JPH01121166A - 非接触研磨装置 - Google Patents
非接触研磨装置Info
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- JPH01121166A JPH01121166A JP62278470A JP27847087A JPH01121166A JP H01121166 A JPH01121166 A JP H01121166A JP 62278470 A JP62278470 A JP 62278470A JP 27847087 A JP27847087 A JP 27847087A JP H01121166 A JPH01121166 A JP H01121166A
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Landscapes
- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(ト)技術分野
この発明は、非接触研磨装置の改良に関する。
非接触研磨方法は、表面に螺旋溝を切った錫の定盤を回
転させ、錫定盤の上に研磨液を供給し、被加工物を研磨
液の動圧力によって浮かせた状態で被加工物を研磨する
方法である。
転させ、錫定盤の上に研磨液を供給し、被加工物を研磨
液の動圧力によって浮かせた状態で被加工物を研磨する
方法である。
研磨液は細い遊離砥粒を含んでいる。砥粒との接触によ
って、被加工物の下面が徐々に研磨されてゆく。
って、被加工物の下面が徐々に研磨されてゆく。
研磨液によってさえぎられ、定盤と被加工物とが接触し
ない。このため研磨速度は遅い。しかし、凹凸の少ない
、高い平坦度の研磨面が得られる。
ない。このため研磨速度は遅い。しかし、凹凸の少ない
、高い平坦度の研磨面が得られる。
高精度、高平坦度が要求される物の研磨法として最適で
ある。
ある。
錫定盤と被加工物が接触しないから、非接触研磨である
。
。
非接触研磨といっても、いくつかの種類がある。
以上述べたものは、フロートポリッシングともいわれる
。これは、被加工物を浮上させるからっけられた名称で
ある。
。これは、被加工物を浮上させるからっけられた名称で
ある。
フロートポリッシングに関する文献として、既に多くの
ものがある。例えば、 Y、Namba and HoTsuwa、“Ultr
a −Fine Polish−ing of 5ap
phire Single Crystal、” An
nals ofthe CIRP 261 、 P32
5 (1977)Y、Namba and HlTsu
wa、“Mechanism and SomeApp
lications of Ultra−Fine P
olishing、” Annalsof CIRP
271 、 P511 (1978)などがある。
ものがある。例えば、 Y、Namba and HoTsuwa、“Ultr
a −Fine Polish−ing of 5ap
phire Single Crystal、” An
nals ofthe CIRP 261 、 P32
5 (1977)Y、Namba and HlTsu
wa、“Mechanism and SomeApp
lications of Ultra−Fine P
olishing、” Annalsof CIRP
271 、 P511 (1978)などがある。
(イ)従来技術
従来のフロートポリッシングに用いられる錫定盤の表面
の拡大断面図を第6図に示す。
の拡大断面図を第6図に示す。
錫定盤は一枚の円盤であって、下面中央に回転のための
定盤主軸が固着されている。錫定盤の表面には、突出し
た螺旋条22が形成される。
定盤主軸が固着されている。錫定盤の表面には、突出し
た螺旋条22が形成される。
隣接螺旋条22.22の間が深い溝23になっている。
大溝23という。太溝23には、遊離砥粒を含む研磨液
が、中心から外周に向って、螺旋状に流れる。
が、中心から外周に向って、螺旋状に流れる。
螺旋条22の上面には、小さい螺旋状の溝24が形成さ
れる。小溝24と呼ぶ。ここにも、研磨液が流れる。
れる。小溝24と呼ぶ。ここにも、研磨液が流れる。
定盤21はこのように、小溝24と太溝23の二重の溝
構造となっている。これら螺旋溝は、遠心力によって研
