JPH01158270A - メカニカルシール - Google Patents

メカニカルシール

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JPH01158270A
JPH01158270A JP31711287A JP31711287A JPH01158270A JP H01158270 A JPH01158270 A JP H01158270A JP 31711287 A JP31711287 A JP 31711287A JP 31711287 A JP31711287 A JP 31711287A JP H01158270 A JPH01158270 A JP H01158270A
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JP
Japan
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circumferential groove
face section
fluid
sealing
groove
Prior art date
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Pending
Application number
JP31711287A
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English (en)
Inventor
Hiromi Ino
展海 猪野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mayekawa Manufacturing Co
Original Assignee
Mayekawa Manufacturing Co
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Publication date
Application filed by Mayekawa Manufacturing Co filed Critical Mayekawa Manufacturing Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 ・ (産業上の利用分野) 本発明はポンプ、タービン、圧縮機等の流体機械に用い
られるメカニカルシールに関する。
(従来の技術) ポンプ、タービン、圧縮1!等の外部より駆動軸を介し
て流体の循環、wA服、圧縮等の作用を行なわせる流体
機械においては、内部流体と外気を駆動軸部において遮
断するメカニカルシールを必要とする。
第9図は従来広く使用されているメカニカルシールの一
例であって、Aは外部の駆動側、Bは機械内部側であっ
て、本体11に固定環2が固定され、これに対して駆動
軸1に固定された回転環3が121動面であるシール面
部7を介して接触し、回転環3はスプリングリテーナ4
のスプリング5によりシール面部7に対して押圧される
。またクーリング液は入口8から供給され固定環2の外
周を冷却し固定環2外周の適当な所から排出される。
フラッシング液は入口9から供給され、シール面部7や
固定環2の端面、回転環3の局面等を冷却した後、出口
10から流出する。6はシールボックス、6aはシール
液空間である。
内部の流体と外部の外気とはシール面部7において遮断
されているが、このシール面FIS7は発熱や摺動摩耗
物、循環液中の異物等の付着がある。
このため、前記のように入口9からフラッシング液(水
、油等)を供給して摺動面の冷却と清掃を行なっている
。またシール面部7の発熱を除去するために、回転環3
をクーリング液で別系統で冷却することもある。シール
面部7を構成する固定環2、回転環3の材質はカーボン
・金属、カーボン・セラミックス、金属・金属客種々の
組合せがあり、それぞれの目的に合致した材質の選定が
行なわれている。
メカニカルシールの最大の問題点は摺動面から油や内部
ガスが摘出または噴出するシール漏れであるが、摺動面
は境界潤滑または固定接触の苛酷な状態にあるため、摺
動面が破壊されシール漏れを引起すことになる。
このシール漏れの対策としては、1.材質組合せの変更
と2.バランス比を変えるなどの設計上の変更がある。
前記1については、カーボンの材質をより高品質にする
等の対策がよく用いられる。また2については、アンバ
ランス型をバランス型に変更することがよく行なわれる
流体機械は起IvJI15や運転時の運転条件の変動に
より摺動面にかかる血圧が設計値をはるかに越え、摺動
面を破壊することがよくある。このような事態を避ける
ために考慮されなければならないことがある。第10(
ハ)(ハ)図によりこれを説明する。
流体機械においては機械内部の圧力が高くなるに従って
摺動面積Cに対する流体圧作用面v4Bを小さくする必
要があり、〔(0図から(ハ)図のように〕、このB/
Cをバランス比という。バランス比は運転条件に合致す
るように変更しなければならないが、実際の運転では設
計条1′[を外れた運転状態は避けられない事が多く、
シール漏れ対策は非常にむずかしい。摺動面は一般には
固定、回転両点としラッピングにより平面仕上げされて
おり、この平面I+11志の接触を完全な潤滑状態にお
くことは不可能であり、境界潤滑または固体接触の状態
となっている。そして潤滑を保証する理論が未だ確立さ
れていないのが現状である。
また、従来技術では前記第9図に示すように、摺動面の
発熱と清掃のためフラッシング液を入口9から噴出させ
ているが、経験的にはこの作用は不十分である。駆動軸
1及び回転環3の回転によりシールボックス6内番ま気
液混合の渦流状態になっており、しかも遠心力により液
は外周に放出されるため、十分にフラッシング液は溜仙
面に達せず冷却が実際上、むずかしい。
