JPH01112603A - 平行クランク式可動ア−ム - Google Patents

平行クランク式可動ア−ム

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JPH01112603A
JPH01112603A JP12920687A JP12920687A JPH01112603A JP H01112603 A JPH01112603 A JP H01112603A JP 12920687 A JP12920687 A JP 12920687A JP 12920687 A JP12920687 A JP 12920687A JP H01112603 A JPH01112603 A JP H01112603A
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JP
Japan
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arm
link
spring
parallel crank
hinge
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Pending
Application number
JP12920687A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Yamada
憲幸 山田
Toshinori Tanaka
利典 田中
Takashi Kuwajima
桑島 孝
Akio Kato
明男 加藤
Masao Okada
正男 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、学習スタンド、机上スタンド、ブックスタ
ンド、ヘッドライト等に用いられる平行クランク式可動
アームに関する。
〔背景技術〕
平行クランク式可動アームは、各種スタンドやベツドラ
イト等において、照明器具や書見台等を支持する手段と
して用いられている。第44図は、従来の平行クランク
式可動アームを示すものであって、下ヒンジ部1がアー
ム取付金具2に固定されるようになっていて、この下ヒ
ンジ部1にパイプ状リンク3.4の各一端が回転可能に
固定され、中ヒンジ部5にこれらリンク3,4の各他端
が回転可能に固定されるようになっている。この中ヒン
ジ部5にはさらに別のパイプ状リンク6゜7の各一端が
回転可能に固定され、上ヒンジ部8にこれらリンク6.
7の各他端が回転可能に固定されるようになっている。
この上ヒンジ部8には支持物取付金具9が回転可能に固
定されるようになっている。アーム取付金具2は、この
アームを机等に取り付けるために用いられるものであり
、被支持物取付金具9は照明器具や書見台等の被支持物
をアームに取り付けるために用いられるものである。各
ヒンジ部1,5.8は、2枚の円板10.10を互いに
向かい合わせてネジ11とナツト12で固定することに
より構成されている。各リンク3,4,6.7は、両端
部が円板10,10に挟まれてその両側の凸部13が円
板10に設けられた穴10aに挿入されることで円板1
0゜10に固定され、この凸部13を軸として回転する
ようになっている。
このアームは、第45図に示されているように、リンク
3.4およびヒンジ部1,5が、回転中心B、B’、C
,C’を有する下平行クランク機構を構成しており、リ
ンク6.7およびヒンジ部5.8が、回転中心り、D’
、E、E’を有する上平行クランク機構を構成している
。図中、A。
A′およびA“は、各ヒンジ部1,5.8の中心点を示
している。このアームは、上下平行クランク機構の傾き
角度を変更することにより、アーム先端の金具9に取り
付けられた照明器具や書見台等の被支持物の位置を変え
ることができる。上あるいは下クランク機構の傾き角度
を変更するときは、リンク6.7あるいはリンク3,4
は、平行状態を保ったままで、その間隔を変えつつ中ヒ
ンジ部5あるいは下ヒンジ部1に対して回転する。
第46図は、学習スタンド(机上スタンド)の従来例を
示している。この学習スタンドは、アーム取付台14.
アーム15および照明器具16を、それぞれ、備えてい
る。台14は机17に固定され、アーム15はこの台1
4に固定されるようになっている。ここに用いられてい
るアーム15は、第44図および第45図のアームとほ
ぼ同じ構造をしており、したがって、第44図および第
45図に示す番号と同じ番号を有する部材は、同図の部
材と同じ部材を示している。したがって、この場合も、
パイプ状リンク3,4、下ヒンジ部1および中ヒンジ部
5が下平行クランク機構を構成しており、パイプ状リン
ク6.7、中ヒンジ部5および上ヒンジ部8が上平行ク
ランク機構を構成している。そして、照明器具16は、
上ヒンジ部11の金具9に取り付けられているのである
この学習スタンドは、上下平行クランク機構の傾き角度
を変更することにより、照明器具16の上下の位置およ
び前後の位置を変えることができる。このことは、証明
器具16の灯具ヘッドの向きを一定に保ちつつ行えるこ
とはいうまでもない。下ヒンジ部1.中ヒンジ部5には
、摩擦力で上下の平行クランク機構におけるアーム15
の曲げ角度を所望の角度で止めておくロック金具18゜
18が設けられている。図中、19は電線であって、リ
ンク4.7の内部に通されて照明器具16に接続されて
いる。
第47図は、ペッドライトの従来例を示している。この
ペッドライトは、電源ボックス20.アーム21および
照明器具22を、それぞれ、備えている。電源ボックス
20は、ベツド23の近傍に設置されており、これには
、手元に置かれるスイッチ24が接続されている。アー
ム21は電源ボックス20に固定されるようになってい
る。このアーム21も、第44図および第45図のアー
ムとほぼ同じ構造をしており、したがって、これと共通
の番号は同じ部材を示している。照明器具22は、上ヒ
ンジ部8の被支持物取付金具9に取り付けられている。
このベツドライトも、上下の平行クランク機構の傾き角
度を変更することにより、照明器具22の位置を変える
ことができる。下ヒンジ部1.中ヒンジ部5には、それ
ぞれ、バネの引張力によって、上下の平行クランク機構
におけるアーム21の曲げ角度を所望の角度で支えるロ
ック金具25.25が設けられている。リンク4.7に
は、リンク3.4間、リンク6.7間の間隔が所定の間
隔より狭くならないようにして、2本のリンク間に指が
挟まれるのを防ぐストッパ26が設けられている。
第48図は、ブックスタンドの従来例を示している。こ
のブックスタンドは、アーム取付台27、アーム28お
よび書見台29を、それぞれ、備えている。台27は机
17上にR置されるようになっており、アーム28はこ
の台27に固定されるようになっている。このアーム2
8も、第44図および第45図のアームとほぼ同じ構造
をしており、これと共通の番号は同じ部材を示している
。書見台29は、アーム28先端の上ヒンジ部の金具(
図では書見台29の陰に隠れて見えない)に取り付けら
れている。
このブックスタンドも、上下平行クランク機構の傾き角
度を変更することにより、書見台29の位置を変えるこ
とができる。下ヒンジ部1.中ヒンジ部5には、それぞ
れを引き上げ力によって、上下の平行クランク機構アー
ム28を所望の曲げ角度で支えるロックバネ30.30
が設けられている。図中、31は、本であって、書見台
29上に載せられている。
ところで、第44図および第45図に示されている従来
のアームおよび前記学習スタンドやブックスタンドに用
〜いられているアームには、前記のように、平行クラン
ク機構の傾き角度の変更により、対応するリンクの間隔
が変わるので、2本のリンク間に指等が挟み込まれて怪
我をすることがあるという問題があった。他方、前記ベ
ツドライトに用いられている従来のアームは、このよう
な事故を防ぐためのストッパが設けられているので、2
本のリンク間に指等が挟み込まれて怪我をする恐れはな
い。しかしながら、このようなストッパを設けたため、
上下の平行クランク機構の傾き角度が制限されて、アー
ムの可動範囲が、ストッパのない場合に比べて小さ(な
るという別の問題が生じている。
前記従来のアームには、また、前記ロック金具やストッ
パ等が外部に露出しているので、外観が悪いという共通
の問題もあった。
〔発明の目的〕
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであ
って、外観を悪化させる付属物を露出させる恐れがなく
、しかも、ストッパを設けなくても2本のリンク間に指
等が挟み込まれる恐れが無い平行クランク式可動アーム
を提供するごとを目的としている。
〔発明の開示〕
発明者らは、前記のような目的を達成するため、種々の
検討を行った。そして、平行クランク機構の2本のリン
クのうちの一方を筒状とし、他方のリンクをこの筒状リ
ンクの内部に収めることを考えて、追試を行った。その
結果、これが良好な結果をもたらすことを確認して、こ
こに、この発明を完成した。
したがって、この発明は、2本のリンクの各−端が一つ
のヒンジに軸止めされ各他端が別のひとつのヒンジに軸
止めされている平行クランク機構を備えていて、同平行
クランク機構の傾き角度の変更により先端位置を変える
ことが可能となっているアームであって、前記両リンク
のうちの一方が筒状となっており、他方がこの筒状リン
クの内部に収められていることを特徴とする平行クラン
ク式可動アームをその要旨としている。
以下に、実施例をあられす図面に基づき、この発明の詳
細な説明する。
第1図および第2図は、この発明にかかる平行クランク
式可動アームの第1の実施例をあられしている。これら
の図にみるように、このアームは、ダブルアームであっ
て、下アーム41と上アーム42を備えている。下アー
ム41の下端には下ヒンジ部43が設けられ、上アーム
42の上端には上ヒンジ部44が設けられている。上、
下アーム42.41は、中ヒンジ部45によって屈曲可
能に連結されている。下アーム41は、断面四角形の筒
状体となっている下第1リンク46と下第2リンク47
からなっており、下第2リンク47は下第1リンク46
内に通されている。上アーム42も、断面四角形の筒状
体となっている上第1リンク91と上第2リンク96か
らなっており、上第2リンク96は上第1リンク91内
に通されている。
この平行クランク式可動アームは、上記のごとく構成さ
