JPH01117877A - 2―ハイドロキシ―2―〔5’―カルボキシル―2’―フリル〕―酢酸の製造法 - Google Patents

2―ハイドロキシ―2―〔5’―カルボキシル―2’―フリル〕―酢酸の製造法

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JPH01117877A
JPH01117877A JP27426187A JP27426187A JPH01117877A JP H01117877 A JPH01117877 A JP H01117877A JP 27426187 A JP27426187 A JP 27426187A JP 27426187 A JP27426187 A JP 27426187A JP H01117877 A JPH01117877 A JP H01117877A
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Mamoru Koketsu
守 纐纈
Toshihiko Osawa
俊彦 大澤
Mitsuo Namiki
満夫 並木
Shunro Kawagishi
川岸 舜朗
Masanori So
蘇 正徳
Buso Kin
武祚 金
Nagataka Yamazaki
山崎 長孝
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Taiyo Kagaku KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は新規なフラン誘導体である2−ハイドロキシ−
2[5’ −カルボキシル−2′−フリJし]−酢酸お
よびその製造法に関するものである。
(従来の技術) 従来、動植物からトコフェロール類を始めとする、多く
の天然抗酸化剤が“発見されている.しかし、いずれも
合成抗酸化剤と比べると安全性は高いが、効力が劣りか
つ高価である。
(本発明が解決しようとする問題点) 本発明は、新規なフラン誘導体を提供することを目的と
する。
トコフェロール類を始めとする天然抗酸化剤は高価で、
しかも効力が劣る.そのため、より効力が高く、安全性
の高い天然抗酸化剤が強く求められている。
(問題点を解決するための手段及び作用)そこで本発明
者は、より有用な天然抗酸化剤を見い出すべく、種々の
漢方生薬について研究を行つた曇 漢方生薬は、長年の開用いられ、その安全性については
広く認められている。その漢方生薬である素地下(Os
beckia  chinensis  L、)の乾燥
全草の有機溶媒抽出物が、非常に強い抗酸化性を示すこ
とを発見した。そこで、この有効成分を明らかにするた
めに鋭意研究した結果、単独では顕著な抗酸化性を示さ
ないがトコフェロール類を始めとする既存の抗酸化剤と
併用するとシネルギー効果により、強力な抗酸化性を示
す物質を見い出した。この物質が、新規なフラン誘導体
であることを確認するとともに本物質の製造法を確立し
本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は構造式(1) %式% で表される2−ハイドロキシ−2[5’ −カルボキシ
ル−2′−フリルコー酢酸−以下、1オスベキツク酸(
Osbeckic  acid)」と称する−並びにそ
の製造法を提供するものである。
本発明の新規化合物オスベキツク酸は、各種機器分析の
結果、及び既知化合物であるオスベキツク酸のジメチル
エステルとの比較から構造決定された。
またオスベキツク酸は漢方生薬である素地下(Osbe
ckia  chinensis  L、)の乾燥全草
のメタノール抽出物をカラムクロマトグラブイ−9逆相
HPLC等を用いて得られた。
本発明の化合物オスベキツク酸は、新規な化合物であっ
てトコフェロール類を始めとする既存の抗酸化剤とのシ
ネルギー効果により、強力な抗酸化性を示す天然抗酸化
補強剤として有用である。
次に本発明の実施例を挙げる。
実施例 素地下4Kgをメタノール401で2回抽出後減圧蒸留
で溶媒を留去し、メタノール抽出物288gを得た。こ
のメタノール抽出物100gをカラムクロマトグラフィ
ー(固定相:Amberlite  XAD−2,溶出
溶媒工水)で分離溶出し、水溶出区分15gを得た。
水溶出区分1gを逆相HPLC(カラム=Develo
sil  0DS−10,溶出溶媒=1%酢酸)と逆相
