JPH01151647A - 畳 - Google Patents

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JPH01151647A
JPH01151647A JP31060987A JP31060987A JPH01151647A JP H01151647 A JPH01151647 A JP H01151647A JP 31060987 A JP31060987 A JP 31060987A JP 31060987 A JP31060987 A JP 31060987A JP H01151647 A JPH01151647 A JP H01151647A
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JP
Japan
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tatami
adhesive
mat
sheet
adhesive layer
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JP31060987A
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English (en)
Inventor
Tadashi Morita
森田 忠司
Rinzo Moriyama
森山 林造
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、住宅の床材として用いられる畳に関するもの
である。
(背景技術) 従来の畳は、イ草を麻糸や本綿糸で織った畳表を藁製の
畳床の表面に張り、布製の畳縁材で縁取りして成るもの
である。このような従来の畳は、天然素材を使用してい
るので、自然感があり、保温性や弾力性、素足で触れた
ときの触感性等に優れているが、湿気やすく、カビが発
生したり、コナダニやアリガタ蜂などの虫が発生しやす
いという問題があった。特に、近年は大掃除や畳の裏干
しの慣習が廃れ、また、部屋の気密性が高くなって湿気
が溜まりやすく、カビや虫が発生しやすい環境が生じて
いるので、畳の使用が敬遠される傾向にある。
そこで、防ダニ・防虫用の薬液含浸紙を畳表の下層に敷
いたり、畳床の下敷きとして使用することが提案されて
いるが、薬液は毒性があり、しばしば幼児が嘗めてトラ
ブルを起こすことがあった。
また、薬液の有効期間は数ケ月程度であり、防ダニ・防
虫効果の持続性に問題があった。
さらに、従来の畳では、畳表を畳床に固着するために、
畳表の周縁部を畳床に縫い付けており、この際、畳表に
十分な張りを与えながら縫い付けなければ、畳表が畳床
から浮き上がったり、しわになったり、波打ったりする
という問題があり、専門の職人でないと畳表の張り替え
が困難であった。
(発明の目的) 本発明は上述のような点に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは、ダニや虫による被害を持続的
に防止できるようにした畳を提供することにある。
(発明の開示) 本発明に係る畳は、上記の目的を達成するために、畳表
と畳床の間に粘着剤層を介在させたことを特徴とするも
のである。
このように、畳表と畳床の間に粘着剤層を介在させたこ
とにより、ダニや虫を粘着剤層によって物理的・空間的
に閉じ込めることができる。つまり、畳床にダニや虫が
棲息していても、粘着剤層で捕捉されるので、畳表の表
面にまでダニや虫が出て来ることはない。したがって、
ツメダニが人を噛むような害は生じない。また、ぜん息
の原因となるダニの死骸や糞が粘着剤層で吸着されるの
で、環境が汚染されない。さらに、ダニや虫が畳表に付
着しても畳床に侵入する前に粘着剤層で捕捉されるので
、他の畳との間で相互の汚染が生じない。しかも、粘着
剤層の粘着力が持続する限り、これらの防ダニ・防虫効
果を持続することができる。また、粘着剤層を畳表に面
して設けた場合には、畳表が粘着剤層によって固着され
、畳表が浮き上がるような不都合もなくなるものである
以下、本発明の実施例について説明する。
夫1涯り 第1図は本発明の一実施例に係る畳の分解斜視図である
。この畳は、イ草を編んだ畳表1を、低発泡プラスチッ
クスフオームで形成されたマット4の表面に張ったもの
であり、畳表1とマット4との間には、粘着シート2を
配している。また、マット4の裏面にも、これと同様の
粘着シート3を配している。
粘着シート2は、第2図に示すように、粘着剤を塗布乃
至含浸させた基材21に多数の小孔22を設けたもので
ある。粘着剤は、基材21の少なくとも片面、好ましく
