JPH01109016A - 金属薄板切断装置 - Google Patents

金属薄板切断装置

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JPH01109016A
JPH01109016A JP26333387A JP26333387A JPH01109016A JP H01109016 A JPH01109016 A JP H01109016A JP 26333387 A JP26333387 A JP 26333387A JP 26333387 A JP26333387 A JP 26333387A JP H01109016 A JPH01109016 A JP H01109016A
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JP
Japan
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holder
shaft
shafts
circular
cutting
Prior art date
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JP26333387A
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English (en)
Inventor
Kiyonori Nagai
長井 清典
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Sky Aluminium Co Ltd
Original Assignee
Sky Aluminium Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、スリッタあるいはサイドトリマ等の金属薄
板を切断する装置に関し、特に切断面が剪断面によって
形成されるとともに高い切断寸法精度の得られる装置に
関するものである。
従来の技術 従来のこの種の金属薄板切断装置としては、例えば第8
図および第9図に示すサイドトリマがあり、このサイド
トリマは、装置中心線OLを含みかつ金属薄板の通過面
に垂直な面を対称面として左右対称に配設された一対の
カッターヘッド1(一方は省略)を備えるとともに、前
記一対のカッターヘッド1をそれぞれテーブル2上を互
いに接近II隔する方向に直線的に移動して両力ツタ−
ヘッド1の間隔を変更して金属薄板を所定幅の帯状にサ
イドトリミングするもので、前記各カッターヘッド1に
は2本のホルダ軸3,4が、上下2段にそれぞれ水平に
配設されている。そして、両力ツタ−ヘッド1の互いに
対向する側面には、円板状の上刃5と下刃6とが前記各
ホルダ軸3,4の端部に着脱可能に固定されており、ホ
ルダ軸3゜4が回転駆動されることにより回転する前記
上下両刃5.6間に金a薄板の側縁部を通過させて切断
することによりサイドトリミングを行なうようになって
いる。
また、前記両ホルダ13.4に固定されている上下両刃
5,6は、各ホルダ軸3.4のそれぞれの同側一端に形
成されたホルダ部3a、4aの外周にそれぞれ嵌装され
るとともに、各ホルダ軸3゜4の端部から螺合したナツ
ト式締結具7,8により、前記各ホルダ部2a、4aに
垂直に形成されたホルダ基準面3b、4bと前記各ナツ
ト式締結具7,8との間に挾持されて固定されている。
さらに、前記2本のホルダ軸3,4のうちの上刃5.を
取付けた一方のホルダ軸3は、前記カッターヘッド1の
上部側に、上下方向に1習動可能に取付けられた上チョ
ック9に回動可能に保持され、また下刃6が取付けられ
た他方のホルダ軸4は、前記カッターヘッド1の下部に
、上下方向に摺動可能に取付けられた下チョック10に
回動可能に保持されている。そして、前記上チョック9
は、その上部にラップ調整ボルト11が垂直かつ回動自
在に連結されるとともに、このラップ調整ボルト11の
上端には、例えばウオームホイール(図示せず)が取付
けられており、このつt−ムホイールに噛合しているウ
オーム軸12を回動することにより、前記上チョック9
が昇降駆動されて、前記ホルダ@3に取付けら°れた上
刃5とホルダ軸4に取付けられた下刃6とのラップ口を
調整できるようになっている。
したがって、サイドトリミングを行なう金a薄板の板厚
に合わせて上刃5と下刃6とのラップ量を調整する場合
には、両力ツタ−ヘッド1(一方は図示せず)の上部間
