JPH01126780A - 線画像解析方法および装置 - Google Patents

線画像解析方法および装置

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JPH01126780A
JPH01126780A JP62285043A JP28504387A JPH01126780A JP H01126780 A JPH01126780 A JP H01126780A JP 62285043 A JP62285043 A JP 62285043A JP 28504387 A JP28504387 A JP 28504387A JP H01126780 A JPH01126780 A JP H01126780A
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JP
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image
line
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pixel
maximum
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JP62285043A
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English (en)
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Shinichiro Okazaki
信一郎 岡崎
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Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本願発明は図面を走査して入力された画像を認識する図
面認識方法及びその装置に係わり、特に線図形や文字を
含む画像の線分構造を抽出する線画像解析方法及び装置
に係わる。
(従来の技術) 文書図面画像を認識する処理の第1段階として、文書図
面画像中の文字・記号やシンボルおよびその他の線図形
を構成する直線や曲線の線構造を抽出することが一般に
行われる。入力線画像の線構造を抽出する従来の代表的
な方式としては、線画像に存在する線の中心をベクトル
化する方法がある。例えば入力画像を細線化した後細線
化画像を追跡し、交点や分岐点あるいは傾きが変化する
点といった特徴点ごとに分割して折線近似を行う方法(
例えば昭和58年度電子通信学会総合全国大会論文集1
150)が知られている。また、線画像の両側の輪郭を
同時に追跡し、傾きの変化や交点9分岐点の存在を考慮
しながら両側輪郭の中心をベクトル化する方法も知られ
ている(例えば昭和58年度電子通信学会総合全国大会
論文集1153)。
(発明が解決しようとする問題点) 従来の線構造抽出法方法の問題点は、その中心の位置の
求め方にある。上記の第1の細線化を用いる方式は、い
わゆる“ヒゲ″のために本来意図しない線が発生したり
、画像のかすれのため中心線の切れが発生して、線構造
の位相構造が変わってしまう問題点があった。また上記
の第2の線画像の両側輪郭を同時に追跡する方式では、
各々の輪郭の追跡の際に、本来直線の一部であっても輪
郭の方向や線幅の局所的な変動によってその点を交点や
分岐点といった特徴点の輪郭であると判定される場合が
あり、これらの誤判定を避けて両側の輪郭を対にして中
心を求める処理は複雑になるという問題点があった。ま
た画像のかすれに対する不安定さも解決きれていない。
本願発明の目的は、上記の問題点を解決すべく、画像の
かすれや線幅・方向の局所的な揺らぎに影響されにくく
、かつ単純な処理で実現可能な線構造の解析方法および
装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本願の第1の発明の方法は、解析される線画像を格納し
ている画像記憶装置を一定の順序で走査して所定の大き
さの範囲内にある局所線素画像を読出し、前記局所線素
画像内の中心に予め定められた複数の方向の線素が存在
する信頼性を各々の方向について決定して、前記の複数
の方向に対する信頼性を合成して前記局所線素画像の方
向と強さを決定し、前記の一連の処理を与えられた入力
