JPH01173858A - 電気泳動用媒体膜及び電気泳動方法 - Google Patents

電気泳動用媒体膜及び電気泳動方法

Info

Publication number
JPH01173858A
JPH01173858A JP62335571A JP33557187A JPH01173858A JP H01173858 A JPH01173858 A JP H01173858A JP 62335571 A JP62335571 A JP 62335571A JP 33557187 A JP33557187 A JP 33557187A JP H01173858 A JPH01173858 A JP H01173858A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gel
electrophoresis
agarose
concn
dna
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62335571A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Ogawa
雅司 小川
Yoshihiko Makino
快彦 牧野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP62335571A priority Critical patent/JPH01173858A/ja
Publication of JPH01173858A publication Critical patent/JPH01173858A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の属する技術分野] 本発明は電気泳動用媒体及び電気泳動方法に間するもの
で、詳しくは、高分子量の蛋白、巨大DNA分子のパル
ス電場印加による″fIi気泳動分寵に有用な電気泳動
用媒体及び電気泳動方法に間するものである。
本発明の電気泳動用媒体はパルス電場による巨大DNA
の分離分析に有用なアカロース系水性ゲルからなる電気
泳動用媒体である。また1本発明の方法は、パルス電場
による巨大[INAの分離技術と濃度勾配を有する(濃
度グラジェント)アガロース系水性ゲル電気泳動媒体を
組み合わせることにより。
従来公知の方法では不可能であるか又は充分な分離分析
を実施できなかったような巨大DNAの分離分析を可能
とする電気泳動方法である。
本発明の電気泳動用媒体及び電気泳動方法の適用可能分
野として、染色体DNAの分離分析、染色体マツピング
、各種生物の遺伝子ライブラリの作成等がある。
[従来の技術] ゲル電気泳動は、遺伝子工学の分野において蛋白質や核
酸のような高分子物質を分離する手段として極めて重要
である。染色体マツピングなと巨大DNA分離分析にお
いて、従来の連続ilfl涼気泳動法十数Khp(bl
)は1塩基対を表わし、lρは1000塩基対を表わす
)以下の分子量範囲のDNAが分離可能であり、これ以
上の分子量範囲のDNAは分離不可能であった。近年に
おいて遺伝子聞達の研究が進むにつれて、DNA塩基配
列決定の操作の迅速化が急務となっている。染色体や巨
大DNAから目的のDNA効率よく分離することに時開
がかかり、 DNA塩基配列決定の効率を悪くしている
1982年CANTORらはPu1se Gradie
nt Electro−phoresis (交差する
電界を交互に印加する′R電気泳動方法を案出し、特表
昭59−502037に開示している。その池の現在ま
でに提案された方法として。
(+LSONらのNucleic Ac1ds Res
、、[,5647(1984)に記載のOPAGE(O
rtbogonal Field Alternati
on GelεIectrophoresis)。
FIGE(Field  I nversion Ge
l Electrophoresis)か知られている
これらの電気泳動方法は、いずれも電界方向をP1期的
に変化させることによりDNAの形状を変化させて塩基
数の異なるDNAを相互に分離する方法である。
0FAGE法においては電極を45度の角度で設置し。
あいだの空間にアガロース濃度1%のゲルを置き。
印加電弊の強度をIOV/cm程度に設定し、数十秒の
周期で交互に電界を印加し、約15時間電気泳動するこ
とにより、約400KbpのDNAまで分離することが
できろ。これら方法による分離の問題点は、電界の方向
