JPH01123673A - アルミニウムの防黴菌性・親水性表面処理方法 - Google Patents

アルミニウムの防黴菌性・親水性表面処理方法

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JPH01123673A
JPH01123673A JP28074687A JP28074687A JPH01123673A JP H01123673 A JPH01123673 A JP H01123673A JP 28074687 A JP28074687 A JP 28074687A JP 28074687 A JP28074687 A JP 28074687A JP H01123673 A JPH01123673 A JP H01123673A
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aluminum
treatment
acid
hydrophilic
salt
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JP28074687A
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Ryosuke Sako
良輔 迫
Akihiko Hasebe
長谷部 昭彦
Akira Nishihara
西原 瑛
Hiroshi Okita
置田 宏
Yasunobu Matsushima
松島 安信
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Nihon Parkerizing Co Ltd
Original Assignee
Nihon Parkerizing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、金属表面、特にアルミニウムもしくはアルミ
ニウム合金(以下、アルミニウムと総称する)表面の防
食防11菌性で且つ親水性を右する表面処理方法に関し
、さらに詳しく述べるならば、アルミニウム製熱交換器
に使用されるアルミニウム材の防食防黴菌性でHつ親水
性を右する表面処理方法に関するものである。    
 −(従来の技術) 従来、アルミニウム栂熱交換器及びそれのフィン等にお
いて、白錆防止を目的とした表面処理が行われておりζ
法衣面処理としては陽極酸化皮膜、並にm詣皮膜処Fl
(611iクロムを含有させたものを含む)などである
が、これらの皮膜表面は水濡れ性がほとんどなく、むし
ろ撥水性がある。又、クロメート化成皮膜処理なども行
なわれているが、り0メート化成皮膜は皮膜形成初期に
は多少の水濡れ性があるが、それだけでは十分でない。
クロメート化成皮膜は特に加温乾燥条件下における絆時
によって、親水性面から疎水性面に変化する傾向がある
一方熱交換器の多くは、放熱あるいは冷却効果を向上さ
せるために放熱部および冷却部の面積を出来る限り大き
くとるI FU 81されているため、フィンの間隔が
極めてせまい。このため、冷却用として用いる場合、人
気中の水分が熱交換器表面、特にフィン間隙に凝集した
水は、フィン表面が疎水性面である程水滴になり易く、
月っフィン間隙で目詰まりを起して通風抵抗が増加し、
熱交換率を低下させる。
又、フィン間隙に溜った水滴は熱交換器の送風機によっ
て爪敗し易くなり、熱交換器の下部に設置した水滴受皿
で受けきれず、熱交換器の近傍を水で汚す。
従って、水滴がフィン間隙に残り水滴による目詰りを起
させない掻にするため、アルミニウム表面に親水性を与
え、水濡れ性を向、卜させる処ill!が提案されてい
る。
特に、水ガラス等の珪酸塩でアルミニウム表面を処理す
る方法は、水濡性、耐熱性が高く、価格も安いことから
、親水性処理として広く採用されている。その処理法と
しては、化成処理したアルミニウム上に直接珪111J
P水溶液を塗布したり、アルミニウム上に予め有機高分
子皮膜を形成後、この上に珪酸塩溶液を塗布する方法等
が提案されている。
