JPH01166515A - 静止誘導電器 - Google Patents

静止誘導電器

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JPH01166515A
JPH01166515A JP32403987A JP32403987A JPH01166515A JP H01166515 A JPH01166515 A JP H01166515A JP 32403987 A JP32403987 A JP 32403987A JP 32403987 A JP32403987 A JP 32403987A JP H01166515 A JPH01166515 A JP H01166515A
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JP
Japan
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gas
liquid
floater
perfluorocarbon
insulating
Prior art date
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Pending
Application number
JP32403987A
Other languages
English (en)
Inventor
Kaoru Endo
馨 遠藤
Takashi Shirane
隆志 白根
Sadao Furukawa
古川 貞夫
Kiyoto Hiraishi
平石 清登
Keizaburo Kawashima
川嶋 啓三郎
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は静止誘導電器に係り、特に、鉄心と巻線を冷媒
液で満たし、これを絶縁ガスで密封したガス絶縁静止誘
導電器に関する。
〔従来の技術〕
密集化した都市部の防災という観点から、高電圧大容量
変圧器は高信頼化と不燃化がますます要望されている。
従来の高電圧大容量容性器は鉱油を絶縁媒体、あるいは
、冷却媒体として用いているため、事故時に鉱油が外部
に流出し、火災など大災害を引き起す可能性のあること
が心配されている。
不燃化を目的とした静止誘導電器として、例えば、特開
昭58−122710号および特開昭59−15041
0号公報に示されているように、タンク内に絶縁ガスを
封入し、熱発生源となる巻線、あるいは、巻線と鉄心と
を不燃性の冷媒液で浸し、冷媒液の気化時に潜熱として
奪う蒸発冷却式のセミプール式ガス絶縁変圧器が提案さ
れている。
昭和59年電気学会全国大会NO,670、および石油
学会編電気絶縁油ハンドブック(P。
74)に示されているように、例えば、絶縁ガスとして
SFeガスを、冷媒液としてパーフルオロカーボンを用
い、混在形の静止誘導電器を構成する場合、SFeガス
がパーフルオロカーボン液内に非常に溶解し易く、パー
フルオロカーボンの温度によってSFeガス溶解量が大
幅に変化し、密封タンク内のガス圧、すなわち、SFe
ガス密度が変化する現象が生じる。密封タンク内の圧力
低下はガス空間部を導出するリードなどの絶縁耐力低下
を招くことになるが、このような場合の対策として、例
えば、特開昭59−47718号公報に示されているよ
うに、加熱装置によって冷媒液の温度を上げ、タンク内
の圧力を高くしてから運転する発明もなされている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述のようにパーフルオロカーボンが低い温度のとき、
SFeガスを封入しておくと、SFeガスはパーフルオ
ロカーボンの液面より浸透しガス溶解が促進する。一方
、変圧器を運転し始めると巻線に電流が流れ、パーフル
オロカーボン液の温度が上昇する。この場合、パーフル
オロカーボンのガス溶解量が飽和状態に達していると、
パーフルオロカーボン液の温度上昇に伴って、液中より
SFeガスが気泡となって発生する。従って、ガス溶解
量が多いとわずかの温度上昇によって気泡が発生し、溶
