JPH01138977A - 超音波モータ - Google Patents
超音波モータInfo
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- JPH01138977A JPH01138977A JP62298951A JP29895187A JPH01138977A JP H01138977 A JPH01138977 A JP H01138977A JP 62298951 A JP62298951 A JP 62298951A JP 29895187 A JP29895187 A JP 29895187A JP H01138977 A JPH01138977 A JP H01138977A
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Landscapes
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、圧電体による超音波振動を利用した超音波モ
ータに関するものである。
ータに関するものである。
従来の技術
一般に超音波モータは、圧電体を固定した振動体と動体
とが加圧接触した楕成であり、圧電体への電気入力によ
って、圧電体と振動体に第6図に示すような超音波振動
の進行波を発生させ、振動体と動体との摩擦力によって
動体を駆動させて機械エネルギーを得る原理である。第
6図において、1は圧電体であり、その表面に振動体2
が接着固定されている。3は動体であり、振動体2に対
向する表面に摩擦材4が固定されている。圧電体1に電
気入力を加えることによって振動体2にa方向の超音波
振動の進行波が発生する。振動体の各質点はbのような
楕円運動をしており、その各波頭は進行波のa方向に対
し、逆方向の横に動く性質があり、進行波の谷の部分は
進行波と同じ方向の横に動く性質がある。したがって、
振動体2の表面に摩擦材4を介して置かれた動体3は波
頭の上部のみに接触して、振動体2との摩擦力によって
C方向に駆動されるという原理である。
とが加圧接触した楕成であり、圧電体への電気入力によ
って、圧電体と振動体に第6図に示すような超音波振動
の進行波を発生させ、振動体と動体との摩擦力によって
動体を駆動させて機械エネルギーを得る原理である。第
6図において、1は圧電体であり、その表面に振動体2
が接着固定されている。3は動体であり、振動体2に対
向する表面に摩擦材4が固定されている。圧電体1に電
気入力を加えることによって振動体2にa方向の超音波
振動の進行波が発生する。振動体の各質点はbのような
楕円運動をしており、その各波頭は進行波のa方向に対
し、逆方向の横に動く性質があり、進行波の谷の部分は
進行波と同じ方向の横に動く性質がある。したがって、
振動体2の表面に摩擦材4を介して置かれた動体3は波
頭の上部のみに接触して、振動体2との摩擦力によって
C方向に駆動されるという原理である。
このような超音波モータにおいて、振動体2および動体
3の材質として鉄やステンレスおよびアルミなどの金属
が使用されている。この振動体2と動体3とは加圧接触
した構成であり、より大きなモータ機械出力を得るため
には、加圧力を強くする方法と、振動体2と動体3との
摩擦係数を大きくする方法がある。
3の材質として鉄やステンレスおよびアルミなどの金属
が使用されている。この振動体2と動体3とは加圧接触
した構成であり、より大きなモータ機械出力を得るため
には、加圧力を強くする方法と、振動体2と動体3との
摩擦係数を大きくする方法がある。
振動体2と動体3との接触摩擦面の摩耗を少なくして長
期間安定した機械エネルギーを得るため、また、より大
きな摩擦力を得るために、振動体2または動体3の接触
面に摩擦材を固定することが提案され、種々の材料が検
討されている。これには、たとえばゴムやエンジニアリ
ングプラスチック材よりなる摩擦材が提案されている。
期間安定した機械エネルギーを得るため、また、より大
きな摩擦力を得るために、振動体2または動体3の接触
