JPH01182279A - 飲料容器の冷熱収容容器及び該収容容器に用いられる冷却媒体インサート部材 - Google Patents
飲料容器の冷熱収容容器及び該収容容器に用いられる冷却媒体インサート部材Info
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- JPH01182279A JPH01182279A JP15455588A JP15455588A JPH01182279A JP H01182279 A JPH01182279 A JP H01182279A JP 15455588 A JP15455588 A JP 15455588A JP 15455588 A JP15455588 A JP 15455588A JP H01182279 A JPH01182279 A JP H01182279A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、例えば缶ビールの缶や環ビールの壜等の飲料
容器を収容してその飲料を加熱ないし冷却する、カップ
、ないしはカップに類似した形状の収容容器に関する。
容器を収容してその飲料を加熱ないし冷却する、カップ
、ないしはカップに類似した形状の収容容器に関する。
[従来の技術]
これまでのところ、缶ないし壜の断熱ジャケットで我々
が入手6J能なものは礪めて僅かしかない。市場におい
て入手し得る製品のうちの1つに、缶ないし壜の底部を
覆うように嵌装することのできるスタイロフォーム製カ
ップとして形成された製品がある。しかしながらこのス
タイロフォーム製カップは、缶ないし壜に詰められた飲
料に対して直接的な加熱あるいは冷却効果を有するもの
ではなく、単に断熱効果を有しているに過ぎない。
が入手6J能なものは礪めて僅かしかない。市場におい
て入手し得る製品のうちの1つに、缶ないし壜の底部を
覆うように嵌装することのできるスタイロフォーム製カ
ップとして形成された製品がある。しかしながらこのス
タイロフォーム製カップは、缶ないし壜に詰められた飲
料に対して直接的な加熱あるいは冷却効果を有するもの
ではなく、単に断熱効果を有しているに過ぎない。
礪最近になって、冷却可能とした新しい飲料容器ホルダ
が市場に紹介された。この製品は、ホルダ内に嵌挿され
た飲料容器、その典型的な例としては例えばビール缶等
であるが、そのような飲料容器に対して冷却効果を宵す
る冷却自在な内部流体を含んで成るものである。この製
品とこの製品の製造方法とについては、米国特許公報第
4163374号、同第4183226号、同第429
9100号、並びに同第4378625号に記載されて
おり、これらの公報の特許は、いずれもフリーズスリー
ブスオブアメリカ社(Freezesleeves o
f America Inc、 )所有の特許である。
が市場に紹介された。この製品は、ホルダ内に嵌挿され
た飲料容器、その典型的な例としては例えばビール缶等
であるが、そのような飲料容器に対して冷却効果を宵す
る冷却自在な内部流体を含んで成るものである。この製
品とこの製品の製造方法とについては、米国特許公報第
4163374号、同第4183226号、同第429
9100号、並びに同第4378625号に記載されて
おり、これらの公報の特許は、いずれもフリーズスリー
ブスオブアメリカ社(Freezesleeves o
f America Inc、 )所有の特許である。
[発明が解決しようとする課題]
以上の米国特許には種々のホルダ構造が記載されている
。しかしながら、それらの構造はいずれも先に述べた標
準的なスタイロフォームカップをベースにしたものであ
って、スタイロフォームカップとビール缶との間のデッ
ドエアースペース(隙間空間)に5冷却媒体を充填する
か、ないしはビール缶に物理的に当接する冷却用ライニ
ング部材を充填したものである。これに関して判明した
ことは、使用に際して、冷却媒体が実際に効果的なもの
であるならば、この冷却媒体がビール缶に接触してはな
らないということであり、それは接触したならば缶の内
容物が凍結してしまう可能性があるからである。
。しかしながら、それらの構造はいずれも先に述べた標
準的なスタイロフォームカップをベースにしたものであ
って、スタイロフォームカップとビール缶との間のデッ
ドエアースペース(隙間空間)に5冷却媒体を充填する
か、ないしはビール缶に物理的に当接する冷却用ライニ
ング部材を充填したものである。これに関して判明した
ことは、使用に際して、冷却媒体が実際に効果的なもの
であるならば、この冷却媒体がビール缶に接触してはな
らないということであり、それは接触したならば缶の内
容物が凍結してしまう可能性があるからである。
フリーズスリーブス社の特許に示された構造に関して判
明した別の困難な開運は、例えば前記米国特許公報第4
163374号の第4図に示されているような、冷却媒
体が単にインナライニング部材とスタイロフォーム製カ
ップとの間に封入されているだけの構造の場合に、冷却
媒体の漏出を防止するための密封構造を備えることにあ
る。米国特許公報第4163374号によれば、この密
封構造は、ライニング部材の一部分をスタイロフォーム
製カップに物理的に埋込むことによって寅現されている
。しかしながら、使用する一Fでこの密封方式は完全に
効果的なものではなく、それはスタイロフォームの強度
が低いためにひび割れを生じ易く、その結果ライニング
とカップとの間で冷却媒体の漏出が起り易いためである
ことも、判明している。
明した別の困難な開運は、例えば前記米国特許公報第4
163374号の第4図に示されているような、冷却媒
体が単にインナライニング部材とスタイロフォーム製カ
ップとの間に封入されているだけの構造の場合に、冷却
媒体の漏出を防止するための密封構造を備えることにあ
る。米国特許公報第4163374号によれば、この密
封構造は、ライニング部材の一部分をスタイロフォーム
製カップに物理的に埋込むことによって寅現されている
。しかしながら、使用する一Fでこの密封方式は完全に
効果的なものではなく、それはスタイロフォームの強度