に角度がついていることに起因して、泳動像が歪むので
、DNA分子の分子量を決定する際に誤差が大きくなる
という欠点を有していることである。
FIGE法は電界の方向を180度で(正反対向きに)
反転させる方法である。この方法は電場方向が正確に一
定方向に向かっているため分Uaが歪むといった問題点
はない。しかし、この方法においては分離するDNAの
分子量の大きさに対応させてパルスの条件を選択設定す
るのではあるが、ゲル膜全体にわたって逆方向と順方向
に一定の電界を印加するので、目的のDNA分離領域の
分子量の形状を効率良く変形させるには不充分である。
このためDNAの分画可能分子量範囲が狭いという問題
点がある。かかる問題点を解決することは、遺伝子解析
及びDNAシークエンス解析のスピードを上げるために
切望されていることである。
[発明の目的コ 本発明の目的はパルスフィールド電気泳動条件こ有用な
改良された7カロース系水性ゲルからなる電気泳動用媒
体を提供することである。
本発明の他の目的は巨大[INA分子を分離するための
電気泳動法におけろ分画可能分子量範囲を広げたパルス
フィールド電気泳動方法に有用なアカロース系水性ゲル
からなる1f′jc泳動用媒体を提供することである。
本発明の他の目的は巨大DNA分子の分子量に適した電
気泳動条件を容易に設定することができ。
かつ短時間の泳動操作て高い分画性能が達成されるパル
スフィールド電気泳動方法に有用なアカロース系水性ゲ
ルからなろを提供することである。
本発明の目的はアガロース系水性ゲルからなる電気泳動
用媒体を用いろ改良されたパルスフィールド電気泳動法
を提供することである。
本発明の他の目的は巨大DNA分子を分離するための電
気泳動法における分画可能分子量範囲を広げたパルスフ
ィールド電気泳動方法を提供することである。
本発明の他の目的は巨大DNA分子の分子量に適したミ
ス泳動条件を容易に設定することができ。
かつ短時間の泳動操作で高い分画性能が達成されるパル
スフィールド電気泳動方法を提供することである。
[発明の構成コ 本発明は。
■濃度勾配を有するアガロース系水性ゲルからなる電気
泳動用媒体膜、及び。
■濃度勾配を有するアガロース系水性ゲルからなる電気
泳動用媒体膜を用いることを特徴とするパルスフィール
ド電気泳動方法。
である。
[発明の構成の詳細な説明] 本発明の濃度勾配を有するアガロース系水性ゲルからな
る電気泳動用媒体膜に用いられるアガロースとしては、
巨大分子量のDNA分離又は塩基解析に通常用いられる
アガロースを用いろことができる。アガロースとしては
、低電気浸透性、中電気浸透性、高電気浸透性アガロー
スのいずれをも用いろことができる。用いることのでき
ろアガロースの例として、特開昭55−5730.特開
昭55−110946、特表昭57−502098等の
各公報に記載のアガロース等がある。水性ゲルには水溶
性ポリマーを添加することができる。水IM性ポリマー
の例として。
ポリアクリルアミド、ポリエチレングリコール等のノニ
オン性水溶性ポリマーがある。水溶性ホリマーの添加量
はアガロースに対して重量比で約20%以下、好ましく
は約0.1%から約lO%の範囲である。水性ゲルには
その他に公知の添加剤1例えは界面活性剤(例、ノニオ
ン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤)、p)Iバッ
ファー組成物、変性剤、ポリオール化合物(例、グリセ
ロール)、変性剤等を公知の含有量範囲で含有させるこ
とができる。水性ゲルの濃度としては約0.4%〜約4
.0%の範囲内で目的又はDNA試料の分子量範囲等に
応して選択された適宜な濃度勾配で用いられろ。水性ゲ
ル膜の厚さは、特に制限はないが、約1100u〜約1
0mmの範囲であり、実用的に好ましい範囲としては約
1001.ITrI〜約711IIIlである。
水性ゲル膜の濃度変化は、試料注入1!I(陰播0!l
I)のゲル濃度が反対側の側(陽極側)のゲル濃度より
大きいように通常設定される(サンプル注入端部から電
気泳動方向に沿って高濃度−低濃度の順の漸次的濃度変
化又は階段状濃度変化)が、目的又はDNA試料の分子
量範囲等に応じて逆の濃度変化を採用することもてきる
ゲル媒体の濃度勾配は、サンプル注入端部から泳動方向
に沿う距離に対してゆるく折れた直線状。
直線状:あるいは階段間数、指数間数、対数間数。
懸垂線、追跡線、放物線、双曲線、楕円、3次曲線等の
間数で現わされる曲線の一部分状、その他の任意の漸次
的変化の曲線、又は曲線と直線の組合せでゲル濃度が減