れているため、第19図に示されているように、上下二
つの平行クランク機構111.112を有するものとな
っている。すなわち。前記上アーム42.上ヒンジ部4
4および中ヒンジ部45が上の平行クランク機構111
を構成し、下アーム41.中ヒンジ部45および下ヒン
ジ部43が下の平行クランク機構112を構成している
のである。第19図において、A、A’、A“。
B、B’、C,C’は上下平行クランク機構111.1
12の各回転中心を示しており、中心Aは前記下ヒンジ
部のピン59 (第3図参照)、A′はピン92(第1
6図参照)、A“は上ヒンジ部のピン59(第18図参
照)、Bは軸79a (第3図参照)、B′は軸95a
 (第16図参照)、Cは軸95c(第16図参照)、
C′は軸105(第18図参照)にそれぞれ対応してい
る。また、上平行クランク機構112の辺A−A ’は
、カバー48.下第1リンク46およびカバー88に、
辺B−B’は、下第2リンク47に、上平行クランク機
構111の辺A ’ −A ”は、カバー89、上第1
リンク91およびカバー99に、辺C−C′は、上第2
リンク96にそれぞれ相当している。
そして、両平行クランク機構111,112を立てたり
倒したりすることにより、アーム先端を移動させ、アー
ム先端に取り付けられた支持物を移動させることができ
るのである。
以下に、その具体的構造をより詳しく説明すれば、下ヒ
ンジ部43は、第3図および第4図(a)。
(b)に示されているように、一対の円形のカバー48
.49およびヒンジ板50を備えている。カバー49は
、アームを机等に取り付けるための差込棒51が設けら
れている。カバー48は、断面四角形の筒部52を備え
ている。この筒部52は、下第1リンク46の一端に挿
入されて、リベット40aによりこれと固定されている
。ヒンジ板50は、円板状となっており、ネジ53によ
りカバー49の内側の凸部54に強固に止められ、カバ
ー49の突起55.55の先端がヒンジ板50の穴56
.56に挿入されている。ヒンジ板50には、あとで説
明する圧縮バネ57により、ヒンジ板50を回転させる
方向の力が加わり、ネジ53に剪断する方向の力が加え
られる。この力により、ネジ53が破損したり、ゆるん
だりするのを防止するため、ヒンジ板50に加わる力を
突起55で受けるようにしている。ヒンジ板50の縁部
切欠50aに挿入されたカバー49の円孤形凸部61に
よっても、ヒンジ板50に加わる力が受けられている。
カバー48.49とは、間に摩擦リング58が挟まれる
ようにして合わされ、カバー48がカバー49に対して
回転可能となるようにしてピン59により互いに固定さ
れている。摩擦リング58は、ポリアセタール等の樹脂
からなっていて、カバー48.49が直接接触してカバ
ー48の回転時に両者が摩耗するのを防ぐとともに、カ
バー48を所望の回転位置に固定するときにカバー48
と摩擦リング58との間の摩擦力が利用できるようにし
ている。摩擦リング58には、突起60.60が設けら
れている。この突起60゜60の間には、カバー49の
周壁の円孤形凸部6エが嵌め込まれており、これにより
、摩擦リング58はカバー49に対して回転しないよう
になっている。このようになっていると、摩擦リング5
日がカバー49により補強されるといった理由で摩擦リ
ング58を薄形にすることができるとともに、摩擦リン
グ58の全周面において均一な摩擦力が得られる。第5
図にも示されているように、カバー48の切欠62には
、電線63の取付部64が、その溝65に切欠62の縁
が挿入されて取り付けられている。取付部64は、駒形
となっていて外側部分先端が下第1リンク46とは反対
の側に向くようにされている。取付部64は、アームの
使用時に邪魔にならないようできるだけ小さくするとと
もに、下第1リンク46の反対側への突出量を小さくす
るようにするのがよい。下ヒンジ部43内に通された電
線63は、カバー48の凸部66.67の間を通されて
、カバー48の縁部を通るよう導かれたのち、下第1ア
ーム46の内部に通される。この実施例のように、カバ
ー48.49のうち、回転する側のカバー48に電線の
取付部64を取り付けるようにしたのは、電線63がカ
バー48とともに回転するようにしておくと、カバー4
9に設けるようにした場合に比べて、カバー48の回転
時の電線63の屈曲量が減って電線63の断線する恐れ
が少なくなるといった効果が得られるからである。電線
63は、切欠62と筒体52までの間の部分がカバー4
8の中心側に寄ると下第2リンクのシャフト68やバネ
押し金具69等に挟み込まれて断線する恐れがあるので
、前記のようにカバー48の縁部を通るようにするのが
よい。この場合、前記凸部66.67を設けるようにす
ると、断線防止が確実に行われるようになり1.配線の
作業性も向上するといった効果が得られる。ピン59は
根負ピンであって、第6図に示されているように、軸7
0の基部70aが四角となっている。また、軸70の先
端部70bはDカットが行われていて、側部分にDカッ
ト面71が設けられている。ピン59の軸基部70aは
カバー48の中心にある貫通穴48aの角穴部72に嵌
め込まれるようになっており、このため、ピン59はカ
バー48とともに回転するようになっている。ピン59
の軸70は軸リング73に通され、軸リング73はヒン
ジ板50の中心部の貫通穴74に通されている。軸70
は、カバー49の中心にある凸部54の位置に設けられ
た貫通穴75に通され、さらに、座金76の穴76aに
通されたのち、先端部分が広げられて座金76から抜け
ないようにされている。したがって、ヒンジ板50の中
心が下第1リンク46の回転中心となっている。座金の
穴76aの断面は軸の先端部70b(第6図参照)の断
面に対応する形をしている。このため、座金76は、カ
バー48とともに回転するようになっている。ピンの軸
70には、めねじ77が設けられており(第6図参照)
、このめねじ77につまみねじ78が螺入している。こ
のつまみねじ78の頭部は座金76に当てられていて、
カバー49には直接接触しないようにされており、カバ
ー48とともに回転するようになっている。つまみねじ
78を締めると、カバー48と49とが引き寄せられ、
カバー48と摩擦リング58との間の摩擦力が大きくな
り、逆に、つまみねじ78をゆるめるとカバー48と4
9とが離れ、カバー48と摩擦リング58との間の摩擦
力が小さくなる。このように、つまみねじ78によりカ
バー48と摩擦リング58との間の摩擦力を調節するこ
とができるようになっている。カバー48の回転により
つまみねじ78が自然にゆるんでくる恐れがあるが、こ
の実施例のように、カバー48とともにピン59.座金
76およびつまみねじ78が回転するようになっている
とそのような恐れは少ない。また、座金76をポリアセ
タール等の樹脂からなるものとすれば、座金76がカバ
ー49に対し滑らかに回転するようになって、−層、つ
まみねじ78がゆるむ恐れが少なくなる。
ヒンジ板50は、各リンクの回転中心となる軸79a、
79bが突設されている。このヒンジ板50は、第7図
および第8図に示されているように、充分に厚い金属板
を所定の形状の板体50′とし、この板体50′に設け
た貫通穴80に軸となる丸ピン79′あるいは根角ピン
79“等のピンを固定することによりつくるようにする
とよい。ピン79″等は、合わせ面81を溶接等により
強固に同定するようにするとよい。使用するピンの形状
は、丸ピン79′でもよいが、根角ピン79″を用いる
ようにすると、ピンの外れやがたつきを防止できる。ヒ
ンジ板50は、鋳造するようにしてもよい。ヒンジ手圧
50の軸79a、79bには軸リング82.82が嵌め
られている。軸79aの軸リング82は、シャフト68
の一端の穴68aに挿入され、軸79bの軸リング82
は、バネ押し金具69の一端の穴69aに挿入されてい
る。したがって、金具69およびシャフト68は、ヒン
ジ板50の偏心位置にその回転中心を持つこととなる。
金具69は、シャフト68とカバー48の間の位置に配
置されている。軸リング82は回転を滑らかにするもの
であって、この実施例においては、回転中心となる軸に
はすべて軸リングを嵌めるようにしている。軸リング8
2は、樹脂や金属等の給油を必要としない材料からなる
もの(無給油性リング)が望ましい。軸リングを用いる
ようにすると、回転部やその軸の摩耗の防止、異音の発
生の防止が効率よく行われ、軸や回転部品の寸法のばら
つきも吸収することが可能となる。軸79a、79b等
の軸に軸リング82を嵌める代わりに、軸79a、79
b等の軸に樹脂等をコーティングすることによっても、
回転を滑らかにすることができるといった効果を得るこ
とができる。軸に止められる部品の運動頻度が少ない場
合は、軸リング82を省略することができるヒンジ板5
0の縁部には、第4図(al、 (blや第8図に示さ
れているように、円弧形の切欠50aが設けられており
、この切欠50aには、第4図(al、(b)や第5図
に示されているカバー48の凸部67が挿入されるよう
になっている。この凸部67は、第9図に示されている
ように、下アーム41がほぼ垂直にされたとき、切欠5
0aの一端に当たり、第10図に示されているように、
下アーム41が水平にされたとき、切欠50aの他端に
当たるようになっており、これにより、下アーム41の
可動範囲が制限されている。下アーム41の可動範囲は
、切欠50aの両端とヒンジ板50の中心点とを結ぶ2
本の線の開き角度を変えることにより、変更することが
できる。従来の平行クランク式可動アームにおいては、
所望の可動範囲の両端で2本のリンクが当接して範囲外
にアームが回転しないようにしたり、第47図に示され
ているように、ストッパ26を別部品として使用するよ
うにしていた。これに対し、この実施例においては、両
力バー48.49の内部に設けられたヒンジ板50と突
起67の組み合わせにより、容易に可動制限がなされる
ようになっている。
この実施例では、カバー48.49内にヒンジ板50等
の部品が収納されるようになっており、外から下ヒンジ
部43内の部品が見えず、下ヒンジ部43内に異物が侵
入できないようになっている。このようにするには、少
ない部品スペースを有効に活用できる部品構造が必要で
ある。このことは、あとで説明する中ヒンジ部45.上
ヒンジ部44についても同様である。
上第2クランク47は、第3図および第11図に示され