が低いためにひび割れを生じ易く、その結果ライニング
とカップとの間で冷却媒体の漏出が起り易いためである
ことも、判明している。
米国特許公報第4183226号の第2図と第3図には
、フリーズスリーブス社の特許に係るホルダの2つの別
の実施例が示されている。これらの実施例はいずれも、
同様にビール缶の外周部に嵌合される構造ではあるが他
の部材からは完全に独立した冷却媒体ライニング部材を
含んで成るものである。これらの実施例の夫々のライニ
ング部材は上に述へた漏出の問題を生じることはないが
、これらのライニング部材は製造が容易でない上に製造
コストも高く、更にはそれらのライニング部材は外側の
スタイロフォームカップとの間で確実に係合するための
係合面を有していない。
、フリーズスリーブス社の特許に係るホルダの2つの別
の実施例が示されている。これらの実施例はいずれも、
同様にビール缶の外周部に嵌合される構造ではあるが他
の部材からは完全に独立した冷却媒体ライニング部材を
含んで成るものである。これらの実施例の夫々のライニ
ング部材は上に述へた漏出の問題を生じることはないが
、これらのライニング部材は製造が容易でない上に製造
コストも高く、更にはそれらのライニング部材は外側の
スタイロフォームカップとの間で確実に係合するための
係合面を有していない。
[課題を解決するための手段]
本発明は飲料容器の冷熱収容容器を提供する。
この収容容器は外側の断熱カバーと該断熱カバーの内部
のインサート部材とを含んで成り、このインサート部材
は飲料容器の温度に影響を与えるべく温度設定自在であ
る。インサート部材は、いずれも略々カップ形状のイン
ナカップ部材とアウタカップ部材とから成る構造に形成
され、これらのインナカップ部材とアウタカップ部材の
各々は、上方が開放され底部が閉じた略々円筒形状のボ
ディ部と、この円筒形状ボディの開口部の周囲に形成さ
れた外方へ延展するフランジ部、即ち肩部とを含んで成
る。これら2つのカップ部材は入れ子式に互いに重ね合
されてそれらの底部と底部、フランジ部とフランジ部が
互いに当接しており、インナカップ部材の円筒形状ボデ
ィ部がアウタカップ部材の円筒形状ボディ部に対して直
径が小さく、これによりインサート部材に周壁部の間隙
を、即ちウオールギャップを画成している。温度調節自
在な流体、望ましくは冷凍ゲルとした流体がこのウオー
ルギャップ内に封入されている。
のインサート部材とを含んで成り、このインサート部材
は飲料容器の温度に影響を与えるべく温度設定自在であ
る。インサート部材は、いずれも略々カップ形状のイン
ナカップ部材とアウタカップ部材とから成る構造に形成
され、これらのインナカップ部材とアウタカップ部材の
各々は、上方が開放され底部が閉じた略々円筒形状のボ
ディ部と、この円筒形状ボディの開口部の周囲に形成さ
れた外方へ延展するフランジ部、即ち肩部とを含んで成
る。これら2つのカップ部材は入れ子式に互いに重ね合
されてそれらの底部と底部、フランジ部とフランジ部が
互いに当接しており、インナカップ部材の円筒形状ボデ
ィ部がアウタカップ部材の円筒形状ボディ部に対して直
径が小さく、これによりインサート部材に周壁部の間隙
を、即ちウオールギャップを画成している。温度調節自
在な流体、望ましくは冷凍ゲルとした流体がこのウオー
ルギャップ内に封入されている。
インナカップ部材とアウタカップ部材の夫々のフランジ
部は、インナカップ部材のフランジ部がアウタカップ部
材のフランジ部の上側に重なり合った状態で断熱カバー
の上端部の上を外方へ延展しており、更に、インサート
部材と断熱カバーとは、収容容器の口の部分に取付けら
れる掛止係合リング部材によって互いに固定されている
。このリング部材は内方に向けられたリップ部を含み、
該リップ部はインサート部材と比較して内径が小さくイ
ンサート部材の上方に実質的に突出しており、これによ
って、飲料容器が収容容器内に嵌挿されたときに該飲料
容器を把持すると共に該飲料容器がインサート部材と接
触するのを防止している。
部は、インナカップ部材のフランジ部がアウタカップ部
材のフランジ部の上側に重なり合った状態で断熱カバー
の上端部の上を外方へ延展しており、更に、インサート
部材と断熱カバーとは、収容容器の口の部分に取付けら
れる掛止係合リング部材によって互いに固定されている
。このリング部材は内方に向けられたリップ部を含み、
該リップ部はインサート部材と比較して内径が小さくイ
ンサート部材の上方に実質的に突出しており、これによ
って、飲料容器が収容容器内に嵌挿されたときに該飲料
容器を把持すると共に該飲料容器がインサート部材と接
触するのを防止している。
[実施例]
本発明の以上に述へた利点と特徴とについて、更にはそ
の他の利点と特徴についても、以下に、本発明の好適実
施例に基づいて更に詳細に説明する。
の他の利点と特徴についても、以下に、本発明の好適実
施例に基づいて更に詳細に説明する。
第1図と第2図は冷熱カップを示し、より具体的には飲
料容器を収容するクーラーカップを図示している。クー
ラーカップはその全体が引用符号lで示されている。図
中には飲料の缶が示されているが、壜でも、更にはグラ
スでも、本発明の冷熱カップと共に用い得ることが理解
されよう。
料容器を収容するクーラーカップを図示している。クー
ラーカップはその全体が引用符号lで示されている。図
中には飲料の缶が示されているが、壜でも、更にはグラ
スでも、本発明の冷熱カップと共に用い得ることが理解
されよう。
図示のクーラーカップは内部スリーブ3と外部断熱カバ
ー5とを含んで成る。スリーブ3は中空構造であり、そ
の内部に無毒の冷却ゲル4が充填封入されている。カッ
プの温度調節、即ちカップの温度を下げるためには、単
にカップを冷蔵庫ないし冷凍庫内に入れ、スリーブ内の
ゲルの温度を下げれば良い。温度の下がったゲルはカバ
ー5の断熱特性によってその低い温度に保たれる。更に
は飲料缶がその装着位置に嵌挿されているときには、内
方へと延展するリング部材7によって画成されているカ
ップの目部分がこの飲料容器を緊密に把持するため、ス
リーブは温度上昇の原因となるいかなる外部の影響から
も遮断され、また、飲料容器は完全に嵌挿された状態で