線画像上で一定の間隔ごとに行って得られる合成方向画
像に〜おいて2次元的な極大値をとる画素を求める処理
によって構成されることを特徴とする線画像解析方法で
ある。
本願の第2の発明は、解析されるべき線画像を格納する
画像記憶手段と、一定の順序で所定の大きさの範囲内に
ある局所線素画像を読出す画像切出し手段と、予め定め
られた方向の線素が該局所線素画像内に存在する信頼性
を各々の方向について求める方向抽出手段と、各方向に
対する線素が存在する信頼性を記憶する方向画像記憶手
段と、該方向画像記憶手段内の複数の方向画像を基に各
画素における方向とその信頼性を決定する方向合成手段
と、該方向合成手段によって求められた方向とその強き
を合成方向画像として記憶する合成方向画像記憶手段と
、該合成方向画像内で極大値をとる画素を求める極大画
素抽出手段と、該極大画素抽出手段によって求められた
画素を記憶する極大画素画像記憶手段とを備えることを
特徴とする線画像解析装置である。
(実施例) 次に本願発明の実施例について図面を参照して説明する
先ず第1の発明について説明する。
第1の発明の一実施例の処理フローを第1図に示す。第
1図に示した実施例では、入力きれた線画像を蓄える装
置、複数の方向の線分が存在する信頼性を蓄える装置、
合成された方向とその強きを蓄える装置が利用可能であ
ることを想定している。また、説明のため、全ての画像
は右方向をX軸、下方向をy軸とする座標を設定してい
る。
処理開始に伴って、まず、予め定められた複数の方向の
線分の信頼性を求める所定方向画像生成処理が行われる
。第2図に所定方向画像生成処理の詳細のフローを示す
。第2図に於て、バラメータWは線素の存在の信頼性を
求める際の視野を決定するもので、予期きれる線幅を基
に決定される。パラメータTは予め設定された信頼性を
求めるべき相違なる方向の数である。−膜内には第3図
(a)に示した4方向あるいは第3図(b)に示した8
方向が選ばれる。パラメータSは、入力線画像上で方向
の信頼性を求めるべき2次元的な位置間隔であり、入力
線画像のきめの細かさに応じて決定諮れる。パラメータ
MおよびNはそれぞれ入力画像の横及び縦の太き茜であ
る。いま走査している位置が(x、y)であるとき、位
置(x、y)を中心とした縦横の幅がWの範囲にある画
像、即ちWxWの局所線素画像fを入力画像記憶装置か
ら読出す6次に続出きれた局所線素画像f内に線素が中
心に存在する信頼性をT個の方向の各々について求め、
求められた値V、(I=1〜T)を第1方向画像の値と
して記憶する。ここで、局所線素画像f内に設定された
方向の線素が存在する信頼性を求める方法としては、パ
ターン認識技術で用いられるマツチング手法、例えば予
め設定された方向線素のパターンの固有値展開による類
似度法などの公知の方法で実現される。即ち、第3図(
a)のようにT=4と設定する場合、即ち縦、横、右下
がりの斜め、右上がりの斜めの4つの方向線素を選択す
る場合、各方向線素に対する辞書を作成しておき、局所
線素画像fに対して各辞書との類似度を求めることによ
って4つの方向線素が存在する信頼性が算出される。以
上の処理を入力画像上で一定間隔Sで行うことによって
、最終的にT個の方向画像が生成される。
上記の説明では、入力線画像の周辺で幅Wの範囲を取れ
ない場合の例外処理については省略しであるが、取れな
い範囲を空白とする処置で容易に対処できるのは明らか
である。
第4図(a)は入力きれた線画像の一例である。以降の
説明では簡単のため、第4図(b)のように右方向をX
軸、下方向をy軸とする座標を用い、方向はX軸となす
角度θ(0度≦θ〈180度)を用いて表す。予め設定
すべき方向線素を第3図(a)のように4方向(T=4
)とし、上記した所定方向画像生成処理フローに従って
第4図(a)の画像を処理した結果を第5図(a)ない
しくd)に示す。第5図(a)ないしくd)はそれぞれ
第3図(a)のI=1ないしI=4の方向線素に対する
4つの方向画像であり、各方向に対する信頼性を0から
の範囲の値で示している。空白は全て0を意味する。
次に、上記の処理で求められたT個の方向画像を合成す
る方向画像合成処理が行われる。方向画像合成処理フロ
ーの詳細を第6図に示す。本処理では、位置(x、y)
について以下の式で定まる方向θ(x、y)とその強さ
r(x、y)が求められる。