少する(所望により9次いて予め定めた長さにわたって
実質的に一定濃度を保つ)ような濃度勾配が基本である
。また、アガロース濃度変化とゲル膜厚変化を組合せる
こともできる。サンプル注入部分の形状は、長方形状、
正方形状、三角形状(シャークスティース状)9円形状
等公知の形状から適宜に選択して設けることができる。
電気泳動用媒体膜を支える支持体として通常ガラス、セ
ラミックス、電気絶縁性有機ポリマーからなる平滑表面
の板又は薄板(シート)を用いることができる。有機ポ
リマーからなる板又はシートの例として、ポリアクリル
酸エステル(例、ポリメチルアクリレート)ポリマーシ
ート、ポリ塩化ビニルシート、ポリエステル(例、ビス
フェノールAのポリカルボネート、ポリエチレンテレフ
タレート)等がある。好ましい有機ポリマー支持体とし
てポリメチルアクリレート、ポリエチレンテレフタレー
トかある。有機ポリマー支持体の表面は公知の物理化学
的表面処理(例、紫外線照射処理、グロー放電処理)及
びl又は下塗層設置(例、セルロースアセテート下塗層
、ゼラチン下塗層)をすることが好ましい。
支持体はゲル媒体膜の片側のみに配置してもよく、また
は9両側からゲルを支持してもよい。ゲル膜の作成方法
としては、2枚のカラス板又はポリマー板をスペーサー
を両端部に介して薄い厚さてかつ所望の厚さを有する空
間を作成し、その内部空間にアガロース濃度を変化させ
ながらアカロース水溶iαを注入してゲルを形成させろ
モウルド法、又は支持体の上に7カロースの濃度を変化
させなからアガロース水溶液を塗布してゲル1ヒさせろ
方法によって濃度を変化させてゲル膜を作成することが
できる。
ゲル媒体の7ガロ一ス濃度勾配を形成する方法として、
2枚の平板状ガラスく支持体とカバーシート)の間にス
ペーサ板を固定したガラスモールドの中に、泳動方向に
予め定めた長さになる量の相対的に高濃度の7カロース
水溶液(ゲル形成液)を注入してゲル化させた後、泳動
方向に予め定めた長さになる量の相対的に低濃度の7ガ
ロース水溶液を注入してゲル化させろ工程を順次繰り返
す方法;堀尾、山下編「蛋白質・酵素の基礎実験法」(
南江堂、1981年発行)304〜308頁、特開昭5
4−43881に記載されているように、アガロース含
有量の異なる高低濃度の2種類のアガロース水溶液をそ
れぞれ収容する2個の容器を底面のすぐ上部を導管で連
結し、さらに一方の容器底面のすぐ上部から混合液送出
導管を結合し、混合液送出導管の接続されている側の容
器(低濃度液側又は高濃度液側のいずれか一方)の中の
液を撹拌しながら混合液送出導管の途中に設けられてい
るポンプで混合液を送り出す方法;特開昭62−167
459に記載されているように、高低濃度の2種類のア
ガロース水溶液をそれぞれ収容する2個の液収容容器、
2種類のアガロース水溶液を受は入れて混合撹拌する1
個の混合撹拌容器、2個の液収容容器それぞれから1g
の混合撹拌容器に液を輸送するi夜輸送導管。
各液輸送導管の途中に設けられている+α輸送流速設定
手段、各液軸送流速設定手段を予め定めた流速の漸次変
化函数に対応した情報(信号)に従って各液輸送流速に
設定するためのコントロール手段。
混合撹拌容器から出ている1個の液輸送導管とその先端
部に接続されている流延塗布手段を有する装置を用いる
方法;特願昭62−129924に記載されているよう
に、高低濃度の2種類の7ガロース水溶)夜の流量比を
予め定めた漸次変化に対応する函数に従って液送出手段
(ポンプ)で送り出し、スタティックミキサー中で混合
する方法等がある。
本発明の電気泳動方法の特徴をなす電界の印加方法につ
いて説明する。電界の印加方法としてはCANTORら
の方法、0FAGE法等の公知の方法を適用することが
でき、制限はない。従来の一定の方向に直流電圧をかけ
ろ電気泳動法と異なり9本発明のパルスフィールドくパ
ルス電界)電気泳動法では周期的に電場の向きを180
度(正反対の方向に)反転させながら電気泳動を実施す
る。N場はパルス状に印加する。泳動方向の長さ約5O
n+mから約50cmの範囲のゲル膜について9両端く
陽極と陰極)に印加する電圧(電位差)は約+IOVか
ら約十5ooov又は約−10〜′から約−5000V
、好ましくは約+30Vがら約+2000V又は約−3
0Vから約−2000Vの範囲内で適宜に選択された電
圧値で、かつ約1ミリ秒から約1000秒。
好ましくは約100ミリ秒から約1000秒の範囲内で
適宜に選択された時間で電位を周期的に変化させる。