は断熱カバーの底部11上に載った状態にある。従って
飲料容器がその装着位置にあるときには空気がクーラー
カップの内外に出入りすることがないため、デッドエア
ースペース(空気間隙)6が飲料容器と冷却スリーブと
の間に封入された状態となっている。
ー5とを含んで成る。スリーブ3は中空構造であり、そ
の内部に無毒の冷却ゲル4が充填封入されている。カッ
プの温度調節、即ちカップの温度を下げるためには、単
にカップを冷蔵庫ないし冷凍庫内に入れ、スリーブ内の
ゲルの温度を下げれば良い。温度の下がったゲルはカバ
ー5の断熱特性によってその低い温度に保たれる。更に
は飲料缶がその装着位置に嵌挿されているときには、内
方へと延展するリング部材7によって画成されているカ
ップの目部分がこの飲料容器を緊密に把持するため、ス
リーブは温度上昇の原因となるいかなる外部の影響から
も遮断され、また、飲料容器は完全に嵌挿された状態で
は断熱カバーの底部11上に載った状態にある。従って
飲料容器がその装着位置にあるときには空気がクーラー
カップの内外に出入りすることがないため、デッドエア
ースペース(空気間隙)6が飲料容器と冷却スリーブと
の間に封入された状態となっている。
それ故この収容容器は密封部材としての機能を果たして
おり、インサート部材は外部から熱の流入が殆どない状
態で飲料容器に対して冷却効果を与えている。第1図な
いし第3図から分るように、カップの高さは飲料容器の
露出を極僅かにして、周囲の空気から飲料容器への熱の
流入をできる限り少なくする寸法に、設定されている。
おり、インサート部材は外部から熱の流入が殆どない状
態で飲料容器に対して冷却効果を与えている。第1図な
いし第3図から分るように、カップの高さは飲料容器の
露出を極僅かにして、周囲の空気から飲料容器への熱の
流入をできる限り少なくする寸法に、設定されている。
インサート部材はゲル4が実際に凍結する温度にまで冷
却されることがあるため、インサート部材の目的は冷却
効果を与えることにあるのだが、インサートと飲料容器
とを接触させるべきではなく、もし接触したならば容器
内の飲料を凍結させてしまう可能性がある。従って断熱
カバーのリング部材7は単に飲料缶を把持するばかりで
なく、同時に第3図に示すように飲料容器とインサート
部材とが互いに接触しないようにするために必要な、ス
ペーサ部材としても機能するものである。
却されることがあるため、インサート部材の目的は冷却
効果を与えることにあるのだが、インサートと飲料容器
とを接触させるべきではなく、もし接触したならば容器
内の飲料を凍結させてしまう可能性がある。従って断熱
カバーのリング部材7は単に飲料缶を把持するばかりで
なく、同時に第3図に示すように飲料容器とインサート
部材とが互いに接触しないようにするために必要な、ス
ペーサ部材としても機能するものである。
リング部材は外力が加えられた場合には屈曲し得るもの
であるが、しかしながら飲料容器を持上げたときには、
この飲料容器は望ましくはビール缶であるが、その缶が
持上げられたときには、冷熱カップの全体が缶にしっか
りと係合したままの状態を保てる程度に、充分な剛性を
有している。
であるが、しかしながら飲料容器を持上げたときには、
この飲料容器は望ましくはビール缶であるが、その缶が
持上げられたときには、冷熱カップの全体が缶にしっか
りと係合したままの状態を保てる程度に、充分な剛性を
有している。
更には、缶が装着されていない状態ではこのリング部材
がかなりのオーバーハング(突出量)をもってインサー
ト部材の上方を内方へ突出するようにしてあり、これに
よって缶とインサート部材との間に大きなギャップが確
保されるようにしである。リング部材は、力が加わって
いない状態ではその内径が標準的なビール缶の直径と比
較して僅かに小さく、一方インサート部材の内径はビー
ル缶の直径と比較してかなり大きめである。
がかなりのオーバーハング(突出量)をもってインサー
ト部材の上方を内方へ突出するようにしてあり、これに
よって缶とインサート部材との間に大きなギャップが確
保されるようにしである。リング部材は、力が加わって
いない状態ではその内径が標準的なビール缶の直径と比
較して僅かに小さく、一方インサート部材の内径はビー
ル缶の直径と比較してかなり大きめである。
本発明の好適実施態様においては、スリーブ3は外側の
断熱カバーから取外し自在な、型成形法により形成され
プラスチック製インサート部材として構成されており、
外側の断熱カバーは望ましくは閉気泡軟発泡材料で製作
される。発泡材料が軟質のものであるため、カップを手
でしっかりと把持することができると共に、インサート
部材の周りにに嵌装する際にカバーを幾分伸張させるこ
ともできる。インサート部材の取外しを容易にするため
に、リング部材7には、このリング部材7は望ましくは
弾性を有するプラスチック材料で製作されたものである
が、複数のスリット9が設けられている。これらのスリ
ット9は、断熱カバーからインサート部材を引き抜く際
に、リング部材が上方へ曲がりをかなり容易にしている
。このような分割式としたリング部材構造は、更に、飲
料容器をカップ内にしっかりと嵌挿することも容易にし
ている。
断熱カバーから取外し自在な、型成形法により形成され
プラスチック製インサート部材として構成されており、
外側の断熱カバーは望ましくは閉気泡軟発泡材料で製作
される。発泡材料が軟質のものであるため、カップを手
でしっかりと把持することができると共に、インサート
部材の周りにに嵌装する際にカバーを幾分伸張させるこ
ともできる。インサート部材の取外しを容易にするため
に、リング部材7には、このリング部材7は望ましくは
弾性を有するプラスチック材料で製作されたものである
が、複数のスリット9が設けられている。これらのスリ
ット9は、断熱カバーからインサート部材を引き抜く際
に、リング部材が上方へ曲がりをかなり容易にしている
。このような分割式としたリング部材構造は、更に、飲
料容器をカップ内にしっかりと嵌挿することも容易にし
ている。
この好適構造によれば、必要に応じてカバーとスリーブ
