JPH01146497A - 骨伝導通話方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、骨伝導構造のマイク及びレシーバの一方又は
双方を人の頭部に接触させ、発声による頭骨の振動を上
記マイクで捉え、また上記レシーバの振動を頭骨に伝え
ることによって通話する骨、伝導通話装置に関する。

〔発明の背景と課題〕

本願の出願人は、先に特願昭６１−２４２６９９号で骨
伝導構造のマイクとレシーバをヘルメットに取付けるこ
とにより、ヘルメットを被るだけでマイクとレシーバの
セットが簡単に行なえる通話装置を提案した。

上記通話装置では、マイクとレシーバを人の頭部に圧接
して使用するため、装着時の違和感が少なく、かつ良好
な骨伝導性が得られる構造を得ることが課題となる。

本願の発明者は、洩々の実験を重ねた結果、人の頭部の
盆の窪が圧迫力に対して比較的鈍感であって、この部位
にマイクとレシーバを圧接しても違和感を感することが
少なく、かつ比較的良好な骨伝導−性が得られることを
見出した。

〔課題を解決するための手段〕

上記頭部の盆の窪の感性に注目し、本発明は骨伝導構造
のマイク及びレシーバの一方又は双方を頭部の盆の窪に
圧接袋層するようにしたものである。

〔作用〕

頭部の盆の窪が圧迫力に対して比較的鈍感であることに
より、この盆の窪にマイク又はレシーバを圧接させても
比較的違和感が少ないため、使用感の良い骨伝導通話装
置が得られる。

〔発明の実施例〕

図面はいずれも本発明の詳細な説明するものであり、第
１図はヘルメット内装型とした実施例の斜視図、第２図
は第１図に示す実施例の要部断面図、第３図及び第４図
はヘルメット内装型の他の実施例の要部断面図、第５図
はベルト型とした実施例の斜視図、第６図及び第７図は
それぞれヘルメット内装型及びベルト型の装置の装着状
態を説明した図である。

ヘルメット内装型の実施例は、第１図に示すように、ヘ
ルメット１の後部内壁面１０１に弾性体、例えば略帯形
状の板ゴム２を介して骨伝導構造のマイク３及び骨伝導
構造のレシーバ４が取付けられている。また、実施例で
は通話装置本体（送受信機）５及びこの送受信機５の作
動′電源である電池６をヘルメット１の両側に取付けて
あり、ヘルメット１を被るだけで通話装置の装着が完了
するようになっている。尚、本発明の要旨から、送受信
機５及び電池６は必ずしもヘルメット１に取付ける必要
はない。

上記板ゴム２はヘルメット１の後部内壁面１０１に３本
のねじ７１〜７３で固定されており、特にねじ７１と７
２とによる取付箇所間の当核板ゴム２の長さは、ヘルメ
ット１の後部内壁面１０１に沿った上記と同じ箇所間の
長さより短く設定されており、板ゴム２をヘルメット１
の後部内壁面１０１に張り付けると、第２図に示すよう
に板ゴム２と後部内壁面１０１との間に空間Ａが形成さ
れる。この空間Ａの存在により、ヘルメット１を被った
とき、頭部Ｂの盆の窪Ｃにマイク３及びレシーバ４が当
接して当該板ゴム２がその弾性に抗して伸び（空間Ａが
狭められる方向に板ゴム２が偏移する。）、従って上記
マイク３及びレシーバ４は盆の窪ＣＫ適度な弾圧力で圧
接されることとなる。尚、ヘルメット１を被ったときの
マイク３及びレシーバ４の位置関係を第６図に示した。

ヘルメット内装型としては、第３図又は第４図に示すよ
うな態様で本発明を実施することもできる。尚、第３図
及び第４図は前記第２図と同じ箇所での断面を示してい
る。

第３図に示す実施例は、マイク３及びレシーバ４の前記
盆の窪Ｃへの圧接力をコイルバネ８で得るようにしたも
のであり、この実施例の場合、マイク３及びレシーバ４
をヘルメット１の後部内壁面１０１に取付けている取付
部材９は可撓性があれば必ずしも弾性を要求されない。

また、第４図に示す実施例は、マイク３及びレシーバ４
を、例えば比較的硬質のスポンジゴム１０を介してヘル
メット１の後部内壁面１０１に取付けたものであり、前
記圧接力は上記スポンジゴム１０の弾性によって得られ
る。

また、本発明は第５図に示すようにベルトａにして実施
することもできる。すなわち、ゴムのような弾性を有す
る部材で無端輪形状に形成したベルト１１の内側面１１
１にマイク３及びレシーバ４を取付ける。ベルト１１に
は、マイク３及びレシーバ４の前記盆の窪Ｃへの押圧力
を調整するための手段（例えばバックルのようなもの）
を設けてもよい。

このベルト型のものは、第７図に示すようにマイク３及
びレシーバ４が前記盆の窪Ｃに当接するようにして頭部
Ｂに装着すればよい。

以上の実施例では、いずれもマイク３とレシーバ４の双
方をヘルメット１又はベルト１１に取付けるよ５にした
もので、双方向通話のための通話装置に本発明を実施し
た例であるが、片方向通話のための通話装置（送話専用
又は受話専用の装置ｔ）の場合には、マイク３又はレシ
ーバ４のいずれか一方を前記各実施例と同様の構造によ
りヘルメット１又はベルトＩＩＫ取付ければよい。

〔発明の効果〕

以上に説明したように、本発明は骨伝導構造のマイク及
び／又はレシーバを頭部の盆の窪に圧接製層するように
したものであり、頭部盆の窪の比較的鈍い感性から強い
圧迫力を感することはなく、装着したときに違和感の少
ない骨伝導通話装置が得られるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面はいずれも本発明の詳細な説明するもので、第１図
は正面図、第２図は第１図に示すものの要部断面図、第
３図及び第４図は他の実施例の要部断面図、第５図は他
の実施例の斜視図、第６図及び第７図は実施例装置の頭
部への装看状態を説明する図である。 （主な記号） １・・・ヘルメット　　　２・・・板ゴム３・・・マイ
ク　　　　　４・・・レシーバ８・・・コイルバネ　　
　１０・・・スポンジゴム１１・・・ベルト　　　　Ｃ
・・・盆の窪。 第１図 第２図 第３図 ５（マイク）　４（レシーバ） 第４図 第５図 １１（ベルト）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　骨伝導構造のマイク及びレシーバの一方又は双方を
   有する通話装置に於いて、上記マイク及びレシーバの一
   方又は双方を頭部の盆の窪に圧接装着するようにした骨
   伝導通話装置。 ２　マイク及びレシーバの一方又は双方をベルト形状の
   弾性体に取付けた特許請求の範囲第１項に記載の骨伝導
   通話装置。 ３　マイク及びレシーバの一方又は双方をヘルメットの
   内壁で頭部の盆の窪に対向する面に弾性体を介して取付
   けた特許請求の範囲第１項に記載の骨伝導通話装置。