JPH0111228Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、熱風あるいは蒸気などを用いて、身
体に発汗作用を促す簡易サウナバスに関するもの
である。

従来、簡易サウナバスは、第１図斜視図から樹
脂シート、樹脂コーテイング布、不織布などを用
いて形成されたサウナ浴室１内に、熱風あるいは
蒸気などを送り込むものである。サウナ浴室１
が、上面２、底面３、前面４、後面５と二枚で一
対の側面６で形成されている。サウナ浴室１の形
成には、たとえば、おのおのの面を縫合したり、
熱溶着するほか、上面２、前面４、後面５、およ
び底面３を一体に作り、一対の側面６を縫合また
は熱溶着して得られるものである。上面２には、
身体の首部が位置する開口部７が設けられ、この
開口部７の縁には、開口部７から起立した首バン
ド８が備えられて、首バンド８の両端部分が開閉
自在となり、ベルベツト式フアスナーの如く止め
具９により、身体の首部を封止するようになされ
ている。上面２の開口部７から、上面２と前面４
には、フアスナー１０が設けられており、フアス
ナー１０を開閉することにより、身体がサウナ浴
室１に出入りが自在としているものである。上記
簡易サウナバスにおいては、サウナ浴室１の上面
２に位置する開口部７に身体の首部を位置する
と、首バンド８と上面２が一体になつているた
め、身体の首部は、固定されることから、首部の
動きが出来ず、長時間サウナ入浴を続けると、窮
屈なものとなり、入浴者には苦痛なものとなつて
いた。

さらに、他の従来例として、第１図のサウナ浴
室１の上面２、前面４及び一対の側面６を蛇腹状
の材料で形成したものがある。（実公昭47−28043
号公報参照） このサウナ浴室１においては、開口部７に身体
の首部を位置すると、首部が蛇腹状の材料によつ
て前後に動くが、周囲全部には動かず、やはり窮
屈なものとなつていた。

本考案は、上述の欠点を解消するために考案さ
れた簡易サウナバスであり、第２図は、本考案の
簡易サウナバス実施例を示す斜視図。第３図は、
上面２の側断面図を示す。簡易サウナバスは、第
１図従来例で示したサウナ浴室１と、このサウナ
浴室１内に、熱風または、蒸気を送り込む熱風、
蒸気などの発生器が備えられているものである。
第１図で説明した部材と同要素のものは同符号を
用いて説明をすると、サウナ浴室１の上面２に
は、身体の首部１１が位置する開口部７が設けら
れ、この開口部７の縁に首バンド８を一体に備
へ、首バンド８の両端部は、開閉自在としてベル
ベツト式フアスナーの如く、止め具９が設けられ
る。そして、この首バンド８の周囲には、上面２
と一体に、環状の蛇腹部１２を形成している。蛇
腹部１２は、サウナ浴室１の上面２を蛇腹状に形
成するか、または、蛇腹形状の樹脂シート、樹脂
コーテイング布、ゴム体などで、形成した部材
を、上面２に取り付けて一体にする。さらに、蛇
腹部１２から、サウナ浴室１の前面には、フアス
ナー１０を設けることにより、サウナ浴室１に身
体が自由に出入りできるようになしている。ま
た、フアスナー１０は、蛇腹部１２の面まで設け
てもよいが、他の実施例としては、第４図で示
す、蛇腹部１２の斜視図から、首バンド８周囲の
蛇腹部１２を切開して、両端を重ね合わせるよう
にし、開閉自在として、蛇腹部１２周囲縁から、
フアスナー１０を設けることができる。

以上本考案の簡易サウナバスは、サウナ浴室の
上面２に位置する身体の首部１１を、保持する首
バンド８周囲に蛇腹部１２が形成されているた
め、身体の首部１１は、左右前後自由に移動がで
きることから、長時間のサウナ入浴においても窮
屈な感じを与えず、入浴者は、不快感が減少する
ものである。

【図面の簡単な説明】

図面第１図は、従来の簡易サウナバスのサウナ
浴室を示す、斜視図。第２図は、本考案実施例を
示す、簡易サウナバスのサウナ浴室を示す斜視
図。第３図は、第２図、蛇腹部断面図。第４図
は、本考案他の実施例を示す、蛇腹部斜視図であ
る。 第１図〜第４図において、１……サウナ浴室、
２……上面、７……開口部、８……首バンド、１
０……フアスナー、１２……蛇腹部である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. サウナ浴室１の上面２に身体の首部を位置する
   開口部７を形成し、この開口部７の縁周囲に首バ
   ンド８を備へ、この首バンド８の周囲で、上記サ
   ウナ浴室１の上面２に環状に蛇腹部１２を形成し
   たことを特徴とする簡易サウナバス。