ているように、シャフト68の穴68aとは反対側の端
部に金具83がネジ84により固定されている。第2ク
ランク47は、シャフト68と金具83が一体となった
かたちのものであってもよい。シャフト68には、金具
83側から順に、シャフト68のガイドとなるガイドリ
ング85、圧縮バネ57.バネ押し部材87.金具69
端部の穴69bが通されている。この実施例においては
、シャフト68の穴68a側端部および金具69は、狭
いスペースでも通すことができるよう板状となっている
。金具69の形状は、第9および10図に示されている
ように、下アーム41が可動範囲内のいかなる位置にあ
っても、電vA63の通るスペースが確保できるよう決
定される必要があり、この実施例では、穴69a側が弓
形に曲げられることにより、電線63の通るスペースが
常に確保されるようにしている。
第10図に示されているように、下アーム41が倒され
、シャフト68と金具69とが倒されると、金具69の
先端はシャフト68に沿って下ヒンジ部43から突き出
す方向にスライドするので、バネ57は金具69により
押されて圧縮される。このように圧縮された圧縮バネ5
7の反発力でシャフト68が撓み等の変形を起こしたと
きに、シャフト68が第1リンク46の内面に当たらな
いようガイドリング85およびバネ押し部材87がシャ
フト68に挿入され、これらが上第1リンク46の内面
を慴動するようになっている。また、ガイドリング85
およびバネ押し部材87は圧縮バネ57の両端の支えも
兼ねており、バネ押し部材87は、金具69とシャフト
68とが滑らかに慴動するようにもしている。シャフト
68は、板状部分の幅方向が上第1リンク46の長断面
方向に向けられているといった理由で、長断面方向には
充分な強度を有する。また、上第1リンク46の短所面
方向については、シャフト68の短断面方向長さを上第
1リンク46の短所面長さに近い寸法とし、しかも、他
の部材との接触面を曲面としているので、上第1リンク
46内で変形を起こしにくくなっている。シャフト68
の短断面方向長さや、金具69のバネ押し部材87側端
部の短所面長さを、ガイドリング85やバネ押し部材8
7の短所面長さよりも短い寸法とする事などにより、ガ
イドリング85およびバネ押し部材87以外の部材が上
第1リンク46に接触しないようにすると、下アーム4
1の回転に際して異音の発生が防がれる。シャフト68
の径は圧縮バネ57の内径とほぼ同じで、わずかに小さ
くなっている。このようになっていると、圧縮バネ57
が圧縮されても、蛇行が防止される。このため、圧縮バ
ネ57の耐久性が向上し、上第1リンク46と圧縮バネ
57の内面との擦れによる異音の発生が防がれるといっ
た効果が得られる。第49図に示されているように、シ
ャフト68の径が圧縮バネ57の内径よりも大分小さく
なっていると、圧縮バネ57が圧縮されたとき蛇行する
。このため、圧縮バネ57の耐久性が低下し、上第1リ
ンク46と圧縮バネ57の内面との擦れによる異音が発
生するといった不都合が生じる。
この実施例では、第14図の(alで示されているよう
に、上第1リンク46のカバ−48側端面46aは、カ
バー48周壁と同心の円弧面となって突き合わされるよ
うになっている。このため、第14図の(b)で示され
ているように、上第1リンク46のカバ−48側端面4
6bが平面となって突き合わされるようになっている場
合に比べて、デザイン性がよく見栄えがよい。また、突
き合わせ部の隙間が目立ちにくいといった効果も得られ
る。さらに、両場合において、上第1リンク46端面の
幅方向一端aがカバー48の中心点がらu=iれた位置
にあり、カバーの筒部52先端が前記−端aよりhだけ
挿入されているとすると、上第1リンク46端面の他端
すが筒部52先端より、m、nだけ離れることになる。
m > nとなるので、第14図の(alで示されてい
る場合の方が、同図の(blで示されている場合に比べ
て、筒部52の上第1リンク46に対する挿入部分が多
くなり、両者の結合部分の強度が上昇する。
中ヒンジ部45は、第15図(at、 (b)および第
16図に示されているように、一対のカバー88゜89
およびヒンジ板90を備えている。カバー88.89は
、筒部5′2を備えている。カバー88の筒部52は、
上第1リンク46の一端に挿入されて、リベッ)40b
によりこれと固定されている。カバー89の筒部52は
、上アーム42の上第1リンク91の一端に挿入されて
、リベット40cによりこれと固定されている。上第1
リンク91には、前記のように上第2リンク96が通さ
れている。カバー88と89とは、間にヒンジ板90が
挟まれるようにしてピン92が通されて、互いに回転可
能となっている。ピン92の先端のめねじには、下ヒン
ジ部の場合と同じく、座金93が嵌められたネジ39が
挿入されている。ヒンジ板90の片面には、円弧形の切
欠94.軸95aが設けられ、反対面には軸95b、9
5cが設けられている。軸95 a、  95 b、 
 95 cには、いずれも、軸リング82が嵌められて
おり、軸95aの軸リング82は下第2リンク47の金
具83先端の六83aに通され、軸95cの軸リング8
2は上第2リンク96のシャフト68の穴68aに通さ
れ、軸95bの軸リング82は金具69の穴69aに通
されている。この金具69は、前記下ヒンジ部の金具6
9と同じ構造で同じ作用を行う。上第2リンク96は、
下第2リンク47と同じ構造をしており、これと同様に
して金具69等の部材と組み合わされている。したがっ
て、上第2リンク96と組み合わされている部材で、下
第2リンク47と組み合わされている部材と共通する番
号は同じものをさしている。切欠94は、下第2リンク
47の金具83や電線63の配置ための空間を設けるた
めのものである。下第1リンク46を通った電線63は
、カバー88の筒体52を通って中ヒンジ部45内に通
される。そののち、ヒンジ板90の切欠94に設けられ
た穴94aよりカバー88側から89側へと通され、カ
バー89の筒体52を通って上第1リンク91に通され
ている。
中ヒンジ部45は、前記下ヒンジ部のようにネジによる
摩擦力の調節を行わず、カバー88.89間の接触抵抗
を極力少なくする方が、アーム全体の操作を滑らかにす
ることができる。このようにするため、カバー88.8
9の間には、隙間りが設けられている。また、この隙間
tより内部が見えないよう、カバー88の周壁先端に設
けられた凸条88aが、カバー89の周壁先端に設けら
れた凸条89aの内側に(るよう挿入されている。カバ
ー88の周壁内側には、凸条97aが設けられ、カバー
89の周壁内側には、凸条97b。
97cが設けられている。凸条97a、97b。
97cの各先端は曲面となっていて、わずかの隙間をあ
けてヒンジ板90と向かい合っている。ところで、カバ
ー88.89の間に隙間が設けられていると、両力バー
88.89がピン92だけで支えられていることになり
、ピン92の径とこのピン92が通されるカバー88.
89の穴の径との差が大きい場合等において、上アーム
42を回転させるとき等に、両力バー88.89の間隔
が広がったり狭まったりして、両力バー88.89が擦
れあったり、内部部材が変形する恐れがある。しかし、
前記のような凸条97a、97b、97Cを設けるよう
にし、両力バー88.89間の一部で隙間がなくなって
両者が擦れ合ったり内部部材が変形する前に、凸部97
a、97b、97Cがヒンジ板90に当たるようこれら
の凸部とヒンジ板90との隙間を設定するようにすると
、前記のようなことが防止される。凸部97a、97b
、97cはカバー88.89の周縁に沿ってできるだけ
長く設けるようにするとよい。
上ヒンジ部44は、基本的な構造が下ヒンジ部43とほ
ぼ同じである。上ヒンジ部44は、第17図(al、 
(b)および第18図に示されているように、一対のカ
バー98.99およびヒンジ板100を備えている。カ
バー98は、断面円形の筒部101を備え、カバー99
は、断面四角形の筒部102を備えている。この筒部1
02は、上第1リンク91の一端に挿入されて、リベッ
ト40dによりこれと固定されている。ヒンジ板100
は、ネジ53によりカバー98の内側に止められている
。カバー98.99とは、間にポリアセタール等の樹脂
からなる摩擦リング103が挟まれるようにして合わさ
れ、カバー98がカバー99に対して回転可能となるよ
うにしてピン59により互いに固定されている。摩擦リ
ング103のU字形湾曲部にはこれに沿うU字形凸条1
04が設けられていて、この凸条104は、ヒンジ板1
00の切欠100aに嵌め込まれている。これにより、
摩擦リング103はカバー98に対して回転しないよう
になっている。ピン59の軸70は軸リングア3に通さ
れ、軸リング73はヒンジ板100の中心部の貫通穴7
4に通されている。軸70は、カバー99に設けられた
貫通穴75に通され、さらに、座金76に通されたのち
、先端部分が広げられて座金76から抜けないようにさ
れている。ピンの軸70には、めねじ77が設けられて
おり、このめねじ77につまみねじ78が螺入している
。ヒンジ板100は、回転中心となる軸105が突設さ
れている。この軸105には軸リング82が嵌められ、
この軸リング82は、上第2リンク96の金具83の一
端の穴83aに挿入されている。ヒンジvi100の縁
部には、円弧形の切欠100bが設けられており、この
切欠100bにはカバー99の凸部106が挿入される
ようになっている。この凸部106により、上アーム4
2の可動範囲が制限されている。図中、107はローゼ
ットネジ、108は取付金具、109はつまみねじ、1
10は取付ネジであって、ローゼットネジ107は、取
付金具108をカバー98の筒部101に固定するのに
用いられるものであり、取付金具108は、支持物を取
り付けるのに用いられるものである。これらの部材の寸
法、材質等は、支持物の形状9重量等に応じて決めるよ
うにするとよい。電線63は、上第1リンク91よリカ
バー99の筒部102を通って上ヒンジ部44内に入り
、カバー98の筒部101を通り、取付金具10Bの貫
通穴108aを通って上ヒンジ部44の外に出る。
この実施例では、第19図に示されているように、中心
A′が、両平行クランク機構111,112に共通で用
いられている。従来の平行クランク式可動アームにおい
ては、第45図に示されているように、リンク3と4.