5x(x、y)=ΣVr(x、y)*C05(2*Ar
g(1,))    (1)θ(x、y)=rAN−’
(Sy(x、y)/5x(x、y))/2  (3)r
 (x、y)=  5x(x、y)”+5y(x−3’
)”      (4)ここでArg(I)は第1番目
の方向線素の角度であり、第3図(a)のように順に4
つの方向線素を選択した場合、Arg(1)=O、Ar
g(2)=90 、 Arg(3)=45 。
Arg(4)−135である。木実法によるT個の方向
画像の合成は、T個の方向線素として選択していない中
間的な方向を持つ画像に対して方向とその強さが得られ
、更に互いに直交する方向線素に対する信頼性を打ち消
して0となる方法である。上記の処理を方向画像の全て
の位置(x、y)(x=。
〜Kx、y−0〜に、)について行うことによって、T
個の方向画像を合成した方向θと強さrをもつ合成方向
画像が生成される。尚、合成方向画像の記憶形式は、各
位置(x、y)が方向θと強さrの2つの値を持つ一枚
の画像であっても良いし、方向θと強さrを個別の2枚
の画像として保持する方法でもよい。また、上式で示し
たr(x、y)を求める式は上式以外に、x、yについ
て単調増加な関数のうち、T個の方向画像の特性にあっ
た評価式を選択して用いてもよい。
第5図(a)ないしくd)に示した4つの方向画像を本
処理フローに従って処理した結果を第7図(a)および
(d)に示す。第7図(a)は合成方向画像の方向θを
表す画像であり、第7図(b)は合成方向画像の強さr
を示す画像である。強さrを示す画像の空白部分は強さ
が0である、即ち方向性がないことを示している。
次に、極大画素抽出処理が起動される。極大画素抽出処
理は上記の方向画像合成処理で得られた合成方向画像の
中で、強さrが極大をとる画素群を抽出する。極大画素
抽出処理の詳細な処理フローを第8図に示す。いま合成
方向画像上で走査している位置(x、y)に対して、ま
ず第1に合成方向画像の方向θを読込む。第2に方向θ
に直交する線の近傍にある画素の位置の集合((X、 
yl))を求める直交画素処理を起動する。
直交画素処理での方法を第9図を用いて説明する。直交
画素処理では、近傍の範囲を表すパラメータBが用いら
れる。ここではまずB=3、即ち着目している画素の両
側のみを近傍とする場合を説明する。位置(x、y)で
の合成方向画像の方向θに直交する線分りの傾きが第9
図(a)の様に水平に近いとき(即ち45≦θ〈135
のとき)、X座標がx−1とxt1の位置でより直線に
近い2つの画素の位置をとり、直交画素位置(Xl 、
 yl) +(xa * yx )とする。一方、位置
(x、y)での合成方向画像の方向θに直交する線分り
の傾きが第9図(b)の様に垂直に近いとき(即ちθ〈
45または135≦θのとき)、X座標がy−1とyl
lの位置でより直線に近い2つの画素の位置をとり、直
交画素位置(x++y□)+(xt+7x)とする。こ
れにより2つの直交画素位置からなる集合が求められる
。直交画素位置を求める第2の方法として、位置(x、
y)での合成方向画像の方向θに直交する線分りの傾き
が第10図(a)の様に水平に近いとき(即ち45≦θ
〈135のとき)、X座標がx−1とxt1の位置で直
線の両側にある4つの画素の位置をとり、直交画素位置
(xt + yt) + (xz I ya) t(x
a+ ys) t (X41 ya)とする。一方、位
置(x、y)での合成方向画像の方向θに直交する線分
りの傾きが第10図(b)の様に垂直に近いとき(即ち
θ〈45または135≦θのとき)、X座標がy−tと
yllの位置で直線の両側にある4つの画素の位置をと
り、直交画素位置(X工+y+)、(xt+yt) +
 (xi + ys) + (X4 t ya)とする
。これにより4つの直交画素位置からなる集合が求めら
れる。前記の直交画素処理の説明はB=3の場合で、x
−1とX+1もしくは3r−1と3r+1の範囲の位置
を求めたが、B=3以外の場合は、X−LB/2J(L
pJはpを越えない最大の整数とする)とxtLB/2
Jもしくはy−LB/2JとylLB/2Jの範囲の直
交画素が求められる。
第8図に戻って、方向θに直交する線の近傍にある画素
の位置の集合((xt、yl))が求まった後、各(x
l、yl)での合成方向画像の強さrlと位置(x、y
)での合成方向画像の強さrを読出す。rlの集合の中
