JPH01176810A - 船舶軸の振動低減法及びそのための船尾管軸受 - Google Patents

船舶軸の振動低減法及びそのための船尾管軸受

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JPH01176810A
JPH01176810A JP33664387A JP33664387A JPH01176810A JP H01176810 A JPH01176810 A JP H01176810A JP 33664387 A JP33664387 A JP 33664387A JP 33664387 A JP33664387 A JP 33664387A JP H01176810 A JPH01176810 A JP H01176810A
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JP
Japan
Prior art keywords
oil
bearing
stern tube
tube bearing
shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP33664387A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Hattori
服部 一男
Kenji Aoyanagi
青柳 健司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、船舶軸の振動低減法及びそのための船尾管軸
受に関する。
(従来の技術及び問題点) 船尾管軸受は一般に軸受の円筒内径面と軸との間に油膜
が形成され、軸の回転により発生する油膜圧によって軸
が支持される、いわゆるジャーナル軸受が広く利用され
ている。しかし、船尾管軸受にて支持されるプロペラ軸
は、プロペラの回転により発生する伴流によってプロペ
ラを介して起振力を受は振動する。かかる振動は好まし
くないために、極力この振動を小さくするように対策が
講じられてきた。例えば、プロペラ伴流を均一化するよ
うに船尾形状を設計したり、伴流による起振力発生を小
さ(するようにプロペラ形状を設計する等考慮されてき
た。しかし、一定運転条件下で仮に起振力をある程度抑
制できても運転ならびに環状条件が変わると最早その効
果もなく、また−旦発生した起振力にもとづく軸振動を
強制的に低減する措置は採られていなかった。このよう
な状況にあって、従来次のような問題点をかかえていた
■ 荒天時等に予想以上の起振力がプロペラに働いた場
合、特に船尾管軸受に支障をきたす危険がある。すなわ
ち軸振動が予想以上に大きくなれば、軸と軸受との金属
接触を生じることが予想され、軸受メタルの摩耗や焼き
つき等の危険がある。
■ 浅喫水船やスプリットスターン船では、構造状プロ
ペラ伴流の不均一度が大きく、起振力の低減に限界があ
る。
一方、上述の形式のものに静圧オイルポケットを軸受下
部に設けたものもあるが、これは、プロペラを含めた軸
自重(静荷重)による軸と軸受間の片当たりを緩和する
ためのもので、上記起振力による軸振動の低減には効果
はない。
(問題点を解決するための手段及び作用)本発明は、船
舶軸について上記従来の問題点を解決した振動低減のだ
めの方法及びそのための船尾管軸受を提供することを目
的とする。
本発明は、上記目的の達成のために振動低減法に関して
、 軸受内径面に形成される油膜の圧力によって軸が支持さ
れる船尾管軸受にあって、軸受の周方向の複数位置に設
けられたオイルポケットに静圧油を供給する、 ことにより構成され、 かかる方法を実施するための船尾管軸受に関しては、 軸受内径面に形成される油膜の圧力によって軸を支持さ
せる船尾管軸受において、 上記軸受の周方向の複数位置に、静圧油が供給されるオ
イルポケットが形成されている、ことにより構成される
このような本発明によるならば、プロペラ伴流に起因す
る起振力により、軸が振動を受けても、複数箇所に設け
られたオイルポケットの圧力によりこの振動は、低減せ
しめられる。すなわち、軸が一つのオイルポケットの方
向に変位しようとすれば、このオイルポケット内の圧力
は上昇するので、その振幅を抑制する方向に作用するこ
ととなる。このような作用が、複数のオイルポケットで
もたらされるので、全周のどの方向においても振動は低
減される。
(実施例) 以下、添付図面にもとづいて本発明の詳細な説明する。
第1図は本実施例の船尾管軸受及び給油系統を示す概要
図、第2図は、第1図におけるtt−n断面図である。
図において、Sはプロペラ軸で船尾管軸受1にて支持さ
れている。船尾管軸受1はその円筒内面と軸との間に潤
滑油の油膜が形成され、軸の回転により動圧で軸が支持
される、いわゆるジャーナル軸受に、さらにその後部領
域に静圧オイルポケット2,2゛を有している。該オイ
ルポケット2.2”は円周の複数位置、図示の場合上下
の二位置に形成されている。上記上下オイルポケット2