磨液が直ちに流出するのを防ぎ、回転方向、半径方向に
流体の動圧力を均一に保つという役割がある。
構造となっている。これら螺旋溝は、遠心力によって研
磨液が直ちに流出するのを防ぎ、回転方向、半径方向に
流体の動圧力を均一に保つという役割がある。
被加工物の下面と錫定盤の上面とは、研磨動作中、非接
触である。
触である。
このため、錫定盤の大溝23、小溝24が急速に磨損す
るという事がない。
るという事がない。
しかし、錫定盤は研磨液とは接している。これによる軽
微な磨耗が起こる。機械的な磨耗だけではなく、研磨液
は砥粒の他に薬品を含むものもあり、これによる腐蝕も
起こりうる。
微な磨耗が起こる。機械的な磨耗だけではなく、研磨液
は砥粒の他に薬品を含むものもあり、これによる腐蝕も
起こりうる。
このようなわけで、錫定盤21の小溝24が、次第に磨
滅してくる。
滅してくる。
小溝24が磨滅すると、所望の動圧力が得られなくなる
。フロートポリッシュの特性が低下する。
。フロートポリッシュの特性が低下する。
小溝が磨滅すると、再切削して、小溝を再生しなければ
ならない。
ならない。
所定のピッチと高さを持った螺旋状の溝であるから、同
一軌跡にそって再切削するという事ができない。
一軌跡にそって再切削するという事ができない。
そこでいったん小溝24を全て削り落す。平坦にしてか
ら、新しく小溝24を螺旋条22の上面に切削してゆく
。
ら、新しく小溝24を螺旋条22の上面に切削してゆく
。
このような小溝の再切削を何度も繰返すと、大溝23の
深さが減少してゆく。
深さが減少してゆく。
太溝23が浅くなると、ここに貯えうる研磨液の量が少
なくなる。すると動圧力が弱くなり、被加工物を十分に
浮上させる事ができなくなる。
なくなる。すると動圧力が弱くなり、被加工物を十分に
浮上させる事ができなくなる。
被加工物を十分に浮上させる事ができなければ、被加工
物の下面が定盤に接触するので、フロートポリッシュが
できない。
物の下面が定盤に接触するので、フロートポリッシュが
できない。
すると、大溝23も再切削しなければならない事になる
。
。
大溝23も、高精度に刻設された螺旋溝である。
もとの螺旋にそって、不足した深さ分だけ切削するとい
う事が困難である。
う事が困難である。
したがって、大溝23を全て削りとり、上面を平坦にし
た後、大溝23を、螺旋状に再切削しなければならない
。
た後、大溝23を、螺旋状に再切削しなければならない
。
従来は、このような方法が採られている。
しかし、こうすると、大溝の高さ分だけ、錫定盤が薄く
なってしまう。定盤の損耗が著しい。
なってしまう。定盤の損耗が著しい。
結局、大溝の再切削の繰返しが、定盤の寿命を短くする
という事になる。
という事になる。
(ロ) 発明が解決すべき問題点
小溝切削を何回か繰返した時に大溝を再切削する必要が
あった。これは、大溝が浅くなることによって、研磨液
の貯溜量が変動し、流体の動圧力が不足するからである
。
あった。これは、大溝が浅くなることによって、研磨液
の貯溜量が変動し、流体の動圧力が不足するからである
。
そこで、大溝の深さが減少しても、流体の動圧力が変わ
らないようにすれば、このような欠点を克服する事がで
きる。
らないようにすれば、このような欠点を克服する事がで
きる。
流体の動圧力が不変であれば、大溝の再切削が不要とな
るから、定盤の損耗をより少なくすることができる。
るから、定盤の損耗をより少なくすることができる。
に)構 成
本発明の非接触研磨装置は、3つの円盤を上下に重ねた
複合定盤を有する。
複合定盤を有する。
第1図は本発明の非接触研磨装置の全体断面図である。
螺旋円板1と、格子円板2、及び段状円板3とが上下に
重ねられ、一体化したものが錫定盤4となる。
重ねられ、一体化したものが錫定盤4となる。
螺旋円板1は、帯状の細長い錫板をコイル状に巻いたも
のである。第3図に平面図を示す。これは底のない、螺
旋条22だけからなるコイル状の円板である。
のである。第3図に平面図を示す。これは底のない、螺
旋条22だけからなるコイル状の円板である。
螺旋条の上面には螺旋状の小溝24が浅く切っである。
隣接する螺旋条22の中間が、底のない太溝23になっ
ている。
ている。
格子円板2は、二層目を形成する。金属の板を縦横に組
合わせて、或は円板から角穴を打ち抜いて格子状にした
円板である。ステンレスなど耐蝕性のある金属を用いる
