JPH01170158A - 変復調装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、データ伝送システムの変復調装置（以下モデ
ム装置と称す。）に関するものである。

従来の技術 近年、データ伝送システムの利用が目ざましく、たとえ
ば、パソコン通信にも、需要がある。

そのデータ伝送システムには、モデム装置が使用されて
いる。

以下に、従来のモデム装置について説明する。

第２図は、従来の全２重モデム装置の構成図である。第
２図において、１は電話回線、２は４線２線変換回路、
３は送信フィルタ、４は変調回路、５１は受信フィルタ
、６１は増幅器、７は変調回路であり、８は送信部、９
は受信部を示している。

送信部８は、データを送り出すための信号処理を行い、
受信部９は送られてきた信号から、データを取り出す信
号処理を行う。送信部８を構成している送信フィルタ３
と変調回路４の動作を説明する。変調回路４は、伝送さ
れるデータを効率良（伝送するために、変調する働きを
し、送信フィルタ３は、変調されたデータ信号を、電話
回線を通過する周波数帯域に、絞る働きをする。次に、
受信部９を構成している回路について説明する。

電話回線ｌを伝送されてきた信号は、送られてきたデー
タ信号以外にも、いろいろな周波数の雑音を含んでいる
。この雑音を含んだ信号から、データ信号の周波数のみ
を通過させ、雑音は受信フィルタ５１で減衰される。増
幅器６．１は、受信フィルタ５１を通過したデータ信号
を増幅し、復調回路７に、適した大きさの信号にする。

復調回路７は、増幅器６によって、増幅された信号を復
調し、データを取り出す。次に、４線２線変換回路２は
、電話回線ｌと送信部８．受信部９とのインターフェー
ス回路で、送信部８で作られた送信信号を、電話回線１
に送り出し、電話回線１からの受信信号を、受信部９へ
受は取る働きをする。

発明が解決しようとする問題点 モデム装置の性能は、次の関係式で表わされる復調誤り
率で決定される。

復調誤り率＝復調誤りデータ／全復調データ理論的に、
復調回路の復調誤り率は、復調回路へ入力されるデータ
信号の平均電力と雑音の平均電力の比（Ｓ／Ｎ比という
。）に、密接な関係があることが、知られている。雑音
が小さければ、すられちＳ／Ｎ比が大きければ、復調誤
り率は低下する。上記従来の構成では、受信部９におい
て、増幅器６が受信フィルタ５１の後にあり、受信フィ
ルタ５１以前の雑音は、受信フィルタ５１で減衰される
が、受信フィルタ５１で発生する雑音は、増幅器６１で
増幅されてしまう。すなわち復調誤り率を決定するＳ／
Ｎ比は、受信フィルタ５１の雑音で決定される。特に、
受信されたデータ信号の平均電力が小さい時、復調誤り
率が増加するという問題点を有していた。

本発明は、上記問題点を解決するもので、受信部の復調
回路へ入力される信号のＳ／Ｎ比を改善し、゛復調誤り
率を著しく低下させることのできるモデム装置を提供す
ることを目的とする。

問題点を解決するための手段 この目的を達成するために、本発明のモデム装置は受信
部において、増幅器の後に、受信フィルタを配置する構
成を有している。

作用 この構成によって、受信部復調器へ入力される信号のＳ
／Ｎ比を向上させることができ、復調器の復調誤り率を
低下させ、安定したデータ伝送が実現できる。

実施例 以下、本発明の実施例について説明する。第１図は本発
明の実施例におけるモデム装置の構成を示すものである
。第１図においては、増幅器５のあとに受信フィルタ６
が接続されているところが従来例の場合と異なる。

４線２線変換回路２．送信フィルタ３．変調回路４．送
信部８の動作は従来例と同じものである。受信部９は送
られてきた信号からデータを取り出す信号処理を行う。

受信部９を構成している信号について説明する。増幅器
５は、４線２線変換回路から出力される受信信号を復調
回路７に適した大きさまで増幅する。受信フィルタ６は
、増幅器５で増幅された信号から雑音を減衰させ、デー
タ信号を復調回路７へ入力する。復調回路７は、データ
信号を復調し、データを取り出す。

今、電話回線１から、４線２線変換回路２へ入力され、
増幅器５へ送られてきた信号のデータ信号の平均電力を
ｐｓとする。増幅器５の電圧利得をＧとし、受信フィル
タ６の通過域の電圧利得を１とする。また、受信フィル
タ６の雑音の平均電力をＰＮとすると、復調回路７に入
力される信号のＳ／Ｎ比は、 Ｇ２　Ｘ　　（ＰＳ　　／ＰＮ　　） 一方、従来の構成では、復調回路に入力されるＳ／Ｎ比
は、 （ＰＳ／ＰＮ） よって、実施例では、従来の構成に比べ増幅器５の利得
の二乗だけ、Ｓ／Ｎ比が改善される。Ｓ／Ｎ比の改善は
、復調誤り率を低下させる。特に、受信信号が、小さく
、受信フィルタ６の雑音と同じくらいの平均電力しか持
たない時などに、効果が著しい。理論的に、ディジタル
通信方式の４相位相変調方式の復調誤り率は、信号電力
比が１０ｄＢから１６ｄＢまで、６ｄＢ改善されると、
１０−３からｌ　Ｑ−１０に低下することが知られてい
る。

以上のように、本実施例によれば、回路規模を増加させ
ることな（、信号電力比を向上させることができ、それ
とともに、復調誤り率を低下させることができる。

発明の効果 本発明は、増幅器を受信フィルタの前段に設けた受信部
を備えることで、信号電力比を改善でき、復調誤り率を
低下させることができる優れた変復調装置を実現できる
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるモデム装置の構成図
、第２図は従来のモデム装置の構成図である。 １・・・・・・電話回線、２・・・・・・４線２線変換
回路、３・・・・・・送信フィルタ、４・・・・・・変
調回路、５・・・・・・増幅器、６・・・・・・受信フ
ィルタ、７・・・・・・復調回路、８・・・・・・送信
部、９・・・・・・受信部、５１・・・・・・受信フィ
ルタ、６１・・・・・・増幅器。 代理人の氏名　弁理士　中尾敏男　ほか１名／−１，盆
田撒 第１図 第２図 δ ６１　　６／　　　７

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 受信信号増幅器を受信フィルタ回路の前段に設けた受信
   部を備えたことを特徴とする変復調装置。