にrを越える値がないとき位置(x、y)の画素は線画
像の中心であると判定して、極大画素画像の位置(x、
y)を1とする。
一方、r、の集合の中にrを越える値があるとき位置(
x、y)の画素は線画像の中心ではないと判定して、極
大画素画像の位置(x、y)を0とする。以上の処理を
合成方向画像の全ての位置(x、y)について行うこと
によって線の中心を示す画像が極大画素画像として得ら
れる。
上記の極大画素抽出処理では、線の中心であると判定し
た画素に1を与えていたが、線の中心であると判定され
た位置の合成方向画像の強きの値rを与え、その位置が
線の中心であることの信頼性として用いることもできる
第11図は、前に記した極大画素抽出処理の第1の方法
を第7図の合成方向画像に適用している例であり、四角
で示した画素は判定の対象となっている画素、丸で示し
た画素は直交画素として選ばれた画素、各位は合成方向
画像の強さである。第11図(a)は第7図の合成方向
画像上での位置(5、5)における判定を示す図である
。位置(5,5)における合成方向画像の方向の値58
度に直交する方向148度をもつ直線L1に最も近く、
X座標が4および6の画素として、それぞれ位置(4,
6)と(6、4)にある画素が直交画素処理によって選
択される。位置(5,5)における強さ7が2つの直交
画素の強許3およびOより大きいので、位置(5、5)
は極大の強さを持つ画素であると判定され、極大画素画
像の位置(5゜5)に1が与えられる。第11図(b)
は第7図の合成方向画像上での位置(4、3)における
判定を示す図である。位置(4、3)における合成方向
画像の方向の値71度に直交する方向161度をもつ直
線り、に最も近く、X座標が3および5の画素として、
それぞれ位置(3,3)と(5、3)にある画素が直交
画素処理によって選択される。位置(4,3)における
強さ5は2つの直交画素の強き6およびOの最大値6よ
り小さいので、位置(4,3)は極大の強さを持つ画素
ではないと判定きれ、極大画素画像の位置(4、3)に
Oが与えられる。′同様にして第7図の合成方向画像全
体に前記の処理を施して得られた極大画素画像が第12
図(a)である。第12図において空白は0を意味して
いる。
第13図は、前に記した極大画素抽出処理の第2の方法
を第7図の合成方向画像に適用している例であり、四角
で示した画素は判定の対象となっている画素、丸で示し
た画素は直交画素として選ばれた画素、各位は合成方向
画像の強さである。第13図(a)は第7図の合成方向
画像上での位置(5,5)における判定を示す図である
。位置(5,5)における合成方向画像の方向の値58
度に直交する方向148度をもつ直線り、の両側にあり
、X座標が4および6の画素として、それぞれ位置(4
,5)、(4,6)、(6,4)および(6、5)にあ
る4画素が直交画素処理によって選択される。位置(5
,5)における強さ7が4つの直交画素の強a6,3.
gおよび0より大きいので、位置(5、5)は極大の強
きを持つ画素であると判定され、極大画素画像の位置(
5゜5)に1が与えられる。第13図(b)は第7図の
合成方向画像上での位置(4,3)における判定を示す
図である。位置(7,9)における合成方向画像の方向
の値34度に直交する方向124度をもつ直線り、に最
も近く、Y座標が8および1oの画素として、それぞれ
位置(6,10)、(7,8)。
(7、10)および(8,8)にある画素が直交画素処
理によって選択される。位置(7,9)における強言5
は4つの直交画素の強言の最大値8より小さいので、位
置(7,9)は極大の強きを持つ画素ではないと判定き
れ、極大画素画像の位置(7,9)に0が与えられる。
同様にして第7図の合成方向画像全体に前記の処理を施
して得られた極大画素画像が第12図(b)である。
以上に説明した方法によって入力された線画像の中心を
構成する画素群が極大画素画像として求められる。前に
記した方法は、局所線素画像の所定の方向線素に対する
信頼性の算出を入力画像全体に施してT個の方向画像を
求めた後、該方向画像を合成する方法であったが、入力
画像の位置(x、y)毎にT個の方向線素に対する信頼
性を求めてそれを直ちに合成し、この処理を入力画像上
の一定間隔で行う方法でもよい。
次に第2の発明の装置について図面を参照して詳細に説
明する。第2の発明は第1の発明に使用される装置であ