に架設された回動軸13をハンドル13aにより回動す
ることによって両力ツタ−ヘッド1のラップ量調整が同
時に行なわれるもので、回動軸13の回転がチェーン1
4を介して前記ウオーム軸12に伝達されると、このウ
オーム軸12により駆動されるウオームホイールを介し
てラップ調整ボルト11が回転駆動されて、上チョック
9を昇降させるとともに、前記下チョック10の下部に
配設した高さ調整用のウェッジ15を、水平に配設され
たウェッジ駆動ねじ16をハンドル16aにより回動し
て前記ウェッジ15を金属薄板の流通方向と直交する方
向(第5図において左右方向)に前進後退駆動させるこ
とによってこの下チョック10を昇降させて、例えば上
刃5の下方への調整量と下刃6の上方への調整量とが均
等となるようにして、金a薄板の通過面が上下両刃5,
6のラップ量の1/2の距離(パスラインPLの高さ)
となるように、すなわち、上下両刃5,6の直径が等し
い場合には前記両ホルダ軸3,4がパスラインPLから
等距離となり、金属薄板の通過面とパスラインPLとが
一致するように高さを調節していた。
また、このサイドトリマの駆動系は、前記両ホルダ軸3
,4のうちの下方に配設された一方のホルダ@4は、該
ホルダ軸4上と同じ高さに平行に配設されたドライブシ
ャフト17の回転を、該ドライブシャフト17に軸着す
るとともに前記ホルダ軸4の下チョック10内のほぼ中
央にIFIh着したトリアンギヤ18に噛合させたドラ
イブギヤ19により直接伝達によってギヤ駆動し、また
上方に配設された他方のホルダ軸3は、前記ドライブシ
ャフト17の回転を、ドライブギヤ19に噛合するとと
もにホルダ軸3上の上チョック9内のほぼ中央に軸着し
たドリブンギヤ20に噛合したインターギヤ19aを介
して伝達されて前記一方のホルダ軸4と等速にギヤ駆動
されるようになっている。
発明が解決しようとする問題点 金属薄板の切断において比較的高精度の切断寸法精度が
得られる切断装置として、前述したサイドトリマ等の2
枚の円形刃を備えた装置が従来より使用されているが、
従来のこの種の金属薄板の切断装置においては、切断す
る金属薄板の板厚に応じて2枚の円形刃を所定のギャッ
プを持たせた状態でセットして切断を行なっていた。し
たがって、切断された金属薄板の切断面は、例えば板厚
の50%に剪断面が形成されるとともに、板厚の残りの
50%に破断面が形成されていた。そのため、このよう
な条件での切断作業に適するように設削された従来の装
置においては、精度が良い場合であっても誤差2/10
0〜5/100all11程度の切断寸法精度であった
一方、金属薄板材の用途の拡大に伴って誤差2/100
0〜3/1000m以内の切断寸法精度での切断の必要
性が生じ、近年になってユーザー側からもこのような高
精度に切断された金属薄板材の供給に対する要望が高ま
ってきた。
しかし、このように誤差2/1000〜3/1000a
以内という高精度の切断を達成するためには、従来の装
置による切断のように、°切断面の一部に破断面が形成
される場合には不可能であり、したがって切断面として
板厚のほぼ100%に剪断面が形成されて破断面がほと
んど形成されないように切断する必要があり、そのため
には、回転する2枚の円形刃のギャップ量を限り無<O
rmに近付けることが必要最小条件であった。
ところが、従来の金属薄板切断機、例えば前記したサイ
ドトリマ等においては、円板状の上下両刃5.6をホル
ダ軸3,4にそれぞれ固定するにあたり、各ホルダ軸3
.4のホルダ部3a、4aに形成された垂直なホルダ基
準面3b、4bに、上刃5および下刃のそれぞれの一側
を当接させてホルダ軸に対する上下多刃5,6の垂直度
を得る方法を採っているが、上下多刃5,6をそれぞれ
固定する手段として、前述のように各ホルダ軸3゜4の
端部に形成した雄ねじにナツト式締結具7゜8を螺着し
、このナツト式締結具7,8により上下多刃5,6のそ
れぞれの一側面をホルダ基準面3b、4bに圧接させて
固定するようにしているため、ホルダ軸3.4側に形成
された雄りじのリード角およびバックラッシュ量とによ
りナツト式締結具7,8が傾斜した姿勢で上下多刃5,
6を押圧することとなり、上下多刃5,6は側面の一部
がホルダ基準面3b、4bに当接して傾斜した状態で締
結される結果、各ホルダ軸3.4に対する上下多刃5,
6の垂直度が得られなかった。
したがって、各ホルダ軸3,4に対して上下多刃5,6
が若干傾斜して締結されていることから、回転させた際