とのいずれについても、それだけを独立して取替えるこ
とができる。しかしながら、温度設定の際にスリーブを
カバーから取外す必要はなく、組立てたままのものを例
えば冷蔵庫ないしは冷凍庫内に入れれば良いことに注意
されたい。
とのいずれについても、それだけを独立して取替えるこ
とができる。しかしながら、温度設定の際にスリーブを
カバーから取外す必要はなく、組立てたままのものを例
えば冷蔵庫ないしは冷凍庫内に入れれば良いことに注意
されたい。
第5図と第6図は別実施例のクーラーカップを図示して
おり、このクーラーカップはその全体が引用符号21で
示されている。このクーラーカップは外部断熱カバー2
3と、この断熱カバーの内部に嵌挿されたインサート部
材25とを含んで成る。第7図はインサート部材の詳細
を示し、第8図はカップの口の部分を画成しているリン
グ部材の詳細を示している。
おり、このクーラーカップはその全体が引用符号21で
示されている。このクーラーカップは外部断熱カバー2
3と、この断熱カバーの内部に嵌挿されたインサート部
材25とを含んで成る。第7図はインサート部材の詳細
を示し、第8図はカップの口の部分を画成しているリン
グ部材の詳細を示している。
インサート部材は、一対の硬質プラスチック製のカップ
形状の部材27と31とから形成されており、部材31
は部材27の内部に入れ子式に重ね合わされている。こ
れらのカップ形状部材はいずれも、閉じた底部を有する
円筒形状の本体ボディ部を含んで成り、それらの底部は
、カップ形状部材27のものは引用符号28で、カップ
形状部材31のものは引用符号32で、夫々示されてい
る。更に、これらのカップ形状部材の各々には、カップ
部材27については引用符号29で、カップ部材31に
ついては引用符号33で夫々示すように、外方へ延展す
るリップ部、即ちフランジ部が形成されている。収容容
器21は、また特にそのインサート部材25は、生産を
効率化し収容容器の構造上の不良をなくすような構造に
構成されている。これらのことは、インサート部材を、
カップの内部に別のカップを配設した二重カップ形構造
に形成することによって達成されている。第5図から分
るように、カップ部材27の円筒形状のボディ部はカッ
プ部材31の円筒形状のボディ部より直径が大きく、こ
れによりインサート部材の周壁は、中空の周壁となって
いる。この中空の周壁はインサート部材の全周に亙って
そのギヤツブ(間隙)の寸法が一様となっており、それ
は、カップ部材31をカップ部材27内の中央に位置さ
せるセンタリング手段が備えられているためである。セ
ンタリング手段は、インナカップ部材31の上端の外周
に形成された一連の小さな外方へ突出したセンタリング
フィン34と、カップ部材27の下端の内周に形成され
た内方へ突出したセンタリングフィン30とから構成さ
れている。
形状の部材27と31とから形成されており、部材31
は部材27の内部に入れ子式に重ね合わされている。こ
れらのカップ形状部材はいずれも、閉じた底部を有する
円筒形状の本体ボディ部を含んで成り、それらの底部は
、カップ形状部材27のものは引用符号28で、カップ
形状部材31のものは引用符号32で、夫々示されてい
る。更に、これらのカップ形状部材の各々には、カップ
部材27については引用符号29で、カップ部材31に
ついては引用符号33で夫々示すように、外方へ延展す
るリップ部、即ちフランジ部が形成されている。収容容
器21は、また特にそのインサート部材25は、生産を
効率化し収容容器の構造上の不良をなくすような構造に
構成されている。これらのことは、インサート部材を、
カップの内部に別のカップを配設した二重カップ形構造
に形成することによって達成されている。第5図から分
るように、カップ部材27の円筒形状のボディ部はカッ
プ部材31の円筒形状のボディ部より直径が大きく、こ
れによりインサート部材の周壁は、中空の周壁となって
いる。この中空の周壁はインサート部材の全周に亙って
そのギヤツブ(間隙)の寸法が一様となっており、それ
は、カップ部材31をカップ部材27内の中央に位置さ
せるセンタリング手段が備えられているためである。セ
ンタリング手段は、インナカップ部材31の上端の外周
に形成された一連の小さな外方へ突出したセンタリング
フィン34と、カップ部材27の下端の内周に形成され
た内方へ突出したセンタリングフィン30とから構成さ
れている。
従って2つのカップ部材を重ね合せて嵌合したときには
、インサート部材の全周に亙って5力ツプ部材31のセ
ンタリングフィン34がカップ部材27の周壁の内側面
に当接し、一方、カップ部材27のセンタリングフィン
30がカップ部材31の周壁の外側面に当接する。これ
により2つのカップ部材の適切なセンタリングが確保さ
れ、上述の如くインサート部材の全周において周壁内部
のギャップの寸法が一様となる。
、インサート部材の全周に亙って5力ツプ部材31のセ
ンタリングフィン34がカップ部材27の周壁の内側面
に当接し、一方、カップ部材27のセンタリングフィン
30がカップ部材31の周壁の外側面に当接する。これ
により2つのカップ部材の適切なセンタリングが確保さ
れ、上述の如くインサート部材の全周において周壁内部
のギャップの寸法が一様となる。
インサート部材が第5図に示されたように完全に組立て
られた状態にあるときには、カップ部材31の底壁32
はカップ部材27の底壁28の上面に載った状態にある
。更に52つのカップ部材は高さが略々等しいため、カ
ップ部材31のリップ部(フランジ部)33がカップ部
材27のリップ部(フランギ部)29の上面にぴったり
と接しており、リップ部33はリップ部29に対して密
封されている。加えて、外方へ突出しているリップ部3
3がリップ部29より長く、これら2つのリップ部の外
縁部が同じ位置で終っており、従ってリップ部33はリ
ップ部29に対してより内方まで延展しており、中空周
壁部を越えてカップ部材31の円筒形状のボディ部にま
で達している。
られた状態にあるときには、カップ部材31の底壁32
はカップ部材27の底壁28の上面に載った状態にある
。更に52つのカップ部材は高さが略々等しいため、カ
