JPH01127063A - 脱水装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 、上の 本発明は脱水装置に関し、特には浚渫作業等における液
性の高い浚渫汚泥を凝縮して処理可能な含水比にまで下
げるための装置である。

従遂４す１区 土砂、ヘドロ等の含水比の高い汚泥を脱水処理するには
、通常、沈澱法、ろ適法、凝縮法又は遠心分離法などが
用いられている。とりわけ、浚渫作業において揚上され
る汚泥は含水比が極めて高いので、その脱水処理は欠か
せない。すなわち浚渫パケット方式もしくはスクリュウ
コンベア方式による浚渫作業においても、水底の土砂、
ヘドロ等の汚泥を水とともに揚上するから、それらの含
水比は平均値で１５０〜３００％にも達する。そこで浚
渫された液性の高い浚渫汚泥をトラック等で運搬処理可
能な状態の含水比にまで脱水処理をしなければならず、
従来よりろ逸機や凝縮脱水機を用いている。この凝縮脱
水機は、第２図に示したように、先細中空のケーシング
１を中空軸２゜３で回転可能に軸受４，５を介し回転示
合６，７にそれぞれ支承し、そのケーシング１内にはス
クリュウコンベア８を中空軸９及び軸１０を介して中空
軸２，３と同軸で回転可能に支承しである。

スクリュウコンベア８のドラム１１は、中空で前記中空
軸９と連通し、その一部に開口部１２を穿設しである。

中空軸９は浚渫汚泥を供給する貯留槽に回転可能に連結
されている。なお、ケーシング１の中座軸２及びスクリ
ュウコンベア８の軸１０にはプーリー１３．１４がそれ
ぞれ連結されている。また、ケーシング１の先細端部に
は吐出口１５．１５が直径方向へ相対向して形成されて
いる。この従来例によると、中空軸９に液性の高い浚渫
汚泥を供給すると、その浚渫汚泥はドラム１１を経て開
口部１２からケーシング１内に進入する。そこで、ケー
シング１及びスクリュウコンベア８を同方向にそれぞれ
回転すべくプーリー１３゜１４をそれぞれ同方向へ回転
させる。なお、ケーシング１とスクリュウコンベア８は
同方向への回転であるが、差速を持たせてスクリュウコ
ンベア８を速く回転させるものである。中空軸９に連続
して供給される浚渫汚泥は、ドラム１１及び開口部１２
を経てケーシング１内に進入し、ケーシングｌの回転に
よる遠心力によってケーシング１の内壁に押し付けられ
て脱水されつつスクリュウコンベア８によって吐出口１
５．１５に向けて強制移送されて吐出口１５．１５から
外部に吐出される６したがって、この凝縮により水分は
ケーシング１内に止どまり、ケーシング１内が水で満さ
れると、ケーシング１の尾端部に設けた排水口１６から
外部に排出されるというものであった。

発明が解決しようとする間　、☆ しかしながら、上記従来の凝縮脱水機によれば、ケーシ
ングｌとスクリュウコンベア８を同方向に差速を持って
回転させることにより、汚泥を遠心力によりケーシング
１の内壁に押し付けて脱水しつつ、スクリュウコンベア
８にて吐出口１５，１５に向けて移送させるものである
。その脱水作用は専ら回転による遠心力を利用したもの
であり、ケーシング１の内壁に押し付けられて付着した
汚泥をスクリュウコンベア８の回転によりケーシング１
内の中空先細に強制移送させることによる脱水作用は極
めて少ない。これは強制移送させられた汚泥が中空先軸
部にいたると直ちに吐出口１５゜１５から排出されるた
め、スクリュウコンベア８による押圧力は単に汚泥の移
送に利用されるのみで、汚泥を凝縮して脱水する力とし
て作用していないことによる。そのため汚泥からの水分
の分離は専ら遠心力の作用によるものであり、効率が悪
く、吐出口１５．１５から排出される汚泥の含水比の低
下が充分ではなく、したがってトラック等で搬送可能な
固形性を有するものの、通常の土砂等に比べると極めて
含水比が高いものであり、いまだ運搬処理比伴う不都合
があった。

そこで、本発明は上記事情に鑑みて、凝縮脱水機の凝縮
効率を向上させることを目的として改良をしたものであ
って、特にはスクリュウコンベアの押圧力を汚泥を凝縮
して脱水する力として利用することにより、大幅に含水
比を低下させることのできる脱水装置を提供することを
目的とするものである。

