JPH01116893A - 光ロジックキーカード装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、例えば鍵部の゛解錠制御等に用いるに有効な
光ロジックキーカード装置に関する。

（従来の技術） 近時、機密保持や防犯を目的として種々の電子鍵装置が
開発されている。例えばテンキーを利用して予め登録さ
れたキ一番号が入力されたときに解錠するとか、磁気カ
ードやＩＣカード等の所謂■Ｄカードを利用し、この１
０カードに登録設定された情報が読取り入力されたとき
に解錠する等の電子ｌ！装置が種々開発されている。

ところがテンキーを鍵情報の入力部とした電子ｒＩｌ装
置にあっては、そのキーバッド面が汚れ易いと云う問題
や、予め設定したキ一番号を忘れた場合には解錠するこ
とができないと云う不具合がある。しかもテンキーの試
行ｎ誤的な操作によって偶発的に解錠する虞れがあり、
またこれによって鍵情報が漏洩する虞れもある。

また上述したＩＤカードを利用した電子錠装置にあって
は、ＩＤカードに記録された情報の読取り装置等、その
周辺機器を含む装置構成が相当大計りとなり、価格高と
なることが否めない。しかも上記ＩＤカードに情報を記
録したり、その記録情報を必要に応じて書換えるには、
相当大計りなシステムを必要とする等の問題がある。

（発明が解決しようとする問題点） このように従来より種々考えられている電子鍵装置では
、カードが持つ手軽さ（利便性）を利用して解錠制御し
ようとする場合、カードへの情報登録（設定・変更）を
簡易に行なうことができず、またシステム構成が複雑化
し、価格高となることが否めないと云う問題があった。

本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、そ
の目的とするところは、カードへの情報の登録（設定・
変更）が容易で、しかもシステム構成の複雑化や価格高
を招来することなく、例えば鍵部の解錠制御を簡易に行
なうことのできる実用性の高い光ロジックキーカード装
置を提供することにある。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 本発明に係る光ロジックキーカード装置は、入射光を伝
達する透光部と上記入射光の伝達を阻止する遮光部とに
より光をパターン化して射出する光導波路を備えた光ロ
ジックキーカードを用い、装置本体部に装着された上記
光ロジックキーカードの前記光導波路に発光部からの光
を導入し、この光の前記光ロジックキーカード（光導波
路）から射出される光を受光部にて検知し、その受光パ
ターンが予め設定されたパターンであるときに、例えば
鍵部を解錠制御する等の所定の動作を実行させるように
したことを特徴とするものである。

（作用） 本発明によれば光ロジックキーカードとしては、入射光
をパターン化して射出する光導波路を備えたものを準備
すれば良く、また上記光導波路における光のパターン化
は、例えば光導波路への遮光部材の挿脱や切欠き形成等
によって比較的容易に設定・変更可能であるので、光ロ
ジックキーカード自体を情報設定の容易な安価なものと
して実現することができる。

しかしてこのような光ロジックキーカードを装置本体部
に装着すれば、上記光導波路に導入された光がパターン
化されて受光検知されるので、その光パターンが予め設
定されたものであるか否かに応じて、例えば鍵部の解錠
等を効果的に制御することができる。

特に上述した構成によれば、光ロジックキーカードの取
扱いが容易であり、また光ロジックキーカードへの情報
登録も容易であって、装置本体・部の構成も簡単である
から、カードが持つ利便性を効果的に利用して鍵部の解
錠等を制御する装置を安価に実現することが可能となる
。

（実施例） 以下、図面を参照して本発明の一実施例につき説明する
。

第１図は実施例装置の概略的な全体構成図で、１は本発
明に係る特徴的な光ロジックキーカード、２は上記光ロ
ジックキーカード１が装着される装置本体部である。光
ロジックキーカード１は装置本体部２に設けられたカー
ド装着部３に挿入される等して該装置本体部２に装着さ
れる。