6と7がそれぞれ独立して設けられているといった理由
で、上下の平行クランク機構において互いに独立した回
転中心を設ける必要があった。また、この実施例では、
カバー48と49.88と89.98と99をそれぞれ
中心A、A’、A“となるピン5c+、92で固定する
ようにしている。これに対し、従来の平行クランク式可
動アームは、第44図に示されているように、回転中心
に関わりないネジ11等により各ヒンジ部1〜5の2枚
の板体10.10を固定するようにしていたので、取付
箇所が多くなっていた。
この実施例は、前記のように従来のものと比べて平行ク
ランク機構の回転中心の数が減り、ヒンジ部の取付箇所
が減っているので、製造にあたり、平行クランク機構等
を構成する部品の製造上の寸法精度のばらつきによる異
常、たとえば、平行クランク機構の各辺の長さのばらつ
き等を原因とする操作時のがたつき等の発生機会を低下
させることができると同時に部品点数の削減を行うこと
ができるようになっているといった理由でコストを低い
ものとすることができる。
つぎに、圧縮ばねによる引き上多デカ作用について、第
20図および第21図を用いて説明する。
この実施例では、アーム先端の支持物の重量およびアー
ム自身の重量を任意の位置で支えるため、圧縮ばねによ
る引き上げ力を用いている。図中、第19図と共通する
符号は同じものをさしている。Xは下ヒンジ部43側の
金具69の回転中心となる軸79b(第3図参照)、X
′は下アーム41例の圧縮バネ57(第3図参照)の一
端、X″は同バネ57 (第3図参照)の他端、Zは中
ヒンジ部45例の金具69の回転中心となる軸95b(
第15図参照)、Z′は上アーム42側の圧縮バネ57
 (第15図参照)の一端、Z#は同バネ57 (第1
7図参照)の他端にそれぞれ対応している。平行クラン
ク機構112,111を立てたり倒したりすると、x’
、z’は金具69に押されて上第2リンクに対応する辺
B−B’、上第2リンクに対応する辺c−c ’に沿っ
て移動するようになっているが、x’、z“は移動しな
い。第20図に示されているように、下アームを倒して
平行クランク機構112をDの位置からEの位置に下げ
ると、圧縮バネ57は金具69に押されて圧縮され、長
さが20より1と短くなる。X。
−11=Δlとすると、圧縮バネによる反発力Pは、式
P=ΔAXk(kはバネ定数)により得られる。この力
Pよりは、位置Eにおいて、辺B−B′上にTという分
力が得られ、この力Tが平行クランク機構112すなわ
ちアームを引き上げる方向に働き、アーム先端の支持物
の重量およびアーム自身の重量を任意の位置で支える。
第21図に示されているように、上アームを倒して平行
クランク機構111をFの位置からG、Hの位置に下げ
ると、圧縮バネ57が金具69に押されて圧縮され、長
さが短くなる。そして、圧縮ハネ57による反発力の分
力が平行クランク機構111すなわち上アームを引き上
げる方向に働き、アーム先端の支持物の重量および上ア
ーム自身の重量を任意の位置で支える。三つ以上の平行
クランク機構を備えたアームであっても、これと同様に
してアーム先端の支持物の重量およびアーム自身の重量
を任意の位置で支える引き上げ力を得ることができる。
前記引き上げ力は、第22図に示されているように、引
張ハネ113を用いるようにしても得ることができる。
図中、第20図と共通する番号。
符号は同じものを示している。114は金具であって、
一端がA’、B’側に回転可能に軸止めされ、他端が辺
B、B’に沿って移動可能となっている。Y′は引張バ
ネ113の固定側端部、Y′は同バネ113の金具11
4に固定された端部である。下アームを倒して平行クラ
ンク機構112をIの位置からJの位置に下げると、引
張バネ113は金具114により引っ張られて長さが長
くなる。引張バネ113の縮もうとする力Pより、辺B
−B ’上においてTという分力が得られ、この力Tが
平行クランク機構112すなわちアームを引き上げる方
向に働き、アーム先端の支持物の重量およびアーム自身
の重量を任意の位置で支える。
この実施例は、支持物の重さ等に応じて支持力の調整を
行うことができる。これについてつぎに説明する。たと
えば、1 kgの重さの支持物を支持するのに通するよ
う前記引き上げ力を調整した所定荷重1 kgのアーム
の場合、支持物の重量が1 kgを大きく越えると、ア
ームが垂れ下がることがある。すなわち、ブックスタン
ドのアームを例にとると、1kgの本を書見台に載せて
作業しているとき、さらにもう1冊の木を重ねて載せる
と、アームが垂れ下がってしまうことがある。逆に、所
定荷重よりある程度軽い支持物の場合は、アームが跳ね
上がることがある。所定通りの荷重がアームに掛けられ
ることは、比較的少ないのでこのようなことが起こる恐
れは多い。このとき、所定荷重を越えるある程度の加賀
荷分あるいは所定荷重よりある程度軽い負荷に対応して
常にアームを静止させることができると便利である。こ
の実施例は、下ヒンジ部43 (第3図および第4図(
al参照)あるいは上ヒンジ部44(第17図(a)お
よび第18図参照)に設けられたつまみネジ78を締め
たり緩めたりして、カバー48とリング58との合わせ
面、あるいは、カバー99とリング103との合わせ面
での摩擦力を調節することにより、支持物を静止する力
を調節することができるのである。この実施例において
は、上アームの静止力の3Jl 整を上ヒンジ部で行う
ようになっており、下アームの静止力を下ヒンジ部で行
うようになっている。中ヒンジ部に静止力の調節手段を
設けるようにしてもよいが、上下どちらのアーム側にど
れだけ摩擦力による静止力が働くか特定しにくく、アー
ム全体の操作力が強くなりすぎて操作しにくくなるとい
った問題が生じる恐れがある。後で説明するような、1
本のアームのみを有しこれの上下にヒンジ部が設けられ
たシングルアームの場合は、いずれか一方に静止力調整
手段を設けるだけでよいが、両方のヒンジ部に調整手段
を設けるようにすると、大きな効果を得ることができる
ようになる。
つぎに、第23図を用い、平行クランク機構等の回転中
心の設定や寸法関係の設定等について説明する。平行ク
ランク機構112や金具69の回転中心の位置関係は、
アームの必要可動範囲、必要引き上げ力、アームに通さ
れる電線の寸法によりほぼ決定することができる。たと
えば、この実施例のように、下アームすなわち上平行ク
ランク機構112が垂直位置Kから水平位置Mまで可動
となっている場合、まず、支持物の重量に応じて、必要
引き上げ力Tが決定される。この方Tに応じてバネを選
定し、位置Mにおける金具69と辺B−B’とのなす角
θや、位置KからMまでの間におけるバネの変位量Δl
より、金具69の回転中心Xおよび平行クランク機構1
12の回転中心Bを決定する。選定されたバネの寸法よ
り平行クランク機構112の辺B−B ’の長さおよび
下アームの第1リンクの太さを決定する。辺B−B ’
の長さより構造上構成可能な回転中心A、B間の長さa
を決定する。回転中心A、B間の長さがaの平行クラン
ク機構において、可動範囲内で操作しやすい位置にある
ときの水平線と回転中心AおよびBを通る線との角度α
を決定し、この角度αと直角となる位置しにおいて、a
に所定の長さSおよびPを加えて下アームの第1リンク
の幅Wを決定する。ここでPとは、電線を通すためのス
ペースを考慮した寸法である。回転中心A、B、Xを収
納することができ、ヒンジ部43内に部品を収納するこ
とができようヒンジ部43のカバーの寸法りを決定する
。このように、およそ寸法を決定することができる。こ
のようにして回転中心の設定や寸法関係の設定を行うな
かで、アームをコンパクトにするため、0寸法やW寸法
をできるだけ小さくし、引き上げ力Tを有効に活用でき
る回転中心位置を設定するとよい。
この実施例において、第2リンクとして、第12図およ
び第13図(a)、 (b)に示されているものが用い
られるようであってもよい。第12図に示されている第
2リンク115は、両端に穴116a、116aを有す
るシャフト板116を備えている。このシャフト板11
6には、二つのガイド金具117a、117bが間をあ
けてネジ118によりとめられており、このガイド金具
117a。
117bの貫通穴には、シャフト棒119が通されてい
る。シャフト棒119は、フランジ119aが設けられ
ており、フランジ119aとガイド金具117bの間に
圧縮バネ57が挿入されている。シャフト棒119のフ
ランジ119aからみて圧縮バネ57とは反対側の端部
に、一端に穴120aを有する金具120の他端がリベ
ット126により回転可能に固定されている。金具12
0は、第11図等に示されている金具69に対応するも
のであって、シャフト棒119側端部が突き出すよう回
転したときフランジ119aで圧縮バネ57を押すよう
になっている。第13図(a)、 (b)に示されてい
る第2リンク121は、幅方向両側に断面コ字形の凸部
122a、122bを持ち、長さ方向両端に穴123a
、123aを持つシャフト板123を有している。両凸
部122a、122b間には、金具124.圧縮バネ5
7および金具125が挿入されており、金具124は、
−方の凸部122aに設けられた突起127により外に
出ないようにされている。金具125には凸部125a
