JPH01166456A - イオン検出器 - Google Patents
イオン検出器Info
- Publication number
- JPH01166456A JPH01166456A JP62324082A JP32408287A JPH01166456A JP H01166456 A JPH01166456 A JP H01166456A JP 62324082 A JP62324082 A JP 62324082A JP 32408287 A JP32408287 A JP 32408287A JP H01166456 A JPH01166456 A JP H01166456A
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- JP
- Japan
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- dynode
- ion
- ion beam
- secondary electron
- collector
- Prior art date
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- Pending
Links
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- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 2
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Landscapes
- Other Investigation Or Analysis Of Materials By Electrical Means (AREA)
- Electron Tubes For Measurement (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はイオンビーム検出器に係り、特に質量分析計の
正、負両イオンの高感度検出に好適なイオン検出器に関
する。
正、負両イオンの高感度検出に好適なイオン検出器に関
する。
従来のイオン検出器は、引用公知例、マイクロビームア
ナリシス、PP147−149 日本学術振興会朝倉
書店 マイクロビームアナリシス第141委員会編 1
985.に記載のように信号としてのイオンビームを偏
向する手段はなく、−度イオン検出器が装着されるとイ
オンビームは。
ナリシス、PP147−149 日本学術振興会朝倉
書店 マイクロビームアナリシス第141委員会編 1
985.に記載のように信号としてのイオンビームを偏
向する手段はなく、−度イオン検出器が装着されるとイ
オンビームは。
検出器の第一ダイノードの同一場所を常に照射するよう
になっていた。しかし第1ダイノード面に対してイオン
ビーム照射点を変化させる手段は設けられていなかった
。従来の二次電子増幅管の原理を第3図に示す。
になっていた。しかし第1ダイノード面に対してイオン
ビーム照射点を変化させる手段は設けられていなかった
。従来の二次電子増幅管の原理を第3図に示す。
上記従来技術は、第1ダイノードがイオン照射を受けた
場合、注入イオンによる変質層およびイオンエツチング
による表面層の組成変化による二次電子収率の劣化につ
いて配慮がなされておらず、短時間で感度が低下すると
いう問題があった。
場合、注入イオンによる変質層およびイオンエツチング
による表面層の組成変化による二次電子収率の劣化につ
いて配慮がなされておらず、短時間で感度が低下すると
いう問題があった。
本発明の目的は、上述の第1ダイノードのイオン照射に
よる劣化を考慮してイオン検出器の高感度且つ長寿命化
を達成することにある。
よる劣化を考慮してイオン検出器の高感度且つ長寿命化
を達成することにある。
上記の目的は、イオン検出器または二次電子増倍管の第
1ダイノードの劣化による感度低下をさけるために該ダ
イノード上のイオン照射部を逐次変化させ、新しいダイ
ノード面が利用できるようにすることにより、達成され
る。
1ダイノードの劣化による感度低下をさけるために該ダ
イノード上のイオン照射部を逐次変化させ、新しいダイ
ノード面が利用できるようにすることにより、達成され
る。
具体的な技術手段として次のような技法を採用する。一
般に該ダイノードの劣化が問題にされるのは、質量分析
計のように高密度細束イオンビームを検出する場合に限
られる。したがって長寿命化は、イオン偏向手段を設け
て劣化に応じてダイノード上のイオン照射点を逐次変化
させることにより達成した。偏向手段としては、二次電
子増倍管の第1ダイノードの前段に偏向電場が可変でき
る静電偏向電極を設けた。
般に該ダイノードの劣化が問題にされるのは、質量分析
計のように高密度細束イオンビームを検出する場合に限
られる。したがって長寿命化は、イオン偏向手段を設け
て劣化に応じてダイノード上のイオン照射点を逐次変化
させることにより達成した。偏向手段としては、二次電
子増倍管の第1ダイノードの前段に偏向電場が可変でき
る静電偏向電極を設けた。
本発明の技術的手段としての静電偏向手段は、イオン検
出器の第1ダイノードの前段に設けられており、それぞ
れの対抗電極に任意電圧を印加することにより、該ダイ
ノード面の任意位置に信号としてのイオンビームが入射
