JPH0118201Y2 - - Google Patents

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JPH0118201Y2
JPH0118201Y2 JP1982167302U JP16730282U JPH0118201Y2 JP H0118201 Y2 JPH0118201 Y2 JP H0118201Y2 JP 1982167302 U JP1982167302 U JP 1982167302U JP 16730282 U JP16730282 U JP 16730282U JP H0118201 Y2 JPH0118201 Y2 JP H0118201Y2
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JP
Japan
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spray
nozzle
paint
pressure
holder
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JP1982167302U
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JPS5970758U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、比較的高圧の加圧塗料の平吹き噴霧
の周囲から比較的低圧の加圧空気を供給するほ
か、この噴霧に静電電荷を荷電するようにした加
圧気液併用型の静電塗装装置に関するものであ
る。
スプレー方式としては、主に、高速空気流によ
り液体を誘引霧化するエアスプレー型式と、液体
自体の圧力により噴射霧化するエアレススプレー
型式と、噴射霧化は液体自体の圧力のもとに行う
エアレススプレー型式を採択しつつ、この噴霧に
噴霧制御用の低圧空気を供給する加圧気液併用型
式との3型式がある。
エアスプレー型式は、液体圧力を0〜3Kg/cm2
程度の低圧のもとにノズルに供給しつつ空気圧力
を液体圧力よりも高い数Kg/cm2程度のもとに供給
しており、静電塗装において塗着効率は50〜53%
であり、エアレススプレー型式は、液体を数十〜
百数十Kg/cm2に加圧してオリフイス型ノズルから
噴射霧化するようにしており、静電塗装を適用し
て塗着効率は75〜80%であり、また加圧気液併用
型式は、液体を10〜100Kg/cm2のもとにオリフイ
ス型ノズルから噴射して噴霧を形成しつつ、その
外方から数Kg/cm2以下の低圧空気を供給してお
り、空気流の添加方式により塗着効率は大きく影
響するが、静電塗装を適用した場合にエアレスス
プレー型式におけると同程度もしくはそれ以上が
期待でき、なお塗膜面の仕上りについてエアレス
スプレー型式よりも著しく優れており、殊にエア
スプレー型式においては液体の圧力よりも空気の
圧力の方が高圧であることにおいて特徴があるの
に対し、加圧気液併用型式においては液体圧力が
空気の圧力よりも著しく高圧であることが特徴で
あり、本考案は加圧気液併用型の静電塗装装置に
関するものである。
従来のこの種の加圧気液併用型塗装装置として
は種々のものがあるが、噴霧に対して供給する筒
状空気流については概ね斜め内向きのもとに前向
きに供給するようにしており、従つて平吹きノズ
ルから噴出した扇形噴霧を周側から押圧する傾向
のもとに扇形噴霧の扇形角度が狭縮する方向に作
用するばかりでなく、噴霧に対して空気流が衝突
する状態のもとに供給される関係上、噴霧を空気
流により包囲することなく飛散させる傾向が強
く、従つて塗着効率の向上は期待できないのであ
り、また静電塗装に対応させるための針状電極と
しては、従来概ね噴霧ガンの前端に突出部を設け
てこの突出部から噴霧に近接する状態に針状電極
を格別に突設し、塗料ノズルの先端は大体におい
て丸形に形成されている。(例えば、特公昭54−
8496公報参照) 本考案は、上記従来技術の欠点に鑑みなされた
ものであつて、その目的とするところは、低圧空
気と高圧塗料とを使用する加圧気液併用型静電塗
装装置において、塗着効率の向上、扇形噴霧パタ
ーンの大きい噴霧の形成、ガン先端の汚染抑制、
構成の簡単化を実現した構成を提供することにあ
る。
以下、本考案の塗装装置を図面に示す実施例に
ついて詳細に説明する。
第1図ないし第3図の実施例は、塗料ノズル1