り、その一実施例のブロック図を第14図に示す。
第14図において、1は解析きれるべき線画像を格納す
る画像メモリ、2は一定の順序で所定の大きさWの範囲
内にある局所線素画像を画像メモリ1から読出す画像切
出し部、3は予め定められたT個の方向の線素が該局所
線素画像内の中心に存在する信頼性をT個の方向につい
て求める方向抽出部、4は方向抽出部3が出力するT個
の信頼性を1画素として構成された方向画像を記憶する
方向画像メモリ、5は該方向画像メモリ4内のT個の方
向画像を基に各画像における方向とその信頼性を決定す
る方向合成部、6は該方向合成部5によって求められた
方向とその強さを1画素として構成きれた合成方向画像
を記憶する合成方向画像メモリ、7は該合成方向画像内
で極大値をとる画素か否かを判定する極大画素抽出部、
8は該極大画素抽出部7によって求められた判定結果の
真偽を1画素として構成された極大画素画像を記憶する
極大画素画像メモリ、9は走査している画像上の位置を
制御し、画像切出し部工ないし極大画素抽出部7の実行
の制御を行う制御部である。
制御部9は、まず現在走査している入力画像上の位置(
x、y)を画像切出し部2に出力すると共に、方向画像
上の位置(K工、にア)を方向抽出部3に出力する。画
像切出し部2は該位置(x。
y)から所定の幅WによってWxWの大きさの局所線素
画像fを画像メモリ1から切出し、方向抽出部3に出力
する。方向抽出部3は、該局所線素画像f内の中心に予
め定められたT個の方向の線素が存在する信頼性を求め
る。本手段は文字認識装置に代表されるパターン認識装
置に用いられているように、T個の方向線素の特徴辞書
及び辞書と画像の類似度を算出する手段の公知の技術に
よって容易に実現できる。方向抽出部3は得られたT個
の方向に対する信頼性を方向画像メモリ4の位置(XX
、に−)に格納する。方向抽出部3は信頼性を格納した
後、制御部9に対して信号を送り、次の走査を促す。制
御部9は次に走査する位置(x、y)を一定間隔で変更
すると共に次に格納する位置(KX、にア)を変更し、
位置(x、y)の走査が入力画像の全面について終了す
るまで順に繰返す。方向画像メモリ4は、RAMや情報
処理装置の主記憶装置あるいは外部記憶装置などの書換
え可能記憶媒体によって実現される。この際、各画素が
T個の信頼性を保持した1枚の画像として管理される記
憶装置でも良いし、各画素が1個の信頼性を保持したT
枚の画像として管理される記憶装置でもよい。
次に制御部9は現在走査している方向画像上の位置(x
、y)を方向合成部5に出力する。方向合成部5は対応
する位置のT個の方向に対する信頼性を読込む。更に式
(1)ないしく4)で定義きれる計算を行い、合成され
た方向θと強さrを算出し、合成方向画像メモリ6の位
置(x、y)に格納する。方向合成部5は位置(x、y
)に対する方向θと強さrを格納した後、制御部9に対
して信号を送り、次の走査を促す。制御部9は方向画像
の全面について走査するまで位置(x。
y)を順に変更して上記の実行を繰返す。合成方向画像
メモリ6は、RAMや情報処理装置の上記憶装置あるい
は外部記憶装置などの書換え可能記憶媒体によって実現
される。この際、各画素が方向θと強さrの2つの値を
保持した1枚の画像として管理きれる記憶装置でも良い
し、各画素が1個の値を保持した2枚の画像として管理
される記憶装置でもよい。
次に制御部9は現在走査している合成方向画像上の位置
(x、y)を極大画素抽出部7に出力する。極大画素抽
出部7は、位置(x、y)の画素がその近傍で極大の方
向の強きを有しているか否かを判定し、極大である場合
には極大画素画像メモリ8の位置(x、y)に1を、極
大でない場合には極大画素画像メモリ8の位置(X、F
)にOを格納する。極大画素抽出部7は1またはOを格
納した後、制御部9に対して信号を送り、次の走査を促
す。制御部9は合成方向画像メモリ6の全ての位置に対
して走査を行うまで位置(x、y)を順に変更して上記
の処理を繰り返した後、全ての処理の実行を終了する。
第15図は、極大画素抽出部7の一具体例を示す詳細な
ブロック図である。直交画素抽出部10は制御部9から
現在走査している位置(x、y)を入力きれると、合成
方向画像メモリ6の位置Cx。
y)にある画素の方向の値θを読出す。続いて方向θに
直交する線の近傍にある位置の集合(p+)を求め、各