面に摩擦材を固定することが提案され、種々の材料が検
討されている。これには、たとえばゴムやエンジニアリ
ングプラスチック材よりなる摩擦材が提案されている。
発明が解決しようとする問題点
ゴムなどの摩擦係数の大きい摩擦材を用いた場合、摩擦
材の摩耗が多く発生し、その摩耗粉が振動体や動体の接
触面に付着して、両者間の摩擦力すなわちブレーキトル
クが経時的に変動するという問題がある。また、耐摩耗
性の向上したアスベスト繊維や無機粉末を充填したエン
ジニアリングプラスチック製摩擦材を用いた場合、振動
体表面に引っかき傷を多く発生させ、ブレーキトルクが
経時的に変動するという問題点がある。さらに、振動体
に付着した摩耗粉の影響で、振動体部の共振周波数が経
時的に変動し、安定したモータの起動が得られないとい
う問題がある。
材の摩耗が多く発生し、その摩耗粉が振動体や動体の接
触面に付着して、両者間の摩擦力すなわちブレーキトル
クが経時的に変動するという問題がある。また、耐摩耗
性の向上したアスベスト繊維や無機粉末を充填したエン
ジニアリングプラスチック製摩擦材を用いた場合、振動
体表面に引っかき傷を多く発生させ、ブレーキトルクが
経時的に変動するという問題点がある。さらに、振動体
に付着した摩耗粉の影響で、振動体部の共振周波数が経
時的に変動し、安定したモータの起動が得られないとい
う問題がある。
本発明は上記問題点を解決するもので、長期信頼性に優
れ、安定したモータ起動が得られる超音波モータを提供
することを目的とするものである。
れ、安定したモータ起動が得られる超音波モータを提供
することを目的とするものである。
問題点を解決するための手段
上記問題点を解決するために、本発明は、振動体と動体
の少なくとも一方の接触面に、摩擦材として、少なくと
も動体の移動方向に対し同じ方向に連続して配向する耐
摩耗性繊維を用いたものである。
の少なくとも一方の接触面に、摩擦材として、少なくと
も動体の移動方向に対し同じ方向に連続して配向する耐
摩耗性繊維を用いたものである。
作用
上記構成により、少なくとも動体は耐摩耗性繊維の配向
する方向に接して移動することになり。
する方向に接して移動することになり。
摩擦材自身の摩耗と、その摩擦材の接触相手の振動体ま
たは動体の摩耗も少なくなり、さらに、その両者間の摩
擦係数の経時変化が少なくなる。その結果、超音波モー
タの長時間の駆動において、安定した摩擦力すなわちブ
レーキトルクを得ることができる。また振動体の共振周
波数の経時変化も少なくなり、モータの安定な起動が容
易となるなど、長期信頼性に優れたモータを得ることが
できる。
たは動体の摩耗も少なくなり、さらに、その両者間の摩
擦係数の経時変化が少なくなる。その結果、超音波モー
タの長時間の駆動において、安定した摩擦力すなわちブ
レーキトルクを得ることができる。また振動体の共振周
波数の経時変化も少なくなり、モータの安定な起動が容
易となるなど、長期信頼性に優れたモータを得ることが
できる。
実施例
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の一実施例の超音波モータの主要部構成
を示す断面拡大図である。11は圧電体であり、その表
面に金属製振動体12が接着固定されている。 13は
動体であり、振動体12に対向する表面に少なくとも動
体13の移動方向に対し同じ方向に配向した耐摩耗性繊
維14aとマトリックス樹脂14bとよりなる摩擦材1
4が固定されている。振動体12と動体13は締結力に
よって加圧され、振動体12と摩擦材14は加圧接触し
ている。この圧電体11に共振周波数の高周波電界を印
加することにより、振動体12に超音波振動の進行波が
発生する。振動体12の表面に接触している摩擦材14
は、振動体12との摩擦力によって、動体13と一体と
なって駆動される。電力が入力されないときには、振動
体12と摩擦材14との間に働く加圧力と摩擦係数との
積に相当する保持トルクすなわちブレーキトルクが生じ
ている。
