JPH01156314A - 不飽和ポリエステル樹脂の製造方法 - Google Patents

不飽和ポリエステル樹脂の製造方法

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JPH01156314A
JPH01156314A JP31181287A JP31181287A JPH01156314A JP H01156314 A JPH01156314 A JP H01156314A JP 31181287 A JP31181287 A JP 31181287A JP 31181287 A JP31181287 A JP 31181287A JP H01156314 A JPH01156314 A JP H01156314A
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JP
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acid
maleic anhydride
maleic
reaction
unsaturated polyester
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JP31181287A
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English (en)
Inventor
Bodnar Arkoshu
アーコシュ ボドナール
Shoimoshu Maria
マーリア ショイモシュ
Banchoone Sumeruchaini Iboya
イボヤ バンチョーネ スメルチャイニ
Szigeti Istvan
イシュトバン シゲティ
Sommail Laszlo
ラースロー ソムメール
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Nitrokaelepek
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Nitrokaelepek
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はマレイン酸及び/又はマレイン酸無水物を主成
分とする不飽和ポリエステルの加速された製造方法に関
する。
従 の  及び発註が 決しようとする問題点不飽和ポ
リエステル樹脂の合成、すなわちポリエステル化は、ジ
カルボン酸のC0OH基からのプロトンが触媒の役目を
果たすことから、通常触媒の不存在下で行なわれること
が知られている〔セルデン(P 、 H、S elde
n)、ガラス繊維強化プラスチック(Glasfase
rverstarkte Kunststoffe)、
スプリンゲル・フェルラーク(Springer Ve
rlag)、ベルリン−ハイデルベルグ−ニューヨーク
(B erlin−Heidelberg−New Y
ork)、1967、第16ページ〕。
不飽和ポリエステルの最も広範に用いられる酸成分は、
大抵の場合触媒作用に適当なプロトン濃度を提供する強
酸であるマレイン酸及び/又はマレイン酸無水物である
〔パンクツ・スズメルクサ二ら(I’ 、 V anc
so−S zmercsanyi 、 E 、 M a
kay−body)、重合体科学雑誌第C部(J、Po
lym、Sci、Pt、C)、よ旦、3709.196
8)。
しかし、かかるマレイン酸及び/又はマレイン酸無水物
を用いた従来法においては、エステル化の過程でC○○
H基の濃度が低減し、その結果触媒であるプロトンの量
が枯渇するので反応が遅くなる〔フローリー(P 、 
J 、 F 1ory)、アメリカ化学会雑誌(J 、
 Amer、 Chem、 S oc、)、61.33
34.1939)。
本発明はかかる問題を解決したもので、エステル化速度
が増大した不飽和ポリエステル樹脂の製造方法を提供す
ることを目的とする。
ル声を ゛するための手  び 用 本発明は上記目的を達成するため、マレイン酸及び/又
はマレイン酸無水物、飽和ジカルボン酸、および所望に
より加えられるモノカルボン酸を等量または化学量論的
に1〜5モル%過剰のジオ−ルと重縮合させることによ
って不飽和ポリエステルを製造するにあたり、規定の量
のマレイン酸及び/又はマレイン酸無水物の1〜30重
量%を反応開始時に取りわけておき、該取りわけた量の
マレイン酸及び/又はマレイン酸無水物をポリエステル
の酸価または分子量がそれぞれ50〜250または30
0〜1500に達したポリエステル化の段階で1回以上
に分けて反応混合物に戻すことを特徴とする不飽和ポリ
エステル樹脂の製造方法を提供する。
即ち、いまや少量のマレイン酸及び/又はマレイン酸無
水物を反応が進行した段階で反応混合物に加えることに
よって、ポリエステル化速度を著しく増大させ得ること
が実験的に見い出された。
本発明によれば、反応速度が2倍以上に増大し、従って
、製造サイクルをほぼ半分に低減することができる。さ
らに、反応の進行は遅滞することなく時間に事実上比例
する。このことは本発明の方法によって高分子量不飽和
ポリエステルの単純な製造方法が可能となるという実験
結果かられかる。
また、反応時間の低減は品質の改善に有利な結果をもた
らす。例えばマレイン酸を主成分とするポリエステルの
合成には、望ましくない副反応が伴うことが知られてい
る。そのうち最も重要なのは、不飽和結合のいくつかに
アルコール性○H基が部分的に付加してしまうことであ
る〔オーデルト(Z 、 Ordelt)、高分子化学
(Makromol、 Chem、)、旦A、153.
1963)。その結果ポリエステル鎖の不飽和が10%
も減少し、共重合硬化樹脂の架橋密度が低減する。上記
副反応の別の有害な効果は鎖の枝分かれである。本発明
によって提供される方法では、好ましくない副反応は抑
制される。
工業的不飽和ポリエステルは数種のカルボン酸およびア
ルコールから合成されたエステルの混合物である。この
うち最も一般的な不飽和成分は、飽和ジカルボン酸、例
えばフタル酸、セバシン酸、コハク酸などを伴ったマレ
イン酸及び/又はマレイン酸無水物である。−段エステ
ル化法では、これらの成分を同時に反応させる。
本発明によれば、規定の量より1〜30%、好ましくは
5〜b 又はマレイン酸無水物を反応容器に投入することによっ
