合
状況を示す。なおこの第1の実施例は、アルミナ等から
なる基板21上にアクチュエータ素子としての発光ダイ
オード22が他の電子部品23とともに表面実装され、
かつその発光ダイオード22の表面を外部へ露呈させる
ための開口部25がケース24における樹脂注入口26
から見て底面側に形成され、しかも基板21が樹脂注入
時における樹脂の流れ方向と平行に配置されている例を
示す。
さらに第1の実施例について第1図〜第5図を参照して
詳細に説明すると、基板21に図示しない導体膜パター
ンや抵抗体膜パターンからなる厚膜回路が形成されると
ともに、発光ダイオード22とその他の電子部品23が
図示しないはんだによって取付けられて表面実装され、
さらにリード端子27が取付けられて、複合電子部品2
8が構成されている。一方、硬質樹脂、金属、あるいは
セラミック等の硬質材料からなるケース24は、全体と
して箱型状をなすように作られ、図における上面側に樹
脂注入026が形成されるとともに、下面側に発光ダイ
オード22を臨ませる開口部25が形成されている。そ
して前述の複合電子部品28は、前記樹脂注入口26か
ら挿入することによってケース24内に収納されている
ここで、基板21には、発光ダイオード22のリード端
子22Aの取付部分付近を中心としてその周囲を取囲む
ように軟質な突起部3oが形成されている。この突起部
30は、第4図に詳細に示すように、樹脂注入口26に
近い側の上部壁30Aと、開口部25に近い側の下部壁
30Bと、両者間を結ぶ側壁30G、300とを連続一
体化して全体として矩形状をなすように作られたもので
ぁす、上部壁30Aは相対的にその高さが高く、下部壁
30Bはその高さが低く、両者間のgIJ壁3QG、3
0Dはその高さが傾斜状に変化するようになっている。
一方ケース24の内面には、基板21の突起部30に対
応するように硬質な突起部31がケース24と一体に形
成されている。すなわちこの突起部31は、基板側の突
起部30の上部壁30A1側壁30C130D、下部!
30Bとそれぞれ対応する上部壁31A1側!il!3
1c、31D、下部壁31Bを連続一体に形成したもの
であり、下部壁31Bと側壁31C,310とによって
囲まれる部分に発光ダイオード用の開口部25が位置す
るように定められている。
基板21の側の突起部30はケース24の側の突起部3
1と比較して軟質に作られており、そのため各部品を実
装した基板21をケース24内に挿入した際には突起部
30の先端部分ば突起部31に自重により押付けられて
変形し、突起部30および突起部31によって囲まれる
空間すなわち発光ダイオード32が位置する第2領域3
3の空間と、それ以外の空間すなわち発光ダイオード2
2が位置しない第1領域32の空間とを分所することに
なる。そして第3図に示すように発光ダイオード22が
位置しない側の第1領域32に樹脂注入口26から樹脂
35が注入されて、その第1領域32が樹脂35によっ
て封止されている。なおケース24の側の突起部31の
うち、上部壁31Aは、基板挿入時に発光ダイオード2
2に当らないような高さとしておく。
以上のような第1実施例の複合電子部品モジュールの製
造方法の一例を次に説明する。
先ず基板21に常法にしたがって発光ダイオード22、
その他の電子部品23、およびリード端子27をはんだ
付けにより取付けて実装した後、  −突起部30を形
成する。この突起部3oの具体的形成方法としては、例
えば次の方法を適用すれば良い。すなわち基板21上の
突起al130を形成すべき位置に硬化後の硬度が低い
樹脂、例えばエポキシ系、シリコーン系、ウレタン系、
ポリブタジェン系等の樹脂の樹脂液をデイスペンサーを
用いて吐出させ、その後、その樹脂液を室温硬化または
加熱硬化させることによって突起部30とする@このと
き、突起部30の幅は樹脂液の粘度、流れ、チクソトロ
ピー性によって定まり、また突起部30の高さは樹脂液
の吐出量とデイスペンサーの移動速度によって定まる。
あるいはまた、予め突起部30の形状、寸法に相当する
矩形環状の樹脂成形体を射出成形法などによって成形し
ておき、その樹脂成形体を接着剤によって基板21上に
接着することによって、基板21上に突起部30を形成
しても良い。
一方、ケース24としては、予め突起部31を一体に形
成したものを用意しておき、そのケース24内に、前述
のようにして突起部30を形成した基板21をケース上
部の樹脂注入口26から挿入する。次いで樹脂注入口2
6から封止用の液状樹脂を注入する。この封止用の樹脂
としては、エポキシ系、シリコーン系、ウレタン系、あ
るいはポリブタジェン系のもので、硬化後の硬度が低く
耐湿性の高いものが好ましい。樹脂注入口26から注入
された液状樹脂は、突起部30.31によって分離され
た下部空間、すなわち発光ダイオード22が位置しない
第1領域32に流れ込んで行くが、下部空間すなわち発
光ダイオード22が位置する第2領域33には流れ込ま
ない。この後、注入した樹脂35を室温硬化もしくは加
熱硬化させることによって、複合電子部品モジュールが
完成する。
このようにして得られた複合電子部品モジュールにおい
ては、発光ダイオード以外の電子部品23が実装されて
いて防湿、耐熱、耐衝撃等の点から樹脂封止する必要の
ある第1領域32はボッティング法により完全に樹脂封