ップ部材31のリップ部(フランジ部)33がカップ部
材27のリップ部(フランギ部)29の上面にぴったり
と接しており、リップ部33はリップ部29に対して密
封されている。加えて、外方へ突出しているリップ部3
3がリップ部29より長く、これら2つのリップ部の外
縁部が同じ位置で終っており、従ってリップ部33はリ
ップ部29に対してより内方まで延展しており、中空周
壁部を越えてカップ部材31の円筒形状のボディ部にま
で達している。
実際にゲルをカップ形状のインサート部材の内部に充填
するには、次のような方法を用いる。先ずゲルを直接カ
ップ部材27の内部に流し込み、続いてカップ部材31
をカップ部材27の中に入れる。ゲルはそれ自体非常に
粘度が高く流動性が操めて小さい。そのため、2つのカ
ップ部材を互いに押圧するばかりではなく、更に一方の
カップ部材を他方のカップ部材に対して回転させ、ゲル
をカップ部材27の底の方からインサート部材の周壁内
部のギャップの中へと上昇させる必要がある。特に、カ
ップ部材27をカップ部材33に対して相対的に回転さ
せ、カップ部材27の底部の小さなフィン30を羽根車
のように働かせてゲルを撹拌すると共にカップ部材30
の外側面に沿って上昇させ、また、カップ部材30には
徐々に力を加えて下方に押し下げ、回転しているカップ
部材27の中に押し込む。従ってフィン30は、2つの
カップ形状部材の底部におけるセンタリング手段として
機能するばかりでなく、それに加えてインサート部材の
組立に際してゲルを適切に流し拡げる手段としても機能
するものである。
するには、次のような方法を用いる。先ずゲルを直接カ
ップ部材27の内部に流し込み、続いてカップ部材31
をカップ部材27の中に入れる。ゲルはそれ自体非常に
粘度が高く流動性が操めて小さい。そのため、2つのカ
ップ部材を互いに押圧するばかりではなく、更に一方の
カップ部材を他方のカップ部材に対して回転させ、ゲル
をカップ部材27の底の方からインサート部材の周壁内
部のギャップの中へと上昇させる必要がある。特に、カ
ップ部材27をカップ部材33に対して相対的に回転さ
せ、カップ部材27の底部の小さなフィン30を羽根車
のように働かせてゲルを撹拌すると共にカップ部材30
の外側面に沿って上昇させ、また、カップ部材30には
徐々に力を加えて下方に押し下げ、回転しているカップ
部材27の中に押し込む。従ってフィン30は、2つの
カップ形状部材の底部におけるセンタリング手段として
機能するばかりでなく、それに加えてインサート部材の
組立に際してゲルを適切に流し拡げる手段としても機能
するものである。
ゲルの充填の後には、カップ部材31の底壁部をカップ
部材27の底壁部に押圧して、これら2つのカップ部材
の底壁の間にゲルが殆ど存在しないようにする。従って
飲料缶がインナカップ部材の底壁32上に直接載ること
になる部位であるインサート部材の底部には、例え存在
するにしても極僅かなゲルしか存在しない。
部材27の底壁部に押圧して、これら2つのカップ部材
の底壁の間にゲルが殆ど存在しないようにする。従って
飲料缶がインナカップ部材の底壁32上に直接載ること
になる部位であるインサート部材の底部には、例え存在
するにしても極僅かなゲルしか存在しない。
第7図は、インサート部材にゲルを充填した後の2つの
カップ形状部材を図示しており、これらの2つのカップ
形状部材が互いに密封される直航の状態を示している。
カップ形状部材を図示しており、これらの2つのカップ
形状部材が互いに密封される直航の状態を示している。
充填後のゲルは、2つのカップ形状部材のリップ部29
と31を互いに音波溶接することによって、インサート
部材の上部からの漏出を防止されている。インサート部
材の全周の完全な溶着を確実にするために、リップ部3
3には溶融可能なプラスチックでできた下方に突出する
連続した突条36が備えられ、一方、リップ部29には
上方に突出する連続した同様の突条28が備えられてい
る。音波溶接加工を施す際に、これら2つの突条が溶融
してこれらのリップ部を互いに密封する。内側と外側に
2列の突条を囲むように設けた理由は、一方の突条が全
周のいずれかの箇所で適切にシール(密封)していなか
った場合に、他方の突条が第2のシールとして機能して
いかなる隙間をも覆い、ゲルのカップからの漏出を防止
するようにするためである。
と31を互いに音波溶接することによって、インサート
部材の上部からの漏出を防止されている。インサート部
材の全周の完全な溶着を確実にするために、リップ部3
3には溶融可能なプラスチックでできた下方に突出する
連続した突条36が備えられ、一方、リップ部29には
上方に突出する連続した同様の突条28が備えられてい
る。音波溶接加工を施す際に、これら2つの突条が溶融
してこれらのリップ部を互いに密封する。内側と外側に
2列の突条を囲むように設けた理由は、一方の突条が全
周のいずれかの箇所で適切にシール(密封)していなか
った場合に、他方の突条が第2のシールとして機能して
いかなる隙間をも覆い、ゲルのカップからの漏出を防止
するようにするためである。
インサート部材を、カップの内部にもう1つのカップを
配設した二重カップ構造とすることによって得られる別
の特徴は、これによって外側の断熱カバーの構造が単純
化されることであり、実際この断熱カバーは、比較的伸
縮性に冨んだ発泡材料でできた、単なる中空円筒型のス
リーブでしかない。クーラーカップの底は、断熱カバー
ではなくインサート部材それ自体の底壁によって形成さ
れている。インサート部材は比較的硬質のプラスチック
で形成され底壁32と28が2倍の厚さとなっているた
め、例えば先行技術に見られるスタイロフォーム製の底
と比較して耐久力があり損傷に対して強い抵抗力を持つ
。加えて、インサートの底部をクーラーカップの底とし
たため、硬質プラスチック製のスエットビード(陶器の
場合の糸切りに相当する底部の突条)36を、インサー
ト部材のカップ部材27の底部に型成形法で形成するこ
とができる。このスエットビードは、クーラーカップが
置かれた所の表面に底壁28が全面的に接触することの
ないようにするものであり、これによって、置かれた所