しかして装置本体部２は、上記カード装着部３に装着さ
れた光ロジックキーカード１に対して光を導入する発光
部４と、後述するようにして光ロジックキーカード１を
介して射出される光を受光する受光部５とを備えている
。制御部６は上記受光検知された光のパターンを判定し
、その受光パターンが予め設定された所定のパターンで
あるとき、所定の制御信号を発している。この制御信号
が、例えば鍵部７に与えられて解錠等が動作が実行制御
されるようになっている。

尚、８は装置本体部２を駆動する電源部である。

ここでカード装着部３に装着される光ロジックキーカー
ド１は８６．１ｍ＋ＩＫｗ）Ｘ　５４，０ＩＢＩＩｌｌ
ｈ）　Ｘ　Ｏ，７６ｍｍ（ｔ）なる大きさ形状のアクリ
ル材等からなるもので、第２図にその概略的な断面構成
を示すようにその内部に、例えばカードの一面中央部か
ら導入された光をカード端面に導いて射出する光導波路
９を形成している。この光導波路９は、例えば透明なア
クリル材を光伝播媒体とし、その周囲を不透明なアクリ
ル材やその他の遮光部材にて挟み込む等してその外形を
カード形状に一体成形することにより、光ロジックキー
カード１の内部に設けられる。

しかして上記光導波路９には、前記発光部４から導入さ
れた光をパターン化するパターン部が、例えば透光部材
と遮光部材との組合せによって設けられている。このパ
ターン部によって光導波路９の端面から射出される光が
パターン化されるようになっている。即ち、第３図に示
すように光導波路９に導入された光は、例えば受光部５
をなす一次元配列された複数の受光器５ａ、　５ｂ、〜
５ｎに対して選択的に到達する如くパターン化されるよ
うになっている。

装置本体部２は、このようにして光ロジックキーカード
１の光導波路９を介してパターン化されて受光される光
パターンから、つまり前記各受光器５ａ、　５ｂ、〜５
ｎの選択的な受光検知信号から、その光パターンが予め
設定されたパターンであるか否かを、例えば制御部６に
設定されたプリセットパターンと上記受光パターンとの
排他的論理和等の論理処理等によって判定し、その判定
結果に応じて鍵部７を解錠制御するものとなっている。

尚、前記発光部４は、例えば光ロジックキーカード１の
装着時に所定時間に亙ってのみパルス変調された光を発
し、受光部５は上記パルス変調光に同期して光ロジック
キーカード１を介して射出される光を受光検知するよう
になっている。このような動作シーケンスによって偽カ
ードの装着や光パターン解読のシミュレーション等に対
するプロテクト機能が呈せられ、また不本意な誤動作の
発生が防止される。

さて上述した光ロジックキーカード１は、例えば次のよ
うにして実現される。

第４図はその一例を示すもので、透光性のブロック体１
１と遮光性のブロック体１２とをカード本体１３上に適
宜−次元的に並べ、その上を遮光性のシート１４にて被
覆して光導波路９を形成し、これを光ロジックキーカー
ド１としている。このような構成の光ロヅックキーカー
ド１によれば、光導波路９は上記ブロック体１１．１２
の配列に応じた光パターンを生成し、これを受光部５に
射出することになる。

また第５図に例示するものは、カード本体１５の光導波
路９上に切込み１６を設けておき、この切込み１６に遮
光性のチップ１７を適宜嵌込んで所定の光パターンを得
るようにし、その上を遮光性のシート１８にて被覆して
光ロジックキーカード１を形成するようにしたものであ
る。

このような第４図および第５図にそれぞれ示すような構
造の光ロジックキーカード１によれば、上記ブロック体
１１．１２の並べ替えや、遮光性チップ１７の選択的な
嵌込みによって所望とする光パターンを簡易に設定し、
またこれを容易に変更することができる。しかもこれら
の部材はアクリル等によって実現可能なものであるから
光ロジックキーカード１自体を非常に安価なものとする
ことができる。

