JPH0111209Y2 - - Google Patents

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JPH0111209Y2
JPH0111209Y2 JP1982038725U JP3872582U JPH0111209Y2 JP H0111209 Y2 JPH0111209 Y2 JP H0111209Y2 JP 1982038725 U JP1982038725 U JP 1982038725U JP 3872582 U JP3872582 U JP 3872582U JP H0111209 Y2 JPH0111209 Y2 JP H0111209Y2
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probe
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JP1982038725U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、眼軸長測定用プローブの保持装置
に関するものである。
超音波パルス反射法による眼軸長測定において
は、超音波振動子を内臓するペン形のプローブを
その軸線が眼軸と一致するようにして直接眼球の
角膜に接触させるようにしているが、その場合、
より正確な測定データを得るためには可及的に軽
い一定の圧力でプローブを眼球に接触させる必要
がある。また、操作ミス等による万一のことを考
慮して素早く、かつ、確実にプローブの保持を釈
放し得る安全対策を溝じなければならない。
したがつて、この考案の目的は、眼軸長測定用
のプローブを眼球に対してできるだけ軽い一定の
圧力で接触するように保持し得るとともに、過大
な圧力に対しては迅速にそのプローブを釈放する
ことができる安全性の高いプローブ保持装置を提
供することにある。
以下、この考案を添付図面に示された実施例を
参照しながら詳細に説明する。
まず、第1図を参照して、この保持装置にて保
持される眼軸長測定用のプローブについて概略的
に説明する。このプローブ1は、ペン形の筒状ケ
ーシング、すなわち円筒状の本体2と、この本体
2の一端に取付けられたほぼ漏斗状をなすスリー
ブ3とからなるケーシングを備えている。本体2
内には図示しない超音波振動子が内臓されてお
り、一方、スリーブ3の先端開口はシリコンゴム
等からなる弾性膜4によつて密閉され、かつ、こ
のスリーブ3内には水等の媒質が封入されてい
る。なお、この弾性膜4が眼球の角膜に直接接触
される。そして、この考案においては、本体2の
外周に、後述する釈放可能なロツク手段と協働す
る複数の環状溝5,6が形成されている。この場
合、スリーブ3寄りに形成されている第1の環状
溝5は、その後方に配置されている第2の環状溝
6よりもその溝幅および溝深さにおいて大きく形
成されている。なお、本体2の他端には、外部接
続コード7を保持するキヤツプ8が取付けられて
いる。
第2図および第3図には、上記したプローブ1
を保持するこの考案による保持装置が示されてい
る。すなわち、この保持装置は、基台11と、こ
の基台11上に摺動可能に取付けられるホルダー
12とからなる。ホルダー12は、プローブ1を
挿脱自在に保持するようにその外径よりもわずか
に大きく形成された透孔13を有し、かつ、基台
11との間に設けられた玉軸受を介してプローブ
1の軸線方向に摺動するように構成されている。
この実施例においては、ホルダー12は、基台1
1の凹部14内に配置されるスライダー15を含
み、前記玉軸受はこのスライダー15と基台11
との間に設けられている。すなわち、第4図に詳
しく例示されているように、この玉軸受は、互い
に対向する基台11の内壁とスライダー15の側
壁とにおいて透孔13の軸線と平行に形成された
左右一対の断面くの字形の案内溝16,16と、
それらの間に配置される複数、この実施例では2
つの鋼球17,17とから構成されている。この
場合、各鋼球17,17は、平板状のスペーサ1
8に穿設されている保持孔19,19内に配置さ
れ、そのスペーサ18とともに案内溝16,16
間に入れられるようになつており、また、案内溝
16,16の各溝底にはスペーサ18の両側縁を
支持するためのほぼ断面コ字状を呈する補助溝2
0,20がそれぞれ設けられている。なお、この
実施例では、スライダー15の両側壁側に玉軸受
が設けられているが、場合によつてはスライダー
15の底壁とこれと対向する基台11の内壁との
間に設けるようにしてもよい。また、案内溝16
は鋼球17と点接触し得るテーパ面にて形成され
ることが好ましい。上記基台11とスライダー1
5との間には、ホルダー12を所定方向、すなわ
ち図示しない眼球側へ向けて付勢するための引張
りコイルバネ21が設けられている。この引張り
コイルバネ21のバネ定数はプローブ1を眼球に
対してできるだけ軽い圧力にて接触させるように
定められており、例えば0.24g/mm程度で、か
つ、ホルダー12のスライド巾は15mm位であるこ
とが好ましい。また、上記ホルダー12には、プ
ローブ1を釈放可能にロツクするロツク手段23
が設けられている。
このロツク手段23は、第5図および第6図に
示されているように、ホルダー12の外壁から透
孔13に向つて開かれた雌ネジ付きの開孔24
と、この開孔24内において透孔13側に出没す
るように入れられた係止球25と、この係止球2
5を透孔13側に向つて付勢する圧縮コイルバネ
26と、その付勢力を調整し得るように開孔24
内に螺合された雄ネジ27とからなる。係止球2
5は圧縮コイルバネ26により常態においてホル
ダー12の透孔13内にその一部分が突出するよ
うに保持されており、第5図にはプローブ1の本
体2に形成されている第2の環状溝6と嵌合して
いる状態が図解されており、第6図には第1の環
状溝5と嵌合している状態が示されている。な
お、開口24の下端縁には、係止球25の抜けを
阻止するストツパ片28が設けられている。
上記した構成において、プローブ1は、第3図
想像線で示すように、ホルダー12の透孔13内
