JPH01111677A

JPH01111677A - 乳剤原料の梱包方法及び収納袋

Info

Publication number: JPH01111677A
Application number: JP26556587A
Authority: JP
Inventors: Takio Yatabe; 谷田部　滝生; Akihiko Sato; 佐藤　陽彦; Hiroshi Hayashi; 寛林
Original assignee: Konica Minolta Inc
Current assignee: Konica Minolta Inc
Priority date: 1987-10-21
Filing date: 1987-10-21
Publication date: 1989-04-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は乳剤原料の梱包方法に関し、詳しくは大量搬
送を可能とする乳剤原料の梱包方法に関する。

（従−来の技術）感光材料の製造工程で乳剤原料が搬送されるが、例えば
無機塩の搬送にポリエチレン瓶又はポリエチレン容器、
ブリキ缶等に密封して梱包することが行なわれている。

ところで、例えば無機塩を特に大量搬送する場合の梱包
のための容器として、鋼製或いはステンレス鋼のドラム
が好ましく、特にステンレス鋼製ドラムは、強度が高く
、しかも金属のなかでは比較的耐腐食性に優れている。

（発明が解決しようとする問題点）このように、ドラムで梱包する場合に、無機塩を直接入
れて密閉し、運搬や保存等に用いているが、このような
使用に供した後、ドラムを洗浄して再度使用する場合、
汚れの洗浄が面倒である。

さらには、長期間の運搬や保存等の使用では、金属劣化
が原因で、コンタミによる写真製品の性能への影響が考
えられる。

このため、無機塩を入れる容器としてポリエチレン製の
ものがあり、このものは樹脂製のため金属に比較して耐
腐食性が良好であり、無機塩による劣化も少なく、比較
的少量の無機塩を入れる容器として好ましいが、大量の
無機塩を運搬するには適していない、そこで、ドラムの
内側に樹脂をコーティングすれば、劣化によるコンタミ
の発生を防止できるが、この場合コーティングが面倒で
あり、しかも容器の汚れによる洗浄は回避できず、コス
トの削減にはならない。

この発明はこのような実状に鑑みてなされたもので、乳
剤原料の大量の搬送が可能で、低コストな乳剤原料の梱
包方法を提供することを目的としている。

（問題点を解決するための手段）この発明は前記問題点を解決するために、第１発明は、
乳剤原料を収納袋に封入し、この乳剤原料が封入された
収納袋をドラムに収納することを特徴としている。また
第２発明はこの梱包方法に用いられる収納袋で、乳剤原
料が充填される収納部と、ドラムに収納する際に持ち上
げられるハンドル部と、収納部に形成されたテーバを有
する底部とからなることを特徴としている。

（作用）この発明では、乳剤原料を収納袋に封入し、この乳剤原
料が封入された収納袋をドラムに収納するので、乳剤原
料が直接ドラムと接触することがない、このため、ドラ
ムの内部が乳剤原料から保護されて表面の汚れを防止す
ると共に、ドラムの劣化によるコンタミの混入で写真製
品の性能に影響を及ぼすことがない。

そして、使用後は、ドラムから収納袋を取出して捨てる
ことが可能で、ドラムはそのままで次の梱包に用いられ
、特別に乳剤原料の汚れを洗浄する必要がなくなる。

（実施例）次に、添付図面と共にこの発明の実施例を詳細に説明す
る。

第１図は収納袋の側面図である。収納袋１は乳剤原料と
して、例えば無機塩が収納される収納部２と、無機塩を
入れたときにこの収納袋１を持ち上げるためのハンドル
部３とを有している。この□　収納袋１は、例えばブラ
ックポリエチレン製のシート状の長尺フィルムを所定の
長さに切断して、長手方向に折重ねて、長手方向の両側
１ｉ２ａを熱圧着して袋状に形成し、中央部は入口部２
ｂを残して同様な熱圧着による閉塞部２ｃ。

２Ｃが形成されている。底の部分に相当する折返部２ｄ
の両側近傍は斜めに熱圧着して、外側の三角形部分２ｅ
を切除することでテーバ２ｆが形成さ４、また、ハンド
ル部３はＵ字形部分３ａが切除されて両側に帯部３ｂが
形成されている。