。　１．を解決するための手段 本発明は上記問題の解決を図るべく、先細中空部を備え
た筒状のケーシング内に、スクリュウコンベアを同軸で
回転自在に収納し、かつ、ケーシングの先細中空部の近
傍に吐出口を設け、ケーシングとスクリュウコンベアと
をそれぞれ同方向に回転させてケーシングの一端側から
汚泥等をケーシング内に投入し、吐出口から凝縮された
汚泥等を排出するようにした脱水装置において、前記先
細中空部のケーシング内に収納されたスクリュウコンベ
アの軸部に、円盤体を軸方向移動可能に嵌挿し、該円盤
体によって吐出口を開閉自在に被覆し得る脱水装置を構
成した。

庄亙 上記構成の本発明によれば、汚泥は、ケーシング及びス
クリュウコンベアの回転による遠心力により、ケーシン
グの内壁に押し付けられて付着して脱水され、しかも付
着した汚泥がスクリュウコンベアにて吐出口の形成され
た中空先軸部に移送させられる際には、吐出口は円盤体
によって被覆されているため、汚泥は直ちに吐出口から
吐出されることなく移動を抑制されて停滞する。そのた
めスクリュウコンベアによって順次移送されて来る汚泥
の押圧力が中空先軸部にて停滞している汚泥に対して凝
縮脱水力として作用し、汚泥はこの押圧力によって強固
に凝縮されて脱水されることとなる。しかも汚泥は遠心
力によってケーシングの内壁に強く押し付けられて付着
しているため、摩擦力が高くなっており、これを移動さ
せるスクリュウコンベアの押圧力は単に汚泥を移送する
押圧力よりも相当大きなものであり、かかる大きな押圧
力が円盤体によって吐出口を被覆されて停滞している汚
泥に加えられるため、汚泥は移動することができず押圧
力によって強固に凝縮されることとなって脱水される。

そこで、適度の時間円盤体にて吐出口を被覆し、汚泥を
停滞させてスクリュウコンベアの押圧力によって凝縮脱
水した後、円盤体を移動させて吐出口を開口する。する
と、ケーシングの回転による遠心力及びスクリュウコン
ベアの押圧力によって強固に脱水され、大幅に含水比の
低下した汚泥が吐出口から排出されることとなる。

ヌ１１例− 以下に本発明に係る脱水装置の構成を図面に示す一実施
例に基づき説明する。

第１図は本発明に係る脱水装置の一実施例を示す前記第
２図同様の縦断正面図であり１図中、第２図と同一構成
部分には同一符号を用いて示す。

すなわち、ケーシング１は中空軸２，３を軸受４゜５で
支承され１回転水台６，７に回転可能に支承されている
。スクリュウコンベア８は中空軸９及び軸ｌＯを介して
中空軸２，３と同軸で軸受１７゜１８を介し回転可能に
支承されている。スクリュウコンベア８のドラム１１は
中空で中空軸９と連通し、一部に開口部１２が穿設され
ている。ケーシング１は中空軸２に軸着したプーリー１
３で、また、スクリュウコンベア８は軸ｌＯに連結した
駆動機１９でそれぞれ回転駆動できる。一方、ケーシン
グ１の先細中空部１ａに収納されたスクリュウコンベア
８の端部には軸１０に固定してストッパー２０が設けら
れ、そのストッパー２０の周縁部はテーパー面２０ａを
形成している。このストッパー２０に接離すべく移動可
能に円盤体２１が軸１０に嵌挿されている。円盤体２１
は平板状でもよいが図示においては傘状であって、内周
面がストッパー２０に向き、そのテーパー面２０ａと密
接できる。この円盤体２１は軸ｌＯ内に設置された油圧
シリンダ装置（図示路）にて軸方向に移動自在であって
、ストッパー２０に密接することにより吐出口１５を被
覆可能である。そして、油圧シリンダ装置による円盤体
２１のストッパー２０への密接を停止したときに円盤体
２１を吐出口１゜５が開口する方向に向けて押圧付勢す
るバネ２２が、円盤体２１に連結したロッド２３に巻回
して弾装され、このロッド２３とバネ２２はケーシング
１の端部に穿設された穴２４に挿入されている。

この円盤体２１の軸方向への移動手段は油圧シリンダ装
置によることなく、他の適宜の手段であってもよいこと
は勿論であり、要すれば、円盤体２１の移動により吐出
口１５を開閉自在に被覆し得る如く移動できるものであ
ればよい。なお、吐出口１５．１５の一方は蓋体２５で
閉じられ、他方のみが開口している。

次に上記実施例の作用について説明すると、中空軸２と
連通ずる開口部を有するプーリー１３側から中空軸９内
に液性の高い浚渫汚泥を供給するとともに、ケーシング
１をプーリー１３で、又スクリュウコンベア８を駆動機
１９でそれぞれ同方向（図示では右回り）に回転させる
。このときケーシング１とスクリュウコンベア８との回
転に差速を持たせスクリューコンベア８を速く回転させ
る。