に差込まれる。その場合、プローブ1は第2の環
状溝6、6のいずれか一方に上記係止球25が嵌
合するような位置にセツトされる。これにより、
プローブ1はホルダー12とともに引張りコイル
バネ21にて第3図左方向、すなわちその先端に
設けられている弾性膜4が図示しない眼球に接触
するように付勢される。この考案においては、ホ
ルダー12のスライダー15と基台11との間
に、断面くの字状の案内溝16,16と鋼球17
とからなるきわめてすべり摩擦の小さい玉軸受が
設けられているため、プローブ1をきわめて軽い
一定の圧力で眼球に接触させることができる。そ
して、本体2に内蔵されている超音波振動子の超
音波パルスによる眼軸長の測定が行なわれるので
あるが、この測定中に、何んらかの原因により衝
撃力をうけ、眼球に対するプローブ1の相対的な
押圧力が高まつた場合には、係止球25による第
2の環状溝6のロツクが解かれ、プローブ1はホ
ルダー12の透孔13内において第3図右方向、
すなわち眼球に対する押圧力を緩和する方向に動
かされる。これに関連して、プローブ1がさらに
上記の強制力もしくは慣性力にて第3図右方向へ
移動すると、プローブ1は第2の環状溝5内に嵌
合する係止球25によりキヤツチされるため、ホ
ルダー12から脱落する虞れは殆どない。このよ
うにして、プローブ1自身も保護される。なお、
上記第1および第2の環状溝5,6に対する係止
球25の係止力は、溝5,6の形状、係止球25
の大きさ、および圧縮コイルバネ26の付勢力等
の相対的な関係を調整することにより任意に定め
ることができる。
上記した実施例の説明から明らかなように、こ
の考案によれば、プローブ1を保持するホルダー
12と基台11との間に、断面くの字形の案内溝
16,16と鋼球17とからなるきわめてすべり
摩擦の小さい玉軸受を介在させたことにより、プ
ローブ1を眼球に対して可及的に軽い圧力で接触
させることが可能となり、測定精度の向上が図れ
る。また、ホルダー12にボールキヤツチよりな
る釈放可能なロツク手段が設けられ、一方、プロ
ーブ1側にそのロツク手段と協働する大きさの異
なる複数の環状溝、すなわち、外部衝撃等により
眼球にかかる過大な圧力に応答して素早くプロー
ブ1のロツクを釈放し得る第2の環状溝6と、ホ
ルダー12内からのプローブ1の脱落を阻止し得
るように大きく形成された第1の環状溝5とが設
けられているため、きわめて安全性が高く、ま
た、プローブ1自体をも効果的に保護することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は眼軸長測定用プローブの平面図、第2
図は第1図に示されたプローブを保持する保持装
置の正面図、第3図は第2図における−線断
面図、第4図は玉軸受の分解斜視図、第5図およ
び第6図はホルダーに設けられているロツク手段
を示した断面図である。 図中、1はプローブ、2は本体、3はスリー
ブ、4は弾性膜、5は第1の環状溝、6は第2の
環状溝、11は基台、12はホルダー、13は透
孔、15はスライダー、16は案内溝、17は鋼
球、18はスペーサ、19は保持孔、20は補助
溝、21は引張りコイルバネ、23はロツク手
段、25は係止球、26は圧縮コイルバネであ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒状ケーシングに内蔵された超音波振動子を含
    む眼軸長測定用プローブを被測定眼球に対して接
    離可能に保持する保持装置であつて、基台と、前
    記プローブを挿脱自在に保持する透孔をもち、か
    つ、前記基台上において前記プローブの軸線方向
    にスライド可能に取付けられたホルダーと、該ホ
    ルダーと前記基台の各対向面に形成された少なく
    とも2対の案内溝および該案内溝の各々に配置さ
    れた複数の剛球からなる球軸受と、前記ホルダー
    を前記被測定眼球側に付勢するコイルバネとを備
    え、前記球軸受は前記剛球を保持する保持孔を有
    する平板状のスペーサを含み、前記剛球は前記ス
    ペーサとともに前記案内溝に配置されていて、前
    記ホルダーが前記球軸受を介して前記基台上にス
    ライド可能に取付けられているものにおいて、前
    記ホルダーは前記透孔内に向かつて弾性的に出没
    する係止球を含む釈放可能なロツク手段を有し、
    前記プローブには前記係止球と協働する大きさの
    異なる2つの環状溝が形成されていることを特徴
    とする眼軸長測定用プローブの保持装置。
JP3872582U 1982-03-19 1982-03-19 眼軸長測定用プロ−ブの保持装置 Granted JPS58142007U (ja)

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JP3872582U JPS58142007U (ja) 1982-03-19 1982-03-19 眼軸長測定用プロ−ブの保持装置

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Publication Number Publication Date
JPS58142007U JPS58142007U (ja) 1983-09-24
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5016595A (ja) * 1973-06-08 1975-02-21
JPS5152687A (ja) * 1974-09-05 1976-05-10 Reonaado Zutsukaaman Joeru
JPS5547523U (ja) * 1978-09-25 1980-03-28

Family Cites Families (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4836838U (ja) * 1971-08-20 1973-05-04

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