は表面、より好ましくは表裏両面に、塗布乃至含浸され
る。基材21の材質は、紙でも良いし、プラスチックシ
ートでも良いし、合成又は天然繊維を織り上げた織物(
クロス)でも良いし、不織布でも良いし、銅箔でも良い
銅箔を使用した場合には、銅イオンによる殺菌・抗菌効
果並びに静電気防止効果が得られる。小孔22の孔径は
例えば10μm〜3mmの範囲とすれば、通気孔及び/
又は適温化として有効に作用する。この小孔22の存在
により、畳表1の湿度を適切な湿度に調整することがで
きる。
ところで、従来の畳にあっては、畳表の表面が汚れたと
きには、畳表を裏返して再利用している。
そして、裏返して使用していた畳表の表面も汚れたとき
には、畳表を新品と取り替えるようにしている。畳職人
の間では、前者を「裏返し」、後者を「表替え」と呼ん
でいる。このように、畳表は表裏両面が利用できるもの
であるから、粘着剤が畳表に転移しないことが望ましい
。そこで、粘着剤としては、畳表に転移しない粘度のも
のを使用すると共に、畳表の少なくとも裏面側にはフッ
素樹脂系(例えば、PFA樹脂、TFE樹脂、EPE樹
脂、FEPvI4脂等)の離型剤を塗布しておく、離型
剤の塗布は、吹き付は塗布等により容易に行える。
また、畳表1の裏返しや表替えを行うときに、粘着シー
ト2も同時に交換すれば、長期間にわたって粘着効果を
持続できるので、好都合である。現在のところ、有効期
間が5年程度の粘着剤が開発されているが、畳床の寿命
はこれよりも長いので、粘着シート2は交換することが
望ましい、そこで、複数枚の粘着シート2を予め積層し
ておき、粘着効果がなくなると、逐次剥離して使用する
ようにすれば、保守が非常に容易となる。
なお、粘着シート2の少なくとも片面、好ましくは表裏
両面に、第3図に示すように、ネット23を配すれば、
粘着シート2の緩衝材とすることができる。ネット23
の目の粗さは0゜1〜2mmの範囲が好適である。ネッ
ト23の材質は限定されるものではなく、銅線ネット、
クロスネットのほか、目の粗い紙などを用いることもで
きる。緩衝材として用いるネット23には、粘着剤の塗
布乃至含浸は必ずしも必要ではない。
一方、第4図(a)、(b)に示すように、ネット81
に粘着剤82を塗布して、粘着ネット8とした場合には
、この粘着ネット8を粘着剤層及び緩衝材として使用す
ることができ、上述の粘着シート2の代わりに用いるこ
とができる。また、粘着シート2や粘着ネット8を用い
ずに、単に粘着剤を塗布するだけで粘着剤層としても良
い。
上記各場合において、粘着剤にはダニや虫を誘引する薬
剤を混入しておけば、ダニや虫を捕捉する効果を高める
ことができる。さらに、粘着剤に殺虫剤をも混入してお
けば、粘着剤に捕捉されたダニや虫が逃げることをも防
止できる。
°第5図は畳表1の断面構造をイ草12の長手方向(第
1図のX方向)について示したものである。
同図に示すように、畳表1は芯線11によりイ草12を
編んだものである。表側のイ草12は2本の芯線11を
跨いて裏側に入り、裏側のイ草12は同じ2本の芯ti
llを跨いで表側に出るように織られており、1つの織
り目には2本の芯&!11が入っている。第1図におい
て、イ草12はX方向に走っており、芯線11はX方向
とは垂直方向に走っている。
ここで、芯m1llとして、銅を含む線材を用いれば、
銅イオンによる殺菌・抗菌効果が得られて、カビの発生
を防止することができ、カビを餌にするチリダニの発生
を防ぐことができる。さらに、チリダニを餌とするその
他の有害なダニの発生を防ぐことができる。銅を含む線
材としては、銅線のほか、銅線とポリエステル糸を撚り
合わせて作った撚り線や、表面に銅を蒸着した線材等が
用いられる。
なお、銅を含む線材は導電性が良好であるので、畳表1
の芯m1llをアースすれば、畳の上が常時ゼロ電位に
保たれることになり、テレビやコンピュータ機器による
静電気を除去でき、畳の上で生活する人の健康維持に寄
与できると考えられ、また、静電気によるホコリの付着
を防止できるものである。さらに、電位治療器の治療電
極に畳表1の芯5illを接続すれば、イ草12を絶縁
材として、治療用の電界を人体の足の裏に印加すること
ができ、足の疾患に対する治療効果が得られると考えら
れ、また、人体が畳の上に寝ている状態では、身体全体
に対する治療効果が得られると考えられる。
次に、マット4は硬めの発泡体よりなり、力一ボンを混
入しておくことにより導電性を付与してもよい、また、
防カビ剤や防ダニ剤を混入しておくことにより、防カビ
効果や防ダニ効果が得られるようにしても良い、マット
4は1枚に限定されるものではなく、第6図に示すよう
に、2枚のマツ)4A、4Bを重ね合わせて構成しても
