JPH01147149A - 気化器の始動燃料供給装置 - Google Patents

気化器の始動燃料供給装置

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JPH01147149A
JPH01147149A JP30653087A JP30653087A JPH01147149A JP H01147149 A JPH01147149 A JP H01147149A JP 30653087 A JP30653087 A JP 30653087A JP 30653087 A JP30653087 A JP 30653087A JP H01147149 A JPH01147149 A JP H01147149A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は刈払機などの携帯作業機に搭載される内燃機関
のダイヤフラム型気化器の始動燃料供給装置に関するも
のである。
〔従来の技術〕
この種のダイヤフラム型気化器は全姿勢で線間の運転が
可能であり、機関の運転条件に適した燃料室を供給する
燃料供給機構を備えている。しかし、寒冷時の機関始動
に当っては混合気濃度の範囲が制限され、通常の燃料供
給機構では始動性が悪いので、例えば実開昭62−41
955号公報に開示さるような始動燃料供給装置が備え
られている。しかし、この始動燃料供給装置では始動燃
料室が始動燃料室の容量により一義的に決ってしまうの
で、周囲温度や機関温度などの始動条件に適した始動燃
料室を供給することはできない。特に、機関運転の停止
直後の機関温度が高くなっている場合や周囲温度が高い
場合は、始動燃料室は少なくて十分であり、このような
場合に過剰な始動燃料を吸気通路へ供給すると、かえっ
て機関の円滑な始動を妨げる。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明の目的は機関温度や周囲温度の条件に適した始1
71撚料量を供給し得る気化器の始動燃料供給装置を提
供することにある。
[問題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明の構成はメータリン
グ室の燃料を吸引式プライマポンプにより蓄圧器を経て
始動燃料室へ送り、始動弁の開放により燃料を吸気通路
へ圧送するものにおいて、蓄圧器のストロークを感温部
材により規制するものである。
〔作用] 蓄圧器Eの蓄圧室64と反対側の大気室にストローク制
限部材として配設された感温部材66は、周囲温度や機
関温度が高い時は、上側へ凸に変形しているので、プラ
イマポンプCから蓄圧室64を経て始動燃料室25へ送
られる燃料室は少ない。
したがって、始動弁りを開いた時にばね63によるダイ
ヤフラム61の上昇に伴って始動燃料室25から吸気通
路11へ供給される始動燃料室が抑えられる。
一方、機関温度や周囲温度が低い時は、感温部材66は
下側へ凸に変形する。したがって、蓄圧室64を区画す
るダイヤフラム61はばね63に抗して大きくストロー
クし得る。このことは、プライマポンプCから蓄圧フロ
4を経て始動燃料室25へ貯留される燃料室が多くなる
。これにより、寒冷時は始動弁りを押すと、始動燃料室
25から多量の燃料室が燃料保留v19へ供給され、低
温時に適した高濃度の混合気が生成され、機関が容易に
始動される。
[発明の実施例] 第1図に示すように、本発明による気化器の始動燃料供
給装置は気化器本体18に、燃料供給ポンプAと、燃料
供給機構Bと、吸引型のプライマポンプCと、蓄圧器E
と、始動弁りとを一体に((6えている。横方向の吸気
通路11を有する本体18の中央に、上下方向の円筒部
2が形成され、この上端部はM12により閉鎖される。
円筒部2にスロットル孔8aを有するロータリ型の絞り
弁8が回向可能かつ軸方向摺動可能に嵌合される。絞り
弁8から上方へ延びる軸部14が1112″−支持され
・軸部14の上端部こ結合btcvバー15にフォロア
16が支持される。M12と絞り弁8との間にあって軸
部14を取り囲むハネ13の力により、フォロア16が
蓋12の上に設けたカム面17へ付勢係合され、レバー