HPLC(カラム:Develo8i1 0DS−L−
10,溶出溶媒、0.03%酢酸)で分離溶出し、溶媒
留去してオスベキツク酸70mgを得た。
オスベキツク酸の構造は、各種スペクトル分析により決
定された。
即ち、オスベキツク酸は、紫外線吸収スペクトルで25
6 nmに極大吸収を示し、その’H−NMRスペクト
ルは、フラン環プロトン86.44ppm(IH,d、
J=3.5Hz)57.13ppm(IH,d 、J=
3.5H2)、2位のプロトン85.24ppm(1’
H,S)の存在を示し、また”C−NMRスペクトルで
は、カルボニル炭素(8170,3ppm、158.5
ppm)、プラン環の炭素(5154,lppm、14
4.4ppm、118.2ppm、109.8ppm)
、二級炭素(866,6ppmの存在を示した。MSス
ペクトルからは、分子イオンビークは得られなかったが
、ジアゾメタン−無水メタノールによるメチル化物の高
分解能マススペクトルは分子式〇9 H1006(m/
z  114.05B)のジメチルエステルを与°えた
。従って、本来のオスベキツク酸は分子式C7H6o6
となり、NMRの構造式を支持した。
以上、一連のスペクトル解析の結果、前記構造式(1)
を決定した。
試験例1 上記新規化合物を使用し抗酸化試験を行った。
共栓付三角フラスコにオスベキツク酸(16μM)、α
−トコフェロール(4μM)、リノール酸0.13mj
:、99%エタノール10mり、0.2Mリン酸緩衝液
(pH7,0)10mQを加え蒸留水で全量を25m1
にしたものを用いた。
一方、オスベキツク酸及びα−トコフエ口−ルを加えな
いものをコントロールとした。更に比較のため、α−ト
コフェロールを4μM添加した区、16μMを添加した
区、オスベキツク酸を16μMを添加した区を用意した
これらを密栓し、40℃の恒温器中に入れ、経時的に過
酸化物価を測定した。過酸化物価は、上記反応液から0
.2nlとり、75%(V/V)エタノール9.4mi
!、30%(W / W ) N H4SCN  O,
2nlを試験管に入れ、よく混合し2X10−2M  
FeCjh/3.5%HCl0゜2mりを加えた後、正
確に3今後500 nmの吸光度を測定することにより
得た。
その結果、図−1に示すようにオスベキツク酸16μM
単独では、顕著な効果は認められずコントロールと比べ
大きな差は示されなかった。
一方、オスベキツク酸16μMに4μMのα−トコフェ
ロールを加えた区では、著しい効果が得られその活性は
、通常広く用いられているα−トコフェロール16μM
よりも更に、強い効果を示した。
一方、α−トコフェロール4μMでは、はとんど効果が
現れていない、従って、オスベキツク酸とα−トコフェ
ロールの併用による活性はシネルギー効果によるもので
ある。
試験例2 共栓付三角フラスコにオスベキツク酸(16μM)、メ
チルガレート(4μM)、リノール#0.13mj!、
99%エタノ°−ル10mj!、0.2Mリン酸緩衝液
(pH7、0) 10mj!を加え、蒸留水で全量を2
5m!にしたものを用いた。
一方、オスベキツク酸及びメチルガレートを加えないも
のをフントロールとした。更に比較のため、メチルガレ
ートを4μM添加した区、α−トコフェロール16μM
を添加した区、オスベキツク酸を16μMを添加した区
を用意した。
これらを密栓し、40℃の恒温器中に入れ、経時的に過
酸化物価を測定した。過酸化物価は、上記反応液から0
 、2mj!とり、75%(V/V)エタノール9.4
mj!、30%(W/W)NH4SCN  O,2rn
eを試験管に入れ、よく混合し2X10−2M  Fe
C!、/3.5%MCl0゜2mflを加えた後、正確
に3今後500 nmの吸光度を測定することにより得
た。
その結果、図−2に示すようにオスベキツク酸16μM
単独では、顕著な効果は認められずフントロールとの大
きな基は示されなかった。
一方、オスベキツク酸16μMに4μMのメチルガレー
トを加えた区では、著しい効果が得られその活性は通常
広く用いられているα−トコフェロール16μMよりも
更に、強い効果を示した。
一方、メチルガレート4μMでは、はとんど効果が現れ
ていない、従ってオスベキツク酸とα−トコフェロール
の併用による活性は、シネルギー効果によるものである
メチルガレートとの著しいシネルギー効果が認められる
ことにより、メチルガレートの誘導体であるプロピルガ
