JPH01128078A - 電子写真プロセスの画像記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、電子写真法による画像記録装置に関し、詳し
くはその露光用の光源に面状発光体を用いて表面が一様
に帯電された感光記録媒体に露光し画像記録を行なう画
像記録装置に関するものである。

［従来技術〕 従来ＣＲＴ（陰極線管）を用いて電子写真プロセスによ
り表面が予め一様に帯電されている感光記録媒体に画像
を形成する画像記録装置が知られている。これはＣＲＴ
の発光面と前記感光記録媒体が対向するように配設され
、両者の間に配置された光学系（球面レンズ、光ファイ
バーなど）により、前記ＣＲ７発光面から放射された光
を前記感光記録媒体上に結像露光させるようにしていた
。

こうしたＣＲＴによる露光では螢光体として前記感光記
録媒体の感度域に適合するものを選択すれば各種の感光
記録媒体への露光が可能である。

またこれらの媒体の感度特性の補正も容易であるから階
調性の優れた出力画像を得ることができる。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、ＣＲＴを光源とした場合、ＣＲＴはほぼ
表示画面のサイズに相当する奥行きをもち、しかも重量
が大きいこと、また電子銃、グリッドには数ＫＶの高電
圧を印加する必要があり、高圧電源を備えていなければ
ならないことから装置全体が大型で重量物となってしま
う欠点があった。さらに画像の分解能の面でも現状から
の大きな向上を望むことは困難である。

［発明の目的］ 本発明は、上述した問題点を解決するためになされたも
のであり、電子写真プロセスによるものであって小型・
軽量で品質の優れた出力画像が得られる画像記録装置を
提供することを目的としている。

［問題点を解決するための手段］ この目的を達成するために本発明の画像記録装置は、感
光記録媒体に少なくとも帯電、露光および現像の電子写
真プロセスにより画像を得る手段をもつもので、多数個
の発光体素子がマトリックス状に配置された面状発光体
が予め表面が一様に帯電された感光記録シート面に対向
配設され、この面状発光体の各発光体素子が画像情報に
基づき発光されることによりこの面状発光体から出た光
が前記感光記録シート面に照射され、この感光記録シー
ト面に光の照射領域と非照射領域とで荷電量の異なる静
電潜像が形成され、この感光記録シート面に形成された
静電潜像領域に帯電物質が付着されることにより可視画
像が具現されるようにしたことを要旨とする。

［作用］ このように構成される本発明の画像記録装置によれば、
面状発光体に表示された画像が光学系により予め一様に
帯電された感光記録媒体上に結像されて、静電潜像が形
成され、この潜像領域に帯電物質を付着させて現像する
ことによってこの感光記録媒体上に可視画像が形成され
る。

［実施例〕 以下、本発明を具体化した一実施例を図面を参照して説
明する。

第１図は本発明の画像記録装置の概略構成を示す断面図
である。二酸化チタン（ＴｉＯｚ）と結着剤（バインダ
ー）との混練物が導電性のシート基村上に一様に塗着形
成された感光記録シート３がケース６中のロール５より
送り出され、その裏面に湿潤ローラ８を介して湿潤液７
がコーティングされて、ステンレス、Ｎｉなどで作られ
た導電性のエンドレスベルト９に密着状態で搬送される
。

この感光記録シート３は負の高電圧が印加されたコロナ
チャージャ１０により負電荷が表面に与えられる。面状
発光体２は前記エンドレスベルト９に平行に配置されて
おり、前記感光記録シート３が静止後、該面状発光体２
上に表示された画像が球面レンズ４により前記感光記録
シート３上に結像される。

前記面状発光体２は第２図に示されるように、平板状を
した絶縁性の基板３１面に多数の四穴３２が縦横に列設
状に形成され、該各回穴３２内にそれぞれタングステン
のような金属粒子３３かマトリクス状に配設されてなる
もので、該各金属粒子３３にはプラスとマイナスの電極
端子３４．３５が設けられ、画像情報に基づき個別に通
電加熱され、それにより白色光を放出するようになって
いる。なお、基板３１上はガラス体３６で覆われている
。この面状発光体２は図示されない制御回路により液晶
あるいはＥＬ素子などと同様に線順次法により一走査ラ
インごとに画像信号電圧が印加されると各金属粒子３３
（タングステン）が印加された電圧に応じて白熱光を発
し画像を表示するものである。前記Ｔｉｅ、はλ＝４０
０ｎｍ〜４２０ｎｍ付近にその感度のピークをもつ光導
電性粒子であるが、前記各金属粒子３３が放出する白熱
光はこの波長域の光を含んでおり、前記ＴＬ０２と、バ
インダーとを主成分とする光導電性の感光記録シート３
上の露光部の電荷がアースされることにより静電潜像を
形成することが可能である、また前記感光記録シート３
が公知の増感剤の使用により、より長波長側に感度をも
つものであっても、前記面状発光体２は赤外領域までの
光を発光するから十分に使用が可能である。また前記面
状発光体２の放射する白色光中に画像形成上不要なある
いは悪影響を及ぼす波長域が含まれる場合、前記ガラス
体３６に着色してフィルタとし必要波長域だけを取り出
しても良い。

