JPH01170353A - 多極着磁ヨーク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はリンク゛状永久磁石の外周面に永極着磁を行な
う多極着磁ヨークに関する。

〔従来の技術〕

リンク９状永久磁石の外周面に多極着磁を行ないＰＭ型
ステフフ０モータのローターとして使用する利用方法は
最近のＯＡ種機器発達に伴い増加している。

このようなリンク′状永久磁石の着磁には軟磁性材斜よ
りなるヨークに着磁極数相当の溝加工を行ないこの溝に
絶縁電線を巻装した特開昭６０−１１３９０６に示され
るような構造を持つ多極着磁３−りが用いられていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら前記した様な多極着磁ヨークでは、着磁ヨ
ークの溝に各々絶縁電線を巻装し絶縁を兼ねた樹脂によ
り前記した絶縁電線を固定しコイルとしてハ０ルス状の
着磁電流を流すのみでリンクゝ状永久磁石の外周に多極
着磁できるなど便利である反面、発生する磁力線が外側
に広がるという現象が起きていた。　　　　この様子を
第２図に示す。

第２図において着磁３−り１はリンク′状永久磁石２の
外側に位置し、永久磁石に接する側の面には着磁極数に
相当する数の溝３が加工され絶縁電線４が巻装され、絶
縁を兼ねた樹脂により固定されている。

この絶縁電線４に別設のハ０ルス着磁電源よりハ０ルス
状の着磁電流を流すと通常は絶縁電線を中心に同心円状
の磁力線が発生するが、リンタゝ状永久磁石２の外周面
に着磁を行なう場合はリンク′状永久磁石を中心として
着磁ヨーク１に絶縁電線４が放射状の位置に巻装されて
いるため着磁磁場として作用する磁力線７が互いに反発
してその中心が外側に広がってしまい、着磁として作用
する磁力１１Ａ７がリンク゛状永久磁石２から遠ざかり
多極着磁がされ難くなるという問題点を有していた。

そこで本発明は、このような問題点を解決するためのも
ので、その目的とするところは着磁ヨークに発生する磁
力線を効率良く着磁される永久磁石に作用させる多極ａ
ｍ：Ｉ−りを提供するところにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の多極着磁３−りは、リンク９状部材の内周面に
着磁極相当の溝加工を行ない、該溝に巻装した　゛コイ
ルに着磁電流を流すことにより発生する磁力線をリンク
１状永久磁石に作用させ多極着磁を行なう多極着磁ヨー
クにおいて、該リンク゛状部材の外周面に第２のコイル
を巻装したことを特徴とする。

〔実施例〕

以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

外径φ３０×内径φ２８×長さ８ＩＩＩＩｌのラシ′ア
ル磁場中で圧縮成形した２−１７系Ｓｍ−Ｇｏ磁石粉末
と熱硬化性樹脂であるエホ０キシ樹脂との混合物よりな
る一般に樹脂結合型希土類永久磁石と呼ばれるラシ゛ア
ル異方性永久磁石（以下リンク′状永久磁石と呼ぶ）の
内周面に外径φ２８×内径φ２６×長さ８市の軟磁性材
料よりなる継鉄リンク′を入れ接着剤により接着した。

更にこのリンク゛状永久磁石を両端に２個使い長さ２０
ｍｍ丈のローターとしてその外周面に５０極着磁を行な
うべく準備をした。

第１図において厚さ２１ｍｍのリンクゝ状部材による着
磁Ｅ−９１はリンク゛状永久磁石２の外側に位置し、永
久磁石に接する側の面には着磁極数に相当する数の溝３
が加工され絶縁電線４が多溝に１回ずつ巻装され、絶縁
を兼ねた樹脂により固定されコイル（以下第１のコイル
と呼ぶ）としている。

更にその外側には、第２の絶縁電線５が着磁ヨーク１を
中心とする外径φ４６×内径φ４２×高さ２１ｍｍのコ
イル状に巻装され、絶縁を兼ねた樹脂により固定され第
２のコイル６としている。