に上下多刃5,6に撮れが生じ′るため適量のギャップ
を持たせないと上下多刃5,6が互いに干渉して破損す
るかまたは回転不能となる虞れがあるため、ギャップ量
をOMに設定することは不可能であった。
また、各ホルダ軸3,4に対して上下多刃5゜6が若干
傾斜して締結されている場合には、上下多刃5,6が回
転する際に搬れを生じるため、この撮れが切断寸法の誤
差を生じさせる原因ともなっていた。
ざらに、前記したサイドトリマ等の従来の金属薄板切断
装置においては、ラップ量の調整を行なうために各ホル
ダ軸3.4を回動可能に支持させた上下チョック9,1
0がハウジングに対して上下方向に摺動可能に配設され
ており、このラップ量の調整時の摺動を可能とするため
に上下各チョック9.10とハウジングとの間にクリア
ランスが設けられていることから、運転時に各ホルダ軸
3.4に掛る負荷により上下各チョック9.10がガタ
ついて、両ホルダ軸3,4の同一平面内における平行度
および垂直方向の並びに狂いが生じる結果、上下両刃5
.6の干渉を避けるためにも適量のギャップをもたせる
必要があった。
またざらに、前記サイドトリマ等の従来の金属薄板切断
装置においては、前記両ホルダ軸3.4を回転駆動する
ために、各ホルダ軸3.4にそれぞれドリブンギヤ18
.20を設けるとともに同一ハウジング内にドライブギ
ヤ19を設けたドライブシャフト17を配設して、この
ドライブシャフトの回転を間接的あるいは直接前記両ド
リブンギヤ18.20に伝達してギヤ駆動しているため
、運転時に回転するドライブギヤ19およびインターギ
ヤ19aからドリブンギヤ18.20に加わる負荷によ
り各ホルダ軸3.4がタワミを生じ、その結果、回転軸
に対する上下多刃5,6の垂直度が変化することからも
上下両刃5,6の干渉を避けるために適量のギャップを
もたせる必要があった。
この発明は上記問題点に鑑みなされたもので、各円形刃
の垂直度を確保することにより同円形刃間のギャップ量
を限り無り07IIl11近付けて、切断面のほぼ10
0%に剪断面が形成される金属薄板の高精度切断を可能
とした金属薄板切断装置の提供を目的としている。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するための手段としてこの発明は、円
形刃が取付けられるとともにそれぞれの軸心が同一面内
で互いに平行するように回転可能に慴受けされて配設さ
れた2本のホルダ軸と、この両ホルダ軸を回転駆動する
駆動手段とを備えた金属薄板切断装置において、前記両
ホルダ軸は、それぞれの同側一端側に各ホルダ軸の軸心
に垂直なホルダ基準面を備え、前記円形刃を回転中心が
一致するようにホルダ軸に挿着してこの円形刃の一側面
を前記ホルダ基準面に衝合させるとともに、同一円周上
に配列された複数の押圧手段を備えた締結具をホルダ軸
の端部に固定してこの締結具の前記複数の押圧手段によ
って前記円形刃の他側面の周縁部を複数個所においてそ
れぞれ押圧し、円形刃の前記一側面をホルダ基準面に密
接させて押圧固定したことを特徴としている。
作   用 上記のように構成することにより、各ホルダ軸に配設さ
れた各円形刃はそれぞれの周縁部を、ホルダ軸の端部に
固定された締結具の同一円周上に配列された複数の押圧
手段により押圧され、この各円形刃は、ホルダ軸に垂直
に形成されたホルダ基準面にそれぞれの一側面を全面に
亘って密接させた状態で押圧固定されることにより各ホ
ルダ軸に対してそれぞれ垂直に取付けられる。したがっ
て、回転時に各円形刃が撮れを生じることなくそれぞれ
垂直状態を維持して回転し、同円形刃間のギヤツブ通を
極小に設定した場合にも、同円形刃が互いに干渉するこ
となく回転して金属薄板の切断を行なう。
実施例 以下、この発明の金属薄板切断装置の実施例を第1図な
いし第7図に基づき説明する。
第1図ないし第5図は本発明の金属薄板切断装置をサイ
ドトリマに適用した第1実施例を示すもので、このサイ
ドトリマは、装置中心線CLを通るとともに金属薄板が
通過するパスラインPLに垂直な面を対称面として左右
対称に配設された一対のカッターヘッド21(一方は省
略)を有している。この各カッターヘッド21は、それ
ぞれ水平に配設された上ホルダ軸22と下ホルダ軸23
とを備えており、この上下両ホルダ軸22.23には、
駆動ユニット24のモータ24aの回転を減速1124
t)を介して減速伝達された回転駆動力を分配するカム
ワルツ25の2本の出力軸25a。
25t)が、両端に等速ジョインを備えた伝動軸26.