。格子状であるから、格子穴26を通って、上下に流体
が通りうる。
合わせて、或は円板から角穴を打ち抜いて格子状にした
円板である。ステンレスなど耐蝕性のある金属を用いる
。格子状であるから、格子穴26を通って、上下に流体
が通りうる。
最下段の段状円板3は、中央に開口14を有し、上面に
は放射状に隔壁16が形成されている。2つの隔壁16
.16で挾まれる扇形の部分は、傾斜した階段15が形
成されている。階段15は、中央が低く、外側へゆくに
従って高くなる階段であるが、これは、研磨液を上向き
傾斜によって押上げ、格子円板2の格子穴26へ通すた
めである。
は放射状に隔壁16が形成されている。2つの隔壁16
.16で挾まれる扇形の部分は、傾斜した階段15が形
成されている。階段15は、中央が低く、外側へゆくに
従って高くなる階段であるが、これは、研磨液を上向き
傾斜によって押上げ、格子円板2の格子穴26へ通すた
めである。
隔壁の数は12本のものを図示している。しかし、これ
に限らず何本であってもよい。隔壁16は研磨液に回転
方向の力を与え、遠心力を発生させるためにある。格子
円板2と段状円板3の間に導かれた研磨液は、階段15
によって上向きの力を与えられ、格子穴26へほぼ均等
に押上げられるようになっている。
に限らず何本であってもよい。隔壁16は研磨液に回転
方向の力を与え、遠心力を発生させるためにある。格子
円板2と段状円板3の間に導かれた研磨液は、階段15
によって上向きの力を与えられ、格子穴26へほぼ均等
に押上げられるようになっている。
螺旋円板1は、止めねじ11によって格子円板2に固着
されている。止めねじ11の配置、数は任意である。
されている。止めねじ11の配置、数は任意である。
格子円板2は、止めねじ12によって、段状円板3に固
着される。段状円板3は外周部が円環状に高い平坦面と
なっているから、ここに格子円板2の外周部の数箇所が
固定される。内周では隔壁16に固着される。
着される。段状円板3は外周部が円環状に高い平坦面と
なっているから、ここに格子円板2の外周部の数箇所が
固定される。内周では隔壁16に固着される。
このように、本発明に於ては、錫定盤4が、−枚板では
なく、螺旋円板1、格子円板2、段状円板3を上下に重
ねて一体化したものになっている。
なく、螺旋円板1、格子円板2、段状円板3を上下に重
ねて一体化したものになっている。
そして、これらがさらに土台5の上に止めねじ13によ
って固着される。
って固着される。
土台5は、中央に於て定盤主軸6の上端に固着されてい
る。研磨液の流出、飛散を避けるために、加工槽9が定
盤4を囲むように設けられる。
る。研磨液の流出、飛散を避けるために、加工槽9が定
盤4を囲むように設けられる。
定盤主軸6とともに、定盤4、土台5、加工槽9が一体
となって高速回転する。
となって高速回転する。
このような複合定盤を用いる事に対応して、研磨液の供
給法も、従来のものと相異する。
給法も、従来のものと相異する。
−枚の錫定盤を用いる従来装置に於て、研磨液は、定盤
の中央上方から供給されていた。
の中央上方から供給されていた。
本発明では、定盤の中央下方から研磨液を供給する。こ
のため中央に縦方向に延びる研磨液吹出口7が設けられ
る。
のため中央に縦方向に延びる研磨液吹出口7が設けられ
る。
この下端は側方に開口している。開口した研磨液吹出口
8から出た研磨液は、段状円板3と格子円板2の間の空
間を満たす。そして、上方へ流れを変えて、格子円板2
の格子穴26を下から上へ通る。さらに、螺旋円板1の
大溝23の間から、螺旋条22上面の小溝24に至る。
8から出た研磨液は、段状円板3と格子円板2の間の空
間を満たす。そして、上方へ流れを変えて、格子円板2
の格子穴26を下から上へ通る。さらに、螺旋円板1の
大溝23の間から、螺旋条22上面の小溝24に至る。
螺旋円板1は、止めねじ11によって、適数箇所を格子
円板2に固着されるが、止めねじ11の頭部が露出して
はならない。そこで、第2図に示すように、螺旋条22
に深い、段のあるねじ通し穴17を穿ち、対応する格子
円板2上にねじ穴18を穿つ。そして、止めねじ11に
よって、ねじどめする。ねじ頭は小溝24よりずっと下
にある。
円板2に固着されるが、止めねじ11の頭部が露出して
はならない。そこで、第2図に示すように、螺旋条22
