JPH01168209A - Prac貯蔵・輸送システムにおける貯蔵物のモニタリング装置 - Google Patents

Prac貯蔵・輸送システムにおける貯蔵物のモニタリング装置

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JPH01168209A
JPH01168209A JP62323784A JP32378487A JPH01168209A JP H01168209 A JPH01168209 A JP H01168209A JP 62323784 A JP62323784 A JP 62323784A JP 32378487 A JP32378487 A JP 32378487A JP H01168209 A JPH01168209 A JP H01168209A
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Naoki Nagashima
長嶋 直樹
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、PRAC貯蔵・輸送システムにおいて例えば
果実間菜類等の生の貯蔵物の鮮度状態を管理するモニタ
リング装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、果実及菜類等を貯蔵・輸送する際に鮮度保持用コ
ンテナとして、果実及菜類等を収容し、真空冷却した後
、二酸化炭素カスおよび窒素カスを大気圧まで封入する
コンテナ本体の一部に開口部を設け、その開口部に選択
性ガス透過膜を気密に取付けたいわゆるPIIAC(P
re−RegulationAtonsphere C
ontrol)貯蔵・輸送用コンテナが知られており、
その例としては特開昭62−235088号公報および
特開昭62−251378号公報に記載のものを挙げる
ことができる。
このようなPRAC貯蔵・輸送用コンテナを利用した実
際のPRAC貯蔵・輸送システムは添付図面の第4図に
示すように、まず貯蔵物をコンテナ内に収納する。貯蔵
物を収納したコンテナは扉を少し開けた状態でPRAC
処理装置に入れられ、真空ポンプで真空に引かれ、これ
によりコンテナ内の貯蔵物は水の蒸発により冷却(例え
ば室温から5℃まで20〜30分)されると共に貯蔵物
の内部からエチレンも除去される。真空冷却した後、大
気に戻す際に特定の濃度のガスを導入して貯蔵物の呼吸
を抑制し、また真空状態からガスを導入することにより
貯蔵物の内部まで効率よくガスが浸透される。
ガスを導入後、コンテナを処理装置から出してコンテナ
の扉を締める。そして直ぐ出荷する場合にはトラック等
の輸送手段を利用して市場まで輸送される。この輸送中
、コンテナ内の貯蔵物は呼吸が抑制されているため2〜
3日常温下で輸送しても鮮度は保持される。また出荷調
整等のために直ぐに出荷しない場合には保冷庫に入れて
貯蔵され、コンテナに取付けた選択性ガス透過膜の作用
によりCo1、エチレンを排出させ、02を入れること
によってコンテナ内のガス濃度は貯蔵物の呼吸が最少と
なるように調整される。またコンテナ内は高湿度の状態
に維持される。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、このようなPRAC貯蔵・輸送システムは、
従来の冷蔵法を利用した貯蔵・輸送の場合よりその鮮度
保持期間を2〜3倍長くすることができるという利点が
あるが、しかし大規模にPRAC貯蔵・輸送を実施した
場合には、容器内部のカス条件が大気と異なる条件とな
るため、コンテナの扉の開閉をそう頻繁に行うことがで
きず、そのため中の貯蔵物の様子をいちいち検査するこ
とも品適貯蔵条件維持の観点から困難である。容器を閉
じた状態で貯蔵庫内の様子を観察する方法として、内部
に移動可能なテレビジョンカメラを取り付けたり、一部
を抜き取り検査するようなマニュピレータを取り付ける
等の方法もあるが、これらはその取付は費用が高くつく
等の設備上の問題が生じる。
そのため現状では、小規模の実験結果から経験的に貯蔵
品目に合せて貯蔵できる期間を導き出し、その期間貯蔵
した後出荷するという方法が採られている。しかしこう
した方法は、f開力1掛かるし、貯蔵前に敵、細菌等の
汚染が酷い場合には、経験値より早く貯蔵1吻が傷んで
しまい、品質管理の点でも問題がある。
さらに現在のところ、貯蔵物の鮮度の判定は、肉眼によ
る方法か確実であるが、肉眼で貯蔵物の鮮度が劣化した
ことを確認した時点ではその貯蔵物は既にその市場価値
が落ちてしまっている場合が多いという問題らある。
そこで、本発明は、これらの問題を解決して、コストが
安く、市場価値が落ちないすなわち鮮度低下が肉眼で判
定できる前の状態で貯蔵物の状態を判定できるPRAC
貯蔵・輸送システムにおける貯Mfiのモニタリング装
置を堤供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明のPRAC貯蔵・輸送システムにおける貯蔵物の
