JPH01152811A - 受信機の自動選局装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、テレビジョン放送信号等を受信する受信機
に使用される自動選局装置に関する。

〔発明の概要〕

この発明は、テレビジョン（ＴＶ）受信機のように同調
電圧によって受信周波数が制御されるチューナと中間周
波増幅回路とを備えた受信機において、上記同調電圧を
変化させながら中間周波増幅回路が発生する自動周波数
制御電圧の急変を検出すると共に、中間周波ＡＧＣ電圧
が設定レベル以下になったことを検出したときに同調電
圧の変化を停止させるようにした自動選局装置であり、
スプリアス信号等の不要信号を誤選局しないようにした
ものである。

〔従来の技術〕

従来のＴＶ受信機等の自動選局装置の構成は、基本的に
は第４図に示すようになっている。

そして、チューナ１で希望する信号（高周波信号）を選
局して中間周波数に変換し、その出方を２に人力する。

ここで、ＶＩＰ２は信号レベルが一定になるように制御
する自動利得制御電圧として、チューナ１の高周波段の
利得を制御する高周波（ＲＦ）ＡＧＣ電圧と、ＶＩＰ２
の利得を制御する中間周波（ＩＦ）、ＡＧＣ電圧を発生
する。

また、チューナ１の中間周波数が一定になるように制御
するための自動周波数制御電圧（以下ｒＡＦＴ電圧」と
称する）も発生する。

なお、５はＡＦＴ電圧を検出するＡＦＴコンパレータ、
６はビデオ信号の有無を判定するビデオ信号判定回路、
７はＡＦＴコンパレータ５の出力とビデオ信号判定回路
６の出力のアンドをとるＡＮＤ回路、８はＡＮＤ回路７
の出力を判断して同調電圧発生回路９を制御するマイク
ロコンピュータ、１０は自動選局動作中は開放して自動
周波数制御を行なわないようにするためのＡＦＴスイッ
チ、１１はアンテナ、１２は音声中間周波増幅回路及び
ＦＭ検波回路を含むオーディオ回路である。

このような自動選局装置において、マイクロコンピュー
タ８に選局の命令が入ると、同調電圧発生回路９の同調
電圧を低い電圧がら高い電圧へと変化させる。

アンテナ１１からの入力信号に対する同調電圧近くにな
った時、ＡＦＴ電圧は第２図（、）に示すように変化す
る。すなわち、同調点においてＡＦＴ電圧は高い電圧か
ら低い電圧へ急激に変化する。

この変化をＡＦＴコンパレータ５で検出すると。

その出力は同図（ｂ）に示すようになる。

このＡＦＴカーブは音声周波数でも出るため、ＴＶ放送
では不要なのでビデオ信号判定回路６によってビデオ信
号の有無を同期信号等によって判定し、例えば第２図（
Ｑ）に示すようにビデオ信号がある時はこの出力をハイ
レベルにする。

この第２図（ｂ）及び（Ｃ）に示すＡＦＴコンパレータ
５の出力とビデオ信号判定回路臼の出方をＡＮＤ回路７
に入力してアンドを取り、同図（ｄ）に示すような映像
入力検出信号とする。

この信号をマイクロコンピュータ８に入力し、同調電圧
発生回路９が発生する同調電圧の変化を停止させて選局
を完了する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の自動選局装置は上記のように構成されているが、
チューナ１の内部等で発生する相互変調歪等によってス
プリアスが生じ、これによっても第２図（ａ）に示した
ようなＡＦＴカーブが発生する。また、このスプリアス
信号が映像信号との相互変調歪で出た場合、映像変調が
かかっているためビデオ信号と判定されて不要信号を選
局してしまうことがある。

特に、自動選局によって自動プリセットする場合に不要
信号がプリ５セツトされてしまうと、受信中にチャンネ
ルを切換えた時ノイズ画面が出てしまい、再度マニュア
ル等で選局し直さな１すればならくなる等の問題点があ
った。