てポリエステル化を開始する。他の成分、例えばジカル
ボン酸、必要に応じて用いるモノカルボン酸と、ジオー
ルとの重縮合は、溶融状態または溶液中(共沸縮合)で
、抑制剤の存在下、150〜190℃の範囲で連続的に
温度を上げて行なう。不活性ガス流を攪拌しながら溶融
反応混合物に導入し、生成する水を絶えず除去する。共
沸縮合物では、溶剤(キシレン、トルエン等)を反応混
合物へ再循環させる。
反応混合物の階価が約50〜約250、好ましくは10
0〜150に達したところで、上述した規定の量に対し
1〜30%(好ましくは5〜15%)の取りわけておい
たマレイン酸及び/又はマレイン酸無水物を投入し、目
的とする分子量(molecular mass)が達
成されるまで縮合を継続する。この場合、取りわけてお
いたマレイン酸及び/又はマレイン酸無水物を2回また
は3回の部分に分けて反応混合物に加え、最初の部分を
酸価が約150〜250のときに、次に第二の部分を酸
価が約50〜100のときに加えることができる。
ポリエステル化は大気圧または減圧(約0.1〜0.8
バール)で行なう。目的とする分子量(酸価)に達した
ところで縮合を停止し、ポリエステルをビニル及び/又
はアリル共重合体に通常の方法で溶解する。
このように本発明は、マレイン酸及び/又はマレイン酸
無水物、いくつかの飽和ジカルボン酸、および必要に応
じて用いるモノカルボン酸を、等量又は等量に近いジオ
ールと重縮合させることによって不飽和ポリエステルを
製造するにあたり、規定の量のマレイン酸及び/又はマ
レイン酸無水物の1〜30%、好ましくは5〜15%を
反応開始時に取りわけておき、ポリエステルの酸価また
は分子量がそれぞれ約50〜約250または約300〜
約1500に達したポリエステル化の段階で1回もしく
はそれ以上に分けて反応混合物に上記取りわけておいた
マレイン酸及び/又はマレイン酸無水物を戻すものであ
る。そして、触媒として作用する取りわけておいた部分
のマレイン酸及び/又はマレイン酸無水物を完全に投入
した後、ポリエステル化を目的とする分子量となるまで
継続する。
即ち、本発明によれば、マレイン酸及び/又はマレイン
酸無水物の反応に使用すべき全量のうち1〜30%、好
ましくは5〜15%を取りわけておき、まず最初に全使
用量の70〜99%、好ましくは85〜95%のマレイ
ン酸及び/又はマレイン酸無水物を用いて反応を行ない
、残りのマレイン酸及び/又はマレイン酸無水物は上述
した反応の段階で反応混合物に添加するものである。
ここで、本発明において、反応に用いる飽和ジカルボン
酸、任意成分のモノカルボン酸、ジオールとしては、通
常不飽和ポリエステルの製造に用いるものが使用でき、
マレイン酸及び/又はマレイン酸無水物を含む各使用成
分の使用量も通常の不飽和ポリエステルの製造における
使用量とすることができる。また、反応方法2反応条件
も上述したようにマレイン酸及び/又はマレイン酸無水
物を分割して添加する以外は通常の反応方法2反応条件
が採用される。
本発明を説明するために以下の実施例を示す。
実施例1 88gのマレイン酸無水物、148gのフタル酸無水物
、および160gのプロパンジオール−1,2の縮合を
、三つロ硫化フラスコ中で窒素を導入して連続的にかき
まぜ、生成する水を除去しながら、かつ温度を160〜
180℃に徐々に上げながら行なった。反応混合物の酸
価が約145〜150に達したところで10gのマレイ
ン酸無水物を加え、重縮合を190’Cで継続した。酸
価が50になったところで加熱をやめ、1gのヒドロキ
ノンをポリエステルに加えた。最後に重量で60部のポ
リエステルに対し40部のスチレンを使用してポリエス
テルをスチレン単量体に溶解した。この溶液は通常の方
法で使用(硬化)することができた。
この実施例1の方法による縮合時間は7時間である。こ
れに対し、マレイン酸の全量を一段で添加するときの縮
合時間は約15時間である。
実施例2 176gのマレイン酸無水物、148gのフタル酸無水
物、118gのコハク酸、および430gのジエチレン
グリコールを実施例1と同じ方法で反応させた。酸価が
約120〜130になったところで反応混合物に20g
のマレイン酸無水物を加え、ポリエステル化を195℃
で酸価が約20となるまで継続した。縮合が完了したと
ころで2gのヒドロキノンをポリエステルに加え、次に
樹脂をスチレンとメタクリル酸メチルの1=1の混合物
にポリエステル:共単量体の重量比が65 : 35と
なるように溶解した。
実施例3 176gのマレイン酸無水物、148gのフタル酸無水
物、118gのコハク酸、および430gのジエチレン
グリコールを実施例1と同じ方法で反応させた。酸価が
約145〜150になったところで反応混合物にLog
のマレイン酸無水物を加え、エステル化を190℃で継
続した。反応混合物の酸価が約95〜100に下がった
ら、さらにLogのマレイン酸無水物を添加した。その
後、実施例2の手順を繰返した。
失亀孤土 88gのマレイン酸無水物、148gのフタル酸無水物
、63gのエチレングリコール、および78gのプロパ
ンジオール−1,2を20gのキシレンの存在下で15
0〜175℃で縮合した。
蒸留されたキシレンを水から分離し、反応空間に再循環
させた。酸価が約145〜150になったところで反応
混合物にLogのマレイン酸無水物を加え、ポリエステ
ル化を190℃で酸価が約50となるまで継続した。こ
の時点でキシレンの再循環を停止し、キシレンを減圧下
(0,1〜0.3バール)で1時間完全に蒸発させた。
その後実施例1の手順を繰返した。
末滝五1 88gのマレイン酸無水物、130gのフタル酸無水物
、31gのパルミチン酸および160gのプロパンジオ
ール−1,2を反応させた。その後実施例1の手順をす
べての点において繰返した。
見肌段羞果 本発明によれば、マレイン酸及び/又はマレイン酸無水
物の反応に使用すべき全量の1〜30%、好ましくは5
〜15%をポリエステルの酸価または分子量がそれぞれ
約50〜250または300〜1500に達した反応段
階で1回又はそれ以上に分けて反応混合物に添加するよ
うにしたことにより、ポリエステル化の速度が著しく増
加し、場合により2倍にも達すると共に、非常に低酸価
または高分子量のポリエステル樹脂を製造することがで
き、マレイン酸及び/又はマレイン酸無水物を用いた不
飽和ポリエステルの合成を加速することができる。
代理人  弁理士  小 島 隆 司