例えば、特開昭50−38.645号公報で番よ、アル
ミニウム材をアルカリ金属炭酸塩とアルカリ金属クロム
MMAあるいは重クロムM塩を含む溶液で処理後、アル
カリ金属珪MrAで処理し、親水性コーティングを形成
する方法が提案されている。
米国特許第3.989.550号はフッ素、クロム酸及
びリン酸の各イオン含有液で処l!!!優、アルカリ金
属珪酸塩で処理後加熱する親木化処即方法である。
ざらに、特開昭54−57.264号では、アルミニウ
ム製のプレートフィン型熱交!に器の表面をケイ酸化合
物を会合水溶液(ハ)で処理した後、アルカリ土類金属
化合物を含有したアルカリ性水溶液0)で処理すること
によって、アルミニウム表面に化成皮膜を形成して耐食
性と親水性を同時に付与させるようにした熱交換器が提
案されている。
また、特開昭57−82.467号では、アルミニウム
材の表面にアルカリ珪酸質の水溶液を塗布して乾燥させ
た後、硝M等の酸により中和して防食皮膜を形成すると
熱水に対するアルミニウム表面の変色を防止し得るのみ
ならず、耐食性も向りするという後処理による物性向、
Lを試みた提案がある。、[金属表面技術協会、技術講
演大会認旨集p、46昭57] 特開昭61−84.383号は、アルミニウム材の表面
に、ホウM塩を添加したアルカリ金属ケイM塩の水溶液
を塗布乾燥後、無n酸、有機酸およびそれらの酸性塩の
水溶液を塗布することを特徴とした熱交換器用アルミニ
ウム材の表面処理方法の提案がある。
ここで、ホウ酸塩としてはKBO,、、CaB  O、
Na21340.が、また、無R1・′有1[およびそ
れらの酸性塩としては、リン酸もしくはリン酸2水素塩
、タンニン酸、ミオイノシトールへキサフォスフェート
、ポリアクリル酸又はそれらの塩が好適例として示され
ている。
更に、ホウ酸塩の代りに多価金属酸化物および多価金属
塩、又は金属水酸化物もしくはリン酸アルミナなどを用
いることができるとしてはいるが、具体的方法は述べら
れてい’tKい。
而して、該提案の効果としては、処理されたフィン材の
後側コ、u、Vに於1プる塗布81滑油のケン化防止と
耐食性の向上が挙げられている。
一方、家庭用冷暖房空調機やカーコーアコンの運転時特
に、運転開始時にファンの送1虱に伴って悪臭が部屋、
車室内に送られ室内に充満するという問題がある。この
悪臭の発生は空調機おを設置してからの経過年月の長い
程強くなる傾向にあり、その原因は空調機、特に熱交換
器のフィン上、又はフィン間にバクテリアや黴が繁殖す
ることが原因であるとされておりこの防止方法として、
運転初期の空気をバイパスを用いて室外に放出したり、
殺菌灯を用いて殺菌したりする方法も提案されているが
、最も効果的なのは熱交換器自身に防菌・防黴剤含有塗
料を塗布する方法である。
空調機用の熱交換器、フィルター、ダクト等に防菌剤・
防WI剤を含有する塗料を塗布して悪臭を防止し、場合
によっては、併せて熱交換器に水濡性をも付与する方法
としては、次の如き方法が知られている。
例えば、特開昭58−10.051.58−10.05
2.58−101.717.58−1”02.073.
59−124.428.59−199.339.60−
50,397.61−168゜675の各号公報等が提
案されてい゛る。
しかし、これらはすべて有機化合物又はその金f!塩系
の防黴、防菌剤が主体である。ただ、最少の特開昭61
−168,675号のみフッ化ソーダとメタホウ酸バリ
ウムが挙げられている。
ホウM(オルトホウ酸、及びメタホウM等のオルトホウ
酸数分子より脱水した形の三酸化ニホウ素が水化して生
ずる酸素酸を含む)及びその塩が防黴、防菌作用がある
ことは公知である。[例えば、日本薬局方、防菌防黴ハ
ンドブック(日木防菌防黴学会編、技報堂出版)]。
メタホウ酸バリウムを主成分とする防錆顔料Busan
 11−Ml  (米国、Buclvan I−abo
ratorias。
Inc、製)が塗料やプラスチック用として防黴菌性を
も有するものとして売られておりEPAのNo。
1448−17−AAとして登録されている11粒径は