止されており、一方発光ダイオード22のようにケース
24の開口部25を通じてケース24の外部へ光信号等
の信号を送り出す必要のあるアクチュエータ素子を囲む
第2領域33は樹脂封止されないことになる。
なおここで基板21に形成される突起部30としては、
ケース24の突起部31よりも軟質であれば良いが、実
際にはJISで規定されるスプリング強度H5にして、
Hs 100以下の樹脂を用いることが望ましい。また
封止用の樹脂としても、突起部30の樹脂と同程度の硬
さのものを用いることが望ましい。
第6図には、センサ素子として湿度センサ36が他の電
子部品23とともに基板21に表面実装され、その湿度
センサ36のための開口部25がケース24の樹脂注入
口26から見て側面側に形成されている第2の実施例を
示す。なおこの第2の実施例において、第1図〜第5図
に示される第1実施例と同一の要素については同一の符
号を付し、その説明は省略する。
第6図の第2実施例においては、基板21の側に形成さ
れる突起部30は、上部壁30Aの高さが下部!30B
の高さよりも高くなるように作られ、かつ下部H130
Bがケース24の突起部31の上部壁31Aに当らない
高さとなるように作られる。またケース24の側の突起
部31の上部壁31Aは基板挿入時に湿度センサ36に
当らない高さとする。したがってケース24の突起部3
1の下部壁31Bの高さは上部壁31Aよりも高くして
おく。
この第2実施例においても、湿度センサ36以外の電子
部品23が実装されている第1領域32は樹脂35によ
って封止され、一方湿度センサ36を囲む第2領域33
は樹脂封止されない。
第7図には、センサ素子としての圧力センサ37が基板
21の一方の面に実装されるとともに、基板22の他方
の面にその他の電子部品23が実装されており、また圧
力センサ37のための開口部25がケース24の樹脂注
入026から見て底面側に形成され、しかも基板21が
封止用樹脂の注入時に6ける樹脂流れ方向に対し垂直に
配されている第3の実施例を示す。
第7図に示される第3の実施例において、基板21の側
の突起部30は圧力センサ37を取囲むように均一な高
さで形成されており、ケース24の1の突起部31はそ
の先端部が基板21の側の突起部30の先端に接しかつ
開口部25を取囲むように形成されている。ここで、ケ
ース24の側の突起部31はその先端が尖った形状をな
しており、その突起部31と比較して基板側の突起部3
0が軟質であるため、突起部31の先端は基板21の自
重により突起部3oの先端に食い込み、樹脂35により
封止すべき第1領域32と、圧力センサ37が位置する
第2領域33とが分断されることになる。
第8図には、基板21としてプリント基板を用い、その
一方の面にセンサ素子としてフォトトランジスタ38が
実装され、かつその他の電子部品23A、23Bがプリ
ント基板21に両面実装されている第4の実施例を示す
第8図に示される第4の実施例は、第7図に示される第
3実施例と類似しているが、フォトトランジスタ38以
外の電子部品23A、23Bもプリント基板21の両面
に実装しているため、フォトトランジスタ38が位置す
る第2領域33も部分的に樹脂39により封止されてい
る。この第2領域33の封止樹脂39は、フォトトラン
ジスタ38の表面は覆わないようにその高さが定められ
ている。
上述の第4の実施例の複合電子部品モジュールの製造方
法を次に説明する。
先ずプリント基板21の一方の側にフォトトランジスタ
38およびその他の電子部品23Bをはん1♂付けして
実装し、プリント基板21の反対側にも電子部品23A
およびリード端子27をはんだ付けして実装する。次い
で前述の第1の実施例について説明した方法と同様の方
法によってプリント基板21のフォトトランジスタ38
の側の面にそのフォトトランジスタ38を取囲むように
均一な高さで突起部30を形成する。但しこの突起部3
0の高さは、電子部品23Bよりも高く、かつフォトト
ランジスタ38の表面の高さより低くする。その後、突
起部30が上向きの状B(すなわち基板21が第8図の
状態に対して反転した状態)で、その突起部30により
取囲まれる部分に液状樹脂を流し込んで、電子部品23
Bを樹脂39によって封止する。この状態でフォトトラ
ンジスタ38はその表面が露出していることになる。
なおここで樹脂39としては、第1実施例にeいて封止
用の樹脂として示したちゃと同様にエポキシ系、シコー
ン系、ウレタン系、ポリブタジェン系等の樹脂を用いれ
ば良い。このようにして突起部30の内側を樹脂39に
より封止した基板21を、予め突起部30に対応する突
起部31が形成されているケース24に挿入する。この
時、既に述べた第3実施例の場合と同様に突起部31の
先端が軟質な突起部30の先端に食い込み、フォトトラ
ンジスタ38が位置する第2領域33と樹脂注入口26
に連続する第1領域32とが分断される。次いで樹脂注
入口26から封止用の樹脂を注入して第1領域32を樹
脂35によって封止する。
このようにして得られた複合電子部品モジュールにおい
ては、フォトトランジスタ38が位置しない第1領域3
2では完全に樹脂封止され、しかもフォトトランジスタ
38が位置する第21i域33ではフォトトランジスタ
38自体の表面は樹脂によって覆われてないがその他の
電子部品23Bが樹脂封止されたものどなる。