に深い、段のあるねじ通し穴17を穿ち、対応する格子
円板2上にねじ穴18を穿つ。そして、止めねじ11に
よって、ねじどめする。ねじ頭は小溝24よりずっと下
にある。
小溝の再切削を繰返しても、ねじ頭が上面に露呈しない
ようにしてある。
ようにしてある。
段状円板3に於て、階段を設けるのは、研磨液が、遠心
力により直ちに外周部へ流れて、外周部の圧力が高くな
りすぎるのを避けるためである。
力により直ちに外周部へ流れて、外周部の圧力が高くな
りすぎるのを避けるためである。
しかし、格子円板2の格子穴の寸法や分布を変える事に
より、外周部から螺旋円板1へ上昇する液量を相対的に
抑制する事もできる。すなわち、格子円板2の中心部は
格子数分布を増し、外周部は格子数分布を減らす。ある
いは、格子の直径に差をつけるなどの手段がありうる。
より、外周部から螺旋円板1へ上昇する液量を相対的に
抑制する事もできる。すなわち、格子円板2の中心部は
格子数分布を増し、外周部は格子数分布を減らす。ある
いは、格子の直径に差をつけるなどの手段がありうる。
段状円板3に於て隔壁16を設けるのは、研磨液に回転
力を与えて、十分な遠心力を生じさせるためのものであ
る。それと、強度を高めるためもある。
力を与えて、十分な遠心力を生じさせるためのものであ
る。それと、強度を高めるためもある。
しかし、回転数が十分に速ければ、遠心力は十分に得ら
れるから、隔壁はこのような完全な仕切板でなくてもよ
い。
れるから、隔壁はこのような完全な仕切板でなくてもよ
い。
もつと低い板であって、液体が回転できるようにしても
よい。さらに進んで、隔壁16は全て省いてもよい。
よい。さらに進んで、隔壁16は全て省いてもよい。
しかし、隔壁16は補強作用もあるので、全て省くのが
望ましくない場合は、数箇所に格子円板2に接触できる
凸部を段状円板3の上面に形成し、固着部としてもよい
。
望ましくない場合は、数箇所に格子円板2に接触できる
凸部を段状円板3の上面に形成し、固着部としてもよい
。
研磨液吹出口下端の研磨液吹出口は、ひとつに限らず、
2方向或は3方向に設けられていてもよい。
2方向或は3方向に設けられていてもよい。
(3)作 用
被加工物は、上下方向変位が可能であり、かつ回転方向
に動かないように、錫定盤4の螺旋円板1の上に置かれ
る。
に動かないように、錫定盤4の螺旋円板1の上に置かれ
る。
研磨液は、研磨液吹出口7を下降し、段状円板3の開口
14に位置する研磨液吹出口8から噴出される。
14に位置する研磨液吹出口8から噴出される。
研磨液は、段状円板3と格子円板2の間の空間を満す。
ついで格子円板2の全ての格子穴26を満す。さらに、
螺旋円板1の大溝23の間を上昇する。
螺旋円板1の大溝23の間を上昇する。
最後に、小溝24にも入り込む。
定盤主軸6が回転する。これとともに、三層の円板から
なる錫定盤4も回転する。
なる錫定盤4も回転する。
研磨液は段状円板3の隔壁16によって仕切られている
から、回転力を得る。これにともなって遠心力が生ずる
。遠心力により階段16を昇り、研磨液は、格子穴26
を下から上へ通る。
から、回転力を得る。これにともなって遠心力が生ずる
。遠心力により階段16を昇り、研磨液は、格子穴26
を下から上へ通る。
さらに、小溝24、大溝23を満した研磨液は、螺旋円
板の回転によって、円周方向と遠心方向の速度を得る。
板の回転によって、円周方向と遠心方向の速度を得る。
これにより生じた流体の動圧力によって被加工物が上昇
する。フロートポリッシングが始まる。
する。フロートポリッシングが始まる。
このような作用は、従来のものと同じであるが、研磨液
が下方から送給され、下から上へ登ってくるところが従
来のものとことなっている。
が下方から送給され、下から上へ登ってくるところが従
来のものとことなっている。
さらに、錫定盤4の小溝24が磨滅した時の再加工が従
来の場合と異なる。
来の場合と異なる。
小溝24をいったん全て削落す点は同じである。
螺旋円板10頂而をいったん平坦にする。
この後、小溝24を螺旋状に再加工する。
小溝の研磨代だけ、螺旋円板の高さが減る。しかし、こ
れは差支えのないことである。
れは差支えのないことである。
小溝の再加工を何回も繰返していると、螺旋円板1の高
さが減ってくる。高さが減っても、研磨液の生ずる動圧
力が殆んど変わらない。ここが重要である。