また第６図に例示するものは、透光性の光導波路９の端
部を選択的にパンチ・カットし、そのカット部に遮光ｍ
２１を被膜形成（コーティング）し、光が選択的に透過
するようにして光パターンが形成されるようにしたもの
である。このような構造の光ロジックキーカード１を実
現する場合には、第７図に示すように透光性部材２２か
らなる光導波路９の端面をパンチ・カットし、そのカッ
ト部に遮光膜２１を被膜形成する。そしてその透光性部
材２２の両面にそれぞれ遮光性シート２３を被着形成し
、これを光ロジックキーカード１とするようにすれば良
い。

また第８図に例示するようにパンチ・カットされた穴部
に遮光性材料２４を充填して光パターンを設定すること
も可能である。また逆にパンチ・カットによって光が射
出される領域を設定し、これによって光パターンを形成
することも可能である。

このような構造であれば、光パターンの変更にｉ１限が
加わるが、光ロジックキーカード１を非常に簡単に、且
つ安価に製作することができる。

その他、例えば第９図に例示するように光導波路９を０
字状に形成したり、受光部５として２０４８画素程度の
ＣＣＤアレイ等を用いることも可能であり、更には第１
０図に示すように光パターンを形成するパターン部を多
段（２段）に亙って設けるようにしても良い。

また第１１図に示すように発光部４としてレーザ・ダイ
オード３１等を用い、そのビーム光を回動ミラー３２に
反射させてスキャンニングさせるようにしても良い。こ
のような構成によれば、ビーム光のスキャンニングに同
期して光パターンを時系列に検出すれば良いので、１伺
の受光器３３にて光パターンを検出することが可能とな
る。

更には第１２図に示すように光ロジックキーカード１の
両面に磁気記録層４１や光コード４２、バーコード４３
等を併設して他の情報読取に供することも可能であり、
写真４４やＯＣＲによる文字読取に供される文字記Ｕ、
領域４５を設けることも可能である。

このように本発明に係る光ロジックキーカード１は、そ
のシステム仕様に応じて種々変形可能なものである。具
体的には光導波路９の光入出力の向きや光パターンを設
定する手法、光パターンとして設定されるコードの形式
等についても種々変形可能である。またカードの挿入方
向に対する光導波路９の向きも仕様に応じて定めるよう
にすれば良い。

［発明の効果コ 以上説明したように本発明によれば、光ロジックキーカ
ードを用いて光パターンを生成し、この光パターンにて
鍵部の解錠等を行なうので、カードが持つ利便性を十分
に活かして鍵部の解錠等の所定の動作を簡易に制御する
ことができる。しかもカードに設定する情報の登録・変
更等が容易であり、またカード自体を安価に製作し、装
置本体部も簡易に、且つ安価に構築することができるの
で種々のシステムに効果的に採用可能である等の効果が
奏せられ°る。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示すもので、第１図は実施例に
係る光ロジックキーカード装置の全体的な概略構成図、
第２図および第３図は光ロジックキーカードにおける光
導波路の作用を示す図、第４図乃至第１２図はそれぞれ
光ロジックキーカードの構成例を示す図である。 １・・・光ロジックキーカード、２・・・装置本体部、
３・・・力、−ド挿入部、４・・・発光部、５・・・受
光部、６・・・制御部、１・・・鍵部、８・・・電源部
。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 第４図 第５図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）光ロジックキーカードと、この光ロジックキーカ
   ードが装着される装置本体部とからなり、上記光ロジッ
   クキーカードは入射光をパターン化して射出する光導波
   路を備え、前記装置本体部は前記光ロジックキーカード
   の光導波路に光を導入する発光部と、上記光導波路から
   射出される光を受光検知する受光部と、この受光部にて
   検知される光の受光パターンが予め設定されたパターン
   であるときに所定の動作を制御する制御部とを具備した
   ことを特徴とする光ロジックキーカード装置。
2. （２）光ロジックキーカードの光導波路は、入射光を伝
   達する透光部と上記入射光の伝達を阻止する遮光部とを
   備えて該光導波路に導入された光をパターン化して射出
   するものである特許請求の範囲第１項記載の光ロジック
   キーカード装置。
3. （３）制御部は、鍵部を解錠制御するものである特許請
   求の範囲第１項記載の光ロジックキーカード装置。