27を介して接続されている。このように、カッターヘ
ッド21に回動可能に配設された上下両ホルダ@22.
23を回転駆動するにあたり、カムワルツ25を駆動ユ
ニット24との間に介設して回転を予め2本の出力軸2
5a、25bに等速分配した後、ラップ調整に伴う回転
軸の移動を許容するための等速ジヨイントを介設して回
転軸のズレを吸収させて、上下各ホルダ軸22.23を
伝動軸26.27を介して別個に回転駆動することによ
り、従来例のサイドトリマ等のこの種の装置の場合のよ
うに、一方のホルダ軸の回転を、ギヤにより他方のホル
ダ軸に伝達する方式の場合のように、ホルダ軸に曲げモ
ーメントが掛ってタワミが発生するのを防止している。
また、前記各カッタヘッド21とカムワルツ25とは、
テーブル28のレール(図示せず)上を金属薄板の移送
方向と直交する方向に移動可能に設けられた台車29上
に共に設置されるとともに、この台車29は、該台車2
9の下面に設けられた送りナツト29a、29bを前記
テーブル28の上面側に水平に配設され、装置中心線O
Lに対して左右対称に右ねじと左ねじとを形成しただ送
りねじ!I!130の一方(第3図においては左ねじ)
に螺合させて配設されている。したがって、前記送りね
じ’Fll130を正逆回転させることにより、前記台
車29が装置中心線CLに接近あるいは離隔する方向に
駆動され、一対のカッターヘッド21が互いに接近ある
いは離隔して、金属薄板のサイドトリミング幅を調整で
きるようになっている。
一方、前記カッターヘッド21の上ホルダ軸22と下ホ
ルダ軸23とは、中空孔31a、32aのそれぞれの中
心軸CL1.OL2を一定量偏心させて同一の内径に形
成した同一の外径を有する円筒状の主偏心中空軸31お
よび不偏心中空軸32の前記各中空孔31a、32aに
挿通されるとともに、ラジアル荷重およびスラスト荷重
を複数のベアリング33を介して前記中空孔31a、3
2aの各内周面に支持されて回動可能に軸受けされてい
る。
ざらに、前記上ホルダ軸22を回動可能に挿通した主偏
心中空軸31と、下ホルダ軸23を回動可能に挿通した
不偏心中空軸32とは、それぞれ金属薄板の移送方向に
直交するとともにそれぞれの中心軸CL1.OL2が互
いに平行し、かつ上下両偏心中空軸31.32がパスラ
インPLに対して対称となる姿勢、すなわち第4図に示
すように両偏心中空軸31.32のそれぞれの半径方向
の断面形状がパスラインPLを対称軸として上下対称と
なるように前記カッターヘッド21のハウジング34に
取付けられ、さらに、両偏心中空軸31.32は、前記
ハウジング34に対してスラスト荷重をボールベアリン
グ35により、またラジアル荷重をニードルベアリング
36によりそれぞれ支持されて回動可能に軸受けされて
いる。このように、上下両偏心中空軸31.32をハウ
ジング34に対して回動可能に配設する際に、各偏心中
空軸31.32のそれぞれのラジアル荷重とスラスト荷
重とを別々に支持するようにして、このラジアル荷重は
ラジアル方向の遊びの少ないニードルベアリング36に
より支持するようにして軸受けすることにより、上下両
偏心中空軸31゜32と、この上下両偏心中空軸31.
