JPH01171713A - 端面切削方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分計〉 本発明は鋼板等の処理ラインにおいて、鋼板等の端面を
切削する方法に関する。

〈従来の技術〉 鋼板や鋼帯（被削材）の両側端部の切削は、直角仕上と
テーパ仕上がある。

直角仕上の場合、第６図に示すように、円柱状のカッタ
ボディ１ａの円周面状に多数のチップ１ｂが設けられた
一対のミーリングカッタ１をか動回転し、ミーリングカ
ッタ１の間に被削材２を導くことによ秒被削材２の両端
部の切削を行なっている。尚、第６図中、３は基台、４
はミーリングカッタ１を支持し且つ減速機等を内蔵する
カッタヘッド、５はカッタ駆動用モータ、６は被削材２
を支える下サポートローラ、７は同じく上サポートロー
ラである。

上述した被削材の切削においては、被削材２とミーリン
グカッタ１との相対位置が常に一定であるので、チップ
１ｂの同一箇所が切削に寄与することになりチップ１ｂ
には局部的摩耗が生じてしまう。しかもこの摩耗は、第
７図に示すように、被削材２のエツジに当たる部分が深
く摩耗する境界摩耗８を起こし、チップ１ｂの寿命を著
しく短くしていた。このため第８図、第９図に示すよう
に、基台１０上に支持フレーム１１を設け、支持フレー
ム１１に揺動フレーム１３を枢支軸１２により揺動自在
に支持し、揺動フレーム１３に搭載されたカッタ駆動用
モータ１４の作動により揺動フレーム１３内の減速機等
を介して長い切刃部を設けたミーリングカッタ１９を駆
動回転し、また揺動シリンダ１５を作動させて支持フレ
ーム１１を枢支軸１２を支点に矢印１６のように微速で
揺動させるようにし、回転しているミーリングカッタ１
９を上下方向にシフトして被削材２の板厚に関係な（ミ
ーリングカッタ切刃部の摩耗が有効切刃部全長に亘って
略均等になるようにし刃物寿命の延長を図った切削方法
が提案されている。尚、第８図、第９図中、１７は揺動
フレーム１３の揺動に伴ってモータを正・逆転しギヤー
。

サポートローラ１８等を介し被削材２をサポートする圧
下装置であり、また第９図はシフトした場合の摩耗状態
を示しており一点鎖線はカッタ下移動、二点鎖線図は同
じく上移動時の切削位置である。

被削材２の側端部のテーパー加工を行う場合は、カッタ
が第１０図に示すように、テーパ角θを有する截頭円錐
状のミーリングカッタ２１になっており、ミーリングカ
ッタ２１を上下方向にシフトすると被削材２の仕上幅寸
法に変動が生ずるため従来シフトは行なっていなかった
。

〈発明が解決しようとする問題点〉 被削材２の側端部のテーパー加工を行う場合は截頭円錐
状のミーリングカッタ２１を用いてミーリングカッタ２
１をシフトすると、切削幅、切削形状が変動し所要の切
削が不可能となる。このためミーリングカッタ２１はシ
フトする事ができず、被削材２とミーリングカッタ２１
との相対位置が常に一定となり、切刃部の同一箇所ばか
りを連続的に使用することとなる。この結果、第１１図
に示すように、境界摩耗８を起こして仕上幅の精度は低
下し、工具寿命が著しく短くなってカッタ交換の頻度が
多くなる。また、保守点検、ラインの停止、労力等ラン
ニングコストが大きくなって生産性を阻害する。これば
ステンレス材等の難削材に於て待に著しい。

本発明は、このような問題点を解決した被削材側端部の
テーパー切削を行なう端面切削方法を提供することを目
的とするものである。

く問題点を解決するための手段〉 上記目的を達成するための本発明の端面切削方法は、截
頭円錐状のＥ−リングカッタにより板状の被削材の端面
を切削するに際し、前記ミーリングカッタを回転軸方向
に軸移動させると共に該ミーリングカッタを前記被削材
の板幅方向に幅移動させ、前記ミーリングカッタの円錐
面の傾斜角度との関係でもって該ミーリングカッタの軸
移動の速度と幅移動の速度とを決定することを特徴とす
る。

く作　　　用〉 円錐面の傾斜角度との関係でミーリングカッタの軸移動
と幅移動とを同時に行ない、傾斜角度に沿ってミーリン
グカッタを移動させて端面の切削を行なう。

く実　施　例〉 第１図は本発明を実施する切削装置の一実施例の概略構
成図、第２図はその要部正面図、第３図は切削理論説明
図、第４図は切削動作図である。

切削ヘッド３１は左右一対でベツド３２の上面に摺動可
能に載設され、截頭円錐状のカッタボディ３５ａの円周
面上に多数のチップ３５ｂが長い刃長になるように設け
られたミーリングカッタ３５が切削ヘッド３１に支持さ
れている。ミーリングカッタ３５はカッタ駆動用モータ
３３により減速機３４等を介し回転矢印方向に同速で回
転され、また左右のミーリングカッタ３５の内側近傍に
は複数個の上サポートローラ３６、下サポートローラ３
７が設けられ、上サポートローラ３６及び下サポートロ
ーラ３７は、導びがれてくる被削材２の両端端部を所定
の高さ位置でクランプし切削時のびびりや振れを防止す
るようになっている。