(発明が解決しようとする問題点) 従来技術には前記のように種々の問題点がある。本発明
は、固定環と回転環の活動面部の一部のいずれか一方に
、シール面部のシール面に対してたがいに異なる微小段
差を有するランド部と溝部とを交互に形成した流体圧力
発生面部を設けることにより、前記問題点を除去するこ
とのできるメカニカルシールを得ることを目的とするも
のである。
〔発明の構成〕 ′ (問題点を解決するための手段) 本発明のメカニカルシールは前記問題点を解決するため
に、 固定環と回転環の摺動面部の何れか一方に円周溝を設け
、該満にフラッシング液供給用の給液通路を連結したこ
と、 前記円周溝の内側または外側の一方をシール面部とした
こと、 他方を、前記シール面部のシール面に対して微小段差を
有する半径方向のランド部と前記シール面に対して前記
微小段差よりやや大きい微小段差を有する半径方向の溝
部とを交互に形成した流体圧力発生面部としたこと、 により構成されるものである。
(作用) 固定環と回転環の摺動面部の一部に形成される流体圧力
発1面部に発生する流体膜圧力が大きいので、運−転条
件の変動による摺動面の血圧変化に対し常に一定の安定
したシール効果を維持し、シール摺動面の寿命を飛躍的
に向上する。
また摺動面部を直接強制冷Wすることにより該部の冷却
が完全に行なわれる。
(実施例) 本発明の一実施例を第1図ないし第5図にょり説明する
第1図おいて、Aは外部の駆動側、Bは機械の内部側で
あって、固定環2が本体11に固定され、一方、スプリ
ングリテーナ4は回り止めネジ18により駆動軸1に固
定されるとと漫に、埋込まれた回り止めビン19により
更に回転環3と結合されることにより回転環3も駆動軸
1に対して回転方向に固定されることになる。そして回
転環3はスプリングリテーナ4のスプリング5により固
定環2の方に押圧され摺動面7において固定12と接触
する。固定環2はそのMvJ而部面の略中央部に円周溝
12が形成され、またこの円周溝12に連通する給液通
路13が形成される。
第2図ないし第4図に固定環2の摺動面部Cの詳細が示
されている。前記摺動面部Cは半径方向に駆動軸1の軸
心に近い方から円環状に、シール面部7とその外側に円
周溝12が形成されており、更にその外側には前記シー
ル面部7のシール面から微小段差δ1だけ離れた(退い
た)半径方向のランド部14と、前記シール面から微小
段差δ2だけ離れた(退いた)半径方向の満115とが
円周方向において交互に設けられた流体圧力発生面部1
7が形成されている。
したがって、固定環2の摺動面部Cはシール面部7、円
周溝12、流体圧力発生面部17の3部分から形成され
ている。流体圧力発生面部17の中央すなわち半径Rの
円で固定環2と回転1j13の摺動面部を1,7]断じ
て展1mするとその断面は第4(2)図のようになる。
               −なお、流体圧力発生
面部17は固定環2のシール面部7のシール面から微小
段差δ1.δ2ffiれて形成されているが、回転環3
はIF!動面部の総ての面が固定環2のシール面と同様
の同一平面で形成されている。したがって第4@図にお
いては回転環3の面をも符号7で表わしている。ランド
部14はIt] B pであり溝部15は巾B(+であ
り、ランド部14と溝部15とはδ2−δ1の段差を有
している。
前記の61.δ2は数ミクロンから数十ミクロンの微小
な距離である。
第5図は第4@図の構造を用いた場合の圧力発生状態を
示すグラフである。段差を有する固定tm2に対しこの
ような凹凸部を形成しない摺動面を有する回転環3が速
度Uで相対運動をしており、しかもランド部14と溝部
15には水、油等の7ラツシング液が充満している場合
について考える。
流体潤滑理論により固定環と回転環の間に形成される流
体膜は、面に垂直方向に膜圧力Pを発生する。この膜圧
力Pと膜形状(固定環の形状)との関係は第5図のよう
に鋸歯状となる。
この鋸歯状の膜圧力の最大値はδ1.δ2゜Bす、BN
の大きさと回転数、粘度等によって変化し、理論的に算
出できる。この最大圧力が成る値を越えると、固定環2
のシール面部7と回転環3のシール面部7とは接触状態
より非接触状態に移り、内部のフラッシング液が該シー
ル面部を満し、完全な流体膜潤滑の状態となる。同時に
この流体1Iffl滑液の一部は外部の外気中に漏洩す
る。
δ1.δ2の値を適当に選定することにより、シール面
部間の股厚さをサブミクロンオーダで制御することがで
きる。別言すると、外部に飼洩する液量が成る一定値以
内になるようにδ1.δ2を選定することができる。こ
の時シール面部間の膜厚さはサブミクロンオーダの極微
値となる。しかしながら、このサブミクロンオーダの薄
膜の負荷能力と剛性は相当大きな値となる。したがって
シールボックス内の圧力が相当広範囲で変動しても、シ
ール面部間の膜厚さは殆んど変化することなく安定した
シール性能が得られることになる。
通常メカニカルシールの漏洩量は毎分数−以内と言われ
ており、JISにも許容量の規定があるが、常時この値
の漏洩量を維持することは非常にむずかしい。最初は殆
んど漏洩していないが、漏洩しないということはシール
面部で固体接触が起きているためであって、やがてこの
シール面部が破壊されて、急激なシール漏れに至るとい
うのが一般である。。
しかるに本実施例によれば、常時最小量のシール漏洩を
許容しながら、運転状態の変動に無関係に安定した運転
が可能となり、シール面部は無接触のため従来技術に比
べて格段に長寿命を維持することができる。
また本実施例によれば、IPl動面部の中央付近から強
制的に7ラツシング液を循環するため冷却作用が十分に
行なわれる。
固定m2の流体圧力発生面部17の構造は第4(2)図
に示されたものに限らない。液体III几力を積極的に
発生する構造であればよく、第40図のように溝部を1
6のように傾斜構造にしても第4@図と同様の作用を得