32をそれぞれ回転可能に支持するハウジング34との
間の遊びを極力少なく抑えることができるため、上下各
ホルダ軸22.23を軸受けしているこれら上下両偏心
中空@31.32のガタつきを防止することができる。
そして、前記上下両ホルダ軸22.23の各偏心中空軸
3i、32から装置中心線CL側にそれぞれ延出した部
分には、前記各偏心中空軸31゜32に挿通された部分
より大径のホルダ部22a。
23aが形成されており、一方の上ホルダ軸22のホル
ダ部22aの外周に円環状の上丸刃37が、その一側面
を前記ホルダ部22aの外周に嵌装されるとともに該ホ
ルダ部22aの主偏心中空軸31側に垂直に形成された
鍔部のホルダ基準面22bに当接している。また他方の
下ホルダ軸23のホルダ部23aの外周には円環状の上
丸刃38が嵌装され、その−側を該ホルダ部23aの上
偏心中空@31側に垂直に形成された鍔部のホルダ基準
面23bに、前記上丸刃37の厚みと等しい厚みの環状
のスペーサ38aを介して当接して、上下両丸刃37,
38間のギャップ量がほぼO#どなるように配設される
とともに、上下各ホルダ軸22.23の端部側(第1図
において左端側)取付けられた締結具39.39により
それぞれ固定リング37a、38bを介装して締結され
て固定されている。
この締結具39は、第3図に示すように円筒状のベース
39aの内周に形成した雌ねじ39bを、上下各ホルダ
部23aの端部外周に螺着され、その一側面(第6図に
おいて右側面)には、複数の円孔39cが同一円周上に
等間隔で穿設されるとともに、各円孔39c内には押圧
部材であるプランジャ40が、その基端側を液密かつ1
習動可能にそれぞれ嵌挿されて、各プランジャ40の基
端面と前記各円孔39cの底面間に液圧至39dがそれ
ぞれ形成されており、これら複数の液圧室39dは連通
孔39eにより互いに連通されとともに、各液圧室39
dには液圧発生部(図示せず)からの液圧が前記連通孔
39eを介して供給されるようになっており、また各液
圧室39dに供給される液圧は、前記ベース39aの外
周面に頭部を配設した液圧調整ボルト39fを回動して
出入させることにより容易に圧力調整でき、液圧発生部
で発生しだ液圧はそれぞれの液圧室39dに均等な圧力
で供給されるようになっている。
したがって前記各ホルダ部22a、23aの端部にそれ
ぞれ締結具39.39を螺着し、各締結具39.39の
液圧調整ボルト39fを回動して昇圧すると、締結具3
9の各プランジャ40が均等な圧力により押し出されて
各固定リング37a。
38bの周縁部を複数個所において押圧し、この固定リ
ング37a、38bを介して各丸刃37゜38の一側を
、上下各ホルダ軸22.23の垂直なホルダ基準面22
b、23bに密接させてそれぞれ垂直に取付けられる。
また前記上下両丸刃37,3Bの各ホルダ軸22.23
の装置中心線OL側の端部には、切断する際に金属薄板
を上下方向から弾性的に挾持することにより金属薄板の
スリップを防止して、この金属薄板を切断速度に合わせ
て移送する送りロール41.42が環装されている。
さらにまた、前記両幅心中空軸31.32の装置中心線
OLから遠い側の端部外周には、互いに噛合する同径で
同歯数の環状ギヤ43.44が、各偏心中空軸31.3
2とそれぞれ一体に回動するように固設されており、こ
の両環状ギヤ43゜44のうち下方に位置する環状ギヤ
44には、ハウジング34の下部に前記両ホルダ軸22
.23と平行に設けられたラップ調整用のハンドル軸4
5に軸着された駆動ギヤ46に噛合しており、前記ラッ
プ調整用のハンドル軸45を回動すると環状ギヤ44.
