JPH01163571A - プログラムフリーザー - Google Patents

プログラムフリーザー

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JPH01163571A
JPH01163571A JP16819988A JP16819988A JPH01163571A JP H01163571 A JPH01163571 A JP H01163571A JP 16819988 A JP16819988 A JP 16819988A JP 16819988 A JP16819988 A JP 16819988A JP H01163571 A JPH01163571 A JP H01163571A
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JP16819988A
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Yoshimasa Goshima
五島 祥雅
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Original Assignee
NIPPON FREEZER KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、プログラムフリーザーに係わり、特にコンビ
コータシステムによっても操作可能とすると共に、冷媒
として例えば液化炭酸ガスを使用することにより動物の
受精卵、リンパ球、血小板、骨髄、精子等の生体試料を
凍結保存する場合、及び該凍結保存した生体試料を解凍
する場合等に用いて好適なプログラムフリーザーに関す
るものである。
[従来の技術] 動物の受精卵、リンパ球、血小板、骨髄、精子等の生体
試料(サンプル)を長期間保存して研究等に利用する方
法の1つとして、サンプルを凍結保存し、必要に応じて
該凍結保存したサンプルを解凍して利用する凍結保存方
法が知られている。そして、このようなサンプルの凍結
/解凍を行うに当たって、多くの場合、プログラムフリ
ーザーが使用されている。
この種のプログラムフリーザーは、サンプルを収納した
容器をチャンバー内に納め、貯蔵容器に加圧充填した液
化ガスを該チャンバー内へ注入し、コントローラにより
サンプル温度を制御することによりサンプルの凍結を行
い、また、ヒータにより凍結したサンプルの解凍を行う
ものである。この場合、前記液化ガスとして一般にL 
N 2 (液化窒素)が使用されており、また、チャン
バー内の温度・サンプル容器の表面温度・サンプル温度
は打点式の記録計によって記録している。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、前述した従来のプログラムフリ−ザーに
あっては次のような問題があった。
■チャンバー内の温度・サンプル容器の表面温度・サン
プル温度等の温度データは打点式の記録計によって記録
しており、また、サンプルの名称・数量・特徴、あるい
は実験日・実験者等のサンプル属性データは手書きによ
り記録しているため、正確かつ迅速なデータ管理を行う
上で問題がある。
■また、上記の温度データやサンプル属性データを論文
・レポート等にまとめる必要がある場合、改めて印刷し
直さなければならず手間が掛かる。
■液化窒素は冷却能力が大であるという利点を有する反
面、未だ次のような欠点を有している。即ち、貯蔵容器
に加圧充填した液化窒素は容器内の圧力が所定値に達す
ると、不使用時においても安全性等の点から容器から少
量ずつ放出するようになっている。この結果、液化窒素
を使用しなくともその量は次第に目減りして行くため、
その都度、貯蔵容器に液化窒素を補充するか、あるいは
目減りした貯蔵容器を液化窒素が加圧充填された別の貯
蔵容器に交換しなければならない。
■上記■により、非常に煩雑であると共に効率が悪く、
更にコスト高ともなる。
本発明は前記問題点を有効に解決するもので、サンプル
の凍結時/解凍時における各種データの入力や記憶ある
いは印字出力をコンビュータンステムによっても可能と
すると共に、サンプルの凍結用に液化炭酸ガス等の極低
温が得られる冷媒を使用することにより、冷媒ガスの効