が設けられている。凸部122bの突起127とは反対
側の端部には溝128が設けられており、この溝128
から、一端に穴129aを有し他端に切欠129bを有
する金具129の切欠129b側端部が挿入されている
。切欠129bには、金具125の凸部125aが挿入
されている。金具129は、第11図等に示されている
金具69に対応するものであって、切欠129b(!l
!lI端部が突き出すよう回転したとき金具125を介
して圧縮バネ57を押すようになっている。
この発明にかかる平行クランク式可動アームは、前記の
ように、平行クランク機構の2本のリンクのうちの一方
を筒状とし、他方のリンクをこの筒状リンクの内部に収
めるようにしているので、従来の平行クランク式可動ア
ームのように、2本のリンク内に指等が挟まれて怪我を
するというようなことがな(、指等が挟まれるのを防止
するためのストッパを設ける必要がないので、アームの
可動範囲が制限されることもないのである。さらに、部
品をカバー内に収めることが可能になり、外観を向上さ
せることもできるようになった。
第46図および第47図に示されているように、従来の
平行クランク式可動アームでは、照明器具16.22を
取り付けた場合、これらに接続される電源用電線19等
は、ヒンジ部においてどうしても外部に露出せざるを得
ず、このため、電線19等は異常に屈曲したり、指、物
品等に引っ掛かって断線する恐れが多かった。これに対
し、この実施例では、電線がヒンジ部のカバーで覆われ
ているので、このようなことがない。従来の平行クラン
ク式可動アームではヒンジ部に指や物が挟まれることが
あった。また、使用期間が長くなるにつれて各回転可動
部の摩耗により金属等の摩耗粉や錆が落ちることがあっ
た。これに対し、この実施例では、バネ部品等の部品、
各回転可動部がカバー内に収納されるようになっている
ので、このようなことがない。
この実施例では、前記のように、支持物を任意の位置で
静止させるバネ機構を存しているので、所定の範囲の重
量の支持物を安定して静止させることができる。しかし
、このようなバネ機構は必ずしも必要とはされない。ま
た、前記のように、摩擦力を利用して、支持物のある程
度の重量幅に対応することができる。しかし、必ずしも
このようになっている必要はない。前記のようなアーム
の可動範囲制限手段を用いるようにしているので、カバ
ー内に収納可能で、可動範囲の制御も節単にできるよう
になっている。しかし、必ずしもこのような制限手段を
設けるようにする必要はない。前記のように中ヒンジ部
の二つのカバーが互いに接触しないようにしているので
、アーム全体の操作力が小さくなり、スムーズにアーム
が動くようになっている。しかし、必ずしもこのように
なっている必要はない。
この実施例は、アームの長さの違うもの、支持物の重量
の違うもの等に対しては、第1リンク、第2リンクのシ
ャフト、このシャフトに取り付けられる静止用のバネの
長さを変えることにより対応することができる。
第25図に、前記第1の実施例の平行クランク式可動ア
ームが学習スタンド(机上スタンド)に用いられている
例を示す。ここでは、平行クランク式可動アーム138
の基部が、机17に固定された取付台14に取り付けら
れており、アーム138の先端には、照明器具16が取
り付けられている。
第26図に、前記第1の実施例の平行クランク式可動ア
ームがペッドライトに用いられている例を示す。ここで
は、平行クランク式可動アーム138の基部が、ベツド
23の近傍に設置された電源ボックス20に取り付けら
れており、アーム138の先端には、照明器具22が取
り付けられている。
第27図に、前記第1の実施例の平行クランク式可動ア
ームがブックスタンドに用いられている例を示す。ここ
では、平行クランク式可動アーム138の基部が、机1
7に固定された取付台14に取り付けられており、アー
ム138の先端には、書見台具29が取り付けられてい
る。
第24図は、この発明にんかる平行クランク式可動アー
ムの第2の実施例をあられす。図にみるように、このア
ームは、シングルアームであって、アーム130の上端
に上ヒンジ部131、下端に下ヒンジ部132が設けら
れている。アーム130、上ヒンジ部131および下ヒ
ンジ部132の基本的な構造は、前記第1の実施例の上
下アーム42,41.上ヒンジ部44および下ヒンジ部
43と同じである。すなわち、下ヒンジ部132は、一
対のカバー48.49およびヒンジ板50を備えており
、ヒンジ板50はカバー49に固定されて、これととも
にカバー48に対し回転可能に取り付けられている。そ
して、つまみネジ78等の摩擦力調節手段や凸部67等
の可動範囲制限手段が設けられている。上ヒンジ部13
1も、−対のカバー98.99およびヒンジ板133を
備えており、ヒンジ板133はカバー98に固定されて
、これとともにカバー99に対し回転可能に取り付けら
れている。そして、つまみネジ78等の摩擦力調節手段
が設けられている。しかし、可動範囲制限手段は設けら
れていない。アーム130は、断面四角形の第1リンク
134に第2リンク135が通されている。第1リンク
134の両端には、カバー99.48が固定されている
。第2リンク135は、シャフト136の一端に金具1
37が固定されており、第2リンク135のシャフト1
36側端部は、ヒンジ板50に回転可能に固定され、金
具137側端部は、ヒンジ仮133に回転可能に固定さ
れている。シャフト136には、一端がヒンジ板50に
回転可能に固定された金具69の他端がスライド可能に
設けられており、アーム130が傾けられたとき、この
金具69でシャフト136に挿入された圧縮バネ142
を上ヒンジ部131に向けて押し付けるようになってい
る。図中、前記第1の実施例と共通する番号は同じもの
をさしている。第2の実施例においては、第1の実施例
で用いられている上下ヒンジ部のカバー等の部品を共通
して使用することが可能である。
第28図に、前記第2の実施例の平行クランク式可動ア
ームがベツドライトに用いられている例を示す。ここで
は、平行クランク式可動アーム139の基部が、ベツド
23の近傍に設置された取付台140に取り付けられて
おり、アーム139の先端には、照明器具141が取り
付けられている。
第29図は、この発明にかかる平行クランク式可動アー
ムの第3の実施例を断面によってあられしている。第3
0図は、アームの下部を半断面によってあられしている
。第31図は、アームを分解して斜めからみてあられし
ている。第36図は、アームの全体をあられしている。
これら第29〜31図、第36図にみるように、アーム
は、下アーム215と上アーム216の2本の可動アー
ムを備えているとともに、下アーム215の下端には下
ヒンジ部217が、上アーム216の上端には上ヒンジ
部218が設けられている。上下のアーム215.21
6は、中ヒンジ部219によって屈曲自在に連結されて
いる。
前記下アーム215は、四角形のパイプによって形成さ
れた下第1リンク220と、2枚の帯長状の板体によっ
て形成された下第2リンク221と、下引張バネ機構2
22からなっている。下第2リンク221は下第1リン
ク220内に通されている。下第1リンク220には、
その下端隅部に端部通孔223が形成されているととも
に、同リンクの下端中央に端部切欠224が形成されて
いる。下ヒンジ部217は、一対の下ヒンジ板225.
225を備えている。各下ヒンジ板225は、その中央
につまみ通孔226を備えているとともに、このつまみ
通孔226の外周に対応して、2個の固定用通孔227
.227と、2個の支点軸通孔228.229と、1個
のバネ支軸通孔230が設けられている。雨下ヒンジ板
225は、アーム差込棒231の上端に設けられた連結
ブロック232がその下端間に差し込まれるようにして
設けられており、2本の固定用ネジ233が、固定用通
孔227と、連結ブロック232の連結用通孔234に
通されナツト235によって締め付けられている。これ
によって雨下ヒンジ板225.225と連結ブロック2
32が連結される前記支点軸通孔228.229は、そ
の一方が第1支点軸通孔228とされ、他方が第2支点
軸通孔229とされている。第1支点軸通孔228は、
前記つまみ通孔226とほぼ同じ高さに設けられ、第2
支点軸通孔229は、それよりやや高い位置に設けられ
ている。バネ支軸通孔230は、第1.第2支点軸通孔
228,229を結ぶ線の延長上に配置されている。第
1支点軸通孔228に通された第1支点軸236は、端
部通孔223に通されて裏側からナツト235によって
緩く締め込まれている。これにより、下第1リンク22
0が回転可能とされている。第2支点軸通孔229に通
された第2支点軸237は前記端部切欠224内を通る
ようになっている。これにより、下第1リンク220が
回転して立ち上がっても、固定の第2支点軸237と回
転する下第1リンク220が互いに干渉しないようにな
っている。この第2支点軸237には、下第1リンク2
20内に通された下第2リンク221.221の下端に
設けられた第2リンク通孔238が連結されている。こ
れにより、下第1リンク221が回転可能とされている
前記両部ヒンジ板225,225の外側には、上部に切
欠通孔242を備えた一対の下ヒンジ部カバー243.
