JPH01176438A - 粒子のコーティング方法および粒子のコーティング装置 - Google Patents

粒子のコーティング方法および粒子のコーティング装置

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JPH01176438A
JPH01176438A JP62332530A JP33253087A JPH01176438A JP H01176438 A JPH01176438 A JP H01176438A JP 62332530 A JP62332530 A JP 62332530A JP 33253087 A JP33253087 A JP 33253087A JP H01176438 A JPH01176438 A JP H01176438A
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末廣 哲朗
Masahiko Muramatsu
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ■ 発明の背景 技術分野 本発明は、粒子のコーティング方法および粒子のコーテ
ィング装置に関する。
先行技術とその問題点 従来、比較的小径の粒子のコーティングには、気流、さ
らには機械的手段によって、粒子に流動層、噴流層また
は転勤層等の粒子層を形成させ、これら粒子層に対して
コーティング液を噴霧する形式の流動コーティング法が
用いられている。
これらのうち最も一般的な方法は流動層コーティングで
あり、典型的には、コーティングチャンバ内に上昇気流
を発生させ、粒子に、いわゆる流動層を形成させるとと
もに、この上昇気流によりコーティング液の乾燥を行な
っている。 しかしこの方法は、粒子の空間密度が大き
く、また粒子間の相対速度差が小さいため、粒子同士が
合一・凝集して塊状化しやすいという欠点を持つ。
この問題を解決するための方法は、上昇気流をより高速
にすることであり、このことによって、粒子の空間密度
を下げ粒子の運動を速めて、粒子間の相対速度差を大き
くすることが可能になる。 このときの粒子層の状態が
噴流層であり、特開昭50−1−11274号公報、特
開昭50−131679号公報等にその例が見られる。
 しかし噴流層コーティング法は、気流の高速化によっ
て粒子が高く吹き上げられるため、コーティングチャン
バの高さを高くすることが必要であり、結果として装置
が大型化するという欠点を持つ。
また、気流以外の機械的な手段により、流動層内の粒子
の相対速度差を大きくする方法も従来より提案されてい
る。 これは特開昭49−26365号公報に典型的な
、コーティングチャンバの一部に回転部分を設け、粒子
流動層に、高速でチャンバ内を周回する転勤運動をあた
える方法である。 しかし転勤流動層の形成のために機
械的手段を導入することは、装置の複雑化による装置コ
ストの上昇や故障等の原因になりやすい。
It  発明の目的 本発明の目的は上記のような問題を解決することにあり
、粒子の凝集、塊状化が生じにくく、かつ、コーティン
グ液の利用効率が高い粒子のコーティング方法、および
このような目的を実現することができ、しかも簡単な構
成で小型化でき、保守が容易な粒子のコーティング装置
を提供することにある。
III  発明の開示 このような目的は、以下の本発明によって達成される。
すなわち、第1の発明は、軸芯がほぼ鉛直方向であるほ
ぼ回転体状のチャンバ内に供給された粒子群を、前記チ
ャンバ底部付近から導入され前記チャンバ内を螺旋状に
旋回上昇する旋回上昇気流により浮遊旋回させ、この旋
回上昇気流により前記粒子群にはたらく遠心力によって
前記粒子群を前記チャンバ側壁方向へ移動させて前記粒
子群の前記軸芯近傍における空間密度が実質的にゼロで
あるようにすると共に、前記旋回上昇気流により前記粒
子群にはたらく力の前記軸芯方向の成分と前記粒子群に
はたらく重力とがほぼ釣り合うような範囲に前記粒子群
を存在させて円環状の旋回流afを形成させ、前記チャ
ンバ内にコーティング液を噴霧し、噴霧されたコーティ
ング液により、前記旋回流動帯において前記粒子群をコ
ーティングすることを特徴とする粒子のコーティング方
法である。
また、第2の発明は、軸芯がほぼ鉛直方向であるほぼ回
転体状のチャンバと、このチャンバ内に粒子群を供給す
る原料粒子供給手段と、前記チャンバ内に気体を導入す
る気体導入手段と、前記粒子群にコーティング液を噴霧
する噴霧手段と、前記チャンバ内の気体を排気する排気
手段と、前記粒子群をチャンバ外へ排出する製品粒子排
出手段とを有し、 前記気体導入手段が、この気体導入手段により導入され
る気体に前記チャンバ側壁の接線方向の速度成分を付与
する旋回気流発生手段を有し、この旋回気流発生手段が