を示す断面拡大図である。11は圧電体であり、その表
面に金属製振動体12が接着固定されている。 13は
動体であり、振動体12に対向する表面に少なくとも動
体13の移動方向に対し同じ方向に配向した耐摩耗性繊
維14aとマトリックス樹脂14bとよりなる摩擦材1
4が固定されている。振動体12と動体13は締結力に
よって加圧され、振動体12と摩擦材14は加圧接触し
ている。この圧電体11に共振周波数の高周波電界を印
加することにより、振動体12に超音波振動の進行波が
発生する。振動体12の表面に接触している摩擦材14
は、振動体12との摩擦力によって、動体13と一体と
なって駆動される。電力が入力されないときには、振動
体12と摩擦材14との間に働く加圧力と摩擦係数との
積に相当する保持トルクすなわちブレーキトルクが生じ
ている。
第2図は振動体表面と接触する摩擦材表面の拡大図を示
す。第2図(a)は耐摩耗性繊維14aが動体の移動方
向(C方向)に対し同じ方向に連続して配向した摩擦材
14を示している。第2図(b)は耐摩耗性繊維14a
が動体の移動方向(C方向)に対し同じ方向に連続して
配向し、さらに、このC方向と直交するとともにその断
面が表面に露出した構成の摩擦材14を示している。第
2図(c)は耐摩耗性繊維14aが動体の移動方向(C
方向)に対し同じ方向に連続して配向し、さらに、この
C方向と直交するとともに表面に平行に配列した構成の
摩擦材14を示している。そして、これら第2図(a)
〜(C)において、耐摩耗性繊維14aはマトリックス
樹脂14bによって互いに結合保持されている。
す。第2図(a)は耐摩耗性繊維14aが動体の移動方
向(C方向)に対し同じ方向に連続して配向した摩擦材
14を示している。第2図(b)は耐摩耗性繊維14a
が動体の移動方向(C方向)に対し同じ方向に連続して
配向し、さらに、このC方向と直交するとともにその断
面が表面に露出した構成の摩擦材14を示している。第
2図(c)は耐摩耗性繊維14aが動体の移動方向(C
方向)に対し同じ方向に連続して配向し、さらに、この
C方向と直交するとともに表面に平行に配列した構成の
摩擦材14を示している。そして、これら第2図(a)
〜(C)において、耐摩耗性繊維14aはマトリックス
樹脂14bによって互いに結合保持されている。
耐摩耗性繊維14aとしては特に制限はなく、炭素繊維
、芳香族ポリアミド繊維、セラミック繊維、高密度ポリ
エチレン繊維、ガラス繊維などが使用可能であるが、特
に炭素繊維や芳香族ポリアミド繊維が望ましい。
、芳香族ポリアミド繊維、セラミック繊維、高密度ポリ
エチレン繊維、ガラス繊維などが使用可能であるが、特
に炭素繊維や芳香族ポリアミド繊維が望ましい。
次にその具体的実施例について、さらに詳しく説明する
。
。
(実施例1−1)
耐摩耗性繊維14aとして炭素繊維を用い、この炭素繊
維の一方面テープ(日本カーボン社製カーボロンテープ
No6102、繊維直径6μ■、目付23g/ボ)とフ
ェノール樹脂とよりなるプリプレグを円筒状に巻いて積
層し、加熱硬化して内径10■■、外径30mmの円筒
状成形体を得た。次に、これを輪切り状に切断して、厚
さ1m+sのリング状摩擦材Aを得た。このリング摩擦
材Aは第3図(a)にその断面を示すように、炭素繊維
が円周方向に連続して配向した構成である。
維の一方面テープ(日本カーボン社製カーボロンテープ
No6102、繊維直径6μ■、目付23g/ボ)とフ
ェノール樹脂とよりなるプリプレグを円筒状に巻いて積
層し、加熱硬化して内径10■■、外径30mmの円筒
状成形体を得た。次に、これを輪切り状に切断して、厚
さ1m+sのリング状摩擦材Aを得た。このリング摩擦
材Aは第3図(a)にその断面を示すように、炭素繊維
が円周方向に連続して配向した構成である。
(実施例1−2)
耐摩耗性繊維14aとして炭素繊維を用い、この炭素繊
維の織布(東邦レーヨン製ベスファイトW−1103、
平織、目付125 g /イ)とポリイミド樹脂とより
なるプリプレグを円筒状に巻いて積層し。
