JPH0113922Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は家屋の内部に設けられる堀ごたつに関
するものである。

〔従来の技術〕

この種の堀ごたつは第５図に示すように床１に
凹部２を設け、該凹部２の略中央部に加熱手段を
内蔵した加熱凹部３を設け、該加熱凹部３の上面
に桟４を差渡した構成を有するものである。

〔考案が解決しようとする問題点〕

しかしながら上記構成においては、加熱凹部３
に内蔵されている加熱手段からの熱は桟４の間隙
を通して直接足等に作用し、堀ごたつ内部全体が
均一に加熱されにくいと云う問題点がある。

〔問題点を解決するための手段〕

本考案は上記従来の問題点を解決するための手
段として床１に凹部２を設け、該凹部２の略中央
部に加熱手段３Ａを内蔵した加熱凹部３を設け、
該加熱凹部３の上面に桟４を差渡し、該桟４の下
面に直接金属多孔板５を貼着するか、あるいは桟
４の下面にスペーサー７を介して金属多孔板５を
取付けるか、あるいは桟４と加熱手段３Ａとの間
の加熱凹部３の周壁に金属多孔板５を差渡すか、
あるいは加熱手段３Ａ上にスペーサーを介して金
属多孔板５を支持することにより該桟４と加熱手
段３Ａとの間に金属多孔板５を配したものであ
る。

〔作用〕

上記構成にもとづく本考案の作用は下記の通り
である。

加熱凹部に内蔵されている加熱手段からの熱は
金属多孔板の孔を介して堀ごたつ内を直接に加熱
するが輻射によつて金属多孔板自体も加熱され、
堀ごたつ内はこのようにして加熱された金属板に
よつても間接的に加熱される。

〔考案の効果〕

したがつて上記金属多孔板の熱散乱作用により
堀ごたつ内は穏やかにかつ均一に加熱され、しか
も桟が直接加熱手段によつて加熱され焼損するこ
とが防止される。

〔実施例〕

本考案を第１図〜第３図に示す一実施例によつ
て説明すれば、床１には凹部２が設けられ、該凹
部２の略中央部には電熱線、赤外線ランプ等の加
熱手段３Ａを内蔵した加熱凹部３が設けられる。
該加熱凹部３の上面には桟４が差渡され、更に加
熱凹部３の下面の加熱手段３Ａ直上の位置には金
属多孔板５がボルト６等によつて固定される。該
金属多孔板５は多数の孔５Ａを有し熱遮蔽性を良
くするために下面が白色、銀色または反射面のよ
うな熱を反射させる面であることが望ましい。

上記実施例以外に例えば第４図に示すように金
属多孔板５を桟４にスペーサー７を介してボルト
６によつて固定してもよいし、金属多孔板は桟下
面全体にわたつて被覆されてもよい。また金属多
孔板は桟側のみならず金属多孔板と加熱手段との
間の加熱凹部周壁に差渡されてもよいし、加熱手
段上に脚等のスペーサーを介して金属多孔板を支
持してもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は本考案の一実施例を示すもの
であり、第１図は部分斜視図、第２図は断面図、
第３図は桟の斜視図、第４図は他の実施例におけ
る桟の側面図、第５図は従来例の部分斜視図であ
る。 図中、１……床、２……凹部、３……加熱凹
部、３Ａ……加熱手段、４……桟、５……金属多
孔板、５Ａ……多孔、６……ボルト。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 床に凹部を設け、該凹部の略中央部に加熱手段
   を内蔵した加熱凹部を設け、該加熱凹部の上面に
   桟を差渡し、該桟の下面に直接金属多孔板を貼着
   するか、あるいは桟の下面にスペーサーを介して
   金属多孔板を取付けるか、あるいは桟と加熱手段
   との間の加熱凹部の周壁に金属多孔板を差渡す
   か、あるいは加熱手段上にスペーサーを介して金
   属多孔板を支持することにより該桟と加熱手段と
   の間に金属多孔板を配したことを特徴とする堀ご
   たつ。