JPH01145542A - 地面効果試験装置 - Google Patents

地面効果試験装置

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JPH01145542A
JPH01145542A JP30152487A JP30152487A JPH01145542A JP H01145542 A JPH01145542 A JP H01145542A JP 30152487 A JP30152487 A JP 30152487A JP 30152487 A JP30152487 A JP 30152487A JP H01145542 A JPH01145542 A JP H01145542A
Authority
JP
Japan
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belt
boundary layer
air
model
running
Prior art date
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Pending
Application number
JP30152487A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Matsuoka
松岡 利雄
Akio Higashida
東田 秋生
Nobuyuki Yamaguchi
信行 山口
Kazuhiro Matsui
一浩 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP30152487A priority Critical patent/JPH01145542A/ja
Publication of JPH01145542A publication Critical patent/JPH01145542A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は風洞試験設備などと併用して使用される対地面
効果を模擬するラニングベルト装置を備えた地面効果試
験装置に関する。
〔従来の技術〕
一般にモデルの流体性能を風洞試験する場合、地面に接
近して飛行するモデルには地面効果が影響を与える、ま
たモデルまわシに発生する境界層の影響を無視できない
などのために揚力。
抗力などの測定値が実飛行の値と差異を生じ、飛行体の
設計データに適切な値を提供できず、最適設計が困難に
なるという問題がある。
この問題を取除くために、従来ラニングベルト装置を採
用してラニングベルト1の回転で地面効果を模擬するこ
とが行われていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来の装置には次のような問題があった。
即ち、従来の対地面効果の模擬装置は約20 m、4e
O以上の高速運転になると、ベルトの上下振動。
左右の揺れなどが発生し、また試験モデルまわシの風速
分布に境界層が発達し、モデル底部での対地高さの十分
な模擬が困難となり、揚力。
抗力などの流体性能に係る測定値がずれたり、モデルに
損傷を与えるなどの不安があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記問題点の解決手段として、モデルにより地
面効果を検証するため試験用の空気流れと同一方向に走
行可能なベルトを有する2ニングベルト装置を備えた風
洞において、上記ベルトを下向きに吸引可能にその下方
に設けられたベルト下部吸引箱と、上記ラニングベルト
装置の空気流れより見て上流側及びその側方に設けられ
上面近傍の空気を吸入する境界層吸気箱とを具備してな
ることを特徴とする地面効果試験装置を提供しようとす
るものである。
〔作用〕
本発明は上記のように構成されるので次の作用を有する
(1)地面を模した2ニングベルト装置のベルト走行に
よって、空気流れ方向に模擬地面が、たとえば空気流れ
の速さと等速に動くのでその上面には境界層が形成され
ない。
(2)2ニングベルト装置の上流及び側方では境界層吸
気箱によって境界層を形成する空気を吸い取るのでそれ
ら上面には境界層が発達しにくい。
(3)  ベルトをベルト下部吸引箱によって下向きに
吸引するのでベルトの揺動が抑えられる。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図〜第4図により説明する。第
1図及び第2図において、ラニングペル)1は結合器1
2を介して駆動源11によりベルト駆動プーリー2が回
転することにより矢印16の向きに走行(無端回転)し
、走行速度が対地速度を模擬する。なおラニングベルト
1の速度は駆動源11の回転数制御によって行われる。
ベルト駆動プーリー2はラニングベルト1の原動プーリ
ーである。ベルト従動プーリー3と試験区間の小プーリ
−4との区間のベルト勾配θは風速の乱れを少くするた
め2〜5度に調整し、試験区間の小プーリ−5とベルト
駆動プーリー2との区間のベルト勾配φは図示を省略し
たモデル後部での上下振動の軽減と駆動トルク(張力)
の見合うように5〜8度に調整する。試験区間の小プー
リ−4と同5とのベルト勾配は零度すなわち水平とする
。ベルトテンションローラー6はラニングベル)1の初
期張力を調整する。初期張力はラニ°ングベルトlの共
振が生じないよう調整することが望ましい。ラニングベ
ルト1の左右の揺れ、上下の振動を軽減するために、上
記のようなベルト勾配の付与や初期張力調整に加えて、
ベルト下部吸気箱7をラニングペル)1の下面に設は吸
気箱7の上面には適切な大きさの穴、たとえば5φ程度
の穴が必要個数設けられておシ、ベルト下部吸気用ダク
ト9を介して2ニングベルトlの下部の空気を図示しな
いブロアなどで吸気、排出することによりラニングベル
ト1を吸着するため、ラニングベルト1がベルト下部吸
気箱7に密着し、上下振動が緩和される。2ニングベル
ト1とベルト下部吸気箱7の隙間は3〜5m程度が望ま
しい。
ラニングペル)1の前方および両側には境界層吸気箱8