243が配備されていて、これら両力バー243,24
3は、その一方のつまみ挿通孔244から他方のネジ込
みボス245にねじ込まれた角度調節用つまみ246の
操作によって、雨下ヒンジ板225が下第1リンク22
0を挟み付けたり弛めたりするものである。
前記下第1リンク220の上端には、その幅間中央に端
部通孔247が設けられている。端部通孔247の外周
には、同通孔247に同心状をなして第2支点軸ガイド
溝248とバネ支軸ガイド溝249が形成されている。
中ヒンジ部219も一対の中ヒンジ+fi250,25
0を備えている。
この中ヒンジ板250は中央につまみ通孔22Gを備え
ているとともに、このつまみ通孔226の外周下側には
、第1支点軸通孔228を中間としてその一側にバネ支
軸通孔230が、他側に第2支点軸通孔229が設けら
れている。前記第1支点軸通孔228には第1支点軸2
36が通されているとともに、この第1支点軸236は
端部通孔247を通るようになっている。第2支点軸通
孔229には第2支点軸237が通されているとともに
、この第2支点軸237は第2支点軸ガイド?1II2
48を介して下第2リンク221の第2リンク通孔23
8に通されている。第2支点軸237は、同ガイド溝2
48内に沿って往復して動くことができる。
引張バネ機構222は、両リンク220,221の中心
線に交叉するように掛け渡されているが、その詳細はつ
ぎの通りである。
引張バネ機構222は、第32図にも分解した状態であ
られしであるように、コイルタイプのバネ251と、一
対の第1.第2バネ端部軸252a、252bを備えで
いる。ハネ251の自然長はrとされ、その一端には、
第32図にみるように、ハネ端部軸252bがその一端
のネジ部260を介してネジ込まれている。バネ251
の他端には、これと同様にしてハネ端部軸252aがね
じ込まれている。第1バネ端部軸252aは円筒形とさ
れ、その周部にハネ連結通孔241が形成されている。
第2バネ端部軸252bも円筒形とされ、その端部に受
ナンド(張力可変手段の一部)261がネジ込まれてい
る。受ナンド261はネジ孔262を備えていて、この
ネジ孔262に調節ネジ軸(張力可変手段の一部)25
3がネジ込まれている。この調節ネジ軸253の外周に
は駒型の連結ピース(張力可変手段の一部)263が螺
合しないように設けられていて、この連結ピース263
にバネ連結用ネジ孔264が形成されている。
前記バネ連結通孔241は、下ヒンジ板225.225
間に通され、端部切欠224内を通ったハネ支軸239
に連結されているとともに、バネ連結用ネジ孔264は
、中ヒンジ板250に通された一対のハネ支軸265,
265に連結されている。前記一対のバネ支軸265,
265は、下第1リンク220の上端に形成されたバネ
支軸ガイド溝249内で摺動できるようになっている。
これろは上アーム216側についても同様に構成されて
いる。
ii;?記引張バネ機構222は、バネ251の自然な
長さがiであり、調節ネジ軸253を受ナツト261か
らS程伸ばすと、ハネ連結通孔241とバネ連結用ネジ
孔264間の長さしが伸びるように設定されている。こ
の長さI、は、下アーム215についてみると、下ヒン
ジ板225を通るハネ支軸239の中心と、下第1リン
ク220のハネ支軸ガイド溝249の4奥部中心との間
の寸法と同一かやや長くなるように設定されている。し
たがって、このように自然な状態の引張バネ機構222
を下第1リンク220内に挿通して、上下のバネ支軸2
65,239に連結するとともに、調節ネジ軸253を
回して、第34図のように、ハネ251をSの範囲内で
必要量伸ばせば所定の引張力を発生するバネとすること
ができる。
なお、前記上アーム216は、前記下アーム215と同
様の構成をもって中ヒンジ部219と上ヒンジ部218
間に連結されているとともに、上ヒンジ部218に突設
された灯具取付棒254を介して灯具255が取り付け
られている。また、各ヒンジ部217,218,219
には、各アーム215,216の可動範囲を規定するよ
うにアームストッパ軸256が取り付けられている。つ
まり、このアームストッパ軸256によって、第35図
にみるように、下アーム215は垂直に立ち上がった状
態と水平に伏した状態の間において動くようになってい
るとともに、上アーム216は、下アーム215に直角
に向けられた状態を基準として上下に一定角度をもって
動くことができるようになっている。
ここで、前記アームの動きを、第36図にみる下アーム
215についての模式図を用いて説明する。
第36図にみるように、上第1リンク220と上第2リ
ンク221は支点A、  Bを中心に平行となるように
回転するようになっている。支点A。
Bと先端の支点A’、B’を結ぶ線は常に平行を保つよ
うに回転して、たとえば、下向きに大きく回動するとA
“、B“の位置にくるようになっている。支点c、c’
間に掛け渡された引張バネ機構222は両リンク220
,221に交差するようになっている。このため、支点
A、Bの延長線上にQはど離して配した支点Cと、支点
A’、  B′の延長線上に等量(等量である必要はな
い)分離して配した支点C′間の距離lは、下アーム2
15の前傾につれて大きく伸びて1+Il’となる。こ
のように、引張バネ機構22が、前記のように交差しな
い場合と比べて、同じアームの可動距離であっても長く
伸びるように掛け渡されていると、第35図にみる灯具
255の重iWおよび両アーム215,216の重量W
、 、W、による荷重トルクFが大きくとも、それに十
分応えるだけの大きな引き上げトルクTが発生すること
ができる。このことは、灯具255、可動アーム215
.216などが多少大型で重いアームであっても、十分
にバランス機能を発揮できる。また、機構的に大きい引
き上げ力を得ることができるので、支点A、B間の間隔
Pを小さく押さえて設定しても十分大きな引き上げ力を
発生することができることになり、これにより、アーム
を細く外観に優れたものにすることができるようになる
この実施例でも、前記第1の実施例と同様、平行クラン
ク機構の2本のリンクのうちの一方を筒状とし、他方の
リンクをこの筒状リンクの内部に収めるようにしている
ので、指等が挟まれて怪我をするというようなことがな
く、アームの可動範囲が制限されない。さらに、外観を
向上させることもできるのである。
この実施例では、引張バネ機構222を、少なくとも一
方のリンクに交差するようにしであるので、従来と同一
の引き上げ力を得る上でより両リンクの間隔を小さく抑
えることができ、その結果、より細いパイプを用いてア
ーム全体を細いものにすることが可能となって、これに
よりスリムで好ましい外観美をもつ可動アームを提供で
きる。
なお、前記実施例は2個所屈曲タイプとされているが、
1個所屈曲タイプであってもよい。前記引張バネ機構は
、第1、第2両リンクに交差して設けられているが、そ
の一方のリンクのみに交差するように設けてもよし、リ
ンクに交差しないよう設けるようであってもよい。また
、前記アーム差込棒231と灯具取付棒254には電源
線257が通されるようになっていて、この電線257
がさらに各バネ251内を通るようになっているが、こ
れに限定されない。
この実施例では、引張バネ機構222が長さ調節機能を
有するので、引張力をかけず自然な状態で組み込みがで
きて、組立の能率化が図れることとなる。しかも、前記
調節後においても調節ネジ軸253を回せば、引張力を
増減させることができるので、引張バネをはじめとする
諸部品に寸法・重量のばらつきがあって、第35図にお
いて、引き上げトルクTが荷重トルクFにバランスしな
い場合にも簡単かつ着実にバランス調整することができ
る。このことは、引張ハネ機構222のハネ251が劣
化によりバネ力の低下を来した場合、および、アーム組
立てに伴って組立状態にばらつきが生じるような場合に
おいても、同様に対処することができるものであること
を意味する。
また、上・下アーム215,216は共通で灯具255
のみが異種のものとされる場合でも、灯具255の重量
に合わせて引張力を調節することができ、これが、部品
の共通化につながってコストダウンを図ることができる
前記実施例において、第38図に示されているような引
張バネ機構266が用いられるようであってもよい。図
にみるように、この引張バネ機構266は、コイル状の
バネ267と、その軸方向両端に取り付けられた第1.
第2バネ端部パイプ268.269を備えている。第1
.第2バネ端部パイプ268,269は、第39図にみ
るように、それぞれの端部にネジ部270を08えてい
て、各ネジ部270がバネ267の両端にそれぞれねじ
込まれることによりバネ267に両バネ端部パイプ26
8,269が取り付けられている。これら各バネ端部パ
イプ268,269は、その端部にバネ連結通孔271
,271をbHえている。
このような引張バネ機構266において、前記第1.第
2バネ端部パイプ268,269の周部には、第39図
および第40図(b)にみるように、軸方向にやや長め
の嵌着孔272,272が形成されている。この各嵌着
孔272,272には、第1バネ端部パイプ268側に
導入ガイドピース273が、第2端部バイブ269側に
導出ガイドピース274が嵌着されている。
前記導入ガイドピース273は、第40図(alにもみ
るように、第1バネ端部パイプ268の外周に沿うよう
になっているピース座部276と、このピース座部27
6から曲がり形状に突出し第1バネ端部パイプ268内
に突出して臨むようになっている第1電線ガイド部27
7からなる。
前記ピース座部276の中央には、第38図にみるよう
に、プラグ278を有し、アーム差込棒231を通して
導かれた電源線257の一端を導入するための電線導入
口275が形成されている。導入された電源線257は
第1電線ガイド部2770曲面に沿って第1バネ端部パ
イプ268内に平行に向くように案内されるものである
。この電源綿257は、バネ267内を通って導出ガイ
ドピース274に導かれるようになっている。
前記4出ガイドピース274は、ピース座部279と、
第2電線ガイド部280が設けられているとともに、ピ
ース座部279の中央に形成された電線導出口281よ
り上側には、第2電線ガイド部280を通して導き出さ
れる電源線257を第2バネ端部パイプ269と平行に
なるように導くフード型の第3電線ガイド部282が一
体に突設されている。
なお、各ピース座部276.279の裏側には、嵌着孔
272.272の内周縁部に対応する部分に保合突起2
83が設けられている。また、第2電線ガイド部280
の先端には、第2バネ端部パイプ269の内周面に当た
り電線257の先端を第2電線ガイド部280内に誘導
する誘導突起284が突設されている。
引張バネ機構のコイルバネ内に電源線を通すようにする