維の織布(東邦レーヨン製ベスファイトW−1103、
平織、目付125 g /イ)とポリイミド樹脂とより
なるプリプレグを円筒状に巻いて積層し。
加熱硬化して内径10mm、外径30mmの円筒状成形
体を得た0次に、これを厚さ[1切断して第3図(b)
に示すような炭素繊維が円周方向に連続して配向し、さ
らに表面に炭素繊維の断面が現われる構成の摩擦材Bを
得た。
体を得た0次に、これを厚さ[1切断して第3図(b)
に示すような炭素繊維が円周方向に連続して配向し、さ
らに表面に炭素繊維の断面が現われる構成の摩擦材Bを
得た。
(実施例1−3)
耐摩耗性繊維14aとして芳香族ポリアミド繊維を用い
1.この芳香族ポリアミド繊維フィラメントヤーン(帝
人社製テクノーラT・240)を円筒状に巻き、これに
ポリイミド樹脂を含浸して後、加熱硬化して円筒状成形
体を得た0次に、これを厚さ1■の軸切り状に切断して
第3図(a)に示すような芳香族ポリアミド繊維が円周
方向に連続して配向した構成の摩擦材Cを得た。
1.この芳香族ポリアミド繊維フィラメントヤーン(帝
人社製テクノーラT・240)を円筒状に巻き、これに
ポリイミド樹脂を含浸して後、加熱硬化して円筒状成形
体を得た0次に、これを厚さ1■の軸切り状に切断して
第3図(a)に示すような芳香族ポリアミド繊維が円周
方向に連続して配向した構成の摩擦材Cを得た。
(実施例1−4)
耐摩耗性繊維14aとして芳香族ポリアミド繊維を用い
、芳香族ポリアミド繊維の織布(デュポン社製ケブラー
率[K−281、目付170 g / rrr) ニフ
ェノール樹脂、を含浸したプリプレグを円筒状に巻いて
積層し、加熱硬化して内径10mm、外径30諧謄の円
筒状成形体を得た。次に、これを厚さlll11の輪切
り状に切断して第3図(b)に示すような芳香族ポリア
ミドm樽が円周方向く連続して配向し、さらに表面に芳
香族ポリアミド繊維の断面が現われる構成の摩擦材りを
得た。
、芳香族ポリアミド繊維の織布(デュポン社製ケブラー
率[K−281、目付170 g / rrr) ニフ
ェノール樹脂、を含浸したプリプレグを円筒状に巻いて
積層し、加熱硬化して内径10mm、外径30諧謄の円
筒状成形体を得た。次に、これを厚さlll11の輪切
り状に切断して第3図(b)に示すような芳香族ポリア
ミドm樽が円周方向く連続して配向し、さらに表面に芳
香族ポリアミド繊維の断面が現われる構成の摩擦材りを
得た。
(実施例1−5)
耐摩耗性繊維14aとして炭素繊維および芳香族ポリア
ミド繊維を用い、この炭素繊維を横糸に、芳香族ポリア
ミド繊維を縦糸にして織ったハイブリッド織布(鐘紡社
製カーボン・ケブラハイブリッドクロスCK3101、
目付180g/イ、平織)とポリイミド樹脂とよりなる
プリプレグを円筒状に巻いて積層し、加熱硬化して内径
10mm、外径30mmの円筒状成形体を得た。次に、
これを厚さIIIIIllの軸切り状に切断して第3図
(b)に示すような芳香族ポリアミド繊維が円周方向に
連続して配向し、さらに1表面に炭素繊維の断面が現わ
れる構成の摩擦材Eを得た。
ミド繊維を用い、この炭素繊維を横糸に、芳香族ポリア
ミド繊維を縦糸にして織ったハイブリッド織布(鐘紡社
製カーボン・ケブラハイブリッドクロスCK3101、
目付180g/イ、平織)とポリイミド樹脂とよりなる
プリプレグを円筒状に巻いて積層し、加熱硬化して内径
10mm、外径30mmの円筒状成形体を得た。次に、
これを厚さIIIIIllの軸切り状に切断して第3図
(b)に示すような芳香族ポリアミド繊維が円周方向に
連続して配向し、さらに1表面に炭素繊維の断面が現わ
れる構成の摩擦材Eを得た。
(実施例2)
実施例1−1〜実施例1−5のようにして得た各摩擦材
A−Eを、直径40mm、厚さ5mmのステンレス円板
に接着して、摩擦材表面の円周方向の摩擦係数の経時変
化を測定した。摩擦係数の測定は、上記摩擦材を接着し
た円板を3Orpmの回転速度で回転し、中心から10
mmの位置に直径が3mmのステンレス球を接触し、そ