解量が少なければ気泡発生の温度は高くなるという関係
がある。また、気泡は液面の圧力が高いときに小さく、
圧力が低いときに大きな気泡となって発生する。変圧器
巻線内のターン間、あるいは、コイル間等では高電界部
が存在するため、その部分に低圧力のガス気泡が存在す
れば絶縁強度の低下を招くおそれがある。従って、液面
の圧力を高くし、気泡内の圧力を高くしておく必要があ
る。
一方、SFeガスが封入されたタンク内の圧力はパーフ
ルオロ−ボン液へのガス溶解によって大幅に低下するこ
とになり、巻線と接地電位となるタンク間、あるいは、
巻線からSFeガス空間を通して導出されるリード線と
タンク間の絶縁強度が低下することになる。
本発明の目的はパーフルオロカーボン液へのSF6ガス
溶解量を適度に抑え、高温時のパーフルオロカ−ボン液
中での気泡の発生をなくし、低温時の密封タンク内のガ
ス圧力低下をなくして、絶縁強度の高い、小形軽量な不
燃性の静止誘導電器を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、絶縁ガスに曝される冷媒液の面にフロータ
を配設し、そのフロータによって低温時に液面を絶縁ガ
ス遮断することによって達成される。
〔作用〕
すなわち、絶縁容器内の冷媒液は液温によって液量が変
化し、液面高さが変化する。液面に配設したフロータは
同様に高さ位置が変化する。容器の内側の所定高さ位置
にストッパを設けておき。
液温か低下してフロータがストッパ位置になったとき、
フロータとス1−ツバの面が密着するように構成する。
冷媒液の液面はフロータによってガス空間部と遮断され
るので、所定の温度以下ではガス溶解をなくすことがで
きる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図ないし第5図により説
明する。
上部を開放しこした絶縁容器4に鉄心2とこれに巻回し
た巻線3を収納し、パーフルオロカーボン液14を満た
し、鉄心2と巻線3が浸漬するようにし、密封タンク1
にSFeガス15を封入して構成する。また、パーフル
オロカーボン液14は液・ガス分離器10.冷却器11
.ポンプ12の循環系で循環し、冷却を行なう、また、
巻線3の高圧端子は絶縁密器4の側面を貫通して密封タ
ンク1内にリード線6で導出し、ストップスペーサ5の
端子へ接続されている。さらに、絶縁容器4の上部には
ストッパ8を設け、パーフルオロカーボン14の上面に
浮かばせたフロータ7を構成し、ストッパ8の高さ位置
と同等の位置に絶縁容器4のパーフルオロカーボン液1
4と連通する液量調整器13を設ける。また、液・ガス
分離器1oと密封タンク1は圧力調整器9で連結する。
このように構成した静止誘導電器は、冷却器11を介し
た循環系で冷却されるが、巻線3へ流れる負荷電流によ
ってパーフルオロカーボン液14の温度が変化する。パ
ーフルオロカーボン14の温度が高くなると液量は増大
し、低温になると液量は減少するから、液面の高さ位置
も温度に対応して変化する。第2図は20℃の液量を1
として温度変化に対する液量の変化を示すものである。
ところで、第1図におけるパーフルオロカーボン液14
の液面に浮ばせたフロータ7は液温か高いとき、絶縁容
器4の上部に配設したストッパ8から離れ、フロータ7
の周囲のパーフルオロカーボン液の表面がSFeガス1
5に曝される。パーフルオロカーボン液14の温度が低
いときには、フロータフの底部がストッパ8と密着し、
パーフルオロカーボン14の液面はSFeガス15と遮
断される。すなわち、SFeガス15がパーフルオロカ
ーボン液中へ溶解するのを停止させるようにしている。
フロータ7がストッパ8に密着し、さらに液温か低下し
た場合には液量調整器13からパーフルオロカーボン液
が供給され、SFeガス空間部とパーフルオロカーボン
液量とで圧力差ができないようにし、絶縁容器4を強固
にしなくて済むようにしている。また、液温が低い状態
から高温になったときの一連の動作は次のようである。
 すなわち、まず、液体の膨張に応じて液量調整器13