と、たとえば、電源線を予め引張バネ機構内に通してお
き、その電線付引張バネ機構をもって各アーム内に挿入
すれば、組み入れが可能であり、これにより、電源線の
組み入れが抵抗少なくして能率的にかつ確実に行なわれ
る。しかも、前記第38図ないし第40図に示されてい
る引張ハネ機構266のようにガイドピース273.2
74を備えつけておけば、電源線257のバネ267内
への導入と導出も容易にできる。電源線がバネ内に通さ
れていると、ハネが電源線をを保護し、断線とか絶縁不
良などを起こすようなことがなくなる。また、前記のよ
うに筒状の第1リンク、つまり、アーム全体が、スリム
となってより外観が良好になる。
第2リンクとして、第41図に示されているものが用い
られるようであってもよい。同図に示されている第2リ
ンク285は、つぎのようになっている。図にみるよう
に、左右一対の帯長状のリンク板片286,286と、
両リンク板片286.286の両端間に一体に設けられ
ている連接部287.287と、各連接部287の先端
に一体になるように巻込状に形成されている軸挿通部2
88を備えた一体型リンクとして形成されている。両リ
ンク板片286,286は、間隔Wをもって互いに対向
し合うように折り曲げられているとともに、前記各軸挿
通部288は筒状に形成されてその内周に軸挿通孔28
9が設けられている。
前記第2リンク285は、第29図にみるように、下ヒ
ンジ板225に通される第2支点軸237にその一端の
軸挿通部289が連結されているとともに、他端の軸挿
通部289は、中ヒンジ板250に通される他の第2支
点軸237に連結される。前記間隔Wは、第41図およ
び第42図にみるように、コイルバネ251とバネ端部
軸252a等を有す引張バネ機構222を通すためのも
のである。また、引張バネ機構222内には灯具に接続
される電vA257が通されている。
前記リンクは、画板片286.286が一枚の板を折り
曲げて一体に形成されているとともに、その両端部に軸
挿通部288が一体に形成されたものであるので、簡単
かつ確実に組み付けることができ、組立作業性が向上し
たものである。また、前記のように軸挿通部288も含
めて一体成形できるので、画板片の取付孔のピッチにば
らつきが生じるようなことがなく、両軸挿通孔289の
中心間の寸法りが常に一定に得られて、組付けやすく、
リンク構造全体の寸法制度が向上したちのとなり、しか
も、平行リンク機構として抵抗の少ないリンクを提供す
ることができるだけでなく、一方の板片286に応力が
集中したりすることがないものである。さらに、軸挿通
部288を筒形としておけば、強度的に強くなるととも
に前記応力の集中がないことと相俟ってリンク板片28
6自体の板幅も十分小さくすることができるものである
。リンク板片286の幅が小さくなると、それを収める
第1リンク220の断面サイズも小さくて済み、これに
より、スリムで外観美に優れたアームを提供することが
できる。
なお、第43図に示されているように、軸挿通部を円筒
体によって別に形成しておき、連接部287に溶接等に
よって後付けするようにしてもよい。
ところで、この発明にかかる平行クランク式可動アーム
においては、アーム先端で支持する物体の重量とアーム
自身の重量を任意の位置で支えるため、圧縮バネや引張
バネでアームを引き上げるようにしていた。その具体的
な作用は、たとえば圧縮バネを用いたものについては第
20図ないし第21図を用いて説明し、引張バネについ
ては第22図を用いて説明した。これらの例では、一端
をヒンジ板に回転自在に固着した金具69,114を用
いてバネを圧縮しあるいは引っ張るようにしている。バ
ネによるアームの引き上げは、第29図ないし第31図
で示す実施例のごとくバネのみで行ってもよいが、この
ように、金具(連接体)69,114などを介してバネ
を圧縮しあるいは引っ張るようにすれば、バネの圧縮量
あるいは引張量がバネのみの場合より増大するため、好
ましいアーム引き上げ作用を発揮させることができ、か
つ、バネの必要長さも短くて済む。さらに、これらの例
では、バネを筒体の中に収めて外観を良くするようにも
している。
そこで、このような考えに基づく、別の参考例を以下に
詳しく説明する。
第50図は、この参考にかかる照明器具用アームの1例
をあられす。図にみるように、この照明器具用アームは
、アーム棒(クランク)324゜325、下ヒンジ部3
21および中ヒンジ部322が下平行クランク機構を構
成しており、アーム棒(クランク)326,327.中
ヒンジ部322および上ヒンジ部323が上平行クラン
ク機構を構成している。上ヒンジ部323には、灯具3
28が揺動可能に取付られている。下平行クランク機構
はつぎのような構成となっている。すなわち、第51図
に示されているように、下ヒンジ部321、は、2枚の
取付板329,329.アーム差込台330.スペーサ
ー331および取付ネジ332とナツト333の組み合
わせを3組備えている。取付板329は、軸穴334a
、334bおよびネジ挿入用の穴335a、335b、
335cが設けられている。アーム差込台330は、照
明器具取付台の取付穴に差し込まれる筒状のアーム差込
口330aを備えるとともに、ネジ挿入用の穴330 
b、・330bが設けられている。中ヒンジ部322は
、2枚の取付板337,337、スペーサー331およ
び取付ネジ332とナツト333組み合わせを1組備え
ている。アーム棒324は、筒状になっていて、両端の
両側に軸(支点)となる凸部324aを備えている。ア
ーム棒325も筒状となっており、これの一端には、両
側に軸となる凸部338aが設けられ、他端にも軸とな
る凸部339aが設けられている。そして、中間部には
、長さ方向に沿って延びる溝338bが2本、互いに向
かい合うようにして設けられている。アーム棒325の
内部には、第52図に示されているように、バネ押さえ
金具342゜圧縮バネ343が内蔵されている。バネ押
さえ金具342は、ネジ挿入用の穴342aおよび圧縮
バネ343の一端が挿入される凸部342bが設けられ
ている。取付板337は、軸穴334C〜334fおよ
びネジ挿入用の穴335bが設けられている。下ヒンジ
部321は、再取付板329.329の軸穴334b、
334aにアーム棒324.325の凸部324a、3
39aが挿入されるとともに、ネジ挿入用の穴335a
にスペーサー331の穴、ネジ挿入用の穴335b、3
35Cに差込台330のネジ挿入用の穴330bが合わ
されるよにして再取付板329,329が互いに向かい
合わされ、3本の取付ネジ332が再取付板329,3
29の穴335a、335b。
335Cに通され、その先端にナツト333が嵌められ
て組み立てられている。中ヒンジ部322は、再取付板
337.337の軸穴334d、334Cにアーム棒3
24,325の凸部324a、338aが挿入され、軸
穴334e、334fに上平行クランク機構のアーム棒
326,327の端部に設けられた凸部が挿入されると
ともに、ネジ挿入用の穴335dにスペーサー331の
穴が合わされるようにして再取付板337,337が互
いに向かい合わされ、取付ネジ332が再取付板337
.337の穴335dに通され、その先端にナツト33
3が嵌められて組み立てられている。両アーム棒324
.325は、金属等の剛性の材料からなる連接体く引張
合具)336,336により、互いに連結されている。
連接体336は、一端に軸穴336aを持ち、他端およ
び中間部にネジ挿入用の穴336b、336cを持つ。
両速接体336,336は、軸穴336aにアーム棒3
24の両凸部324a、324aが通されるようにして
互いに向かい合わされている。そして、両速接体336
,336のネジ挿入用の穴336 c、  336 c
に締めつけネジ332が通されて先端にナツト333が
取り付けられている。
また、溝338bにネジ挿入用の穴336bとバネ押さ
え金具342のネジ挿入用の穴342aが合わされ、軸
となる取付ネジ345がこれらに通されて先端にナツト
333が取り付けられている。この実施例では、連接体
336が、アーム棒324の一端の位置を中心として、
すなわち、一方の凸部324aを軸として回転するよう
になっているが、アーム棒324の他端を中心として、
すなわち、他方の凸部324aを軸として回転するよう
であってもよいし、圧縮バネ343をアーム棒324側
に設けるようにした場合等では、アーム棒25の端部の
位置を中心として、すなわち、一端の凸部338aある
いは他端の凸部339aを軸として回転するようであっ
てもよい。上平行クランク機構も前記と同様にして組み
立てられている。アーム棒324,326および差込口
330aには、電線346が通されており、電線346
の一端にはプラグ347が設けられ、他端は灯具328
に接続されている。
このアームは、上下平行クランクの可動範囲内ではある
が、上下平行クランクの角度を変えることにより、所望
の位置に灯具を移動させることができる。そして、つぎ
のような機構で灯具を所望の位置で支えることができる
ようになっている。
上平行クランク機構に着目して説明する。第53図にお
いて、破線で示されているように、上平行クランク機構
が倒れた状態、すなわち、アーム棒324.325が倒
れた状態では、灯具の重量およびアーム部品の重量によ
り、アーム全体が下に垂れ下がろうとする力、すなわち
、重量トルクTが生じる。一方、実線で示されているよ
うに、アーム棒324,325が立った状態において、
圧縮ハネ343が初期長lとなっているとすると、アー
ム捧324,325が倒れた状態では、連接体336の
アーム棒325側の軸(取付ネジ)345が、アーム棒
325の先端に向けてスライドし、圧縮バネ343は初
期長lからl′に圧縮される。そうすると、圧縮バネ3
43は、その反発力により軸345をアーム棒325の
基部に向けて付勢し、そのため、灯具およびアーム自身
を引き上げようとする引き上げトルクFが生じる。引き
上げトルクFは、圧縮バネ325のバネ定数等のバネ特
性と、初期長lからl′への縮み量(l−1’ =s)
により決定される。この引き上げトルクFと重量トルク
Tとが釣り合って、上平行クランク機構は静止する。上
平行クランク機構も同様である。
なお、この参考例の場合も、前述のように、バネを備え
ないアーム棒を筒状として、これの内部に灯具に接続さ
れる電線が収納されるようになっていると、アームの外
観がいっそうすっきりしたものとなる。しかし、必ずし
もこのようになっている必要はない。また、この参考例
では、平行クランク機構を二つ備えているが、一つしか
備えていないようであってもよいし、三つ以上を備えて
これらが連接されるようであってもよい。前記参考例は
、バネの延びようとする力を引き上げトルクに利用して
いるが、バネの縮もうとする力を利用するようであって
もよいことは言うまでもない。前記参考例は、連接体の
