JPH01174541A - 多孔性シートの製造方法 - Google Patents
多孔性シートの製造方法Info
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- JPH01174541A JPH01174541A JP33467987A JP33467987A JPH01174541A JP H01174541 A JPH01174541 A JP H01174541A JP 33467987 A JP33467987 A JP 33467987A JP 33467987 A JP33467987 A JP 33467987A JP H01174541 A JPH01174541 A JP H01174541A
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Landscapes
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、多孔性シートの製造方法に関する。
[従来の技術とその問題点]
従来、多孔性シートの製造方法として水溶性塩類粉末と
熱可塑性合成樹脂粉末とを混合し、これを加熱プレスし
た後塩類を抽出する塩類共融法や、気化または液化し易
い物質を発泡剤として樹脂の軟化と共に気化させる物理
的発泡法等がある。しかしながら、塩類共融法によるも
のでは、連続気泡体のものしか製造できない欠点がある
。また、物理的発泡法によるものでは、単独気泡のもの
しか製造できない欠点がある。
熱可塑性合成樹脂粉末とを混合し、これを加熱プレスし
た後塩類を抽出する塩類共融法や、気化または液化し易
い物質を発泡剤として樹脂の軟化と共に気化させる物理
的発泡法等がある。しかしながら、塩類共融法によるも
のでは、連続気泡体のものしか製造できない欠点がある
。また、物理的発泡法によるものでは、単独気泡のもの
しか製造できない欠点がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、連続
気泡体の多孔性シート或は単独気泡体の多孔性シートを
容易に得ることができる多孔性シートの製造方法を提供
するものである。
気泡体の多孔性シート或は単独気泡体の多孔性シートを
容易に得ることができる多孔性シートの製造方法を提供
するものである。
[問題点を解決するための手段]
本発明は、ゴム、合成樹脂、乳化液のいずれかに粉体を
加えて混和し、これをシート状に形成した後乾燥して溶
媒を蒸発させ、次いで、熱処理により溶質を硬化させる
ことを特徴とする多孔性シートの製造方法である。
加えて混和し、これをシート状に形成した後乾燥して溶
媒を蒸発させ、次いで、熱処理により溶質を硬化させる
ことを特徴とする多孔性シートの製造方法である。
本発明方法によれば、粉体の量もしくは溶質の量の割合
いを変化させることにより、多孔性シートを容易に連続
気泡体のもの或は単独気泡体のものとすることができる
。
いを変化させることにより、多孔性シートを容易に連続
気泡体のもの或は単独気泡体のものとすることができる
。
また、粉体は、有機質のもの或は無機質のものであって
も良い。この粉体としては例えば、ゴム、プラスチック
類等の廃棄物を粉砕したもの或はこれらの粉末状の廃棄
物をそのまま使用することができるので、省資源上極め
て有益なものである。
も良い。この粉体としては例えば、ゴム、プラスチック
類等の廃棄物を粉砕したもの或はこれらの粉末状の廃棄
物をそのまま使用することができるので、省資源上極め
て有益なものである。
また、粉末状の形状は、無定形、球形、繊維状等種々の
ものとしても良いが、繊維状のものは長繊維であるとコ
ーティング作業が困難となる。粒径は10μm以下とす
ると多孔化が困難になり1111111以上ではコーテ
イング性が悪くなる。よって、10μm〜1龍の範囲で
粒径を設定するのが好ましい。
ものとしても良いが、繊維状のものは長繊維であるとコ
ーティング作業が困難となる。粒径は10μm以下とす
ると多孔化が困難になり1111111以上ではコーテ
イング性が悪くなる。よって、10μm〜1龍の範囲で
粒径を設定するのが好ましい。
また、粉体及び溶質の材料を選ぶことにより、軟質の多
孔性シート或は硬質の多孔性シートを容易に得ることが