良い、その場合、上下に重ね合わされるマット4A、4
Bの間に、第6図に示すように、上記と同様の孔開き粘
着シート5を介在させると、更に好ましい。
また、3枚以上のマットを重ね合わせて、各マット間に
それぞれ粘着シートを介在させても良い。
マット4の材質は特に限定されるものではないが、低発
泡プラスチックスフオームが好ましい、具体的には、低
倍率の発泡ポリエチレンや発泡ウレタン、発泡スチロー
ル、発泡塩化ビニル等の各種の発泡体を用いることがで
きる。
本実施例にあっては、マット4として発泡スチロール材
を用いている0発泡スチロール材は、従来から化学畳の
畳床材として広く用いられている。
なお、化学畳の畳床材としては、少し硬めのボード材の
みからなるボードタイプ、柔らかいフオーム材のみから
なるフオームタイプ、ボード材の下層番こフオーム材を
積層したMMタイプ、フオーム材の両面にボード材を配
したフオームサンドタイプ、ボード材の両面にフオーム
材を配したボードサンドタイプ等の各種のタイプがある
が、これらの上面又は下面又は中間に粘着剤層を設けて
も良い。
このような化学畳の畳床材はカッター等を用いて自由に
切断することができるので、畳の施工性向上に役立つも
のである。すなわち、従来の畳を施工する場合には、専
門の畳重が、寸法を計り、寸法に合わせて製造し、施工
するという手順を踏むので、時間も労力もコストもかか
っていたが、本実施例の畳にあっては、カッター等を用
いて容易に切断できるので、畳重に頼っていた仕事を、
DIYに置き換えたり、工務店に代行させたりすること
が可能となる。
このように、本実施例の畳は、ユーザーが自由に切断し
て寸法合わせすることが可能であるが、切断した部分に
は、畳表1の編み目がほどけないように、第7図に示す
ように、畳縁材6を装着する必要がある。また、畳を切
断しない場合でも、畳としての外観を得るために、少な
くとも2辺には畳縁材6を装着する必要がある。
第8図は本実施例において用いる畳縁材6の分解斜視図
である。この畳縁材6は、従来の畳縁布61の裏面に、
孔開き粘着シート62等の粘着剤層を配したものである
。このように、畳縁材6の裏面にも粘着剤層を配するこ
とにより、ダニや虫が畳縁材6を介して出入りすること
を防止でき、しかも、畳表1やマット4に畳縁材6を縫
い付けなくても、粘着剤層の作用により接着することが
ぞき、施工性も向上するものである。
第9図は畳縁材6とマット4との固着構造を示す図であ
る。同図に示すように、畳表1の縁部に上述の畳縁材6
を装着し、この畳縁材6の裏面に面状ファスナー63の
片側63Aを装着する0面状ファスナー63の他側63
Bは、マット4の縁部上面に装着する。ここで、面状フ
ァスナー63は、マジックファスナー又はベルクロファ
スナ−の商品名で市販されており、上記片側63Aと他
側63Bとを対向させて圧接すると実用上十分な強度で
接合され、しかも、強く引っ張ると容易に剥離できるフ
ァスナーである。マット4における面状ファスナー63
の装着部分は、他の部分よりも若干低くしておく、これ
によって、面状ファスナー63の厚みを相殺し、畳縁材
6の部分が盛り上がらないようにしている。畳表1の縁
部は面状ファスナー63でマット4の縁部に固着し、且
つ、畳表1の縁部以外の部分については粘着シート2に
よってマット4の表面に接着することにより、畳表1が
浮き上がることがなくなり、仕上げが安定するものであ
る。
次に、畳の4辺のうち、畳縁材6を装着しない側の2辺
については、第10図(a)又は(b)に示すように、
畳表1の縁部の裏面に面状ファスナー13の片側を装着
する。面状ファスナー13の他側は、第10図(a)に
示すように、マット4の縁部の側面に装着し、畳表1の
縁部をマット4の縁部の側面に固着する。また、第10
図(b)に示すように、畳表1の縁部をマット4の裏面
側にまで巻き込んで固着しても良く、この場合には、面
状ファスナー13の他側は、マット4の縁部の側面及び
/又は裏面に装着するものである。
なお、マット4における粘着剤層を設ける面は平滑処理
しておく、これは、離型性を良くするためである。また
、畳表1と同様に、マット4にもフッ素樹脂系の離型剤
を塗布しておけば更に好ましい、ただし、マット4が離
型性の良好なプラスチック製、特にポリエチレン製であ
る場合には、そのまま用いでも良い。
叉11j− 第11図は畳縁材6についての別の実施例を示す分解斜
視図である。この畳縁材6は、L字型材64の表面に孔
開き粘着シート62を介して畳縁布61を張った構造を
有している。L字型材64は、半硬質の押出成型品より
なり、カーボン又は銅粉を混入して導電性を付与しであ
る。施工するに際しては、畳を所望の寸法に切断し、畳
表1の上面をL字型材64の上片64Aが覆い、畳の側