モニタリング装置では、上記の目的を達成するために、
貯蔵物に応じて圧力、温度、湿度および雰囲気ガス等の
最適貯蔵・輸送条件を維持できるようにしたPRAC貯
蔵・輸送用コンテナに、内部の貯蔵物を観察できるモニ
タリンク用貯蔵容器を取1・1け、このモニタリング用
貯蔵容器の貯蔵条件を上記PRAC貯蔵・輸送用コンテ
ナの貯蔵・輸送条件より若干悪く設定したことを特徴と
している。
[作   用] このように構成した本発明によるPRAC貯蔵・輸送シ
ステムにおける貯蔵物のモニタリング装置においては、
モニタリング用貯蔵容器の貯蔵条件がPRAC貯蔵・輸
送時のfl?蔵条件より悪く設定されているので、モニ
タリング用貯蔵容器内の貯蔵物はPRAC貯蔵・輸送コ
ンテナ内の貯蔵物より早く劣化し、従って添付図面の第
1図に示すようにモニタリング用貯蔵容器内の貯蔵物を
モニタリングしてそれが劣化した時点すなわち商品価値
がなくなった時点でPRAC貯蔵・輸送コンテナ内の貯
蔵物は貯蔵限界に近づいて来ていることを判定すること
ができ、その結果この時点で貯蔵物をP RA Cl’
j’i蔵・玲送コンテナから取出しまたはコンテナに入
れたまま、商品価値の十分ある状態で出荷することかで
きる。 ゛ モニタリング用貯蔵容器内の貯蔵物のモニタリンクは、
モニタリンク用貯蔵容器の貯蔵物を外部から肉眼で観察
することによってかまたはモニタリング用は蔵容器の貯
蔵物を外部へ取出して内容成分を分析することによって
行われ得る。
[実 権 例] 以下、添付図面の第2UAおよび第3図を参照して本発
明の実施例について説明する。
第2図には本発明の一実總例による装置の構成を概略的
に示し、1はPRAC貯蔵・輸送コンテナであり、気密
性、耐圧性、断熱性を備えた材料で構成されており、2
はコンテナ本体に設けられた開口部で、各開口部2には
選択性ガス透過膜3が気密に取付けられている0選択性
ガス透過膜3は、コンテナ1内の貯蔵物が貯蔵・輸送さ
れる際にその呼吸量を最少かつ正常にさせるためにコン
テナ1内のガス濃度を予め一定にするように膜面積を設
定されている。
14はモニタリング用貯蔵容器であり、このモニタリン
グ用貯蔵容874は真空に耐えるような気密・卯、耐圧
性を備えしかも外部から内部に収納された貯蔵物を観察
できるようにガラスまたはアクリル等の透明な材料で構
成されている。モニタリンク用貯蔵容器4は図示したよ
うに配管5.6を介して:1ンテナ1の内部と連通して
おり、配管5には弁7および空気循環用ポンプ8が挿置
され、また配管6には弁9および除菌用フィルタ10が
挿置されている。弁7.9はモニタリング用貯蔵容器4
にモニタリング用貯蔵物(コンテナ1内に収納される貯
蔵物と同じものである)を出し入れする際にモニタリン
グ用貯蔵容器4とコンテナ1とを切り離す作用をする。
除菌用フィルタ10は、モニタリング用貯蔵容器4内の
モニタリング用貯蔵物に黴等が発生したときにコンテナ
1内の貯a′lIJに影響が及ばないように黴や細菌等
の流入を阻止する働きをしている。空気循環用ポンプ8
は耐圧性、気密性を持ち、作動時にはガスまたは空気を
コンテナ1内から配管5を通りモニタリング用貯蔵容器
4内に引き入れ、そして配管6を通りコンテナ1内へ戻
す。また、モニタリング用貯蔵容器4内にはモニタリン
ク用貯蔵物を加熱するように作用するヒータ11が設け
られている。これによりモニタリング用貯蔵容器4内は
コンテナl内の温度より若干高い温度となるようにうに
している。なお、図面には示してないが、ヒータ11は
モニタリング用貯蔵容器4内に取付けられた温度計によ
って制御され得る。
このように構成した図示装置の動作について説明すると
、まず収穫した貯蔵物をコンテナ1内に収納する。その
後、弁7.9を開け′、コンテナ1の扉〈図示してない
)を少し開けた状態で真空冷却処理装置(図示してない
)に入れ、真空冷却する。真空冷却後、コンテナ1およ
びモニタリング用貯蔵容″!、4の内部を大気圧に戻す
際に炭酸ガスおよび窒素ガスを所定量導入する。
こうしてガス置換したコンテナ1およびモニタリング用
貯蔵容器4の組立体は、そのまま貯蔵する場合には保冷
庫に入れ、貯蔵する。一方出荷等のために輸送する際に
は2〜3日であればそのまま輸送するが、輸送に長期間
かかる場合には保冷コンテナまたは冷却機能付きコンテ
ナくいずれも図示してない)に入れて輸送する。
保冷庫内に貯蔵する場合も輸送する場合、モニタリンク
用貯蔵容器4内のヒータ11を作動し、モニタリング用
貯蔵容器4内のモニタリンク用貯蔵物の品温をコンテナ
1内の貯蔵物の品温より若干高くしておく。この場合加
熱されるカスはコンテナ1の容量に比較して非常に僅か
であるため、コンテナ1内の貯蔵物の品温は上昇しない
。また配管6に挿置された空気Vδ環用ポンプ10を作
動してコンテナ1内のカスをモニタリング用貯蔵容器4
内に循環させる。このようにしておくことによって、モ
ニタリング用貯蔵容器4内のモニタリング用貯蔵物がコ
ンテナ1内の貯蔵物より早く劣化する。