の表面が露で濡れたりその表面に凍り付いたりすること
を共に防1ヒする、凝結に対する防護手段として働くも
のである。
配設した二重カップ構造とすることによって得られる別
の特徴は、これによって外側の断熱カバーの構造が単純
化されることであり、実際この断熱カバーは、比較的伸
縮性に冨んだ発泡材料でできた、単なる中空円筒型のス
リーブでしかない。クーラーカップの底は、断熱カバー
ではなくインサート部材それ自体の底壁によって形成さ
れている。インサート部材は比較的硬質のプラスチック
で形成され底壁32と28が2倍の厚さとなっているた
め、例えば先行技術に見られるスタイロフォーム製の底
と比較して耐久力があり損傷に対して強い抵抗力を持つ
。加えて、インサートの底部をクーラーカップの底とし
たため、硬質プラスチック製のスエットビード(陶器の
場合の糸切りに相当する底部の突条)36を、インサー
ト部材のカップ部材27の底部に型成形法で形成するこ
とができる。このスエットビードは、クーラーカップが
置かれた所の表面に底壁28が全面的に接触することの
ないようにするものであり、これによって、置かれた所
の表面が露で濡れたりその表面に凍り付いたりすること
を共に防1ヒする、凝結に対する防護手段として働くも
のである。
以上に述へた如く、本発明に特有の特徴のうちの1つに
、クーラーカップの上端のリング部材が飲料容器、例え
ばビール缶を、ゲルが充填されたインサート部材の周壁
とこの缶とが接触しないようにして、把持するというこ
とがある。第5図と第6図は上端部のリング部材35を
備えたクーラーカップ21を図示しており、このリング
部材の具体的な詳細構造が添付図面の第8図に図示され
ている。
、クーラーカップの上端のリング部材が飲料容器、例え
ばビール缶を、ゲルが充填されたインサート部材の周壁
とこの缶とが接触しないようにして、把持するというこ
とがある。第5図と第6図は上端部のリング部材35を
備えたクーラーカップ21を図示しており、このリング
部材の具体的な詳細構造が添付図面の第8図に図示され
ている。
リング部材35は、内方に向って突出する断面くさび形
の突条39を備えた外周側壁部分38、上端のリング形
部分40、それに内方へ向って延出した一連の把持部3
7とを含んで成る。外周側壁部のくさび膨突条部39は
インサート部材のフランジ部と掛止係合するように嵌合
する。インサート部材のフランジ部は、断熱カバー23
より僅かに外方へ延出しており、これにより断面くさび
形のリング状突条とインサート部材との間のかみ合い面
を形成している。リング部材の側壁部38は外側のカバ
ー23をも僅かに把持した状態にあるが、これによって
外側カバーがインサート部材の周りの所定の位置に保持
されているわけではない。この外側カバーがその位置か
らずれずにいるのは、むしろ、インサート部材に嵌装し
て被せる際にこのカバーを伸張させて被せることによる
ものである。
の突条39を備えた外周側壁部分38、上端のリング形
部分40、それに内方へ向って延出した一連の把持部3
7とを含んで成る。外周側壁部のくさび膨突条部39は
インサート部材のフランジ部と掛止係合するように嵌合
する。インサート部材のフランジ部は、断熱カバー23
より僅かに外方へ延出しており、これにより断面くさび
形のリング状突条とインサート部材との間のかみ合い面
を形成している。リング部材の側壁部38は外側のカバ
ー23をも僅かに把持した状態にあるが、これによって
外側カバーがインサート部材の周りの所定の位置に保持
されているわけではない。この外側カバーがその位置か
らずれずにいるのは、むしろ、インサート部材に嵌装し
て被せる際にこのカバーを伸張させて被せることによる
ものである。
ゲルを充填したインサート部材の上面を覆って延在する
、リング部材上部のリング形壁部分40は、補強リブ4
1を含む、この補強リブ41は、飲料容器即ち飲料缶を
把持するリング形壁部分の把持部37の、丁度外側に位
置している0把持部37は、第8図から良く分るように
下方へ僅かに曲っており、飲料缶をリング部材の中へ、
下方に圧入することを容易にしている。一方、リング部
材の把持部37を予め下方へ曲げであるために、缶をリ
ング部材から抜取ろうとする場合には逆の効果を生じ、
従って缶を非常にしっかりと把持することができる。実
際にはこの把持部の厚さは、缶の下端が移動してゲルを
充填したインサートの周壁部と接触することのないよう
に、缶の下端が殆ど移動しないようにできる厚さにされ
ている。
、リング部材上部のリング形壁部分40は、補強リブ4
1を含む、この補強リブ41は、飲料容器即ち飲料缶を
把持するリング形壁部分の把持部37の、丁度外側に位
置している0把持部37は、第8図から良く分るように
下方へ僅かに曲っており、飲料缶をリング部材の中へ、
下方に圧入することを容易にしている。一方、リング部
材の把持部37を予め下方へ曲げであるために、缶をリ
ング部材から抜取ろうとする場合には逆の効果を生じ、
従って缶を非常にしっかりと把持することができる。実
際にはこの把持部の厚さは、缶の下端が移動してゲルを
充填したインサートの周壁部と接触することのないよう
に、缶の下端が殆ど移動しないようにできる厚さにされ
ている。
第8図はリング部材の別の特徴も示している。
同図からは把持部37が、補強リブ41から内方へ向か
って、その内端の先端にかけて、材質の厚さが減少して
いることが、明瞭に見て取れよう。
って、その内端の先端にかけて、材質の厚さが減少して
いることが、明瞭に見て取れよう。
この特徴により、把持部の内端部を僅かに下方へ曲げて
缶をリング部材内に嵌挿することが容易になるとともに
、把持部を外方へ曲げようとすることに対する抵抗力を
増加させており、また、把持部は補強リブ41の部分で
曲げに対する抵抗力が更に増強されている。また、この
特徴により、リング部材は、缶をインサート部材の中心
に合せて位置決めするセンタリングの機能を果すことが
でき、しかもリング部材は、もし過度に変形したならば
缶の移動を許容して缶がゲルを充填したインサート部材
の側壁と接触しかねないが、そのような過度の変形に対