が設けられ、同8の上面は平面に仕上げ適切な大きさの
穴、たとえば5φ程度の穴が必要個数設けられておシ、
境界層吸気用ダクトlOを介して図示しないプロアなど
で、概ねラニングペル)1を中心とした上方に位置する
ことになる、図示しないモデルのまわりの空気を吸気、
排出し、境界層の影響を少くし、風速分布を改善するよ
う構成されている。なお、これら装置は架台13上に設
けられている。
次に上記構成の作用について第3図を援用し説明する。
先ず、第3図(a)は速度Vにて滑走中の航空機の翼断
面を示した図で、その直ぐ下方には地面ないしは水面が
水平に展張している。
第3図(b)は同図(a)の翼断面を模したモデル15
の固定地面効果の風洞試験中の概念図でモデル15は固
定され、先の第3図(a)に於ける対気速度V相当の速
さで、空気がモデル15に向ってノズルよシ吹き出され
ている。この気迷は地面等を模した固定板と空気との摩
擦及び空気の粘性のため、図のように上方から固定板に
近づくに従って成る高さからは等速性が減じ、固定板面
では0に等しくなる。即ち境界層が生じる。そのため、
実際に滑空中の翼の空力性能をシーミレートすることは
困難となる。そこで、上記第1図及び第2図に示す実施
例のラニングベルト1の稍々上空近傍にモデル15を適
宜の天秤等で固定し、第3図(c)に示すようにノズル
から気迷Vの空気を送ると同時に駆動僚11を駆動して
ラニングベルト1をたとえば上記の気迷Vの速度で走行
させると2ニングベルト1とモデル15との間には境界
層は生ぜず、上下−様の等速流となる。
非走行部分の境界層吸気箱8の上面近辺に形成される境
界層は境界層吸気箱8を介して境界層空気用ダク) 1
0によシ間断なく吸い取られる。
すると境界層吸気箱8の上面近傍も等速成分だけが残っ
て、結局、モデル15の下方及びその近傍から境界層は
消失し、すべて気迷Vの等速流のみとなり、モデル15
が速度Vにて滑空中をシェミレートしたよυ精確なデー
タを得ることができる。又、境界層の創生、消失が0函
に制御できるので、境界層形成の適宜な段階での諸効果
等の検証も可能となる。その際、ラニングベルト1はベ
ルト下部吸気箱7によって絶えず、下方に吸引されてい
るので、上下、左右の揺れも殆ど生ぜず、従って、モデ
ル15にラニングベルト1が接触してモデル15を損傷
したり、騒音を発生したりする不具合も消失する。
上記実施例はベルト下部吸気箱7及びベルト下部吸気用
ダクト9を各1組設けた例で説明したが、それらの個数
は適宜増設されてよく、その他の境界層吸気箱8.境界
層吸気用ダクト10についても同様である。たとえば第
4図はそのような別の実施例を示すもので、空気流れの
方向に長いモデル等を用いる場合の例として追加小プー
リ−14を追加し、かつ、ベルト下部吸気箱7及びベル
ト下部吸気用ダクト9を増設したものである。その他の
構成については第1図。
第2図と概ね同様である。
〔発明の効果〕
本発明は上記のように構成されるので次の効果を有する
。即ち、ラニ/グベルト装置及び境界層吸気箱を使用す
ることにより境界層の消失ないしは改善が図られ対地接
近状態での飛行体の流体性能データが実飛行に近い数値
が期待でき、実設計に有効な資料を得られる。またベル
ト下部吸気箱を設けることによってラニ/グベルトの上
下振動、左右の揺れ及び騒音が減少し、モデルの損傷も
無くなり、安全に試験ができる。
とくに地面効果翼機では尾部底部の対地高さと揚力、抗
力の対応が必要となるため、上下振動の軽減は重要であ
るが、そのようなモデルに対しては%に著しい効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の平面図、第2図は上記第1
図の■−■矢線に沿って見た側断面図、第3図は対地効
果の影響を受ける翼及びそのモデル試験等の説明図、第
4図は本発明の別の実施例の平面図である。 1・・・ラニングベルト、2・・・ベルト駆動プーリー
、3・・・べ/I/)従動プーリー、4.5・・・小グ
ー+7.−15・・・ベルトテンシ璽ンローラー、7・
・・ベルト下部吸気箱、8・・・境界層吸気箱、9・・
・ベルト下部吸気用ダクト、10・・・境界層吸気用ダ
クト、11・・・駆動源、ル・・・結合器、13・・・
架台、14・・・追加小プーリ−,15・・・モデル、
16・・・矢印(ベルト駆動プーリーの回転方向)。 代理人 弁理士  坂 間   暁  外2名第1閃 Jf53目

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  モデルにより地面効果を検証するため試験用の空気流
    れと同一方向に走行可能なベルトを有するラニングベル
    ト装置を備えた風洞において、上記ベルトを下向きに吸
    引可能にその下方に設けられたベルト下部吸引箱と、上
    記ラニングベルト装置の空気流れより見て上流側及びそ
    の側方に設けられ上面近傍の空気を吸入する境界層吸気
    箱とを具備してなることを特徴とする地面効果試験装置
JP30152487A 1987-12-01 1987-12-01 地面効果試験装置 Pending JPH01145542A (ja)

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JP30152487A JPH01145542A (ja) 1987-12-01 1987-12-01 地面効果試験装置

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JPH01145542A true JPH01145542A (ja) 1989-06-07

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JP30152487A Pending JPH01145542A (ja) 1987-12-01 1987-12-01 地面効果試験装置

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