へパーフルオロカーボンが入り、液量調整器13の伸縮
部が伸びて液が満たされる。さらに膨張すると液はフロ
ータ7を押し上げ、液面がSFeガス空間部に開放とな
り、絶縁容器上部に移動する。従って、パーフルオロカ
ーボン液14とSFeガス15を遮断する温度は液量調
整器13の調整容量で決まるから調整容量を可変にして
おけば任意の遮断温度の設定が可能である。
静止誘導電器の液温か運転停止状態から運転中まで、例
えば、−20℃〜100℃まで変化するとする。フロー
タフによる液面遮断温度を40℃とすれば第2図の特性
から液量調整器13の調整容量は絶縁容器4内のパーフ
ルオロカーボン液量に対して約9%となる。つまり、遮
断温度を高くしてガス溶解量を小さくすれば調整容量が
大きくなり、流量調整器13を小形化すれば遮断温度が
低くなり、その分、ガス溶解量が大きくなる。従って、
絶縁容器4を完全密封構造にして全温度範囲の流量を調
整するには流量調整器が大形になってしまうが、本発明
では流量調整器13の調整範囲は遮断温度以下の温度に
対する流量変化の調整を行えば良いから小形の流量調整
器を通用できる。
第3図はパーフルオロカーボン液中へのSFeガス飽和
溶解を示す。SFeガスの圧力を1 bar一定にした
場合、40’Cにおいて約入信、低温では、さらに、飽
和溶解量が大きくなるという実験結果である。SFeガ
スがパーフルオロカーボン液へ溶解すれば第1図に示し
たガス空間部15の圧力は低下する。しかし、上述のよ
うに、低温で液面を遮断し、溶解をなくせば、必要とす
るガス空間部の圧力を保持できる。すなわち、巻線3か
ら導出されるガス空間部のリード線6およびストップス
ペーサ5の絶縁耐力を保持できる。例えば。
液温40℃において液面を遮断するように調整すれば、
第3図の特性から最大入信の溶解量に抑えることができ
、低温領域での大きな溶解をなくすことができる。
第4図はパーフルオロカーボン液へのSFeガスの溶が
か液体の絶縁破壊強度にどのように影響するかを調べた
被覆絶縁系での実験例である。すなわち、SFeガスが
無溶解のときより少量の溶解ガスを含んでいる場合の方
が破壊強度は高くなる。一般に鉱油中へ微量のSFeガ
スを溶解させた場合には、SFeガスが電気的負性であ
るための電子親和力などに起因して破壊電圧は高くなる
と云われている(文献「液作中の伝導と破壊」電気学会
技術報告(■部)第242号、P、38)。
第4図の特性図ではガス溶解率が20%を越えると破壊
強度は低下傾向を示す。これはガス溶解が大きいと高い
液温でガスバルブが発生し、これが破壊強度を低下させ
る要因になるためである。従って、パーフルオロカーボ
ン液への少量のガス溶解は破壊強度を向上させるのに好
適であり、第1図に示したフロータフの周囲の開放面か
ら溶解するガスは高温時のみの溶解であるために、溶解
量も小さく適度な溶解率を維持することができる。
SFeガスがパーフルオロカーボン液に溶解する速度は
液自体の対流によって促進される効果が大きいが、液面
の接触面積によっても変る。すなわち、接触面積が小さ
いほど溶解速度は小さい。
従って、フロータ7は液面の接触面積を小さくし、溶解
速度を小さくする作用も兼ねている。なお、液・ガス分
離器10はパーフルオロカーボン液14へのガス溶解率
を適度に維持するため装置であり、溶解量が多すぎる場
合に、パーフルオロカーボン液から脱ガスし、小溶解率
の液にして冷却器11へ送り、ポンプ12で循環するよ
うにしている。液・ガス分離器10によって分離された
ガスは圧力調整器9を介して密封タンク1へ戻される。
このように構成された循環系のパーフルオロカーボン液
14は適度なガス溶解率を保ちながら高電界となる巻線
3を通るので絶縁強度を高くすることができる。
さらに、本発明のフロータ7は運転中、万一の絶縁破壊
事故などによる内圧上昇で絶縁容器4が破壊するにを防
止している。すなわち、絶縁破壊や短絡電流によって絶
縁容器4は内圧上昇を招く恐れがあるが、フロータ7は
ストッパ8と密着状態であっても、急激な内圧上昇時に
は容易に上部に持ち上がり、絶縁容器4の上面を開放面