として、鍔付き円筒状の超硬合金製主体に後方開
放状態のドーム状の凹窩を形成するほか前端に断
面がV字状あるいはU字状等の前方開放状態の溝
を前記凹窩と適度に交叉するように設けることに
よりほぼ唇状のオリフイス型噴液口2を形成する
と共に、主体先端を円錐状に削成して尖角部3,
3を形成した平吹き型を採択し、この塗料ノズル
1を給気孔4,4と前向きテーパー面とがある鍔
5付きのホルダー6の前端にノズル先端が突出す
る状態に嵌設し、かつ噴気ノズル7としては、後
端に取付鍔8があるほか前記ホルダー6における
テーパー面に合致するテーパー面がある帽状噴気
ノズル本体9の前端壁に円形噴気孔を穿設してこ
れに前記ホルダー6の先端部が包囲されたままノ
ズル1の先端が突出する状態のもとに両者のテー
パー面の密接により同一軸線関係に嵌合し、これ
により噴気孔内周面とホルダー6の先端外周面と
の中間に直筒状の噴気口10を塗料ノズル1にお
ける噴液口2よりも後方に開口する状態のもとに
軸線と平行に形成し、以てホルダー6を嵌着した
まま噴気ノズル7をガン11の先端に取付ナツト
12により装着した状態のもとに、適時的に塗料
と空気とを各別に供給して噴液口2から20〜数十
Kg/cm2程度の比較的高圧な加圧塗料を扇形状に噴
霧すると同時に、噴気口10から前記塗料圧力よ
りも著しく低い圧力の1〜数Kg/cm2程度の空気を
噴出させるようにする。
前記噴霧に静電電荷を付与するための装備とし
ては、ホルダー6後端に接続導片13を埋設する
と共にこの導片13から塗料ノズル1の後部への
導線14を設け、かつガン11には導片13に圧
接することができる導線15を貫通状態に設けて
これら導線14,15を経て高圧電源(図示せ
ず)から塗料ノズル1に電圧を印加するように
し、従つて塗料ノズル1から噴出する塗料噴霧に
電荷を荷電して静電塗装に適応させるようにして
なるのである。
噴気ノズル7からの噴出気流が施回すると扇形
噴霧が異常に変形し易いからこれを防止するた
め、噴気口10に近い上流例えば噴気ノズル本体
9の前壁背面に放射状の溝16,16または突条
を設けるのがよい。
噴気口10の形状については、第4図のように
長円形でもよく、第5図のように長方形でもよ
く、また第6図のように正方形でもよく、更に前
記諸形状について流路が前方へ漸次拡開するテー
パー状に形成してもよく、例えば噴気孔が円形で
ある場合は第7図のように噴気孔およびホルダー
6先端を前方に漸次大径となるテーパーにし、そ
の他流路をテーパーに形成するに当り、扇形噴霧
の両端縁に対応する部分だけテーパーにして噴気
流を扇形噴霧の形状に相応させることができるの
である。
噴気口10の形状が円形ではない場合には、塗
料ノズル1と噴気ノズル7との位相を特定するこ
とが必要であるから、これがため第8図のように
ホルダー6と噴気ノズル本体9との嵌合部分に突
起17と溝18とからなる位置規制装置を設ける
のが望ましい。
以上説明したように本考案によれば、次のよう
な効果が得られる。
(a) オリフイス型平吹き塗料ノズルから比較的高
圧のもとに塗料を扇形噴霧として噴射しつつ、
その周側から低圧空気を供給するようにした加
圧気液併用の噴霧型式を採択すると共に、空気
流についてこれを直進筒状もしくは前方へ拡開
する筒状に形成するようにしたことにより、噴
霧の流れに沿う方向に空気流が添加されるか
ら、扇形噴霧を濫りに飛散させることなく包囲
する傾向に作用し、しかも静電吸引作用と相俟
つて塗着効率が向上し、本考案装置の実施によ
り塗着効率が85%の好結果得られたのである。
(b) 扇形噴霧の外周から供給する空気流につい
て、直筒状もしくは前方へ拡開する筒状のもと
に供給するようにしたことにより、扇形噴霧を
軸心方向へ押圧することがないから、扇形噴霧
の扇形角度を縮減する作用は、従来のような前
方へ狭縮する空気流供給の場合に比較して僅少
であるから、扇形噴霧パターンの大きい噴霧が
得られる。
(c) 塗料ノズルを前方へ突設すると共に、噴気口
を噴液口よりも後方に開口させるようにしたか
ら、塗料ノズルが後方に配置されている場合に
比較して、後向きに飛散する僅から霧滴があつ
ても噴液口よりも後方におけるガン前端への付
着が少なくて済み、また筒状空気流により飛散
霧滴の拡がりが防止されると共に、筒状空気流
についても扇形噴霧への衝突傾向が少ないので
あるから、噴霧を撹乱させることなく、従つて
後向きの飛散霧滴の発生がほとんどなく、これ
によつてもガン先端部の汚損が防止される。
