JPH01142300A

JPH01142300A - 圧力ポンプ

Info

Publication number: JPH01142300A
Application number: JP30303987A
Authority: JP
Inventors: Takio Yatabe; 谷田部　滝生; Akihiko Sato; 佐藤　陽彦; Toshio Murakami; 敏夫村上
Original assignee: Konica Minolta Inc
Current assignee: Konica Minolta Inc
Priority date: 1987-11-30
Filing date: 1987-11-30
Publication date: 1989-06-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は圧力ポンプに係り、詳しくは容器に貯溜され
た液体の残量を極力軽減することが可能な圧力ポンプに
関する。

（技術の背景）例えば、一般家庭、研究室で、或いは食品工業及び金属
工業等において、石油、薬品、廃液の保管や運搬に樹脂
の容器が広く用いられる。特に、アンモニアや酢酸等の
ように強い臭気を有する液体が、通常２０ｊ！程度の容
器に入れて保管されることがあり、このように容器から
アンモニア等の液体を取出す場合に、例えば手動で操作
するポンプや乾電池式のミニポンプが用いられる。

（発明が解決しようとする問題点）ところで、このようなポンプは容易に容器から液体を外
部に取り出すことが１きるが、液体から発生する臭気が
外部に濶れるため、換気対策のために設備費用が窩み、
また危険物の場合には作業上の安全対策が必要となる。

このために、−例えば、ポンプの排出管の上部にシール
キャップを設けて、排出管と容器の口の部分をシールす
るが、このような場合には排出管の先端部が底に当ると
シールキャップが容器の口の部分に取付けできなくなる
ので、排出管は比較的短いものが用いられる。

しかし、排出管が短いと、その先端が容器の底部に当接
することができないので、容器内の液体を無駄なく排出
することができなくなり、容器専用ポンプを必要として
汎用性に欠ける。また、容器には底部を凹凸形状に形成
して、容器の載置時や取扱時に駆動することがないよう
にしたものがあり、このように底部の形状が異なると液
体の残量が多、くなる等の問題点がある。

この発明はこのような実状に鑑みてなされたもので、簡
単な構造で、容器内の液体を無駄なく排出することがで
きる圧力ポンプを提供することを目的としている。

（問題点を解決するための手段）・この発明は前記問題点を解決するために、液体を貯溜す
る容器に排出管を装着し、この排出管の先端部から前記
液体を取込んで外部に排出する圧力ポンプにおいて、前
記排出管はフレキシブル部を有し、このフレキシブル部
は排出管の装着で先端部が容器の底部に当接すると屈曲
するようになしたことを特徴としている。

（作用）この発明では、排出管はフレキシブル部を有し、このフ
レキシブル部は排出管の装着で先端部が容器の底部に当
接すると屈曲するようになしたから、容器の深さに応じ
た度合でフレキシブル部が曲げられ、しかも先端部は底
部の形状にかかわらず、圧接した状態で保持される。従
って、容器内の液体が排出管の先端部から入り込み、外
部に排出されるため、容器内の液体残量を極力軽減する
ことができる。

（実施例）次に、添付図面と共にこの発明の実施例を詳細に説明す
る。

第１図は圧力ポンプの側面図、第２図は圧力ポンプを容
器に取付けた状態を示す図である。

図において符号１は圧力ポンプで、ポリエチレン等の樹
脂で一体形成された容器２に取付けられる。この圧力ポ
ンプ１のシールキャップ３は容器２の口部２ａにネジ３
ａで螺着され、この装着部を構成するシールキャップ３
には排出管４が貫通して取付けられると共ε、加圧バイ
ブ５が挿着されている。

この加圧バイブ５の上端部には接続部６が設けられ、こ
の接続部６は第２図に示すように加圧チューブ７に接続
され、この加圧チューブ７には開閉弁８を介してコンプ
レッサ９に接続されている。なお、接続部６には図示し
ない逆止弁を備えることも可能である。

前記排出管４の上端部には接続部１０が設けられ、この
接続部１０は排出チューブ１１に接続される。この接続
部１０にも逆止弁を内蔵することも可能である。

そして、排出管４の先端側にはフレキシブル部４ａが設
けられている。このフレキシブル部４ａは蛇腹状に形成
され、容器２の深さに応じて曲げ度合が調節され、先端
部４ｂを常に容器２の底部２ｂの凹部２ｃに圧接するこ
とができるようになっている。

