JPH01168719A - 圧縮永久歪みの少ない高硬度高難燃性軟質ポリウレタンスラブフォームの製造方法 - Google Patents
圧縮永久歪みの少ない高硬度高難燃性軟質ポリウレタンスラブフォームの製造方法Info
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、圧縮永久歪みの少ない高硬度高難燃性軟質
ポリウレタンスラブフオームの製造方法に関する。
ポリウレタンスラブフオームの製造方法に関する。
(従来の技術)
軟質ポリウレタンスラブフオームは、クツション材を始
めとして幅広く用いられているが、用途によっては、2
5%圧縮硬さが15kg / 314cm ”以上から
なる高硬度のものが必要とされることがあり、近年その
ような高硬度軟質ポリウレタンスラブフオームの需要が
増大している。
めとして幅広く用いられているが、用途によっては、2
5%圧縮硬さが15kg / 314cm ”以上から
なる高硬度のものが必要とされることがあり、近年その
ような高硬度軟質ポリウレタンスラブフオームの需要が
増大している。
ところが、軟質ポリウレタンスラブフオーム用のポリオ
ールとして従来より多用されている分子量3000のポ
リオキシプロピレングリコール(PPG −3000)
を用いて、高硬度軟質ポリウレタンスラブフオームを製
造しようしても、25%硬さが15kg/314c11
12以上のものを得ることができなかった。
ールとして従来より多用されている分子量3000のポ
リオキシプロピレングリコール(PPG −3000)
を用いて、高硬度軟質ポリウレタンスラブフオームを製
造しようしても、25%硬さが15kg/314c11
12以上のものを得ることができなかった。
そこで本発明者は、ポリエーテルポリオールにビニル化
合物をグラフト重合してなるポリマーポリオールをポリ
オールとして用いることにより、ポリウレタンスラブフ
オームの硬さを高めることができるのではないかと考え
、更に、製造時の軟質ポリウレタンフォーム内が150
℃以上の高温になることも考慮し、前記ビニル化合物と
してのアクリルニトリル成分を耐熱性に劣る理由から減
らして、アクリルニトリルとスチレンのコポリマーから
なるポリマーポリオールを用いて軟質ポリウレタンスラ
ブフオームの製造を試みたところ、25%圧縮硬さが1
5.kg / 314cm 2以上の高硬度軟質ポリウ
レタンスラブフオームを得ることができた。
合物をグラフト重合してなるポリマーポリオールをポリ
オールとして用いることにより、ポリウレタンスラブフ
オームの硬さを高めることができるのではないかと考え
、更に、製造時の軟質ポリウレタンフォーム内が150
℃以上の高温になることも考慮し、前記ビニル化合物と
してのアクリルニトリル成分を耐熱性に劣る理由から減
らして、アクリルニトリルとスチレンのコポリマーから
なるポリマーポリオールを用いて軟質ポリウレタンスラ
ブフオームの製造を試みたところ、25%圧縮硬さが1
5.kg / 314cm 2以上の高硬度軟質ポリウ
レタンスラブフオームを得ることができた。
(発明が解決しようとする問題点)
ところが前記のようにして得られる高硬度軟質ポリウレ
タンスラブフオームは、その用途によっては高い難燃性
が求められることがある。
タンスラブフオームは、その用途によっては高い難燃性
が求められることがある。
そこで、従来軟質ポリウレタンスラブフオーム用難燃剤
として多用されている、ハロゲン含有ジホスフェート系
難燃剤、例えばテトラキス(2−クロロエチル)エチレ
ンジホスフェートを添加して前記高硬度軟質ポリウレタ
ンスラブフオームを製造したところ、その難燃剤の添加
量がある量以上になると、得られる高硬度軟質ポリウレ
タンスラブフオームの高温時における圧縮永久歪みが著
しく悪化することが判明した。その理由は明らかではな
いが、ハロゲン含有ジホスフェート系難燃燃剤が、ポリ
マーポリオール中のポリマーを変形させなり、ポリマー
同士の接着を引き起こすためと推察される。従って、高
温時の圧縮永久歪みが問題となる用途については、難燃
剤の添加量が少量に限定されるため、難燃性の高い高硬
