JPH01185515A - 光偏向器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、レーザプリンタ等に使用される光偏向器に関
するものである。

従来の技術 レーザプリンタ等に用いられる光走査装置のビーム通過
経路の最下流には、一般に感光体に対面する面倒れ補正
レンズが配置されている。ところが、最近、面倒れ以外
の誤差、すなわち、走査光学系の持つ像面湾曲などの光
学収差をより高度に補正するために補正レンズを非球面
化したりしている。このような非球面を形成するために
は、コストの要求からプラスチックス化することが行な
われている。

しかしながら、一般にプラスチックスレンズは温度変化
による膨張・圧縮量が大きいために、その位置決めを正
確にする目的で、例えば、実開昭６２−４１１１２号公
報に見られるように、プラスチックスレンズの中心を筐
体に当接し、そのプラスチックスレンズの両端を固定部
材により押圧する手段が採用されている。

発明が解決しようとする問題点 高度な収差補正を行なうアナモフィックなプラスチック
スレンズを固定する場合は、走査の中心におけるビーム
進行方向の微妙な調整が必要となるが、前述の実開昭６
２−４１１１２号公報に記載された構造では、プラスチ
ックスレンズをビーム進行方向に動かすことができず、
微妙な位置調整を行なうことができない。

問題点を解決しようとする手段 ポリゴンミラーにより走査されたビーム光の通過方向最
下流位置に感光体に対面する補正レンズを固定した光走
査装置において、前記補正レンズのビームが通過する領
域以外の位置にビーム走査の中心位置でそのビームの進
行方向に沿わせて長い係合部を形成し、前記補正レンズ
が取付けられる筐体にビームの進行方向に沿わせて前記
係合部を摺動自在に保持する保持部を形成した。

作用 補正レンズの係合部と筐体の保持部との係合は、ビーム
の進行方向に沿わせて摺動自在であるため、その補正レ
ンズをビーム進行方向に微調整することができ、また、
補正レンズの中心線とビームの光軸中心線とを精度良く
一致させることができ、しかも、補正レンズの長手方向
の位置は係合部と保持部との係合により正確に定められ
、かつ、係合部と保持部との係合長さを一定値以上とす
ることにより回転誤差もなく補正レンズの位置決めを行
なうことができるものである。

実施例 本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

まず、光走査ユニット１の筐体２の内部には、スキャナ
ーモータ３が取付けられ、このスキャナーモータ３には
多数の反射面を備えたポリゴンミラー４が取付けられて
いる。このポリゴンミラー４により走査されるビームの
経路中にｆθレンズ５と前記ビームを直角に屈曲させる
折曲ミラー６とが配設されている。また、この折曲ミラ
ー６により折曲されたビームの光路上にそのビームの走
査幅以上の長さを有する補正レンズ７が設けられ、この
補正し′ンズ７は円筒状に形成された感光体８に対面し
ている。

なお、前記光走査ユニット１は、プレオブジェクトタイ
プの走査装置であり、前記ポリゴンミラー４の前段には
図示しない半導体レーザ、コリメータ、ビーム成形部等
が配設されている。そして、ｆｅレンズ５と補正レンズ
７とは、ポリゴンミラー４の面倒れ補正や各種収差誤差
の補正を行なうものである。また、ポストオブジェクト
タイプの走査装置であれば、ｆθレンズがなく、その代
わりにポリゴンミラーに入射する前に結像レンズ系が設
けられる。

しかして、前記補正レンズ７はプラスチックスによる成
形品であり、ビームが通過する領域以外の位置、すなわ
ち、側面にビーム走査の中心位置でそのビームの進行方
向に沿わせて長い係合部９が両面に突出形成されている
。この係合部９は角柱状の形状をしており、前記補正レ
ンズ７の全幅にわたって形成されている。

また、前記筺体２には、前記補正レンズ７が取付けられ
る保持空間１０が形成されており、その保持空間の中央
部には前記補正レンズ７の幅に一致した間隔をおいて互
いに突出する突部１１が突出形成されており、これらの
突部１１の先端には、前記補正レンズ７の前記係合部９
が摺動自在に嵌り込む保持部１２が形成されている。ま
た、この保持部１２の中間部には、固定ねじ１３がねじ
込まれるねじ穴１４が前記筐体２の外側面に開口して形
成されている。

このような構成において、補正レンズ７を筐体２に固定
するには、その中心部に形成された係合部９を筐体２の
保持部１２に挿入し、ビーム進行方向に沿わせて進退さ
せてその位置決めをし、位置が定まったところで固定ね
じ１３により補正しンズ７の係合部９の外側面を押圧し
固定する。

このように補正レンズ７の係合部９が保持部１２に嵌合
する結果、補正レンズ７の長手方向の位置が正確に定め
られる。また、係合部９と保持部１２との長さがある程
度長く両者の嵌合精度を高めることにより、補正レンズ
７０回転方向の位置も正確に定められる。

なお、前記実施例においては、補正レンズ７の成形時に
その注入孔を兼ねさせるために係合部９を突条とし、保
持部１２を溝状に形成したが、これらは逆の形状にして
もよいものである。また、それらの断面形状についても
、三角柱状や円筒状であってもよいものである。

発明の効果 本発明は上述のように、ポリゴンミラーにより走査され
たビーム光の通過方向最下流位置に感光体に対面する補
正レンズを固定した光走査装置において、前記補正レン
ズのビームが通過する領域以外の位置にビーム走査の中
心位置でそのビームの進行方向に沿わせて長い係合部を
形成し、前記補正レンズが取付けられる筐体にビームの
進行方向に沿わせて前記係合部を摺動自在に保持する保
持部を形成したので、補正レンズの係合部と筐体の保持
部との係合は、ビームの進行方向に沿わせて摺動自在で
あるため、その補正レンズをビーム進行方向に微調整す
ることができ、また、補正レンズの中心線とビームの光
軸中心線とを精度良く一致させることができ、しかも、
補正レンズの長手方向の位置は係合部と保持部との係合
により正確に定められ、かつ、係合部と保持部との係合
長さを一定値以上とすることにより回転誤差もなく補正
レンズの位置決めを行なうことができる等の効果を有す
るものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は一部を
切欠した斜視図、第２図は光走査ユニットの縦断側面図
、第３図は補正レンズの斜視図、第４図は補正レンズと
ビームとの関係を示す斜視図である。 ２・・・筐体、４・・・ポリゴンミラー、７・・・補正
レンズ、８・・・感光体、９・・・係合部、１２・・保
持部用　願　人　　　東京電気株式会社 Ｊ　Ａ　図 ３２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ポリゴンミラーにより走査されたビーム光の通過方向最
   下流位置に感光体に対面する補正レンズを固定した光走
   査装置において、前記補正レンズのビームが通過する領
   域以外の位置にビーム走査の中心位置でそのビームの進
   行方向に沿わせて長い係合部を形成し、前記補正レンズ
   が取付けられる筐体にビームの進行方向に沿わせて前記
   係合部を摺動自在に保持する保持部を形成したことを特
   徴とする光偏向器。