し、絶縁容器を破壊することはない。従って、万一の事
故に対して、絶縁容器4の破壊、さらに、ストップスペ
ーサ5の破壊など、事故の波及を最小にすることができ
る。
本発明のように液面をフロータによってガス空間と遮断
する際、フロータとストッパが接触する部分に柔軟性の
あるパツキンを配設しておけば、さらに密着性が良くな
り、ガスの侵入を完全に防ぐことができる。
また、他の実施例を第5図に示す。フロータ7は温度セ
ンサ24から液温を感知し、制御装置23によってモー
タ22を回転させ、駆動装置21を動作させて密封タン
ク1の外部よりフロータ7を押圧し、フロータフの底部
とストッパ8とを密着するようにした。すなわち、液面
とガス空面との遮断を温度の設定によって自動運転がで
るだけでなく、制御装置から駆動信号を送ることにより
任意の温度で液面の遮断と開放を行えるという利点をも
つ。例えば、静止誘導電器が運転されていて、運転停止
したときには直ちに駆動信号を与え、フロータを押圧し
て液面を遮断できるので液温か下がるまでの不必要なガ
ス溶解をなくすことができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、パーフルオロカーボン液へのSFeガ
スの多量の溶解をなくすことができ、ガス空間部のガス
圧力の低下を小さくすることができ、また、パーフルオ
ロカーボン液中では高温でのガス溶解が促進するだけで
あるため、少量のガス溶解液体となり、液面の圧力を高
圧力で保持することにより、無溶解の液体より高い絶縁
強度を有する液体にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の縦断面図、第2図は本発明
の詳細な説明するための実験データの特性図、第3図、
第4図は本発明を説明するための実験データの特性図、
第5図は本発明の他の実施例の構成を示す縦断面図であ
る。 1・・・密封タンク、2・・・鉄心、3・・・巻線、4
・・・絶縁容器、5・・・ストップスペーサ、6・・・
リード線、7・・・フロータ、8・・・ストッパ、9・
・・圧力調整器、10・・・液・ガス分離器、11・・
・冷却器、12・・・ポンプ、13・・・流量調整器、
14・・・パーフルオロカーボン、15・・・SFeガ
ス、21・・・駆動装置、22・・・モータ、23・・
・制御装置、24・・・温度センサ。 第1図 第2図 第3図 ゆき(・C)−? 第4図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.絶縁ガスを封入したタンクと、前記タンク内には上
    部を開放として冷媒液を満した絶縁容器と、前記絶縁容
    器内に鉄心と巻線とを浸漬し、前記巻線から前記絶縁容
    器外にリード線を導出したものと、ガス密封タンク外に
    冷却器とポンプを配設した冷媒液を循環するようにした
    ものにおいて、 前記絶縁容器に満した前記冷媒液の液面にフロータを配
    設し、液面高さ低下時に前記フロータが前記絶縁器内面
    に密着して前記絶縁ガスと前記冷媒液とを遮断するよう
    にしたことを特徴とする静止誘導電器。
  2. 2.前記絶縁容器と連通する液量吸収装置を設けた特許
    請求の範囲第1項記載の静止誘導電器。
  3. 3.前記冷媒液の循環系に絶縁ガス分離装置と、前記タ
    ンクに連通する圧力調整器とを設けて連結し、前記絶縁
    ガス分離装置の液は前記冷媒液の循環系に、前記絶縁ガ
    スを前記圧力調整器へ送り込む手段を設けた特許請求の
    範囲第1項記載の静止誘導電器。
  4. 4.前記フロータが接触する面に柔軟性のあるパッキン
    を配設した特許請求の範囲第1項記載の静止誘導電器。
  5. 5.前記フロータを舟底形とした特許請求の範囲第1項
    記載の静止誘導電器。
JP32403987A 1987-12-23 1987-12-23 静止誘導電器 Pending JPH01166515A (ja)

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