2μm以上が約65% 1〜2μmが約15% 1μm
L1μm的10%である。
また、特開昭56−81.373号公報にはホウ酸亜鉛
を含む防黴塗料が、特開昭60−146゜807号公報
には、過酸化水素およびホウ酸を含有する防黴剤(アク
リル酸重合体等の増粘剤を添加して浴室天井等に塗布使
用する例が示されている。特開昭60−90.266号
公報ではリン酸化合物とホウ酸化合物とCa、Sn、B
a1Zn、AI又はこれ等にさらにケイ酸化合物を加え
て反応させて得られる新規顔料が塗料用として防錆性の
他に防黴剤として−bO効であると述べている。
(発明が解決しようとする問題点) 前述の如く、熱交換器及びそれ用のフィン材アルミニウ
ムに対する親水性処理、防黴・防菌処理方法は数多(知
られており、また、上記双方の効果を併せ持った処理剤
の提案もなされている。
しかし、これら公知の防黴・防菌性親水処理方法には次
記の如き欠点がある。すなわち、熱交換器の表面処理剤
に於て、親木性能の高いものを目標とする場合には、親
水性の高い有g!i高分子又は本提案に使用する水ガラ
スが一般に使用されるが、これらのものは、水溶性であ
り、引火の危険性や環境問題からも親水性処理液の溶媒
には水が用いられるのが普通である。これに防黴剤を添
加する際に、水溶性の防黴剤例えばp−ヒドロキシ安息
香酸、サルデル酸、ソルビン酸及びそれらの塩や硼砂等
の水溶性のものを用いれば均一溶解混合は容易であるが
、これら水溶性のものは空調機運転の際に、凝縮水に溶
出するために、持続性が短い欠点がある。故に、持続性
の点からは水に不溶又は難溶性の有機系防黴剤を適当な
溶媒に溶w後に乳化分散させたり、無機系、有機系共に
防黴剤を微粉砕後水に懸濁させてから親水処理液へ添加
覆る方法がとられる。しかし、これらの方法でつくられ
た親水性処理液では、乳化された防黴剤が沈降9分離し
たりする液自身での安定性問題の(よか、塗布乾燥時に
親水性ポリマーや水ガラスと相分離して均一な皮膜をつ
くりにくい欠点がある。
一方、熱交換器のフィン間隙は狭く、伝熱効率やコスト
の点からも、塗布される親水性塗膜は乾燥侵は1μm以
下と、極力薄膜化することが1!まれでいる。このため
粉末を直接微粉砕して懸濁させる際には微粉砕する必要
があるが、それにも限度があるため、防黴剤粉をll!
濁させた親水性処理剤を用いて生成させた塗膜では完全
な被覆ができず、ビンボールが多発し、耐食性の低下を
招く。
(問題点を解決するための手段) 本発明各らは、前述の問題点を解決すべく種々検討の結
果、ケイ酸のアルカリ金属塩および(または)第4級ア
ミン塩、すなわち、いわゆる水ガラスとホウ酸および(
または)その水溶性塩を含有する親水性処理水溶液をア
ルミニウム上に塗布し、加熱乾燥して均質な塗膜を形成
させた後に、更に多価金属の塩又は水酸化物の1秤又は
2種以上を含む溶液で処理することによって、親水性、
耐食性、紡機性が高く、後加工時の潤滑油塗布性に問題
がなく、初期臭及び経時臭の低い、防黴菌性の親水性表
面処理を施せることを見出した。
ここで使用する水ガラスとしては S i O2/M、、O(MはLi、Na、にの中から
選ばれた1種)のモル比が1〜17通常はMがNa又は
Kで2〜4のアルカリ珪l!l塩(以下、水ガラスと総
称)4級アミン水ガラス[例えば日産化学曲のキャスー
40−25 (商品名)]が主体の水溶液である。
また、本発明でいうホウ酸とは、三酸化2ホウ素が水化
して生ずるi11木酸、例えば、オルトホウ酸、メタホ
ウ酸、四ホウ酸などである。
水ガラス、殊にS i 02 /M20比の高い水ガラ
スは酸性物質と混合すると凝固し易いので、ホウ酸を混
合する場合、特に量を多(加える場合には中和された水
溶性塩、例えばホウ酸ナトリウム、カリウム、リチウム
の形で使用するのが望ましい。
但し、一部ホウ酸アンモニウムの混用も可能である。
水ガラスとホウ酸及び(又は)これらのホウ酸塩の混合
水溶液に場合によりこれに上記水ガラスと混合水溶液を
つくり得る水溶性の有機高分子、例えば、ポリビニルピ