できるようにする役割をもつ。すなわち劣化が起ったら
偏向電圧を変化させ、イオンビーム照射点を新しいダイ
ノード面(二次電子収率の高い)に移すことにより、高
感度化および長寿命化を達成する。
出器の第1ダイノードの前段に設けられており、それぞ
れの対抗電極に任意電圧を印加することにより、該ダイ
ノード面の任意位置に信号としてのイオンビームが入射
できるようにする役割をもつ。すなわち劣化が起ったら
偏向電圧を変化させ、イオンビーム照射点を新しいダイ
ノード面(二次電子収率の高い)に移すことにより、高
感度化および長寿命化を達成する。
(実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図および第2図により説明
する。第1図および第2図はいずれも質量分析計のイオ
ン検出器に適用した場合の実施例を示す。
する。第1図および第2図はいずれも質量分析計のイオ
ン検出器に適用した場合の実施例を示す。
本発明のイオン検出器は主に検出すべきイオンビーム6
に対する制限視野絞りまたは質量分析計のコレクタスリ
ット1、二次電子増倍管の第1ダイノード2.第2,3
等後段ダイノード群3、イオンコレクタ4および該入射
イオンビーム偏向用静電偏向電極5より構成されている
。質量分析計にかけられたイオンは質量・電荷比(M/
8 )に分離され、M、M+ΔM、M−6M(M:質
量数)に分けられ、特定イオンMのみが検出器に導入さ
れ、その強度が測定される。
に対する制限視野絞りまたは質量分析計のコレクタスリ
ット1、二次電子増倍管の第1ダイノード2.第2,3
等後段ダイノード群3、イオンコレクタ4および該入射
イオンビーム偏向用静電偏向電極5より構成されている
。質量分析計にかけられたイオンは質量・電荷比(M/
8 )に分離され、M、M+ΔM、M−6M(M:質
量数)に分けられ、特定イオンMのみが検出器に導入さ
れ、その強度が測定される。
第1および第2図により2つの実施例の動作原理を示す
。第1図に示した実施例では、質量分析計のコレクタス
リット1と二次電子増倍管の第1ダイノード2との間に
静電偏向電極5が装着されている。質量数Mを検出して
いる状態を考える。
。第1図に示した実施例では、質量分析計のコレクタス
リット1と二次電子増倍管の第1ダイノード2との間に
静電偏向電極5が装着されている。質量数Mを検出して
いる状態を考える。
偏向電極5を動作させない場合にはイオンビームMは直
進し、第1ダイノード2を照射し、発生した二次電子が
後段のダイノード群3により逐次増倍され、コレクタ4
により検出される。この状態で数週間使用すると第1ダ
イノード2のイオン照射部が入射イオンの注入効果やス
ツパツタ現象により劣化し、二次電子収率(放出率)が
低下する。
進し、第1ダイノード2を照射し、発生した二次電子が
後段のダイノード群3により逐次増倍され、コレクタ4
により検出される。この状態で数週間使用すると第1ダ
イノード2のイオン照射部が入射イオンの注入効果やス
ツパツタ現象により劣化し、二次電子収率(放出率)が
低下する。
次に偏向電極5に偏向電圧を印加し、イオンビーム6を
偏向させ、第1ダイノード2の新しい面にイオンビーム
6が照射するようにする。これによりイオンビーム6を
高感度で検出する。このように第1ダイノード2の劣化
が起ったら次々と新しいダイノード面にイオンビーム照
射点を移すことにより常に高感度能力を保つとともにイ
オン検出器自体の長寿命化が達成される。この操作は真
空外より容易にできる。
偏向させ、第1ダイノード2の新しい面にイオンビーム
6が照射するようにする。これによりイオンビーム6を
高感度で検出する。このように第1ダイノード2の劣化
が起ったら次々と新しいダイノード面にイオンビーム照
射点を移すことにより常に高感度能力を保つとともにイ
オン検出器自体の長寿命化が達成される。この操作は真
空外より容易にできる。
第2の実施例を第2図を用いて説明する。基本原理は第
1の実施例と同様である。本実施例では、偏向電極5は
質量分析計とコレクタスリット1の間に設けている。コ
レクタスリット1は真空外よりX−Y面(ビームに対し
て垂直面)に移動できるように°なっている。第1ダイ
ノード2の照射面が劣化した場合の新しいダイノード面
へのビーム6の偏向は、コレクタスリット1の移動と偏
向電極5の電位を変えることにより行なう。これにより
ダイノード面2の任意点にイオンビーム6を照射でき、
高感度、長寿命化が達成できた。
1の実施例と同様である。本実施例では、偏向電極5は
質量分析計とコレクタスリット1の間に設けている。コ
レクタスリット1は真空外よりX−Y面(ビームに対し
て垂直面)に移動できるように°なっている。第1ダイ
ノード2の照射面が劣化した場合の新しいダイノード面
へのビーム6の偏向は、コレクタスリット1の移動と偏
向電極5の電位を変えることにより行なう。これにより
ダイノード面2の任意点にイオンビーム6を照射でき、
高感度、長寿命化が達成できた。
以上2つの実施例よりイオン検出器の感度劣化を考慮し
た寿命が従来の10倍以上向上した。またイオン検出器
の劣化による交換作業が1o分の1に減少でき利用効率
が著しく向上した。さらにイオン検出器の交換頻度が1
0分の1減少したため、装置の真空を破る頻度が10分
の1以下にでき、超高真空化が容易に達成された。
た寿命が従来の10倍以上向上した。またイオン検出器
の劣化による交換作業が1o分の1に減少でき利用効率