この発明は上記のような従来の問題点を解決するために
なされたもので、スプリアス信号のような小レベル信号
に応答して誤選局することがないようにすることを目的
とする。

〔問題点を解決するするための手段〕

この発明による受信機の自動選局装置は、上記の目的を
達成するため、チューナに印加する同調電圧を発生ずや
同調電圧発生回路と、該回路によって発生する同調電圧
を変化させる手段と、ＶＩＰが発生するＡＦＴ電圧の急
変を検出する第１の検出手段と、ＩＦＡＧＣ電圧が設定
レベル以下になったことを検出する第２の検出手段と、
これらの第１．第２の検出手段がいずれも検出信号を出
力した時に上記同調電圧の変化を停止させる手段とから
なるものである。

〔作　用〕

このように構成した自動選局装置によれば、第１の検出
手段によって第４図の従来例と同様にＡＦＴｆｆｉ圧の
急変によって同調を検出するが、その時入力信号レベル
が小さい場合にはＩＦＡＧＣｆｆｌ圧が設定レベル以下
にならず、第２の検出手段が検出信号を出力しないので
同調電圧の変化を停止させることなく選局動作を継続し
、スプリアス信号のような小レベルの不要信号を選局し
てしまうような誤動作を防止できる。

〔実施例〕

第１図はこの発明の一実施例を示す自動選局装置を備え
た受信機のブロック図であり、第４図の従来例と同じ部
分には同一の符号を付してそれらの説明は省略する。

この実施例において、第４図の従来例と異なるのは、第
１の検出手段であるＡＦＴコンパレータ５の他に、第２
の検出手段として中間周波増幅幅器（ＶＩＰ）２で発生
するＩ　ＦＡＧＣ電圧を入力して予め設定し、たレベル
と比較するＩ　ＦＡＧＣコンパレータ１３を追加すると
共に、２人力のＡＮＤ回路７に代えて３人力のＡＮＤ回
路１７を用いて、ＡＦＴコンパレータ５とビデオ信号判
定回路６とＩＦＡＣ；Ｃコンパレータ１３の各出力信号
のアンドをとってマイクロコンピュータ８へ入力するよ
うにしたことである。

なお、前述したように自動利得制御（ＡＧＣ）にはＲＦ
ＡＧＣとＩ　ＦＡＧＣ：があり、ＲＦＡＧＣはチューナ
１の高周波段の利得をコントロールし、入力信号がある
レベル以上の時ＩＦ出力レベルが一定になるようにする
。

一方、ＩＦＡＧＣはチューナ１からＶ　Ｉ　Ｐ　２　ニ
入るチューナＩＦ出力レベルがあるレベル以下の時、Ｖ
ＩＰ２の内部のレベルを一定にするように働く。

つまり、チューナ入力信号レベルが高い時にはＲＦＡＧ
Ｃ電圧が変化し、低いときにはＩＦＡＧＣ電圧が変化す
る。

第３図に入力信号レベルに対するＩＦＡＧＣ電圧の出力
特性の例を曲線ａで示す。

次に、この実施例の作用を第２図及び第３図も参照しな
がら説明する。

まず、マイクロコンピュータ８に選局命令が入ると、同
調電圧発生回路９の同調電圧を低い方から高い方へ変化
させ、それが信号受信電圧に近くなると、第２図（ａ）
に示すようにＡＦＴ電圧が急変する。

この変化をＡＦＴコンパレータ５で検出すると、その出
力は第２図（ｂ）に示すようになる。また、ビデオ信号
判定回路６で、受信した信号がビデオ信号かどうか判定
され、ビデオ信号の場合同図（ｃ）に示すような矩形波
パルス状の出力が出される。