度軟質ポリウレタンスラブフオームを得られない問題が
ある。
として多用されている、ハロゲン含有ジホスフェート系
難燃剤、例えばテトラキス(2−クロロエチル)エチレ
ンジホスフェートを添加して前記高硬度軟質ポリウレタ
ンスラブフオームを製造したところ、その難燃剤の添加
量がある量以上になると、得られる高硬度軟質ポリウレ
タンスラブフオームの高温時における圧縮永久歪みが著
しく悪化することが判明した。その理由は明らかではな
いが、ハロゲン含有ジホスフェート系難燃燃剤が、ポリ
マーポリオール中のポリマーを変形させなり、ポリマー
同士の接着を引き起こすためと推察される。従って、高
温時の圧縮永久歪みが問題となる用途については、難燃
剤の添加量が少量に限定されるため、難燃性の高い高硬
度軟質ポリウレタンスラブフオームを得られない問題が
ある。
本発明は前記の点に鑑み、高温時における圧縮永久歪み
の少ない高硬度高難燃性ポリウレタンスラブフオームの
製造方法を提供しようとするものである。
の少ない高硬度高難燃性ポリウレタンスラブフオームの
製造方法を提供しようとするものである。
(問題点を解決するための手段)
本発明の要旨は、ポリオール、発泡剤、触媒、難燃剤、
整泡剤等を主成分とするA成分と、有機ポリイソシアネ
ートを主成分とするB成分とを反応させて高硬度高難燃
性軟質ポリウレタンスラブフオームを製造する方法にお
いて、ポリオール全体の20重量%以上をアクリルニト
リル−スチレンコポリマー系のポリマーポリオールとし
、難燃剤をハロゲン含有モノホスフェート系難燃剤とす
る難燃性軟質ポリウレタンスラブフオームの製造方法に
ある。
整泡剤等を主成分とするA成分と、有機ポリイソシアネ
ートを主成分とするB成分とを反応させて高硬度高難燃
性軟質ポリウレタンスラブフオームを製造する方法にお
いて、ポリオール全体の20重量%以上をアクリルニト
リル−スチレンコポリマー系のポリマーポリオールとし
、難燃剤をハロゲン含有モノホスフェート系難燃剤とす
る難燃性軟質ポリウレタンスラブフオームの製造方法に
ある。
(作 用)
本発明において、ポリオール全体の20重量%以上をア
クリルニトリル−スチレンコポリマー系のポリマーポリ
オールとしたのは、該ポリマーポリオールを20重量%
未満とすると、得られる軟質ポリウレタンスラブフオー
ムの25%圧縮硬さが15kg/314cm”よりも低
くなるからである。
クリルニトリル−スチレンコポリマー系のポリマーポリ
オールとしたのは、該ポリマーポリオールを20重量%
未満とすると、得られる軟質ポリウレタンスラブフオー
ムの25%圧縮硬さが15kg/314cm”よりも低
くなるからである。
また、ポリマーポリオールをアクリルニトリル−スチレ
ンコポリマー系としたのは、ポリマーを構成するアクリ
ルニトリルが、耐熱性に劣るのみならずスコーチを生じ
易いためその量を少なくするのが好ましい反面、ポリマ
ーポリオールの製造上においては好ましい成分であると
いう二面性を有するため、その両者を考慮してアクリル
ニトリルの割合を減らそうとしたことによる。なお、前
記理由からグラフト重合されるスチレンの割合は50%
以上とするのが好ましい、該ポリマーポリオールとして
は、通常水酸基価が20〜70、ポリマー含量が20%
以上、グラフト重合されたポリマー中のスチレン含量が
50%以上のものが好ましい。
ンコポリマー系としたのは、ポリマーを構成するアクリ
ルニトリルが、耐熱性に劣るのみならずスコーチを生じ
易いためその量を少なくするのが好ましい反面、ポリマ
ーポリオールの製造上においては好ましい成分であると
いう二面性を有するため、その両者を考慮してアクリル
ニトリルの割合を減らそうとしたことによる。なお、前
記理由からグラフト重合されるスチレンの割合は50%
以上とするのが好ましい、該ポリマーポリオールとして
は、通常水酸基価が20〜70、ポリマー含量が20%
以上、グラフト重合されたポリマー中のスチレン含量が
50%以上のものが好ましい。
またポリマーポリオールと併用されるポリオールは、得
られる高硬度高難燃性ポリウレタンスラブフオームの硬
さを調整するために用いられるもので、求められる硬さ