前記チャンバの底部付近に位置し、この旋回気流発生手
段により前記チャンバ内に発生される旋回上昇気流によ
って前記粒子群を浮遊旋回させ、この旋回上昇気流によ
り前記粒子群にはたらく遠心力によって前記粒子群を前
記チャンバ側壁方向へ移動させて前記粒子群の前記軸芯
近傍における空間密度が実質的にゼロであるようにする
と共に、前記旋回上昇気流により前記粒子群にはたらく
力の前記軸芯方向の成分と前記粒子群にはたらく重力と
がほぼ釣り合うような範囲に前記粒子群を存在させて円
環状の旋回流動帯を形成させ、前記噴霧手段により前記
チャンバ内に噴霧されたコーティング液によって、前記
旋回流動帯において前記粒子群をコーティングするよう
構成したことを特徴とする粒子のコーティング装置であ
る。
さらに、第3の発明は、軸芯がほぼ鉛直方向であるほぼ
回転体状のチャンバと、このチャンバ内に粒子群を供給
する原料粒子供給手段と、前記チャンバ内に気体を導入
する気体導入手段と、前記粒子群にコーティング液を噴
霧する噴霧手段と、前記チャンバ内の気体を排気する排
気手段と、前記粒子群をチャンバ外へ排出する製品粒子
排出手段とを有し、 前記気体導入手段が、この気体導入手段により導入され
る気体に前記チャンバ側壁の接線方向の速度成分を付与
する旋回気流発生手段を有し、この旋回気流発生手段が
前記チャンバの底部付近および頂部付近に位置し、この
前記チャンバの底部付近に位置する旋回気流発生手段に
より前記チャンバ内に発生される旋回上昇気流によって
前記粒子群を浮遊旋回させ、かつ、前記チャンバの頂部
付近に位置する旋回気流発生手段により前記チャンバの
頂部付近に前記旋回上昇気流と同方向の旋回気流を発生
させて前記粒子群の前記チャンバ頂部付近での浮遊旋回
を規制し、前記旋回上昇気流により前記粒子群にはたら
く遠心力によって前記粒子群を前記チャンバ側壁方向へ
移動させて前記粒子群の前記軸芯近傍における空間密度
が実質的にゼロであるようにすると共に、前記旋回上昇
気流により前記粒子群にはたらく力の前記軸芯方向の成
分と前記粒子群にはたらく重力とがほぼ釣り合うような
範囲に前記粒子群を存在させて円環状の旋回流動帯を形
成させ、前記噴霧手段により前記チャンバ内に噴霧され
たコーティング液によって、前記旋回流動帯において前
記粒子群をコーティングするよう構成したことを特徴と
する粒子のコーティング装置である。
■ 発明の具体的構成 以下、本発明の具体的構成を詳細に説明する。
本発明は、上記したように、軸芯がほぼ鉛直方向である
ほぼ回転体状のチャンバ内に供給された粒子群を、チャ
ンバ底部付近から導入されチャンバ内を螺旋状に旋回上
昇する旋回上昇気流により浮遊旋回させて旋回流動帯を
形成し、チャンバ内に噴霧されたコーティング液により
この旋回流動帯において粒子群のコーティングを行なう
ものである。
本発明の粒子のコーティング装置の好適実施例を第1図
、第2図および第3図に示す。
粒子のコーティング装置1は、軸芯がほぼ鉛直方向であ
るほぼ回転体状のチャンバ2と、このチャンバ内に粒子
群を供給する原料粒子供給手段3と、前記チャンバ内に
気体を導入する気体導入手段4と、前記粒子群にコーテ
ィング液を噴霧する噴霧手段5と、前記チャンバ内の気
体を排気する排気手段6と、前記粒子群をチャンバ外へ
排出する製品粒子排出手段7とを有する。
第1図に示されるチャンバ2は、上部が円筒状で下部が
チャンバ2底部に向って連続的に縮径する逆円錐台形状
の側壁を有する。
チャンバ2の側壁の外形形状は、コーティングに好適な
旋回流動帯を形成するためにほぼ回転体状であり、その
軸芯がほぼ鉛直方向となるよう構成されればどのような
ものであってもよく、第1図に示すものの他、例えば、
側壁形状が、全体にわたって逆円錐台状あるいは第3図
に示すような円筒状であるチャンバも本発明に好適に用
いることができ、また、上部がチャンバ頂部に向って連
続的に縮径する円錐台状で下部が逆円錐台状あるいは円
筒状であるチャンバも用いることができる。 さらに、
直径の異なる2種の円筒が外形逆円錐台状の側壁で接続
された構成のチャンバも用いることができる。 さらに
、場合によっては、角数が多い多角形状の外形を有する
チャンバを用いることもできる。
コーティング装置1には、チャンバ2内にコーティング
される粒子群(原料粒子)を供給するために、原料粒子
供給手段3が設けられる。
原料粒子供給手段3は、原料ホッパ31とこれに連通接
続される原料粒子投入管32およびこの原料粒子投入管
32のチャンバ2内での開口部である原料粒子投入口3
3を有し、原料粒子ホッパ31内の原料粒子は、原料粒
子投入管32を経て原料粒子投入口33よりチャンバ2
内へ投入される。 なお、原料粒子の投入は、旋回上昇
気流導入前であフても導入後であってもよい。
しかし、後述する気体導入手段4に送風器43を設け、
これによりチャンバ2内に気体を導入する場合、チャン