,2°には、該オイルポケットに潤滑油゛を供給するた
めの給油パイプ3,3゛が、それぞれ流量調整弁4,4
”、ポンプ10.10°そしてフィルタ7.7′を経て
油タンク11に接続されている。上記給油パイプ3.3
′には、圧力調整弁5を経て上記油タンク11に油を帰
還せしめる帰還パイプ3A、3A’が分岐して接続され
ている。なお、上記ポンプ10.10’はモータ6.6
”により駆動され、上記給油パイプ3,3°には、供給
される潤滑油の流量、圧力を計測する流量計8.8“そ
して圧力計9,9゛もそれぞれ取付けられている。
本実施例において、潤滑油は油タンク11からフィルタ
ー7.7゛経て、モータ6.6゛により駆動されたポン
プ10.10’により圧送される。その後、潤滑油は圧
力調整弁5,5′及び流量調整弁4,4゛によりそれぞ
れ圧力、流量が所定値に調整されそれぞれのオイルポケ
ット2,2”に強制給油される。
プロペラの起振力により軸が振動すると、軸受1内にお
いて軸が下側へ動くとき、軸受下面に設置されたオイル
ポケット2゛の圧力は徐々に上昇し、反対に軸受上面に
設置されたオイルポケット2の圧力は低下して行く。こ
のため、上向きの力が大きくなり軸を押し上げようとす
る。一方、軸が上側へ動くときには、軸受上面に設置さ
れたオイルポケット2”の圧力は徐々に上昇し、反対に
軸受下面に設置されたオイルポケット2゛の圧力は低下
する結果、下向きの力が大きくなり軸を押し下げようと
する。
このようにして軸の動きにあわせて、その動きと反対方
向の力を生ぜしめ起振力によって生じる軸の振動(振幅
)を低減させることとなる。
本実施例では、以上のようにして上下のオイル    
−一 ポケットの作用によって振動が低減されるが、そ
の際、上方のオイルポケットへの流量Quと下方のオイ
ルポケットへの流WQoとの比Qu/ Qoを、Q<Q
u/α、く1とすれば有効である。
本実施例についての試験結果を第2図ないし第4図に示
す。
第3図には、水平軸線からの角度が315°における油
膜厚さtの変動範囲、すなわちtの最大値(tmax)
と最小値(tmin)及び軸振動の低減効果ηχをQu
/ Qoでどのように変えるか示されている。従来のも
のはQu・0すなわちQu/ Qo・Oとほぼ等価であ
る。本実施例では油膜厚さtに関してはQu/ QDの
増大に伴い明らかにその変動幅が狭くなり安定している
。したがって、振動の低減効果ηも上昇し上記安定化を
裏づけでいる。Qu/ QDが大きい方がよいことが以
上のことから明かであるが、Qu/ Qo =1近傍に
て、はぼその効果は十分に得られるものであり、それ以
上は油量の増大、したがって設備の大型化となってしま
うので、0〈Qu/ Qo <1の範囲が実用的と考え
られる。
次に第3図と同様の効果について回転数Nを変化せしめ
た結果が第4図に示されている。これによると、油膜厚
さtについては、破線で示される従来のものt’ ma
x、 t”winに比し、本実施例のものではtmax
及びtminはきわめて安定しており、振動の低減効果
ηも回転数の上昇と共に向上している。なお、第4図で
はQu/ Qo =0.5の場合を例として挙げたが、
第3図から明らかであるようにO〈Qu< QDであれ
ば十分同様の効果が得られる。またその確認もとれてい
る。
次ぎに、起振力の大きさ馳の変化によって、第3図の効
果がどのようになるかを示したのが第5図である。その
結果、当然のことながら起振力が増大すれば、油膜厚さ
tの変動は多少大きくなるが、従来の油膜厚さt゛の変
動幅にくらべれば大幅に安定していることが明らかであ
る。そして、振動の低減効果ηも向上している。
以上のごとくの本実施例では鉛直線上での上下二つのオ
イルポケットを設けたが、要は円周上の複数位置にオイ
ルポケットを設は圧力を生じせしめればよいのであり、
特にその数、位置に限定はない。その場合、任意の一直
径線に対して対称に設けるのが望ましい。また、船尾管
軸受の後部に上記オイルポケットを設けるならば、プロ
ペラに近くなるために効果的である。
(発明の効果) 本発明は以上のように、船尾管軸受の周囲に複数のオイ
ルポケットを設けることとしたので、該オイルポケット
は振動する軸に対しその振動幅を減少せしめるように作
用するので、きわめて良好な振動低減効果を得る。その
結果、軸及び軸受の寿命等も延びさらに、他部への振動
の影響を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例装置の概要構成図、第2図は
第1図の■−■断面図、第3図ないし第5図は、Qu/
 Q6 、回転数N、起振力Wpが変わった際のそれぞ
れの油膜厚さの最大値(tmax)と最小値(twin
)及び振動の低減効率ηを示す図である。 1・・・・・・・・・(船尾管)軸受 2.2゛・・・・・・−・・オイルポケット特許出願人
       日本鋼管株式会社代 理 人  弁理士
  藤  岡   徹第  3  図 0      0.5      1      1.
50u/QD 第4図 第  5  図