43によって前記両幅心中空輸31゜32が回転駆動さ
れることにより、上下両丸刃のラップ量の調整が行なわ
れるようになっている。
したがって、サイドトリミングを行なう金属薄板の板厚
に合せて前記上丸刃37と上丸刃38とのラップ量を調
整する場合には、例えば各カッターヘッド21の下部に
設けられたラップ調整用のハンドル軸45を右回転に回
動すると、このハンドル軸45の駆動ギヤ46が環状ギ
ヤ44を介して上幅心中空軸32を左回転に回転駆動す
るとともに、環状ギヤ44に噛合するもう一方の環状ギ
ヤ43を介して上幅心中空軸31が、前記不偏心中空軸
44の回転量と等しい回転mだけ逆方向でめる右回転に
回転駆動される。このように、上幅心中空軸31と不偏
心中空軸32とが、左右逆方向に回転駆動されると、両
幅心中空軸31.32にそれぞれ偏心された状態で軸受
は支持された上ホルダ@22と下ホルダ軸23とは、回
転に伴ってそれぞれの中心軸が互いに接近する方向ある
いは互いに離隔する方向に移動する。したがって、両ホ
ルダ軸22.23が互いに接近すると、上ホルダ軸22
に垂直に固設された上丸刃37と下ホルダ軸23に垂直
に固設された上丸刃38とが、パスラインPLを基準に
互いにラップ量を増す方向(第1図において上丸刃37
が下方、上丸刃38が上方)へそれぞれ同時に移動し、
また逆に両ホルダ軸22.23が互いに離隔すると、前
記上丸刃37と上丸刃38とが、パスラインPLを基準
に互いにラップ量を減する方向(第1図において上丸刃
37が上方、上丸刃3Bが下方)へそれぞれ同時に移動
してパスラインPLが一定した状態でラップ量が調整さ
れる。そして、上記の手順により金属薄板の板厚に合わ
せてラップ量を調整した後、図示してないが前記ラップ
調整用のハンドル軸45の駆動ギヤ46もしくは両幅心
中空輸31.32の環状ギヤ43.44のいずれかに設
けられたロック機構により各ギヤ43.44.46の回
転を規制して、調整後のラップ量が維持されるようにロ
ックされた状態でサイドトリミング作業が行なわれる。
なお、前記第1実施例においては、上下両ホルダ軸22
.23に上下各丸刃37.3Bを締結具39.39を用
いて垂直に締結固定するとともに、上下各ホルダ軸22
.23を軸受けする偏心中空軸31.32を、それぞれ
ハウジング34に対してラジアル方向の遊びの小ざいニ
ードルベアリング36を介して回動可能に配設すること
により上下両ホルダ軸22.23のガタつきを無くし、
さらに、カッターヘッド21と別体にカムワルツ25を
設けて駆動ユニット24からの回転力を−Hカムワルツ
25において2本の出力軸25a、25bに等速分配し
た後、前記各出力軸25a、25bにより上下台ホルダ
軸22.23を回転駆動するようにして、ドライブシャ
フトの回転をギヤを介して上下台ホルダ軸22.23に
直接伝達する従来の駆動方式の場合に発生する上下台ホ
ルダ軸のタワミを防止したので、運転時においても上下
台ホルダ軸22.23にそれぞれ垂直に取付けられた上
下台丸刃37.38の相対的位置関係が運転時おいても
変化せずにそれぞれ垂直状態をより高精度に維持するた
め、この上下両刃37.38間のギャップ量をほぼOr
tmとした場合にも、この上下両丸刃37,38の互い
の干渉を防止することができる。
また第6図および第7図は、前記第1実施例で使用しだ
液圧式の締結具39の代りにそれぞれ別の押圧手段の締
結具を使用したこの発明の第2実施例および第3実施例
を示すもので、前記第1実施例と同一の溝成部分には同
一の符号を付してその醗明を省略する。なお第2実施例
あるいは第3実施例においては上下両丸刃37,38が
上下共に同一の締結具により締結されているため一方の
上丸刃37の締結についてのみをそれぞれ図示して説明
する。
第6図はスプリング式の締結具を使用したこの発明の第
2実施例の要部を示すもので、上丸刃37を固定する締
結具49は、上ホルダ部23aの端部外周に螺着された
、円筒状のベース49aの一側面(第6図において右側
面)に同一円周上に等間隔で穿設した複数の円孔49C
を有し、この各円孔49C内には押圧部材である複数の
プランジャ50が、その基端側を摺動可能にそれぞれ嵌
挿されて、各プランジャ5゛Oは、それぞれの基端面と
前記各円孔490の底面間にそれぞれ縮設された強力な
