JPH0118193B2 - - Google Patents

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JPH0118193B2
JPH0118193B2 JP56017683A JP1768381A JPH0118193B2 JP H0118193 B2 JPH0118193 B2 JP H0118193B2 JP 56017683 A JP56017683 A JP 56017683A JP 1768381 A JP1768381 A JP 1768381A JP H0118193 B2 JPH0118193 B2 JP H0118193B2
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JP
Japan
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kiln
cake
dehydrated cake
raw material
exhaust gas
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JP56017683A
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JPS57133295A (en
Inventor
Yasuhiko Kamijo
Yoshinobu Sato
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Tsukishima Kikai Co Ltd
Original Assignee
Tsukishima Kikai Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tsukishima Kikai Co Ltd filed Critical Tsukishima Kikai Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はライムスラツジの焼成方法に係り、特
にクラフトパルプ法(KP法)によるパルプ製造
法の苛性化工程において生成したライムスラツジ
を脱水・乾燥・焼成して焼石灰として苛性化原料
として再生せしめるライムスラツジの焼成方法に
関するものである。
クラフトパルプ法において、ライムスラツジの
焼成再生に使用する燃料消費量は相当量に達する
ので、燃料原単位の低下の為に、焼成炉の内張り
耐火物の改良、製品の熱回収設備の設置等の対策
がとられているが、ライムスラツジの焼成方法そ
のものに大きく左右される。
スラツジの焼成方法として、従来より一般に採
用されている方法に、SPプロセスと称される2
段乾燥方式と、含水スラツジを乾燥品と混合して
焼成炉に供給する方式との2つの方式がある。
前者のSP方式は脱水スラツジを2段に乾燥し
てから焼成炉に供給する方法である。即ち、該方
式においては、水分60〜70重量%のライムスラツ
ジを真空過で水分25〜35重量%の脱水ケーキと
する。この脱水ケーキにミキサー中で後述の循環
原料(約400℃、水分殆んど零)と混合し、水分
を5〜10重量%とする。この水分が低下された脱
水ケーキをケージミルに送り解砕し、後述の2段
目のサイクロンよりの約400℃の熱ガス流中に分
散せしめ(第1回のフラツシユドライイング)、
得られる気固混合物を1段目のサイクロンで分離
する。得られる約100℃の固形物を連結管に導き、
焼成炉からの約800℃の排ガス中に分散せしめ、
固形物を更に乾燥し、且つ予熱する(第2回のフ
ラツシユドライイング)。気固混合物は2段目の
サイクロンで分離され、ガスは前述の第1回のフ
ラツユドライイングに供され、固形物はデバイダ
ーで分割し、その一部を循環原料として前述の脱
水ケーキに混合し、残部(約400℃、水分殆んど
零)は原料として焼成炉に供給される。
以上のように、焼成炉供給原料は2回にわたり
フラツシユドライされて、含有水分が殆んど零と
なり、温度が約400℃となつた後焼成炉に供給さ
れるので、焼成炉のサイズをコンパクトにするこ
とができ、燃料原単位を低下することができる。
一方、原料が約400℃に予熱されて焼成炉に供給
される為に、熱バランスより排ガス温度は約800
℃となる。
然しながら、脱水ケーキの乾燥工程において、
利用する焼成炉排ガス温度が800℃のような高温
ガス(実験によると700℃以上の高温ガス)であ
ると、脱水ケーキがダクト等に付着するという問
題がある。従つて、SPプロセスにおいては、ダ
クト等に付着したケーキを除去する為に圧縮空気
を吹付けるエアランシング装置が必要となり、そ
の設置場所が問題となり、連続操業が困難となる