のステンレス球に200 gの荷重を加えたときの摩擦
材表面゛とステンレス球との間の摩擦抵抗を測定して摩
擦係数を算出した。
A−Eを、直径40mm、厚さ5mmのステンレス円板
に接着して、摩擦材表面の円周方向の摩擦係数の経時変
化を測定した。摩擦係数の測定は、上記摩擦材を接着し
た円板を3Orpmの回転速度で回転し、中心から10
mmの位置に直径が3mmのステンレス球を接触し、そ
のステンレス球に200 gの荷重を加えたときの摩擦
材表面゛とステンレス球との間の摩擦抵抗を測定して摩
擦係数を算出した。
それぞ九の摩擦材A−Eを使用したときの摩擦係数の経
時変化を第1表に示す。
時変化を第1表に示す。
また、繊維が無差別の方向に向いた摩擦材、すなわち炭
素繊維の4mmカット繊維(40重量部)とフェノール
樹脂(60重量部)とよりなる混棟ペレットを圧縮成形
して得た摩擦材F(厚さ1 am)および芳香族ポリア
ミド繊維の211I11カツト繊維とポリイミド樹脂と
よりなる混線ペレットを圧縮成形して得た摩擦材G(厚
さ1m+s)の摩擦係数をも比較のために第1表に示す
。
素繊維の4mmカット繊維(40重量部)とフェノール
樹脂(60重量部)とよりなる混棟ペレットを圧縮成形
して得た摩擦材F(厚さ1 am)および芳香族ポリア
ミド繊維の211I11カツト繊維とポリイミド樹脂と
よりなる混線ペレットを圧縮成形して得た摩擦材G(厚
さ1m+s)の摩擦係数をも比較のために第1表に示す
。
第1表
第1表から明らかのように、ステンレス球と摩擦材との
摩擦において、摩擦材A−Eでは、繊維の配列方向と同
じ方向に摩擦されるときの摩擦係数の経時変化は実験番
号1〜5のように非常に少ないことがわかる。これに対
し、繊維が配向していない摩擦材F、Gを使用した場合
、実験番号6゜7のように、いずれも経時的に摩擦係数
が大きく変動した。
摩擦において、摩擦材A−Eでは、繊維の配列方向と同
じ方向に摩擦されるときの摩擦係数の経時変化は実験番
号1〜5のように非常に少ないことがわかる。これに対
し、繊維が配向していない摩擦材F、Gを使用した場合
、実験番号6゜7のように、いずれも経時的に摩擦係数
が大きく変動した。
(実施例3)
実施例1−1〜実施例1−5のようにして得たA−Hの
摩擦材A−Eを用いて、第4図に示すような円板型超音
波モータを構成した。第4図において、21は圧電体で
あり、その表面にステンレス製振動体22が接着固定さ
れている。23はステンレス製動体であり、A−Eのそ
れぞれの摩擦材24が固定されている。振動体22と動
体23はばねの加圧によって初期のブレーキトルクが5
00g−cmになるように調整設定されている1円板の
円周方向に4波の進行波が励起されるように圧電体21
に電極を配置し、電界40V、共振周波数約70KHz
を印加して動体23を回転させた。
摩擦材A−Eを用いて、第4図に示すような円板型超音
波モータを構成した。第4図において、21は圧電体で
あり、その表面にステンレス製振動体22が接着固定さ
れている。23はステンレス製動体であり、A−Eのそ
れぞれの摩擦材24が固定されている。振動体22と動
体23はばねの加圧によって初期のブレーキトルクが5
00g−cmになるように調整設定されている1円板の
円周方向に4波の進行波が励起されるように圧電体21
に電極を配置し、電界40V、共振周波数約70KHz
を印加して動体23を回転させた。
それぞれの摩擦材A−Gを取付けたモータについて、所
定時間の駆動後、電源を切ったり入れたりしたときの再
起動の有無、電源切断後のブレーキトルクおよび共振周
波数を測定した結果を第2表に示す。
定時間の駆動後、電源を切ったり入れたりしたときの再
起動の有無、電源切断後のブレーキトルクおよび共振周
波数を測定した結果を第2表に示す。
第2表より明らかのように、動体の回転方向に対し同じ
方向に繊維を連続して配列した摩擦材A。
方向に繊維を連続して配列した摩擦材A。
Cを取付けた超音波モータの場合、実験番号8゜10の
ように、いずれのモータについてもブレーキトルクの経