によっては不要の場合もある。そのポリオールとしては
、通常軟質ポリウレタンフォーム用ポリオールとして汎
用されている、平均分子量3000前後のポリエーテル
が使用される。
られる高硬度高難燃性ポリウレタンスラブフオームの硬
さを調整するために用いられるもので、求められる硬さ
によっては不要の場合もある。そのポリオールとしては
、通常軟質ポリウレタンフォーム用ポリオールとして汎
用されている、平均分子量3000前後のポリエーテル
が使用される。
一方、難燃剤としてハロゲン含有モノホスフェート系を
用いるのは、それによって得られる高硬度高難燃性ポリ
ウレタンスラブフオームが、ハロゲン含有ジホスフェー
ト系を用いて得られるポリウレタンスラブフオームより
も、高温時における圧縮永久歪みの悪化が少ないことを
、本発明の研究中に見いだしたからである。したがって
、ハロゲン含有モノホスフェート系難燃剤を用いること
により、高温時における圧縮永久歪みの悪化を生じるこ
となく、その難燃剤の添加量を増加させて難燃性を高め
ることができるため、高難燃性の高硬度軟質ポリウレタ
ンスラブフオームを得ることができる。ハロゲン含有モ
ノホスフェート系難燃剤としては、たとえばトリス(2
,3−ジクロロプロピル)ホスフェート、トリス(2−
クロロプロピル)ホスフェート、トリス(2−クロロエ
チル)ホスフェート等が挙げられる。なおその難燃剤の
添加量は、製品仁求められる難燃性等によって定まるも
のであるが、通常5〜20重量部重量上程れる。
用いるのは、それによって得られる高硬度高難燃性ポリ
ウレタンスラブフオームが、ハロゲン含有ジホスフェー
ト系を用いて得られるポリウレタンスラブフオームより
も、高温時における圧縮永久歪みの悪化が少ないことを
、本発明の研究中に見いだしたからである。したがって
、ハロゲン含有モノホスフェート系難燃剤を用いること
により、高温時における圧縮永久歪みの悪化を生じるこ
となく、その難燃剤の添加量を増加させて難燃性を高め
ることができるため、高難燃性の高硬度軟質ポリウレタ
ンスラブフオームを得ることができる。ハロゲン含有モ
ノホスフェート系難燃剤としては、たとえばトリス(2
,3−ジクロロプロピル)ホスフェート、トリス(2−
クロロプロピル)ホスフェート、トリス(2−クロロエ
チル)ホスフェート等が挙げられる。なおその難燃剤の
添加量は、製品仁求められる難燃性等によって定まるも
のであるが、通常5〜20重量部重量上程れる。
また、その他のA成分である発泡剤、触媒、整泡剤、あ
るいはB成分としての有機ポリイソシアネート等は、通
常軟質ポリウレタンスラブフオーム用として用いられて
いるのものが使用される。
るいはB成分としての有機ポリイソシアネート等は、通
常軟質ポリウレタンスラブフオーム用として用いられて
いるのものが使用される。
例えば、発泡剤としては水あるいはハロゲン化炭化水素
等、触媒としては3級アミン類あるいは有機すず化合物
等、製泡剤としてはシリコン類、有機ポリイソシアネー
トとしてはトリレンジイソシアネート(T、D、I)等
である。
等、触媒としては3級アミン類あるいは有機すず化合物
等、製泡剤としてはシリコン類、有機ポリイソシアネー
トとしてはトリレンジイソシアネート(T、D、I)等
である。
(実施例)
以下実施例について説明する。
A成分 重量部○ポリ
オール ・アクリルニトリル−スチレンコポリマ・ポリオキシプ
ロピレングリコール ・・50(分子量: 3000.
3官能) O触 媒 ・トリエチレンジアミン ・・0.10発泡
剤 ・ 水 ・
・3.50整泡剤 ・シリコーン油 ・・1.00難
燃剤 ・トリス(2,3−ジクロロピル)ホスフェート
・・14B成分 ・トリレンジイソシアネートT−80・・50前記の配
合により発泡を行ったところ、密度30kg/ m 3
.25%圧縮硬さ22.4kg/ 314C11”、5
0%圧縮による25℃における圧縮永久歪み2.4ms
、70℃における圧縮永久歪み4.5閣の高硬度高難燃
性ポリウレタンスラブフオームが得られた。
オール ・アクリルニトリル−スチレンコポリマ・ポリオキシプ
ロピレングリコール ・・50(分子量: 3000.