欠点がある。
後者の含水スラツジを乾燥品と混合して焼成炉
に供給する方式は概ね次のような内容のものであ
る。即ち、該方式においても、前者のSPプロセ
スと同様にライムスラツジは水分25〜35重量%の
脱水ケーキとされる。この脱水ケーキを後述の乾
燥原料(100〜180℃、水分零)とミキサー内で混
合し、水分を5〜10重量%とした後、デバイダー
で分割し、その一部をそのまま原料として焼成炉
に供給し、残部をケージミルに送り解砕し、焼成
炉よりの約550℃の排ガス中に分散せしめ(フラ
ツシユドライイング)、水分低下脱水ケーキは絶
乾状態にまで乾燥される。サイクロンで分離され
た絶乾状態の乾燥原料は、その全量が前述のよう
にミキサーにて脱水ケーキに混合される。
後者の方式においては、焼成炉への供給原料が
5〜10重量%の水分を含む等の理由により焼成炉
の排ガス温度が約550℃となつている為、乾燥経
路におけるスラツジの付着トラブルは発生しな
い。しかしながら、焼成炉への供給原料が相当量
の水分を含有する為、焼成炉内に乾燥ゾーンを必
要とし焼成炉の規模が大となると共に、これによ
り大気中への放散熱量が大となり重油原単位が上
昇する問題をかかえている。また、水分5〜10重
量%の脱水スラツジは通過機器にスケールを生成
し易いので、該スラツジを分割するデバイダーの
運転上の注意が必要である。
以上のように、前者のSP方式は焼料原単位等
の点で優れているがスケールを生成し易い問題が
ある。スケール生成は焼成炉排ガス温度が高いこ
とに起因するものであるので、この温度を低下せ
しめることにより理論的に解決される筈である。
しかしながら、SP方式においては、焼成炉内に
乾燥ゾーンを設けない方式であるので、焼成炉排
ガスは必然的に高温となり、従つて脱水ケーキの
脱水工程における乾燥も充分となり更に予熱され
る。即ち、焼成炉の排ガス温度を低下せしめるこ
とは、後者の方式に移行することを意味し、この
方式の2段フラツシユドライイング方式で実現す
ることは難かしい。
本発明の目的は、ライムスラツジの再生工程に
おける焼成炉の排ガスの温度を400℃〜700℃と
し、脱水スラツジの装置への付着事故を防止し、
しかも良好な燃料原単位で円滑で安定した運転を
行うことができるライムスラツジの焼成法を提供
するにある。
本発明によるライムスラツジの焼成方法は、ラ
イムスラツジを脱水して脱水ケーキとし、該脱水
ケーキを循環原料と混合し含水率を低下した後、
焼成炉よりの排ガスと接触乾燥し、得られる気固
混合物をサイクロンで分離し、得られた固形物の
一部を循環原料として前記の脱水ケーキに混合
し、残部を原料として焼成炉に供給することを特
徴とする。
本発明の方法は、前記の焼成炉への供給原料の
水分が1重量%以下、温度が100〜180℃で、焼成
炉よりの排ガスの温度が400℃〜700℃である。
本発明の方法の他の望ましい一態様において
は、前記の含水率を低下した脱水ケーキの排ガス
との接触乾燥が、該脱水ケーキをケージミルで解
砕して排ガス流中に分散せしめて行うフラツシユ
ドライイング方式で行なわれる。
本発明の方法のもう一つの望ましい一態様にお
いては、前記のライムスラツジ焼成の為の燃料の
燃焼空気が焼成炉製品の冷却に使用された加熱空
気である。
以下、本発明の方法を、実施する装置の一例を
示す第1図に基づいて詳述する。
ライムスラツジを焼成するこの装置は、ライム
スラツジを脱水して脱水ケーキとするフイルター
5と、脱水ケーキをデバイダー7よりの循環原料
と混合し水分低下ケーキとするミキサー4と、ミ
キサー4からの水分低下ケーキを解砕し、キルン
1からの排ガス流中に分散せしめるケージミル3
と、得られる気固混合物を分離するサイクロン6
と、分離された固体の一部を循環原料としてミキ
サー4に送り、残部を原料としてキルン1に供給
するデバイダー7と、原料を焼成して、CaCO3
→CaO+CO2の反応を行わしめるキルン1と、キ
ルン1よりの高温焼成製品を冷却するクーラー2
よりなる。
図示のフイルター5は、真空回転フイルターで
あり、回転フイルター面には過助材(本スラツ
ジ自身がその役目を果す)がプリコートされてい
る。水分60〜70重量%のライムラツジは経路51
よりフイルター5に供給され、ドラム表面に附着
したケーキは、温水ノズル52よりの温水で洗浄
された後、ケーキ掻取ドクター53により掻取ら
れ、経路54によりミキサー4に送られる。液
は経路55より取出され苛性化装置の弱液として
回収される。フイルター5より得られた脱水ケー
キは水分を25〜35重量%含んでいる。
ミキサー4は2軸タイプのパドルミキサーで、
ここには上記脱水ケーキとデバイダー7から経路
71により循環原料が供給され、両者が混合され
