JPH01118581A - コテ塗りによるタイル模様形成用組成物 - Google Patents

コテ塗りによるタイル模様形成用組成物

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JPH01118581A
JPH01118581A JP27710787A JP27710787A JPH01118581A JP H01118581 A JPH01118581 A JP H01118581A JP 27710787 A JP27710787 A JP 27710787A JP 27710787 A JP27710787 A JP 27710787A JP H01118581 A JPH01118581 A JP H01118581A
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JP
Japan
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water
component
composition
synthetic resin
weight
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Pending
Application number
JP27710787A
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English (en)
Inventor
Masashige Hirata
正成 平田
Masao Toyama
遠山 昌夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kikusui Kagaku Kogyo KK
Original Assignee
Kikusui Kagaku Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、壁面、柱面、天井、床面等建築物の内外面
やこのような個所に使用される各種ボード、パネルの表
面の他、道路1通路等の路面へ、各種の目地模様や縞模
様等の凹凸模様を型紙と塗料により創作するとき、かつ
、塗料の使用方法をコテ塗り仕様とするとき、これに供
する塗料組成物に関する。
従って、利用される分野としては、土木、建築分野であ
ると言える。
(従来の技術) 従来、建築物の壁や柱などの表面に、大理石。
花崗岩、砂岩などの薄板からなる天然石、テラゾーなど
の人造石または陶磁器タイルを貼り付けたのに似せた仕
上げとして、合成樹脂エマルションなどを結合材とし、
着色材や骨材を含有させた仕上げ材をあらかじめ目地枠
を壁面等に貼着させておいた上で、吹付けやコテ塗りに
よって塗布し、模様層が形成された後に目地枠を取り外
すことにより疑似タイル模様を形成させるようになった
この新しく考案されたタイル模様層用の塗料の塗布方法
のうち、吹付とコテ塗りでは、型紙との境界部分の仕上
り感においてコテ塗りの方がすっきりしたものを与え、
型紙をはがす時の手間も型紙部分表面に塗料が付着して
ないこともあり、コテ塗りの方が容易である。コテ塗り
用の組成物について言えば、従来の組成物は吹付は用の
組成物の粘性をコテ塗りに合わせ、粘度を高め、チクソ
性を上げた形で使用されていた。
しかし、従来の組成物はその成分である珪石。
砂利等の骨材の持つ肌を生かす為に充填材の配合量を抑
えたものとなっていた。この為、粘性の調整は増粘剤に
頼りがちになっていたが、こう゛すると、増粘剤ではコ
テ塗り作業に要する高粘度が得られに<<、粘度が大き
くなると粘着性も大きくなり、コテ離れが悪くなる傾向
が現われる。また、水希釈に対する粘度の変化が激しく
、コテ塗り作業に適した粘性の選択が難しかった。また
、組成物中の水および水溶性成分、水分散性成分が壁面
等に塗り付けた後に分離し、にじみ出すことによりタイ
ル模様の目地部分が汚なく仕上がることがあった。それ
に同様の分離成分が表面に浮いた場合、強い日射、適度
な風により皮張りすることがあった。
(発明が解決しようとする問題点) 先に説明したように、解決しようとする問題点としては
、従来の組成物はコテ塗り粘性を発現させる為に増粘剤
に依存していたことによりその粘度等の作業性に限界が
あった。また、塗り付は後組成物中より水等が分離する
ことが欠点でもあった。
(問題点を解決するための手段) この発明では、解決の手段に吸水性ポリマーを配合し、