ロリドン、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、マレイ
ン酸、イタコン酸などの不飽和酸の重合体、共重合体の
水溶性塩、ポリアクリルアミド、メタクリルアミド及び
それらの、A1体の重合体、共重合体;ポリアクリルア
ミド、メタクリルアミドの部分加水分解物、ポリビニル
アルコール、゛ポリ2−ヒドロキシアクリレー1・、ポ
リスチレンスルホン酸アルカリ塩、プルラン等が混用さ
れる。
ここで得られる水溶液中の組成比(重量比)を示せば、
水ガラス100部に対して、ホウMPA5〜100部好
ましくは20〜60部、が適当であり、水ガラスとホウ
酸塩の和10o部に対し、有機高分子は0〜100部、
好ましくは0〜60部が用いられる。
勿論上記の他に界面活性剤、レベリング剤、ホウ酸系以
外の防菌剤、芳香剤、着色剤、消泡剤、防錆剤等の添加
も可能である。
また、親水性増加のために、シリカゾル、アルミナゾル
Mの親水性金属酸化物ゾルの添加も妨げるしのではない
このようにして得られた親水f1処理溶液が、アルミニ
ウム表面に直接、又は化成処理もしくは有機ポリマー系
プライマー処理して後に塗布乾燥される。
ここでアルミニウムとはアルミニウム合金をも含み、板
状のフィン材又は熱交換器に組み立てられて後に塗布さ
れるが塗布方法については特に制限はない。すなわち、
刷毛塗、浸漬、噴霧、ロール、フローコーティングなど
、塗布対象物の形状や製造量などによって適宜選択され
るが、板状のフィン材については、通常はロールコーi
・法が、組立品については浸漬コート法が使用される。
親水処理剤を塗布されたアルミニウム材又はアルミニウ
ム製熱交換器は、水洗されることなく、加熱乾燥により
親水処理皮膜が形成される。この皮膜の厚味も特にv1
限はないが、通常は0.02〜2μ、好ましくは0.0
5〜1μ程度が適当である。
加熱乾燥は、通常熱風乾燥炉にて行われるが、その他赤
外乾燥等も用いられる。
熱風乾燥炉は、熱風を吹込む孔を有し、その孔から熱風
を吹込み、炉の中をアルミニウム製熱交!!!!器等を
通過させて乾燥させる。
乾燥条件は、乾燥する部分によって若干差があるが、8
06〜300℃で5秒〜30分間行う。
なおこの場合、当然低温でCよ時間を良くし、高温では
時間が短い。
この親水性塗膜は、引続き多価金属の水溶性塩で処理さ
れる。処理方法としては平板状フィン材、熱交JA器共
に浸漬処理するのが適当であるが、平板状フィン材の場
合は噴霧、ロール、カーテン塗布等種々の方法も採用可
能である。
多価金属としては、マグネシウム、カルシウム、ストロ
ンチュウム、バリウム、アルミニウム、チタン、ジルコ
ニウム、クロム、モリブデン、マンガン、鉄、コバルト
、銅、亜鉛、錫等使用可能であるが、環境問題、電位、
コスト等を勘案すればマグネシウム、カルシウム、バリ
ウム、鉄が好ましく、特にマグネシウム、カルシウム、
バリウムまたは亜鉛化合物の水溶液が最も適当であるが
、勿論アルコール等の水浦性溶媒の混合も可能である。
対イオンとしては、水溶性であれば勿論制限はないが、
耐食性の点からは(亜)硝酸、フッ酸、(重)炭酸塩や
水酸化物が適当である。ここで、溶液濃度としては金属
イオンでO,’ 01  mol/J・I」20以上の
溶解度があれば処理゛可能であるが0、1 101/j
!・820以上とすることが効果的である。上限濃度と
しては経済的な面及び水洗しない場合+i s inが
多過ぎると熱交換性能が低下するので、好ましくは金属
イオンで3101/J!・1120以下、更に好ましく
は2mol/j!・H20以下で用いる。
平板を浸漬処理する場合などにある程麿の溶解度があれ
ばスラリーの使用、例えば石灰乳等の使用も可能である
液性についても特に限定はないが、多価金属の珪酸塩を
分解する如き強い酸性液は好ましくなく、好ましくはp
113〜13、更に好ましくはpH4〜12の水溶液を
用いる。
多価金1112!の水溶液には、本出願の後処即効果を
損わない限り、種々の添加剤の添加が4容される。
例えば、界面活性剤、消泡剤、防菌剤、芳香剤、着色剤