できる。即ち、例えば、粉体として軟質加硫ゴム粉末を
使用し、溶液として未加硫ゴムの溶液を使用するれば弾
性に富んだ多孔性シートが得られる。また、粉体にエボ
ナイト粉又は □塩化ビニル樹脂粉を使用し、溶液にフ
ェノール樹脂溶液を使用すれば硬質の多孔性シートを得
ることができる。
孔性シート或は硬質の多孔性シートを容易に得ることが
できる。即ち、例えば、粉体として軟質加硫ゴム粉末を
使用し、溶液として未加硫ゴムの溶液を使用するれば弾
性に富んだ多孔性シートが得られる。また、粉体にエボ
ナイト粉又は □塩化ビニル樹脂粉を使用し、溶液にフ
ェノール樹脂溶液を使用すれば硬質の多孔性シートを得
ることができる。
また、溶質は、粉体の固着剤の働きもするので、粉体を
接着する作用を有することが必要であり、ゴム、樹脂等
の中から適宜選択するのが好ましい。
接着する作用を有することが必要であり、ゴム、樹脂等
の中から適宜選択するのが好ましい。
また、溶媒は、粉体を溶解しないことが必要であり、か
つ、粉体を膨潤させないものを使用する。
つ、粉体を膨潤させないものを使用する。
また、粉体と溶液或は乳化剤の混和物は、糊状のもので
あるから本発明の多孔性シートの製造方法では、従来の
コーテイング機、例えばナイフコーターを使用すること
ができる。従って、多孔性シートの幅を2メートル或は
それ以上の広い幅のもとすることができる。しかも、作
業は連続的に行なうことができるので、数百メートルに
も及ぶ長尺物を容易に製造することができる。更に多孔
質シートの厚みもコーティング回数を調整することによ
り、容易に薄いもの或は厚いものとすることができる。
あるから本発明の多孔性シートの製造方法では、従来の
コーテイング機、例えばナイフコーターを使用すること
ができる。従って、多孔性シートの幅を2メートル或は
それ以上の広い幅のもとすることができる。しかも、作
業は連続的に行なうことができるので、数百メートルに
も及ぶ長尺物を容易に製造することができる。更に多孔
質シートの厚みもコーティング回数を調整することによ
り、容易に薄いもの或は厚いものとすることができる。
[作用]
本発明にかかる多孔性シートの製造方法によれば、多孔
化は、溶液もしくは乳化液と粉体との混和物をシート状
に成形した後、これを乾燥する時に溶液もしくは乳化液
中の溶媒が蒸発し、溶液若しくは乳化液の体積の減少が
起きることによる。
化は、溶液もしくは乳化液と粉体との混和物をシート状
に成形した後、これを乾燥する時に溶液もしくは乳化液
中の溶媒が蒸発し、溶液若しくは乳化液の体積の減少が
起きることによる。
すなわち、混和されている粉体の方は、体積の減少が全
くないか或は極めて少ない。このため粉体を被膜状に包
む形の溶質が残り空隙を生じることになる。この空隙が
気相を形成し、粉体及び溶質が固相を形成した連続気泡
体或は単独気泡体の多孔性シートが得られる。その結果
、粉体或は溶質の量を変化させることにより、所望の連
続気泡体或は単独気泡体の多孔性シートを容易に得るこ
とができる。
くないか或は極めて少ない。このため粉体を被膜状に包
む形の溶質が残り空隙を生じることになる。この空隙が
気相を形成し、粉体及び溶質が固相を形成した連続気泡
体或は単独気泡体の多孔性シートが得られる。その結果
、粉体或は溶質の量を変化させることにより、所望の連
続気泡体或は単独気泡体の多孔性シートを容易に得るこ
とができる。
[実施例]
以下、本発明の実施例について説明する。
先ず、粉体及び溶液の準備をする。すなわち、溶液中に
はゴム、合成樹脂その他の溶質と溶媒とを混合して調整
をしておく。このとき後に行なう硬化反応に必要な硬化
剤、促進剤、軟質剤、充填剤等を加えておく。
はゴム、合成樹脂その他の溶質と溶媒とを混合して調整
をしておく。このとき後に行なう硬化反応に必要な硬化
剤、促進剤、軟質剤、充填剤等を加えておく。
次ぎに粉体と溶液の混合を行なう。すなわち、両者を攪
拌・混和すると糊状物が得られる。糊上物中粉体は、溶
液によって濡れた状態になる。溶液中の溶媒は、粉体を
溶解することはないが、粉体中に浸透して多少なりとも
膨潤させる場合がある。例えば粉体の材質が加硫したニ
トリルゴムであって、■溶液が未加硫の天然ゴムのガソ
リン溶液であれば、加硫したニトリルゴムはガソリンの
吸収が小さいため膨潤はほとんど起こらない。しかし、