して、抵抗力を持つものとなっている。
缶をリング部材内に嵌挿することが容易になるとともに
、把持部を外方へ曲げようとすることに対する抵抗力を
増加させており、また、把持部は補強リブ41の部分で
曲げに対する抵抗力が更に増強されている。また、この
特徴により、リング部材は、缶をインサート部材の中心
に合せて位置決めするセンタリングの機能を果すことが
でき、しかもリング部材は、もし過度に変形したならば
缶の移動を許容して缶がゲルを充填したインサート部材
の側壁と接触しかねないが、そのような過度の変形に対
して、抵抗力を持つものとなっている。
第5図から明らかなように、把持部37は下方への曲げ
に対しても抵抗するが、充分に強い力を加えれば、把持
部はゲル充填インサート部材の内側壁に重なる位置まで
下方へ屈曲する。従って、外力が加わっていない状態に
あっても、また完全に下方に屈曲された状態にあっても
、この把持部37がカップ全体の最小内径を規定してお
り、これによって、両説となるが、飲料缶、即ち飲料容
器がインサート部材の側壁部と接触することが防止され
ている。
に対しても抵抗するが、充分に強い力を加えれば、把持
部はゲル充填インサート部材の内側壁に重なる位置まで
下方へ屈曲する。従って、外力が加わっていない状態に
あっても、また完全に下方に屈曲された状態にあっても
、この把持部37がカップ全体の最小内径を規定してお
り、これによって、両説となるが、飲料缶、即ち飲料容
器がインサート部材の側壁部と接触することが防止され
ている。
[発明の効果]
以上の説明は主にクーラーカップに関するものであるが
、しかしながら「冷熱カップ」、「温度調節自在」等の
用語は、カップによる冷却以外にカップによる加熱をも
含むものであり、本発明は飲料容器の冷却と併せて飲料
容器の加熱にも使用することができる。更に、冷却、加
熱のいずれの場合においても、本発明のカップは断熱性
を有するのみならず、それに加えて、嵌挿された飲料容
器の温度を低下ないし上昇させる能力をも有するもので
ある。
、しかしながら「冷熱カップ」、「温度調節自在」等の
用語は、カップによる冷却以外にカップによる加熱をも
含むものであり、本発明は飲料容器の冷却と併せて飲料
容器の加熱にも使用することができる。更に、冷却、加
熱のいずれの場合においても、本発明のカップは断熱性
を有するのみならず、それに加えて、嵌挿された飲料容
器の温度を低下ないし上昇させる能力をも有するもので
ある。
第1図は、本発明の好適実施例に係るクーラーカップに
嵌挿された飲料缶を示す斜視図、第2図は5第1図のク
ーラーカップのみを示す部分断面斜視図、 第3図は、第1図のクーラーカップ並びに嵌挿された飲
料缶の一方の側部の拡大断面図、第4図は、第3図と同
様の図で飲料缶が取除かれており、更に、スリーブ形状
のインサート部材を外側の断熱カバーから取外すところ
を示す図、第5図は、本発明の別実施例に係るクーラー
カップに嵌挿された飲料缶を示す断面図、第6図は、第
5図のクーラーカップの分解斜視図、 第7図は、第5図のクーラーカップの、ゲルを収容する
インサート部材の半組立状態の断面図、第8図は、第5
図のクーラーカップのリング部材の拡大断面図である。 尚、図中、 1,21・・・クーラーカップ、 3.25−・・インサート部材、 4 ・・・冷凍ゲル、 5.23−・・断熱カバー、 7.35−・・リング部材、 27 ・・・アウタカップ部材、 29 −・・アウタカップ部材のフランジ部、31
・・・インナカップ部材、 33 −・・インナカップ部材のフランジ部。 特許出願人 キース バーンウェル 代理人 弁理士 下 1) 容一部間 弁理士
大 橋 邦 部同 弁理士 小 山
有FIG、 5
嵌挿された飲料缶を示す斜視図、第2図は5第1図のク
ーラーカップのみを示す部分断面斜視図、 第3図は、第1図のクーラーカップ並びに嵌挿された飲
料缶の一方の側部の拡大断面図、第4図は、第3図と同
様の図で飲料缶が取除かれており、更に、スリーブ形状
のインサート部材を外側の断熱カバーから取外すところ
を示す図、第5図は、本発明の別実施例に係るクーラー
カップに嵌挿された飲料缶を示す断面図、第6図は、第
5図のクーラーカップの分解斜視図、 第7図は、第5図のクーラーカップの、ゲルを収容する
インサート部材の半組立状態の断面図、第8図は、第5
図のクーラーカップのリング部材の拡大断面図である。 尚、図中、 1,21・・・クーラーカップ、 3.25−・・インサート部材、 4 ・・・冷凍ゲル、 5.23−・・断熱カバー、 7.35−・・リング部材、 27 ・・・アウタカップ部材、 29 −・・アウタカップ部材のフランジ部、31
・・・インナカップ部材、 33 −・・インナカップ部材のフランジ部。 特許出願人 キース バーンウェル 代理人 弁理士 下 1) 容一部間 弁理士
大 橋 邦 部同 弁理士 小 山
有FIG、 5
Claims (11)
- (1)外側の断熱カバーと該断熱カバーの内部のインサ
ート部材とを含んで成る飲料容器の冷熱収容容器におい
て、 前記インサート部材は、前記飲料容器の温度に影響を与
えるべく温度設定自在であり、且つ略々カップ形状のイ
ンナカップ部材と略々カップ形状のアウタカップ部材と
を含んで成り、 前記インナカップ部材と前記アウタカップ部材の各々は
、閉じた底部と上端部のフランジ部とを有する本体ボデ
ィ部を含んで成り、 前記インナカップ部材の本体ボディ部は前記アウタカッ
プ部材の本体ボディ部に対して直径が小さく、これによ
り前記インサート部材に中空の周壁を画成しており、 前記中空の周壁は、温度調節自在な流体をその内部に収
容しており、該流体は、前記インナカップ部材の前記フ
ランジ部が前記アウタカップ部材の前記フランジ部に密
着されることによって、前記インサート部材の内部に封
入されていることを特徴とする、飲料容器の冷熱収容容
器。 - (2)前記インナカップ部材と前記アウタカップ部材と
がそれらの底部と底部で接している、請求項1記載の冷
熱収容容器。 - (3)前記温度調節自在な流体が高粘度のゲルから成り
、該ゲルが前記インサート部材の前記中空の周壁を略々