巨大DNA(数十Kbpから数千Kbp)の分離のため
には約+50Xから約+1000S’又は約−50vカ
ら約−1000Vの範囲の電圧が用いられろ、電界印加
の方法としては特に制限はないが1例えば順方向の電圧
を大きく逆方向の電圧を小さくしてもよい。また逆に順
方向の電圧を逆方向の電圧よりも小さくしてもよい。実
質的に順方向の泳動速度が逆方向の泳動速度より大きく
なるように電圧の印加時間を選ぶことが原則である。パ
ルスの印加時間としては特に制限はないが分画する分子
量の大きさにより選択されろものであるが、好ましい印
加時間は約1ミリ秒から約1000秒、好ましくは約1
00ミリ秒から約1000秒、特に巨大DNAの分離に
おいては約1秒から約1000秒の範囲が好ましい。作
用させるパルス電場の波形は0例えば、矩形波、鋸歯波
、正弦波等のいかなる波形でもよく、制限はない。
電気泳動操作様式としては垂直式電気泳動法。
水平式電気泳動性等公知のいずれの様式を用いてもよい
巨大DNAのような二重鎖DNAの検出には、電気泳動
後エチジウムプロミドのような蛍光剤を用いて発色させ
て可視化させた後写真を撮り分離状況を解析する。別法
として、ニトロセルロース微多孔性膜のようなメンプラ
ン膜にDNAをトランスファー(SOUTHERNブロ
ッティング法)させ、ついで放射性同位元素てラベルし
たDNAプローブでパイプリダイゼーションさせた後、
オートラジオグラフィー処理、又はイメージングプレー
トを有するコンピユーテッドラジオグラフィー装置によ
る処理を行って9分離パターンを可視化する。色素又は
蛍光色素でラベルした核酸フラグメントを含む試料を用
いて電気泳動分離する場合には9分離パターンを光−電
気変換素子を含む装置により分離パターンを可視化する
ことができろ。
圓11f理 実施例1 [J度グラジェントアガロースゲル膜の調製コ下記キ且
成のTHEバッファー水溶水溶イアカロースを、′;7
解して7カロース濃度2.0%と0.5%の214類の
アカロースTBEバッファー水溶液(ゲル形成液)を調
製した。高低濃度2種類のアカロース水溶液を、特願昭
62−129924に記載の方法に従い、塗布方向に2
0cmの長さにわたってゲル濃度0.5%から2.0%
(ゲル膜1)及び帆5%から2.5%(ゲル膜2)に直
線状のJ!4度勾配になるように漸次流量比を変化させ
ながら(初めに低濃度アカロース水溶i夜の比率を大き
くシ、徐々に高濃度アガロース水溶液の比率を大きくし
た)、スタティックミキサて2.αを混合し、一定流量
て流延塗布ヘットに混合液を供給した。この混合液を一
定ti?F20cm角の平滑表面のガラス板量の上に、
ゲル膜厚が−様な厚さ2.0mmになるようにして流延
塗布した後、低温度に侃ちゲル化させて、調度勾配の異
なる21類の7カロース水性ゲル膜を作成した。
■TBEバッファーの組成 Tris()リス(ヒドロキシメチル)アミノ−メタン
の慣用名)           20(3g■故  
                       1 
logEDTA・2Na塩             
         18.63水を加えで      
    20.OLにする■高濃度アカロース水j容液
の組成 7カロース              200g上3
己TBEバ・ンフ7−           10L■
低濃度7カロース水溶液の組成 7カロース               50g上記
上記lEバッファー           10Lつい
て得られたアガロース水性ゲル膜の濃度の大きい側の端
部近傍にサイズlommXIsmmのウェル型のコーム
を用いて常法によりサンプル用ウェルを作成した。
[濃度グラジェントアガロースゲル膜の性能評価実験] DNA試料として、TdCDNA(16+3にb)、入
DNA (48にb)。
入DNAのHind mによる分解物を用いた。各DN
A試料の0.02μgを、10%クリ七ロール、0.0
015%プロむフェノールブルーを含む上記と同じ成分
濃度のTBEバッファー水宿液5 B Lに溶解して用
いた。試料はピペットの先端をカットしたG11son
 Pipet+na11を用いてウェルに充填した。つ
いて、パルスを印加する前に一方向の直流電界下で15
分かけて試料をアカロースゲル膜中に導入した。
電気泳動操作はゲル濃度の大きい割の端部を陰極側に接
続し、温度を14.0’Cに維持してパルス・インバー
ジョン法に従って電気泳動を行った。電気泳動条件は第
1表に示したとおりてあった。
泳動終了後に、 TOεバッファー1m1.当たり0.