発明の効果 この発明によれば、外部に露呈もしくは連通させる必要
のあるセンサ素子もしくはアクチュエータ素子、すりち
外部からの光等の信号や湿度、圧力、ガス濃度等の外部
条件を検出するためのセンサ素子あるいは外部へ光等の
信号を出力するアクチュエータ素子を備えかつケースボ
ッティング法により樹脂封止された複合電子部品モジュ
ールにおいて、前述のようなセンサ素子もしくはアクチ
ュエータ素子の表面を封止樹脂が覆ってしまうことを確
実に防止して、センサ素子やアクチュエータ素子の顆能
を充分に発揮させることができると同時に、樹脂封止が
必要な電子部品、回路を有する部分については確実に樹
脂封止して、熱や湿度、ガス、衝撃、振動に対し充分に
電子部品や回路を保護することができる。またこの発明
の複合電子部品においては、基板に形成された突起部が
ケースの突起部よりも軟質であるため、外部からの衝撃
や振動に対して基板の突起部が緩衝作用を果たし、その
結果、外部からのvfi撃や振動により基板が割れたり
することを確寥に防止できる。なオニの発明の複合電子
部品モジュールを製造するにあたっては、ケースの突起
部はケース成形時に一体に形成することができるから、
従来のケースボッティング法による製造方法に対し付加
される工程は基板に突起部を形成する工程だけであり、
したがって従来の製造装置を利用でき、大幅なコスト上
昇を招くおそれもない。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図まではこの発明の第1の実施例の複合
電子部品モジュールを示す図で、第1図は樹脂封止前の
状態を示す切欠正面図、第2図は第1図の■−■線にお
ける縦断側面図、第3図は第2図と同じ断面位置で樹脂
封止後の状態を示す縦断側面図、第4図は基板に形成さ
れた突起部を示す斜視図、第5図は基板に形成された突
起部とケースに形成された突起部との係合状態を示す斜
視図である。第6図はこの発明の第2の実施例の複合電
子部品モジュールを示す縦断側面図、第7図はこの発明
の第3の実施例の複合電子部品モジュールを示す縦断側
面図、第8図はこの発明の第4の実施例の複合電子部品
モジュールを示す縦断側面図である。第9図および第1
0図はそれぞれセンサ素子およびアクチュエータ素子を
備えた回路システムの一例を示すブロック図である。 21・・・基板、 22・・・アクチュエータ素子とし
ての発光ダイオード、 23・・・電子部品、 24・
・・ケース、 25・・・開口部、 28・・・複合電
子部品、30・・・突起部(基板側)、31・・・突起
部(ケース側)、 32・・・第1領域、 33・・・
第2領域、35・・・樹脂、36・・・センサ素子とし
ての湿度センサ、37・・・センサ素子としての圧力セ
ンサ、 38・・・センサ素子としてのフォトトランジ
スタ。 出願人  トヨタ自動車株式会社 代理人  弁理士 費 1)武久 (ほか1名) 第2図        第3図 第4図 第8図 癲9図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 少なくとも表面を外部空間に露呈もしくは連通させる必
    要のあるセンサ素子もしくはアクチュエータ素子とその
    センサ素子もしくはアクチュエータ素子に電気的に接続
    された信号処理部とを備えた複合電子部品がケース内に
    収納されるとともに、ケースに形成された開口部に前記
    センサ素子もしくはアクチュエータ素子の表面が臨むよ
    うに前記複合電子部品が配置されている複合電子部品モ
    ジュールにおいて、 前記複合電子部品の基板に突起部が形成されるとともに
    前記ケースの内面に基板の突起部と係合する突起部が形
    成され、かつこれらの突起部は、ケース内の空間を、前
    記センサ素子もしくはアクチュエータ素子が位置しない
    側の第1領域と、センサ素子もしくはアクチュエータ素
    子が位置する側の第2領域とに分断するように形成され
    ており、しかも前記基板の突起部はケースの突起部より
    も軟質に作られており、さらに前記第1領域が樹脂によ
    って封止されていることを特徴とする複合電子部品モジ
    ュール。
JP634588A 1988-01-14 1988-01-14 複合電子部品モジュール Pending JPH01186699A (ja)

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JP634588A JPH01186699A (ja) 1988-01-14 1988-01-14 複合電子部品モジュール

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008288381A (ja) * 2007-05-17 2008-11-27 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 電子ユニット
WO2009090694A1 (ja) * 2008-01-15 2009-07-23 Panasonic Corporation 回路基板モジュール及び電子機器

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