バ2内から外気への気体の吹き出しによる原料粒子の飛
散を防止するため、原料粒子の投入は旋回上昇気流導入
前であることが好ましい。
第1図では、原料粒子投入口33をチャンバ2の頂面に
設けているが、旋回流動帯は原料粒子の投入位置に依ら
ず形成され得るので、原料粒子投入口33はどの位置に
あってもよい。
例えば、原料粒子投入口をチャンバ2側壁の頂部付近に
設けてもよく、第2図および第3図に示すように底部付
近に設けてもよい。
ただし、原料粒子投入口をチャンバ2の底部付近に設け
る場合、原料粒子の投入を妨げないために、チャンバ2
内への気体導入は後述する排気手段6のアスピレータ6
3により行なうよう構成することが好ましい。
なお、本発明により好適にコーティングされ得る原料粒
子の直径については特に制限はないが、0.01〜10
mm程度である。
気体導入手段4はチャンバ2内へ気体を導入するための
もので、下端が開放端であるチャンバ2の下端に設けら
れた旋回気流発生手段41と、この旋回気流発生手段4
1の外周に設けられ旋回気流発生手段41と連通接続す
る外形円筒状の送気室42と、送気室42と連通接続さ
れる送気管44とを有する。
第1図に示される例では、送気管44の上流に送風器4
3が連通接続される。
なお、気体として熱風を用いる場合、第2図および第3
図に示すように気体加熱器47を送気管44に連通接続
すtばよい。 また、第1図に示す例の場合、送風器4
3の下流または上流に、気体加熱器47を設ける。
第1図に示す例において送風器43により送風された気
体は、送気管44を経て送気室42にイ共給される。
また、第2図および第3図に示す例においては、後述す
る排気手段6のアスピレータ63によりチャンバ2内が
負圧となり、この負圧により旋回気流発生手段41に気
体が供給され、チャンバ2側壁の接線方向の速度成分を
有する旋回気流としてチャンバ2内に導入される。
このような旋回気流を生じさせることのできる旋回気流
発生手段41の好適実施例を第4図に示す。
第4図に示される旋回気流発生手段41は、径方向にあ
る程度の厚さをもつ周壁411に、周壁内周の接線方向
に周壁内周と周壁外周とを連通ずる気体流路412を設
けた環状体である。
このような旋回気流発生手段41においては、気体流路
412は少なくとも一木あればよいが、良好な旋回気流
を発生させるためには、第3図に示すように気体流路4
12を周壁の回転対称位置に複数本設けることが好まし
い。
また、デッドスペースをなくしかつ滑らかな旋回気流を
得るために、周壁411の内周径とチャンバ2下端の内
周径とを一致させることが好ましい。
旋回気流発生手段は、第4図に示すものに限らず、チャ
ンバ2内へ導入される気体にチャンバ2側壁の接線方向
の速度成分を付与できるものであればどのようなもので
あってもよぐ、例えば、チャンバ2の底面に放射方向の
スリットとこのスリットから噴出する気体をチャンバ2
の底面の周方向に導くガイドフィンを設けて旋回気流発
生手段としてもよい。
また、シロッコファン状の固定構造物を旋回気流発生手
段とすることもできる。 さらに、シロッコファン、タ
ーボファン、軸流ファン等をチャンバ底部に設置するこ
とによっても旋回上昇気流は発生できるが、この場合、
送風ファンを原料粒子、コーティング液等から保護する
ために、多孔板等の保護手段を設けることが好ましい。
旋回気流発生手段41によりチャンバ2内に導入された
旋回気、流は、チャンバ2側壁に規制されて旋回上昇気
流となる。
旋回気流発生手段41の気体流路412出口での旋回上
昇気流の気流速度は、通常数10c m / S 〜2
00 m / s程度となる。
チャンバ2内に供給された原料粒子は、この旋回上昇気
流により旋回流動帯を形成する。
旋回流動帯とは、上記の旋回上昇気流により粒子にはた
らく遠心力によって粒子をチャンバ側壁方向へ移動させ
て粒子のチャンバ軸芯近傍における空間密度が実質的に
ゼロであるようにすると共に1.旋回上昇気流により粒
子にはたらく力のチャンバ軸芯方向の成分と粒子にはた
らく重力とがほぼ釣り合うような範囲に粒子を存在させ
ることにより形成される外形円環状あるいは円筒状に近
い粒子存在部分である。
このような旋回流動帯内の粒子の空間密度は、チャンバ
2の側壁近傍で40〜60%程度である。
原料粒子の空間密度は、例えば、原料粒子の総体積と旋
回流動帯との体積との比から求めることができる。
また、例えば、チャンバ2内の旋回流動帯が形成される
場所に対向して2つの電極を設置し、旋回流動帯の形成
により両電極間を通過する粒子数の変化、すなわち粒子
数の変化に対応する両電極間の静電容量の変化を測定し
て求めることもできる。
また、旋回流動帯の高さと径方向厚さの比は、チャンバ
の形状、旋回上昇気流の強さ、粒子の充填量、粒度分布