5μ8の臭化エチジウムを含有する染色液にゲルを浸漬
してDNAの泳動像を可視化した。ついて可視泳動像を
フジインスタント白黒フィルム(商品名FP−3000
B)を用い短波紫外光照射下で写真撮影した。
写真の泳動像で各DNAの移動距離を調べたところ。
′@1表に記載の結果が邊られた。
比較例1 ゲル膜厚一定(2,0mm)、ゲル濃度−定(1,5%
)である他は実施例1と同様のアカロース水性ゲル膜(
ゲル膜3)を作成した。ついて実施例1と同様にして性
能評価実験を実施したところ、第1表に記載の結果が1
7られた。
第1表の結果から1本発明の濃度グラジェントを有する
アカロースゲル膜を用いたパルスフィールドミス泳動方
法ににおいでは、DNA試料の移動距雛は比較例の厚さ
−様なゲル膜を用いた方法に比へて顕著に広くなってお
り2本発明のり”ル媒体及び泳動方法の効果は明らかで
ある。
実施例2 実施例1と同様にして高低濃度2種類のアカロースTB
Eバッファー水溶液を調製し、厚さ250μmの無色ポ
リエチレンテレフタレートフィルムの上に第1表と同様
の水性ゲル膜を作成した。この7カロースゲル膜を用い
て実施例1と同様にして電気泳動を行ったところ、実施
例1と同様な結果か得られた。この性能評価実験により
、支持体としてポリエチレンテレフタレートフィルムを
用いたアガロースゲル膜においてもカラス板を支持体と
して用いた場合と同様のDNA分画性能を有することか
明1)かになった。
実施例3 厚さ25071mの無色透明ポリエチレンテレフタレー
トフィルムを支持体として用い、支持体の上に実施例1
と同様にしてゲル濃度を0.5%から2.0%(ゲル膜
4)及び0.5%mから2.5%(ゲル膜6)に指数関
数曲線状に変化させた濃度勾配の異なる膜厚−定(2,
0mm)の2種類のアガロース水性ゲル膜を調製した。
ゲル濃度の大きい端部近傍の一部を鋭いカッターナイフ
を用いて切取り試料注入用のウェルを作成した。
上記の7ガロースゲル膜を用いて実施例1と同様にして
電気泳動を行ったところ、第2表に示すとおり、このゲ
ル膜も分画可能なりNA分子量範囲が広く、解像度が高
いことが明らかになった。
皿工I亘 第  1  表 第  2  表

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)濃度勾配を有するアガロース系水性ゲルからなる
    電気泳動用媒体膜。
  2. (2)試料注入側(陰極側)のゲル濃度が反対側(陽極
    側)のゲル濃度より大きい特許請求の範囲第1項に記載
    の電気泳動用媒体膜。
  3. (3)ゲル濃度勾配が直線、指数間数、対数、階段状関
    数又は前記関数の任意の組み合わせで表わされる直線、
    折れ線又は曲線である特許請求範囲第1項に記載の電気
    泳動用媒体膜。
  4. (4)前記ゲル膜が有機ポリマーシートに支持されてい
    る特許の請求範囲第1項に記載の電気泳動用媒体膜。
  5. (5)前記ポリマーシートがポリエチレンテレフタレー
    ト、ポリメチルメタアクリレートからなるシートである
    特許請求の範囲第4項に記載の電気泳動用媒体膜。
  6. (6)前記ゲル膜が試料注入のための注入孔を有するも
    のである特許請求の範囲第1項に記載の電気泳動用媒体
    膜。
  7. (7)濃度勾配を有するアガロース系水性ゲルからなる
    電気泳動用媒体膜を用いることを特徴とするパルスフィ
    ールド電気泳動方法。
  8. (8)試料注入側(陰極側)のゲル濃度が反対側(陽極
    側)のゲル濃度より大きい特許請求の範囲第7項に記載
    のパルスフィールド電気泳動方法。
  9. (9)ゲル濃度勾配が直線、指数間数、対数、階段状関
    数又は前記関数の任意の組み合わせで表わされる直線、
    折れ線又は曲線である特許請求範囲第7項に記載のパル
    スフィールド電気泳動方法。
  10. (10)前記ゲル膜が有機ポリマーシートに支持されて
    いる特許の請求範囲第7項に記載のパルスフィールド電
    気泳動方法。
  11. (11)前記ポリマーシートがポリエチレンテレフタレ
    ート、ポリメチルメタアクリレートからなるシートであ
    る特許請求の範囲第10項に記載のパルスフィールド電
    気泳動方法。
  12. (12)前記ゲル膜が試料注入のための注入孔を有する
    ものである特許請求の範囲第7項に記載のパルスフィー
    ルド電気泳動方法。
JP62335571A 1987-12-28 1987-12-28 電気泳動用媒体膜及び電気泳動方法 Pending JPH01173858A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62335571A JPH01173858A (ja) 1987-12-28 1987-12-28 電気泳動用媒体膜及び電気泳動方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62335571A JPH01173858A (ja) 1987-12-28 1987-12-28 電気泳動用媒体膜及び電気泳動方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01173858A true JPH01173858A (ja) 1989-07-10

Family

ID=18290071

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62335571A Pending JPH01173858A (ja) 1987-12-28 1987-12-28 電気泳動用媒体膜及び電気泳動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01173858A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0563259A1 (en) * 1990-12-13 1993-10-06 OPPLT, Jan J. Discontinuous and nonsequential polymeric gel systems for separation of macromolecules
