JPH0113233Y2 - - Google Patents

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JPH0113233Y2
JPH0113233Y2 JP5273384U JP5273384U JPH0113233Y2 JP H0113233 Y2 JPH0113233 Y2 JP H0113233Y2 JP 5273384 U JP5273384 U JP 5273384U JP 5273384 U JP5273384 U JP 5273384U JP H0113233 Y2 JPH0113233 Y2 JP H0113233Y2
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JP
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water
hopper
seal
clinker
overflow wall
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JP5273384U
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JPS60165652U (ja
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  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はボイラ装置に係り、特にクリンカホ
ツパの耐火材の寿命を大幅に延長し得るボイラ装
置に関する。
発電所用等、産業用大型ボイラのうち、石炭焚
きボイラにおいては、従来の石油焚きボイラと比
較して大量の灰が発生するためその対策を十分に
行う必要がある。一般にボイラに投入された石炭
の全灰量の約10〜15%の灰分は炉底に形成した水
浸式のアツシユホツパに落下し、他の灰分は排ガ
スと共に煙道内に飛散し、集塵装置により捕集さ
れている。
第1図及び第2図は水浸式ホツパの構造及び水
の順路を示すものである。ボイラの火炉ホツパ1
3の下部にはクリンカホツパ1が配置してあり、
同ホツパ13から落下した灰はクリンカホツパ1
内の水Wによつて急冷される。第1図はこの水の
流路を示すが、水Wは経済性および系外に対する
汚水の排出を防止するため循環使用される。すな
わち貯水槽15内の水はポンプ7により昇圧さ
れ、かつ圧力制御弁6により圧力を調整されて本
管5、分配管4を経てシールトラフ2内に配置し
た補給水ノズル3から同トラフ内に噴射される。
供給された水は溢流壁16から流出し、ホツパ1
の内面にライニングした耐火材12の表面に水膜
を形成しながら流れ下る。一方供給した水の一部
はオーバーフロー管8を経てシールボツク9に至
り、中間貯水槽10に一旦貯水された後ポンプ1
1により貯槽15に戻され循環使用される。
第2図において、シールトラフ2に対してはシ
ールプレート14が配置され、シールトラフ内に
供給したシール水W1と共にホツパ内を外気より
シールトする。第3図は溢流壁16の正面図であ
り、壁面上部には複数の切れ込み16aが形成し
てあり、この切れ込みから前記シール水W1が流
出するよう形成してある。
この構成の装置において、水が循環することに
より、循環水中に含有される微量のカルシウム系
の不純物がシールトラフ2内に堆積し、放置して
おくとトラフ底部とシールプレート14との隙間
がなくなつてしまい、ボイラの運転状態の変化に
よる伸び差を吸収することが不可能となる。第4
図はこの状態を示し、符号29はトラフ2の底部
に形成された堆積物を示す。この様に不純物があ
る程度の量堆積したならばノズル3からの水の噴
射速度を高めて堆積物を破砕し、溢流壁16を経
てホツパ1内に流し込んでしまうようにしてい
る。しかしながら、溢流壁16に対しては単に切
れ込みが形成してあるだけであるため水の流れは
第5図の如く溢流壁16に対して平行に流れてし
まい、切れ込みの一部で堆積物による閉塞が生じ
(図中符号16で示す)この分において耐火材1
2の表面に対して水膜の形成が不十分または不可
能となる。耐火材12に対してはボイラホツパ1
3を介して炉内の強力な輻射熱20が放射される
ため(第3図参照)、水膜が形成されない部分に
ついてはこの輻射熱により耐火材は化し脱落して
しまう。また窒素酸化物の低減のため、炉底部か
ら排ガス21を再循環させる場合があるが、この
排ガス中のダストが水膜の形成されていない部分
に堆積し、閉塞状態をますます固定化させてしま
う。
この考案は上述した問題点に鑑み構成したもの
であり、堆積物による閉塞が生ぜず、耐火材表面
に常時良好な水膜を形成し得るクリンカホツパを
有するボイラ装置を提供することにある。
要するにこの考案は溢流壁の水流出用切り込み
に案内板部を形成して堆積物の排出を良好にし、
要すれば、循環水量を増加させて単位時間当りの
溢流量を増加させて水膜形成を良好にしたもので
ある。
以下この考案の実施例につき説明する。
第6図及び第7図において、符号30は溢流壁
を示し、符号30′はこの溢流壁に形成した切れ
込みである。この切れ込みは正面略三角形状に形
成してあり、このうちシール水W1の流れの上流
側に位置する側縁部はホツパ1の内面に向つて屈
曲形成した案内板部30aとなり、反対に下流側
に位置する側縁部はシールプレート14側に屈曲
して案内板部30bとなる。
以上の構成とすることにより案内板部30bは
水W1の流線に対向するよう位置するため、水W1
は両案内板部によつてホツパ1側に誘導され、良
好に溢流し、これによりノズル3から噴射された
水により破砕された堆積物もホツパ1内に良好に
排出される。
なお、この場合各ノズル3から噴射する水の量
を増加させるよう、循環水量を増加させておけ
ば、水膜の形成は良好となり、かつ不純物の堆積
量は減少する。
この考案を実施することによりクリンカホツパ
の溢流壁において閉塞が生じることがないので、
耐火材表面の水膜形成が良好に行え、耐火材の焼
損、灰分の堆積等の問題が生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図はクリンカホツパの平面と水の循環経路
を示す図、第2図はクリンカホツパの断面図、第
3図は溢流壁の正面部分図、第4図はトラフの断
面図、第5図は第4図のA−A線による視図、第
6図はこの考案の実施例を示す溢流壁の斜視図、
第7図は第6図の平面図である。 1……クリンカホツパ、2……シールトラフ、
12……耐火材、30……溢流壁、30′……切
れ込み、30a,30b……案内板、W1……シ
ール水。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボイラホツパ部に配置したクリンカホツパの上
    部周縁にシールトラフを形成し、シールトラフ内
    のシール水を溢流壁を介してクリンカホツパ内に
    溢流させるものにおいて、溢流壁の複数個所に形
    成した各切れ込みの側縁部のうち、シール水流れ
    上流側の側縁部をクリンカホツパ内側に、下流側
    の側縁部を外側に屈曲形成して各々案内板部とし
    たことを特徴とするクリンカホツパを有するボイ
    ラ装置。
JP5273384U 1984-04-12 1984-04-12 クリンカホツパを有するボイラ装置 Granted JPS60165652U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5273384U JPS60165652U (ja) 1984-04-12 1984-04-12 クリンカホツパを有するボイラ装置

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JP5273384U JPS60165652U (ja) 1984-04-12 1984-04-12 クリンカホツパを有するボイラ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60165652U JPS60165652U (ja) 1985-11-02
JPH0113233Y2 true JPH0113233Y2 (ja) 1989-04-18

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ID=30572945

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JP5273384U Granted JPS60165652U (ja) 1984-04-12 1984-04-12 クリンカホツパを有するボイラ装置

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JPS60165652U (ja) 1985-11-02

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