ペッド３２の内部には、センタ振分けにて左ねじ、右ね
じの螺刻されたねじ棒３９が切削へラド３１の下面より
突出固定された一対の具材のねじ穴に螺入して配され、
ねじ棒３９を速度可変の直流ギャードモータ３８により
回動することにより切削ヘッド３１が摺動移動し、ねじ
棒３９及び直流ギャードモータ３８により左右方向調整
装置４０が構成されている。減速機３４のカッタ軸４１
を回動するギヤ４２は中空軸４４に固定され、中空軸４
４はスプライン４３を介してカッタ軸４１に外嵌し、カ
ッタ軸４１が上下にシフトしてもミーリングカッタ３５
に回転が伝達されるようになっている。カッタ軸４１の
下端は減速機３４のフレームと摺動する箱状軸受４５に
ベアリング４６を介して支持され、電動ジヤツキ４８等
の上下方向シフト装置！４７が切削ヘッド３１と一体に
なるように装着されている。

第１図中５０は速度制御器、５１は仕上幅設定器であり
、速度制御器５０及び仕上幅設定器５１は上下方向シフ
ト族Ｍ４７、左右方向調整装ｆｉｉ１４０の各モータに
配線されている。

上記構成の端面切削方法を実施する装置において、第３
図に示すようにミーリングカッタ３５を矢印５４のよう
に上下（軸移動）にシフトさせて被削材２の側端面を所
要の仕上幅５３に切削する場合、ミーリングカッタ３５
にテーパ角θがあるので矢印５５のように左右幅方向（
幅移動）に移動が必要となる。ここでミーリングカッタ
３５の幅移動速度ｖ２を、軸移動速度ｖ、と側端面仕上
角度に対応したミーリングカッタ３５のカッタテーパ角
（円錐面の傾斜角度）θの関数とし、計算式ｖ、＝ｖ、
・―θによりｖ、、ｖ２を決定する。

速度制御＠５０には各カッタテーパー角θ毎のｖｌ、ｖ
２が演算入力されており、まず仕上幅設定器５１により
左右方向調整装置４０の直流ギャードモータ３８を高速
回転し左右の切削ヘッド３１を摺動し被削材２の仕上幅
５３に設定する。次に所要のｖ、、ｖ２値を速度制御器
５０に指令すると直流ギャードモータ３８は低速回転し
左右の切削ヘッド３１は所定の移動幅を設定速度で反復
摺動する。また上下方向シフト装置４７の電動ジヤツキ
４８は箱状軸受４５を介し回動しているミーリングカッ
タ３５及びカッタ軸４１をシフトする。尚これらは速度
制御＠５０により自動的に制御される。

第４図の動作図は走行している被削材２を所定の高さ位
置で上・下サポートローラ３６゜３７でクランプし、切
削仕上幅５３を変化することなく、第４図（ａｌ　、　
（ｂ）　、　（ｃ）のようにミーリングカッタ３５の上
シフト、下シフト【こ併って切削ヘッド３１が左右方向
に反復調整移動する切削動作を示している。

第５図は寿命延長倍数で、カッタシフトした場合の実際
の刃物寿命延長の効果を示す。

例えばＬ／Ｔ比（Ｌ：チップ有効刃長、Ｔ；被削材厚み
）が５の寿命延長倍数は鎖線で示すように６．７となり
寿命は大幅に向上する。

尚、カッタ上下シフト装置、左右方向調整装置は他の構
成にしてもよく、本発明に係る端面切削方法の実施は上
記実施例の装置でのみ実施されるものではなく、本発明
の要旨に逸脱しない範囲内において種々変更を加え得る
ものである。

〈発明の効果〉 本発明の端面切削方法は、ミーリングカッタの切刃部の
被削材との切削当り部が、有効切刃部内で移動するよう
にしたので、切刃部の局部的摩耗（含、境界摩耗）が生
ずることがなく、有効切刃部全長に亘って略均等に摩耗
し截頭円錐状のミーリングカッタの寿命が大幅に向上し
、またステンレス材等の難削材にも容易に対応し、実用
性が大幅に向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施する切削装置の実施例の概略構成
図、第２図はその要部正面図、第３図は切削理論説明図
、第４図は切削動作図、第５図は寿命延長率を表わすグ
ラフ、第６図は従来の直角仕上の端面切削装置の概要図
、第７図はそのカッタ摩耗説明図、第８図は直角仕上。 カッタシフトの端面切削装置の概要図、第９図はそのカ
ッタ摩耗説明図、第１０図は従来の截頭円錐状のミ　’
Ｊソングッタの切削説明図、第１１図はその摩耗説明図
である。 図面中、 ２は被削材、 ３１は切削ヘッド、 ３２はベツド、 ３５はミーリングカッタ、 ４０は左右方向調整装置、 ４１はカッタ軸、 ４３はスプライン、 ４７は上下方向シフト装置である。 第４図 らス 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 截頭円錐状のミーリングカッタにより板状の被削材の端
   面を切削するに際し、前記ミーリングカッタを回転軸方
   向に軸移動させると共に該ミーリングカッタを前記被削
   材の板幅方向に幅移動させ、前記ミーリングカッタの円
   錐面の傾斜角度との関係でもって該ミーリングカッタの
   軸移動の速度と幅移動の速度とを決定することを特徴と
   する端面切削方法。