別設のパルス着磁電源より直列に接続された第１のコイ
ル及び第２のコイルに第１回目のハ０ルス状の着磁電流
を流した。

なお第１図の絶縁電線４の記号０及び０は電流の向きを
表わす。

通常は着磁電流により第１のコイルには絶縁電線４を中
心に同心円状の磁力線７を発生するが、第２のコイルに
発生する磁力線の影響によりリンクゝ状永久磁石２側に
反発する磁力線と第２の］イル６側に吸引される磁力線
となる。

つぎに第２のコイルのみ接続方向を反転させ第１回目と
同様に第２回目の着磁電流を流した。

今回は、前回第１回目の着磁とは反発する磁力線及び吸
引される磁力線が第２のコイルの発生する磁力線により
入れ替わる。

最後に再度第２のコイルの接続を反転させ着磁のへ′ラ
ンスをとるため予め設定した第１回目及び第２回目の着
磁電流より小さい着磁電流を流して多極着磁を終了した
。

つまり第２のコイルは、着磁するＵ−ターのリンクゝ状
永久磁石２の軸方向と同様な方向に巻装されているため
上下にＮまたはＳ極になるように磁力線を発生する。　
　この磁力線を利用して第１のコイルに発生する磁力線
７をリンク′状永久磁石２側に反発させて特定な磁極を
強力に着磁し、第２回目の着磁でさき程とは異なった磁
極を強力に着磁して最後にそれぞれＮ極Ｓ極のｎ′フラ
ンスとる着磁をして多極着磁を終了蓋る。

辻較例として従来技術による着磁ヨーク、つまり本考案
の着磁ヨーク１の第２のコイル６のないもので同様に前
記したリシタゝ状永久磁石２を着磁したのでこの結果と
合わせて表面磁束密度を表１に、代表的な着磁波形を第
３図に示す。

（Ａ）は本発明による着磁波形を示し、（Ｂ）は従来技
術による着磁波形を示す。

表１　　表面磁束密度のピーク値 ※単位はＧ　（力９ウス）　　　９２７０１２０個の平
均＃？ｆ）スメーター　　ホール７０ローフ９　による
測定以上述べたように本考案によれば着磁ヨークに巻装
されたコイルに発生する磁力線を効率良く着磁される永
久磁石に作用させることができる為、表面磁束密度のヒ
一り値はやや大きくなりまたそのｎ′ラツキが小さく、
゛また第３図に示したようにその着磁波形もやや膨らみ
の有るサイン波となる。

なお本実施令では、第１のコイルとして巻装する絶縁電
線が単巻のものを述べたが複数回巻装するものでも、第
１のコイル及び第２のコイルの接続が並列であっても、
またＳｍ−Ｃｏ系以外の永久磁石においてもフ０ラマク
ゝ及び焼結を問わず同様に着磁できるものである。

〔発明の効果〕

以上述べたように本発明の多極着磁３−りの構造によれ
ば、リンク゛状部材の内周面に着磁極数相当の溝を設け
、該溝に巻装したコイルに着磁電流を流すことにより発
生する磁力線をリンク゛状永久磁石に作用させ多極着磁
を行なう多極着磁ヨークにおいて、該リンク′状部材の
外周面に第２のコイルを巻装したことにより着磁ヨーク
に発生する磁力線を効率良く着磁される永久磁石に作用
させることができ、表面磁束密度のピーク値がやや大き
く、しかもｎ９ラツキの少ない表面磁束密度を持つ多極
着磁がその着磁波形もやや膨らみの有るサイン波で着磁
できるという効果をもたらすものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の多極着磁ヨークの断面図。 第２図は従来技術による多極着磁着磁３−りの断面図。 　　第３図は芒磁波形を示す図。 １・・・着磁ヨーク　　　　２・・・リンクゞ状永久磁
石３・・・溝　　　　　　　４・・・絶縁電線５・・・
第２の絶縁電線　６・・・第２コイル７・・・磁力線　
　　　　８・・・継鉄リンク９以上 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. リング状部材の内周面に着磁極数相当の溝を設け、該溝
   に巻装したコイルに着磁電流を流すことにより発生する
   磁力線をリング状永久磁石に作用させ多極着磁を行なう
   多極着磁ヨークにおいて、該リング状部材の外周面に第
   ２のコイルを巻装したことを特徴とする多極着磁ヨーク
   。