15が回動されると絞り弁8が軸方向に移動する。この
時、軸部14のねし孔へ螺合される11整ポルト14a
と一体の棒弁3も一緒に軸方向に移動する。ねじ孔の内
部の棒弁3を取り囲むばね5は、軸部14に対する棒弁
3の位置の調整を容易にする。
棒弁3により噴孔6の開度を!Imされる燃料供給管7
が、本体18の底壁に固定支持される。燃料供給管7は
燃料ジェット46、逆止弁47を経て、燃料を定圧に保
留するメータリング室38に連通される。
燃料供給ポンプAは本体18の下面にダイヤフラム53
および本体70を結合して上側に脈動圧導入口59を有
する脈動圧導入至54を、下側にポンプ室55をそれぞ
れ形成される。脈動圧導入室54は例えば2サイクル機
関のクランク室と接続されて、ダイヤフラム53を上下
に往復動させる。ポンプ室55は通路51、逆止弁10
.接続管31を経て、燃料タンク32に接続される。ま
た、ポンプ室55は逆止弁4、通路52、燃料流入弁9
を経て、メータリング室38へ連通される。
本体70の下面にダイヤフラム34およびカバー28が
結合され、これにより上側にメータリング室38が、下
側に大気口58を有する大気室36がそれぞれ区画され
る。メータリング室38の内部に支軸40によりレバー
41が支持される。
レバー41の左端はばねによりダイヤフラム34に衝合
される一方、右端はテーパ形の燃料流入弁9を係止する
。燃料タンク32の燃料は接a管31からストレーナ、
逆止弁10、通路51、ポンプ室55、逆止弁4、通路
52を経て燃料流入弁9の入口側へ送られる。
蓄圧器Eはカバー28の下側にダイヤフラム61を挟°
んで本体33を結合して構成される。ダイヤフラム61
の上側に蓄圧v64が、下側に大気口49を有する大気
室62がそれぞれ形成される。
ばね63が大気室の底壁とダイヤフラム61の下側に当
てた板67との間に介装される。
本発明によれば、大気室62の底壁に好ましくは皿型の
感温部材66がこの周縁部を固定される。
この感温部材66はバイメタルまたは形状記憶合金から
構成されるもので、常温以上では上へ凸に変形するが、
低温になるにつれて下へ凸に変形する(第2図参照)。
感温部材66の変形状態により、蓄圧室64を区画する
ダイヤフラム61の上下移動が規I11される。蓄圧室
64は通路30を経て始動燃料室25へ連通される。ま
た、蓄圧室64は通路65、逆止弁48を経てプライマ
ポンプCのポンプ室43に連通される。
プライマポンプCは本体33にゴムなどからなる半球形
の押圧体42(第1図には押圧した状態を示す)を結合
してポンプ室43が形成され、内部に逆止弁48と逆止
弁45aが一体に配設される。逆止弁48はゴム製中空
円筒体の上端部を偏平に押し潰し、逆止弁45aは円筒
体の下端部を径外方に拡げてリップとして成形される。
ポンプ室43は逆止弁45a1通路5oを経てメータリ
ング室38に連通される。
始動弁りは本体18に形成した始動燃料室25と連なる
シリンダ35を備えている。シリンダ35にシール部材
22を介して嵌合した弁体21が、ばね24により弁座
23に押し付けられる。弁体21の中間部分は小径とさ
れ、下端部は弁座23に係合する円錐部を備えている。
シリンダ35の室25aが通路20を経て、絞り弁8の
下端部を回動かつ摺動可能に係合する円筒部2と一体の
燃料保留室19に連通される。したがって、燃料保留室
19の燃料は円筒部2、と絞り弁8の嵌合部の隙間およ
び絞り弁8と燃料供給管7の嵌合部の隙間を経て吸気通
路11へ吸引される。
次に、本発明による気化器の始動燃料供給装置の作動に
ついて説明する。機関を始動する前にプライマポンプC
の押圧体42を繰り返し押圧すると、ポンプ室43に負
圧が作用し、メータリング室38の燃料が通路50、逆
止弁45aを経てポンプ室43へ吸引される。ポンプ室
43の燃料は逆止弁48、通路65・蓄圧!64、通路
3oを経て始動燃料室25へ送られる。余剰om料+ユ
逃し弁26、通路27、排出管29を経て外部へ排出さ
れるか、燃料タンク32へ戻される。
メータリング室38の燃料が少なくなると、ダイヤフラ
ム34が押し上げられ、レバー41を介して燃料流入弁