増粘剤を必須成分でなくしている。この発明の主構成物
は、合成樹脂エマルション(A成分とする)、骨材(B
成分とする)、吸水性ポリマー(C成分とする)および
水(D成分とする)であると言える。
それぞれの成分を順を追って説明してゆくと、まず、A
成分としての合成樹脂エマルションは、従来の水性エマ
ルション塗料に用いられるエマルションでよく、その組
成としてアクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、
エチレン、酢酸ビニル、バーサチック酸ビニル、塩化ビ
ニル、塩化ビニリデン、アクリロニトリル、スヂレン、
マイレン酸エステル、フマル酸エステル、アクリルアミ
ド、メタクリルアミド、メタクリ口ニトリル、ウレタン
、エポキシ等の単独重合物または2種類以上の共重合物
あるいは2種類以上の混合物があげられる。
次に、B成分である骨材は、通常スキンタイプと呼ばれ
るリシンに用いられる骨材が主として用いられ、寒水石
、珪砂0色砂、陶磁器質砕粒、天然石細粒があげられる
。これらの骨材の粒径は0゜3〜5mmの範囲であるの
が良い。この範囲より小さいとそれぞれの粒の持つ色、
風あいを生かせないし、5mm以上になるとコテ塗りし
た時に、大きな粒の影に塗り残し部分が生じるようにな
るし、コテかうまく滑らなくなる。
そして、この発明のC成分としての吸水性ボリマートは
、組成的に変性デンプン、セルロース系。
アクリロニトリルグラフト化デンプン加水分解物系、ポ
リアクリロニトリル誘導体系、ポリアクリルアミド系お
よびポリアクリル酸塩系、酢酸ビニル/アクリル酸メヂ
ルコボリマーけん化物系。
ポリオキシエチレン系であって、い°ずれも親水基がポ
リオキシエチレン鎖またはカルボン酸側鎖のものである
。その他、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコー
ルなどの非イオン系、ポリスチレンスルホン酸、ポリ−
2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸な
どのスルホン酸系のポリマーの架橋物である。これらを
、従来の塗料中へ配合した例として、調湿性塗料の調湿
成分として用いられたが、この場合は乾燥塗膜が通気性
を有することが必須条件であった。しかるに、この発明
においては、乾燥後は吸水能力は必要とせず合成樹脂エ
マルションの固化によって、その吸水能が縮小されても
問題としない。この発明では、吸水ポリマーがエマルシ
ョン中の水分を吸収し、その結果組成物全体の粘度が上
昇し、コテ塗りに適した粘性を与える。従来の増粘剤使
用による組成物と粘性上の違いとしては、少量の添加に
より、従来の増粘剤では得られなかった高粘度が得られ
、また、吸水ポリマー自体は粘着性を憎さないため、コ
テ滑り等の作業性に悪影響を及ぼさない。
組成物の配合を決めるに当たって、まず、合成樹脂エマ
ルションの固型分mは骨材重量の4%以上でないと良く
ない。これはバインダーとしての合成樹脂分量が少ない
と組成物全体の耐水性、耐凍結融解性、耐衝撃性等の物
性が悪くなるからである。また、4%以上の場合であっ
ても、乾燥性。
コスト、仕上り感などの要素から現実的には30%程度
までである。
次に、合成樹脂エマルションの固型分に対する組成物中
の水の蛍は1:1−1:5の範囲中であるのが良い。こ
の範囲に言う水は合成樹脂エマルション中の水を含んで
いて、市販のエマルション単体ないし重量比で3倍程度
希釈して用いられる。
3番目として、吸水ポリマーの重量が合成樹脂エマルシ
ョンと水との合計重量のl/30〜l/300の範囲中
にあるのが良い。この吸水ポリマーの量はその吸水ポリ
マーの吸水能とエマルションの粘度により左右されるが
合成樹脂エマルション、水、吸水ポリマーを混ぜ合わせ
た時に粘度が50ps〜500psに入っていれば、大
体使用可能である。
加うるに、通常の水性塗料に使用される各種添加剤を、
この発明の目的を損なわない限りにおいて配合可能であ
る。その例として、分散剤、湿潤剤、消泡剤等の界面活
性剤、造膜助剤、防凍剤等の有機溶剤、防腐剤、防黴剤
、そして、粘性の微調整として増粘剤を添加してもよい
(作 用) この発明では、組成物中に吸水ポリマーを配合すること
により、コテ塗り性の改良、水希釈に対する粘度安定性
の向上、配合水の分離の防止、皮張りの防止などの作用
を持つ。
(実施例) 以下、実施例によって説明する。
