JPH01123188A - 路面凍結検知装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は冬季における路面凍結を検知する路面凍結検知
装置に関するものである。

従来の技術 従来、この種の路面凍結検知装置の温度検出装置は、第
３図に示すようになっている。すなわち車輛の通行を考
慮して路面より１０ａｎの位置に配管材１０２により配
線された路面温度センサ１０゜が埋設されている〇 また前記路面温度センサ１ｏｏは、舗装用アスクアルド
充填のためセンサキャップ１０１で保護されている。

そして第４図に示すように前記路面温度センサ１ｏｏで
計測された路面温度を信号に変換する路面温度信号出力
部１ｏと、大気温度信号出力部１６と大気湿度信号出力
部１６からの信号を受けて大気露点温度の演算を行い信
号量゛力する演算器１１と、前記路面温度と路面温度と
大気露点温度の差がともにゼロ℃以下となるときに凍結
を判定する凍結判定部１２と、凍結警報を出力する警報
出力部１３を備えた路面凍結検知装置の構成としていた
０ この構成において前記大気露点温度信号と、路面温度信
号の差を演算器１４で計算し、前記演算器１４からの出
力信号が凍結判定部１２でゼロと判定されたとき警報出
力部１３を駆動するものであったＯ 発明が解決しようとする問題点 このような従来の構成では、路面温度を計測する路面温
度センサが路面に埋設されているため池熱の影響を受け
、実際に凍結する路面表面の温度より遅延して変化する
。そのため、路面表面の温度は凍結条件に達しているの
にもかかわらず、路面温度計測部（路面内部）の温度が
路面表面よりも高いため凍結条件に達せず凍結警報が出
力されなかったり、路面温度上昇時、日射により路面表
面温度が急速に上昇して０・℃以上の解凍の条件であっ
ても、路面温度計測部は熱が伝わらす０℃以下で凍結警
報が出力され続けていた。

また、路面温度センサにはサーミスタや熱電対を使用す
るため、経年変化にする劣化を生じる。

そのため路面温度センサは定期的な校正が必要であるが
、路面に埋設されているため困難であるという問題があ
った。

本発明はこのような問題点を解決するもので、路面温度
センサの定期的な校正が容易にでき、かつ路面表面の温
度を確実に計測し、路面表面状態と合致した正確な凍結
検知を行うことのできる路面凍結検知装置を提供するこ
とを目的とするものである。

問題点を解決するための手段 この問題点を解決するために本発明は、路面の一部に地
熱の影響を受けない空間を設け、その上部に路面表面と
同じ状態を造り出す路面板を設置し、前記路面板に一端
を密接固定した熱伝導材を路面外に配設し、前記熱伝導
材の他端に路面温度センサを備えた構成としたものであ
る。

作　　用 この構成により、地面の影響を受けることなく、路面の
表面温度を熱伝導材を介して路面外で温度計測を行い、
凍結検知することとなる。

実施例 以下本発明の実施例を図面にもとづき説明する。

第１図および第２図において路面の一部に凹部を設け、
凹部の内側には容器状のコルク６を設けて断熱空間７を
形成している。また断熱空間７の周りの路面には座ぐり
を設けている。前記断熱空間７の上部にはステンレス板
１を載置し、座ぐり部にパツキン９を介在させ、路面８
と同一表面となるように埋込ポルト３により取りつけて
いる。前記ステンレス板１の中央部下面には、熱伝導率
を良くするために凹面を形成していて、この部分にヒー
トパイプ４の一端がステンレス板１に密接するよう固定
板１０で固定さｈている。また前記ヒートパイプ４は路
面外に断熱材２で覆われて配設され、その先端に路面温
度センサ６を固定バンド１１で固定している。前記路面
温度センサ６からはリード線が導出されており、所要の
配線が行われている。

上記構成において、ステンレス板１の表面状態はヒート
パイプ４により路面外に再現され、路面温度センサ６に
より検知される。検知された信号は先に述べた計測部、
すなわち第４図の計測部に入力され、前述と同様に計測
を行う。

なお、本実施例にて路面板にステンレスを使用している
が、ステンレスとアスファルトの温度差が殆んどないこ
とは実験により確認されている。

この結果を第５図に示す。

以上のように本実施例によれば、路面板の材質をステン
レスにしたことにより腐蝕に対する問題がなくなり、か
つヒートパイプ４という電気や機械などの駆動部を必要
とせず熱伝達ができる熱伝導材を埋設しているため、路
面での定期的な校正や点検が不必要となる。また、ヒー
トパイプ４は金属で覆われ九パイプ構造であることより
、熱電対等のように配管材で保護して配管する必要がな
く、作業が容易となる。

さらにヒートパイプ４を用いたことにより熱応答性が優
れているため、路面表面の状態変化に即応して計測する
ことができる。

発明の効果 以上の実施例の説明からも明らかなように、本発明は断
熱空間を形成することにより地熱との係わりを断ち、路
面表面の温度を計測できるため、路面表面の状態に即し
た凍結検知ができる。また熱伝導材にて路面外に温度計
測部を設けたことにより、定期的な校正が容易にでき、
その実用的効果は大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の路面凍結検知装置の路面温
度計測部の破断側面図、第２図は回路面凍結検知装置の
路面温度計測部の要部破断斜視図、第３図は従来の路面
凍結検知装置の路面温度計測部の側面図、第４図は回路
面凍結検知装置のブロック図、第５図は大気温度と路面
温度等の相関図である。 １・・・・・・ステンレス板、４・・・・・・ヒートバ
イブ、５・・・・・・路面温度センサ、７・・・・・・
断熱空間、８・・・・・・路面。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第　
　２　　図　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　１−一−ステンし又１に第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 路面の一部に地熱の影響を受けない空間を設け、その上
   部に路面表面と同じ状態を造り出す路面板を設置し、前
   記路面板に一端を密接固定した熱伝導材を路面外に配設
   し、前記熱伝導材の他端に路面温度センサを備えた路面
   凍結検知装置。