位置P、を最大値算出部11に順に送る。
最大値算出部11は、順に入力される位置に対応する合
成方向画像の強さの値を合成方向画像メモリ6から読出
し、その値の集合の最大値mを求め、極大判定部12へ
送る。極大判定部12は合成方向画像メモリ6から位置
(x、y)にある画素の強きの値rを読出し、値rと値
mとを比較し、値rが値mより4\さくなければ1を、
値rが値mより/J%さい場合はOを出力する。
上記した第1の実施例(第14図)では処理の中間画像
の記憶手段が方向画像メモリ4と合成方向画像メモリ6
の2つが必要である。第16図は中間画像の記憶手段を
一つにした一実施例のブロック図である。1は解析され
るべき線画像を格納する画像メモリ、2は一定の順序で
所定の大きさWの範囲内にある局所線素画像を画像メモ
リ1から読出す画像切出し部、3は予め定められたT個
の方向の線素が該局所線素画像内の中心に存在する信頼
性をT個の方向について求める方向抽出部、13は少な
くともT個の方向に対する線素が存在する信頼性を一時
的に記憶する信頼性メモリ、5は該信頼性メモリ13内
のT個の信頼性を基に各画素における方向とその信頼性
を決定する方向合成部、6は該方向合成部5によって求
められた方向とその強さを1画素として構成された合成
方向画像を合成方向画像として記憶する合成方向画像メ
モリ、7は該合成方向画像内で極大値をとる画素か否か
を判定する極大画素抽出部、8は該極大画素抽出部7に
よって求められた判定結果の真偽を1画素として構成き
れた極大画素画像を記憶する極大画素画像メモリ、9は
走査している画像上の位置を制御し、画像切出し部1な
いし極大画素抽出部7の実行の制御を行う制御部である
制御部9は、まず現在走査している入力画像上の位置(
x、y)を画像切出し部2に出力すると共に、合成方向
画像上の位置(K工、に、)を方向合成部5に出力する
。画像切出し部2の動作は第1の実施例における画像切
出し部2の動作と同一である。方向抽出部3は第1の実
施例と同様に公知の技術によって実現される。方向抽出
部3は画像切出し部2が出力した局所線素画像fに対し
て得られたT個の信頼性を信頼性メモリ13に格納する
。また、第1の実施例では制御部9に対して信号を送り
走査を促したが、本実施例ではこれを行わない。信頼性
が信頼性メモリ13に格納きれると、制御部9は方向合
成部5を起動する。方向合成部5はT個の方向に対する
信頼性を信頼性メモリ13から読込み、第1の実施例と
同様に式(1)ないしく4)で定義きれる計算を行い、
合成された方向θと強さrを算出し、合成方向画像メモ
リ6の位置(K工、に、)に格納する。方向合成部5は
位置(K工、に、)に対する方向θと強さrを格納した
後、制御部9に対して信号を送り、次の走査を促す。制
御部9は入力画像を次に走査する位置(x、y)を一定
間隔で変更すると共に次に格納する位置(K工、に、)
を変更し、位置(x、y)の走査が入力画像の前面につ
いて終了するまで順に繰返す。
次に制御部9は現在走査している合成方向画像上の位置
(x、y)を極大画素抽出部7に出力する。極大画素抽
出部7の動作は第1の実施例と同一である。極大画素抽
出部7は極大画素画像メモリ8の位置(x、y)に判定
結果の1またはOを格納した後、制御部9に対して信号
を送り、次の走査を促す。制御部9は合成方向画像メモ
リ6の全ての位置に対して走査を行うまで位置(x。
y)を順に変更して上記の処理を繰り返した後、全ての
処理の実行を終了する。本実施例は中間的な方向画像を
記憶するメモリを必要としない一実施例である。
上記の第2の発明の実施例では、画像切出し部2、方向
抽出部3.丈方向成部5.直交画素抽出部10.最大値
算出部11.極大判定部12を個別の手段として実現し
たが、方向画像メモリ4もしくは信頼性メモリ13及び
合成画像メモリ6をマイクロプロセッサに代表される情
報処理装置が直接参照できる記憶装置として実現する場
合には、画像切出し部2.方向抽出部3.方向合成部5
.直交画素抽出部10.最大値算出部11.極大判定部
12を同一もしくは複数の情報処理装置上のプログラム
によって実現することも可能であり、この場合でも同様
の処理結果が得られることは明らかである。
(発明の効果) 本願発明では所定の視野内の線素の存在を信頼性という
多値で算出した後、信頼性の2次元的な分布の極大値を