(d) 塗料ノズル自体を荷電電極に充当したから、
格別の電極を設けることなく、構造を簡単化す
ることができ、また塗料ノズルを超硬合金製と
することにより、導電性および機械的強度を併
わせ保有しているから、先端を尖鋭に形成して
針状電極に代わる電極を構成するのに好都合で
ある。
【図面の簡単な説明】
図面において、第1図は一実施例における本考
案の塗装装置を示す縦断側面図、第2図は第1図
中の線−における縦断面図、第3図は塗料ノ
ズルだけの斜面図、第4図、第5図および第6図
はそれぞれ別の実施例における要部だけを各別に
示す正面図、第7図は更に別の実施例における要
部だけの縦断側面図、また第8図は位置規制装置
を示す要部だけの縦断側面図である。 1……塗料ノズル、2……噴液口、6……ホル
ダー、7……噴気ノズル、10……噴気口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高圧塗料をオリフイス型ノズルから噴射してエ
    アレスのもとに噴霧を形成するようにすると共
    に、この噴霧の外方から噴霧改善並びに制御用の
    低圧空気流を供給するようにした噴霧型式を適用
    した塗装装置であつて、超硬合金製主体に後方開
    放状態の凹窩を形成するほか、前端には前方開放
    状態の溝を前記凹窩と交叉するように設けること
    によりオリフイス型噴液口2を形成すると共に、
    先端を尖鋭に形成した平吹き用塗料ノズル1をそ
    の先端がホルダー6の前端に突出するように設
    け、かつこの塗料ノズル1の周囲には、噴気ノズ
    ル7の前端壁に穿設した噴気孔内周面とホルダー
    6の外周面との間に、直進筒状もしくは拡開筒状
    の空気流の噴出に適応する筒状の噴気口10を形
    成すると共に、この噴気口10はこれを塗料ノズ
    ル1における噴液口2よりも後方に開口するよう
    に配置し、更に前記塗料ノズル1はこれを噴霧に
    対する荷電に適応する荷電電極に充当してなる加
    圧気液併用型静電塗装装置。
JP16730282U 1982-11-02 1982-11-02 加圧気液併用型静電塗装装置 Granted JPS5970758U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16730282U JPS5970758U (ja) 1982-11-02 1982-11-02 加圧気液併用型静電塗装装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16730282U JPS5970758U (ja) 1982-11-02 1982-11-02 加圧気液併用型静電塗装装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5970758U JPS5970758U (ja) 1984-05-14
JPH0118201Y2 true JPH0118201Y2 (ja) 1989-05-26

Family

ID=30366050

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16730282U Granted JPS5970758U (ja) 1982-11-02 1982-11-02 加圧気液併用型静電塗装装置

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JP (1) JPS5970758U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5173544A (ja) * 1974-12-24 1976-06-25 Nippon Kogei Kogyo Co Seidentosoyofunmuki

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5173544A (ja) * 1974-12-24 1976-06-25 Nippon Kogei Kogyo Co Seidentosoyofunmuki

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JPS5970758U (ja) 1984-05-14

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