さが減ってくる。高さが減っても、研磨液の生ずる動圧
力が殆んど変わらない。ここが重要である。
動圧力が変わらない理由を述べる。
大溝の実質的な深さとして考えられるものは、螺旋円板
1の厚さと、格子円板2の厚さと、段状円板3の空間部
の高さの和である。
1の厚さと、格子円板2の厚さと、段状円板3の空間部
の高さの和である。
これらの縦方向に連続する空間に、研磨液が満ちる。こ
れが大溝に当たる機能を果す。これらの空間はかなり深
い。
れが大溝に当たる機能を果す。これらの空間はかなり深
い。
このようなわけで、小溝の研磨代の分だけ、或はその数
倍分だけ溝の深さが減少しても、流体の動圧力の大きさ
には変化がない。
倍分だけ溝の深さが減少しても、流体の動圧力の大きさ
には変化がない。
従って、従来の錫定盤のように、大溝も再加工しなけれ
ばならないという事がない。
ばならないという事がない。
大溝の切削が不要になるのであるから、錫定盤の消耗が
著しく少なくなる。
著しく少なくなる。
に)効 果
三層の円板を重ねた複合定盤を使う。錫定盤の大溝の深
さが実効的に大きくなっている。
さが実効的に大きくなっている。
小溝を何回か再加工しても、大溝を再加工する必要がな
い。
い。
このため錫定盤の消耗が僅かで済む。長寿命の定盤を与
える事ができる。
える事ができる。
被加工物に与えられる浮揚力が長い期間に於て不変であ
るので、安定した非接触研磨を持続して行なう事ができ
る。
るので、安定した非接触研磨を持続して行なう事ができ
る。
一枚の錫板からできているのではなく、錫定盤が厚みの
ある三層構造となっている。このため重量による錫定盤
の変形が少なくなり、面精度が高まる。高精度の平面加
工が可能になる。
ある三層構造となっている。このため重量による錫定盤
の変形が少なくなり、面精度が高まる。高精度の平面加
工が可能になる。
(至)実施例
格子円板2はステンレス鋼で作った。格子は8mm X
8 mm角の穴である。厚みは10mmとした。
8 mm角の穴である。厚みは10mmとした。
螺旋円板1は、5mmX20mmの錫棒を螺旋状に巻い
たものである。この上面に小溝が刻まれている。
たものである。この上面に小溝が刻まれている。
螺旋条(大溝を形成する)の数は25条である。
段状円板3はステンレス鋼で作った。
全円が8本の隔壁で8分割されている。階段15が隔壁
の間に形成されているが、これは、螺旋円板と同じピッ
チの螺旋状になっている。段数は25段である。螺旋円
板1の螺旋と同期するようにしてある。太溝23の中心
に、階段15の尖端が位置するようにした。
の間に形成されているが、これは、螺旋円板と同じピッ
チの螺旋状になっている。段数は25段である。螺旋円
板1の螺旋と同期するようにしてある。太溝23の中心
に、階段15の尖端が位置するようにした。
これは、階段15の傾斜によって、上向きに賦勢された
研磨液が、ちょうど太溝23を通過しやすいようになっ
ている。
研磨液が、ちょうど太溝23を通過しやすいようになっ
ている。
したがって、階段は第5図に示すものとは異なる。第5
図のものは真円の階段である。螺旋であっても、円であ
ってもよい。
図のものは真円の階段である。螺旋であっても、円であ
ってもよい。
階段がないと、遠心力により、研磨液が外周部へ偏よる
。これを防ぐため、階段により、中心部近くに於ても、
研磨液が上昇するようにしてある。
。これを防ぐため、階段により、中心部近くに於ても、
研磨液が上昇するようにしてある。
段状円板3の中心開口14の内径はφ40mmである。
ここに研磨液穴出口8が位置している。
研磨液として、70XSiO2の2 wt%混濁液を用
いた。
いた。
被加工物はφ50mmX10mmtのBK−7ガラスを
ワーク治具に貼りつけ前加工(接触研磨など)したもの
である。
ワーク治具に貼りつけ前加工(接触研磨など)したもの
である。
これを、本発明の装置によって、20時間フロートポリ
ッシュした。
ッシュした。
研磨液の供給は十分になされており、被加工物には接触
によるキズがなかった。良好な浮上特性が得られた。
によるキズがなかった。良好な浮上特性が得られた。
到達面精度は、0.1μm/φ50mm以下であった。
表面粗さは5XRa以下であった。
これは、フロートポリッシングの特性の試験である。大
溝が従来のものと実効的に大きく異なるから、このよう