従って、圧力ポンプ１を用いて容器２から例えばアンモ
ニア水等の流体１２を排出する場合には、第２図のよう
に排出管４を挿入してシールキャップ３を容器２の口部
２ａにネジ３ａで装着する。これにより、排出管４のフ
レキシブル部４ａの先端部４ｂが容器２の底部２ｂの凹
部２Ｃに当接するため、フレキシブル部４ａが曲げられ
、先端部４ｂは底部２ｂの凹部２Ｃに圧接される。

次に、排出管４と加圧バイブ５の接続部１０゜６を、そ
れぞれ排出チューブ１１と加圧チューブ７にワンタッチ
で接続する。

そして、コンブッサ９を駆動して加圧し、開閉弁８を操
作し加圧チューブ７、加圧バイブ５を介して、容器２の
内部の空気１３の圧力が上昇する。このため、アンモニ
ア水１２がフレキシブル部４ａの先端部４ｂから入り込
み、排出管４内を上昇し、排出チューブ１１から外に排
出される。

コンプレッサ９の作動で、容器２内の圧力を変えること
により、排出時間を制御することができる。そして、流
体１２が少なくなって液面が、フレキシブル部４ａの先
端部４ｂの穴の上端のレベルＬになるまで排出される。

従って、容器２の底部２ｂの位置まで流体１２が排出管
４から排出され、ざらに凹部２Ｃにたまる流体１２まで
も排出することができる。このように、容器２の底部２
ｂの形状にかかわらず、フレキシブル部４ａが屈曲する
ことによって、排出管４の中の流体１２を全て外部へ排
出することができ、容器２に残される流体１２の無駄を
最小限に抑えることができる。

また、排出管４と容器２の口部２ａとの間はシールキャ
ップ３でシールされるので、容器２の流体１２から発生
する悪臭が外部に漏れることがなく、換気対策や作業上
の安全、対策が不要となる。

さらに、加圧手段としてはコンプレッサ９に限らず、例
えば足踏式としてもよく、この場合には電気を使用しな
いので、従来の電動式のように防爆域での使用が制限さ
れるようなことがない。また、圧力ポンプ１はモータ等
の動く部分が皆無であり、構造が簡単なので、はとんど
メンテナンスの必要がない。

第３図は圧力ポンプの排出管のフレキシブル部の他の実
施例を示す図であり、排出管４とフレキシブル部４ｃと
が別体に形成され、着脱可能に接続されている。このた
めフレキシブル部４Ｃを長さの異なるものに変更するこ
とができ、あらゆる深さのポリ容器に使用することが可
能になる。また、フレキシブル部４Ｃを容器２に貯溜さ
れた液体によって、溶解しない材質で形成されたものに
交換可能である。

（発明の効果）以上説明したように、この発明の圧カボンブは排出管に
フレキシブル部を有し、このフレキシブル部を排出管の
装着で先端部が容器の底部に当接すると屈曲するように
なしたから、容器の深さに応じてフレキシブル部の曲が
る度合が調節され汎用性が向上すると共に、容器に密閉
状態で取付けることができ臭気が外部に漏れることが防
止される。また、圧力ポンプは容器の底部の形状の変化
にかかわらず、常に排出管のフレキシブル部が屈曲して
、その先端部が容器の底に当接されるため、容器内の液
体の残量を極力軽減することができ、無駄なく排出する
ことが可能になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は圧力ポンプの側面図、第２図は圧力ポンプを取
付けた状態を示す図、第３図は圧カボンブの他の実施例
を示す図である。図中符号１は圧力ポンプ、２は容器、２ｂは底部、４は
排出管、４ａ、４ｃはフレキシブル部、１２は流体であ
る。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）液体を貯溜する容器に排出管を装着し、この排出
管の先端部から前記液体を取込んで外部に排出する圧力
ポンプにおいて、前記排出管はフレキシブル部を有し、
このフレキシブル部は排出管の装着で先端部が容器の底
部に当接すると屈曲するようになした圧力ポンプ。
（２）前記排出管のフレキシブル部は別体に形成され、
交換可能である特許請求の範囲第１項記載の圧力ポンプ
。
（３）前記排出管は装着部を介して容器に気密に取付け
られ、さらに装着部に容器内を加圧する加圧手段を備え
た特許請求の範囲第１項記載の圧力ポンプ。