この収納袋１に入口部２ｂから収納部２に無機塩が充填
され、その後に入口部２ｂを熱圧着して密封する。そし
て、第２図に示すように、ハンドル部３の両側の帯部３
ｂ同士を本結びで接続して、この部分にクレーン等のワ
イヤ４を引掛けて吊上げ、′Ｍ３図に示す上部の開放し
たステンレスｗｉ製のドラム５に収納される。このとき
、収納袋１の底の部分に相当する折返部２ｄの両側近傍
にテーバ２ｆが形成されているので、無機塩を封入した
収納袋１をドラム５内に収納する際に、収納袋１の底の
部分がドラム５の開口部に引かかることがなく、収納袋
１をドラム５内に円滑に収納できる。無機塩はこのよう
にしてドラム５に収納され、蓋５ａをして運搬や保存さ
れる。

そして、無機塩を使用する際には、ドラム５のＭ５ａを
開き、収納袋１から無機塩を取出す、このようにして無
機塩を使用し終えたら、収納袋１は廃棄され、ドラム５
を再度使用する場合には新たな収納袋を用意する。

このように、無機塩を収納袋１に封入してドラム５に収
納するので、無機塩が直接ドラム５に接触することがな
い、このため、ドラム５の内部に無機塩が付着すること
がなく、無機塩から保護されて表面の汚れを防止で幹る
と共に、ドラムの劣化によるコンタミの混入で、写真製
品の性能に影響を及ぼすことがない。

また、ドラム５の内部は収納袋１で保護されるので使用
後の洗浄の必要がなく、このため洗浄設備が不要になり
、コストが削減される。

第４図は収納袋のハンドル部の他の形状を示す図であり
、収納袋６のハンドル部７には一対の円形孔７ａが形成
されており、この部分にクレーン等のフック８を引掛け
て吊上げて、ドラムに前記と同様に収納する。

第５図は収納袋のハンドル部のさらに他の形状を示す図
である。収納袋９は無機塩を収納した後に、ハンドル部
１０を上方で折返し、その先端の入口部２ｃをシールし
て閉塞すると共に、輪形を形成し、この中にバイブ１１
を挿通させて、このパイプ１１にクレーン等のワイヤ１
２を引掛けるようにしている。

なお、収納袋が作成されるシート状のフィルムはポリエ
チレン、ナイロン、その他の複合フィルムでもよい。

（発明の効果）以上説明したように、この発明の乳剤原料の梱包方法は
、乳剤原料を収納袋に封入し、この乳剤原料が封入され
た収納袋をドラムに収納して梱包するので、使用後の例
えばステンレス製のドラムの洗浄が不要となってコスト
の削減ができる。しかも、金属等のコンタミによる写真
製品の性能への影響が回避される。

また、この発明に用いられる収納袋は、乳剤原料が充填
される収納部と、ドラムに収納する際に持ち上げられる
ハンドル部と、収納部に形成されたテーパを有する底部
とからなるから、ハンドル部で簡単かつ確実に吊り上げ
ることが可能となり、しかも底部のテーバで、乳剤原料
の充填による広がりを抑えることができ、ドラムへの収
納が円滑である。

【図面の簡単な説明】

第１図は収納袋の側面図、第２図は無機塩を封入した収
納袋の側面図、第３図はドラムの斜視図、第４図は収納
袋のハンドル部の他の実施例を示す側面図、第５図は収
納袋のハンドル部のさらに他の実施例を示す側面図であ
る。図中符号１．６．９は収納袋、５はドラムを示す。 ±　　　　　　（Ｏ第１８第３図Ｑ　　　　　　　へ。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）乳剤原料を樹脂で形成された収納袋に充填し、こ
の乳剤原料が封入された収納袋をドラムに収納する乳剤
原料の梱包方法。
（２）乳剤原料を収納袋に充填して入口部をシールし、
この収納袋に形成されたハンドル部を介して持ち上げ、
乳剤原料が封入された収納袋をドラムに収納する特許請
求の範囲第１項記載の乳剤原料の梱包方法。
（３）乳剤原料が充填される収納部と、ドラムに収納す
る際に持ち上げられるハンドル部と、収納部に形成され
たテーパを有する底部とからなる収納袋。