レートを始めとする合成抗酸化剤に対しても、著しいシ
ネルギー効果があることは容易に類推できる。
試験例3 共栓付三角フラスコにオスベキツク酸(16μM)、プ
ニカフルテインA(4μM)、リノール酸0.13mj
!、99%エタノールtOrrF!、0.2Mリン酸緩
衝液(pH7,0)10mJ!を加え蒸留水で全量を2
5m1にしたものを用いた。
一方、オスベキツク酸及びブニカコルテインAを加えな
いものをフントロールとした。更に比較のため、ブニカ
フルテイゾA4μMを添加した区、α−トコフェロール
16μMを添加した区、オスベキツク酸16μMを添加
した区を用意した。
これらを密栓し、40℃の恒温器中に入れ、経時的に過
酸化物価を測定した。過酸化物価は、上記反応液から0
.2mj!とり、75%(V/V)エタノール9.4m
i!、30%(W / W ”) N H4SCN  
O;2mj!を試験管に入れ、よく混合し2X 10−
2M  Fecls /3.5%HCl0 。
2mりを加えた後、正確に3今後500 nmの吸光度
を測定することにより得た。
その結果、図−3に示すようにオスベキツク酸16μM
単独では、顕著な効果は認められずコントロールとの大
きな差は示されなかった。
一方、オスベキツク酸16μMに4μMのブニカコルテ
インAを加えた区では、著しい効果が得られその活性は
、通常広く用いられているα−トコフェロール16μM
よりも更に、強い効果を示した。
一方、ブニカコルテインA4μMでは、はとんど効果が
現れていない、オスベキツク酸とブンカコルテインAの
併用による活性は、シネルギー効果に発現したものであ
る。
ブニカコルテインAとの著しいシネルギー効果が認めら
れることにより、一般的なタンニンに対しても、著しい
シネルギー効果があることは容易に類推できる。
(発明の効果) 以上の説明の通り、本発明は新規な化合物であって、ト
コフェロール類を始めとする抗酸化剤とのシネルギー効
果により、既知の抗酸化剤に比べ、はるかに強力な抗酸
化性を示し、天然抗酸化補強剤として、有用な新規化合
物を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、゛試験例1の結果である。α−トコフェロー
ル(α−T)に対するオスベキツクm(0−1)の相乗
抗酸化効果を示したものである。 第2図は、試験例2の結果である。メチルガレート(M
G)に対するオスベキツク酸(0−1)の相乗抗酸化効
果を示した”ものである。 第3図は、試験例3の結果である。ブニカコルテインA
(H−3)に対するオスベキツク酸(0−1)の相乗抗
酸化効果を示したものである。 特許出願人        太陽化学株式会社俤 1 
回 #辱期聞(日数J 循 2 図 #4L網間c日#−)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)構造式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表される2−ハイドロキシ−2[5′−カルボキシル
    −2′−フリル]−酢酸
  2. (2)紫地丁(Osbeckia chinensis
     L.)から抽出分離することを特徴とする2−ハイド
    ロキシ−2[5′−カルボキシル−2′−フリル]−酢
    酸の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003055242A (ja) * 2001-08-06 2003-02-26 Maruzen Pharmaceut Co Ltd 皮膚化粧料並びに飲食品
JP2012056951A (ja) * 2011-09-30 2012-03-22 Maruzen Pharmaceut Co Ltd 皮膚化粧料並びに飲食品

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
J.CHEM.SOC.,PERKIN TRANS=1975 *

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JP2012056951A (ja) * 2011-09-30 2012-03-22 Maruzen Pharmaceut Co Ltd 皮膚化粧料並びに飲食品

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