JPH0116178B2 - - Google Patents

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JPH0116178B2
JPH0116178B2 JP59140570A JP14057084A JPH0116178B2 JP H0116178 B2 JPH0116178 B2 JP H0116178B2 JP 59140570 A JP59140570 A JP 59140570A JP 14057084 A JP14057084 A JP 14057084A JP H0116178 B2 JPH0116178 B2 JP H0116178B2
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JP
Japan
Prior art keywords
esophageal
tube
intubation
bougie
esophagus
Prior art date
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Expired
Application number
JP59140570A
Other languages
English (en)
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JPS6120554A (ja
Inventor
Hiroyoshi Koizumi
Norio Aoyama
Susumu Yokota
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Bakelite Co Ltd filed Critical Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority to JP59140570A priority Critical patent/JPS6120554A/ja
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Publication of JPH0116178B2 publication Critical patent/JPH0116178B2/ja
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  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、胃癌に対する胃全摘除術後の吻合部
再発例や食道癌の非手術例等による食道の閉塞も
しくは狭さく時の経口栄養投与、及び食道癌切除
術後に発生したはん痕性狭さくの治療及び経口栄
養投与等に寄与することを目的とする食道内挿管
チユーブと、このチユーブを食道内へ挿入、留置
するための食道ブジー及びプツシングチユーブよ
り成る食道内挿管用具に関するものである。
〔従来技術〕
癌の胃全摘除術、食道切除術後のはん痕あるい
は癌再発による吻合部狭さくに対し、近年経内視
鏡的切開拡大術及び食道ブジーによる拡大術がさ
かんに行なわれるようになり通過障壁の改善を計
る場合が多い。しかしながら、癌の断端あるいは
局所における癌再発による吻合部狭さくとかはん
痕性狭さくでも、その範囲が長い症例では狭さく
の拡大が困難な場合がある。また狭さくの範囲が
短い症例でも頻回の経内視鏡的切開拡大術及び食
道ブジーによる拡大術により狭さく部の拡大が不
十分で、通過障害の改善が一時期しか得られない
場合もある。このような場合経口的に十分な栄養
摂取が出来ないため、従来直接静脈より栄養を補
給する中心静脈栄養法、あるいは直接腸より栄養
を補給する経腸栄養法により栄養摂取を行つてき
た。
その他に中山法、即ち全麻下胃切開によるチユ
ーブ引張り法による留置法があるが、高年令等に
より手術危険度の高い症例とか、癌進展高度等の
ため手術による延命効果が期待出来ない症例では
手術そのものが不可能であつた。
また、食道挿入チユーブを使用するものとして
は例えば、実開昭48−41090号公報にあるように
食道ブジーにより狭さく部を拡大した後ガイドワ
イヤーに外套として食道挿入チユーブを設置し、
ガイドワイヤー先端にわずかに突き出たピアノ線
で食道挿入チユーブ先端のクリツプをひつかけて
閉塞部まで押し込みピアノ線とクリツプをはずし
た後留置する術式があるが、食道挿入チユーブの
形状が複雑になるのみならず、食道挿入チユーブ
のクリツプがピアノ線より簡単にはずれない場合
もあつた。また、挿入具としてのガイドワイヤー
は腰が弱いため、食道挿入チユーブで癌の穿孔を
起こす危険性も高く、挿入、留置に熟練を要する
という欠点があつた。
〔発明の目的〕
かかる現状に鑑み本発明は、通常の食道ブジー
と同じくらいの容易さで食道内挿管を施行する新
しい術式を鋭意検討するなかで、食道内へ食道内
挿管チユーブを容易に挿入、留置出来る食道内挿
管用具を完成するに至つたものである。その目的
とするところは、癌等による食道閉塞もしくは狭