る。循環原料は水分が1重料%以下で、温度が
100〜180℃となつている。両者の混合により、水
分5〜10重量%の水分低下ケーキが得られる。こ
の水分低下ケーキは経路41によりケージミル3
に送られる。
ケージミル3に送られる水分低下ケーキは、ケ
ージミル3の直前で経路15よりのキルン排ガス
と合流される。ケージミル3で水分低下ケーキは
解砕され、排ガス流中に分散せしめられると共
に、瞬間的に絶乾状態まで乾燥される。ケーキを
分散した排ガスは経路31によりサイクロン6に
送られる。
サイクロン6では気固分流され、ガスは経路6
1より排出され、固体は下端につづけて設けられ
てあるデバイダー7に送られる。乾燥ケーキは水
分1重量%以下で、温度は100〜180℃である。
デバイダー7は乾燥ケーキの一部を循環原料と
して経路71よりミキサー4に送り、残余を経路
72よりキルン1に送る。
キルン1は横置回転円筒炉で、その一端の重油
ノズル座11に経路12より重油が、経路13よ
り一次空気が送入され、また経路14よりクーラ
ー2からの加熱空気が二次空気として送入され
る。重油燃焼によりキルン1内に熱気流が発生す
ると共に、キルン1の他端より原料が供給され
る。原料はキルンの回転に伴ない移動する間に約
1200℃に加熱され、焼成されて、CaCO3→CaO
+Co2の反応により生石灰となる。製品は経路1
6よりクーラー2に送出され、排ガスは前述のよ
うに経路15よりケージミル3に送出される。
クーラー2は振動型であり、ここで経路16よ
りの約1000℃の製品の経路21からの空気で冷却
し、約250〜300℃の製品として経路22より排出
する。一方、加熱された空気は前述のように経路
14より二次空気としてキルン1に送出される。
上述のように本発明の方法においては、脱水ス
ラツジを乾燥するキルン排ガスの温度が400℃〜
700℃となるため、スラツジのダクト等に付着す
るトラブルも発生せず、また、キルンへは水分1
%以下の原料を供給するので、デバイダー等によ
る分離工程でスケールの生成もなく、円滑に運転
することができる。更に、キルン供給原料が殆ん
ど水分を含んでいないため、キルン内部での水分
乾燥ゾーンがなくなり、キルンサイズもコンパク
トにはなり、SPプロセスに匹敵する重油原単位
を得ることになる。
次に実施例について説明する。
第1図に示したと同様な装置を使用して本発明
の方法を実施した。主要機器の仕様は次のとおり
であつた。
キルン:経3050mm、長さ40000mm クーラー:幅1500mm、長さ5500mm ケージミル:ローター1900mm(経)×700mm
(幅) ミキサー:1376mm(幅)×4700mm(長さ)×990
mm(高さ) フイルター:3000mm(経)×3500mm(長さ) サイクロン:1590mm(経)×5815mm(高さ) また、主要操業データは次のとおりであつた。
製品(焼石灰)出来高 130トン/日 〃 純 度 85%以上 脱水ケーキ水分 30重量% 一次空気 1000〜1500Nm3/時 重油燃焼量 840〜870/時 冷却空気量 5000〜6000Nm3/時 クーラー出口空気温度 400〜500℃ キルン回転数 0.7〜1.1rpm キルン出口排ガス温度 650〜680℃ サイクロン出口温度 130〜150℃ これより、重油原単位は155〜160 〔/製品トン〕となり、運転中キルンとケー
ジミル間のダクトの閉塞、デバイダー付近のスケ
ールの生成もなく安定した運転が行なわれた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を実施する装置の構成図
である。 1……焼成炉、2……クーラー、3……ケージ
ミル、4……ミキサー、5……フイルター、6…
…サイクロン、7……デバイダー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ライムスラツジを脱水して脱水ケーキとし、
    該脱水ケーキを循環原料と混合し含水率を低下さ
    せた後、焼成炉よりの排ガスと接触させ、400℃
    〜700℃にて水分含水率が1重量%以下になるよ
    うに乾燥し、得られる気固混合物をサイクロンで
    分離し、得られた固形物の一部を循環原料として
    前記の脱水ケーキに混合し、残部を原料として焼
    成炉に供給することを特徴とするライムスラツジ
    の焼成方法。
JP1768381A 1981-02-09 1981-02-09 Burning of lime sludge Granted JPS57133295A (en)

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