等にもよるが通常、1:0.1〜10程度である。 な
お、この場合の旋回流動帯とは、原料粒子の空間密度が
約20%以上のところである。
旋回流動帯中における原料粒子の挙動を、第5図に示す
、 第5図は、旋回流動帯の一部を模式的に示したもの
であり、図中の矢印は各原料粒子の移動経路を示す。
第5図において、旋回流動帯10の内周部付近に位置す
る原料粒子101は、上記の旋回上昇気流により螺旋状
に旋回上昇する。 旋回上昇気流により原料粒子にはた
らく力のチャンバ軸芯方向の成分と原料粒子にはたらく
重力とがほぼ釣り合う位置に達した原料粒子102は、
上昇を停止し、下降へと径行する。 旋回流動IF10
の外周部付近では、上記旋回上昇気流によりはたらく遠
心力のため原料粒子がチャンバ側壁に押圧されて原料粒
子の空間密度が内周部より高くなっている。 このため
、旋回上昇気流が旋回流動IF10の外周部付近では弱
まり、旋回流動IF10の外周部付近に位置する原料粒
子103は旋回流動帯10の外周部付近を螺旋を描きな
がら落下する。 旋回流動帯10の外周部付近を落下し
て旋回流動帯10の下部に達した原料粒子104は、旋
回上昇気流によって再び旋回上昇を開始する。
以上の説明は、旋回流動帯内の各原料粒子の挙動を時間
的に平均化して模式的に述べたものであり、ある瞬間を
とれば、各原料粒子は様々な速度ベクトルを持ち、互い
に衝突を繰返しながら流動している。 このため、旋回
流動帯中の各原料粒子はムラなくコーティングされ、し
かも旋回流動による強力な剪断力がはたらくためコーテ
ィングの際に未乾燥のコーティング粒子同士、あるいは
これと原料粒子との凝集、塊状化を防止することができ
る。
このような旋回流動帯を形成するためには、粒子にはた
らく遠心加速度は通常100G以上であることが好まし
く、より好ましくは200〜104G程度である。
なお、粒子数が比較的多い場合、旋回流動帯の上部に、
チャンバ軸芯付近に粒子が殆ど存在しない円環状の流動
層が形成されることがある。
この円環状の流動層は、上記したような旋回流動を殆ど
行なわない流動層であり、これを形成する粒子にはたら
く遠心加速度は、100G未満である。
さらにチャンバ中の粒子数が増加すると、このような円
環状の流動層の一重部に、通常の流動層が形成される。
 この通常の流動層中の粒子には、殆ど遠心加速度はは
たらかない。
旋回流動帯の上部に形成されるこれらの流動層は、旋回
流動帯において粒子に未付着のコーティング液の液滴が
若干量発生した場合、これに対して捕集作用をもち、結
果的にコーティング効率を向上させる効果を有する。 
さらに、旋回流動帯の形成を容易にするため、旋回上昇
気流の整流部材を設けてもよい、 これは、例えば、円
錐あるいは円錐台状等のほぼ回転体状の部材を、部材の
軸芯がチャンバ2の軸芯と一致するようにチャンバ2の
底面に設けて構成すればよい、 このような整流部材に
より、上記の旋回気流導入手段41から導入される旋回
気流は滑らかで強力な旋回上昇気流となり、旋回流動帯
の形成が容易となる。 第2図および第3図には、円錐
状の整流部材81を設けた例が示される。
また、旋回流動帯中の粒子、特に粒径の小さな粒子の旋
回上昇気流によるチャンバ2頂部方向への飛散および粒
子がチャンバ2外部へ排出されてしまうことを防ぐため
、チャンバ2頂部の排気口62の手前、または旋回流動
帯形成面のやや上方に、第2図および第3図に示すよう
な粒子衝突板82を設けることもできる。 これは、例
えば、第2図および第3図に示すように、円盤をその中
心がチャンバ2の軸芯とほぼ一致するように設けて、粒
子衝突板とすればよい。
本発明では、このような旋回流動帯を形成するため、チ
ャンバの上方への粒子の飛散が防止でき、チャンバ高を
低くすることができる。
なお、前述したように旋回流動帯上に通常の流動層が形
成される場合であっても、従来のように噴流層を用いた
場合よりもチャンバ高を低くすることができる。
上記の旋回流動帯中の原料粒子は、噴霧手段5により供
給されるコーティング液によりコーティングされる。
噴霧手段5は、コーティング液を噴霧するノズル51と
、このノズル51をチャンバ2に対して昇降自在に支持
するノズル支持体52と、コーティング液収納タンク5
3と、ノズル51とコーティング液収納タンク53とを
連通接続する接続ホース54と、コーティング液供給ポ
ンプ55とを有する。
ノズル51は、2流体式ノズルであるが、コーティング
液の種類あるいは噴霧パターン等により選択される他の
ノズルと、自在に交換し得る。
ノズル51のチャンバ2内での位置に特に制限はない。
 これは、ノズル51から噴霧されたコーティング液の
液滴が、直ちに旋回気流により旋回流動帯内側のコーテ
ィング面に運ばれ、コーティング液のチャンバ2側壁へ
の付着が生じにくく、しかも上記したように原料粒子は
ムラなく均一にコーティングされるからである。