さく時の経口栄養投与、食道癌切除術後に発生し
たはん痕狭さくの治療及び経口栄養投与等に寄与
するにある。
〔発明の構成〕
即ち本発明は、上端部に杯形状に開口した受け
口を有し、下端部にリブ又は突起を有する食道内
挿管チユーブと、食道閉塞部を開口し或は該食道
内挿管チユーブを挿入、留置する際のガイドにな
る食道ブジーと、該食道ブジーに装着して食道内
挿管チユーブを食道内に押し込むためのプツシン
グチユーブとより成ることを特徴とする食道内挿
管用具に関するものである。
本発明において用いられる食道内挿管チユーブ
は、第1図に示したように上端部に首部の開口し
た杯形状の受け口1を持たせることにより肛門側
への脱落を防止するとともに、第2図に示したよ
うにプツシングチユーブ6による押し込み挿入を
可能にし、下端部にリブ3或は突起4を設けるこ
とにより口側への脱落(逆戻り)を防止するため
の形状をもつ、柔軟なプラスチツク或はゴムより
加工されたものであり、挿入時の押し込み圧や留
置中の食道の外圧に耐える強度を持つものであ
る。このような材料としては、ポリエチレン、ポ
リ塩化ビニル、エチレン・酢ビ共重合体
(EVA)、ナイロン、ポリエステル、ポリウレタ
ン等の熱可塑性樹脂、或は天然ゴム、イソプレ
ン、ブチルゴム等のゴム類が上げられるが、ジ炭
酸ビスマス、硫酸バリウム等のX線造影剤を含有
している方が好ましいのは言うまでもない。ま
た、ステンレス線をスパイラル状に加工し、食道
内挿管チユーブの壁に埋め込み補強しても良い。
上端部の杯形状の受け口1は、食道内での脱落
防止及び食道内へ押し込み挿入する時のプツシン
グチユーブ6の受け皿、さらには留置中食物の受
け皿の役目をするものであり、外径10m/m乃至
30m/mである。外径が10m/m以下では脱落防
止効果がほとんど期待出来ないし、外径が30m/
m以上では食道内への挿入不可能となるからであ
る。また、杯形状の受け口1の縁部は、他の部分
より肉薄の方が良い。縁部は食道に接する部分で
あり、肉厚であると食道組織が圧迫壊死し易い。
中間チユーブ部2は内径5m/m乃至20m/m
で、肉厚0.5m/m乃至2m/mのチユーブより
成つている。内径が5m/m以下では食物が通り
難くなるし、20m/m以上では食物内への挿入が
困難になるからである。
下端部のリブ3或いは突起4は、チユーブの周
囲に、第1図aのようにリング状にリブを設けた
り、第1図bのように複数個の上方向に向いた羽
根状の突起物を設けたもので、上方向への脱落防
止に効果がある。ここで言うリング状に設けられ
たリブは、食道内挿管チユーブ下端部の表面より
高さが0.5m/m乃至2.0m/m、幅が3m/m乃
至30m/mの間で盛り上つたものであり、高さが
0.5m/m以下では脱落防止の効果が出ないし、
2.00m/m以上では食道への挿入、摘出が困難、
もしくは不可能になる。幅が3m/m以下ではリ
ブの盛り上がりが急峻すぎて食道組織の圧迫壊死
を生じ易く、幅が30m/m以上ではリブの盛り上
がりが緩慢すぎて脱落防止の効果がない。また、
ここで言う羽根状の突起物は、食道内挿管チユー
ブ下端部表面よりの高さが1m/m乃至10m/m
で、食道内挿管チユーブ下端の接続部から突起物
先端までの長さが3m/m乃至20m/mの、三角
形、扇形、長方形等の形状をしており、一つの食
道内挿管チユーブに2乃至8枚取り付けられてい
る。食道内挿管チユーブ下端部表面よりの高さが
1m/m以下では脱落防止の効果が出難いし、10
m/m以上では食道への挿入、摘出が困難、もし
くは不可能になる。突起物と食道内挿管チユーブ
下端の接続部から突起物の先端までの長さが3
m/m以下では脱落防止の効果が出難いし、20
m/m以上では食道への挿入、摘出が困難もしく
は不可能になり、また腰が弱すぎて脱落防止の効
果が出難い。これらのリブ或は突起物は、食道内
挿管チユーブを成形加工して後接着剤もしくは溶
剤で接着しても良いし、食道内挿管チユーブを鋳
型で成形する時に同時に一体物として成形しても
良い。
本発明において用いられる食道ブジー7は食道
閉塞部を開口するのに用いるのみならず、第2図
に示したように、先端部に外套として食道内挿管
チユーブ5を組み込み、後端部よりプツシングチ
ユーブ6を装着して、食道内挿管チユーブ5を食
道閉塞部に挿入する時のガイドに用いるものであ
り、食道閉塞部を開口するに必要な腰の強さと、
食道に沿つて挿入出来る柔軟性が必要である。こ
のような材料としては、ポリエチレン、ポリ塩化
ビニル、エチレン・酢ビ共重合体(EVA)、ナイ
ロン、ポリエステル、ポリウレタン等の熱可塑性
樹脂、或は天然ゴム、イソブチレン、ブチルゴ
ム、クロロプレンゴム等のゴム類が上げられる
が、ジ炭酸ビスマス、硫酸バリウム等のX線造影
剤を含有している方が好ましいのは言うまでもな
い。食道ブジーの形状は、食道組織を傷つけない
程度に先端を尖らせた紐状のもので、直径5乃至
20m/mで食道内挿管チユーブの内径よりやや細
く、長さ30cm乃至100cmである。直径が5m/m
以下では食道ブジーとして閉塞部を開口しても開
口断面積が狭すぎるし、直径が20m/m以上では