ることができる。
また、・前記の流体圧力発生面部は固定環2にのみ形成
する必要はなく、固定環2の摺動面部を凹凸のない面と
し、回転環3の方に円周溝12と流体圧力発生面部17
を形成し、フラッシング液を固定環2側からまたは回%
 ffi 3側から供給するようにしても勿論よい。第
6図は回転ff13側から供給した実施例で、フラッシ
ング液は駆動軸1に設けた給液路20及び回転環3に設
けた給液通路旧を通って円周W1112に供給される。
なおまた、固定環2、回転環3の何れに形成する場合で
も、円周溝12の外側をシール面部とし、内側を流体圧
力発生面PI117としてもよい。第7図は固定環2の
円周溝12の外側をシール面部7とし、内側を液体圧力
発生面部17とした実施例であって、フラッシング液は
シールボックス23のシール液空間23aを経て出口2
4から流出する。
次に第8図は本発明の更に他の実施例であって、固定環
2への給液は行なわず、回転環3に給液通路16を設け
る。回転環3が回転すると、固定環2の流体圧力発生面
部17を満しているフラッシング液は遠心力によって外
周に向けて排出されるために自然に給液通路16の圧力
が低くなり、図示のように7ラツシング液が吸入される
。このようにして自己ボンピング作用により摺動面への
液供給が自然に行なわれる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、固定環と回転環の摺動面部の一部に流
体圧力発生面部を形成することによって、シール面部に
極微の流体潤滑膜を形成することができ、シール面部の
流体潤滑と漏洩防止を同時にできるようにしシール摺動
面の寿命を飛躍的に向上することができる。
また本発明によれば、流体潤滑理論に基づく摺動面a1
滑膜は摺動面に働く面圧に対して負荷能力及び剛性がオ
ニ常に高く、運転条件の変動による面圧変化に対し常に
一定の安定したシール効果を維持できる。
またi!l!動面部合面部強制冷IJI L、ているた
め、摺動面冷却が完全であり、発熱によるトラブルの発
生がない。
更に、シール摺動面が無接触のため長時間に亘りシール
液の漏洩量を微小かつ安定に保てる。
時間と共に漏洩mが増加することがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の断面図、第2図@0図
及び第3図は前記第1の実施例の要部の断面図、第4@
(ハ)図は流体圧力発生面部の2つの実施例の断面展開
図、第5図は第4(2)図の場合の微小段差の形状と流
体膜圧力の発生状態の関係を示す図、第6図、第7図及
び第8図はそれぞれ本発明第2、第3及び第4の実施例
の断面図、第9図は従来のメカニカルシールの断面図、
第10@0図はメカニカルシールの作動説明図である。 2・・固定環、3・・回転環、7・・シール面部、12
・・円周溝、13.16・・給液通路、17・・流体圧
力発生面部、21・・給液通路、Δ・・外部の駆動側、
B・・機械内部側、C・・1WitJ面部、δ1.δ2
・・微小段差。 ネユ貝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)固定環と回転環の摺動面部の何れか一方に円周溝
    を設け、該溝にフラッシング液供給用の給液通路を連結
    し、前記円周溝の内側または外側の一方をシール面部と
    し、他方を、前記シール面部のシール面に対して微小段
    差を有する半径方向のランド部と前記シール面に対して
    前記微小段差よりやや大きい微小段差を有する半径方向
    の溝部とを交互に形成した流体圧力発生面部としたこと
    を特徴とするメカニカルシール。
JP31711287A 1987-12-15 1987-12-15 メカニカルシール Pending JPH01158270A (ja)

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JP31711287A JPH01158270A (ja) 1987-12-15 1987-12-15 メカニカルシール

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JP31711287A JPH01158270A (ja) 1987-12-15 1987-12-15 メカニカルシール

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JPH01158270A true JPH01158270A (ja) 1989-06-21

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ID=18084572

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31711287A Pending JPH01158270A (ja) 1987-12-15 1987-12-15 メカニカルシール

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JP (1) JPH01158270A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0417570U (ja) * 1990-06-01 1992-02-13
JP2016014482A (ja) * 2011-08-05 2016-01-28 イーグル工業株式会社 メカニカルシール

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0417570U (ja) * 1990-06-01 1992-02-13
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