しかし、粒子のノズル51への衝突を避けるため、また
、ノズル噴出直後のコーティング液により一部の原料粒
子のみが厚塗りされることを防ぐため、さらに、旋回上
昇気流が熱風である場合、旋回上昇気流によるコーティ
ング液滴のいわゆるスプレードライ現象を避けるために
、ノズル51は、チャンバ2のほぼ軸芯上に位置するこ
とが好ましく、特に、はぼ軸芯上でかつ上記の旋回流動
帯が形成される位置の近傍に位置することが好ましい。
 より詳述すると、例えばノズル51が上吹きに設けら
れる場合、ノズル51の位置は旋回流動帯形成位置とほ
ぼ同位置かやや下方であることが好ましく、また、例え
ばノズル51が下吹きに設けられる場合、ノズル51の
位置は旋回流動帯形成位置とほぼ同位置かやや上方であ
ることが好ましい。 旋回流動帯は、その中央部におい
て原料粒子が実質的に存在しないため、ノズル51をこ
のような位置に設けることができる。
また、ノズル支持体52のチャンバ2への取り付は位置
も、第1図に示すチャンバ2の頂面に限らず、チャンバ
2の側壁あるいは第3図に示すように底面であってよい
が、ノズル支持体52への原料粒子およびコーティング
液滴の衝突を避けるため、チャンバ2のほぼ軸芯上に取
り付けることが好ましい。
なお、噴霧されたコーティング液滴が、旋回流動帯中に
誘導されるように、コーティング液の液滴の径等を噴霧
手段5の各部の条件を適当に設定することあるいは旋回
上昇気流の流量を適宜コントロールして旋回流111f
の位置を調整することにより適当に調整することが好ま
しい。
また、コーティング液の噴霧速度については、特に制限
はないが、所望のコーティングに応じて適当に設定する
必要がある。
このように旋回流動帯においてコーティングする本発明
のコーティング法によれば、噴霧されたコーティング液
に対し原料粒子に被着する割合が高く、90%以上、最
高98%にもおよぶ値が得られる。
以上のようにして旋回流動帯中でコーティングされた粒
子は、連続的に旋回流動帯中にて乾燥される。 そして
、このコーティング−乾燥を繰り返すことにより粒子は
所定の厚さまでコーティングされる。 旋回流1llI
f中での上記のような粒子の動きにより、乾燥時におい
ても粒子の凝集・塊状化が生じにくい。
なお、コーティング液を変更してこれらを繰返し、多層
コーティングを行なうこともできる。
前記の気体導入手段4により導入された気体は、排気手
段6によりチャンバ2の外部へ排気される。 なお、気
体の導入および排気は、第1図に示すように、送風器4
3または第2図および第3図に示すようにアスピレータ
63により強制的に行なわれ、コーティング中に連続的
に行なわれる。
排気手段6は、排気管61と、この排気管61のチャン
バ2内の開口である排気口62を有する。
チャンバ2内にてコーティングされた粒子(製品粒子)
は、製品粒子排出手段7によりチャンバ外へ排出される
製品粒子排出手段7は、M71とパケット72とを有す
る。
蓋71は、チャンバ2下端に設けられた旋回流発生手段
41の下端にヒンジにより開閉自在に設けられ、チャン
バ2の底面の役割を果たしている。 なお、fi71の
開閉手段はどのようなものであってもよく、例えばスラ
イドによる開閉、布製のチ目−り弁等、粒子の排出が好
適に行なえるものであればよい。
パケット72は、コーティングされた原料粒子を回収す
るためのものであり、fi71の下部に設けられる。 
なお、パケット72は、第2図に示すように、前記の送
気室42を兼用するように構成してもよい。
第2図および第3図にチャンバ底部付近に加え、チャン
バ頂部付近にも旋回気流発生手段を設けた粒子のコーテ
ィング装置1を示す。
これらは、送気管44からバイパス管(2次気流導入管
)46を分岐させ、バイパス管46を2次気流送気室4
8に連通接続し、この2次気流送気室48に外周を包囲
され、前述した旋回気流発生手段41と同様な構成の2
次旋回気流発生手段49をチャンバ2の頂部付近に設け
たものである。
送気管44から送気された気体は、バイパス管46.2
次気流送気室48を経て2次旋回気流発生手段49から
吹出し、チャンバ2の頂部付近で旋回気流(2次旋回気
流)を形成する。
この旋回気流の旋回方向は、チャンバ2底部から導入さ
れる旋回上昇気流のそれと同方向とする。
この2次旋回気流は、チャンバ2の頂部付近での粒子の
浮遊旋回を規制し、粒子のチャンバ外への飛び出しを防
ぐいわゆるサイクロンとしてはたらき、かつ前記の旋回
流動帯の形成を助長あるいは形成位置を補正するもので
ある。
2次旋回気流発生手段49から導入される気体の流量は
、バイパス管46内に設けたスロットルバルブ461、
あるいはダンパー等により調整すればよい。
以上説明してきた本発明の粒子のコーティング方法およ
びコーティング装置によれば、種々の原料粒子に種々の