■溶液が未加硫のニトリルゴムのトルホール溶液であれ
ば、加硫したニトリルゴム粉体は溶液中のトルホールを
およそ100%吸収して膨潤した状態で平衡が保たれる
。仮に粉体と溶液が体積比で1:4、溶液濃度が20%
(溶質と溶媒が1:4)であれば、粉体:溶液:溶媒は
1:1:3となる。前記■の場合、吸収が起こらないか
ら粉体:溶液:溶媒は、1:1:3であるが、前記■の
場合は、粉体が等量の溶媒を吸収するから混和後には粉
体:溶液:溶媒は2:1:2となる。
拌・混和すると糊状物が得られる。糊上物中粉体は、溶
液によって濡れた状態になる。溶液中の溶媒は、粉体を
溶解することはないが、粉体中に浸透して多少なりとも
膨潤させる場合がある。例えば粉体の材質が加硫したニ
トリルゴムであって、■溶液が未加硫の天然ゴムのガソ
リン溶液であれば、加硫したニトリルゴムはガソリンの
吸収が小さいため膨潤はほとんど起こらない。しかし、
■溶液が未加硫のニトリルゴムのトルホール溶液であれ
ば、加硫したニトリルゴム粉体は溶液中のトルホールを
およそ100%吸収して膨潤した状態で平衡が保たれる
。仮に粉体と溶液が体積比で1:4、溶液濃度が20%
(溶質と溶媒が1:4)であれば、粉体:溶液:溶媒は
1:1:3となる。前記■の場合、吸収が起こらないか
ら粉体:溶液:溶媒は、1:1:3であるが、前記■の
場合は、粉体が等量の溶媒を吸収するから混和後には粉
体:溶液:溶媒は2:1:2となる。
次ぎに混和物の成型と乾燥を行なう。すなわち、糊状の
混和物をコーティングマシンによってシート状に成型し
た後、乾燥工程で溶媒のみを蒸発し粉体及び溶液が残っ
た状態とする。乾燥工程で前記■の場合、粉体の体積変
化は起きず溶液の体積が1/4になる。また、前記■の
場合は、膨潤した粉体は乾燥後1/2の体積となり、一
方、溶液は1/3の体積となる。乾燥工程の前後での粉
体と溶液の体積変化は、前記■の場合0に対して1/4
となり、前記■の場合1/2に対して1/3となる。而
して、粉体自身は、非圧縮性であるから乾燥中の溶液の
体積の減少を妨げるようとする。
混和物をコーティングマシンによってシート状に成型し
た後、乾燥工程で溶媒のみを蒸発し粉体及び溶液が残っ
た状態とする。乾燥工程で前記■の場合、粉体の体積変
化は起きず溶液の体積が1/4になる。また、前記■の
場合は、膨潤した粉体は乾燥後1/2の体積となり、一
方、溶液は1/3の体積となる。乾燥工程の前後での粉
体と溶液の体積変化は、前記■の場合0に対して1/4
となり、前記■の場合1/2に対して1/3となる。而
して、粉体自身は、非圧縮性であるから乾燥中の溶液の
体積の減少を妨げるようとする。
乾燥が進み溶液中の溶媒が全て蒸発した時には、粉体の
間隙に存在する溶質中に無数の空洞が生じる。空洞の数
及び大きさは、乾燥中の粉体と溶液の体積減少(収縮)
の差によって変化する。すなわち、粉体の収縮に対し溶
液の収縮が大きい程空洞が多くなる。前記■および■を
比べれば、■の方が空洞が多い。得られたシート材の体
積に対する空洞の体積の割合い、空隙率は、粉体:溶質
:溶媒の比率を変化させることによって調節することが
できる。また、粉体に対する溶質の量が少ない程、そし
て、更に溶媒が多いほど多孔化が容易となる。粉体に対
して溶質を少なくすると、多孔化は容易になるが、粉体
同志の接着点が少な(なり、シート材の強度が低下する
。また、外圧を受ける用途のものでは、粉体間の接着点
が少ないため復元性が劣ることになる。従って、用途に
応じて粉体:溶質:溶媒の比率を適当な比率を設定して
おくのが好ましい。また、溶媒量は多い程収縮が大きい
から、空洞も多くなる反面糊状混和物の粘度が低下しコ
ーティングマシンの作業性を悪くする。よって、粉体:
溶質:溶媒の比率をかかる作業に支障のない程度の比率
を設定すべきである。
間隙に存在する溶質中に無数の空洞が生じる。空洞の数
及び大きさは、乾燥中の粉体と溶液の体積減少(収縮)
の差によって変化する。すなわち、粉体の収縮に対し溶
液の収縮が大きい程空洞が多くなる。前記■および■を
比べれば、■の方が空洞が多い。得られたシート材の体
積に対する空洞の体積の割合い、空隙率は、粉体:溶質
:溶媒の比率を変化させることによって調節することが
できる。また、粉体に対する溶質の量が少ない程、そし
て、更に溶媒が多いほど多孔化が容易となる。粉体に対