率的な使用と取扱性の向上を達成することができるプロ
グラムフリーザーの提供を目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明は、チャンバー内に取
出し可能に設置)Iられたサンプル容器に収納したサン
プルを凍結あるいは解凍するように構成したプログラム
フリーザーにおいて、極低温を得る冷媒を貯蔵する貯蔵
手段と、該貯蔵手段内の冷媒を前記チャンバー内へ供給
し前記チャンバー内の温度を低下させる冷却手段と、前
記チャンバー内の温度を上昇させる加熱手段と、前記サ
ンプルの凍結時および解凍時の温度傾斜を含む基準温R
− 度データを入力するための入力手段と、前記チャンバー
内に収納されたサンプルの温度を検出する温度検出手段
と、該温度検出手段により検出したサンプル温度から温
度傾斜を算出し該温度傾斜と前記入力手段により入力し
た温度傾斜とを比較して両者が一致するように前記冷却
手段と前記加熱手段とを制御する温度制御手段と、該温
度制御手段と接続され、前記サンプルの属性データと前
記基準温度データの入力が可能な操作部と、前記属性デ
ータや前記基準温度データを含む各種データを記憶する
記憶部と、前記各種データを表示する表示部と、前記各
種データを印字出力する印字部とを有するコンピュータ
システムとを具備することを特徴とする。
また、前記温度制御手段は、該温度検出手段により検出
した温度情報を必要に応じて選択し該選択した温度情報
を予め設定されている温度情報に一致するように前記冷
却手段と前記加熱手段とを制御する構成としてもよい。
また、前記温度制御手段は、前記温度検出手段により検
出した各検出温度データを必要に応じて選択し該選択し
た検出温度データと前記入力手段により入力した目標温
度データとを比較して両者が一致するように前記冷却手
段と前記加熱手段とを制御する構成としてもよい。
また、前記サンプル容器を熱伝導率の良い部材により形
成する構成としてもよい。
[作用 ] 本発明によれば、サンプルをチャンバー内に収納しサン
プルに温度検出手段をセットした後、入力手段によりサ
ンプルの凍結時および解凍時の温度傾斜を含む各種デー
タを入力する。この後、プログラムフリーザーを動作状
態とすると、冷却手段により貯蔵手段内の液化炭酸ガス
がチャンバー内へ供給され、チャンバー内の温度が冷却
される。
温度制御手段は、温度検出手段により検出したサンプル
温度から温度傾斜を求め、入力手段により入力した温度
傾斜と一致するように冷却手段と加熱手段を制御する。
あるいは、サンプル容器の内部温度および表面=7− 温度とチャンバーの内部温度を、目標温度に一致するよ
うに前記冷却手段と前記加熱手段とを制御する。
この場合、コンピュータシステムによっても」二記サン
プルの凍結時および解凍時の温度傾斜を含む各種データ
を入力することができると共に、前記各種データやサン
プルに関する属性データの記憶や、これらデータの印字
出力を行うことができる。これにより、プログラムフリ
ーザーの操作性が向」二すると共に正確かつ迅速なデー
タ管理を行うことができる。
また、サンプル容器は熱伝導率の良い部材により形成し
たため、サンプルの温度制御を正確に行うことができる
[実施例] 以下、図面を参照し本発明の一実施例について説明する
第1図は本実施例によるプログラムフリーザーの構成を
示すブロック図である。図において1はLCO2(液化
炭酸ガス)を貯蔵するための貯蔵容器であり、該貯蔵容
器Iは貯蔵しであるLCO7をパイプ2を介してチャン
バーユニット3内に設けられた電磁バルブ4の流入口に
供給する。この場合、L CO2は例えばL N 2の
ように不使用時において貯蔵容器から放出することが不
要である。
電磁バルブ4は後述するPIDコントローラ5によって
開閉が制御され、該PIDコントローラ5からバルブ閉
信号を供給された時に、弁を閉状態にして供給されたL
CO2の流れを遮断し、バルブ開信号を供給された時に
、弁を開状態にして供給されたL C02をその流出口
を介して網状の仕切板5aによって2分されたチャンバ
ー6の一方の側に設けられたノズル7に供給する。ノズ
ル7は電磁バルブ4を介して供給されたLCO2を霧状
にしてチャンバー6内に噴射し、チャンバー6内の温度