コーティングを施すことができる。
例えば、原料粒子としては、薬品、食品等の顆粒、セラ
ミックス、ガラスピーズ、ポリマーペレット等が挙げら
れる。
また、コーティング剤としては各種溶質、例えば、染料
、顔料、ポリマー等の被覆剤、触媒、酵素等の活性物買
等を用いることができ、これらを、水あるいは各種有機
溶媒等に溶解あるいは分散してコーティング液とするこ
とができる。
また、場合によっては、溶媒を用いずに、コーティング
剤を直接噴霧することもできる。
なお、これらのコーティング液を直接原料粒子にコーテ
ィングして乾燥するものの他、コーティング剤をチャン
バ内あるいは原料粒子表面において、例えば、加水分解
、縮合、重合等の化学反応等をさせて、原料粒子に反応
物の塗膜を形成するものであってもよい。
チャンバ内に導入する気体は、目的に応じて各種の気体
を選択することができるが、−船釣なコーティングには
乾燥空気、熱風等を用いればよく、これらの場合、乾燥
器、加熱器等を送風器43の上流側または下流側に設け
る。
なお、原料粒子および/またはコーティング液の酸化を
防止する必要のある場合は、気体として窒素等の不活性
ガスを用いることもできる。
また、この場合とは逆に、酸化を促進する場合には、酸
素ガスあるいは酸素分圧の高い気体を用いればよい、 
さらに、他の反応性ガスを用いて原料粒子および/また
はコーティング液と反応させることもできる。  ま 
た 、 コ −ティング液中に酵素等を分散することに
より、原料粒子に酵素等を固定することもできる。
これらのいずれの場合においても、本発明によれば良好
なコーティング、カプセル化等が行なえるものである。
■ 発明の具体的作用効果 本発明では、軸芯がほぼ鉛直方向であるほぼ回転体状の
チャンバ内に供給された原料粒子を、チャンバ底部から
導入されチャンバ内を螺旋状に旋回上昇する旋回上昇気
流により浮遊旋回させて旋回流動帯を形成し、チャンバ
内に噴霧されたコーティング液によりこの旋回流動帯中
にて原料粒子のコーティングを行なう。
旋回流動帯中では、粒子が様々な速度ベクトルをもち、
互いに衝突を繰返しながら流動し、粒子全体としては旋
回循環をしている。 このため、粒子のコーティングが
均一に行なわれ、しかも凝集、塊状化が防止される。
また、噴霧されたコーティング液の液滴を、旋回気流に
より積極的に旋回流動帯に導びくことが可能なため、コ
ーティング液滴のチャンバ壁への付着が生じにくく、コ
ーティング液の利用効率が高いものである。
さらに、チャンバの軸芯すなわち旋回流動帯の軸芯近傍
は粒子が実質的に存在しないため、ことにコーティング
液の噴霧ノズルを設けることができる。 このように構
成すれば、コーティング液の利用効率はさらに向上し、
しかも噴霧ノズルが粒子の衝突をうけることもなく、コ
ーティング液の何者によるノズルの閉塞がなくなる。
また、粒子はトロイダル状に旋回するのでチャンバ上部
への原料粒子の飛散がほとんどなく、チャンバ高を低く
設定することができ装置を小型化することができる。
さらに、旋回上昇気流の導入をチャンバ側壁の接線方向
から連通接続する気体流路によフて行なえば、チャンバ
内に可動部を有さないため構造が簡単で保守の容易なコ
ーティング装置が実現する。
また、チャンバ底部から導入される旋回上昇気流に加え
、チャンバの頂部付近から上記の旋回上昇気流と同一の
旋回方向をもつ2次旋回気流を導入するよう構成したも
のでは、この旋回気流により旋回流it+帯の上限が規
制され、また、この旋回気流はいわゆるサイクロンとし
てはたらくのでチャンバ頂部付近への原料粒子の飛散が
防止される。
■ 発明の具体的実施例 以下、本発明を具体的実施例を挙げて詳細に説明する。
[実施例1] 第2図に示す粒子のコーティング装置1のスロットルバ
ルブ461を全閉し、整流部材81を取り外して用いた
なお、チャンバ2の直径は、チャンバ下端で23mm5
チヤンバ上部の円筒部で125mmとし、チャンバ内容
積は約6.41とした。
このチャンバ2内に、原料粒子として平均粒径0.8m
mのガラスピーズ(比重的2.5)の下記表1に示す量
を導入し、100℃に加熱した空気をアスピレータの吸
引により旋回上昇気流としてチャンバ内に導入し、チャ
ンバの逆円錐台状部の中間部に旋回流動帯を形成させた
。 空気の流量は、0.3m’/minとし、旋回気流
の発生には第4図に示す環状の旋回気流発生手段41を
用いた。 なお、その寸法は、外径40mm、内径20
mm5気体流路412の断面寸法は横5mm、縦2mm
である。
工業用内視鏡による観察の結果、この旋回流動帯中のチ
ャンバ軸芯付近ではガラスピーズがほとんど存在しない
ことを確認した。
次いで、メチレンブルーを微量含有するポリビニルアル
コール(重合度500の部分ケン化物)の2.0wt%
水溶液をコーティング液として、定流量ポンプにて2.