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、マレイン酸及び/又はマレイン酸無水物、飽和ジカ
    ルボン酸、および所望により加えられるモノカルボン酸
    を等量または化学量論的に1〜5モル%過剰のジオール
    と重縮合させることによって不飽和ポリエステルを製造
    するにあたり、規定の量のマレイン酸及び/又はマレイ
    ン酸無水物の1〜30重量%を反応開始時に取りわけて
    おき、該取りわけた量のマレイン酸及び/又はマレイン
    酸無水物をポリエステルの酸価または分子量がそれぞれ
    50〜250または300〜1500に達したポリエス
    テル化の段階で1回以上に分けて反応混合物に戻すこと
    を特徴とする不飽和ポリエステル樹脂の製造方法。 2、マレイン酸及び/又はマレイン酸無水物の取りわけ
    量が規定の量のマレイン酸及び/又はマレイン酸無水物
    の5〜15重量%である特許請求の範囲第1項記載の方
    法。
JP31181287A 1987-12-09 1987-12-09 不飽和ポリエステル樹脂の製造方法 Pending JPH01156314A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140112478A (ko) 2011-12-02 2014-09-23 산쿄 세이사쿠쇼 코퍼레이션 크로스 롤러 베어링

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20140112478A (ko) 2011-12-02 2014-09-23 산쿄 세이사쿠쇼 코퍼레이션 크로스 롤러 베어링

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