コイルスプリング49dの弾発力により外方(第6図に
おいて右方向)へ常時付勢されている。そして、締結具
49を上ホルダ部22aの端部に螺装すると、この締結
具49の複数のプランジャ50がそれぞれ固定リング3
7aの周縁部を複数個所において同時に押圧し、この固
定リング37aを介して押圧される上丸刃37は、その
一側面(第6図において右側面)を前記ホルダ部22a
のホルダ基準面22bに密接させた状態で垂直に固定さ
れる。
したがって、上記のように構成される締結具49を使用
して上丸刃37および上丸刃38をホルダ部22a、2
3aに締結固定すれば、前記第1実施例の場合とほぼ同
様の作用効果を得ることができる。
ざらに第7図は、ねじ式の締結具を使用したこの発明の
第3実施例を示すもので、上丸刃37を固定する締結具
59は、上ホルダ部23aの端部外周に螺着された、円
筒状のベース59aの周縁部に同一円周上に等間隔で穿
設した複数のねじ孔59Gを有し、この各円孔59Gに
は押圧ボルト60がそれぞれ貫通状態に螺挿されている
。そして、締結具59を上ホルダ部22aの端部に螺装
した後、前記各押圧ボルト60をトルクレンチ等により
所定のトルクで回動することにより、この締結具59の
複数の各押圧ボルト60がそれぞれ固定リング37aの
周縁部を複数個所において均一な力で押圧し、この固定
リング37aを介して押圧される上丸刃37は、その一
側面(第7図において右側面)を前記ホルダ部22aの
ホルダ基準面22bに密接させた状態で垂直に固定され
る。
したがって、上記のように構成される締結具59を使用
して上丸刃37および上丸刃38をホルダ部22a、 
23aに締結固定すれば、前記両実施例の場合とほぼ同
様の作用効果を得ることができる。
なお、前記各実施例は4ノ′イドトリマの場合について
説明したが、スリッタ等の他の金属薄板切断装置にも好
適に実施することができる。
発明の効果 以上説明したようにこの発明の金属薄板切断装置は、各
ホルダ軸の軸心に垂直なホルダ基準面に、円形刃の一側
面を百合させるとともに、同一円周上に配列された複数
の押圧手段を備えた締結具をホルダ軸の端部に固定して
この締結具の前記複数の押圧手段によって前記円形刃の
他側面の周縁部を複数個所においてそれぞれ押圧し、円
形刃の前記一側面をホルダ基準面に密接させて押圧固定
したので、各ホルダ軸に対して両円形刃をそれぞれ垂直
に取付けでき、運転時における両円形刃の撮れによる互
いの干渉が防止され、同円形刃間のギャップ量を限り無
<Oytmに近付けた状態での切断が可能となり、切断
面の100%に剪断面が形成される高精度切断が可能と
なる。また、回転時に両円形刃に娠れが発生しないこと
から高精度の切断1法精度が得られる等の効果を有する
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図はこの発明の第1実施例を示すもの
で、第1図はサイドトリマのカッターヘッドを示す断面
正面図、第2図は第1図の要部拡大図、第3図は締結具
の斜視図、第4図は第1図のIV −IV線断面側面図
、第5図はサイドトリマの構成を示す一部省略正面図、
第6図は本発明の第2実施例の要部を示す断面正面図、
第7図は本発明の第°3実施例の要部を示す断面正面図
、第8図および第9図は従来例を示すもので、第8図は
従来のサイドトリマの断面正面図、第9図は第8図のI
X −IX線断面図である。 21・・・カッターヘッド、 22.23・・・ホルダ
軸、 22a、23a・・・ホルダ部、 22b。 23b・・・ホルダ基準面、 24・・・―動ユニット
、25・・・カムワルツ、 26.27・・・伝動軸、
31.32・・・偏心中空軸、 31a、32a・・・
中空孔、 34・・・ハウジング、 36・・・ニード
ルベアリング、 37・・・上丸刃、 38・・・上丸
刃、37a、38b−・・固定リング、 39.49,
59・・・締結具、 39a、49a、59a・・・円
筒状のベース、 39b・・・雌ねじ、 390,49
0・・・円孔、 39d・・・液圧至、 49d・・・
コイルスプリング、 59G・・・ねじ孔、 40.5
0・・・プランジャ、 60・・・押圧ボルト、 PL
・・・パスライン、 CL・・・装置中心線、 CLl