取ることによって線画像の中心の構造を抽出しているか
ら、線画像のかすれや線幅・方向の局所的な揺らぎに影
響きれにくい特徴を持つ。また広i囲の画素の構造の様
子を判定する処理を有していないので、単純な処理で実
現可能な線構造の屏析方法および装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願の第1の発明の処理フローを示す図、第2
図は所定方向画像生成処理の詳細な処理フローを示す図
、第3図は方向線素の方向の例を示す図、第4図は入力
線画像の例を示す図、第5図は第4図の入力線画像に対
する方向画像の例を示す図、第6図は方向画像合成処理
の詳細な処理フローを示す図、第7図は第5図の方向画
像を合成した合成方向画像の例を示す図、第8図は極大
画素抽出処理の詳細な処理フローを示す図、第9図は直
交画素を求める範囲の第1の例を示す図、第10図は直
交画素を求める範囲の第2の例を示す図、第11図は第
7図の合成方向画像上で直交画素を求める第1の例を示
す図、第12図は第7図に対する極大画素画像の例を示
す図、第13図は第7図の合成方向画像上で直交画素を
求める第2の例を示す図、第14図は本願の第2の発明
の第1の実施例を示すブロック図、第15図は第14図
実施例における極大画素抽出部の一具体例を示す詳細な
ブロック図、第16図は本願の第2の発明の第2の実施
例を示すブロック図である。 1は線画像を格納する画像メモリ、2は所定の大きさW
の範囲内にある局所線素画像を読出す画像切出し部、3
は線素が該局所線画像内の中心に存在する信頼性を求め
る方向抽出部、4は方向画像を記憶する方向画像メモリ
、5は各画素における方向とその信頼性を決定する方向
合成部、6は合成方向画像を記憶する合成方向画像メモ
リ、7は極大値をとる画素か否かを判定する極大画素抽
出部、8は極大画素画像を記憶する極大画素画像メモリ
、9は走査している画像上の位置を制御し、画像切出し
部1ないし極大画素抽出部7の実行の制御を行う制御部
、10は画素の方向に直交する位置にある画素の集合を
求める直交画素抽出部、11は画素の強さの最大値を求
める最大値算出部、12は最大値との比較を行って極大
をとる画素か否かを判定する極大判定部、13は複数の
方向の信頼性を一時的に保持する信頼性メモリである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)解析される線画像を格納している画像記憶装置を
    一定の順序で走査して所定の大きさの範囲内にある局所
    線素画像を読出し、 前記局所線素画像内の中心に予め定められた複数方向の
    線素が存在する信頼性を各々の方向について決定して、 前記の複数の方向に対する信頼性を合成して前記局所線
    素画像の方向とその強さを決定し、前記の処理を与えら
    れた入力線画像上で一定の間隔ごとに行って得られる合
    成方向画像において2次元的な極大値をとる画素を求め
    ることによって与えられた線画像の線構造を抽出する線
    画像解析方法。
  2. (2)解析されるべき線画像を格納する画像記憶手段と
    、一定の順序で所定の大きさの範囲内にある局所線素画
    像を読出す画像切出し手段と、予め定められた方向の線
    素が該局所線素画像内に存在する信頼性を各々の方向に
    ついて求める方向抽出手段と、各方向に対する線素が存
    在する信頼性を記憶する方向画像記憶手段と、該方向画
    像記憶手段内の複数の方向画像を基に各画素における方
    向とその信頼性を決定する方向合成手段と、該方向合成
    手段によって求められた方向とその強さを合成方向画像
    として記憶する合成方向画像記憶手段と、該合成方向画
    像内で極大値をとる画素を求める極大画素抽出手段と、
    該極大画素抽出手段によって求められた画素を記憶する
    極大画素画像記憶手段とを備えてなる線画像解析装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0796945A (ja) * 1993-09-20 1995-04-11 Niihama Pump Seisakusho:Kk キッチンロールペーパー収納容器

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