を低下させる。
また、チャンバー6内のノズル7が設けられている側に
は、後述するヒータコントローラ8によって制御される
ヒータ9が設けられ、該ヒータ9がヒータコントローラ
8からヒータ駆動信号を供給された時に発熱し、チャン
バー6内の温度を上昇させる。そして、該ヒータ9及び
ノズル7と仕切板5aとの間にはファンIOが設けられ
、該ファン10及び仕切板5aにより、ノズル7からL
CO9が噴射された場合、及びヒータ9が熱を発した場
合においても、仕切板5aによって仕切られたヂャンバ
−6の他方の側において、温度格差が生じないようにな
っている。
また、Ila〜IlcはCA(クロメル・アルメル)タ
イプの熱電対であり、これら各熱電対11a〜Ilcは
各々、チャンバー6内の温度、該チャンバー内に収納さ
れたサンプル容器12の表面温度、該サンプル容器12
内のサンプルの温度を検出し、該検出結果を記録計13
及びPIDコントローラ5へ供給する。記録計13は例
えば打点間隔5秒で打点記録を行う3点打点式の記録計
であり、各熱電対11a〜Ilcからの出力に基づいて
チャンバー6内の温度、サンプル容器12の表面温度、
サンプル容器12内のサンプルの温度の記録を行う。尚
、この場合、打点式の記録計13に代えて、ペン式の記
録計(ペンレコーダ)等の他の記録方式による記録計を
使用することも可能である。
I4はキーボード・各種スイッチ・マイクロコンピュー
タ等により構成されたプログラム設定器であり、該プロ
グラム設定器14は、キーボード等により入力されたデ
ータとサンプル温度とが一致するように、PIDコント
ローラ5とヒータコントローラ8とを制御するものであ
る。
前記プログラム設定器I4について更に詳述すると、ま
ず、キーボードからは、サンプル温度の温度傾斜を決定
する昇降温度設定データと、到達温度を決定する設定温
度データと、該到達温度をどの位保持するかを指示する
ボールドデータ(以上、基準温度データ)とが入力され
る。
例えば、−3° 07分の渚、度傾斜でサンプルを常温
から5°Cに一旦冷却し、該温度で10分間ホールドし
た後、今度は一1’ Cの温度傾斜で一80°Cまで凍
結する場合を例にとると、第1の昇降温度設定データと
して一3°C/分、第1の設定温度データとして5°C
1第1のホールドデータとして10分が入力されると共
に、第2の昇降温度設定データとして−I″C/分、第
2の設定温度データとして一80°Cが入力される。
一般には、第1、第2 ・第nの昇降温度設定データ、
第1、第2・・第nの設定温度データ、第1、第2 第
nのホールドデータが各々キーボードから入力され、こ
れら各入力データがプログラム設定器14内のメモリに
格納される。
プログラム設定器14はまた、熱電対11cからの信号
により、サンプルの温度を逐一検知し、該温度の温度傾
斜を演算する。そして、サンプルの温度が到達温度以外
の時は、昇降温度設定データで決定された温度傾斜と、
サンプル温度の温度傾斜との偏差をきり、該偏差信号(
温度制御信号)をPIDコントローラ5へ供給する。ま
た、サンプル温度が到達温度の時は、ホールドデータで
決定された時間だIJ該温度を保つようにPTDコント
ローラ5を制御する。
PIDコントローラ5は、温度制御信号が負の時は、上
記温度制御信号によって電磁バルブ4を開閉制御して、
チャンバー6内へのLC02の供給量を増減し、温度制
御信号が零になるようにサンプル容器12内の温度をP
ID(比例・積分・微分)制御する。一方、温度制御信
号が正の時は、PIDコントローラ5はヒータコントロ
ーラ8ヘヒータコントロール信号を送り、これを介して
ヒータ9を駆動制御する。ヒータコントローラ8は、ザ
イリスタ等から構成され、ザイリスタの点弧角を制御す
ることにより、ヒータ9への供給電流を増減して、上記
温度制御信号が零になるように温度制御を行う。
この場合、プログラム設定器14は、選択スイッチ(図
示路)により入力された熱雷対選択データに基づき温度
制御プログラムを求めると共に、該温度制御プログラム
に応じた温度制御信号をPIDコントローラ5へ供給し
、該PIDコントローラ5は前記温度制御信号に甚づき
各熱電対11a〜11cからの出力を選択すると共に、
該選択した熱雷対からの出力の示す値と前記プログラム