充填している、請求項1記載の冷熱収容容器。 - (4)前記インナカップ部材と前記アウタカップ部材の
夫々のフランジ部が、前記断熱カバーの上端の端面に当
接すると共に該端面より外方へ僅かに突出しており、更
に収容容器はその上端に取付けられるプラスチック製リ
ング部材を含み、該リング部材が前記2つのカップ部材
の前記フランジ部と掛止係合する掛止係合部を有する、
請求項1記載の冷熱収容容器。 - (5)前記プラスチック製リング部材が、内方へ延伸す
る把持部を含み、該把持部が、下方へ屈曲された状態に
おいて、飲料容器と前記インサート部材の前記側壁との
接触を防止し得る収容容器最小内径寸法を規定する、請
求項4記載の冷熱収容容器。 - (6)前記把持部が、内方へ向かって厚さが減少すると
共に僅かに下方内方へ曲っており、前記リング部材には
、前記把持部を囲んで延在する補強リブが備えられてい
る、請求項5記載の冷熱収容容器。 - (7)前記断熱カバーが中空で無底のスリーブから成り
、前記インサート部材の前記アウタカップ部材の前記閉
じた底部が収容容器の底壁を形成している、請求項1記
載の冷熱収容容器。 - (8)飲料容器の冷熱収容容器に用いられる二重カップ
形構造の冷却媒体インサート部材において、 該インサート部材はインナカップ部材とアウタカップ部
材とを含んで成り、これらのカップ部材はいずれも閉じ
た底部と外方へ延出する上端のフランジ部とを有し、 前記インナカップ部材は前記アウタカップ部材に対して
直径が小さく、前記アウタカップ部材の内部に入れ子式
に重ね合わされて中空の側壁部分を画成しており、 前記中空側壁部分は冷凍可能なゲルを収容しており、該
ゲルは前記インナカップ部材と前記アウタカップ部材と
をフランジ部とフランジ部とで密着させることにより、
前記インサート部材の内部に封入されていることを特徴
とする、二重カップ形構造の冷却媒体インサート部材。 - (9)前記インナカップ部材と前記アウタカップ部材と
の間に形成された1組の上部センタリングフィンと1組
の下部センタリングフィンとを含み、 前記1組の下部センタリングフィンが、前記インサート
部材の組立に際して前記冷凍可能なゲルを前記中空の側
壁部分の内部へ移動させる撹拌手段として機能し、前記
インナカップ部材と前記アウタカップ部材の夫々の前記
閉じた底部が互いに当接して前記ゲルがそれらの底部の
間に実質的に存在しないようにした、請求項8記載のイ
ンサート部材。 - (10)前記インナカップ部材の前記フランジ部と前記
アウタカップ部材の前記フランジ部とが、二重に音波溶
接されている、請求項8記載のインサート部材。 - (11)前記二重音波溶接部が、前記インナカップ部材
上の第1のビードと前記アウタカップ部材上の第2のビ
ードとから形成されており、これらのビードは、径方向
に離隔していると共に、前記インナカップ部材と前記ア
ウタカップ部材の夫々の前記フランジ部の間で互いに逆
方向を向いている、請求項10記載の内蔵部材。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/121,865 US4768354A (en) | 1987-02-02 | 1988-01-15 | Heat treatment cup for a beverage container |
US121865 | 1988-01-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01182279A true JPH01182279A (ja) | 1989-07-20 |
JPH0669826B2 JPH0669826B2 (ja) | 1994-09-07 |
Family
ID=22399243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63154555A Expired - Lifetime JPH0669826B2 (ja) | 1988-01-15 | 1988-06-22 | 飲料容器の冷熱収容容器及び該収容容器に用いられる冷却媒体インサート部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0669826B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9689606B2 (en) | 2012-02-22 | 2017-06-27 | Chill Factor Global Pty. Ltd. | Method of, and apparatus for, making frozen beverages, ice cream and other frozen confections |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5836275U (ja) * | 1981-08-31 | 1983-03-09 | 大日本印刷株式会社 | 二重容器 |
JPS58174484U (ja) * | 1982-05-15 | 1983-11-21 | 小野 俊英 | 保冷容器 |
JPS59196465U (ja) * | 1983-06-13 | 1984-12-27 | 旭化成株式会社 | 飲料入り缶の保冷用パイプ |
JPS6038266U (ja) * | 1983-08-22 | 1985-03-16 | 伊藤 孝 | 食品又は医薬品等の輸送用梱包容器 |
JPS6156262U (ja) * | 1984-09-17 | 1986-04-15 |
-
1988
- 1988-06-22 JP JP63154555A patent/JPH0669826B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (5)
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JPH0669826B2 (ja) | 1994-09-07 |
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