OmJ2/minの速度で供給し、ゲージ圧2.0kg
/am2に加圧した空気により2流体ノズルから噴霧し
、ガラスピーズのコーティングを行なった。
なお、2流体ノズルは、チャンバの軸芯上でチャンバ底
より200mmの位置に、下向きに配置した。
コーティング後、チャンバ内から回収されたガラスピー
ズの表面は均一な濃度でブルーに染まり、コーティング
が均一になされたことが確認された。
また、ガラスピーズの凝集率ないし塊状化率は、篩分は
後の秤量により求めた結果、0.1%以下であった。
噴霧されたコーティング液中のポリビニルアルコールの
うち、ガラスピーズにコーティングされたものの割合(
コーティング効率)、コーティング被膜厚、噴霧時間お
よび粒子回収率を表1に示す。
なお、コーティング効率は、製品粒子の重量とこれを洗
浄してコーティング被膜を溶解除去した粒子の重量との
差で与えられるコーティング量を、噴霧されたポリビニ
ルアルコールの重量で除して求めた。 また、コーティ
ング被膜厚は、コーティング量を粒子の総表面積で除し
て求めた。
表  1 なお、上記表1の粒子量300gの場合において、旋回
流動帯には通常の流動層が付随しており、この流動層は
チャンバ内壁に接するドーナツ状のものであり、その上
端は2流体ノズル先端から70〜80mm程度下であっ
た。
そして、この流動層の下側には旋回流動帯が存在し、そ
の下端はチャンバ底より70mm程度、その上端はチャ
ンバ底より160mm程度上に位置し、また、その中央
部の粒子がほとんど存在しない空洞部の直径は20〜5
0mm程度であった。
そして、旋回流動帯中での粒子の速度から、粒子の受け
る遠心加速度は、200G以上であることがわかった。
[実施例2] 第3図に示す円筒状のチャンバ側壁を有する粒子のコー
ティング装置1を用い、ガラスピーズにコーティングを
行なった。
チャンバ2の直径は100mm、チャンバ内容積は4に
Lとした。
このチャンバ2内に、原料粒子として実施例1で用いた
ものと同一のガラスピーズを275g導入した後、10
0℃に加熱した空気をチャンバ底部から旋回上昇気流と
して、また、チャンバ頂部から2次旋回気流をチャン1
バ内に導入し、チャンバ中間部に旋回流動帯を形成させ
た。 空気の流量は、約0.5+o’/minとし、旋
回気流発生手段41および2次旋回気流発生手段49と
しては、第4図に示す旋回気流発生手段41と同形状の
ものを用いた。
なお、旋回気流発生手段および2次旋回気流発生手段の
寸法は、それぞれ外径120mm、内径100mm、気
体流路412の断面寸法は横10mm、縦2mm(ただ
し、2次旋回気流発生手段49は縦1 mm)とし、気
体流路412は8箇所設けた。
実施例1と同様にして観察した結果、この旋回流動帯中
のチャンバ軸芯付近では、ガラスピーズはほとんど観察
されなかった。
次いで、実施例1と同様にしてメチレンブルーを微量含
有するポリビニルアルコールの水溶液をコーティング液
として、1.85m1/minの速度で実施例1と同様
加圧した空気により、チャンバ底部から110mmの位
置に上向きに固定した2流体ノズルから噴霧し、ガラス
ピーズのコーティングを行なった。
コーティング後、回収されたガラスピーズの表面は均一
な濃度でブルーに染まり、コーティングが均一になされ
たことが確認された。
なお、噴霧時間は40分間であり、このときのコーティ
ング被膜の膜厚は1.4μm程度であった。
また、ガラスピーズの凝集率ないし塊状化率は、0.1
%以下であった。
このときのコーティング効率は97.4%であり、粒子
飛出量は1%以下であった。
なお、旋回流動帯には通常の流動層が付随しており、と
の流動層はチャンバ内壁に接するドーナツ状のものであ
り、その上端は2流体ノズル先端よりさらに80mm程
度上であった。
そして、この流動層の下側には旋回流動帯がチャンバ底
からの高さで約70〜150mm程度にわたって発生し
、その中央部のガラスピーズがほとんど存在しない空洞
部の直径は、30〜60mm程度であった。
そして、旋回流動帯中での粒子の速度から、粒子の受け
る遠心加速度は、200G以上であることがわかった。
以上の実施例から、本発明の効果は明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図および第3図は、それぞれ本発明の粒子
のコーティング装置の実施例を示す断面図である。 第4図は、旋回気流発生手段の1例を示す斜視図である
。 第5図は、旋回流動帯中での原料粒子の挙動を説明する
ための模式図である。 符号の説明 1・・・粒子のコーティング装置、 2・・・チャンバ、 3・・・原料粒子供給手段、 31・・・原料粒子ホッパ、 32・・・原料粒子投入管、 33・・・原料粒子投入口、 4・・・気体導入手段、 41・・・旋回気流発生手段、 411・・・周壁、 412・・・気体流路、 42・・・送気室、 43・・・送風器、 44・・・送気管、 46・・・バイパス管、 461・・・スロットルバルブ、 47気体加熱器、 48・・・2次気流送気室、 49・・・2次旋回気流発生手段、 5・・・噴霧手段、 51・・・ノズル、 52・・・ノズル支持体、 53・・・コーティング液収納タンク、54・・・接続
ホース、 55・・・コーティング液供給ポンプ、6・・・排気手
段、 61・・・排気管、 62・・・排気口、 63・・・アスピレータ、 7・・・製品粒子排出手段、 71・・・蓋、 72・・・パケット、 81・・・整流部材、 82・・・粒子衝突板 FIG、2 FIG、3