、などの他、クロム酸クロメート化成処理を行った場合
は、Cr6+の還元剤、例えばヒドラジン塩などの添加
々り1]ム溶出防止に有効である。
また、アルミニウム平板上にロールコート処理により多
価金i塩水溶液を塗布する場合には、贈粘剤、レベリン
グ剤、界面活性剤等の添加が有効である。
更に、水酸化カルシウム水溶液又はスラリーを用いる場
合には、水酸基含有有機化合物を添加して溶解度を増し
て使用することもできる。
処理条件例えば処理温度、時開についても特に制限はな
い。温度を高くした方が、短時間で良いがコスト的な面
からは常温処理が望ましい。
(作用) 本発明者らは、先に水ガラス系親木処理剤をアルミニウ
ム材表面に塗布乾燥後、多価金属塩含有溶液によって処
理することにより、耐食性、親水性、初期臭気性、皮膜
密着性および加工性の良好な親水性皮膜が得られること
を見出し、特許出願した。〈特願昭62−179028
号及び62−179029号) 本発明の親水性皮膜は上記出願と同様の効果を有するこ
とは勿論であるが、更にこれに防黴菌効果が加わり初期
臭気のみならず、バクテリヤや黴の発生に起因する、い
わゆる経時臭の発生をも防止し1!することを見出した
ものである。
これはアルミニウム表面にケイ酸のアルカリ金属塩およ
び(または)ff74級アミン塩とホウ酸および(また
は)その水溶性塩を含む溶液を塗布し、加熱乾燥す、る
ことによりアルミニウム表面に安定した皮膜が形成され
、水ガラス系の親水性処理液に添加されたホウ酸および
(または)水溶性ホウ゛酸塩が、後の多価金a塩の水溶
液により、イオン交換的に難溶性の多価金属塩に変化す
ることによって、熱交換器、作a時に生ずる凝縮水によ
って乙流出除去され難く、長期間に亘って防黴菌効果を
保つばかりでなく、僅かに水溶性を有するために、熱交
JIA器フィン材表面に後から付着した塵埃にも移行し
て防黴菌性を発揮するものと思われる。
また、多価金属イオンは水ガラス、すなわち珪酸とホウ
酸の闇に入って金属架橋をつくり、親水性皮膜のネット
ワークを強化する作用もあると考えられる。
以下実施例によりさらに本発明を説明する。
(実施例) 実施例における試験法は次のとおりであった。
試験法 ・接触角  固体表面上に静置した直径1〜2am(親
水性) の小水滴の接触角をF A CE接触角計CA
−P型(協和界面化学)を用 いて測定した。
加工後初期のもの、流水浸漬1週間 後のもの、についてそれぞれ測定し た。
加工後初期のもの、及び室温で流水 中に8日R浸漬後、80℃で16 ト1R1乾燥Jる処理をl cycleとし、5cyc
+e後の対水接触角で示す。
・耐食性  塩水噴霧試験法JIS  Z−2371に
基づく白錆面積が5%に達する 迄の噴霧テスト時間で示す。
・防黴菌性 30I11x30aI角に切−断した流水
浸漬1311間後の試料アルミニウム板を乾熱殺菌し、
90mペトリ皿の寒天 培地の中央に張り付け、予め熱交換 器表面の付着物より分離培養した微 1物懸濁液1mを培地の表面と試験 片上に均等に散布後28℃で3週間 培養後判定した。
判定  繁殖程度 0  繁殖なし 1  極めて僅かに繁殖 2  僅かに繁殖 3  中度に2!i殖 4  多?Hに繁殖 ・臭気性(初期臭) 処理板に湿潤空気を吹きつ【ノだ時の 臭気を5点法で、10人で評価した。
無処理板    5点 評価基準  クロメート処理→水ガラス処理→硝酸処理
板  1点 ・密着性  セロテープを親水塗膜に貼付け、急激に剥
離した際の外観から判定した。
・l11滑油塗布性 パンチングオイル AF−8F(
加工性)    [出光石油(株)]に浸清し、1分間
放置後の油の塗れ性を目 視判定した。
実施例1 0.1m厚のアルミニウム板(規格A−1100)の表
面にSiO/に20モル比−3のカリ水ガラス100部
(固形分換n)とホウ酸カリウム’351g5の混合水
溶液(不揮発分7%)を乾燥膜厚が0.4μmになるよ
うに塗布し、200℃のオーブン中で3分1m加熱乾燥
した。
この板を硝酸カルシウムの3%水溶液中に30秒間2!