、縁をL字型材64の側片64Bが覆うように、L字型
材64を畳の側縁に装着し、粘着テープ65によりL字
型材64の上片64Aを畳表1の表面に接着するもので
ある0畳縁布61としては、従来の畳に使用されている
畳縁布をそのまま用いても良いが、銅線・銅繊維の混繊
クロスを用いれば、より好ましい、L字型材64の側片
64Bの下部外面には、波型の凹凸部64Cを設けであ
る。この凹凸部64Cで、複数枚の畳が連結されるので
、畳が縁部分で浮き上がったり沈み込んだりしにくく、
また、畳の縁部分からダニやアリガタ蜂等の虫が出入り
することを防止できる。
K1燵1 第12図は本発明の他の実施例の分解斜視図である0本
実施例において、第1図の実施例と対応する部分には同
一の符号を付して重複する説明は省略する0本実施例に
あっては、粘着シート2゜3.5として、小孔を有さな
いシートを用いている。各粘着シート2,3.5の材質
は限定されないが、好ましくは、ナイロンやポバール(
ポリビニルアルコール)等の湿度調整機能を有する素材
を用いて、これに粘着剤を塗布乃至含浸させるものであ
る。
粘着シート2の下層には、遠赤外線シート9を配してい
る。遠赤外線シート9は、熱エネルギーを受けると、そ
の波長を長波長側にシフトして、遠赤外線を発生する遠
赤外線放射材料を含む。この種の材料としては、無機質
の材料が主に用いられ、例えば、ジルコニア(Z’rO
z)、チタニア(Ti02)、アルミナ(A120.)
などを主体としたセラミック体が使用される。その他、
βスポジューメン(L 1zo−A1203・4 S 
io 2)やコージライト(2Mg0・2A1zOi・
5SiO□)等、各種の材料を使用することができる。
これらの遠赤外線放射材料は、遠赤外線シート9の内部
に練り込んでもよいし、その表面や裏面に塗布しておい
ても良い。
遠赤外線はカビの発育を阻害するので、防カビ効果があ
り、したがって、防ダニ効果もある。この遠赤外線シー
ト9には、通気孔を設けておいても良い。
本実施例にあっては、マット4の上面に、水平方向に複
数本の通気溝41が平行に形成されている。通気714
1の幅方向の略中央部には、マット4を上下方向に貫通
する通気孔42が、通気溝41の長手方向に沿って複数
個形成されている。空気は各通気溝41と通気孔42を
自由に通過することができ、良好な通気性が得られるが
、上側マット4Aと下側マット4Bの通気孔42は上下
に重ならないように配置されているので、通気孔42が
ダニの通り路となることはない。これは、ダニが主とし
て垂直方向にしか移動しない習性を有するからである。
マット4は2枚に限定されるものではなく、1枚で構成
しても良いし、3枚以上に分けて、これを重ね合わせて
使用しても良い。その場合、通気溝41の方向は直交さ
せる方が好ましいが、直交させなくても良い。また、通
気溝41はマット4の上下面の少なくとも一方の面に設
ければ良く、その方向も限定されない。この通気溝41
をマット4の側面に開口させると更に好ましい、なお、
通気は基本的には上下方向の通気孔42で行うものであ
る。
丈11」工 第13図は本発明のさらに他の実施例の分解斜視図であ
る0本実施例において、前述の実施例と対応する部分に
は同一の符号を付して重複する説明は省略する0本実施
例では、粘着シート2の下層に銅線入りクロス7を配し
ている。このクロス7は、合成又は天然繊維を織り上げ
た織物にX方向とは垂直方向に走る銅線71を略等間隔
毎に縫い込んだもので′ある。マット4は第12図の実
施例と同じものを用いている。また、本実施例では、マ
ット4の下層に粘着ネット8を配しており、この粘着ネ
ット8は、第4図(a)、(b)に示すように、銅線ネ
ット81に粘着剤8会を塗布したものである。
夾1J[1 第14図は本発明の別の実施例の分解斜視図である0本
実施例にあっては、畳床材として薬味40を用いている
。薬味40の下層には粘着ネット8を配している。また
、薬味40の上層には粘着シート2を配している。薬味
40は、裏ごも4aの上に下記4b、大手配4c、上記
4dを順に積層したものである。薬味40の縁部は、第
15図に示すように、かまち止め縫い糸4eで縫合され
ている。また、裏ごも4a、下記4b、大手配4c、上
記4dの各層を構成する藁材は、仮止め縫い糸4fで仮
止めされている。さらに、これらの各層を粘着剤層を介
して積層し、各層を平刺し縫い糸(図示せず)で縫い合
わせるものである。このようにすれば、各層の間でダニ
や虫が移動しようとしても、粘着剤層において捕捉され
るので、薬味40の一部にダニや虫が付いても、薬味4
0の全体が汚染されることはない、なお、藁床40の表
面にはビニールシートを張り付けて、平滑処理しておく