9が引き下げられ、通路52がメータリング室38と連
通する。燃料タンク32の燃料が接続管31、逆止弁1
0、通路51、ポンプ室55、逆止弁4、通路52、燃
料流入弁9を経てメータリング室38へ補充され、やが
て燃料流入弁9が閉じる。
次いで、始動弁りの弁体21を押し下げると、蓄圧器E
のばね63の力によりダイアフラム61が押し上げられ
、始動燃料室25の始動燃料が室25a1通路20を経
て燃料保留室19へ圧送される。
次いで、機関を始動(リコイル)操作すると、吸気通路
11を通過する吸気により燃料保留室19の始動燃料が
吸引され、高濃度の混合気が生成される。また、絞り弁
8のスロットル孔8aを通過する吸気により、メータリ
ング室38の燃料が逆止弁47、燃料ジェット46、燃
料供給管7を経て噴孔6へ吸引される。こうして、通常
の運転時よりも高m度の混合気が生成される結果、機関
が円滑に始動される。
[発明の効果] 本発明は上述のように、メータリング室の燃料を吸引式
プライマポンプにより蓄圧器を経て始動燃料室へ送り、
始動弁の開放により燃料を吸気通路へ圧送するものにお
いて、蓄圧器のストロークを感温部材により規制するも
のであるから、蓄圧器のダイヤフラムのストローク(動
作範囲)が感温部材により制限され、高温では始動燃料
室の容積が小さく、低温になるにつれて始動燃料室の容
積が大きくなるので、温度条件に適した量の始動燃料が
始動燃料室から気化器の吸気通路に隣接する燃料保留室
へ供給され、非常に円滑な機関の始動が得られる。特に
高温で必要以上に始動燃料が吸気通路側へ供給され、機
関の円滑な始動を妨げるという不具合が解消される。
始動燃料室にプライマポンプにより蓄圧器を経てm度条
件に対応する量の始動燃料が蓄圧保留されるので、始動
弁を繰り返し作動しても過剰な燃料が吸気通路へ溢れ出
るという事態が回避される。
燃料保留室は絞り弁の下側に配置されるので、従来の気
化器にも吸気通路の寸法などを変更しないで、容易に実
施し得る。気化器本体の内部でプライマポンプのポンプ
室と蓄圧器と始動燃料室とが接続されるので、外部に露
出する導管がなく、全体の形状が小型で、組立も簡単で
ある。
始動燃料室からの燃料は絞り弁の下側の燃料保留室へ一
時滞溜するので、気化器本体の形状に影響せず、機関が
多少傾いた状態でも、始動燃料が吸気通路へ溢れ出るこ
とはなく、したがって、多孔質の燃料保留部材を配設す
る必要はない。このことは始動操作と同時に、始動燃料
室の始動燃料が絞り弁の下側の燃料保留室を経て吸気通
路へ吸引されるから、迅速な機関の始動が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第10は本発明に係る気化器の始動燃料供給装置を備え
たダイヤフラム型気化器の側面断面図、第2図は感温部
材の低温時の状態を示す斜視図である。 A:燃料供給ポンプ B:燃料供給機構 C:プライマ
ポンプ D:始動弁 E:蓄圧器 6:噴孔 8:絞り
弁 11:吸気通路 19:燃料保留室 21:弁体 
25:始動燃料室 32:燃料タンク 35ニジリンダ
 38:メータリング室 42:押圧体 43:ポンプ
室 61:ダイヤフラム 63:ばね 64:蓄圧室 
65:感温部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)メータリング室の燃料を吸引式プライマポンプに
    より蓄圧器を経て始動燃料室へ送り、始動弁の開放によ
    り燃料を吸気通路へ圧送するものにおいて、蓄圧器のス
    トロークを感温部材により規制することを特徴とする気
    化器の始動燃料供給装置。
  2. (2)前記感温部材がバイメタルである特許請求の範囲
    (1)に記載の気化器の始動燃料供給装置。
  3. (3)前記感温部材が形状記憶合金である特許請求の範
    囲(1)に記載の気化器の始動燃料供給装置。
JP30653087A 1987-12-03 1987-12-03 気化器の始動燃料供給装置 Expired - Lifetime JPH0826815B2 (ja)

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