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)軸受内径面に形成される油膜の圧力によって軸が
    支持される船尾管軸受にあって、軸受の周方向の複数位
    置に設けられたオイルポケットに静圧油を供給すること
    とする船舶軸の振動低減法。
  2. (2)各ポケットへの静圧油の供給量は、水平面より上
    側のオイルポケットにおけるよりも下側のオイルポケッ
    トにおける方が大に設定されていることを特徴とする特
    許請求の範囲第(1)記載の船舶軸の振動低減法。
  3. (3)軸受内径面に形成される油膜の圧力によって軸を
    支持させる船尾管軸受において、 上記軸受の周方向の複数位置に、静圧油が供給されるオ
    イルポケットが形成されている、 ことを特徴とする船尾管軸受。
  4. (4)各オイルポケットは、水平面を境として、上側に
    位置するオイルポケットよりも下側のオイルポケットの
    方がオイルの供給量が大に設定されていることを特徴と
    する特許請求の範囲第(3)項記載の船尾管軸受。
  5. (5)上側のオイルポケットへのオイル供給量Quと下
    側のオイルポケットへのオイル供給量Q_D比が0<Q
    u/Q_D<1であることを特徴とする特許請求の範囲
    第(4)項記載の船尾管軸受。
  6. (6)各オイルポケットは、船尾管軸受の軸方向で後部
    領域に形成されていることを特徴とする特許請求の範囲
    第(4)項または第(5)項記載の船尾管軸受。
  7. (7)各オイルポケットは、軸受の任意の一つの直径線
    に対して対称に設けられていることを特徴とする特許請
    求の範囲第(3)項ないし第(6)項のうちの一つに記
    載の船尾管軸受。
JP33664387A 1987-12-28 1987-12-28 船舶軸の振動低減法及びそのための船尾管軸受 Pending JPH01176810A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8734074B2 (en) 2012-04-10 2014-05-27 Union Seimitsu Co., Ltd. Connecting member and connecting structure

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5337491A (en) * 1976-09-18 1978-04-06 Toshiba Corp Cutting out method of thin plate from rod-shaped sample

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