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)軸芯がほぼ鉛直方向であるほぼ回転体状のチャン
    バ内に供給された粒子群を、前記チャンバ底部付近から
    導入され前記チャンバ内を螺旋状に旋回上昇する旋回上
    昇気流により浮遊旋回させ、この旋回上昇気流により前
    記粒子群にはたらく遠心力によって前記粒子群を前記チ
    ャンバ側壁方向へ移動させて前記粒子群の前記軸芯近傍
    における空間密度が実質的にゼロであるようにすると共
    に、前記旋回上昇気流により前記粒子群にはたらく力の
    前記軸芯方向の成分と前記粒子群にはたらく重力とがほ
    ぼ釣り合うような範囲に前記粒子群を存在させて円環状
    の旋回流動帯を形成させ、前記チャンバ内にコーティン
    グ液を噴霧し、噴霧されたコーティング液により、前記
    旋回流動帯において前記粒子群をコーティングすること
    を特徴とする粒子のコーティング方法。
  2. (2)前記旋回流動帯内の粒子群の空間密度が、前記チ
    ャンバの側壁近傍で40〜60%である特許請求の範囲
    第1項に記載の粒子のコーティング方法。
  3. (3)軸芯がほぼ鉛直方向であるほぼ回転体状のチャン
    バと、このチャンバ内に粒子群を供給する原料粒子供給
    手段と、前記チャンバ内に気体を導入する気体導入手段
    と、前記粒子群にコーティング液を噴霧する噴霧手段と
    、前記チャンバ内の気体を排気する排気手段と、前記粒
    子群をチャンバ外へ排出する製品粒子排出手段とを有し
    、前記気体導入手段が、この気体導入手段により導入さ
    れる気体に前記チャンバ側壁の接線方向の速度成分を付
    与する旋回気流発生手段を有し、この旋回気流発生手段
    が前記チャンバの底部付近に位置し、この旋回気流発生
    手段により前記チャンバ内に発生される旋回上昇気流に
    よって前記粒子群を浮遊旋回させ、この旋回上昇気流に
    より前記粒子群にはたらく遠心力によつて前記粒子群を
    前記チャンバ側壁方向へ移動させて前記粒子群の前記軸
    芯近傍における空間密度が実質的にゼロであるようにす
    ると共に、前記旋回上昇気流により前記粒子群にはたら
    く力の前記軸芯方向の成分と前記粒子群にはたらく重力
    とがほぼ釣り合うような範囲に前記粒子群を存在させて
    円環状の旋回流動帯を形成させ、前記噴霧手段により前
    記チャンバ内に噴霧されたコーティング液によって、前
    記旋回流動帯において前記粒子群をコーティングするよ
    う構成したことを特徴とする粒子のコーティング装置。
  4. (4)前記旋回気流発生手段が、前記チャンバ側壁の接
    線方向に開口した気体流路を有する特許請求の範囲第3
    項に記載の粒子のコーティング装置。
  5. (5)前記噴霧手段がコーティング液を噴霧するノズル
    を有し、このノズルが前記チャンバのほぼ軸芯上に位置
    する特許請求の範囲第3項または第4項に記載の粒子の
    コーティング装置。
  6. (6)軸芯がほぼ鉛直方向であるほぼ回転体状のチャン
    バと、このチャンバ内に粒子群を供給する原料粒子供給
    手段と、前記チャンバ内に気体を導入する気体導入手段
    と、前記粒子群にコーティング液を噴霧する噴霧手段と
    、前記チャンバ内の気体を排気する排気手段と、前記粒
    子群をチャンバ外へ排出する製品粒子排出手段とを有し
    、前記気体導入手段が、この気体導入手段により導入さ
    れる気体に前記チャンバ側壁の接線方向の速度成分を付
    与する旋回気流発生手段を有し、この旋回気流発生手段
    が前記チャンバの底部付近および頂部付近に位置し、こ
    の前記チャンバの底部付近に位置する旋回気流発生手段
    により前記チャンバ内に発生される旋回上昇気流によっ
    て前記粒子群を浮遊旋回させ、かつ、前記チャンバの頂
    部付近に位置する旋回気流発生手段により前記チャンバ
    の頂部付近に前記旋回上昇気流と同方向の旋回気流を発
    生させて前記粒子群の前記チャンバ頂部軸芯付近での浮
    遊旋回を規制し、前記旋回上昇気流により前記粒子群に
    はたらく遠心力によって前記粒子群を前記チャンバ側壁
    方向へ移動させて前記粒子群の前記軸芯近傍における空
    間密度が実質的にゼロであるようにすると共に、前記旋
    回上昇気流により前記粒子群にはたらく力の前記軸芯方
    向の成分と前記粒子群にはたらく重力とがほぼ釣り合う
    ような範囲に前記粒子群を存在させて円環状の旋回流動
    帯を形成させ、前記噴霧手段により前記チャンバ内に噴
    霧されたコーティング液によって、前記旋回流動帯にお
    いて前記粒子群をコーティングするよう構成したことを
    特徴とする粒子のコーティング装置。
  7. (7)前記旋回気流発生手段が、前記チャンバ側壁の接
    線方向に開口した気体流路を有する特許請求の範囲第6
    項に記載の粒子のコーティング装置。
  8. (8)前記噴霧手段がコーティング液を噴霧するノズル
    を有し、このノズルが前記チャンバのほぼ軸芯上に位置
    する特許請求の範囲第6項または第7項に記載の粒子の
    コーティング装置。
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