時変化は小さい、また共振周波数の経時変化も少なく、
再起動性にも問題が生じなかった。さらに、摩擦材の摩
耗も少なく、接触相手の傷つき摩耗も殆んど認められな
かった。また動体の回転方向に対し同じ方向に繊維を連
続して配列するとともに繊維の断面が表面に現われる摩
擦材B、D、Eを取付けた場合、実験番号9.11.1
2のように、振動体表面にわずかに傷が発生するが、摩
擦材の摩耗は少なく、ブレーキトルクの経時変動も小さ
い、また共振周波数の経時変化も少なく、再起動性にも
問題が生じなかった。
ように、いずれのモータについてもブレーキトルクの経
時変化は小さい、また共振周波数の経時変化も少なく、
再起動性にも問題が生じなかった。さらに、摩擦材の摩
耗も少なく、接触相手の傷つき摩耗も殆んど認められな
かった。また動体の回転方向に対し同じ方向に繊維を連
続して配列するとともに繊維の断面が表面に現われる摩
擦材B、D、Eを取付けた場合、実験番号9.11.1
2のように、振動体表面にわずかに傷が発生するが、摩
擦材の摩耗は少なく、ブレーキトルクの経時変動も小さ
い、また共振周波数の経時変化も少なく、再起動性にも
問題が生じなかった。
これに対し、繊維が無差別方向に分散含有してなる摩擦
材F、Gを取付けた場合、実験番号13゜14のように
、ブレーキトルクは大きく変動し、また共振周波数も変
動して、動体が再起動′しなくなることがあった。さら
に、振動体表面の傷つき摩耗も大きく認められ、摩擦材
の摩耗も大きい。
材F、Gを取付けた場合、実験番号13゜14のように
、ブレーキトルクは大きく変動し、また共振周波数も変
動して、動体が再起動′しなくなることがあった。さら
に、振動体表面の傷つき摩耗も大きく認められ、摩擦材
の摩耗も大きい。
(実施例4)
第5図は本発明の他の実施例の円環型超音波モータを示
す。31は圧電体であり、その表面に鉄製振動体32が
接着固定されている。33はフェライト磁石製動体であ
り、実施例1−1〜実施例1−5で得た摩擦材34が固
定される。振動体32と摩擦材34は磁石製動体33の
吸着力によって加圧接触されている。円環の円周方向に
進行波が励起されるように圧電体31に電極を配置し、
共振周波数の電界の印加により、動体33が円周方向に
回転する。
す。31は圧電体であり、その表面に鉄製振動体32が
接着固定されている。33はフェライト磁石製動体であ
り、実施例1−1〜実施例1−5で得た摩擦材34が固
定される。振動体32と摩擦材34は磁石製動体33の
吸着力によって加圧接触されている。円環の円周方向に
進行波が励起されるように圧電体31に電極を配置し、
共振周波数の電界の印加により、動体33が円周方向に
回転する。
発明の効果
以上本発明によれば、振動体と動体の少なくとも一方の
接触面に、少なくとも動体の移動方向に対し同じ方向に
連続して配向する耐摩耗性繊維よりなる摩擦材を固定し
たことにより、摩擦材および振動体または動体の摩擦接
触部の摩耗が少なく。
接触面に、少なくとも動体の移動方向に対し同じ方向に
連続して配向する耐摩耗性繊維よりなる摩擦材を固定し
たことにより、摩擦材および振動体または動体の摩擦接
触部の摩耗が少なく。
またブレーキトルクの経時変化が少なくなり、さらに振
動体の共振周波数の経時変化も少なくなり。
動体の共振周波数の経時変化も少なくなり。
モータの安定な起動が可能となるなど、超音波モータの
長期信頼性が著しく向上する効果がある。
長期信頼性が著しく向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の超音波モータの主要部構成
を示す断面拡大図、第2図(、)〜(c)および第3図
(a) (b)はそれぞれ同超音波モータの摩擦材の一
例を示す構成拡大図、第4図および第5図はそれぞれの
超音波モータの一例を示す構成図。 第6図は超音波モータの原理を示す主要部構成図である
。 11、21.31・・・圧電体、12.22.32・・
・振動体、13゜23.33−・・動体、14.24.