3官能) O触 媒 ・トリエチレンジアミン ・・0.10発泡
剤 ・ 水 ・
・3.50整泡剤 ・シリコーン油 ・・1.00難
燃剤 ・トリス(2,3−ジクロロピル)ホスフェート
・・14B成分 ・トリレンジイソシアネートT−80・・50前記の配
合により発泡を行ったところ、密度30kg/ m 3
.25%圧縮硬さ22.4kg/ 314C11”、5
0%圧縮による25℃における圧縮永久歪み2.4ms
、70℃における圧縮永久歪み4.5閣の高硬度高難燃
性ポリウレタンスラブフオームが得られた。
また、ジホスフェート系難燃剤を用いた場合と、この発
明におけるモノホスフェート系難燃剤を用いた場合との
圧縮永久歪みの違いを確認するため、前記配合中、難燃
剤についてのみその種類および添加量を変化させて軟質
ポリウレタンスラブフオームを製造し、それらの50%
圧縮永久歪みを25℃および70℃で調べな。第1表に
その結果を示す。
明におけるモノホスフェート系難燃剤を用いた場合との
圧縮永久歪みの違いを確認するため、前記配合中、難燃
剤についてのみその種類および添加量を変化させて軟質
ポリウレタンスラブフオームを製造し、それらの50%
圧縮永久歪みを25℃および70℃で調べな。第1表に
その結果を示す。
(発明の効果)
前記のように、本発明によれば難燃剤の大量添加により
、高温時における圧縮永久歪みの悪化が少なくかつ難燃
性の高い高硬度軟質ポリウレタンスラブフオームを得る
ことができるため、高温時の圧縮永久歪みおよび難燃性
が問題となる用途についても高硬度軟質ポリウレタンス
ラブフオームの使用が可能になる効果がある。
、高温時における圧縮永久歪みの悪化が少なくかつ難燃
性の高い高硬度軟質ポリウレタンスラブフオームを得る
ことができるため、高温時の圧縮永久歪みおよび難燃性
が問題となる用途についても高硬度軟質ポリウレタンス
ラブフオームの使用が可能になる効果がある。
Claims (1)
- ポリオール、発泡剤、触媒、難燃剤、整泡剤等を主成分
とするA成分と、有機ポリイソシアネートを主成分とす
るB成分とを反応させて高硬度高難燃性軟質ポリウレタ
ンスラブフォームを製造する方法において、ポリオール
全体の20重量%以上をアクリルニトリル−スチレンコ
ポリマー系のポリマーポリオールとし、難燃剤をハロゲ
ン含有モノホスフェート系難燃剤とすることを特徴とす
る圧縮永久歪みの少ない高硬度高難燃性軟質ポリウレタ
ンスラブフォームの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62328500A JP2654651B2 (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | 圧縮永久歪みの少ない高硬度高難燃性軟質ポリウレタンスラブフォームの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62328500A JP2654651B2 (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | 圧縮永久歪みの少ない高硬度高難燃性軟質ポリウレタンスラブフォームの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01168719A true JPH01168719A (ja) | 1989-07-04 |
JP2654651B2 JP2654651B2 (ja) | 1997-09-17 |
Family
ID=18210975
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62328500A Expired - Lifetime JP2654651B2 (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | 圧縮永久歪みの少ない高硬度高難燃性軟質ポリウレタンスラブフォームの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2654651B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009149721A (ja) * | 2007-12-19 | 2009-07-09 | Achilles Corp | 難燃性ポリウレタンフォーム |
JP2014058615A (ja) * | 2012-09-18 | 2014-04-03 | Inoac Corp | 難燃性シール材 |
US10370513B2 (en) | 2013-11-29 | 2019-08-06 | Inoac Corporation | Flame-retardant sealing material |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6248717A (ja) * | 1985-06-27 | 1987-03-03 | ビ−エ−エスエフ、コ−ポレ−シヨン | 難燃性軟質ポリウレタンフオ−ムの製造 |
-
1987
- 1987-12-25 JP JP62328500A patent/JP2654651B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
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US10370513B2 (en) | 2013-11-29 | 2019-08-06 | Inoac Corporation | Flame-retardant sealing material |
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---|---|
JP2654651B2 (ja) | 1997-09-17 |
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