中空軸２内に供給された浚渫汚泥はドラム１１を経て、
開口部１２からケーシング１内に流入し。

ケーシング１の回転による遠心力によってケーシング１
の内壁に押し付けられて脱水されて付着する。そしてケ
ーシングｌの内壁に付着した汚泥はスクリューコンベア
８によって吐出口１５の形成された中空先軸部１ａに向
けて移送される。このとき円盤体２１がストッパー２０
に密接して吐出口１５は被覆されているため、汚泥は直
ちに吐出口１５から吐出されることなく移動を抑制され
て中空先軸部１ａに停滞する。そのためスクリューコン
ベア８によって順次移送されてくるケーシング１の内壁
に付着した汚泥の抑圧力が中空先軸部１ａにて停滞して
いる汚泥に対して凝縮脱水力として作用し、汚泥はこの
押圧力によって再度強固に脱水されることとなる。そし
て脱水された水分はケーシング１内を逆方向に移動して
排水口１６から排水される。

しかも汚泥は遠心力によってケーシング１の内壁に強く
押し付けられて付着しているため、摩擦力が高くなって
おり、これを移送するスクリューコンベア８の押圧力は
単に汚泥を移送する押圧力よりも相当大きなものであり
、かかる大きな押圧力が円盤体２１によって吐出口１５
を被覆されて停滞している汚泥に加えられるため、汚泥
は移動することができず、押圧力によって凝縮されるこ
ととなり、脱水される。そこで、適度の時間円盤体２１
をストッパー２０に密着させて吐出口１５を被覆して、
汚泥を停滞させてスクリューコンベア８の押圧力によっ
て凝縮脱水した後、円盤体２１を移動させて吐出口１５
を開口する。図示例では油圧シリンダ装置による円盤体
２１のストッパー２０への密接を停止すると、円盤体２
１はバネ２２に付勢されてストッパー２０とは逆方向に
移動して吐出口１５を開口する。すると、ケーシング１
の回転による遠心力及びスクリューコンベア８の押圧力
によって強固に脱水され、大幅に含水比の低下した汚泥
が吐出口１５から吐出されることとなる。以後この動作
を繰り返すものである。

発明の詳細 な説明した如く、本発明は、中空先軸部を有するケーシ
ング内に回転自在に収納されたスクリュウコンベアの軸
部に、円盤体を軸方向移動可能に嵌挿し、該円盤体によ
って吐出口を開閉自在に被覆し得るようにしたので、汚
泥はケーシングの回転による遠心力及びスクリューコン
ベアの押圧力によって２重に脱水されることとなるため
、汚泥の含水比を大幅に低下させることができて、吐出
口から排出される汚泥はトラック等に積んで運搬処理す
るのに便利な程度に充分脱水されている。

特に本発明においては、従来の脱水装置では単に汚泥を
移送する力としてしか利用されていなかったスクリュー
コンベアの押圧力を、円盤体によす吐出口を開閉自在に
被覆することにより凝縮脱水力として利用することがで
き、しかも該押圧力は汚泥がケーシングの回転によって
内壁に押し付けられて強く付着している摩擦力の大きい
汚泥を移送し得るものであるため、通常のスクリューコ
ンベアの押圧力よりも相当大きなものであって、凝縮脱
水効果が著しく大きいものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る脱水装置の一実施例を示す縦断正
面図、第２図は従来例を示す縦断正面図である。 １・・・ケーシング　　　　１ａ・・・先細中空部２．
３．９・・・中空軸　　８・・・スクリュウコンベア１
０・・・＄１１１　　　　　　　１　］・・・ドラム１
２・・・開口部　　　　　１３・・・プーリー１５・・
・吐出口　　　　　１６・・・排水口１７．１８・・・
軸受　　　１９・・・駆動機２０・・・ストッパー　　
　２０ａ・・・テーパー面２１・・・円盤体　　　　　
２２・・・バネ２３・・・ロッド　　　　　２５・・・
蓋体特許出願人　　大旺建設株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 先細中空部を備えた筒状のケーシング内に、スクリュウ
   コンベアを同軸で回転自在に収納し、かつ、ケーシング
   の先細中空部の近傍に吐出口を設け、ケーシングとスク
   リュウコンベアとをそれぞれ同方向に回転させてケーシ
   ングの一端側から汚泥等をケーシング内に投入し、吐出
   口から凝縮された汚泥等を排出するようにした脱水装置
   において、前記先細中空部のケーシング内に収納された
   スクリュウコンベアの軸部に、円盤体を軸方向移動可能
   に嵌挿し、該円盤体によって吐出口を開閉自在に被覆し
   得ることを特徴とする脱水装置。