一端の軸がアーム棒の軸と共通となっている。このよう
にすると、構造が簡単になるといった効果が得られる。
しかし、必ずしもこのようになっている必要はなく、両
者の軸が別々に設けられるようであってもよい。
このように、バネの圧縮あるいは引張り作用でアームの
引き上げを行うようにした照明器具用アームにおいては
、前記のように、バネ定数等のバネ特性およびバネの変
位量により引き上げトルクを設定できるようにもなって
いる。このため、重量の異なる支持物であっても、その
重量に応じてバネ特性の異なるバネを用いること、ある
いは、連接体の長さを調整すること等により、所望の位
置にたやすく静止させることができるようになるのであ
る。また、バネのみでアームの引き上げを行うのでなく
、金具69,114や連接体336などを介してバネの
圧縮あるいは引張りを行い、アームの引き上げを行うよ
うにすれば、バネの圧縮量や引張量が増大し、バネの必
要長さが短くて済むと言う効果が得られるのである。さ
らに、アーム棒内にバネを内蔵するようにすれば、バネ
をアーム外に設けるようにした場合に比べて、外観がす
っきりしたものとなり、ひっかかりを防止するといった
目的でバネを包む部品を設ける必要がなく、組み立てが
簡単で、製造コストも低いものとなる。
〔発明の効果〕
この発明にかかる平行クランク式可動アームは、2本の
リンクの各一端が一つのヒンジに軸止めされ各他端が別
のひとつのヒンジに軸止めされている平行クランク機構
を備えていて、同平行クランク機構の傾き角度の変更に
より先端位置を変えることが可能となっているアームで
あって、前記両リンクのうちの一方が筒状となっており
、他方がこの筒状リンク内に収められているので、指等
が挟まれて怪我をするというようなことがなく、アーム
の可動範囲が制限されない。さらに、アームのリンク部
分が1本になって見えるから、外観がすっきりとしてお
り、意匠性にすぐれる。
この発明にかかる平行クランク式可動アームは、前記ヒ
ンジが円板状になっていてその中心が前記筒状リンクの
回転中心となり、前記筒状リンクの端が前記ヒンジの片
面を覆うヒンジと同心の円形カバーに連結されているの
で、筒状リンクの回転時にはその端部も前記円板状ヒン
ジの中心を回転中心とする円形運動をすることになる。
、そのため、前記円板状ヒンジは、前述のごとく、その
片面が筒状リンクと連結された円形カバーに覆われてい
ることに対応して、他の片面も別の円形カバーで覆われ
ているが、この別の円形カバーの周面と筒状リンク端部
のこれに対向する面との間の隙間が筒状リンクの゛回転
時常に一定となり、上記回転に伴いこの隙間が大きくな
ると言うようなことがないため、指先を挟む等の危険が
生じず、かつ、外観も著しく向上する。また、他方のリ
ンクに圧縮バネが装着され、この圧縮バネの一端が前記
−つのヒンジの側に係合され他端が別の一つのヒンジに
回転可能に固定されたバネ押し金具の他端に係合されて
いて、この圧縮バネの働きでアームが常に持ち上げられ
る方向に付勢されているため、アームの操作が容易とな
り、かつ、バネ押し金具における前記筒状リンク内から
前記円形カバー内に引き込まれた部分が湾曲して円板状
ヒンジの偏心位置にその回転中心を持っているため、こ
の湾曲がない場合に比し、筒状リンクの筒径が細(て済
む。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明にかかる平行クランク式可動アームの
第1の実施例の縦断面図、第2図は同実施例の角度を変
えた縦断面図、第3図は同実施例の下ヒンジ部の分解斜
視図、第4図の(a)は同実施例の下ヒンジ部とその近
傍部分の縦断面図、同図の(b)はその角度を変えた縦
断面図、第5図は前記実施例の下ヒンジ部のカバーの構
造説明図、第6図は同実施例のピンの斜視図、第7図お
よび第8図は同実施例のヒンジ板の製造説明図、第9図
および第10図は同実施例のアームの可動範囲の制限動
作説明図、第11図は同実施例の第2リンクの斜視図、
第12図は第2リンクの別の例の斜視図、第13図の(
a)および(b)は第2リンクのさらに別の例の構造説
明図、第14図の(a)は前記実施例のアームとカバー
の付き合わせ状態の説明図、第14図の(blはアーム
とカバーの別の付き合わせ状態の説明図、第15図の(
a)は前記実施例の中ヒンジ部とその近傍の縦断面図、
同図の(b)はその角度を変えた縦断面図、第16図は
前記実施例の中ヒンジ部の分解斜視図、第17図の(a
)は前記実施例の上ヒンジ部とその近傍部分の縦断面図
、同図の(b)はその横断面図、第18図は上ヒンジ部
の分解斜視図、第19図は前記実施例の動作説明図、第
20図および第21図は同実施例の圧縮バネの作用の説
明図、第22図は引張バネを備えた例における同バネの
作用説明図、第23図は前記第1の実施例の寸法等の設
定説明図、第24図のfa)はこの発明にかかる平行ク
ランク式可動アームの第2の実施例の縦断面図、同図の
(blは同実施例の角度を変えた縦断面図、同図の(C
1は同実施例の上ヒンジ部の縦断面図、第25図は第1
の実施例を備えた学習スタンドの斜視図、第26図は第
1の実施例を備えたペッドライトの斜視図、第27図は
第1の実施例を備えたブックスタンドの斜視図、第28
図は第2の実施例を備えたペッドライトの斜視図、第2
9図はこの発明にかかる平行クランク式可動アームの第
3の実施例の縦断面図、第30図は同実施例の下部の半
断面図、第31図は同実施例の分解斜視図、第32図は
同実施例の引張バネ機構の分解斜視図、第33図は自然
状態の引張バネ機構をあられした断面図、第34図は組
込み後の引張ハネ機構をあられした断面図、第35図は
第3の実施例の動作を説明するための側面図、第36図
は同じ(同実施例の動作を説明するための模式図、第3
7図は同実施例の外観をあられした斜視図、第38図は
電源線を通した引張バネ機構の斜視図、第39図はハネ
端部パイプの斜視図、第40図の(a)は第39図■−
■線断面図、同図の(blは導入ガイドピースの斜視図
、同図の(C1は導出ガイドピースの斜視図、第41図
は第2リンクの構造をあられした斜視図、第42図は同
第2リンクと引張バネ機構が第1リンク内に収まった状
態を断面であられした斜視図、第43図は第21Jンク
の別の例をあられした斜視図、第44図は従来の平行ク
ランク式可動アームの1例の分解斜視図、第45図は同
従来のアームの模式図、第46図は従来の学習スタンド
の斜視図、第47図は従来のベツドライトの斜視図、第
48図は従来のブックスタンドの斜視図、第49図は第
1リンク内のバネが蛇行した状態の説明図、第50図以
下はアームの引き上げ作用を発揮するバネにその圧縮星
や引張量を増大させる金具(連接体)を付し、かつ、外
観向上のためバネを筒体内に収めた参考例を示すもので
あって、第50図は同参考例にかかる照明器具用アーム
の斜視図、第51図は同アームの上平行クランク機構の
分解斜視図、第52図は圧縮バネを備えたアーム棒(リ
ンク)の内部構造説明図、第53図は上平行クランク機
構の動作説明図である。 41,215・・・下アーム 42.216・・・上ア
ーム 43,132,217・・・下ヒンジ部 44.
131,218・・・上ヒンジ部 45,219・・・
中ヒンジ部 46,220・・・上第1リンク 47.
221・・・上第2リンク 50.90,133゜・・
・ヒンジ板 91・・・上第1リンク 96・・・上第
2リンク 130・・・アーム 134・・・第1リン
ク135.285・・・第2リンク 138,139・
・・平行クランク式可動アーム 225・・・下ヒンジ
板250・・・中ヒンジ板 代理人 弁理士  松 本 武 彦 (0)    第4図   (b) 第14図 (G) (b) 第23図 (K) ^     )− N       ” 第27図 第28図 第40図 (ζ) (1))              (C)第45図 第46図 第47図 第48図 第49図 \68

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2本のリンクの各一端が一つのヒンジに軸止めさ
    れ各他端が別の一つのヒンジに軸止めされている平行ク
    ランク機構を備えていて、同平行クランク機構の傾き角
    度の変更により先端位置を変えることが可能となってい
    るアームであって、前記両リンクのうちの一方が筒状と
    なって他方がこの筒状リンクの内部に収められており、
    かつ、前記ヒンジが円板状になっていてその中心が前記
    筒状リンクの回転中心となり、前記筒状リンクの端が前
    記ヒンジの片面を覆うヒンジと同心の円形カバーに連結
    されているとともに、前記他方のリンクに圧縮バネが装
    着され、この圧縮バネの一端が前記一つのヒンジの側に
    係合され他端が別の一つのヒンジに回転可能に固定され
    たバネ押し金具の他端に係合されていて、この圧縮バネ
    の働きでアームが常に持ち上げられる方向に付勢されて
    おり、かつ、前記バネ押し金具が前記筒状リンク内から
    前記円形カバー内に引き込まれた部分が湾曲して円板状
    ヒンジの偏心位置にその回転中心を持っていることを特
    徴とする平行クランク式可動アーム。
  2. (2)平行クランク式可動アームが2組以上設けられて
    いて、互いに隣合う平行クランク式可動アームの回転軸
    の少なくとも一つが両者で兼用されている特許請求の範
    囲第1項記載の平行クランク式可動アーム。
  3. (3)平行クランク機構は、アームを持ち上げるバネ機
    構が設けられている特許請求の範囲第1項または第2項
    記載の平行クランク式可動アーム。
  4. (4)バネ機構が張力可変手段を備えている特許請求の
    範囲第3項記載の平行クランク式可動アーム。
  5. (5)バネ機構が引張バネ機構である特許請求の範囲第
    3項または第4項記載の平行クランク式可動アーム。
  6. (6)引張バネ機構が2本のリンクのうちの少なくとも
    一方のリンクの中心線に交叉するように掛け渡されてい
    る特許請求の範囲第5項記載の平行クランク式可動アー
    ム。
  7. (7)引張バネ機構がコイルバネを備えたものであって
    、このコイルバネに電源線が通されている特許請求の範
    囲第5項または第6項記載の平行クランク式可動アーム
  8. (8)筒状のリンクに収められるリンクが、左右1対の
    帯長状の板片を板面が対向するようにして有し、前記板
    片が1枚の板を折り曲げて1体に形成されたものである
    特許請求の範囲第1項から第7項までのいずれかに記載
    の平行クランク式可動アーム。
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