が著しく向上した。さらにイオン検出器の交換頻度が1
0分の1減少したため、装置の真空を破る頻度が10分
の1以下にでき、超高真空化が容易に達成された。
本発明によれば、二次電子増倍管の感度低下の原因とな
る第1ダイノードへの入射イオン照射部を逐次変えるこ
とにより高感度性の維持と長寿命化を行なっているので
、次のような効果がある。
る第1ダイノードへの入射イオン照射部を逐次変えるこ
とにより高感度性の維持と長寿命化を行なっているので
、次のような効果がある。
(1)劣化によるイオン検出器の交換頻度が10分の1
以下にでき、コスト低減が可能。
以下にでき、コスト低減が可能。
(2)イオン検出器の交換頻度が低減でき、その結果と
して真空を破る頻度が10分の1以下にでき、超高真空
化が容易になった。
して真空を破る頻度が10分の1以下にでき、超高真空
化が容易になった。
(3) (2)の結果としてイオン強度の測定精度が
著るしく向上した。
著るしく向上した。
第1図および第2図は本発明の実施例の原理図、第3図
は従来の二次電子増倍管の原理図である。 1・・・質量分析計のコレクタスリット、2・・・二次
電子増倍管の第1ダイノード、3・・・第2.第3等後
段ダイノード群、4・・・コレクタ、訃・・静電偏向電
極、6・・・被検イオンビーム。 第1図 第2図
は従来の二次電子増倍管の原理図である。 1・・・質量分析計のコレクタスリット、2・・・二次
電子増倍管の第1ダイノード、3・・・第2.第3等後
段ダイノード群、4・・・コレクタ、訃・・静電偏向電
極、6・・・被検イオンビーム。 第1図 第2図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、二次電子増倍法を採用したイオン検出器において該
検出器の第1ダイノードの前段に少なくとも一対の偏向
電極を設けて該ダイノード面に対して被検出イオンビー
ム照射位置を変えられるようにしたことを特徴とするイ
オン検出器。 2、特許請求の範囲第1項において、質量分析計のコレ
クタスリットの後段に該偏向電極を設け。 さらに後々段に二次電子増倍管を配置したことを特徴と
するイオン検出器。 3、特許請求の範囲第1項または第2項において、質量
分析計のコレクタスリットの前段に偏向電極を設け、該
コレクタスリットが入射イオンビームと垂直面内で可動
でき且つ該偏向電圧を任意に変えられ、該ダイノード面
の任意点を該イオンビームが照射できるようにしたこと
を特徴とするイオン検出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62324082A JPH01166456A (ja) | 1987-12-23 | 1987-12-23 | イオン検出器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62324082A JPH01166456A (ja) | 1987-12-23 | 1987-12-23 | イオン検出器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01166456A true JPH01166456A (ja) | 1989-06-30 |
Family
ID=18161949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62324082A Pending JPH01166456A (ja) | 1987-12-23 | 1987-12-23 | イオン検出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01166456A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102008010118A1 (de) * | 2008-02-20 | 2009-09-24 | Bruker Daltonik Gmbh | Einstellung der Detektorverstärkung in Massenspektrometern |
-
1987
- 1987-12-23 JP JP62324082A patent/JPH01166456A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102008010118A1 (de) * | 2008-02-20 | 2009-09-24 | Bruker Daltonik Gmbh | Einstellung der Detektorverstärkung in Massenspektrometern |
US8536519B2 (en) | 2008-02-20 | 2013-09-17 | Bruker Daltonik Gmbh | Adjusting the detector amplification in mass spectrometers |
DE102008010118B4 (de) * | 2008-02-20 | 2014-08-28 | Bruker Daltonik Gmbh | Einstellung der Detektorverstärkung in Massenspektrometern |
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