第3図には、本発明の別の実施例を示し、この場合には
、貯蔵時にモニタリング用貯蔵容器を保冷庫の外に置く
ようにされている。なお、第2図に対応する部分は第2
図と同じ符号で示す。
第3図の装置において、12はコンテナ1を収納する保
冷庫であり、この保冷庫12は、冷凍機13に連結され
た熱交換814およびファン15を備えている。保冷庫
12の外に配されたモニタリング用貯蔵容器・1は長い
配管1G、17を介してコンテナ1に連結され、この配
管16.17には第2図の場合と同様な働きをする弁1
8および除菌用フィルタ19並びに弁20および除菌用
フィルタ21および空気循環用ポンプ22か挿置されて
おり、またモニタリング用貯威容器4内には冷媒または
熱媒を循環させることのできる熱交換器23が設けられ
ている。
ところで、図示実施例ではいずれもモニタリング用貯蔵
容器を通して外部からモニタリング用貯蔵物を肉眼で観
察するようにしているが、貯蔵途中または輸送途中でコ
ンテナに通じる配管に挿置された弁を閉じ、モニタリン
グ用貯蔵容器からモニタリング用貯蔵物を取出して内容
成分を分析して貯蔵状態を判定するようにすることもで
きる。
また各実施例において、モニタリング用貯蔵容器は全体
をガラスまたはアクリル等の透明な材料で構成する代わ
りに、その一部をこのような材料で構成し、残りの部分
は他の適当な断熱耐圧性の材料で構成することもできる
モニタリング用貯蔵容器はコンテナを保冷庫に入れて貯
蔵する期間またはコンテナを輸送する期間のみ取付ける
ようにすることもできる。
さらに、図示実施例では一つのコンテナに一つのモニタ
リング用貯蔵容器を設ける場合について説明してきたが
、当然複数のコンテナに共通に一つのモニタリング用貯
蔵容器を設けることも可能である。
[発明の効果] 以上説明してきたように、本発明によれば、構造的には
PRAC貯蔵・輸送用コンテナにモニタリング用貯蔵容
器を取付けるだけで、コストの安い鮮度判定ができる装
置が提供でき、またモニタリング用貯蔵容器の貯蔵条件
をPRAC貯蔵・輸送用コンテナの貯蔵条件より若干落
とし、モニタリング用貯蔵容器内のモニタリング用貯蔵
物をモニタリングしていくことによりPRAC貯蔵・輸
送用コンテナ内の貯蔵物をその商品価値の失われる前に
出荷する際の目安を容易に付けることができ、貯蔵物の
品質管理を低コストで確実に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理を示すグラフ、第2図は本発明の
一実施例によるモニタリング装置を取付けたPRAC貯
蔵・輸送用コンテナの構成を示す概略線図、第3図は本
発明の別の実施例を示す第2図と同様な図、第4図は従
来のPRAC貯蔵・輸送システム−例を示す概略断面図
である。 図   中 1 : PRAC貯蔵・輸送用コンテナ4:モニタリン
グ用貯蔵容器 5:配管 6:配管 7:弁 8:空気循環用ポンプ 9:弁 10:除菌用フィルタ 11:ヒータ 12:保冷庫 16:配管 17:配管 18:弁 19:除菌用フィルタ 20:弁 21:除菌用フィルタ 22:空気循環用ポンプ 23:熱交換器 第1図 第2図 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 貯蔵物に応じて圧力、温度、湿度および雰囲気ガス等の
    最適貯蔵・輸送条件を維持できるようにしたPRAC貯
    蔵・輸送用コンテナに、内部の貯蔵物を観察できるモニ
    タリング用貯蔵容器を取付け、このモニタリング用貯蔵
    容器の貯蔵条件を上記PRAC貯蔵・輸送用コンテナの
    貯蔵・輸送条件より若干悪く設定したことを特徴とする
    PRAC貯蔵・輸送システムにおける貯蔵物のモニタリ
    ング装置。
JP32378487A 1987-12-23 1987-12-23 Prac貯蔵・輸送システムにおける貯蔵物のモニタリング装置 Expired - Lifetime JP2524610B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019059232A1 (ja) * 2017-09-19 2019-03-28 ダイキン工業株式会社 気体供給装置、庫内空気調節装置、及びコンテナ用冷凍装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019059232A1 (ja) * 2017-09-19 2019-03-28 ダイキン工業株式会社 気体供給装置、庫内空気調節装置、及びコンテナ用冷凍装置
US11051525B2 (en) 2017-09-19 2021-07-06 Daikin Industries, Ltd. Gas supply device, interior air adjustment device, and container refrigeration device

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