前記感光記録シート３上へのカラー画像の形成は以上の
プロセスにより、たとえばシアン、マゼンタ、イエロー
の順に各色ごとに静電潜像が形成され、続いて該潜像の
現像が行なわれることによって実現される。

現像のプロセスはたとえばシアンの現像を行なう場合、
アーム１２が図示されない動力により回転し、シアント
ナー現像器１１Ｃによりシアントナー現像液が未露光部
分に画像パターンをなして付着することにより行なわれ
る。１５Ｃは現像電圧を印加された現像電極であり、１
６Ｃは前記感光記録シート３露光部の残留電位以上のト
ナーと異極性の負電圧をかけられた、非画像部（露光部
）のトナーかぶりを防止する導電性ドクターローラであ
る。

以上のプロセスでシアントナーによる現像を行なったの
ち、前記エンドレスベルト９が逆転し、前記感光記録シ
ート３は再び露光位置にセットされる。この移動中に前
記感光記録シート３は除電コロトロン１８によりＡＣあ
るいは正の高電圧のコロナ放電をうけ表面電位が中和さ
れたのちにコロナチャージャ１７により再び均一に負の
表面電荷が与えられる。以下同様にマゼンタ用の露光。

現像、電荷の中和、−様な帯電、さらにイエロー用の露
光現像が繰り返されることによってフルカラーの画像が
形成される。

画像が形成された前記感光記録シート３は前記エンドレ
スベルト９が正転して分離爪２０により前記エンドレス
ベルト９から剥離され余剰現像液回収ローラ対１３を経
てトレイ１９に排出される。

前記感光記録シート３はロールから引き出されたストリ
ップシートであるから必要部分が排出された段階でカッ
タ１４で切断され、カラー画像記録の全工程が終了する
。

第３図は本発明の第２の実施例の画像記録装置の概略構
成を示す断面図である。本実施例においては面状発光体
２に表示された画像を上記した第１の実施例と同様感光
記録シート３上に結像するのにマイクロレンズ２４を使
用する。このマイクロレンズは微小レンズが集合してな
る平面状レンズであり、前記感光記録シート３上には前
記面状発光体２に表示された画像の王立等倍像が結像さ
れる。このマイクロレンズ２４の使用により、球面レン
ズを使用した場合と比べて焦点距離を短かくすることが
でき、面状発光体２を使用していることと合わせて露光
系をコンパクトにすることができる。

装置下部には矢印方向に移動可能な現像装置１２がある
。露光され静電潜像を形成された感光記録シート３がエ
ンドレスベルト９の下面にくると、適切な位置まで移動
するとともに、現像器１１Ｃに示す矢印のように現像器
１１Ｃ，ＩＩＹ、１１Ｍのうち必要なものが、上昇して
現・像が行なわれる。

他のプロセスについては上記２つの実施例の説明から容
易に類推が可能であるから詳述しないが、このような構
成においても画像記録装置の実現が可能である。

また本発明における面状発光体２においては、その発光
の波長領域が近紫外から赤外にまで及ぶ連続スペクトル
であるので各種の感材を使用した画像記録装置への応用
が可能である。そしてこの面状発光体２は単位面積当り
に列設される金属粒子３３の数を増せば、８ドツト／ｍ
ｎ、１６ドツト／＋ｍ＋等画像の分解能を上げることが
できることは言うまでもない。なお、金属粒子３３に代
えてセラミック材料による粒子であってもよい。

［発明の効果］ 以上詳述したことから明らかなように、本発明によれば
露光用光源として面状発光体を使用することにより、装
置自身が小型・軽量となる。しかもその面状発光体が発
光体素子として発熱発光性の金属粒子がマトリック名状
に配列されてなるものであれば分解能が高められること
となり電子写真プロセスの露光用光源に応用することに
より高画質の出力画像が得られる利点もある。

【図面の簡単な説明】

第１図から第３図までは本発明を具体化した実施例を示
すもので、第１図は第１の実施例の画像記録装置の概略
構成を示す断面図、第２図は面状発光体を一部破断して
示した斜視図、第３図は第２の実施例の画像記録装置の
概略構成を示す断面図である。 図中１は装置本体、２は面状発光体、３は感光記録シー
ト、４は球面レンズ、９はエンドレスベルト、１０はコ
ロナチャージャ、１１Ｙ、１１Ｍ。 １１Ｃはトナー現像器、１７はコロナチャージャ、１８
は除電コロトロン、２４はマイクロレンズ、３１は絶縁
性基板、３３は金属粒子、３４．３５は電極端子、３６
はガラス体である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、多数個の発光体素子がマトリックス状に配置された
   面状発光体が予め表面が一様に帯電された感光記録シー
   ト面に対向配設され、 この面状発光体の各発光体素子が画像情報に基づき発光
   されることによりこの面状発光体から出た光が前記感光
   記録シート面に照射され、この感光記録シート面に光の
   照射領域と非照射領域とで荷電量の異なる静電潜像が形
   成される露光手段と、この感光記録シート面に形成され
   た静電潜像領域に帯電物質が付着されることにより可視
   像が具現される現像手段 とが備えられてなることを特徴とする電子写真プロセス
   の画像記録装置。 ２、発光体素子が発熱発光性の金属又はセラミック材料
   の微粒子により形成され、この微粒子が画像情報に基づ
   き通電発熱されることにより発光するように構成された
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の電子写
   真プロセスの画像記録装置。