、CL2・・・中空孔の中心軸。 出願人  スカイアルミニウム株式会社代理人  弁理
士  豊 1)武 久 (ほか1名) 第1am 第2図 第3図 第6図 第7図 第8図 第9図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)円形刃が取付けられるとともにそれぞれの軸心が
    同一面内で互いに平行するように回転可能に軸受けされ
    て配設された2本のホルダ軸と、この両ホルダ軸を回転
    駆動する駆動手段とを備えた金属薄板切断装置において
    、前記両ホルダ軸は、それぞれの同側一端側に各ホルダ
    軸の軸心に垂直なホルダ基準面を備え、前記円形刃を回
    転中心が一致するようにホルダ軸に挿着してこの円形刃
    の一側面を前記ホルダ基準面に衝合させるとともに、同
    一円周上に配列された複数の押圧手段を備えた締結具を
    ホルダ軸の端部に固定してこの締結具の前記複数の押圧
    手段によって前記円形刃の他側面の周縁部を複数個所に
    おいてそれぞれ押圧し、円形刃の前記一側面をホルダ基
    準面に密接させて押圧固定したことを特徴とする金属薄
    板切断装置。
  2. (2)前記各ホルダ軸が、中空孔を偏心させて形成した
    円筒形の偏心中空軸の前記中空孔に回転可能に挿通して
    軸受けされていることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の金属薄板切断装置。
  3. (3)前記駆動手段は、駆動ユニットの入力軸の回転を
    2本の出力軸に予め等速分配した後、前記2本の出力軸
    の回転を前記各ホルダ軸とそれぞれほぼ同一軸線上に配
    設された伝動軸を介して各ホルダ軸を個々に回転駆動す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項
    記載の金属薄板切断装置。
JP26333387A 1987-10-16 1987-10-19 金属薄板切断装置 Pending JPH01109016A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26333387A JPH01109016A (ja) 1987-10-19 1987-10-19 金属薄板切断装置
US07/258,562 US4922778A (en) 1987-10-16 1988-10-17 Apparatus for cutting metal sheet

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JP26333387A Pending JPH01109016A (ja) 1987-10-16 1987-10-19 金属薄板切断装置

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JP (1) JPH01109016A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100865313B1 (ko) * 2002-09-19 2008-10-27 주식회사 포스코 냉연강판 초극박재 롤러쉬어 자동 컷팅장치
US7827891B1 (en) * 1998-07-24 2010-11-09 Sms Siemag Aktiengesellschaft Device for cutting a work piece in a transport line

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7827891B1 (en) * 1998-07-24 2010-11-09 Sms Siemag Aktiengesellschaft Device for cutting a work piece in a transport line
KR100865313B1 (ko) * 2002-09-19 2008-10-27 주식회사 포스코 냉연강판 초극박재 롤러쉬어 자동 컷팅장치

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