34−・・摩擦材、14 a −耐摩耗性繊維、14b
・・・マトリックス樹脂。 代理人 森 本 義 弘 第1図 11−舌@住 I2−据り伴 13−・−hS、t 14k・・マトリックス樹脂岳 第2図 /IJ 第3図 GO (b) 第4[7 第う図
を示す断面拡大図、第2図(、)〜(c)および第3図
(a) (b)はそれぞれ同超音波モータの摩擦材の一
例を示す構成拡大図、第4図および第5図はそれぞれの
超音波モータの一例を示す構成図。 第6図は超音波モータの原理を示す主要部構成図である
。 11、21.31・・・圧電体、12.22.32・・
・振動体、13゜23.33−・・動体、14.24.
34−・・摩擦材、14 a −耐摩耗性繊維、14b
・・・マトリックス樹脂。 代理人 森 本 義 弘 第1図 11−舌@住 I2−据り伴 13−・−hS、t 14k・・マトリックス樹脂岳 第2図 /IJ 第3図 GO (b) 第4[7 第う図
Claims (3)
- 1.表面に進行波を発生する超音波振動体と動体とを加
圧接触し、その両者間の摩擦力を介して前記振動体によ
り前記動体を駆動する超音波モータにおいて、摩擦材と
して、前記振動体と前記動体の少なくとも一方の接触面
に、少なくとも動体の移動方向に対し同じ方向に連続し
て配向する耐摩耗性繊維を用いた超音波モータ。 - 2.耐摩耗性繊維は炭素繊維または芳香族ポリアミド繊
維であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
超音波モータ。 - 3.耐摩耗性繊維よりなる摩擦材はマトリックス樹脂で
前記耐摩耗性繊維を結合した複合樹脂であることを特徴
とする特許請求の範囲第1項記載の超音波モータ。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62298951A JPH01138977A (ja) | 1987-11-26 | 1987-11-26 | 超音波モータ |
US07/274,967 US4963781A (en) | 1987-11-26 | 1988-11-22 | Ultrasonic motor |
DE3850356T DE3850356T2 (de) | 1987-11-26 | 1988-11-23 | Ultraschallmotoranordnung. |
EP88119483A EP0317976B1 (en) | 1987-11-26 | 1988-11-23 | Ultrasonic motor |
KR1019880015626A KR910003671B1 (ko) | 1987-11-26 | 1988-11-26 | 초음파 모우터 |
US07/527,857 US5059849A (en) | 1987-11-26 | 1990-05-24 | Ultrasonic motor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62298951A JPH01138977A (ja) | 1987-11-26 | 1987-11-26 | 超音波モータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01138977A true JPH01138977A (ja) | 1989-05-31 |
Family
ID=17866292
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62298951A Pending JPH01138977A (ja) | 1987-11-26 | 1987-11-26 | 超音波モータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01138977A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6548939B2 (en) * | 1999-05-04 | 2003-04-15 | Siemens Aktiengesellschaft | Piezoelectric bending transducer |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6022479A (ja) * | 1983-07-18 | 1985-02-04 | Shinsei Kogyo:Kk | 超音波モータ |
-
1987
- 1987-11-26 JP JP62298951A patent/JPH01138977A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6022479A (ja) * | 1983-07-18 | 1985-02-04 | Shinsei Kogyo:Kk | 超音波モータ |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6548939B2 (en) * | 1999-05-04 | 2003-04-15 | Siemens Aktiengesellschaft | Piezoelectric bending transducer |
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