設定器I4から供給された温度制御信号の示す値とを比
較し、これらの値か一致するように電磁バルブ4の開閉
制御およびヒータ9の駆動制御を行ってもよい。即ち、
サンプル容器12の内部温度および表面温度と、チャン
バー6の内部温度とを、予め設定した目標値に一致させ
るように上記制御を行ってもよい。
そして、これら記録計13.プログラム設定器+4.P
TDコントローラ5.ヒータコントローラ8により、チ
ャンバーユニット3の制御を行うコントロールユニット
15が構成されている。
更に、プログラム設定器14にはインタフェース30を
介してパーソナルコンピュータシステム31が接続され
ている。該パーソナルコンピュータシステム31は、パ
ーソナルコンピュータ本体32と、キーボード33と、
CRTデイスプレィ34と、フロッピディスク装置35
と、プリンタ36等を備えた構成とされている。そして
、該パーソナルコンピュータシステム31により、前記
プログラムフリーザーの制御を行うことができると共に
、該プログラムフリーザーを使用して得たデータの管理
を行うことができるようになっている。
前記キーボード33は、プログラムフリーザーにより凍
結/解凍を行うサンプルの属性データ(サンプルの名称
・数量・特徴・実験日・実験者等)、あるいは上述した
昇降温度設定データ・設定温度データ・ホールドデータ
等の各種基準温度データを入力するためのものである。
この場合、前記昇降温度設定データ・設定温度データ・
ホールドデータ等の各種基準温度データは前記プログラ
ム設定器14のキーボードから設定入力することも可能
であり、あるいは前記パーソナルコンピュータシステム
3Iのキーボード33から設定入力することも可能とな
っている。
前記キーボード33から入力した属性データや各種基準
温度データ等はCRTデイスプレィ34に表示される一
方、フロッピディスク装置35のメディア37に記憶さ
れるようになっている。また、該メディア37には、前
記記録計13により打点記録されたチャンバー内の温度
・サンプル容器の表面温度・サンプル温度等の検出温度
データも記憶されるようになっている。そして、CRT
デイスプレィ34に表示された各種データ、あるいはメ
ディア37の記憶データは、必要に応じてプリンタ36
により印字出力することができるようになっている。
第2図は本実施例において用いられるサンプル容器12
の一例を示す断面図である。図において、16は厚さ0
.3〜0.4mmのアルミニウム(または他の熱伝導の
良い金属)によって構成された円筒型のサンプル容器本
体であり、該サンプル容器本体I6の外周面にその内面
が接するように設けられた取り外し自在なキャップI7
で閉止されるようになっている。尚、該キャップI7も
サンプル容器本体16と同様に0.3〜0.4mmのア
ルミニウム等で構成されている。
第3図は本実施例において用いられるサンプル容器12
の他の一例を示す断面図である。図において、18.2
0は各々、前記サンプル容器本体16及びギャップ17
と同様に構成されたサンプル容器本体及びキャップであ
る。そして、該サンプル容器本体18の外周面の一部に
はシリコンゴム等により構成されたOリング19が設け
られると共に、該サンプル容器本体18と係合するキヤ
・ツブ20の内周面の一部にはシリコンゴム等によって
構成された0 ’Jソング設けられ、サンプル容器本体
18の開口部をキャップ20で閉止した時に、該サンプ
ル容器本体18の開口部の縁がOリング21と密接する
と共に、キャップ20の開口部の内周面がOリング19
と密接するようになっている。尚、これら第2図及び第
3図に示したサンプル容器の表面には必要に応じてコー
ティングが施される。
第4図は本実施例によるプログラムフリーザーにおいて
、RPMl]640(培地)と、FCS(牛胎児血清)
16%と、DMSO(ジメチル・スルフォキサイド)1
0%とによって構成されたサンプル(2mQ)を−ビC
/minで凍結する場合におけるサンプルの凍結特性を
示す図であり、縦軸はサンプルの温度を、横軸は時間を
示す。
次に、上記構成による本実施例の動作について説明する
(i)サンプルを凍結する場合 まず、操作者により、サンプルの納められたサンプル容
器がチャンバー6内に収納され、そして、これらのサン