実施例1 タイル模様形成用組成物として、合成樹脂エマルション
(アクリルエマルション固型分45%)を100重量部
、骨材として着色珪砂5号・緑色を400重量部、着色
珪砂7号・緑色を400重量部、吸水ポリマー(吸水能
は自重の1000倍)を2重量部、水100重量部、防
凍剤5重量部、造膜助剤5重量部を順次ビーカーの中に
入れ、ラボミキサーにより混合分散させた。この時の合
成樹脂エマルション固型分の骨材に対する比(以下、比
率イという)は5,6%であり、合成樹脂エマルション
固型分に対する組成物中の水の比(以下、比率口という
)は344%であり、吸水ポリマー重量に対する合成樹
脂エマルションと水の合計重量の比(以下、比率ハとい
う)は100倍であった。
実施例2〜実施例7および比較例1〜比較例4実施例1
と同様にして下記の配合によってタイル模様形成用の組
成物を得た。
第1表−1 第1表−2 上記の配合により作成したタイル模様形成用組成物を比
較するに当たっては、5mm厚の石綿スレート板を用意
しこれに3mm厚程塗り付けたものによりその物性を試
験した。また、ポイントとなる作業性についてはモルタ
ル下地の壁を用意し、これの上に厚さ3mmの型紙を貼
り、金ゴテにより塗り付け、その時の組成物のタレ、充
填性、コテ押え易さ、皮張りの有無等をチエツクした。
物性試験では、耐水性、耐凍結融解性、付着力を測定し
た。耐水性では常温水に1週間、15X5cmの試験板
の半分を水に漬けて異常の発生の有無を調べた。耐凍結
融解性では、耐水性と同様に試験片を半分水に漬けたま
まの状態で一20℃条件下16時間、50℃温風下8時
間のサイクルを5回繰り返して、その変化を調べた。付
着力は7x7cmの石綿スレート板にコテ塗り後、1週
間の養生後測定した。。試験結果については下記の表に
記した。
第2表−1 第2表−2 試験結果の評価において、作業性に関して、○は問題が
ないもの、△はコテ検感かやや重いもの。
×はコテ検感が重い又はコテ離れが悪いものであり、そ
の中で比較例4が重い例で下地との付きが悪く、比較例
1.3がコテ離れが悪い例に当たる。
仕上り感に関して、○は良好な場合、△はコテ塗り時に
糸を引きコテの跡が残った。耐水性に関しては、○はフ
クレ、剥がれ等の問題がないもの。
×はフクロが発生したものである。耐凍結融解性に関し
て、○は問題がなかったもの、△は塗膜が一時軟化した
もので、乾燥後は元に戻ったもの。
×はフクロが生じたものである。
(発明の効果) この発明の組成物によれば、従来コテ塗りではその作業
性について難のあったタイル模様の形成か極めて容易に
できるようになった。従って、吹付けでは塗料ミストの
飛散等により問題がある個所への適用をも拡げることと
なった。
特許出願人     菊水化学工業株式会社代表者 遠
 山 昌 夫

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)型紙を使用して壁面等にブロック状の模様を形成
    する組成物において、この組成物がコテ塗り仕様の場合
    、組成物の主構成物が合成樹脂エマルション(A成分)
    、骨材(B成分)、吸水性ポリマー(C成分)および水
    (D成分)であり、A成分固型分のB成分に対する割合
    が4%以上、A成分固型分に対する組成物中の水(A成
    分中の水およびD成分)の重量比が1:1〜1:5、C
    成分重量に対するA成分とD成分の合計重量比が1:3
    0〜1:300であることを特徴とするコテ塗りによる
    タイル模様形成用組成物。
JP27710787A 1987-10-30 1987-10-30 コテ塗りによるタイル模様形成用組成物 Pending JPH01118581A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06101199A (ja) * 1992-04-02 1994-04-12 Marburger Tapetenfabrik Jb Schaefer Gmbh & Ko Kg 壁表面および床表面用の立体表面構造化した被覆材の製造方法およびそのための構造ペースト
JP2015527418A (ja) * 2012-06-18 2015-09-17 ユナイテッド・ステイツ・ジプサム・カンパニー 高吸水性ポリマー含有組成物

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