そして、この時にＶＩＰ２によって発生されるＩ　ＦＡ
ＧＣ電圧をＩ　ＦＡＧＣコンパレータ１３に入力し、第
３図に波形すで示すように、チューナ入力信号レベルが
Ａ点の時のＩ　Ｆ　Ａ　Ｇ　Ｃ電圧Ｖｓをスレッショル
ドレベルとし、それ以下の電圧の時コンパレータ１３の
出力が°Ｈ°になり、それ以上の時には°Ｌ°になるよ
うにする。

そして、このＩ　ＦＡＧＣコンパレータ１３の出力とＡ
ＦＴコンパレータ５の出力とビデオ信号判定回路日の出
力をＡＮＤ回路１７に入力し、すべての入力が°Ｈ°の
時にＡＮＤ回路１７の出力が°Ｈ°となり、それをマイ
クロコンピュータ８に入力する。

それによって、同調電圧発生回路９が発生する同調電圧
の変化を停止させて選局を完了する。

この実施例によれば、ＡＦＴ電圧の急変によってＡＦＴ
コンパレータ５が検出信号を出力し、ビデオ信号判定回
路６もビデオ信号を検出したとしても、入力信号レベル
が極めて低かったり、スプリアス信号を検出したような
場合には、Ｉ　ＦＡＧＣ電圧が設定レベル以下にならな
いからＩ　ＦＡＧＣコンパレータ１３が検出信号を出力
しないので、ＡＮＤ回路１７の出力が°Ｈ°にならず、
同調電圧の変化は停止せずに選局動作を継続する。

したがって、スプリアス信号のような小レベルの不要信
号を選局してしまうような誤動作を防止できる。

また、入力信号レベルをＩ　ＦＡＧＣ電圧によって判別
するようにしたので、入力信号レベルを検出するために
特別な回路を設ける必要がなく、安価に実施することが
できる。

なお、この実施例ではＴＶ放送信号を受信するためビデ
オ信号判定回路を設けたが、オーディオ信号を受信する
のであれば、オーディオ信号判定回路を設けるか、この
判定回路を省略することができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、この発明による受信機の自動選局
装置は、簡単な構成でありながら、不要な小レベル信号
や受信機内部で発生するスプリアス信号等に同調して誤
選局してしまったり、それを自動プリセットしてしまう
ようなことがなく、再選局を行う手間がなくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例を示す自動選局装置を備えた
受信機のブロック図。 第２図は第１−の実施例及び第４図の従来例の作用を説
明するための各部の出力波形、 第３図はＩＦＡＧＣ特性の一例及びＩＦＡＧＣコンパレ
ータの出力波形を示す図、 第４図は従来の自動選局装置を備えた受信機の一例を示
すブロック図である。 １・・・チューナ ２・・・映像中間周波増幅器（ＶＩＰ）５・・・ＡＦＴ
コンパレータ（第１の検出手段）６・・・ビデオ信号判
定回路 ８・・・同調電圧制御用マイクロコンピュータ９・・・
同調電圧発生回路 １３・・・Ｉ　ＦＡＧＣコンパレータ（第２の検出手段
）１７・・・ＡＮＤ回路 第２ＩＩＩ ｓ３図 入力信号レベル（ｄＢｕｕ）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　同調電圧によつて受信周波数が制御され、受信した
   高周波信号を中間周波数の信号に変換して出力するチュ
   ーナと、該チューナの出力信号を増幅して出力すると共
   に、前記チューナの中間周波数が一定になるように制御
   するための自動周波数制御電圧と中間周波増幅の利得を
   制御するための中間周波ＡＧＣ電圧を発生する中間周波
   増幅回路とを備えた受信機において、 前記同調電圧を発生する同調電圧発生回路と、該回路に
   よつて発生する同調電圧を変化させる手段と、前記自動
   周波数制御電圧の急変を検出する第１の検出手段と、前
   記中間周波ＡＧＣ電圧が設定レベル以下になつたことを
   検出する第２の検出手段と、これらの第１、第２の検出
   手段がいずれも検出信号を出力した時に前記同調電圧の
   変化を停止させる手段とからなることを特徴とする自動
   選局装置。