プル容器の内の1つのキャップ17(あるいは20)に
設けられた貫通孔を介して該サンプル容器I2内に熱電
対11cが挿入されると共に、該サンプル容器12の外
周面に熱電対11bがセットされ、その後、プログラム
フリーザーの電源の投入が行なわれると共に、プログラ
ム設定器14のキーボード、あるいはパーソナルコンピ
ュータシステム31のキーボード33のキー操作を行う
ことにより、チャンバー6内に収納されたサンプルの凍
結プログラムの入力が行なわれる。
そして、この後、スタート釦(図示略)が抑圧操作され
ると、記録計13が動作状態となって、熱電対11a〜
llcから供給された信号に基づき、チャンバー6内の
温度、サンプル容器I2の表面温度、該サンプル容器1
2内に納められたサンプルの温度の記録を行うと共に、
プロクラム設定器14がプログラム実行状態となり、熱
電対11cからの信号によってサンプルの温度傾斜を求
め、該温度傾斜と第1の昇降温度設定データとを比較し
、該偏差を温度制御信号としてPIDコントローラ5へ
供給する。PIDコントローラ5は該温度制御信号によ
って、電磁バルブ4の開閉制御を行うと共に、ヒータコ
ントローラ8を介してヒータ9を駆動制御し、チャンバ
ー6内の温度を下げ、サンプル容器12内に収納された
サンプルの温度を第1の昇降温度設定データに沿って、
第1の設定温度まで降下させる。
第1の設定温度になると、プログラム設定器14は、第
1のボールドデータを読出して、これによって指定され
た時間の間、サンプル温度を該設定温度に保持するよう
にPIDコントローラ5に指令する。こうして、昇降温
度設定データによる凍結一般定温度到達一ボールドデー
タによる設定温度の所定時間ホールド−次の昇降温度設
定デー夕による凍結、というザイクルを繰り返して、チ
ャンバー6内に収納されたサンプルの凍結が行なわれる
この場合、サンプル容器12はアルミニウム等の熱伝導
率の良い材質で形成されているため、チャンバー6内の
温度とサンプル温度との時間遅れが比較的小さく、第4
図に示すようなリニアな制御が行なわれる。
(+1)凍結したサンプルを解凍する場合」二記(1)
の場合と同様に、チャンバー6内に収納されたサンプル
の温度が入力された第1の設定温度、・・第nの設定温
度になる毎に、プログラム設定器14は、入力された第
1の昇降温度設定データ及び該第1の昇降温度設定デー
タに対応する第1のボールドデータ、・・・、第nの昇
降温度設定データ及び該第nの昇降温度設定データに対
応する第nのボールドデータを順次読出してPrDコン
トローラ5へ供給し、電磁バルブ4の開閉制御及びヒー
タ9の制御を行わせ、これにより、チャンバー6内に収
納されたサンプルの解凍が行なわれる。
しかして上記実施例によれば、プログラムフリーザーを
パーソナルコンピコ−タンステムによっても操作可能と
したため、該プログラムフリーザーにより凍結/解凍を
行うサンプルの属性データ(サンプルの名称・数量・特
徴・実験日・実験者等)、あるいは昇降温度設定データ
・設定温度データ・ボールドデータ等の各種基準温度デ
ータや、得られた検出データ等が適宜、CRTデイスプ
レィ34に表示され、フロッピディスク装置35のメデ
ィア37に記録されると共に、必要に応じてプリンタ3
6により印字出力される。これにより、サンプルに関す
る各種データ処理を自動的に且つ迅速的、効率的に行う
ことができる。また、液化炭酸ガスを使用しているため
、従来の液化窒素と比較して効率的な使用及び取扱性の
向」二を図ることができる。更に、サンプル容器12を
熱伝導率の良い金属により形成したため、サンプルの温
度制御を正確に行うことができる。
[変形実施例] ■液化窒素を冷媒として使用した場合には」二連したよ
うな欠点は有するが、その反面、冷却能力が極めて大で
あるという利点に着目すれば、該液化窒素を冷媒として
使用し、パーソナルコンピュータシステムによる制御を
行うことも可能である。
即ち、特公昭60−59501号公報記載のプログラム
フリーザーを、上記実施例におけるパーソナルコンビュ
ータンステムによって制御し、サンプルの凍結/解凍を
行う共にデータ管理を行う構成としてもよい。
■また、実願昭56−144541号公報記載の試料冷