US5925229A (en) * 1996-05-03 1999-07-20 The Regents Of The University Of California Low density lipoprotein fraction assay for cardiac disease risk
US5968332A (en) * 1990-12-13 1999-10-19 Opplt; Jan J. Discontinuous and nonsequential polymeric gel systems for separation of macromolecules

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0563259A1 (en) * 1990-12-13 1993-10-06 OPPLT, Jan J. Discontinuous and nonsequential polymeric gel systems for separation of macromolecules
EP0563259A4 (ja) * 1990-12-13 1994-01-12 Jan J. Opplt
US5968332A (en) * 1990-12-13 1999-10-19 Opplt; Jan J. Discontinuous and nonsequential polymeric gel systems for separation of macromolecules
US5925229A (en) * 1996-05-03 1999-07-20 The Regents Of The University Of California Low density lipoprotein fraction assay for cardiac disease risk

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Westermeier Electrophoresis in practice: a guide to methods and applications of DNA and protein separations
Choules et al. An acrylamide gel soluble in scintillation fluid: its application to electrophoresis at neutral and low pH
AU715268B2 (en) Acrylic microchannels and their use in electrophoretic applications
Day et al. Electrophoresis for genotyping: microtiter array diagonal gel electrophoresis on horizontal polyacrylamide gels, hydrolink, or agarose
US3384564A (en) Electrophoretic process for simultaneously spearating and concentrating particles
Serwer Gel electrophoresis with discontinuous rotation of the gel: An alternative to gel electrophoresis with changing direction of the electrical field
Lim et al. [12] Analysis of DNA-protein interactions by affinity coelectrophoresis
JPH09201200A (ja) 絡み合ったポリマー網状組織による試料混合物中の核酸配列決定鋳型の閉じ込め
Van Blerkom Methods for the high-resolution analysis of protein synthesis: Applications to studies of early mammalian development
JP4342954B2 (ja) 逆行する高親和性インターカレーション型色素を用いた核酸の電気泳動分離検出
Lin et al. Modification of poly (methyl methacrylate) microchannels for highly efficient and reproducible electrophoretic separations of double-stranded DNA
JPH01173858A (ja) 電気泳動用媒体膜及び電気泳動方法
EP0320937B1 (en) Elektrophoresis method
Budowle et al. Discontinuous polyacrylamide gel electrophoresis of DNA fragments
Rana et al. Electrophoresis: Basic principle, types, and applications
Westermeier Gel electrophoresis
US4900416A (en) Electrophoretic method
JPH01162144A (ja) 電気泳動用媒体膜及び電気泳動方法
JPH04501609A (ja) 電気泳動法及び装置
Végvári et al. Stable homogeneous gel for molecular-sieving of DNA fragments in capillary electrophoresis
JP2597145B2 (ja) 電気泳動用ゲルの製造方法
JPH01267450A (ja) 電気泳動方法及び装置
US7204922B1 (en) Method and device for the electrophoretic separation of particles, especially of macromolecules, by electrophoresis
JPH01263548A (ja) 電気泳動用媒体
JPS6291850A (ja) 電気泳動用媒体の製造方法