ことが好ましい。
(発明の効果) 本発明に係る畳は、上述のように、畳表と畳床の間に粘
着剤層を介在させたので、ダニや虫を物理的・空間的に
閉じ込めることができ、しかも、粘着剤層の粘着力が持
続する限り、防ダニ、防虫効果を持続することができる
という効果がある。
なお、粘着剤層を畳表に面して設けた場合には、畳表が
粘着剤層に固着され、仕上げが安定するという利点もあ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の分解斜視図、第2図は同上
に用いる粘着シートの斜視図、第3図は同上に用いる粘
着シートの変形例を示す斜視図、第4図(a )は同上
に用いる粘着ネットの斜視図、同図(b)は同上の要部
断面図、第5図は同上に用いる畳表の織り方を示す説明
図、第6図は同上の実施例の変形例を示す斜視図、第7
図は同上の畳の平面図、第8図は同上に用いる畳縁材の
分解斜視図、第9図は同上の畳縁材とマットの固着構造
を示す説明図、第10図(a)、(b)は同上に用いる
畳表とマットの固着構造を示す説明図、第11図は同上
に用いる別の畳縁材の分解斜視図、第12図は本発明の
他の実施例の分解斜視図、第13図は本発明のさらに他
の実施例の分解斜視図、第14図は本発明の別の実施例
の分解斜視図、第15図は同上に用いる薬味の要部斜視
図である。 1は畳表、2.3は粘着シート、4はマットである。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)畳表と畳床の間に粘着剤層を介在させたことを特
    徴とする畳。
  2. (2)粘着剤層は、少なくとも一方の面に粘着剤を、塗
    布されたシートよりなることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の畳。
  3. (3)シートの表面に粘着剤が塗布されていることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の畳。
  4. (4)シートの表裏両面に粘着剤が塗布されていること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の畳。
  5. (5)シートは複数個の小孔を有することを特徴とする
    特許請求の範囲第2項乃至第4項のいずれか1項に記載
    の畳。
  6. (6)粘着剤層は、銅線ネットに粘着剤を塗布したもの
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の畳
  7. (7)粘着剤は畳表に転移しない粘度としたことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項乃至第6項のいずれか1項
    に記載の畳。
  8. (8)粘着剤にはダニを誘引する薬剤を混入したことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第7項のいずれか
    1項に記載の畳。
  9. (9)粘着剤には殺虫剤を混入したことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項乃至第7項のいずれか1項に記載の
    畳。
  10. (10)畳床の粘着剤層を設ける面は平滑処理して成る
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の畳。
  11. (11)畳床は複数枚を積層してなり、上下に重なり合
    う畳床の間には粘着剤層が配されていることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項又は第10項に記載の畳。
  12. (12)畳表の縁部に装着される畳縁材の裏面に面状フ
    ァスナーの片側を装着し、畳床の縁部に面状ファスナー
    の他側を装着し、上記各面状ファスナー同士を接合した
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の畳。
  13. (13)畳表の縁部の裏面に面状ファスナーの片側を装
    着し、畳床の縁部に面状ファスナーの他側を装着し、上
    記各面状ファスナー同士を接合したことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の畳。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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