却装置を、」二記実施例におけるパーソナルコンピュー
タシステムによって制御し、サンプルの凍結/解凍を行
うと共にデータ管理を行う構成としてもよい。
■また、特開昭58−86374号公報記載の装置を、
上記実施例におけるパーソナルコンピコ−タンステムに
よって制御し、サンプルの凍結/解凍を行うと共にデー
タ管理を行う構成としてもよい。
■また、特開昭59−129057号公報記載の装置を
、」−記実施例におけるパーソナルコンピュータシステ
ムによって制御し、サンプルの凍結/解凍を行うと共に
データ管理を行う構成としてもよい。
■また、実開昭6(]−118983号公報記載の装置
を、上記実施例におけるパーソナルコンピュータシステ
ムによって制御し、サンプルの凍結/解凍を行うと共に
データ管理を行う構成としてもよい。
■プログラムフリーザーによりサンプルの凍結/解凍を
行う構成としたが、これに限定されず、食品等の凍結保
存、及び該凍結保存した食品等の解凍に使用することも
可能である。
■サンプル温度を直接制御するダイレクトコントロール
方式を採用する構成としたが、これに限定されず、イン
ダイレクトコントロール方式を採用することも可能であ
る。該インダイレクトコントロール方式は従来と同様で
あるため、説明を省略する。
■使用する冷媒は、液化炭酸ガスに限定されるものでは
なく、極低温を得ることができる他の冷媒を使用するこ
とも可能である。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、チャンバー内に取
出し可能に設けられたサンプル容器に収納したサンプル
を凍結あるいは解凍するように構成したプログラムフリ
ーザーにおいて、極低温を得る冷媒を貯蔵する貯蔵手段
と、該貯蔵手段内の冷媒を前記チャンバー内へ供給し前
記チャンバー内の温度を低下させる冷却手段と、前記チ
ャンバー内の温度を上昇させる加熱手段と、前記サンプ
ルの凍結時および解凍時の温度傾斜を含む基準温度デー
タを入力するための入力手段と、前記チャンバー内に収
納されたサンプルの温度を検出する温度検出手段と、該
温度検出手段により検出したサンプル温度から温度傾斜
を算出し該温度傾斜と前記入力手段により入力した温度
傾斜とを比較して両者が一致するように前記冷却手段と
前記加熱手段とを制御する温度制御手段と、該温度制御
子=24− 段と接続され、前記サンプルの属性データと前記基準温
度データの入力が可能な操作部と、前記属性データや前
記基準温度データを含む各種データを記憶する記憶部と
、前記各種データを表示する表示部と、前記各種データ
を印字出力する印字部とを有するコンピュータシステム
とを具備し、また、前記温度制御手段は、該温度検出手
段により検出した温度情報を必要に応じて選択し該選択
した温度情報を予め設定されている温度情報に一致する
ように前記冷却手段と前記加熱手段とを制御する構成と
し、また、前記温度制御手段は、前記温度検出手段によ
り検出した各検出温度データを必要に応じて選択し該選
択した検出温度データと前記入力手段により入力した目
標温度データとを比較して両者が一致するように前記冷
却手段と前記加熱手段とを制御する構成とし、また、前
記サンプル容器を熱伝導率の良い部材により形成するす
る構成としたので、以下の効果を奏する。
(i)プログラムフリーザーをコンピュータシステムの
操作部によっても操作可能とすると共に、該システムは
記憶部2表示部、印字部を有しているため、該プログラ
ムフリーザーを使用して得たサンプルに関する各種デー
タ管理を自動的に行うことができる。
(11)また、コンピュータシステムを、本発明以外の
他のプログラムフリーザー(試料冷却装置)に適用する
ことも可能であり、上記■と同様にデータ管理の自動化
を図ることができる。
(iii)液化炭酸ガスは貯蔵容器に加圧充填した後は
、液化窒素のように不使用時において容器から放出させ
ることが不要となるので、貯蔵容器への液化炭酸ガスの
補充、貯蔵容器の交換等の煩雑性を解消することがてき
る。これにより、ガスの効率的な使用及び取扱性の向上
を達成することができると共に、ランニングコストの低
下を図ることができる。
(1v)また、サンプル容器を熱伝導率の良い部材によ
り形成したため、サンプルの温度制御を正確に行うこと