して溶質を少なくすると、多孔化は容易になるが、粉体
同志の接着点が少な(なり、シート材の強度が低下する
。また、外圧を受ける用途のものでは、粉体間の接着点
が少ないため復元性が劣ることになる。従って、用途に
応じて粉体:溶質:溶媒の比率を適当な比率を設定して
おくのが好ましい。また、溶媒量は多い程収縮が大きい
から、空洞も多くなる反面糊状混和物の粘度が低下しコ
ーティングマシンの作業性を悪くする。よって、粉体:
溶質:溶媒の比率をかかる作業に支障のない程度の比率
を設定すべきである。
然る後硬化反応を行なう。すなわち、溶質が未加硫ゴム
、未硬化樹脂の場合には、加熱して加硫または硬化を行
い反応を完結する。このよにして連続気泡体或は単独気
泡体の所望の多孔性シートを得る。
、未硬化樹脂の場合には、加熱して加硫または硬化を行
い反応を完結する。このよにして連続気泡体或は単独気
泡体の所望の多孔性シートを得る。
[発明の効果]
以上説明した如く、本発明にかかる多孔性シートの製造
方法によれば、連続気泡体の多孔性シート或は単独気泡
体の多孔性シートを容易に得ることができる 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦
方法によれば、連続気泡体の多孔性シート或は単独気泡
体の多孔性シートを容易に得ることができる 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦
Claims (1)
- ゴム、合成樹脂、乳化液のいずれかに粉体を加えて混和
し、これをシート状に形成した後乾燥して溶媒を蒸発さ
せ、次いで、熱処理により溶質を硬化させることを特徴
とする多孔性シートの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33467987A JPH01174541A (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | 多孔性シートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33467987A JPH01174541A (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | 多孔性シートの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01174541A true JPH01174541A (ja) | 1989-07-11 |
Family
ID=18280027
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33467987A Pending JPH01174541A (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | 多孔性シートの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01174541A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49132157A (ja) * | 1972-08-09 | 1974-12-18 | ||
JPS63314248A (ja) * | 1986-12-25 | 1988-12-22 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 医用塩化ビニル樹脂部材の製造方法 |
-
1987
- 1987-12-28 JP JP33467987A patent/JPH01174541A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49132157A (ja) * | 1972-08-09 | 1974-12-18 | ||
JPS63314248A (ja) * | 1986-12-25 | 1988-12-22 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 医用塩化ビニル樹脂部材の製造方法 |
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