2漬処11! fft水洗し、200℃オーブン中で2
分間乾燥した。
実IM例2 クロム酸クロメート処理した前記同様のアルミニウム板
に、水溶性ポリウレタン(第一工業!l薬(株)エラス
I・ロンA−42)を塗布し、200℃で3分間乾燥し
た。塗膜厚は、約0.3μであった。この上に実施例1
と同様に親木処理液を塗布するなど、上記同様の工程で
処理した。
実施例3〜6 表1@照 実施例7 クロム酸り[1メート処理したアルミニウム熱交換器を
固形分比で、3号水ガラス100、メタホウ酸ナトリウ
ム40、ポリアクリル酸ソーダ60部の混合水溶液(固
形分濃度5%)に浸)aして引上げ、付着液を良くきり
、200℃で5分間乾燥後、bI11酸カルシウムの3
%溶液に1分間浸漬して引上げ、200℃オーブンで2
分間乾燥した。
比較例1および2 ホウ酸カリウムを除いた以外、実施例1または2と同様
に処理した。
比較例3 硝酸カルシウム水溶液処理を除いた以外、実施例1と同
様に処理した。
比較例4 rtIMバリウムの代りにリン酸を用いた以外、実施例
3と同様に処理した。
比較例5 ホウ酸カリウムを添加せず、硝酸バリウム水溶液洗浄の
代りに硝酸洗浄をした以外は、実施例4と同様に処理し
た。
比較例6 実施例1のホウ酸カリウムの代りにメタホウ酸バリウム
の水性スラリーを用い硝酸バリウム水溶液洗浄を除いた
以外、実施例4と同様に処理した。
但し。この場合、スラリー添加後暫くして液はゲル化す
るので直早く塗布することが必要である。
比較例7 メタホウ酸プトリウムを添加せず、硝酸カルシウム水溶
液洗浄の代りに、リン酸洗浄をした以外は実施例7と同
様に行った。
本比較例と実施例7の熱交換器を使用して空調機を組み
立て、各々の熱交挨各に前述の防黴菌性試験に用いたの
と同様の微生物懸濁液2mを添加した、温培養水(水1
00m、ブドウ糖4g、ペプトン1g、寒天0.5g)
約10′−を噴霧して24時間放置後、冷房運転1時間
室温放置6時間冷房運転1時間、室温放置16時間のサ
イクルを10サイクル反復し、次の冷房運転開始時の臭
気を10人で評価した結果、実施例7のものは平均3.
8点であったのに対し、比較例7のものは、2.3点で
あった。
実施例1〜7おにび比較例1〜7の結果をまとめて表1
に示した。
本願発明は、実施例1〜7にも示ずとおり、比較例1〜
7に比較して、親水性、耐食性、初1訂臭気性、密着生
および潤tI油塗布性のいずれにおいでも優れているの
みならず、防黴菌性においても優れた結果を示している
(発明の効果) 本発明の処理方法により、アルミニウム表面の親水性、
耐食性、初期臭気性、密着性および潤滑塗布性が良好と
なるばかりでなく防a菌性においても優れた効果を示す
特に、防黴菌性については、その持続性においても顕著
な改良効果が得られた。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アルミニウム表面を、化成処理または有機ポリマ
    ー系プライマー処理した後、或いは処理せずして、ケイ
    酸のアルカリ金属塩および(または)第4級アミン塩と
    ホウ酸および(または)その塩を含有する親水性処理溶
    液を塗布し、加熱乾燥してアルミニウム表面に形成され
    た該皮膜を、さらに多価金属の塩又は水酸化物の1種又
    は2種以上を含む溶液で処理することを特徴とするアル
    ミニウム表面の防黴菌性・親水性表面処理方法。
  2. (2)前記ホウ酸および(または)その塩がオルトホウ
    酸、メタホウ酸もしくは四ホウ酸および(または)その
    塩であることを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記
    載の防黴性・親水性表面処理方法。
  3. (3)前記アルミニウム材がアルミニウム製熱交換器用
    である特許請求の範囲第(1)項記載のアルミニウム表
    面の防黴菌性・親水性表面処理方法。
  4. (4)前記多価金属がマグネシウム、カルシウム、バリ
    ウムまたは亜鉛である特許請求の範囲第(1)項記載の
    アルミニウム表面の防黴菌性・親水性表面処理方法。
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