な大溝によっても、良好な浮上特性が得られるかどうか
という事が問題になる。
溝が従来のものと実効的に大きく異なるから、このよう
な大溝によっても、良好な浮上特性が得られるかどうか
という事が問題になる。
この特性試験は、本発明のような大溝の構造が、フロー
トポリッシングの性能を損うものでない事を明らかにし
ている。
トポリッシングの性能を損うものでない事を明らかにし
ている。
第1図は本発明の非接触研磨装置の縦断面図。
第2図は螺旋円板と格子円板の取付部の拡大縦断面図。
第3図は螺旋円板の平面図。
第4図は格子円板の平面図。
第5図は段状円板の平面図。
第6図は従来の錫定盤の一部拡大断面図。
1・・・・・・螺旋円板
2・・・・・・格子円板
3・・・・・・段状円板
4・・・・・・錫定盤
5・・・・・・土 台
6・・・・・・定盤主軸
7・・・・・・研磨液吹出口
8・・・・・・研磨液穴出口
9・・・・・・加工槽
11〜13・・・止めねじ
14・・・・・・開 口
15・・・・・・階 段
16・・・・・・隔 壁
17・・・・・・ねじ通し穴
18・・・・・・ねじ穴
21・・・・・・錫定盤
22・・・・・・螺旋条
23・・・・・・大 溝
24・・・・・・小 溝
26・・・・・・格子穴
発 明 者 草 尾 幹特許出願人
住友電気工業株式会社
住友電気工業株式会社
Claims (1)
- 螺旋状の小溝24、大溝23を有する錫定盤を高速回転
し、錫定盤の上へ遊離砥粒を含む研磨液を供給し、被加
工物を研磨液の流体圧によつて浮上させて被加工物を非
接触研磨するようにした非接触研磨装置に於て、錫定盤
が帯状の錫の板を螺旋状に巻回わし上面に小溝24を形
成してある螺旋円板1と、上下に穿たれた格子穴26を
縦横に有する格子円板2と、中心の開口14から外周に
至らない範囲に外周へ向つて高くなる傾斜面を有する階
段15を形成してある段状円板3とを一体に組合わせて
なり、研磨液供給管7が螺旋円板1、格子円板2、段状
円板3の中心開口を上から下へ通るように設けられ段状
円板3と同じ高さに研磨液吹出口8が設けられている事
を特徴とする非接触研磨装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62278470A JPH01121166A (ja) | 1987-11-04 | 1987-11-04 | 非接触研磨装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62278470A JPH01121166A (ja) | 1987-11-04 | 1987-11-04 | 非接触研磨装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01121166A true JPH01121166A (ja) | 1989-05-12 |
Family
ID=17597779
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62278470A Pending JPH01121166A (ja) | 1987-11-04 | 1987-11-04 | 非接触研磨装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01121166A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108296920A (zh) * | 2018-01-31 | 2018-07-20 | 江西联创电子有限公司 | 3d玻璃抛光盘及抛光方法 |
-
1987
- 1987-11-04 JP JP62278470A patent/JPH01121166A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108296920A (zh) * | 2018-01-31 | 2018-07-20 | 江西联创电子有限公司 | 3d玻璃抛光盘及抛光方法 |
CN108296920B (zh) * | 2018-01-31 | 2020-09-18 | 江西联创电子有限公司 | 3d玻璃抛光盘及抛光方法 |
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