食道閉塞もしくは狭さく部に挿入し難い。また、
食道ブジー先端部から後端部まで、中心部に直径
0.5m/m乃至5m/mの孔を開けX線造影剤の
注入に使用しても良い。
本発明において用いられるプツシングチユーブ
6は、第2図に示したように、食道内挿管チユー
ブ5の上端部を押して食道閉塞部に挿入する時に
用いられるものであり、挿入時の圧に耐えられる
強度と食道に沿つて挿入出来る柔軟性が必要であ
る。このような材料としては、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、エチレン・酢ビ共重体(EVA)、
ナイロン、ABS、ポリエステル、ポリウレタン
等の熱可塑性樹脂があげられるが、ジ炭酸ビスマ
ス、硫酸バリウム等のX線造影剤を含有している
方が好ましいのは言うまでもない。プツシングチ
ユーブ6の内径は、食道ブジー7の外径より0.5
m/m以上太く、最大30m/mである。食道ブジ
ーの外径との差が0.5m/m以下ではプツシング
チユーブと食道ブジーの間のすべりが悪く食道チ
ユーブを挿入し難くなるし、内径が30m/mを越
えると食道内挿管チユーブ上端部の受け口を押す
ことが出来なくなる。プツシングチユーブの長さ
は25cm乃至95cmであり、25cm以下では食道内挿管
チユーブ上端部を押し込むには短すぎるし、95cm
以上では長すぎて取り扱いが困難になるからであ
る。
〔発明の効果〕
以上に述べた通り、本発明による食道内挿管用
具を用いることにより、通常の食道ブジーと同じ
くらいの容易さで食道内挿管を施行でき、且つ高
い熟練度を有しない医師でも確実にチユーブを食
道内に留置することができる。また、癌等による
食道閉塞もしくは狭さく、あるいははん癌性食道
狭さくの患者が経口的に食事をすることが可能に
なるとともに、はん癌性組織が固定するまで食道
内挿管チユーブを留意することにより、はん癌性
食道狭さくの治療も行なえるようになつたもの
で、胃癌、胃全摘除術吻合部再発、食道癌非切
除、及び食道癌術後吻合部狭さくの3群の症例で
は、従来十分な経口栄養摂取が出来ないまま餓死
せざるを得なかつたのが、本用具の発明により原
疾患とは無関係に一定期間常食が摂取出来るよう
になつた。患者にとり一大福音となるもので、本
発明は医療上極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例となる食道内挿管チ
ユーブの概略図で、aはリング状のリブをする食
道内挿管チユーブ、bは羽根状の突起を有する食
道内挿管チユーブである。第2図は食道内挿管チ
ユーブを食道ブジーにセツトし、プツシングチユ
ーブを装着した状態を示す断面図である。 図中、1は杯形状の受け口、2は中間チユーブ
部、3はリブ、4は突起、5は食道内挿管チユー
ブ、6はプツシングチユーブ、7は食道ブジー…
……である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 上端部に杯形状に開口した受け口を有し、下
    端部にリブ又は突起を有する食道内挿管チユーブ
    と、食道閉塞部を開口し或は該食道内挿管チユー
    ブを挿入し、留置する際のガイドになる食道ブジ
    ーと、該食道ブジーに装着して食道内挿管チユー
    ブを食道内に押し込むためのプツシングチユーブ
    とより成ることを特徴とする食道内挿管用具。
JP59140570A 1984-07-09 1984-07-09 食道内挿管用具 Granted JPS6120554A (ja)

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JP59140570A JPS6120554A (ja) 1984-07-09 1984-07-09 食道内挿管用具

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JP59140570A JPS6120554A (ja) 1984-07-09 1984-07-09 食道内挿管用具

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JPS6120554A JPS6120554A (ja) 1986-01-29
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JP59140570A Granted JPS6120554A (ja) 1984-07-09 1984-07-09 食道内挿管用具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0756022Y2 (ja) * 1989-12-28 1995-12-25 住友ベークライト株式会社 食道内留置チューブ

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JPS6120554A (ja) 1986-01-29

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