がてきる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるプログラムフリーザー及びパーソ
ナルコンピュータシステムの一実施例の構成例を示す図
、第2図は本実施例によるサンプル容器12の構成を示
す断面図、第3図は本実施例によるサンプル容器12の
他の構成例を示す断面図、第4図は本実施例によるプロ
グラムフリーザーにおけるサンプルの凍結特性を示す図
である。 1・・・・貯蔵容器(貯蔵手段)、4・・・・・電磁バ
ルブ(冷却手段)、5・ ・PIDコントローラ(温度
制御手段)、6・・・・・チャンバー、9・・・ヒータ
(加熱手段)、lie   熱電対(温度検出手段)、
+2・・・サンプル容器、14・・・ プログラム設定
器(入力手段、温度制御手段)、31・・・パーソナル
コンビュータンステム(コンピュータシステム)、32
 ・・パーソナルコンピュータ本体、33 ・・キーボ
ード(操作部)、34 ・CRTデイスプレィ(表示部
)、35・・・・・フロッピディスク装置(記憶部)、
36・・プリンタ(印字部)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)チャンバー内に取出し可能に設けられたサンプル
    容器に収納したサンプルを凍結あるいは解凍するように
    構成したプログラムフリーザーにおいて、 極低温を得る冷媒を貯蔵する貯蔵手段と、 該貯蔵手段内の冷媒を前記チャンバー内へ供給し前記チ
    ャンバー内の温度を低下させる冷却手段と、 前記チャンバー内の温度を上昇させる加熱手段と、 前記サンプルの凍結時および解凍時の温度傾斜データと
    目標温度データを含む基準温度データを入力するための
    入力手段と、 前記チャンバーの内部温度、前記サンプル容器の表面温
    度、前記サンプル容器に収納したサンプルの温度をそれ
    ぞれ検出する温度検出手段と、該温度検出手段により検
    出した検出温度データと前記入力手段により入力した基
    準温度データとを比較して両者が一致するように前記冷
    却手段と前記加熱手段とを制御する温度制御手段と、該
    温度制御手段と接続され、前記サンプルの属性データと
    前記基準温度データの入力が可能な操作部と、前記属性
    データや前記基準温度データを含む各種データを記憶す
    る記憶部と、前記各種データを表示する表示部と、前記
    各種データを印字出力する印字部とを有するコンピュー
    タシステムと を具備してなるプログラムフリーザー。
  2. (2)前記温度制御手段は、前記温度検出手段により検
    出したサンプル温度から温度傾斜を算出し該温度傾斜と
    前記入力手段により入力した温度傾斜とを比較して両者
    が一致するように前記冷却手段と前記加熱手段とを制御
    することを特徴とする請求項1記載のプログラムフリー
    ザー。
  3. (3)前記温度制御手段は、前記温度検出手段により検
    出した各検出温度データを必要に応じて選択し該選択し
    た検出温度データと前記入力手段により入力した目標温
    度データとを比較して両者が一致するように前記冷却手
    段と前記加熱手段とを制御することを特徴とする請求項
    1記載のプログラムフリーザー。
  4. (4)前記サンプル容器を熱伝導率の良い部材により形
    成したことを特徴とする請求項1記載のプログラムフリ
    ーザー。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008298398A (ja) * 2007-06-01 2008-12-11 Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd 保存庫
CN101907333A (zh) * 2010-07-21 2010-12-08 南京航空航天大学 基于膜分离技术的空气冷却方法及其装置
WO2020258430A1 (zh) * 2019-06-28 2020-12-30 广东美的制冷设备有限公司 窗式空调器

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